JPH0720242Y2 - 鉄骨架構における柱・梁接合部構造 - Google Patents

鉄骨架構における柱・梁接合部構造

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JPH0720242Y2
JPH0720242Y2 JP40047190U JP40047190U JPH0720242Y2 JP H0720242 Y2 JPH0720242 Y2 JP H0720242Y2 JP 40047190 U JP40047190 U JP 40047190U JP 40047190 U JP40047190 U JP 40047190U JP H0720242 Y2 JPH0720242 Y2 JP H0720242Y2
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JP
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steel
column
web
bracket
steel frame
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JP40047190U
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浩 小川
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は閉鎖断面形の鉄骨柱
と、並列する梁鉄骨とから構成される、鉄骨架構におけ
る柱・梁接合部構造に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】鉄骨造の架構におい
て、計画や法規上,あるいはコスト上等の利益を獲得す
るために、出願人は梁鉄骨を並列させてこれを1本の鉄
骨梁として扱うことにより梁の剛性と耐力を高めなが
ら、梁成を低減する構造をこれまで特開昭59-44443号や
特願昭63-242691号において提案している。
【0003】これらは閉鎖形断面,あるいはそれに近い
断面形状の鉄骨柱に、並列する2本の梁鉄骨を接続し、
これを1本の鉄骨梁として外力を負担させることにより
梁成を抑えながら梁、そして鉄骨フレームの剛性と耐力
を高め、フレームの大スパン化を可能にするものであ
る。
【0004】ところが、既出願発明の架構は梁鉄骨とブ
ラケットの両ウェブプレート間に跨設される継手プレー
トのボルト接合に要するスペースを並列する梁鉄骨間に
確保する必要から、梁鉄骨間にある程度の距離がおかれ
るためそれぞれの梁鉄骨が独立して挙動する可能性があ
る。
【0005】この考案はこの既出願発明を発展させてな
されたもので、構造上の利点を生かしながら上記の弱点
を克服した接合部を加えて提案しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案ではブラケットと
鉄骨梁のいずれか一方のウェブにボルト接合のための開
口を形成することにより梁鉄骨間のスペースの確保を不
要化し、並列する梁鉄骨間の距離を小さくして互いに接
近させ、これらを一体的に挙動させる。
【0007】閉鎖断面形状の鉄骨柱の側面には、並列す
る梁鉄骨からなる鉄骨梁の断面を含む、フランジとウェ
ブからなるブラケットが突設され、このブラケットのフ
ランジ及びウェブと、鉄骨梁のフランジ及びウェブ間に
跨って継手プレートを跨設し、これをボルト接合して、
もしくは両ウェブ間に継手プレートを跨設し、これを双
方にボルト接合するとともに、両フランジを互いに溶接
して鉄骨梁と鉄骨柱とが接合される。
【0008】
【実施例】以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0009】この考案は図1に示すように閉鎖断面形状
の鉄骨柱1と、並列する梁鉄骨21,21からなる鉄骨梁2
とから構成される鉄骨架構において、鉄骨柱1から張り
出すブラケット3と鉄骨梁2とを継手プレート5を用い
て主にボルトにより接合したものである。
【0010】図1〜図3は鉄骨梁2とブラケット3とを
ボルト接合のみで接続した場合で、請求項1記載考案の
実施例を示したものである。
【0011】鉄骨梁2は図2に示すように2本の並列す
る梁鉄骨21,21から構成されており、ブラケット3の幅
は両梁鉄骨21,21の幅に、その間隔を加えた大きさとな
っている。
【0012】ブラケット3は鉄骨梁2、すなわち2本の
梁鉄骨21,21の断面を含むフランジ3aとウェブ3bとから
なり、鉄骨柱1の側面に溶接されて突設される。
【0013】鉄骨柱1は図1に示すように柱・梁接合部
内で溶接により継手され、その内部の、ブラケット3の
フランジ3aのレベルにはダイヤフラム4,4が配置され
ている。
【0014】鉄骨梁2とブラケット3とは図1〜図3に
示すように双方のフランジ3a,2a間と、ウェブ3b,2b間
に継手プレート5,5を跨設し、これをボルト接合する
ことにより接続される。
【0015】このボルト接合のため、ブラケット3と鉄
骨梁2の各ウェブ3b,2bのいずれか一方側には図1に示
すように開口6が明けられ、この開口6を利用して継手
プレート5のブラケット3と鉄骨梁2への接合が行われ
る。開口6はブラケット3の並列するウェブ3b,3b、ま
たは鉄骨梁2の並列するウェブ2b,2bのいずれか片面に
のみ設ければ足りる。
【0016】この開口6の存在により並列する梁鉄骨
21,21のフランジ2a,2a間には距離を設ける必要がな
く、梁鉄骨21,21は互いに接近してブラケット3に接続
することにより1本の鉄骨梁2として挙動する。
【0017】図4は図1に示す実施例の最小単位の架構
例を示したものである。
【0018】図5,図6は図1に示す実施例の鉄骨梁2
を、並列する梁鉄骨21,21の上下フランジ2a,2aを連続
させて箱形断面形状に形成した場合であり、またブラケ
ット3と鉄骨梁2のフランジ3a,2aをボルト接合に
代え、溶接により接合した場合で、請求項2記載考案の
実施例を示したものである。
【0019】この場合、図5,図7に示すように継手プ
レート5はブラケット3と鉄骨梁2のウェブ3b,2b間に
のみ跨設される。またこの実施例では、フランジ3a,2a
を溶接接合するために、ブラケット3と鉄骨梁2のウェ
ブ3b,2bのいずれか一方の片面にはボルト接合用の開口
6とは別に、両者を溶接するための開口7も形成され
る。実施例ではボルト接合用の開口6と溶接用の開口7
を鉄骨梁2側に形成しているが、これらはブラケット3
側に設けても同等である。
【0020】更にこの実施例では、開口7が形成された
側のウェブ2b,3b間に跨る継手プレート5には図5に示
すように開口7を閉塞する大きさが与えられる。
【0021】図示する実施例では、開口7をウェブ2b
の下側に形成したことに伴い、継手プレート5を開口7
の形成部分と非形成部分との2枚に分けて配置してい
る。
【0022】図8はこの実施例の1単位の架構例を示し
たものである。
【0023】
【考案の効果】この考案は以上の通りであり、鉄骨梁の
ウェブ,またはブラケットのウェブのいずれか一方にボ
ルト接合のための開口を形成したものであるため、並列
する梁鉄骨間にそのための間隔を確保する必要がなく、
両梁鉄骨を接近させて配置することができ、これらを1
本の鉄骨梁として挙動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載考案の実施例を示した立面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】図1に示す実施例の架構を示した平面図であ
る。
【図5】請求項2記載考案の実施例を示した立面図であ
る。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【図8】図5に示す実施例の架構を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
1……鉄骨柱、2……鉄骨梁、2a……フランジ、2b……
ウェブ、21……梁鉄骨、3……ブラケット、3a……フラ
ンジ、3b……ウェブ、4……ダイヤフラム、5……継手
プレート、6……開口、7……開口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉鎖断面形状の鉄骨柱と、並列する梁鉄骨
    からなる鉄骨梁とから構成される鉄骨造の架構における
    接合部構造であり、鉄骨柱の側面には鉄骨梁の断面を含
    む、フランジとウェブからなるブラケットが突設され、
    このブラケットのフランジ及びウェブと、鉄骨梁のフラ
    ンジ及びウェブ間に跨って継手プレートを跨設し、これ
    をボルト接合して鉄骨梁と鉄骨柱とが接合されており、
    ブラケット,または鉄骨梁のいずれか一方のウェブには
    ボルト接合のための開口が形成されていることを特徴と
    する鉄骨架構における柱・梁接合部構造。
  2. 【請求項2】閉鎖断面形状の鉄骨柱と、並列する梁鉄骨
    からなる鉄骨梁とから構成される鉄骨造の架構における
    接合部構造であり、鉄骨柱の側面には鉄骨梁の断面を含
    む、フランジとウェブからなるブラケットが突設され、
    このブラケットのウェブと、鉄骨梁のウェブ間に跨って
    継手プレートを跨設し、これをボルト接合するととも
    に、双方のフランジを互いに溶接して鉄骨梁と鉄骨柱と
    が接合されており、ブラケット,または鉄骨梁のいずれ
    か一方のウェブにはボルト接合のための開口が形成され
    ていることを特徴とする鉄骨架構における柱・梁接合部
    構造。
JP40047190U 1990-12-13 1990-12-13 鉄骨架構における柱・梁接合部構造 Expired - Lifetime JPH0720242Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0487901U JPH0487901U (ja) 1992-07-30
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