JPH07201393A - 電気端子 - Google Patents
電気端子Info
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- JPH07201393A JPH07201393A JP32963094A JP32963094A JPH07201393A JP H07201393 A JPH07201393 A JP H07201393A JP 32963094 A JP32963094 A JP 32963094A JP 32963094 A JP32963094 A JP 32963094A JP H07201393 A JPH07201393 A JP H07201393A
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- JP
- Japan
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- contact
- spring
- arm
- reinforcing
- terminal
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/15—Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
- H01R13/18—Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with the spring member surrounding the socket
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/10—Sockets for co-operation with pins or blades
- H01R13/11—Resilient sockets
- H01R13/113—Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で高接触圧が得られると共にコンタクト
腕を保護する補強ばね部材を有する電気端子の提供。 【構成】 電気端子2は、対向するコンタクト腕14を有
するコンタクト4と、コンタクト腕14の弾性を補強する
ばね部54を有する補強ばね部材6とを具える。ばね部54
は、コンタクト腕14の外側に配置される第1ばね腕56
と、第1ばね腕56に略直交する方向に延びる第2ばね腕
62とからなる。第1及び第2ばね腕56、62は、それらの
自由端近傍で連結部66により連結される。コンタクト腕
14の変位方向に略沿った第2ばね腕62により、高接触圧
が得られる。補強ばね部材6は、略箱形に形成されると
共にコンタクト4全体を実質的に覆うので、端子収容室
内での端子の姿勢を安定化させると共にコンタクト腕14
を損傷から保護する。
腕を保護する補強ばね部材を有する電気端子の提供。 【構成】 電気端子2は、対向するコンタクト腕14を有
するコンタクト4と、コンタクト腕14の弾性を補強する
ばね部54を有する補強ばね部材6とを具える。ばね部54
は、コンタクト腕14の外側に配置される第1ばね腕56
と、第1ばね腕56に略直交する方向に延びる第2ばね腕
62とからなる。第1及び第2ばね腕56、62は、それらの
自由端近傍で連結部66により連結される。コンタクト腕
14の変位方向に略沿った第2ばね腕62により、高接触圧
が得られる。補強ばね部材6は、略箱形に形成されると
共にコンタクト4全体を実質的に覆うので、端子収容室
内での端子の姿勢を安定化させると共にコンタクト腕14
を損傷から保護する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気端子、特に片持梁
のコンタクト腕を有するコンタクトと、コンタクト腕の
弾性を増大させるばね腕を有する補強ばね部材とを有す
るリセプタクル型の電気端子に関する。
のコンタクト腕を有するコンタクトと、コンタクト腕の
弾性を増大させるばね腕を有する補強ばね部材とを有す
るリセプタクル型の電気端子に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】電気産業において、小
断面積を有する一方で信頼性を維持したまま大電流を通
電できる、小型且つ堅牢な電気端子(以下、単に端子と
いう。)が要求されてきつつある。端子の通電容量を決
定する重大要素は、コンタクトの材料である金属の導電
性、及び互いに嵌合する端子間に作用する接触圧によっ
て決定される、端子間の接触抵抗である。接触圧は、接
触面を互いに当接させる弾性により決定される。残念な
がら、端子の製造において一般的に使用される金属板
は、その導電性及び延性が増大すると、弾性が低下する
のが普通である。このため、端子は、従来から鋼の如き
耐熱性及び弾性を有する外部の補強ばね部材を具えてい
た。例えば、実開昭60-48678号公報の第2図に示される
雌端子は、ステンレス鋼製の薄板から形成された補助ば
ねにより、弾性が補強される。補強ばね部材は、そのク
リープ特性及び耐熱性により時間経過及び使用温度範囲
において安定した弾性を付与する。しかし、端子を可能
な限り小型化する一方で、補強ばね部材の弾性を更に増
大させる必要が生じてきた。
断面積を有する一方で信頼性を維持したまま大電流を通
電できる、小型且つ堅牢な電気端子(以下、単に端子と
いう。)が要求されてきつつある。端子の通電容量を決
定する重大要素は、コンタクトの材料である金属の導電
性、及び互いに嵌合する端子間に作用する接触圧によっ
て決定される、端子間の接触抵抗である。接触圧は、接
触面を互いに当接させる弾性により決定される。残念な
がら、端子の製造において一般的に使用される金属板
は、その導電性及び延性が増大すると、弾性が低下する
のが普通である。このため、端子は、従来から鋼の如き
耐熱性及び弾性を有する外部の補強ばね部材を具えてい
た。例えば、実開昭60-48678号公報の第2図に示される
雌端子は、ステンレス鋼製の薄板から形成された補助ば
ねにより、弾性が補強される。補強ばね部材は、そのク
リープ特性及び耐熱性により時間経過及び使用温度範囲
において安定した弾性を付与する。しかし、端子を可能
な限り小型化する一方で、補強ばね部材の弾性を更に増
大させる必要が生じてきた。
【0003】端子がコネクタハウジング内に取付けられ
ると、補強ばね部材が外部支持表面を付与するのが望ま
しい。この表面により、端子はハウジングの対応する端
子収容室内に容易に挿入されると共にぴったりと保持さ
れる。
ると、補強ばね部材が外部支持表面を付与するのが望ま
しい。この表面により、端子はハウジングの対応する端
子収容室内に容易に挿入されると共にぴったりと保持さ
れる。
【0004】従って、本発明は、小型且つ堅牢で高接触
圧が得られると共に高信頼性の電気端子を提供すること
を目的とする。
圧が得られると共に高信頼性の電気端子を提供すること
を目的とする。
【0005】また、本発明は、コネクタハウジングの対
応する端子収容室内への挿入が容易で、しかもぴったり
と収容される、高接触圧且つ小型の電気端子を提供する
ことを目的とする。
応する端子収容室内への挿入が容易で、しかもぴったり
と収容される、高接触圧且つ小型の電気端子を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、略箱形の本体部
及び該本体部から延びる1対の相対向するコンタクト腕
を有するコンタクトと、該コンタクトの外側に配置さ
れ、前記1対のコンタクト腕のそれぞれを支持するばね
部を有する補強ばね部材とを具える電気端子において、
前記補強ばね部材の前記ばね部は、前記コンタクト腕の
外側に配置される第1ばね腕と、該第1ばね腕に略直交
する平面に略沿って延びると共に先端部が前記第1ばね
部に連結された第2ばね腕とを有することを特徴とす
る。
及び該本体部から延びる1対の相対向するコンタクト腕
を有するコンタクトと、該コンタクトの外側に配置さ
れ、前記1対のコンタクト腕のそれぞれを支持するばね
部を有する補強ばね部材とを具える電気端子において、
前記補強ばね部材の前記ばね部は、前記コンタクト腕の
外側に配置される第1ばね腕と、該第1ばね腕に略直交
する平面に略沿って延びると共に先端部が前記第1ばね
部に連結された第2ばね腕とを有することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、略箱形の本体部及び該本
体部から延びる1対の相対向するコンタクト腕を有する
コンタクトと、該コンタクトの外側に配置され、前記1
対のコンタクト腕のそれぞれを支持するばね部を有する
補強ばね部材とを具える電気端子において、前記補強ば
ね部材が、前記本体部及び前記コンタクト腕を実質的に
囲む、略箱形に形成されたことを特徴とする。
体部から延びる1対の相対向するコンタクト腕を有する
コンタクトと、該コンタクトの外側に配置され、前記1
対のコンタクト腕のそれぞれを支持するばね部を有する
補強ばね部材とを具える電気端子において、前記補強ば
ね部材が、前記本体部及び前記コンタクト腕を実質的に
囲む、略箱形に形成されたことを特徴とする。
【0008】リセプタクル型の電気端子は、相対向する
片持梁のコンタクト腕を有する内側のコンタクトと、該
コンタクトの本体部の周囲に隣接して配置された箱形の
本体を有する外側の補強ばね部材とを具える。補強ばね
部材は、片持梁のコンタクト腕腕に延びる、相対向する
ばね部を有する。各ばね部は、第1ばね腕と、この第1
ばね腕に略直交する平面に沿って延びる第2ばね腕とを
具える。第1及び第2ばね腕は、コンタクト腕の先端近
傍の自由端で連結される。コンタクトの先端部は、ばね
部に向って付勢されると共に弾性的に支持されている。
このため、相手雄タブがコンタクトの接触部の間に挿入
される際に、第1及び第2ばね腕が略直交する関係で配
置されることにより、コンタクト腕の弾性が増大する。
略直交する第1及び第2ばね部により得られる略箱形の
形状と、補強ばね部材の箱形の本体部とにより、片持梁
のコンタクト腕を損傷から保護するばかりでなく、コネ
クタハウジングの端子収容室内に端子を容易且つガタつ
きなく挿入することができる。
片持梁のコンタクト腕を有する内側のコンタクトと、該
コンタクトの本体部の周囲に隣接して配置された箱形の
本体を有する外側の補強ばね部材とを具える。補強ばね
部材は、片持梁のコンタクト腕腕に延びる、相対向する
ばね部を有する。各ばね部は、第1ばね腕と、この第1
ばね腕に略直交する平面に沿って延びる第2ばね腕とを
具える。第1及び第2ばね腕は、コンタクト腕の先端近
傍の自由端で連結される。コンタクトの先端部は、ばね
部に向って付勢されると共に弾性的に支持されている。
このため、相手雄タブがコンタクトの接触部の間に挿入
される際に、第1及び第2ばね腕が略直交する関係で配
置されることにより、コンタクト腕の弾性が増大する。
略直交する第1及び第2ばね部により得られる略箱形の
形状と、補強ばね部材の箱形の本体部とにより、片持梁
のコンタクト腕を損傷から保護するばかりでなく、コネ
クタハウジングの端子収容室内に端子を容易且つガタつ
きなく挿入することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施例の端子の底面
図である。図2は、図1の端子の側面図である。図3
は、図2の線3−3に沿った断面図である。図4は、図
1の線4−4に沿って断面して補強ばね部材の継ぎ目の
詳細を示す部分図である。
して説明する。図1は、本発明の一実施例の端子の底面
図である。図2は、図1の端子の側面図である。図3
は、図2の線3−3に沿った断面図である。図4は、図
1の線4−4に沿って断面して補強ばね部材の継ぎ目の
詳細を示す部分図である。
【0010】リセプタクル型電気端子(以下、単に端子
という)2は、内側のコンタクト4及び外側の補強ばね
部材6を有する。コンタクト4は、箱形の本体部10内に
延びる電線接続部8(一部のみ図示)を有する。本体部
10は前端12を有し、この前端12から1対の相対向する片
持梁のコンタクト腕14が延びている。コンタクト腕14は
接触部18に延びる収束部16を有する。コンタクト腕14
は、接触部18で互いに当接した後、外側に広がった先端
22を有する先端部20に延びている。先端22は、端子2の
嵌合相手である雄タブ端子の嵌合方向に略平行である。
という)2は、内側のコンタクト4及び外側の補強ばね
部材6を有する。コンタクト4は、箱形の本体部10内に
延びる電線接続部8(一部のみ図示)を有する。本体部
10は前端12を有し、この前端12から1対の相対向する片
持梁のコンタクト腕14が延びている。コンタクト腕14は
接触部18に延びる収束部16を有する。コンタクト腕14
は、接触部18で互いに当接した後、外側に広がった先端
22を有する先端部20に延びている。先端22は、端子2の
嵌合相手である雄タブ端子の嵌合方向に略平行である。
【0011】内側のコンタクト4は、金属板を打抜き加
工及び曲げ加工(フォーミング)して形成される。箱形
の本体部10は、フォーミングにより折り込まれるので継
ぎ目24(図3参照)が形成される。本体部10は1対の対
向する側壁26を有する。側壁26からは、コンタクト腕14
が延びる。頂壁28及びその反対側の底壁30は、共に側壁
26に対して直交する。底壁30は、その中央に配置された
U字状スロット32を有する。U字状スロット32は、本体
部10の前端12から延びている。
工及び曲げ加工(フォーミング)して形成される。箱形
の本体部10は、フォーミングにより折り込まれるので継
ぎ目24(図3参照)が形成される。本体部10は1対の対
向する側壁26を有する。側壁26からは、コンタクト腕14
が延びる。頂壁28及びその反対側の底壁30は、共に側壁
26に対して直交する。底壁30は、その中央に配置された
U字状スロット32を有する。U字状スロット32は、本体
部10の前端12から延びている。
【0012】内側のコンタクト4の本体部10及び電線接
続部8の間には、両側に互いに直交する前方縁38及び後
方縁40が配置された縦方向に延びる上縁36を有するU字
状の取付部34が形成されている。電線接続部8は、圧着
バレル又は圧接部等のいかなる公知の電線接続手段であ
ってもよく、それ故、詳細な説明を省略する。
続部8の間には、両側に互いに直交する前方縁38及び後
方縁40が配置された縦方向に延びる上縁36を有するU字
状の取付部34が形成されている。電線接続部8は、圧着
バレル又は圧接部等のいかなる公知の電線接続手段であ
ってもよく、それ故、詳細な説明を省略する。
【0013】外側の補強ばね部材6は、本体部10の周囲
に隣接して配置された箱形の本体42と、打抜き及びフォ
ーミング工程の結果生ずる端縁46によって形成された継
ぎ目44とを有する。本体42は、更にコンタクト4のスロ
ット32の対向する縁50を覆って締付ける1対の折曲げら
れたタブ48を有する。補強ばね部材6の本体42の前端52
から延出するのは、コンタクト腕14上に配置された1対
の対向するばね部54である。
に隣接して配置された箱形の本体42と、打抜き及びフォ
ーミング工程の結果生ずる端縁46によって形成された継
ぎ目44とを有する。本体42は、更にコンタクト4のスロ
ット32の対向する縁50を覆って締付ける1対の折曲げら
れたタブ48を有する。補強ばね部材6の本体42の前端52
から延出するのは、コンタクト腕14上に配置された1対
の対向するばね部54である。
【0014】ばね部54は、補強ばね部材6の本体42の側
壁58から延びる第1ばね腕56を有する。側壁58はコンタ
クト4の側壁26に隣接するので、第1ばね腕56は、若干
凹んだ中間部60を除いて、側壁58、26と略平行な平面に
沿って延びる。各ばね部54は、更に第1ばね腕56の横に
配置されると共に略直交する1対の第2ばね支持部(第
2ばね腕)62を有する。第1及び第2ばね腕56、62は、
L字状の連結部66により前方自由端64で結合され、連結
部66から本体42の前端52まで延びるスロット68により分
離されている。第1ばね腕56の前方自由端64からは、更
にコンタクト腕14の先端22上にU字状に折曲げられたタ
ブ70が延びている。従って、コンタクト4の先端22は、
第1ばね腕56の前端及びタブ70の間に摺動可能に保持さ
れると共に、所定量の遊び80によりタブ70等から縦方向
に離隔する。
壁58から延びる第1ばね腕56を有する。側壁58はコンタ
クト4の側壁26に隣接するので、第1ばね腕56は、若干
凹んだ中間部60を除いて、側壁58、26と略平行な平面に
沿って延びる。各ばね部54は、更に第1ばね腕56の横に
配置されると共に略直交する1対の第2ばね支持部(第
2ばね腕)62を有する。第1及び第2ばね腕56、62は、
L字状の連結部66により前方自由端64で結合され、連結
部66から本体42の前端52まで延びるスロット68により分
離されている。第1ばね腕56の前方自由端64からは、更
にコンタクト腕14の先端22上にU字状に折曲げられたタ
ブ70が延びている。従って、コンタクト4の先端22は、
第1ばね腕56の前端及びタブ70の間に摺動可能に保持さ
れると共に、所定量の遊び80によりタブ70等から縦方向
に離隔する。
【0015】また、第2ばね腕62は、中間部72の方へ、
即ち内方へ若干湾曲する。対向するばね部54の第2ばね
腕62は前端64から本体42の前端52まで延びるスロット74
により分離されている。
即ち内方へ若干湾曲する。対向するばね部54の第2ばね
腕62は前端64から本体42の前端52まで延びるスロット74
により分離されている。
【0016】補強ばね部材6のコンタクト4への固定
は、コンタクト本体取付部34上の本体後端の締付けタブ
76により達成される。このため、締付けタブ76の前方縁
38及び後方縁40は、内側のコンタクト4に対する補強ば
ね部材6の縦方向の移動を阻止する。
は、コンタクト本体取付部34上の本体後端の締付けタブ
76により達成される。このため、締付けタブ76の前方縁
38及び後方縁40は、内側のコンタクト4に対する補強ば
ね部材6の縦方向の移動を阻止する。
【0017】係止ランス78は補強ばね部材6の側壁58か
ら斜め外方且つ後方に突出し、端子2をコネクタハウジ
ングの収容室内に係止させる。
ら斜め外方且つ後方に突出し、端子2をコネクタハウジ
ングの収容室内に係止させる。
【0018】レセプタクル型の端子2に電気的に接続さ
れる相手の雄タブは、挿入の際に最初に前方のU字状タ
ブ70により次にコンタクト腕14の外方に広がった先端部
20により案内される。接触部18間に更に雄タブを挿入す
ると、コンタクト腕14を弾性偏倚させ、その先端22を補
強ばね部材6の第1ばね腕56に向って押圧させる。この
ため、第1ばね腕56も外方に偏倚される。コンタクト4
の先端22は所定量の縦方向の遊び80をもって保持される
ので、外側の補強ばね部材6に対して縦方向(又は嵌合
方向)に若干摺動可能である。接触部18間に雄タブが挿
入される初期段階では、遊び80によりコンタクト腕14の
可撓性が増大し、その結果、雄タブの挿入力が低下す
る。
れる相手の雄タブは、挿入の際に最初に前方のU字状タ
ブ70により次にコンタクト腕14の外方に広がった先端部
20により案内される。接触部18間に更に雄タブを挿入す
ると、コンタクト腕14を弾性偏倚させ、その先端22を補
強ばね部材6の第1ばね腕56に向って押圧させる。この
ため、第1ばね腕56も外方に偏倚される。コンタクト4
の先端22は所定量の縦方向の遊び80をもって保持される
ので、外側の補強ばね部材6に対して縦方向(又は嵌合
方向)に若干摺動可能である。接触部18間に雄タブが挿
入される初期段階では、遊び80によりコンタクト腕14の
可撓性が増大し、その結果、雄タブの挿入力が低下す
る。
【0019】(通常、テーパを有する)雄タブの先端に
より接触部18を広げる最初の段階において、挿入力は最
大になる。外側の補強ばね部材6に対してコンタクト腕
14の先端22が若干摺動できることにより、接触部18を広
げる際にコンタクト腕14は若干量「伸び」ることができ
る。このため、コンタクト腕14は曲げメーモントのみを
有するので、先端22が補強ばね部材6に堅固に取付けら
れた場合に生じるであろう圧縮力が生じない。雄タブの
先端が接触部18間に更に挿入されると、コンタクト腕の
先端22はU字状タブ70に突き当たる。このため、接触部
18を広げる力に対してコンタクト腕14をより硬直化させ
る。外側のばね部54がばね弾性の大部分を与える。従っ
て、第2ばね腕62が基本的に曲げ面内に配置されるた
め、第2ばね腕62の弾性が実質的に増大する。コンタク
ト4のスロット32に締付けられるタブ48は、補強ばね部
材6の継ぎ目44を広げようとするばね弾性に抗する。こ
のため、ばね部54を確実に高弾性にする。第1及び第2
ばね腕56、62の間に形成されたスロット68は雄タブの挿
入の際にばね部54を外側へ弾性偏倚させるためにばね部
54に充分な可撓性を付与する。
より接触部18を広げる最初の段階において、挿入力は最
大になる。外側の補強ばね部材6に対してコンタクト腕
14の先端22が若干摺動できることにより、接触部18を広
げる際にコンタクト腕14は若干量「伸び」ることができ
る。このため、コンタクト腕14は曲げメーモントのみを
有するので、先端22が補強ばね部材6に堅固に取付けら
れた場合に生じるであろう圧縮力が生じない。雄タブの
先端が接触部18間に更に挿入されると、コンタクト腕の
先端22はU字状タブ70に突き当たる。このため、接触部
18を広げる力に対してコンタクト腕14をより硬直化させ
る。外側のばね部54がばね弾性の大部分を与える。従っ
て、第2ばね腕62が基本的に曲げ面内に配置されるた
め、第2ばね腕62の弾性が実質的に増大する。コンタク
ト4のスロット32に締付けられるタブ48は、補強ばね部
材6の継ぎ目44を広げようとするばね弾性に抗する。こ
のため、ばね部54を確実に高弾性にする。第1及び第2
ばね腕56、62の間に形成されたスロット68は雄タブの挿
入の際にばね部54を外側へ弾性偏倚させるためにばね部
54に充分な可撓性を付与する。
【0020】ばね部54により生ずる高弾力の他に、第1
及び第2ばね腕56、62の略直交配置により片持梁のコン
タクト腕14が略包囲される。このため、外部の物がコン
タクト腕14に乗り上げたり、損傷を与えたりすることか
らコンタクト腕14を保護する。更に、補強ばね部材6の
前端64のL字状連結部66が箱形の本体42の角部と整列す
る。このため、ハウジングの端子収容室内で端子2の姿
勢を安定化させる。従って、本体42及び前端64間の距離
が比較的長いので、端子収容室内での端子2の回転を低
減する。
及び第2ばね腕56、62の略直交配置により片持梁のコン
タクト腕14が略包囲される。このため、外部の物がコン
タクト腕14に乗り上げたり、損傷を与えたりすることか
らコンタクト腕14を保護する。更に、補強ばね部材6の
前端64のL字状連結部66が箱形の本体42の角部と整列す
る。このため、ハウジングの端子収容室内で端子2の姿
勢を安定化させる。従って、本体42及び前端64間の距離
が比較的長いので、端子収容室内での端子2の回転を低
減する。
【0021】以上、本発明の電気端子の好適実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定す
ることなく、必要に応じて種々の変形、変更が可能であ
ることは言うまでもない。例えば、コンタクトの接触部
は、雄タブの非挿入時において互いに当接していなくて
もよい。また、補強ばね部材はコンタクトのコンタクト
腕に対して予荷重(プリロード)を与えるように構成し
てもよい。
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定す
ることなく、必要に応じて種々の変形、変更が可能であ
ることは言うまでもない。例えば、コンタクトの接触部
は、雄タブの非挿入時において互いに当接していなくて
もよい。また、補強ばね部材はコンタクトのコンタクト
腕に対して予荷重(プリロード)を与えるように構成し
てもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1の電気端子によれば、コンタク
トのコンタクト腕が、略直交して延びると共に先端が連
結部によって互いに連結された第1及び第2ばね腕を有
するばね部により支持されるので、小型、堅牢、高接触
圧且つ高信頼性の電気端子が得られる。
トのコンタクト腕が、略直交して延びると共に先端が連
結部によって互いに連結された第1及び第2ばね腕を有
するばね部により支持されるので、小型、堅牢、高接触
圧且つ高信頼性の電気端子が得られる。
【0023】また、請求項2の電気端子によれば、補強
ばね部材がコンタクトの本体部及びコンタクト腕を実質
的に囲む略箱形に形成されているので、コネクタハウジ
ングの端子収容室への挿入が容易で、しかも該収容室内
に安定して配置される高接触圧の電気端子が得られる。
また、コンタクト腕を損傷等から保護する利点もある。
ばね部材がコンタクトの本体部及びコンタクト腕を実質
的に囲む略箱形に形成されているので、コネクタハウジ
ングの端子収容室への挿入が容易で、しかも該収容室内
に安定して配置される高接触圧の電気端子が得られる。
また、コンタクト腕を損傷等から保護する利点もある。
【図1】本発明の電気端子の一実施例を示す底面図であ
る。
る。
【図2】図1の電気端子の側面図である。
【図3】図2の線3−3に沿った断面図である。
【図4】図1の線4−4に沿って断面して補強ばね部材
の継ぎ目の詳細を示す部分図である。
の継ぎ目の詳細を示す部分図である。
2 電気端子 4 コンタクト 6 補強ばね部材 10 本体部 14 コンタクト腕 54 ばね部 56 第1ばね腕 62 第2ばね腕
Claims (2)
- 【請求項1】 略箱形の本体部及び該本体部から延びる
1対の相対向するコンタクト腕を有するコンタクトと、
該コンタクトの外側に配置され、前記1対のコンタクト
腕のそれぞれを支持するばね部を有する補強ばね部材と
を具える電気端子において、 前記補強ばね部材の前記ばね部は、前記コンタクト腕の
外側に配置される第1ばね腕と、該第1ばね腕に略直交
する平面に略沿って延びると共に先端部が前記第1ばね
腕に連結された第2ばね腕とを有することを特徴とする
電気端子。 - 【請求項2】 略箱形の本体部及び該本体部から延びる
1対の相対向するコンタクト腕を有するコンタクトと、
該コンタクトの外側に配置され、前記1対のコンタクト
腕のそれぞれを支持するばね部を有する補強ばね部材と
を具える電気端子において、 前記補強ばね部材が、前記本体部及び前記コンタクト腕
を実質的に囲む、略箱形に形成されたことを特徴とする
電気端子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB939324806A GB9324806D0 (en) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | Electrical terminal with outer backup spring |
GB9324806.0 | 1993-12-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201393A true JPH07201393A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=10746069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32963094A Pending JPH07201393A (ja) | 1993-12-03 | 1994-12-02 | 電気端子 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0656674B1 (ja) |
JP (1) | JPH07201393A (ja) |
DE (1) | DE69417161T2 (ja) |
GB (1) | GB9324806D0 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5049095A (en) * | 1990-06-04 | 1991-09-17 | Molex Incorporated | Automotive fuse socket and terminals therefor |
ES2129682T3 (es) * | 1991-06-03 | 1999-06-16 | Whitaker Corp | Contacto electrico. |
DE4203379A1 (de) * | 1992-02-06 | 1993-08-12 | Daut & Rietz Trw | Federkontakt fuer elektrische flachstecksysteme |
-
1993
- 1993-12-03 GB GB939324806A patent/GB9324806D0/en active Pending
-
1994
- 1994-12-01 EP EP19940118966 patent/EP0656674B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-01 DE DE1994617161 patent/DE69417161T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-02 JP JP32963094A patent/JPH07201393A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB9324806D0 (en) | 1994-01-19 |
EP0656674A2 (en) | 1995-06-07 |
EP0656674A3 (en) | 1996-04-03 |
DE69417161T2 (de) | 1999-09-09 |
DE69417161D1 (de) | 1999-04-22 |
EP0656674B1 (en) | 1999-03-17 |
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