JPH07200865A - 画像変形方法およびその装置 - Google Patents

画像変形方法およびその装置

Info

Publication number
JPH07200865A
JPH07200865A JP5348682A JP34868293A JPH07200865A JP H07200865 A JPH07200865 A JP H07200865A JP 5348682 A JP5348682 A JP 5348682A JP 34868293 A JP34868293 A JP 34868293A JP H07200865 A JPH07200865 A JP H07200865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
transformed
display
stored
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5348682A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Iijima
達也 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP5348682A priority Critical patent/JPH07200865A/ja
Publication of JPH07200865A publication Critical patent/JPH07200865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 元となる画像データを処理時間のかかる複雑
な変形を行って表示する場合でも、少ないメモリ容量で
滑らかに画像を表示することができる画像変形方法およ
びその装置を提供する。 【構成】 アニメーションスイッチ21が押されて動画
表示の指令が出力されると、変形対象となる元画像デー
タ31を予め変形してn枚の変形済み画像データ41a
〜41nを作成し、作成したn枚の変形済み画像データ
41a〜41nを変形済み画像データメモリ4に格納
し、格納しておいた変形済み画像データ41a〜41n
から動画で用いる画像データを順次読み出すことによ
り、元画像データの動画をディスプレイ7に表示する。
これにより、動画の表示に必要なデータを記憶するため
のメモリ容量を大幅に節約する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像変形方法およびそ
の装置に係わり、詳しくはアニメーション、ゲーム等で
用いられるキャラクター、背景データ等に用いて好適
で、元となる画像データを変形した複数の変形済み画像
データを使用して動画を表示可能にした画像変形方法お
よびその方法を実現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アニメーション、ゲーム等ではビ
ット配列形式の画像データを用いることが多く、この画
像データによりキャラクターや背景データを表示してい
る。そして、このビット配列形式の画像データはドット
で構成され、かつ各ドット毎に表示色番号あるいはパレ
ット番号を持つようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
変形方法において、アニメーション、ゲーム等でキャラ
クター又は背景に動きを与えたり、その形を変えてアニ
メーション表示を行う場合には、全く異なる画像データ
を予めメモリに持っておき、例えば動きを与えるときに
は一定時間毎に、あるいはその形を変えるときには何か
のきっかけでメモリ上にある画像データそのものを表示
し直していた。そのため、多くのメモリを消費するとい
う欠点があった。また、元画像データを変形しながら、
アニメーション表示を行う方法は従来のゲームの中にも
用いられているが、変形を行うのに多くの時間を費やす
ため、拡大、縮小等の単純な変形に限られ、単位時間当
りのセル表示枚数も少なく、変形を使用する範囲が限定
されてしまい(自由に変形できない)、予めメモリに多
くのデータを持っておく方法を採らざるを得ず、この点
でコスト高にもなっていた。
【0004】そこで本発明は、元となる画像データを処
理時間のかかる複雑な変形を行って表示する場合でも、
少ないメモリ容量で滑らかに画像を表示することができ
る画像変形方法およびその装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による画像変形方法は、変形対象とな
る元画像データを予め変形して複数の変形画像データを
作成し、作成した複数の変形画像データを記憶し、表示
の指令が出力されると、記憶しておいた変形済み画像デ
ータから所望の画像データを順次読み出して表示するこ
とを特徴とする。また、好ましい態様として、例えば請
求項2記載のように、上記順次読み出されるすべての変
形画像データが作成されるまで、表示の指令の受け付け
を禁止し、上記順次読み出されるすべての変形画像デー
タを作成した時点で、指令に応答して記憶しておいた変
形済み画像データを一定時間毎に順番に読み出すことに
より、元画像データを順次表示するようにしてもよい。
例えば請求項3記載のように、変形対象となる元画像デ
ータの動画を表示する指令が出力されると、元画像デー
タを変形して複数の変形画像データを作成するととも
に、作成した複数の変形画像データを記憶し、すべての
変形画像データを記憶した後に、これらの変形済み画像
データを一定時間毎に順番に読み出して表示するように
してもよい。
【0006】請求項4記載の発明による画像変形装置
は、表示を指令する指令手段と、変形対象となる元画像
データを記憶する元画像データ記憶手段と、変形対象と
なる元画像データの表示を指令する表示指令が出力され
ると、変形対象となる元画像データを予め変形して複数
の変形画像データを作成する変形画像データ作成手段
と、変形画像データ作成手段によって作成された複数の
変形画像データを一時的に記憶しておく変形画像データ
記憶手段と、変形画像データ記憶手段から変形画像デー
タを順次読み出す制御を行う表示制御手段と、表示制御
手段の出力に基づいて元画像データを順次表示する表示
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
5記載のように、前記動画表示制御手段は、順次読み出
されるすべての変形画像データが変形画像データ作成手
段によって作成され、変形画像データ記憶手段に一時的
に記憶された時点で、表示の指令に応答して記憶されて
いる変形済み画像データを一定時間毎に順番に読み出し
て表示させる制御を行うようにしてもよい。例えば請求
項6記載のように、前記動画表示制御手段は、順次読み
出されるすべての変形画像データが変形画像データ作成
手段によって作成され、既にすべての変形画像データが
変形画像データ記憶手段に一時的に記憶されている場合
には、表示の指令に応答し、直ちに記憶されている変形
済み画像データを順次読み出して元画像データを順次表
示させる制御を行うようにしてもよい。例えば請求項7
記載のように、元画像データをどのように変形させるか
を示す複数の変形データを記憶する変形データ記憶手段
を、さらに有し、前記変形画像データ作成手段は、表示
を指令する表示指令が出力されると、変形データ記憶手
段に記憶された複数の変形データに対応して元画像デー
タを変形して複数の変形画像データを作成するようにし
てもよい。
【0008】
【作用】本発明では、表示の指令が出力されると、変形
対象となる元画像データを予め変形して複数の変形画像
データを作成し、作成した複数の変形画像データを記憶
し、記憶しておいた変形済み画像データから所望の画像
データを順次読み出すことにより、元画像データを順次
表示することが行われる。したがって、元となる画像デ
ータを処理時間のかかる複雑な変形を行って表示する場
合でも、従来のように全く異なる全体の画像データを予
め持つ必要がなくなり、例えば動画(アニメーションの
表示など)に必要なデータを記憶するためのメモリ容量
を大幅に節約することができる。しかも、メモリ容量の
大幅な節約に伴いコストを低減できる。また、動画を表
示する際には、変形画像データ記憶手段内の変形済みの
画像データを表示するだけでよく、従来の拡大、縮小等
の単純な変形に限らず、処理時間のかかる複雑な変形を
行っても、滑らかに動画を表示することができる。さら
に、例えば同じ動画を2回目以降表示する場合には、変
形にかかる時間が必要なくなるので、すぐに動画を表示
することが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。画像変形装置の構成 図1は本発明に係る画像変形方法を実現する画像変形装
置の一実施例を示す構成図である。図1において、画像
変形装置は大きく分けてCPU1、入力操作子2、記憶
装置3、変形済みデータメモリ4、画像信号発生回路
(Video DisplayProsseser:以下VDPという)5、V
RAM6およびTVディスプレイ7によって構成され
る。CPU1は装置全体を制御するもので、入力操作子
2から動画表示指令(アニメーション表示指令)が入力
されると、その指令情報に対応すべく内部のメモリに格
納されている制御プログラムに基づいて記憶装置3に記
憶されている元画像データ31を読み出し変形データ1
〜変形データnを用いて変形した後、変形後のn枚の変
形済み画像データを変形済みデータメモリ4に記憶し、
すべての変形済み画像データが変形済みデータメモリ4
に記憶された後に、これらの変形済み画像データを一定
時間毎にVDP5に出力する。また、CPU1は内部レ
ジスタ1aを有しており、内部レジスタ1aには図2に
示すように変形済みデータメモリ4内に変形データが作
成されているか否かを示す変形済みフラグと、現在変形
中の画像データの番号又は現在表示中の変形済み画像デ
ータの番号を示すアニメーション番号と、アニメーショ
ン表示が行われていることを示すアニメーション開始フ
ラグとが格納されるようになっている。
【0010】VDP5はCPU1から与えられた変形デ
ータ1〜変形データnに対応するn枚の変形済み画像デ
ータをVRAM6に書き込む。VRAM6としては、例
えば半導体メモリが用いられ、表示する画像を1画面単
位で記憶する。VRAM6に書き込まれた画像データは
TVディスプレイ(表示手段)7によって表示される。
入力操作子(指令手段)2はオペレータによって操作さ
れるもので、元画像データを動画表示(アニメーション
表示)するための指定をする(つまり、アニメーション
表示を行わせるきっかけを与えるための)アニメーショ
ンスイッチ21を有している。このアニメーションスイ
ッチ21は、変形前の元画像データ31に対して、記憶
装置3に記憶されている変形データ1〜変形データnを
用いて変形するための指令を出力する。なお、アニメー
ションスイッチ21は単独操作のプッシュスイッチでも
よいし、あるいは複数のスイッチからなるスイッチボー
ド、キーボードの一部を用いてもよい。また、入力操作
子2としてプッシュスイッチやスイッチボード等の他
に、マウス、トラックボール等を用いてもよい。
【0011】記憶装置(元画像データ記憶手段、変形デ
ータ記憶手段)3には変形対象となる元画像データ3
1、アニメーション表示で用いられるn枚の画像データ
を作成するための変形データ1〜変形データnがそれぞ
れ予め記憶されている。なお、n枚の変形データ1〜変
形データnは、例えばビット配列形式の画像データを保
有可能な変形対象(原画像)をどのように変形するかを
示す変形後の格子点座標32a〜32nにそれぞれ対応
している。変形済みデータメモリ(変形画像データ記憶
手段)4はCPU1によって作成された複数の変形済み
画像データ41a〜41nをアニメーション番号の順に
一時的に記憶するもので、図3に示すように変形済みデ
ータメモリ4の先頭アドレスを0とすると、アニメーシ
ョン番号nの画像データの先頭アドレスは、 先頭アド
レス=1セル分の画像データのサイズ×(n−1)なる
式で表される。
【0012】したがって、図3に示すように、例えば変
形データ2に対応するアニメーション番号2の画像デー
タ(変形済み画像データ)の先頭アドレスは、 先頭アドレス=1セル分の画像データのサイズ×(2−
1) =1セル分の画像データのサイズ となり、同様に変形データ3に対応するアニメーション
番号3の画像データ(変形済み画像データ)の先頭アド
レスは、 先頭アドレス=1セル分の画像データのサイズ×(3−
1) =1セル分の画像データのサイズ×2 となる。上記CPU1は変形画像データ作成手段および
表示制御手段を構成する。
【0013】次に、作用を説明する。メインプログラム 図4は画像変形処理のメインプログラムを示すフローチ
ャートである。このプログラムがスタートすると、まず
ステップS10でキー情報取り込み処理を行う。これ
は、入力操作子2におけるアニメーションスイッチ21
の操作情報を入力するものである。次いで、ステップS
12でアニメーションスイッチ21が押されたか否かを
判別し、押されていなければ、今回のルーチンを終了
し、次回のルーチンで再びステップS10を実行する。
このとき、例えばスイッチフラグが設けられ、アニメー
ションスイッチ21が押されていなければ、スイッチフ
ラグが[0]のままである。一方、アニメーションスイ
ッチ21が押されると、スイッチフラグを[1]にセッ
トするとともに、ステップS14で変形済みフラグが
[1]であるか、すなわち元画像データに対して変形処
理が行われてすべての変形済み画像データを作成したか
否かを判別する。なお、変形済みフラグは後述のステッ
プS26で[1]にセットされる。
【0014】A.変形済みフラグ=0のとき 初期状態では変形済みフラグ=0であり、未だ変形済み
画像データが変形済みデータメモリ4に格納されていな
い。したがって、ステップS14からNOに分岐してス
テップS16に進み、ステップS16〜ステップS24
において画像データの変形と変形済みデータメモリ4へ
の格納処理を行う。まず、ステップS16でアニメーシ
ョン番号を1に初期設定する。次いで、ステップS18
で記憶装置3内の元画像データ31を現在のアニメーシ
ョン番号に相当する変形データnを用いて変形する。最
初のルーチンではアニメーション番号=1に初期設定さ
れているから、元画像データ31をアニメーション番号
[1]に相当する変形データ1を用いて変形することに
なる。
【0015】次いで、ステップS20で変形した画像デ
ータを変形済みデータメモリ4のn番目の領域に格納す
る。最初のルーチンではアニメーション番号[1]であ
るから、ステップS18で変形した変形済み画像データ
を変形済みデータメモリ4の1番目の領域に格納するこ
とになる。ステップS22でアニメーション番号をイン
クリメントする(1だけ進める)。最初のルーチンでは
アニメーション番号=2となる。次いで、ステップS2
4ですべての変形済み画像データを作成したか否かを判
別する。最初のルーチンでは単に元画像データ31をア
ニメーション番号[1]に相当する変形データ1を用い
て変形してだけであるから、今回はNOに分岐してステ
ップS18に戻って同様のループを繰り返す。したがっ
て、次回のルーチンでは元画像データ31をアニメーシ
ョン番号[2]に相当する変形データ2を用いて変形す
る処理が行われ、以下同様にして、元画像データ31を
アニメーション番号[3]に相当する変形データ3を用
いて変形する処理、・・・・・元画像データ31をアニ
メーション番号[n]に相当する変形データnを用いて
変形する処理というように順次行われる。
【0016】そして、ステップS24ですべての変形済
み画像データの作成を終了すると、ステップS24から
ステップS26に抜けて変形済みフラグ=1にする。し
たがって、変形データ1〜変形データnに対応する元画
像データ31のすべての変形処理が終わり、変形済みデ
ータメモリ4に変形済み画像データが揃った時点で、変
形済みフラグが[1]になる。次いで、ステップS28
で再びアニメーション番号を[1]に初期設定し、続く
ステップS30でアニメーション開始フラグを[1]に
してルーチンを終了する。これにより、タイマインター
ラプトのかかるのを待つことになる。
【0017】B.変形済みフラグ=1のとき 変形済みフラグ=1ということは、変形データ1〜変形
データnに対応する元画像データ31のすべての変形処
理が終わって変形済みデータメモリ4に変形済み画像デ
ータが揃った状態であるから、ステップS14からステ
ップS28にジャンプする。そして、ステップS28お
よびステップS30の処理を実行してルーチンを終了す
る。すなわち、アニメーションスイッチ21が押された
ときに、変形済みフラグ=1になっていれば、既に変形
済みデータメモリ4には変形済み画像データが格納され
ているので、アニメーション番号を[1]に設定し、ア
ニメーション開始フラグを[1]にセットするだけでル
ーチンを終了する。この変形済みフラグは、別に設けら
れたリセットスイッチ(図示略)又は装置の電源をオフ
することにより、[1]から[0]に戻る。
【0018】タイマインターラプト処理 次に、図5はタイマインターラプト処理のルーチンを示
すフローチャートである。タイマインターラプト処理の
ルーチンは、アニメーション表示でセルを貼り変えるタ
イミングに対応して(つまり、次々にセルを変更して動
画の表示を行うタイミングに合わせて)一定時間毎に実
行される。 C.アニメーション開始フラグ=0のとき タイマインターラプト処理では、まずステップS50で
アニメーション開始フラグが[1]であるか否かを判別
し、アニメーション開始フラグ=0であればアニメーシ
ョン表示を行ってもいい(つまり元画像データ31の変
形処理が終了してアニメーション表示を行うことが可能
である)という指令がまだ出ていないので、今回のルー
チンをそのまま終了する。また、アニメーションスイッ
チ21が未だ押されていない初期状態では、アニメーシ
ョン開始フラグ=0になっている。
【0019】D.アニメーション開始フラグ=1のとき ステップS50でアニメーション開始フラグ=1であれ
ば、ステップS52に進んで変形済みデータメモリ4の
現在のアニメーション番号に相当するn番目の領域から
変形済み画像データを取り込む。例えば、最初のルーチ
ンではアニメーション番号[1]であるから、ステップ
S52では変形済みデータメモリ4のアニメーション番
号[1]に相当する1番目の領域から変形済み画像デー
タを取り込むことになる。次いで、ステップS54で取
り込んだ変形済み画像データをVDP5に送る。これに
より、最初のルーチンではアニメーション番号[1]に
相当する1番目の領域から取り込んだ変形済み画像デー
タがVDP5によってVRAM6に書き込まれ、この書
き込まれた画像データはTVディスプレイ7に表示され
る。
【0020】次いで、ステップS56でアニメーション
番号をインクリメントする(1だけ進める)。最初のル
ーチンではアニメーション番号=2となる。そして、次
のタイマインターラプトがかかるのを待つ。次いで、ス
テップS58ですべての変形済み画像データを表示した
か否かを判別する。最初のルーチンでは変形済みデータ
メモリ4のアニメーション番号[1]に相当する1番目
の領域から変形済み画像データを取り込んでVDP5に
送り、この変形済み画像データをVDP5によってVR
AM6に書き込み、TVディスプレイ7に表示しただけ
であるから、今回はNOに分岐してステップS50に戻
って同様のループを繰り返す。
【0021】したがって、次回のルーチンでは変形済み
データメモリ4のアニメーション番号[2]に相当する
2番目の領域から変形済み画像データを取り込んでVD
P5に送り、この変形済み画像データをVDP5によっ
てVRAM6に書き込み、TVディスプレイ7に表示す
る処理が行われる。以下、同様にして、変形済みデータ
メモリ4のアニメーション番号[3]に相当する3番目
の領域から変形済み画像データを取り込んでVDP5に
送り、この変形済み画像データをVDP5によってVR
AM6に書き込み、TVディスプレイ7に表示する処
理、・・・・・変形済みデータメモリ4のアニメーショ
ン番号[n]に相当するn番目の領域から変形済み画像
データを取り込んでVDP5に送り、この変形済み画像
データをVDP5によってVRAM6に書き込み、TV
ディスプレイ7に表示する処理というように順次行われ
る。そして、ステップS58ですべての変形済み画像デ
ータを表示すると、ステップS60に抜けてアニメーシ
ョン開始フラグを[0]にしてタイマインターラプト処
理のルーチンを終了する。以上のタイマインターラプト
処理ルーチンを実行することにより、アニメーションス
イッチ21を押すと、予め変形済み画像データメモリ4
に格納しておいたn枚の変形済み画像データ41a〜4
1nのうちから動画で用いる画像データを順次読み出し
て元画像データ31の動画が表示される。
【0022】本実施例の動作および効果をまとめると、
以下のようになる。 (I)通常の動画表示 アニメーションスイッチ21が押されて動画表示の指令
が出力されると、変形対象となる元画像データ31をア
ニメーション番号[n]に相当する変形データnを用い
て順次変形する処理を行ってn枚の変形済み画像データ
41a〜41nを作成し、作成したn枚の変形済み画像
データ41a〜41nを変形済み画像データメモリ4に
格納し、次いで、変形済み画像データメモリ4に格納し
ておいたn枚の変形済み画像データ41a〜41nのう
ちから動画で用いる画像データを順次読み出すことによ
り、元画像データの動画を表示することが行われる。し
たがって、元画像データ31を処理時間のかかる複雑な
変形を行って表示する場合でも、従来のように全く異な
る全体の画像データを予め持つ必要がなくなり、動画
(特に、アニメーションの表示)に必要なデータを記憶
するためのメモリ容量を大幅に節約することができる。
しかも、メモリ容量の大幅な節約に伴いコストを低減す
ることができる。また、動画を表示する際には、変形済
み画像データメモリ4内のn枚の変形済み画像データ4
1a〜41nを順次読み出して表示するだけでよいか
ら、従来の拡大、縮小等の単純な変形に限らず、処理時
間のかかる複雑な変形を行っても、滑らかに動画を表示
することができる。
【0023】(II)既に変形済み画像データを格納し
ている場合の動画表示 アニメーションスイッチ21が押されて動画表示の指令
が出力されると、変形済み画像データメモリ4に既に格
納しておいた変形対象となる元画像データ31をアニメ
ーション番号[n]に相当する変形データnを用いて順
次変形処理したn枚の変形済み画像データ41a〜41
nを順次読み出すことにより、元画像データの動画を表
示することが行われる。したがって、例えば同じ動画を
2回目以降表示する場合には、単に変形済み画像データ
メモリ4内のn枚の変形済み画像データ41a〜41n
を順次読み出して表示するだけでよいから、元画像デー
タ31に変形処理を施すような余分な処理を行う必要が
なく、よって変形にかかる時間がなくなり、すぐに動画
を表示することができる。なお、本発明の適用はアニメ
ーション、ゲーム等のキャラクター又は背景データ等に
限るものではなく、他の分野、他の画像データにも適用
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、表示の指令が出力され
ると、元画像データを予め変形して複数の変形画像デー
タを作成し、作成した複数の変形画像データを記憶し、
記憶しておいた変形済み画像データから所望の画像デー
タを順次読み出すことにより、元画像データを順次表示
しているので、元となる画像データを処理時間のかかる
複雑な変形を行って表示する場合でも、従来のように全
く異なる全体の画像データを予め持つ必要がなくなり、
例えば動画(アニメーションの表示など)に必要なデー
タを記憶するためのメモリ容量を大幅に節約することが
できる。しかも、メモリ容量の大幅な節約に伴いコスト
を低減することができる。また、例えば動画を表示する
際には、変形画像データ記憶手段内の変形済みの画像デ
ータを表示するだけでよく、従来の拡大、縮小等の単純
な変形に限らず、処理時間のかかる複雑な変形を行って
も、滑らかに動画を表示することができる。さらに、例
えば同じ動画を2回目以降表示する場合には、変形にか
かる時間が必要なくなるので、すぐに動画を表示するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像変形装置の一実施例の構成図
である。
【図2】同実施例のCPUの内部レジスタへのデータの
格納例を示す図である。
【図3】同実施例の変形済みデータメモリの変形済み画
像データの格納の格納例を示す図である。
【図4】同実施例の画像変形処理のメインプログラムを
示すフローチャートである。
【図5】同実施例のタイマインターラプト処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(変形画像データ作成手段、表示制御手段分
割手段) 2 入力操作子(指令手段) 3 記憶装置(元画像データ記憶手段、変形データ記憶
手段) 4 変形済みデータメモリ(変形画像データ記憶手段) 5 VDP 6 VRAM 7 TVディスプレイ(表示手段) 21 アニメーションスイッチ 31 元画像データ 41a〜41n 変形済み画像データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変形対象となる元画像データを予め変形
    して複数の変形画像データを作成し、 作成した複数の変形画像データを記憶し、 表示の指令が出力されると、記憶しておいた変形済み画
    像データから所望の画像データを順次読み出して表示す
    ることを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 上記順次読み出されるすべての変形画像
    データが作成されるまで、表示の指令の受け付けを禁止
    し、 上記順次読み出されるすべての変形画像データを作成し
    た時点で、指令に応答して記憶しておいた変形済み画像
    データを一定時間毎に順番に読み出すことにより、元画
    像データを順次表示することを特徴とする請求項1記載
    の画像表示方法。
  3. 【請求項3】 変形対象となる元画像データの動画を表
    示する指令が出力されると、 元画像データを変形して複数の変形画像データを作成す
    るとともに、作成した複数の変形画像データを記憶し、 すべての変形画像データを記憶した後に、これらの変形
    済み画像データを一定時間毎に順番に読み出して表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
  4. 【請求項4】 表示を指令する指令手段と、 変形対象となる元画像データを記憶する元画像データ記
    憶手段と、 変形対象となる元画像データの表示を指令する表示指令
    が出力されると、変形対象となる元画像データを予め変
    形して複数の変形画像データを作成する変形画像データ
    作成手段と、 変形画像データ作成手段によって作成された複数の変形
    画像データを一時的に記憶しておく変形画像データ記憶
    手段と、 変形画像データ記憶手段から変形画像データを順次読み
    出す制御を行う表示制御手段と、 表示制御手段の出力に基づいて元画像データを順次表示
    する表示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記動画表示制御手段は、順次読み出さ
    れるすべての変形画像データが変形画像データ作成手段
    によって作成され、変形画像データ記憶手段に一時的に
    記憶された時点で、表示の指令に応答して記憶されてい
    る変形済み画像データを一定時間毎に順番に読み出して
    表示させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の
    画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記動画表示制御手段は、順次読み出さ
    れるすべての変形画像データが変形画像データ作成手段
    によって作成され、既にすべての変形画像データが変形
    画像データ記憶手段に一時的に記憶されている場合に
    は、 表示の指令に応答し、直ちに記憶されている変形済み画
    像データを順次読み出して元画像データを順次表示させ
    る制御を行うことを特徴とする請求項4記載の画像表示
    装置。
  7. 【請求項7】 元画像データをどのように変形させるか
    を示す複数の変形データを記憶する変形データ記憶手段
    を、さらに有し、 前記変形画像データ作成手段は、表示を指令する表示指
    令が出力されると、変形データ記憶手段に記憶された複
    数の変形データに対応して元画像データを変形して複数
    の変形画像データを作成することを特徴とする請求項4
    乃至6の何れかに記載の画像表示装置。
JP5348682A 1993-12-27 1993-12-27 画像変形方法およびその装置 Pending JPH07200865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5348682A JPH07200865A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像変形方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5348682A JPH07200865A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像変形方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07200865A true JPH07200865A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18398654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5348682A Pending JPH07200865A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像変形方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07200865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012149772A1 (zh) * 2011-09-27 2012-11-08 华为技术有限公司 一种渐变动画的生成方法和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012149772A1 (zh) * 2011-09-27 2012-11-08 华为技术有限公司 一种渐变动画的生成方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4529978A (en) Method and apparatus for generating graphic and textual images on a raster scan display
JPH07200865A (ja) 画像変形方法およびその装置
JPS63108388A (ja) 画像処理装置
JPH07203295A (ja) 画像変形方法およびその装置
JP2562540B2 (ja) 図形処理方法
JP3551459B2 (ja) 画像変形方法およびその装置
JP3473079B2 (ja) 画像表示位置決定方法およびその装置
JP2713219B2 (ja) 図形表示装置
JP2671365B2 (ja) 文字図形編集装置
JPH0764727A (ja) カーソル段間移動方法
JP2504413B2 (ja) 表示制御装置
JPH06282657A (ja) 図形表示方法及びその装置
JPH07123322A (ja) 画像変換方式
JP2833366B2 (ja) 表示制御装置
JP2005216146A (ja) 情報表示装置、情報表示システムおよび情報表示方法
JP2002006830A (ja) 画像表示装置
JPH07200806A (ja) 画像変形方法およびその装置
JPH09325872A (ja) Sfc作成装置
JPH0721397A (ja) 多角形の塗りつぶし描画方法
JPH0877381A (ja) 画像形成装置
JPS63136278A (ja) 繰り返しパタ−ン生成方式
JPH09120398A (ja) 文書色付け編集方法及び記憶装置
JPH0212382A (ja) エアブラシ描画方式
JPH0324975A (ja) 文字処理装置
JP2001092984A (ja) 画像処理装置