JPH07200856A - 図形作成装置および図形作成方法 - Google Patents
図形作成装置および図形作成方法Info
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- JPH07200856A JPH07200856A JP5335317A JP33531793A JPH07200856A JP H07200856 A JPH07200856 A JP H07200856A JP 5335317 A JP5335317 A JP 5335317A JP 33531793 A JP33531793 A JP 33531793A JP H07200856 A JPH07200856 A JP H07200856A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合図形データのサイズ変更を複合図形の種
類に応じた最適な方法で行えるようにする。 【構成】 記憶部5に複合図形データ51と共に、複合
図形データを構成する各線分のうちの所定の線分の長さ
が当該複合図形データに対していかなるサイズが選択さ
れても固定であることを定義する属性情報52を記憶す
る。図形制御部3は、複合図形の基準データ、始点a及
び終点bがユーザにより選択され、始点aから終点bま
でのカーソル移動量を入力すると、記憶部5に記憶され
ている属性情報52を参照して複合図形データを構成す
る各線分毎に属性情報52が付加されているかどうかを
調べ、属性情報52が付加されている線分についてはそ
の長さを一定の値に固定したまま、なおかつ各線分間の
接続関係を保ちながら複合図形データの全体サイズを決
定する。
類に応じた最適な方法で行えるようにする。 【構成】 記憶部5に複合図形データ51と共に、複合
図形データを構成する各線分のうちの所定の線分の長さ
が当該複合図形データに対していかなるサイズが選択さ
れても固定であることを定義する属性情報52を記憶す
る。図形制御部3は、複合図形の基準データ、始点a及
び終点bがユーザにより選択され、始点aから終点bま
でのカーソル移動量を入力すると、記憶部5に記憶され
ている属性情報52を参照して複合図形データを構成す
る各線分毎に属性情報52が付加されているかどうかを
調べ、属性情報52が付加されている線分についてはそ
の長さを一定の値に固定したまま、なおかつ各線分間の
接続関係を保ちながら複合図形データの全体サイズを決
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばワードプロセ
ッサ等において用いられる図形作成装置に係り、特に複
合図形データのサイズ変更機能を有する図形作成装置及
び図形作成方法に関する。
ッサ等において用いられる図形作成装置に係り、特に複
合図形データのサイズ変更機能を有する図形作成装置及
び図形作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワードプロセッサ等の文書作
成装置には作図機能が設けられており、高い自由度で図
形データの作成を行えるようになってきている。この作
図機能の中に図形の拡大/縮小機能(サイズ変更機構)
がある。この機能を使って図形のサイズを変更する場
合、表示中の任意の図形データの範囲を選択した後、カ
ーソルを左右に移動させることによって、図形データは
カーソル移動量に応じた縦横均等な倍率で拡大/縮小さ
れる。
成装置には作図機能が設けられており、高い自由度で図
形データの作成を行えるようになってきている。この作
図機能の中に図形の拡大/縮小機能(サイズ変更機構)
がある。この機能を使って図形のサイズを変更する場
合、表示中の任意の図形データの範囲を選択した後、カ
ーソルを左右に移動させることによって、図形データは
カーソル移動量に応じた縦横均等な倍率で拡大/縮小さ
れる。
【0003】また近年、例えば図2(a)に示すよう
に、複数の線分(図形を含む。)により構成された比較
的複雑な複合図形データを基準データとして固定的に格
納し、この複合図形データを使って作図処理のいっそう
の効率化を実現した文書作成装置が登場している。
に、複数の線分(図形を含む。)により構成された比較
的複雑な複合図形データを基準データとして固定的に格
納し、この複合図形データを使って作図処理のいっそう
の効率化を実現した文書作成装置が登場している。
【0004】この複合図形データを使って作図を行う場
合、まず候補として表示された複数の複合図形の基準デ
ータの中から任意の複合図形を選択する。次にカーソル
を上下左右に移動させて始点aを決めた後、カーソルを
左右に移動させて終点bを指定する。すると、複合図形
データは始点aを基準位置として、なおかつこの始点a
から終点bまでの距離に応じたサイズで画面に表示され
る。さらにサイズの大きい複合図形データを得たいなら
ば、図2(b)に示すように、終点をさらに始点aから
離れたb′の位置まで移動させればよい。
合、まず候補として表示された複数の複合図形の基準デ
ータの中から任意の複合図形を選択する。次にカーソル
を上下左右に移動させて始点aを決めた後、カーソルを
左右に移動させて終点bを指定する。すると、複合図形
データは始点aを基準位置として、なおかつこの始点a
から終点bまでの距離に応じたサイズで画面に表示され
る。さらにサイズの大きい複合図形データを得たいなら
ば、図2(b)に示すように、終点をさらに始点aから
離れたb′の位置まで移動させればよい。
【0005】ここで、複合図形データの拡大は始点aか
ら終点b、b′までの距離に応じた縦横同じ倍率にて行
われる。すなわち、複合図形データは全体に亘って縦横
の比率が固定されたままサイズ変更が行われる。
ら終点b、b′までの距離に応じた縦横同じ倍率にて行
われる。すなわち、複合図形データは全体に亘って縦横
の比率が固定されたままサイズ変更が行われる。
【0006】また、例えば図4(a)に示すような立体
型の複合図形データの場合は、始点aを決めた後、カー
ソルを上下及び左右に移動させて終点bを指定すること
によってそのサイズが決定される。さらに、拡大のため
終点としてb′の位置を指定することによって、複合図
形データは図4(b)に示すようなかたちに拡大され
る。ここで、複合図形データの横の拡大倍率は終点bか
らb′まで横方向のカーソル移動量で決まり、縦の拡大
倍率は終点bからb′まで縦方向のカーソル移動量で決
まる。
型の複合図形データの場合は、始点aを決めた後、カー
ソルを上下及び左右に移動させて終点bを指定すること
によってそのサイズが決定される。さらに、拡大のため
終点としてb′の位置を指定することによって、複合図
形データは図4(b)に示すようなかたちに拡大され
る。ここで、複合図形データの横の拡大倍率は終点bか
らb′まで横方向のカーソル移動量で決まり、縦の拡大
倍率は終点bからb′まで縦方向のカーソル移動量で決
まる。
【0007】このように、複合図形データのサイズはカ
ーソルの上下左右の移動量によって自由に選択すること
ができる。しかしながら、このサイズ選択は例外無く全
体の図形データに及ぶものであり、一部の線分の長さを
固定したまま全体としてのサイズを変更したいと言った
要望には応じられない。例えば、図2(a)に示した中
抜きの矢印型図形を、図2(c)に示すように、矢印の
太さを変更せずに長さのみを変更するようなことはでき
ない。また図4(a)に示した立体型の複合図形を、図
4(c)に示すように、奥行の幅(斜め線の長さ)を変
更せずに拡大/縮小することもできない。
ーソルの上下左右の移動量によって自由に選択すること
ができる。しかしながら、このサイズ選択は例外無く全
体の図形データに及ぶものであり、一部の線分の長さを
固定したまま全体としてのサイズを変更したいと言った
要望には応じられない。例えば、図2(a)に示した中
抜きの矢印型図形を、図2(c)に示すように、矢印の
太さを変更せずに長さのみを変更するようなことはでき
ない。また図4(a)に示した立体型の複合図形を、図
4(c)に示すように、奥行の幅(斜め線の長さ)を変
更せずに拡大/縮小することもできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためのもので、図形中の一部の線分の長さ
を固定したまま図形データの全体としてのサイズを変更
することができ、これにより図形データのサイズ変更を
図形の種類に応じた最適な方法で行うことのできる図形
作成装置および図形作成方法の提供を目的としている。
題を解決するためのもので、図形中の一部の線分の長さ
を固定したまま図形データの全体としてのサイズを変更
することができ、これにより図形データのサイズ変更を
図形の種類に応じた最適な方法で行うことのできる図形
作成装置および図形作成方法の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の図形作成
装置は上記した目的を達成するために、複数の線分から
構成される図形データが記憶された図形記憶手段と、図
形記憶手段に記憶された個々の図形データを構成する各
線分のうちの所定の線分の長さが、図形データ全体のサ
イズ変更に拘らず固定であることを定義する属性情報が
記憶された属性情報記憶手段と、図形記憶手段に記憶さ
れた図形データを表示する表示手段と、表示手段に表示
された前記図形データ全体に対してサイズ変更の指示が
与えられたとき、属性情報記憶手段に記憶された属性情
報に基づいて、図形データを構成する一部の線分の長さ
を固定したまま図形データ全体のサイズを変更するサイ
ズ変更手段とを具備することを特徴としている。
装置は上記した目的を達成するために、複数の線分から
構成される図形データが記憶された図形記憶手段と、図
形記憶手段に記憶された個々の図形データを構成する各
線分のうちの所定の線分の長さが、図形データ全体のサ
イズ変更に拘らず固定であることを定義する属性情報が
記憶された属性情報記憶手段と、図形記憶手段に記憶さ
れた図形データを表示する表示手段と、表示手段に表示
された前記図形データ全体に対してサイズ変更の指示が
与えられたとき、属性情報記憶手段に記憶された属性情
報に基づいて、図形データを構成する一部の線分の長さ
を固定したまま図形データ全体のサイズを変更するサイ
ズ変更手段とを具備することを特徴としている。
【0010】また請求項2記載の図形作成装置は上記し
た目的を達成するために、請求項1記載の図形作成装置
において、図形データを構成する複数の線分のうちの任
意の線分を指定する指定手段と、指定手段により指定さ
れた線分の長さが、図形データ全体のサイズ変更に拘ら
ず固定であることを定義する属性情報を属性情報記憶手
段に登録する登録手段とをさらに具備することを特徴と
している。
た目的を達成するために、請求項1記載の図形作成装置
において、図形データを構成する複数の線分のうちの任
意の線分を指定する指定手段と、指定手段により指定さ
れた線分の長さが、図形データ全体のサイズ変更に拘ら
ず固定であることを定義する属性情報を属性情報記憶手
段に登録する登録手段とをさらに具備することを特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1記載の図形作成装置では、属性情報記
憶手段に、個々の図形データを構成する各線分のうちの
所定の線分の長さが、図形データ全体のサイズ変更に拘
らず固定であることを定義する属性情報を記憶してお
き、この属性情報を基に、サイズ変更手段が、表示手段
に表示された図形データ全体に対してサイズ変更の指示
が与えられたとき、図形データを構成する一部の線分の
長さを固定したまま図形データ全体のサイズを変更する
ので、図形データのサイズ変更を図形の種類に応じた最
適な方法で行うことができる。
憶手段に、個々の図形データを構成する各線分のうちの
所定の線分の長さが、図形データ全体のサイズ変更に拘
らず固定であることを定義する属性情報を記憶してお
き、この属性情報を基に、サイズ変更手段が、表示手段
に表示された図形データ全体に対してサイズ変更の指示
が与えられたとき、図形データを構成する一部の線分の
長さを固定したまま図形データ全体のサイズを変更する
ので、図形データのサイズ変更を図形の種類に応じた最
適な方法で行うことができる。
【0012】また請求項2記載の図形作成装置では、予
め装置内に固定的に格納した図形データに限らず、例え
ばユーザ自らが作成した図形データ中の任意の線分にも
属性情報を付与することができ、図形の種類に応じて最
適な方法でサイズ変更することのできる図形データの種
類をユーザが自由に増やすことができる。
め装置内に固定的に格納した図形データに限らず、例え
ばユーザ自らが作成した図形データ中の任意の線分にも
属性情報を付与することができ、図形の種類に応じて最
適な方法でサイズ変更することのできる図形データの種
類をユーザが自由に増やすことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明に係る一実施例の図形作成装
置の構成を説明するためのブロック図である。
置の構成を説明するためのブロック図である。
【0015】同図において、1はキーボード等の入力部
であり、複合図形の基準データ選択、位置選択、サイズ
選択等を画面上のカーソルを移動させることによって行
う。2は入力部1からのデータ入力を制御する入力制御
部である。3は複合図形データに対する移動、拡大/縮
小等、図形データに関する各種処理を行う図形制御部で
ある。4は複合図形データのサイズを決定する際の始点
から終点までのカーソル移動量を算出する距離計算部で
ある。また5は記憶部である。この記憶部5には、各種
の複合図形の基準データ51と、複合図形の基準データ
を構成する各線分のうちの所定の線分の長さが、当該複
合図形の基準データに対していかなるサイズが選択され
ても固定であることを定義する属性情報52が記憶され
ている。6は複合図形データ等を画面表示する表示部で
ある。7は表示部6における複合図形データ等の表示動
作を制御する表示制御部である。
であり、複合図形の基準データ選択、位置選択、サイズ
選択等を画面上のカーソルを移動させることによって行
う。2は入力部1からのデータ入力を制御する入力制御
部である。3は複合図形データに対する移動、拡大/縮
小等、図形データに関する各種処理を行う図形制御部で
ある。4は複合図形データのサイズを決定する際の始点
から終点までのカーソル移動量を算出する距離計算部で
ある。また5は記憶部である。この記憶部5には、各種
の複合図形の基準データ51と、複合図形の基準データ
を構成する各線分のうちの所定の線分の長さが、当該複
合図形の基準データに対していかなるサイズが選択され
ても固定であることを定義する属性情報52が記憶され
ている。6は複合図形データ等を画面表示する表示部で
ある。7は表示部6における複合図形データ等の表示動
作を制御する表示制御部である。
【0016】次に属性情報52の具体例を示す。複合図
形の基準データとして例えば図2(a)に示すような中
抜きの矢印型図形を例に挙げる。この矢印型図形は同図
(c)に示すように、これに対してどんなサイズが選択
されても、矢印の太さは変わらず全体の長さだけが変更
するものとする。この場合、この矢印型図形を構成して
いる7本の線分のうち、A、D、E、F、Gの5本の線
分に長さが固定であることを定義する属性情報が付加さ
れる。
形の基準データとして例えば図2(a)に示すような中
抜きの矢印型図形を例に挙げる。この矢印型図形は同図
(c)に示すように、これに対してどんなサイズが選択
されても、矢印の太さは変わらず全体の長さだけが変更
するものとする。この場合、この矢印型図形を構成して
いる7本の線分のうち、A、D、E、F、Gの5本の線
分に長さが固定であることを定義する属性情報が付加さ
れる。
【0017】次に本実施例の図形作成装置における複合
図形データのサイズ変更処理について説明する。図3は
この処理の手順を示すフローチャートである。
図形データのサイズ変更処理について説明する。図3は
この処理の手順を示すフローチャートである。
【0018】まず記憶部5に記憶された各種の複合図形
の基準データの中から、ユーザは入力部1を使って任意
の複合図形の基準データを選択することで、記憶部5か
らその複合図形の基準データが読み出される(ステップ
301)。例えば、図2(a)に示した中抜きの矢印型
図形の基準データが読み出されたとする。
の基準データの中から、ユーザは入力部1を使って任意
の複合図形の基準データを選択することで、記憶部5か
らその複合図形の基準データが読み出される(ステップ
301)。例えば、図2(a)に示した中抜きの矢印型
図形の基準データが読み出されたとする。
【0019】次にユーザは入力部1を使ってカーソルを
上下左右に移動させることによって当該複合図形データ
の基準位置となる始点aを決める(ステップ302)。
続いてカーソルを左右に移動させることによって複合図
形データの終点b′を決める(ステップ303)。この
ときカーソルの横方向への移動量が距離計算部4にて計
算され、このカーソル移動量及び記憶部5に記憶されて
いる当該複合図形の基準データに対する属性情報52を
基に、図形制御部3は複合図形データの全体サイズを次
のように決定する。
上下左右に移動させることによって当該複合図形データ
の基準位置となる始点aを決める(ステップ302)。
続いてカーソルを左右に移動させることによって複合図
形データの終点b′を決める(ステップ303)。この
ときカーソルの横方向への移動量が距離計算部4にて計
算され、このカーソル移動量及び記憶部5に記憶されて
いる当該複合図形の基準データに対する属性情報52を
基に、図形制御部3は複合図形データの全体サイズを次
のように決定する。
【0020】すなわち、図形制御部3は記憶部5に記憶
されている属性情報52を参照し、当該複合図形データ
を構成する各線分毎に属性情報52が付加されているか
どうかを調べる(ステップ304)。そして属性情報5
2が付加されている線分についてはその長さを一定の値
(基準データが示す値)に固定したまま、なおかつ各線
分間の接続関係を保ちながら複合図形データの全体サイ
ズを決定する(ステップ305)。これにより図2の
(c)に示すように、基準データ(図2(a))と比較
して矢印の太さには変更は無いが全体の長さが変更した
複合図形データが得られる。なお、ここで言う複合図形
データの全体サイズの決定とは、複合図形の基準データ
からのサイズ変更と同義である。また図2の(b)は、
参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図形デ
ータを示している。
されている属性情報52を参照し、当該複合図形データ
を構成する各線分毎に属性情報52が付加されているか
どうかを調べる(ステップ304)。そして属性情報5
2が付加されている線分についてはその長さを一定の値
(基準データが示す値)に固定したまま、なおかつ各線
分間の接続関係を保ちながら複合図形データの全体サイ
ズを決定する(ステップ305)。これにより図2の
(c)に示すように、基準データ(図2(a))と比較
して矢印の太さには変更は無いが全体の長さが変更した
複合図形データが得られる。なお、ここで言う複合図形
データの全体サイズの決定とは、複合図形の基準データ
からのサイズ変更と同義である。また図2の(b)は、
参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図形デ
ータを示している。
【0021】次に他の具体的な動作の例を説明する。こ
こでは複合図形データとして、例えば図4に示すよう
な、立体型の複合図形データを例に挙げる。この場合、
この立体型図形を構成している9本の線分のうちG、
H、Iの3本の線分に長さが固定であることを定義する
属性情報52が付加される。
こでは複合図形データとして、例えば図4に示すよう
な、立体型の複合図形データを例に挙げる。この場合、
この立体型図形を構成している9本の線分のうちG、
H、Iの3本の線分に長さが固定であることを定義する
属性情報52が付加される。
【0022】まず記憶部5に記憶された各種の複合図形
の基準データの中から、ユーザが当該複合図形の基準デ
ータを選択することで、記憶部5からその複合図形の基
準データが読み出される(ステップ301)。
の基準データの中から、ユーザが当該複合図形の基準デ
ータを選択することで、記憶部5からその複合図形の基
準データが読み出される(ステップ301)。
【0023】次にユーザは入力部1を使ってカーソルを
上下左右に移動させることによって当該複合図形データ
の基準位置となる始点aを決める(ステップ302)。
続いてカーソルを上下左右に移動させることによって複
合図形データの終点b′を決める(ステップ303)。
このときカーソルの縦及び横方向への各移動量が距離計
算部4にてそれぞれ計算され、これらカーソル移動量及
び記憶部5に記憶されている当該複合図形データに対す
る属性情報52を基に、図形制御部3は複合図形データ
の全体サイズを次のように決定する。
上下左右に移動させることによって当該複合図形データ
の基準位置となる始点aを決める(ステップ302)。
続いてカーソルを上下左右に移動させることによって複
合図形データの終点b′を決める(ステップ303)。
このときカーソルの縦及び横方向への各移動量が距離計
算部4にてそれぞれ計算され、これらカーソル移動量及
び記憶部5に記憶されている当該複合図形データに対す
る属性情報52を基に、図形制御部3は複合図形データ
の全体サイズを次のように決定する。
【0024】この場合、図形制御部3は、カーソルの縦
方向への移動量から当該複合図形データ全体の縦のサイ
ズを決定すると共に、カーソルの横方向への移動量から
当該複合図形データ全体の横のサイズを決定する。また
記憶部5に記憶されている属性情報52を参照し、当該
複合図形データを構成する各線分毎に属性情報52が付
加されているかどうかを調べる(ステップ304)。そ
して属性情報52が付加されている線分についてはその
長さを一定の値に固定したまま、なおかつ各線分間の接
続関係を保ちながら複合図形データの全体サイズを決定
する(ステップ305)。これにより図4の(c)に示
すような複合図形データが得られる。なお、図4(b)
は、参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図
形データを示している。
方向への移動量から当該複合図形データ全体の縦のサイ
ズを決定すると共に、カーソルの横方向への移動量から
当該複合図形データ全体の横のサイズを決定する。また
記憶部5に記憶されている属性情報52を参照し、当該
複合図形データを構成する各線分毎に属性情報52が付
加されているかどうかを調べる(ステップ304)。そ
して属性情報52が付加されている線分についてはその
長さを一定の値に固定したまま、なおかつ各線分間の接
続関係を保ちながら複合図形データの全体サイズを決定
する(ステップ305)。これにより図4の(c)に示
すような複合図形データが得られる。なお、図4(b)
は、参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図
形データを示している。
【0025】さらに図5(a)に示すような、折れ曲が
った矢印型図形の場合も以上と同様の手順でその全体サ
イズが決定される。この場合、11本の線分のうち、
A、D、E、H、I、J、Kの7本の線分に長さが固定
であることを定義する属性情報が付加され、終点として
b′の位置が指定されることで(c)に示すようなサイ
ズ変更後の複合図形が得られる。なお、図5(b)は、
参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図形デ
ータを示している。
った矢印型図形の場合も以上と同様の手順でその全体サ
イズが決定される。この場合、11本の線分のうち、
A、D、E、H、I、J、Kの7本の線分に長さが固定
であることを定義する属性情報が付加され、終点として
b′の位置が指定されることで(c)に示すようなサイ
ズ変更後の複合図形が得られる。なお、図5(b)は、
参考のため従来の方式によるサイズ変更後の複合図形デ
ータを示している。
【0026】かくして本実施例の図形作成装置によれ
ば、複合図形データを構成する各線分毎にその長さが複
合図形データ全体のサイズ変更に拘らず固定であること
を定義する属性情報52を選択的に付与することで、複
合図形データ中の一部分のサイズを固定にしたまま複合
図形データの全体としてのサイズを変更することがで
き、これにより図形データのサイズ変更を図形の種類に
応じた最適な方法で行うことができる。
ば、複合図形データを構成する各線分毎にその長さが複
合図形データ全体のサイズ変更に拘らず固定であること
を定義する属性情報52を選択的に付与することで、複
合図形データ中の一部分のサイズを固定にしたまま複合
図形データの全体としてのサイズを変更することがで
き、これにより図形データのサイズ変更を図形の種類に
応じた最適な方法で行うことができる。
【0027】なお、以上の実施例では、装置内に予め格
納されている複合図形データに対して属性情報を固定的
に付加しているが、ユーザがこの複合図形データ中の任
意の線分に対して後から属性情報を付加できるようにし
てもよい。また、ユーザ自らが作成した複合図形データ
を保存する際に、ユーザがその中の任意の線分を入力部
1を指定手段として使って指定し、その属性情報52を
記憶部5に登録するようにしても構わない。
納されている複合図形データに対して属性情報を固定的
に付加しているが、ユーザがこの複合図形データ中の任
意の線分に対して後から属性情報を付加できるようにし
てもよい。また、ユーザ自らが作成した複合図形データ
を保存する際に、ユーザがその中の任意の線分を入力部
1を指定手段として使って指定し、その属性情報52を
記憶部5に登録するようにしても構わない。
【0028】さらに、複数の同じ複合図形の基準データ
を記憶部5に記憶しておき、各複合図形毎に別々のかた
ちで属性情報を付与するようにしてもよい。例えば、図
6(a)に示すような立体型複合図形におけるA、B、
C、D、E、Fの6本の線分に長さが固定であることを
定義する属性情報52を付与する。これにより、複合図
形は図6(b)に示すようなかたちに拡大される。また
複数の同じ複合図形の基準データの中に、属性情報を付
与していない複合図形データを含ませてもよい。
を記憶部5に記憶しておき、各複合図形毎に別々のかた
ちで属性情報を付与するようにしてもよい。例えば、図
6(a)に示すような立体型複合図形におけるA、B、
C、D、E、Fの6本の線分に長さが固定であることを
定義する属性情報52を付与する。これにより、複合図
形は図6(b)に示すようなかたちに拡大される。また
複数の同じ複合図形の基準データの中に、属性情報を付
与していない複合図形データを含ませてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の図形作成装
置および図形作成方法によれば、図形データを構成する
線分毎にこの線分の長さが図形データ全体のサイズ変更
に対して固定であることを定義する属性情報を選択的に
付与することで、図形中の一部のサイズを固定したまま
図形データの全体としてのサイズを自由に変更すること
ができ、これにより図形データのサイズ変更を図形の種
類に応じた最適な方法で行うことができる。
置および図形作成方法によれば、図形データを構成する
線分毎にこの線分の長さが図形データ全体のサイズ変更
に対して固定であることを定義する属性情報を選択的に
付与することで、図形中の一部のサイズを固定したまま
図形データの全体としてのサイズを自由に変更すること
ができ、これにより図形データのサイズ変更を図形の種
類に応じた最適な方法で行うことができる。
【図1】本発明に係る一実施例の図形作成装置の構成を
説明するためのブロック図である。
説明するためのブロック図である。
【図2】図1の図形作成装置による複合図形データのサ
イズ変更例を従来と比較して示す図である。
イズ変更例を従来と比較して示す図である。
【図3】図1の図形作成装置による複合図形データのサ
イズ変更処理の手順を示すフローチャートである。
イズ変更処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の図形作成装置による他の複合図形データ
のサイズ変更例を従来と比較して示す図である。
のサイズ変更例を従来と比較して示す図である。
【図5】図1の図形作成装置によるさらに他の複合図形
データのサイズ変更例を従来と比較して示す図である。
データのサイズ変更例を従来と比較して示す図である。
【図6】本発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
1…入力部、2…入力制御部、3…図形制御部、4…距
離計算部、5…記憶部、51…複合図形データ、52…
属性情報、6…表示部、7…表示制御部。
離計算部、5…記憶部、51…複合図形データ、52…
属性情報、6…表示部、7…表示制御部。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の線分から構成される図形データが
記憶された図形記憶手段と、 前記図形記憶手段に記憶された個々の図形データを構成
する各線分のうちの所定の線分の長さが、図形データ全
体のサイズ変更に拘らず固定であることを定義する属性
情報が記憶された属性情報記憶手段と、 前記図形記憶手段に記憶された図形データを表示する表
示手段と、 前記表示手段に表示された前記図形データ全体に対して
サイズ変更の指示が与えられたとき、前記属性情報記憶
手段に記憶された属性情報に基づいて、前記図形データ
を構成する一部の線分の長さを固定したまま前記図形デ
ータ全体のサイズを変更するサイズ変更手段とを具備す
ることを特徴とする図形作成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の図形作成装置において、 図形データを構成する複数の線分のうちの任意の線分を
指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された線分の長さが、図形デー
タ全体のサイズ変更に拘らず固定であることを定義する
属性情報を前記属性情報記憶手段に登録する登録手段と
をさらに具備することを特徴とする図形作成装置。 - 【請求項3】 図形データを作成する図形作成装置にお
いて、 前記複数の線分から構成される図形データが記憶された
図形記憶手段と、 前記図形記憶手段に記憶された個々の図形データを構成
する各線分のうちの所定の線分の長さが、図形データ全
体のサイズ変更に拘らず固定であることを定義する属性
情報が記憶された属性情報記憶手段とを有し、 前記図形記憶手段に記憶された図形データを表示し、前
記表示された前記図形データ全体に対してサイズ変更の
指示が与えられたとき、前記属性情報記憶手段に記憶さ
れた属性情報に基づいて、前記図形データを構成する一
部の線分の長さを固定したまま前記図形データ全体のサ
イズを変更することを特徴とする図形作成方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の図形作成方法において、 図形データを構成する複数の線分のうちの任意の線分を
指定し、前記指定された線分の長さが、図形データ全体
のサイズ変更に拘らず固定であることを定義する属性情
報を前記属性情報記憶手段に登録することを特徴とする
図形作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335317A JPH07200856A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 図形作成装置および図形作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335317A JPH07200856A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 図形作成装置および図形作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07200856A true JPH07200856A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18287174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5335317A Withdrawn JPH07200856A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 図形作成装置および図形作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07200856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100368345B1 (ko) * | 1999-06-29 | 2003-01-24 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 화상 표시 장치 및 화상 표시 방법 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5335317A patent/JPH07200856A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100368345B1 (ko) * | 1999-06-29 | 2003-01-24 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 화상 표시 장치 및 화상 표시 방법 |
US6639601B1 (en) | 1999-06-29 | 2003-10-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image display apparatus and image display method |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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