JPH0720041Y2 - 通気装置 - Google Patents

通気装置

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JPH0720041Y2
JPH0720041Y2 JP12412989U JP12412989U JPH0720041Y2 JP H0720041 Y2 JPH0720041 Y2 JP H0720041Y2 JP 12412989 U JP12412989 U JP 12412989U JP 12412989 U JP12412989 U JP 12412989U JP H0720041 Y2 JPH0720041 Y2 JP H0720041Y2
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JP
Japan
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bellows
top wall
closed container
ventilation device
wall portion
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JP12412989U
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JPH0364247U (ja
Inventor
嘉明 長嶋
貢 栗原
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液体を収容する密閉容器の内部圧力を大気圧
と同圧に保つために使用される通気装置に関する。
(従来の技術) 内部に液体を収容する密閉容器においては、温度の変化
または収容液体の増減量に伴う内部圧力の上昇または降
下による不具合を防止するために、容器内の気体を外部
へ排出する機能および、外部空気を内部へ吸収する機能
を備えた通気装置が使用される。
第4図および第5図は、従来使用されている通気装置の
一例で撥水性のある樹脂材をもって円板形状に形成さ
れ、上面に深さが10μm以下の凹凸が付され、下面およ
び周面に通気溝11を付されたディスク10と、撥水性のあ
る樹脂材をもって蛇の目形状に形成されたリング12と
を、金属板材を曲げ加工されたケース13によって結合さ
れてなり、密閉容器1の開口2に圧入され、ディスク10
におけるリング12例の微小凹凸および通気溝11によって
密閉容器1の内外1の内外を連通させ、ディスク10およ
びリング12の撥水性によって外部の水分の侵入を阻止す
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術による通気装置においては、ディス
ク10及びリング12の接合部の通気能力を必ずしも大きく
設定できないので、温度の変化又は、密閉容器内の収容
液量の急激な増減量を生じた場合には、内部圧力の上昇
又は下降を避けることができない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来の技術による通気装置における
問題点を考慮して、可撓性材料をもって成形されたジャ
バラ部及び該ジャバラ部の端部を閉塞する頂壁部を備
え、少なくとも頂壁部を多孔質のPTFE樹脂によって構成
されたベローズを密閉容器の開口に装着し、要すれば保
護カバーをもってベローズを覆った構成となすものであ
る。
ベローズの製作に使用されるPTFE樹脂製の多孔質材は、
造粒されたPTFE樹脂を、低圧力で圧縮成形・焼成して得
られる。
(作用) 上記した構成を備えた本考案による通気装置において
は、少なくともベローズの頂壁部に使用された多孔質材
のPTFE樹脂が、自己の通気性によって密閉容器の内外を
連通させるとともに、自己の撥水性によって水分の侵入
を阻止し、温度の変化又は内部液体の急激な増減を生じ
た際の大きな圧力変化を、ベローズのジャバラ部が自己
の伸縮機能による容積変化によって吸収し、ベローズを
覆う保護カバーがベローズの過度の変形を抑止する。
(実施例) 第1図に示す実施例においては、ジャバラ部4及び頂壁
部5を、通気性及び撥水性を備えた多孔質のPTFE樹脂を
もって一体成形されたベローズ3が、液体を収容する密
閉容器1に設けられた開口2に装着され、更に、金属板
材をもって製作された保護カバー6によって覆われてい
る。
第2図に示す実施例においては、ベローズ3が可撓性を
備えた通常のゴム材料などをもって成形されたジャバラ
部4と、多孔質のPTFE樹脂をもって製作された頂壁部5
とによって形成されている。
第2図に示す実施例においては、頂壁部5が単一の円板
形状に製作されているが、第3図に示すように複数個の
小円板を組み合わせた態様となすこともできる。
(考案の効果) 本考案による通気装置が、上記したように、可撓性材料
をもって成形されたジャバラ部及び該ジャバラ部端部を
閉塞する頂壁部を備え、少なくとも頂壁部を多孔質のPT
FE樹脂によって成形されたベローズを密閉容器の開口に
装着された構成となすことにより、ベローズが、温度の
変化又は密閉容器の収容液体の急激な増減量が生じた際
に、自己の伸縮機能及び通気性によって内部圧力の上昇
又は降下を防止する。
さらに、要すれば保護カバーをもってベローズを覆うこ
とにより、ベローズの過度の変形によるベローズの破損
を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図は、本考
案の他の実施例の断面図、第3図は、同実施例の要部の
断面図、第4図は、従来の技術による通気装置の一例の
断面図、第5図は、ディスクの平面図である。 1……密閉容器、2……開口、3……ベローズ、4……
ジャバラ部、5……頂壁部、6……保護カバー、10……
ディスク、11……通気溝、12……リング、13……ケー
ス。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器(1)の開口(2)に、可撓性材
    料をもって成形されたジャバラ部(4)及び前記ジャバ
    ラ部(4)の端部を閉塞する頂壁部(5)を備え、少な
    くとも前記頂壁部(5)を多孔質のPTFE樹脂によって構
    成されたベローズ(3)を装着されてなる通気装置。
  2. 【請求項2】ベローズ(3)を保護カバー(6)よって
    覆われている請求項1に記載の通気装置。
JP12412989U 1989-10-24 1989-10-24 通気装置 Expired - Lifetime JPH0720041Y2 (ja)

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JPH0364247U JPH0364247U (ja) 1991-06-24
JPH0720041Y2 true JPH0720041Y2 (ja) 1995-05-10

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JP5790580B2 (ja) * 2012-04-16 2015-10-07 アンデン株式会社 電子部品収容ケース

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JPH0364247U (ja) 1991-06-24

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