JPH07199710A - 離型剤管理材料供給方法 - Google Patents

離型剤管理材料供給方法

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JPH07199710A
JPH07199710A JP6279581A JP27958194A JPH07199710A JP H07199710 A JPH07199710 A JP H07199710A JP 6279581 A JP6279581 A JP 6279581A JP 27958194 A JP27958194 A JP 27958194A JP H07199710 A JPH07199710 A JP H07199710A
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JP6279581A
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English (en)
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Michael J Sculley
ジェイ.スカリイ マイケル
S Amiko Mark
エス.アミコ マーク
Wayne D Drinkwater
ディー.ドリンクウォーター ウェイン
David M Thompson
エム.トンプソン ディビッド
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Xerox Corp
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Xerox Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作成されたプリントの数に従って変化する給
油率を提供することが可能なRAM システムを作動するた
めの離型剤管理材料供給方法を提供する。 【構成】 離型剤管理材料供給方法は、作成されたプリ
ントの数をカウントし、その数を表す信号を生成するス
テップと、カウントされたプリントのプリント等価値を
計算及び表示するステップと、プリント等価値を所定の
プリント等価値と比較するステップと、所定の時間にウ
イック構造体へ離型剤材料を供給するステップと、所定
のプリント等価値の数を変えるステップと、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して電子写真印刷機
の定着離型剤管理システムに関し、特に、消費された離
型剤の量に非常に密接に対応する定着されたプリントの
ための計算されたプリント等価値に従って、離型剤の材
料の分配を制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な電子写真印刷処理において、光
導電性部材は略均一な電位で帯電されて、その表面を感
光する。光導電性部材の帯電された部分は露光されて、
照射された領域にある光導電性部材上の電荷を選択的に
消散する。これによって、静電潜像が光導電性部材上に
記録される。静電潜像が光導電性部材上に記録された
後、潜像は現像材料を接触させることによって現像され
る。概して、現像材料はキャリヤグラニュール(粒体)
に摩擦電気によって付着するトナー粒子を含む。トナー
粒子はキャリヤグラニュールから潜像へ引き付けられ
て、光導電性部材上にトナー粉末画像を形成する。次
に、トナー粉末画像は光導電性部材からコピー用紙へ転
写される。トナー粒子は加熱されて、粉末画像をコピー
用紙へ永久に付着する。
【0003】熱によってトナー材料を支持部材に永久的
に付着又は定着させるために、トナー材料の構成要素が
合体し、粘着性をもつようになるまで、トナー材料の温
度を上げる必要がある。この動作により、トナーが支持
部材の繊維又はポアー、或いは、支持部材の表面上にあ
る程度流れる。その後、トナー材料が冷却するにつれ
て、トナー材料の凝固が起こり、トナー材料が支持部材
にしっかりと接合される。
【0004】支持基体上にトナー材料画像を熱定着させ
る1つの方法は、少なくとも1つが内部から加熱され
る、一対の対向するローラ部材の間に未定着のトナー画
像を備えた基体を通過させることであった。このタイプ
の定着システムの動作の間、トナー画像が静電的に付着
される支持部材は、ロール同士の間に形成されるニップ
を介して動かされ、トナー画像が加熱された定着ロール
を接触することによって、ニップ内のトナー画像の加熱
を行う。そうした一般的な定着装置は2ロールシステム
であり、ここでは、定着ロールが、シリコンゴム又は他
の表面エネルギーの低いエラストマ、例えば、デュポン
社(E.I.DuPont De Nemours) の商標テフロン(Teflon)で
市販されているテトラフルオロエチレン樹脂等の付着材
料によってコーティングされる。しかしながら、これら
の定着システムでは、トナー画像は熱によって粘着性が
出るために、支持基体上に支持される画像の一部は加熱
された定着ローラによって保持されて、基体表面へ浸透
しないことが多い。粘着性の出たトナーは定着ロールの
表面にくっついて、支持基体の次のシートへオフセット
(転着)されるか、或いは、定着ニップを通過するシー
トがないときには圧力ロールへオフセット(転位、移
動)されて、圧力ロールから画像基体へのトナーの次の
オフセットによって圧力ロールを汚染する。
【0005】前述のトナーオフセット問題を取り除くた
めに、一般的に、シリコン油、特に、ポリジメチルシリ
コン油等のトナー離型剤を使用し、トナー離型剤として
作用するために約1ミクロンの厚さで定着ロール表面へ
供給される。これらの材料は、表面エネルギーが比較的
低く、加熱された定着ロール環境で使用するのに適した
材料であることが分かった。実際、薄い層のシリコン油
は加熱されたロールの表面に供給されて、ロール表面と
支持材料上に支持されるトナー画像との間にインタフェ
ース(界面)を形成する。従って、低い表面エネルギー
で容易に分離される層が定着ニップを通過するトナーに
提供されることによって、トナーが定着ロール表面へ付
着するのを防ぐ。定着部材へ離型剤材料を供給するため
の装置は、一般的に離型剤管理システムと称される。
【0006】比較的低い平均月別プリント量(AMPV)及び
応力のより低い原稿(文書)を有する複写機環境用に設
計された離型剤管理システムは、高容量プリンタ、特
に、カラー画像又はハイライトカラー画像を作成するこ
とが可能なプリンタに適していない。高速プリンタから
期待される高いAMPVと3レベルゼログラフィーから期待
される応力の高いマトリクス(matrix:基体) によって、
(少ない油に起因する)オフセットの発生は大きな問題
である。油追加率を単に増やしても、第1出力プリント
上に余分な油が残る問題を引き起こし、油除去システム
を圧迫して、高容量プリンタによって従来示された油の
プリントへの付着という欠陥を増やすことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上から分かるよう
に、本発明の目的は、高速プリンタ及び3レベル画像形
成装置によって必要とされるAMPV及び高応力マトリクス
を適切に処理できる、離型剤管理システムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明に従って、
定着部材に離型剤材料又はオフセット防止液を提供する
ための装置が提供される。本装置は、加熱された定着ロ
ールと接触すると共に接触が解除されるカム駆動される
ウイック(芯)部材を含む。ウイック構造体をカム駆動
する目的は、フューザを介して送り込まれる用紙がない
ときに、定着ロールへ油を供給するのを制限するためで
ある(サイクルアップ、デッドサイクリング及びサイク
ルダウン)。これによって、第1出力プリントに余分な
油を残す問題が起こらず、しかも油除去システムによっ
て見られる油を最小限にせずに、油追加率の増加が可能
になる。ウイックへ油を搬送するためにポンプが用いら
れる。
【0009】離型剤分配制御装置はプリント等価を計算
し、不揮発性メモリ(NVM) に記憶されるプリント等価の
目標に達すると、シリコン油等の離型剤材料を分配す
る。ジョブの第1プリントは安定した状態のプリントよ
りもより多くの油を使用するので、次のプリントよりも
高いプリント等価値によって重み付けされる。
【0010】本発明の制御装置の利点は、プリント等価
を設定されたNVM 値によって「カウントする(countin
g)」のではなく、油がシステムから取り除かれる方法と
同じようにしてプリント等価を「カウントする(count)
」ことである。設定されたNVM値を用いる少なくとも1
つの先行技術の制御装置では、8個のNVM 位置が用いら
れて、油の使用に好適に対応しなかったプリント等価値
を記憶した。本制御装置の他の利点は、NVM 空間をより
効率的に使用することである(8個のNVM 位置に対して
2個のNVM 位置) 。
【0011】シリコン油を分配するために用いられるア
ルゴリズムは、1つが目標値、もう1つがプリント等価
値の2つの不揮発性メモリ(NVM) 位置を使用する。プリ
ント等価値を計算するための数式は以下の通りである。
【0012】計算されたプリント等価値≦所定のプリン
ト等価値ならば、プリント等価値=(所定のプリント等
価値/プリントの数)+1。
【0013】計算されたプリント等価値>所定のプリン
ト等価値ならば、プリント等価値=1。
【0014】離型剤分配制御装置は、プリンタ使用に基
づいてNVM に記憶される目標値を変えることによってダ
イナミック(動的)な油の分配を可能にする。一般的
に、定着ロールへ供給される油は長いジョブ実行(ラ
ン)の間は少なく、短いジョブ実行の間は多くなる。ま
た、短いジョブが断続的で、長いジョブが連続動作に近
づくために、短いジョブ実行モードは、長いジョブ実行
モードよりも1時間あたりに実行するプリントが少な
い。ダイナミック油分配制御装置が使用可能になると、
1時間あたりのジョブが高いプリントに対する目標を減
らし(油追加率を増やす)、1時間あたりのジョブが低
いプリントに対する目標を増やす(油追加率を減ら
す)。この特徴は、機械をジョブ環境へカスタマイズす
る。
【0015】図面を参照し以下の説明が進むにつれて、
本発明の他の特徴も明らかになる。
【0016】請求項1に記載された離型剤管理材料供給
方法は、トナー画像形成されたプリントを定着させるた
めの定着部材へ離型剤管理材料を供給するための方法で
あって、作成されたプリントの数をカウントし、前記プ
リントの数を表す信号を生成するステップと、カウント
されたプリントのプリント等価値を計算及び表示するス
テップと、を備え、前記計算されたプリント等価値が前
記プリントを定着させるために用いられる離型剤を表
し、前記プリント等価値を所定のプリント等価値と比較
するステップと、前記所定のプリント等価値が前記プリ
ント等価値だけ越えた後でのみ、所定の時間に前記ウイ
ック構造体へ離型剤材料を供給するための手段と、前記
所定のプリント等価値の数を変えることで、前記ウイッ
ク構造体へ供給される離型剤材料の量がプリンタの使用
に従って変えられるステップと、を含む。
【0017】請求項2に記載された離型剤管理材料供給
方法は、請求項1に記載の離型剤管理材料供給方法にお
いて、前記所定のプリント等価値の数を変えるステップ
が、カウントされたプリントの数が第1所定数を越える
場合に、前記所定のプリント等価値の数を減らすステッ
プを含む。
【0018】請求項3に記載された離型剤管理材料供給
方法は、請求項2に記載の離型剤管理材料供給方法にお
いて、前記所定のプリント等価値の数を変える前記ステ
ップが、カウントされたプリントの数が前記第1所定数
より少なく、第2所定数より多い場合に、前記所定のプ
リント等価値の数を増やすステップを含む。
【0019】
【実施例】3レベルハイライトカラー画像形成の概念を
より良く理解するために、図1及び図2を参照してその
説明を行う。図1は、本発明に従った3レベル静電潜像
のための光誘起放電曲線(PhotoInduced Discharge Curv
e(PIDC) を示している。ここで、V0は初期帯電レベル、
V ddp (VCAD ) は暗放電電位(未露光)、V w (VMo d )
は白又は背景放電レベル、V c (VDAD ) は受光体(例え
ば、感光体)残留電位(3レベルラスター出力スキャナ
(ROS) を用いるフル露光)である。V CAD 、V Mod 、及
びV DAD の公称電圧値は、例えば、それぞれ788 、423
、及び123 である。
【0020】静電潜像の現像におけるカラー識別は、背
景電圧V Mod からオフセットされる電圧に対してハウジ
ングを電気的にバイアスすることによって、受光体が縦
列をなして、或いは、単一のパスで2つの現像ハウジン
グを通過するときに行われる。オフセットの方向はハウ
ジングにおけるトナーの極性、即ち、符号による。1個
のハウジング(説明のために、第2ハウジングとする)
は摩擦電気特性を有する(陽電荷の)黒トナーを備えた
現像剤を含んで、図2に示されるようなV blac k bias(V
bb) でバイアスされた受光体と現像ロールの間の静電界
によって潜像の内の最も高く帯電された(V ddp) 領域へ
駆動される。反対に、第1ハウジングではカラートナー
上に摩擦電気電荷(陰電荷)が選ばれて、V color bias
(Vcb) へバイアスされる第1ハウジングにおける受光体
と現像ロールの間に存在する静電界によって、トナーは
残留電位V DAD で潜像の部分へ動かされる。V bb及びV
cbにおける公称電圧レベルは、それぞれ641 及び294 で
ある。
【0021】図3及び図4に示されるように、本発明が
使用されるハイライトカラー印刷装置2は、ゼログラフ
ィックプロセッサモジュール4、電子モジュール6、用
紙処理モジュール8、及びユーザインタフェース(IC)9
を含む。作動(活性)マトリクス(AMAT)受光体ベルト1
0の形式の電荷保持部材は、帯電ステーションA、露光
ステーションB、テストパッチジェネレータステーショ
ンC、第1静電電圧計(ESV) ステーションD、現像ステ
ーションE、現像ステーションE内の第2ESVステーシ
ョンF、転写前ステーションG、現像されたトナーパッ
チが感知されるトナーパッチ読み取りステーションH、
転写ステーションJ、クリーニング前ステーションK、
クリーニングステーションL、並びに、定着ステーショ
ンMを通過するエンドレス経路を移動するために取り付
けられる。ベルト10は矢印16の方向に移動して、ベ
ルトの連続部分を移動の経路の回りに配置される様々な
処理ステーションを順々に介して進める。ベルト10は
複数のローラ18、20、22、24及び25の回りに
巻き掛けられ、前者は駆動ローラとして用いられ、後者
は受光体ベルト10に適切な張力を提供するために用い
られる。モータ26はローラ18を回転して、ベルト1
0を矢印16の方向に進める。ローラ18は、図示され
ないベルトドライブ等の適切な手段によってモータ26
へ連結される。受光体ベルト10は柔軟性のあるベルト
受光体を含んでもよい。一般的なベルト受光体は、米国
特許第4,588,667 号、同4,654,284 号、及び同4,780,38
5 号に開示されている。
【0022】図3及び図4を更に参照することによって
分かるように、ベルト10の初期に連続する部分は帯電
ステーションAを通過する。帯電ステーションAにおい
て、ディスコロトロンの形式の第1コロナ放電装置28
は、ベルト10を選択的に高い均一な負の電位V0へ帯電
する。上記のように、初期電荷は暗減衰放電電圧V dd p
(VCAD ) へ減衰する。ディスコロトロンとは、コロナ放
電電極30及び電極30に隣接して配置される導電性シ
ールド32を含むコロナ放電装置である。電極30は比
較的厚い誘電材料によってコーティングされる。AC電圧
が電源34を介して誘電的にコーティングされた電極3
0に印加され、DC電圧がDC電源36を介してシールド3
2に印加される。光導電性表面への電荷の送出は、変位
電流又は誘電材料を介する容量性結合によって行われ
る。受光体(P/R) ベルト10への電荷の流れは、ディス
コロトロンシールドへ印加されるDCバイアスによって調
節される。換言すれば、受光体ベルト10はシールド3
2に印加される電圧へと帯電される。ディスコロトロン
構造及び動作の更なる詳細については、米国特許第4,08
6,650 号を参照のこと。
【0023】誘電的にコーティングされた電極40及び
導電性シールド42を含むフィードバックディスコロト
ロン38は、一体化された帯電装置(ICD) を形成するた
めにディスコロトロン28と相互作用する。AC電源44
は作動的に電極40へ接続され、DC電源46は作動的に
導電性シールド42へ接続される。
【0024】次に、受光体表面の帯電された部分が露光
ステーションBを介して進められる。露光ステーション
Bにおいて、均一に帯電された受光体、即ち、電荷保持
表面10は、走査装置からの出力に従って電荷保持表面
を放電させるレーザ方式入力及び/又は出力走査装置4
8へ露光される。走査装置は、3レベルレーザラスタ出
力スキャナ(ROS) であるのが好ましい。また、ROS は従
来のゼログラフィック露光装置と置換可能である。ROS
は光学装置、センサ、レーザ管及び常駐制御装置又はピ
クセルボードを含む。
【0025】電圧V0へ初期帯電された受光体は、約-900
ボルトのレベルのV ddp 、即ち、V CAD に暗減衰して、C
AD (帯電領域現像)画像を形成する。露光ステーショ
ンBで露光されると、受光体は約-100ボルトのV c 、即
ち、V DAD へ放電されて、画像のハイライトカラー(即
ち、黒以外の色)の部分でゼロ又は接地電位近くにな
る、DAD 画像を形成する。図1を参照のこと。受光体は
また、背景(白)領域において約マイナス500 ボルトの
V w 、即ち、V Mod へ放電される。
【0026】こうした目的のために使用される従来の露
光装置の形式のパッチジェネレータ52(図4及び図
5)は、パッチ生成ステーションCに配置される。パッ
チジェネレータ52は、様々な処理機能を制御するため
に現像条件及び非現像条件の双方で用いられる原稿間ゾ
ーンにトナーテストパッチを生成するためにはたらく。
赤外線デンシトメータ(IRD) (濃度計)54は、テスト
パッチが現像された後に、テストパッチの電圧レベルを
感知又は測定するために使用される。
【0027】パッチ生成後に、受光体は第1ESV ステー
ションDを介して移動される。第1ESV ステーションD
では、現像ステーションEを介して移動する受光体のこ
れらの領域を移動する前に、ESV(ESV1)55が受光体上
の一定の静電電荷レベル(即ち、V DAD, VCAD,V Mod,
び Vtc) を感知又は読み取るために配置される。
【0028】現像ステーションEにおいて、磁気ブラシ
現像システム56は、受光体上の静電潜像と接触するよ
うに現像材料を進める。現像システム56は、第1現像
ハウジング構造体58及び第2現像ハウジング構造体6
0を含む。各磁気ブラシ現像ハウジング58、60は一
対の磁気ブラシ現像ローラを含むのが好ましい。従っ
て、ハウジング58は一対のローラ62、64を含むと
共に、ハウジング60は一対の磁気ブラシローラ66、
68を含む。ローラの各対は、潜像と接触するようにそ
れぞれの現像材料を進める。適切な現像バイアスは、各
現像ハウジング58及び60へ電気接続された電源70
及び71を介して行われる。一対のトナー補充装置72
及び73(図3)は、現像ハウジング構造体58及び6
0が空になるとトナーを交換するために提供される。
【0029】静電潜像の現像における色識別は、背景電
圧V Mod からオフセットされる電圧に電気的にバイアス
された磁気ブラシロール62、64、66及び68を有
する単一パスで2つの現像ハウジング58及び60を通
過した受光体を通過させることによって行われる。オフ
セットの方向は、ハウジングでのトナーの極性による。
1個のハウジング、例えば、58(説明のために、第1
ハウジングとする)は、摩擦電気特性(即ち、陰電荷)
を有する赤の導電性磁気ブラシ(CMB) 現像装置74を含
み、受光体と現像ロール62、64の間の静電現像界(V
DAD -Vcolor bi as) によって潜像の電位V DAD で最も低
く帯電された領域へ駆動される。これらのロールは、電
源70を介しチョッピングされたDCバイアスを用いてバ
イアスされる。
【0030】第2ハウジングにおける導電性黒磁気ブラ
シ現像装置76上の摩擦電気電荷が選択されて、黒のト
ナーが受光体と現像ロール66、68の間に存在する静
電現像界(VCAD -Vblack bias) によって最も高く帯電さ
れた電位V CAD における潜像の部分へ動かされる。ロー
ル62、64と同様にこれらのロール66、68もま
た、電源71を介しチョッピングされたDCバイアスを用
いてバイアスされる。チョッピングされたDC (CDC)バイ
アスとは、現像ハウジングに印加されるハウジングバイ
アスが2つの電位の間で交代されることで、一方はDAD
現像装置の略通常のバイアスを表し、他方は通常のバイ
アスよりも大幅に負のバイアスを表す。前者はV
Bias Lowとして識別され、後者はV Bias High として識
別される。このバイアスの交代は、所定の周波数で周期
的に行われ、各サイクルの期間は5 〜10%(V Bias High
におけるサイクルの割合) 及びV Bias Lowにおける90〜
95% のデューティサイクルにおける2つのバイアスレベ
ルの間で分割されている。CAD 画像の場合、V Bias Low
及びV Bias High 双方の振幅はDAD ハウジングの場合で
は略同じだが、CAD ハウジング上のバイアスがV
Bias High において90〜95% のデューティサイクルであ
るという点で、波形が反転される。V Bias High とV
Bias L owの間の現像バイアスの切り換えは、電源70及
び71を介して自動的に行われる。CDC バイアスの更な
る詳細については、米国特許第5,080,988 号を参照のこ
と。
【0031】反対に、上記のような従来の3レベル画像
形成において、CAD 現像ハウジングバイアス及びDAD
(放電領域画像)現像ハウジングバイアスは、約-100ボ
ルトだけ背景電圧からオフセットされる単一の値に設定
される。画像現像の間に、単一の現像バイアス電圧が現
像構造体の各々に連続して印加される。別の表現をすれ
ば、各現像構造体のバイアスは100%のデューティサイク
ルを有する。
【0032】受光体上に現像される合成画像が正のトナ
ー及び負のトナーの双方から成るために、転写前ステー
ションGにおける負の転写前ディスコロトロン部材10
0は、正のコロナ放電を用いて基体へ効果的に転写する
ためのトナーを調節するために提供される。
【0033】画像現像に続いて、支持材料のシート10
2(図4)が転写ステーションJにおいてトナー画像と
接触するように動かされる。支持材料のシート102
は、用紙処理モジュール8の一部を含む従来のシート送
り込み装置によって転写ステーションJへ進められる。
シート送り込み装置はスタック(積層)コピー用紙の最
上部のシートと接触する送り込みロールを含むのが好ま
しい。送り込みロールが回転して、時刻を定めたシーケ
ンスでベルト10の光導電性表面と接触するように、進
んでいく支持材料のシート102を方向付けるシュート
へとスタックからの最上部のシートを進めることで、現
像されるトナー粉末画像が転写ステーションJで進んで
いく支持材料のシート102と接触する。
【0034】転写ステーションJは、陽イオンをシート
102の裏側に散布する転写ディスコロトロン104を
含む。これによって、負に帯電されたトナー粉末画像が
ベルト10からシート102へ引き寄せられる。デタッ
ク(detack)ディスコロトロン106はまた、ベルト10
からシートを取り除くのを容易にするために設けられ
る。
【0035】シートは、転写後、シートを定着ステーシ
ョンMへ進めるコンベヤ(図示せず)上を矢印108の
方向に移動し続ける。定着ステーションMは、転写され
た粉末画像をシート102へ永久に付着させる定着アセ
ンブリ120を含む。定着アセンブリ120は、外部コ
ーティング又はシリコンゴムの層を有する加熱された定
着ローラ122、及びテトラフルオロエチレンを持った
ペルフルオロアルキルペルフルオロビニルエーテル(PF
A) のコポリマ(共重合体)を含む外部層から成る変形
可能なバックアップローラ124を含む。シート102
は、トナー粉末画像が定着ローラ122と接触しなが
ら、定着ローラ122とバックアップローラ124の間
を通過する。このようにして、トナー粉末画像が冷却さ
れた後に、シート102へ永久に付着される。定着後、
図示されないシュートは進んでいくシート102をキャ
ッチトレー126及び128(図3)へと導き、オペレ
ータによって印刷機からシート102が次に取り外され
る。
【0036】定着ローラ122は、一対の(一方だけが
図示されている)定着フレーム部材119(図6及び図
7)によって回転するために支持される。定着ウイック
構造体121は、加熱された定着ローラ122の表面に
離型剤材料を供給するために設けられる。定着ウイック
アセンブリは、ウイックパンアセンブリ127によって
支持される定着ウイック123及びドナーウイック12
5を含み、定着ウイック123は、選択的に加熱された
定着ローラ122と係合されたり(図7)、解放された
りする(図6)。ウイック係合は、プリンタサイクルア
ップ期間、デッドサイクリング期間及びサイクルダウン
期間の間に実施される。これによって、第1出力プリン
ト上に余分な油が残る問題を起こさず、油除去システム
によって見られる油を最小限にせずに、パンアセンブリ
及びウイック構造体へ供給されるシリコン油等の離型剤
材料が増加される。
【0037】パンアセンブリ127は、定着フレーム部
材119によって支持されたピン部材129によって回
転するために支持される。リンケージメカニズム133
は、定着ウイック123が定着ローラ122の表面と接
触する(図7)ような係合を実施し、且つ定着ローラ1
22の表面と接触しない(図6)ような解放を実施する
ためのパンアセンブリ127の回転を可能にするために
提供される。リンケージメカニズム133は、ピボット
ピン137を介して定着フレーム119へ回転的に取り
付けられた一対のピボットアームアセンブリ135を含
む。ピン141を介してアームアセンブリ135へ回転
的に取り付けられた一対のラッチ部材139には、パン
アセンブリ127によって支持されるピン部材145を
収容するためのノッチ(切欠)143が設けられる。一
対のばね147がラッチ部材139をアームアセンブリ
135へ取り付けて、前者(ラッチ部材)が後者(アー
ムアセンブリ)と共に移動する。ラッチ部材139はま
た、ラッチ部材139がピン部材145を解除するため
に反時計回り方向に回転されると、ウイック交換のため
にウイックパンアセンブリ127が落ちるのを可能にす
るはたらきがある。
【0038】一端がアームアセンブリ135へ取り付け
られ、他端がロードバー151へ取り付けられた一対の
ばね149は、ロードバー151の動きに応じてアーム
アセンブリ135を動かすはたらきをする。圧縮された
空気(図示せず)の供給はロードバーを上方へ動かすた
めの袋(ブラダー)153を膨らませるはたらきをし
て、図7に示されるように定着ウイックを定着ローラ表
面と係合させる。
【0039】供給部155からの定着油(フューザオイ
ル)は、以下に記載されるように、ポンプ157を用い
て、ウイックパンアセンブリ127の一部を形成する長
尺状の空洞(キャビティ)159へ周期的に注入され、
次に、複数のオリフィス161を介して、ドナーウイッ
ク125によって吸収されるパンアセンブリ127の底
壁に沿って分散される。ウイックはノメックス(Nomex)
等のあらゆる適切な材料から製造されてもよい。定着油
は毎秒13,000サイクルの粘性を有するシリコン油を含
む。
【0040】支持材料のシートがベルト10の光導電性
表面から分離された後、光導電性表面上の非画像領域に
よって支持される残留トナー粒子が表面から除去され
る。これらの粒子は、クリーニングステーションLにお
いて除去される。クリーニングハウジング130は、他
方に対して逆回転するために支持され、各々が受光体ベ
ルト10とクリーニング関係で支持される、2つのクリ
ーニングブラシ132、134を支持する。各ブラシ1
32、134は、形状が略円筒形で、長い軸が受光体ベ
ルト10に略平行で、受光体移動方向16を横断して配
される。ブラシ132、134は、各々がベース上に取
り付けられる多数の絶縁性繊維を有し、各ベースが回転
するためにそれぞれ支えられている(駆動要素は図示せ
ず)。ブラシ132、134は一般的にフリッカバーを
用いてトナーを除去し、こうして取り除かれたトナー
は、ハウジングと受光体ベルト10の間の間隙を介して
真空源(図示せず)によって動かされた空気と共に運搬
され、絶縁性繊維を介して、図示しないチャネルを介し
て排出される。一般的なブラシ回転速度は1300rpm であ
り、ブラシ/受光体インタフェースは通常約2mm であ
る。ブラシ132、134はブラシによって支持される
トナーを取り除き、ブラシ繊維を適切に摩擦帯電させる
ためにフリッカバー(図示せず)を打つ。
【0041】クリーニングに続いて、放電ランプ140
は光導電性表面10を光で満たして、連続する画像形成
サイクルで表面を帯電する前に、残っているあらゆる残
留する負の静電電荷を消散させる。このために光パイプ
142が設けられる。もう一つの光パイプ144は、転
写前ディスコロトロン100の受光体下流の裏側を照射
するためにはたらく。受光体はまた、光チャネル146
を介してランプ140から溢れる照射を受ける。
【0042】図5は、ゼログラフィック処理モジュール
4のアクティブ構成要素の中の相互接続、及びそれらを
制御するために用いられる感知装置又は測定装置を示し
ている。図5に示されるように、ESV1、ESV2及びIRD 5
4はアナログディジタル(A/D) 変換器152を介して制
御ボード150へ作動的に接続される。ESV1及びESV
2は、アナログディジタル(A/D) 変換器152によって0
〜255 の範囲のディジタル値に変換される、0 から10
ボルトの範囲のアナログ読み取りを生成する。各ビット
は、1 ビットが5.88ボルト(1500/255)の0 〜1500の範囲
の受光体電圧に相当する、0.040 ボルト(10/255)に対応
する。
【0043】アナログ測定に対応するディジタル値は、
制御ボード150の一部を形成するファームウェアによ
って不揮発性メモリ(NVM) 156と共に処理される。達
したディジタル値は、ROS 48、ディスコロトロン2
8、90、100、104及び106の制御に使用する
ためにディジタルアナログ(D/A) 変換器158によって
変換される。トナーディスペンサ160及び162は、
ディジタル値によって制御される。アクティブ機械構成
要素の動作の設定及び調整に使用するための目標値が、
NVM 156に記憶される。
【0044】IRD 54は、原稿間ゾーンに書き込まれる
トナー制御パッチを監視するために用いられ、現像構造
体58及び60によって現像される。低現像された質量
(mass)では、反射IRD は存在するトナーの量に非常に敏
感だが、現像されたトナーの量はパッチ現像界での小さ
な変化に非常に敏感である。パッチ現像された質量が増
加されるにつれて、電圧変化(ばらつき)に対する感度
は減少されるが、IRD54の出力は減少された信号対ノ
イズ比から悪化される。トナーパッチ電圧は、パッチジ
ェネレータレンズ上に集まる汚れ(即ち、トナー)、パ
ッチジェネレータ露光LED (発光ダイオード)における
変化、受光体の光誘起放電曲線(PIDC)の変化(疲れ、暗
減衰等)を含む多くの理由によって変化可能である。3
レベルゼログラフィックシステムにおいて、黒トナーパ
ッチ電圧もまた間違ったサイン(符号)のカラー背景現
像、及びカラー現像ブラシの導電性による電圧損失に影
響される。
【0045】ESV1及びESV2は、フィードバック制御を許
容する様々な制御パッチ電圧を監視する。システムがパ
ッチジェネレータ露光を絶えず調整してトナーパッチ電
圧を適切な目標に維持する間、パッチ電圧における小さ
な変化は避けられない。これは、パッチ現像界における
小さな変化、及び現像されたパッチ質量での対応する変
化を生じさせる。これによって、遂に、現像ハウジング
トナーの集中へとシフトが起こることになる。
【0046】しかしながら、この問題は、ESV 読み取り
を用いて各トナーパッチのIRD 読み取りを調節すること
によって回避される。黒トナーパッチにおいて、ESV2
み取りはパッチ電圧を監視するために使用される。電圧
が目標より上(高い現像界)ならば、IRD 読み取りは電
圧エラー又は電圧差に比例する量だけ増加される。反対
に、V tbが目標より下ならば、IRD 読み取りはその量だ
け減少される。
【0047】カラートナーパッチにおいて、ESV1読み取
り及びカラーハウジングに対する暗減衰投影は、カラー
トナーパッチIRD 読み取りと同様の補正を行うために使
用される(だが、カラーでは、より低い電圧はより高い
現像界となるために符号は反対である)。このために、
ESV1及びESV2の双方はカラートナーパッチ上の電荷を測
定するために使用され、内挿された値はこれらの測定値
から以下の数式に従って計算される。
【0048】
【数1】
【0049】所定の時間におけるポンプ157の作動
は、プリンタの使用に従って行われる。従って、プリン
タが多く使用されると、ウイックパンアセンブリ127
に供給される油が増え、反対に、プリンタがあまり使用
されないと、ウイックパンアセンブリ127に供給され
る油が減る。
【0050】電子モジュール6の構成要素形成部分に含
まれる油分配アルゴリズム及びそれを実行するために必
要なNVM 156におけるバイトは以下の通りである。
【0051】
【表1】
【0052】油分配アルゴリズムは2つの部分を有す
る。アルゴリズムの第1部分はCOUNTING(計算)部分で
ある。第2部分はTRIP POINT(トリップポイント)であ
る。COUNTING部分を最初に説明する。
【0053】COUNTING 転写前領域(図4参照)に配置されるプリントスイッチ
161は、プリントが作成される度に信号を生成する。
シンプレックスプリントは1つのプリントとしてカウン
トされる一方、デュプレックスプリントは2つのプリン
トとしてカウントされる。信号はランダムアクセスメモ
リ(RAM) 163へ送り込まれ、RAM 163はポンプ15
7がウイックパンアセンブリ127にシリコン油を供給
するためにいつ作動されるかを決定するのに使用するた
めの、プリント等価又はエージェントコピーの数を計算
するために使用される。前述の計算は、ファームウェア
167の制御下にある読み取り専用(ROM) 165に記憶
される数式に従って実行する。
【0054】動作の一例に従って、第1プリントジョブ
は5個のシンプレックスプリント、第2ジョブは1個の
シンプレックスプリント、第3ジョブは4個のデュプレ
ックスプリントから成る。場所610 におけるNVM バイト
値は5である(一般的には20だが、この説明では、例を
簡単にするために5とする)。場所611 のバイト値は12
である。1プリントあたりで消費される油は、場所611
のNVM バイト値をジョブにおけるプリントの数で割り、
1を加えることによって計算され、そのプリントで消費
される油の量に対応するプリント等価値が出る。
【0055】フューザを介する各プリントがいかにして
NVM 場所610 のカウンタを増分するかが分かったので、
アルゴリズムの第2部分、即ち、TRIP POINTが求められ
る。例では、トリップポイントは5に設定される(場所
における NVMバイト値。610x 10 = 50)。値50は、10倍
カウンタを用いてNVM 場所610 のバイト値を乗じた結果
である。これは、使用された油全体が50以上に達する
と、ポンプは所定の時間、例えば、65秒間「オン(ON)」
にされる。毎日生成するプリントの数で変化する機械を
シミューレートするために、いかにしてWICK(ウイッ
ク)油供給システムが作動するかを理解することが必要
である。システムによって必要とされる油だけを使用す
るRAM システムと異なり、WICKシステムは油を注入し、
油が使用されたかどうかを決定するためのいかなるフィ
ードバックも有さない。フィールドにおいて、機械を知
る技術者はより高い量を流し、場所610 におけるNVM 値
をより低い値に設定することによって、より多くの油を
供給する。機械がより低い量を流すことを知っているな
らば、場所610 におけるNVM 値をより高い値に設定する
ことによって、より少ない油を供給する。しかしなが
ら、機械が週毎に量の割合を変えるならば、機械はシス
テムにおいて時には油が十分でなく(オフセットを生じ
る)、別の時には多すぎることになる(ドリップ又はス
ピルを生じる)。プリント等価及び油ポンプ作動の説明
は、表2乃至表4に示されている。
【0056】以下に記載されるダイナミック油アルゴリ
ズムは、TRIP POINTが機械の使用に従って変えられると
いう点で前述のオフセット及び油ドリッピングの問題を
補正する。機械が作成する1時間あたりのプリントに基
づいて、NVM 場所610 における値が変更される。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】 いったんポンプが「オン」にされると、機械がジョブを
終了しても、65秒間又は78秒間は「オン」のままであ
る。
【0060】場所610 及び場所180 のNVM 値がそれぞれ
20及び4 に設定され、第1時間で4500枚のプリントが作
成され、第2時間でPPH (1時間あたりのプリント)量
がまた4500となり、第3時間で99枚のプリントが作成さ
れ、第4時間で1500のPPH 量が作成されるとすると、以
下のことが起こる。第1時間後に、TRIP POINTは20から
19にリセットされる(表5を参照のこと)。トリップポ
イントの値をより低い値にリセットする効果は、ポンプ
の動作によって分配される油の量が増えることである。
これは、設定点がより低いために前回よりも早くポンプ
がオンするためである。第2時間後にTRIP POINTが再度
下げられる。今回は、19から18へと下げられる。第3時
間に4500枚のプリントがまた生成されるならば、TRIP P
OINTは再度18から17へと下げられるが、しかしながら、
第3時間後には99枚のプリントしか作成されなかったた
めに、TRIP POINTは全く変わらない。TRIP POINTは18の
ままである。第4時間には、1500枚のプリントしか生成
されなかった。99より多く3714より少ないPPH 量が検出
されたために、TRIP POINTは逆方向に移動され、18から
19へと戻される。従って、TRIP POINTは1時間で作成さ
れるプリントの数に応じて増加したり、減少したり、同
じままでいることが可能である。
【0061】NVM 場所180 の値は場所610 の値の移動の
範囲の変数を表す。値がゼロに設定されると、TRIP POI
NTは場所610 の値に常に等しくなる。ゼロ以外の値に設
定されると、場所610 の値はその値によって変化可能で
ある。
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】本発明の離型剤管理制御装置の動作は、図
8、図9に示されるフローチャート及び表6に関連して
記載される。図8に示される処理フローチャートに従っ
て、プリントスイッチの各々を作動し(ブロック18
0)、機械サイクルアップに続いて、プリントカウント
が増分される(ブロック182)。表1にリストされた
NVM 値に関する表6に示されるランの例に従って、決定
されたプリントカウント(ブロック184)はNVM 場所
611 に含まれる第1プリント増分値よりも大きくないの
で、プリント等価又はエージェントカウントは、第1プ
リント増分12をプリントカウント1で割って、1を加え
ることによって計算され(ブロック186)、表6の2
列、2行目に示されるようにエージェントカウント13が
求められる。エージェントカウントが10より大きいなら
ば(ブロック187)、表6の2列、2行目に示される
ように、「エージェントコピー(agent copies)」は1だ
け増分され(ブロック188)、「エージェントカウン
ト(agent count) 」は10だけ減分される(ブロック19
0)。表6に示されるように、「エージェントカウント
(agent count) 」は3になる一方、「エージェントコピ
ー(agent copies)」は1になる。
【0065】フローチャートの続きは図9に示される。
図9に示されるように、油範囲調整が0に設定されるた
めに(ブロック194)、いかなるダイナミック油率の
調整もない(ブロック192)。表6に示されるよう
に、プリントカウントが164 の行では、エージェントコ
ピー値はしきい値である20になる(ブロック196)。
しきい値に達すると、エージェントコピー値はゼロに設
定される(ブロック208)。これによって、離型剤モ
ータ及びポンプが65秒間(ブロック200)作動する
(ブロック198)。ポンプモータへのパワーが50Hzな
らば(ブロック202)、ポンプは更に13秒間オンのま
まである(ブロック204)。ポンプが所定の時間作動
された後で、作動が停止される(ブロック206)。
【0066】油範囲調整(ブロック192)又はNVM 場
所180 がゼロより大きい場合に、NVM 場所610 は、上記
表5に記載されるような機械使用に従って減分(ブロッ
ク210)又は増分される。
【0067】本発明は3レベル印刷に関連して説明され
るが、本発明は本タイプの印刷に限定されないことが理
解される。反対に、添付クレームによって定義される本
発明の精神及び範囲内に含まれる全ての代替物、変形物
及び均等物を包含することを意図している。
【0068】
【発明の効果】本発明は上記より構成され、高速プリン
タ及び3レベル画像形成装置によって必要とされるAMPV
及び高応力マトリクスを適切に処理できる、離型剤管理
システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】3レベル静電潜像を示す受光体の電位対露光の
図である。
【図2】単一パス、ハイライトカラー潜像特徴を示す受
光体電位の図である。
【図3】本発明の発明の特徴を組み込んだ印刷装置の概
略図である。
【図4】図3に示される印刷装置の画像形成のためのア
クティブ部材、及びそれらと作動的に対応する制御部材
を含んだゼログラフィック処理ステーションの概略図で
ある。
【図5】ゼログラフィック処理モジュールのアクティブ
構成要素、及びそれらを制御するために使用される制御
装置の間の相互接続を示すブロック図である。
【図6】ウイックが定着ロールから解放されたフューザ
ウィック係合/解放メカニズムを示す側面図である。
【図7】ウイックが定着ロールと接触しているフューザ
ウイック係合/解放メカニズムを示す側面図である。
【図8】定着離型剤分配アルゴリズムのフローチャート
の一部である。
【図9】図8に示されるフローチャートのもう1つの部
分である。
【符号の説明】
6 ファームウェア制御装置 28、90、100、104、106 ディスコロト
ロン 48 ROSサブシステム 52 パッチジェネレータ 54 IRD 55、80 ESV 150 制御ボード 152 A/D変換器 156 NVM 157 ポンプ 158 D/A変換器 160、162 トナーディスペンサ 161 カウンタ 163 RAM 165 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク エス.アミコ アメリカ合衆国 14618 ニューヨーク州 ロチェスター メイウッド アベニュー 65 (72)発明者 ウェイン ディー.ドリンクウォーター アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート サンドパイパー ヒル 27 (72)発明者 ディビッド エム.トンプソン アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター アッピアン ドライブ 1133

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー画像形成されたプリントを定着さ
    せるための定着部材へ離型剤管理材料を供給するための
    方法であって、 作成されたプリントの数をカウントし、前記プリントの
    数を表す信号を生成するステップと、 カウントされたプリントのプリント等価値を計算及び表
    示するステップと、を備え、前記計算されたプリント等
    価値が前記プリントを定着させるために用いられる離型
    剤を表し、 前記プリント等価値を所定のプリント等価値と比較する
    ステップと、 前記所定のプリント等価値が前記プリント等価値だけ越
    えた後でのみ、所定の時間に前記ウイック構造体へ離型
    剤材料を供給するための手段と、 前記所定のプリント等価値の数を変えることで、前記ウ
    イック構造体へ供給される離型剤材料の量がプリンタの
    使用に従って変えられるステップと、 を含む離型剤管理材料供給方法。
  2. 【請求項2】 前記所定のプリント等価値の数を変える
    ステップが、カウントされたプリントの数が第1所定数
    を越える場合に、前記所定のプリント等価値の数を減ら
    すステップを含む、請求項1に記載の離型剤管理材料供
    給方法。
  3. 【請求項3】 前記所定のプリント等価値の数を変える
    前記ステップが、カウントされたプリントの数が前記第
    1所定数より少なく、第2所定数より多い場合に、前記
    所定のプリント等価値の数を増やすステップを含む、請
    求項2に記載の離型剤管理材料供給方法。
JP6279581A 1993-11-22 1994-11-14 離型剤管理材料供給方法 Pending JPH07199710A (ja)

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