JPH07199593A - 帯電方式、帯電装置、画像形成装置及び接触帯電部材の粗面化方法 - Google Patents
帯電方式、帯電装置、画像形成装置及び接触帯電部材の粗面化方法Info
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- JPH07199593A JPH07199593A JP33637093A JP33637093A JPH07199593A JP H07199593 A JPH07199593 A JP H07199593A JP 33637093 A JP33637093 A JP 33637093A JP 33637093 A JP33637093 A JP 33637093A JP H07199593 A JPH07199593 A JP H07199593A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触帯電部材による均一な帯電を実現し、帯
電部材の感光体への貼り付きの発生しない耐刷寿命の長
い画像形成装置を提供する。 【構成】 電位差を設け放電現象により被帯電体を帯電
させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電部材の接
触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面の任意の
位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10〜
100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以下
であり、帯電部材の10点平均表面粗さRzが3μm以
上の帯電装置、及びこれを用いた画像形成装置。
電部材の感光体への貼り付きの発生しない耐刷寿命の長
い画像形成装置を提供する。 【構成】 電位差を設け放電現象により被帯電体を帯電
させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電部材の接
触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面の任意の
位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10〜
100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以下
であり、帯電部材の10点平均表面粗さRzが3μm以
上の帯電装置、及びこれを用いた画像形成装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に複写機やファクシミ
リ、プリンタ等の電子写真方式で画像を形成する画像形
成装置の帯電に関する。詳しくは被帯電体である光導電
性を有する感光体ドラムやエンドレスベルトの感光体を
接触帯電部材によって直接帯電を行う帯電方式、及び帯
電装置、及びこの帯電装置を備えた画像形成装置に関す
るものである。
リ、プリンタ等の電子写真方式で画像を形成する画像形
成装置の帯電に関する。詳しくは被帯電体である光導電
性を有する感光体ドラムやエンドレスベルトの感光体を
接触帯電部材によって直接帯電を行う帯電方式、及び帯
電装置、及びこの帯電装置を備えた画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置において帯電装置と
いえば、タングステン等の細いワイヤーに高電圧を印加
し、その結果発生するコロナ放電を利用したコロトロン
帯電器、スコロトロン帯電器が一般的である。しかし近
年、酸化作用が強いため人体の呼吸器系に対して有害な
オゾンに対する規制も近年厳しくなってきたためオゾン
発生量の少ない帯電(オゾンレス帯電)が注目されてき
た。オゾンレス帯電の概念は古くから存在し、従来より
数多くの方式が提案されているがそれらは主に被帯電体
である感光体に導電性の帯電部材から直接電荷を供給す
ることで放電電流を極力減少させ、放電の際に発生する
オゾンの発生量を減少させるものであった。
いえば、タングステン等の細いワイヤーに高電圧を印加
し、その結果発生するコロナ放電を利用したコロトロン
帯電器、スコロトロン帯電器が一般的である。しかし近
年、酸化作用が強いため人体の呼吸器系に対して有害な
オゾンに対する規制も近年厳しくなってきたためオゾン
発生量の少ない帯電(オゾンレス帯電)が注目されてき
た。オゾンレス帯電の概念は古くから存在し、従来より
数多くの方式が提案されているがそれらは主に被帯電体
である感光体に導電性の帯電部材から直接電荷を供給す
ることで放電電流を極力減少させ、放電の際に発生する
オゾンの発生量を減少させるものであった。
【0003】オゾンレス帯電の形態を簡単に分類する
と、例えば帯電部材に関してはファーブラシを用いた方
式(特開昭56−147159号公報)、弾性ローラを
用いた方式(特公昭62−11343号公報)、固体放
電素子を用いた方式(特開昭60−169863号公
報)等がある。また放電電界の形成方式については直流
電圧を帯電部材に印加する方式(特開昭58−1940
61号公報)、交流電圧と直流電圧を同時に印加する方
式(特開昭63−149668号公報)があるしかし現
在実用化に至っているのは主に帯電部材に弾性ローラを
用い、交流電圧と直流電圧を同時にローラへ印加する帯
電方式である。ファーブラシを用いた場合には、感光体
とファーブラシの接触が不均一なため帯電が安定しな
い、ファーブラシの毛が経時的に劣化し、倒れや抜け、
異物付着による帯電ムラが発生する問題点があるからで
ある。
と、例えば帯電部材に関してはファーブラシを用いた方
式(特開昭56−147159号公報)、弾性ローラを
用いた方式(特公昭62−11343号公報)、固体放
電素子を用いた方式(特開昭60−169863号公
報)等がある。また放電電界の形成方式については直流
電圧を帯電部材に印加する方式(特開昭58−1940
61号公報)、交流電圧と直流電圧を同時に印加する方
式(特開昭63−149668号公報)があるしかし現
在実用化に至っているのは主に帯電部材に弾性ローラを
用い、交流電圧と直流電圧を同時にローラへ印加する帯
電方式である。ファーブラシを用いた場合には、感光体
とファーブラシの接触が不均一なため帯電が安定しな
い、ファーブラシの毛が経時的に劣化し、倒れや抜け、
異物付着による帯電ムラが発生する問題点があるからで
ある。
【0004】弾性ローラを用いた場合には接触状態も均
一となり、経時的な変化も少なくファーブラシの有する
問題点を解決することが可能となる。しかし弾性ローラ
においても表面粗度、抵抗ムラ、異物付着を原因とする
帯電ムラが発生する。
一となり、経時的な変化も少なくファーブラシの有する
問題点を解決することが可能となる。しかし弾性ローラ
においても表面粗度、抵抗ムラ、異物付着を原因とする
帯電ムラが発生する。
【0005】その対策として近年弾性ローラに直流電圧
に交流電圧を重畳することによって帯電ムラを目立ちに
くくする帯電方式を組み込んだ製品が市場に現れてき
た。
に交流電圧を重畳することによって帯電ムラを目立ちに
くくする帯電方式を組み込んだ製品が市場に現れてき
た。
【0006】しかし交流電圧を印加するために弾性ロー
ラと感光体ドラム(以後感光体と略す)間の空気が圧
縮、膨張を交流電圧の周波数で繰り返すために帯電音と
呼ばれる非常に不快な騒音を発生する。この帯電音は印
加電圧の周波数に依存した騒音を発生するために、人間
の可聴領域(20〜20000Hz、特に200〜50
00Hz)以外ならば問題とはならないが、例えばA4
縦送りの電子写真装置で評価を行うと4枚/分の画像形
成装置(感光体速度:25mm/s)ならば最低でも1
00Hz以上の交流電圧の印加が必要である。これ以下
の周波数の場合にはローラ軸に平行な横縞状の帯電ムラ
が発生し現像を行うと濃淡ムラが発生する。反対に30
枚/分程度の装置(感光体速度:190mm/s)なら
ば計算上では750Hz以上が必要となるが帯電音を考
慮すると少なくとも5000Hz以上にする必要があ
る。しかし弾性ローラは通常ピンホールへのリークを考
慮し半導電性の材料で形成されるため、ローラ内部での
交流電圧の減衰が激しく非常に効率の悪いものとなる。
よって交流電圧を印加して帯電を行うことが可能な電子
写真装置は速度の点で非常に制約を受けることになる。
また交流電源の装置容積が大きく、コストが高いため小
型・低価格の電子写真装置を製品化する際の障害となっ
ている。
ラと感光体ドラム(以後感光体と略す)間の空気が圧
縮、膨張を交流電圧の周波数で繰り返すために帯電音と
呼ばれる非常に不快な騒音を発生する。この帯電音は印
加電圧の周波数に依存した騒音を発生するために、人間
の可聴領域(20〜20000Hz、特に200〜50
00Hz)以外ならば問題とはならないが、例えばA4
縦送りの電子写真装置で評価を行うと4枚/分の画像形
成装置(感光体速度:25mm/s)ならば最低でも1
00Hz以上の交流電圧の印加が必要である。これ以下
の周波数の場合にはローラ軸に平行な横縞状の帯電ムラ
が発生し現像を行うと濃淡ムラが発生する。反対に30
枚/分程度の装置(感光体速度:190mm/s)なら
ば計算上では750Hz以上が必要となるが帯電音を考
慮すると少なくとも5000Hz以上にする必要があ
る。しかし弾性ローラは通常ピンホールへのリークを考
慮し半導電性の材料で形成されるため、ローラ内部での
交流電圧の減衰が激しく非常に効率の悪いものとなる。
よって交流電圧を印加して帯電を行うことが可能な電子
写真装置は速度の点で非常に制約を受けることになる。
また交流電源の装置容積が大きく、コストが高いため小
型・低価格の電子写真装置を製品化する際の障害となっ
ている。
【0007】それに対し直流電圧だけを弾性ローラに印
加した場合には、表面粗度、抵抗ムラの裕度は交流電圧
と直流電圧の同時印加より小さくはなるが、表面粗度、
抵抗ムラの管理を行うことによって、交流電圧印加の際
には実現困難な高速化にも容易に対応できるため汎用性
の高い帯電方式であると考えられている。
加した場合には、表面粗度、抵抗ムラの裕度は交流電圧
と直流電圧の同時印加より小さくはなるが、表面粗度、
抵抗ムラの管理を行うことによって、交流電圧印加の際
には実現困難な高速化にも容易に対応できるため汎用性
の高い帯電方式であると考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】接触帯電部材である半
導電性の弾性ローラに直流電圧を印加した帯電装置を電
子写真装置に組み込み画出しを行うことによって帯電均
一性を評価した。電子写真装置に用いられる感光体は有
機感光層をアルミニウム素管に塗布したもの(ドラム
径:φ30、膜厚:20μm)、現像は1成分磁性現像
剤を用いた反転現像(現像バイアス電圧VB:−350
V)で行い、転写は帯電と同じく半導電性の弾性ローラ
を用いた。感光体の周速度は25mm/sである。
導電性の弾性ローラに直流電圧を印加した帯電装置を電
子写真装置に組み込み画出しを行うことによって帯電均
一性を評価した。電子写真装置に用いられる感光体は有
機感光層をアルミニウム素管に塗布したもの(ドラム
径:φ30、膜厚:20μm)、現像は1成分磁性現像
剤を用いた反転現像(現像バイアス電圧VB:−350
V)で行い、転写は帯電と同じく半導電性の弾性ローラ
を用いた。感光体の周速度は25mm/sである。
【0009】この際使用する帯電装置の仕様を簡単に列
挙すると、φ6の芯金に肉厚3mmの導電処理を施した
ウレタンゴムのローラを形成したものを使用する。その
弾性ローラの芯金に直流電圧(VC:−1100V)を
印加する。帯電部材は感光体に対して所定の圧力で圧接
されており、感光体との摩擦力で従動する構成となって
いる。
挙すると、φ6の芯金に肉厚3mmの導電処理を施した
ウレタンゴムのローラを形成したものを使用する。その
弾性ローラの芯金に直流電圧(VC:−1100V)を
印加する。帯電部材は感光体に対して所定の圧力で圧接
されており、感光体との摩擦力で従動する構成となって
いる。
【0010】本電子写真装置を用いて様々な環境で画像
形成を行い帯電装置の評価を行った。まず常温常湿環
境:NN環境(室温:20℃、湿度:50%)において
は良好な画像が得られた。この時の感光層表面電位V0
を測定すると−550Vであった。次に高温高湿環境:
HH環境(33℃、80%)において評価を行うと常温
常湿環境と同様に良好な画像が得られた。V0は−58
0Vであった。しかし低温低湿環境:LL環境(7℃、
20%)において評価を行うと白地に小さな斑点状(直
径50〜500μm)の地かぶりが発生し、黒地には同
じく斑点状の白抜け(直径50〜500μm)が発生し
た。V0は−520Vであった。
形成を行い帯電装置の評価を行った。まず常温常湿環
境:NN環境(室温:20℃、湿度:50%)において
は良好な画像が得られた。この時の感光層表面電位V0
を測定すると−550Vであった。次に高温高湿環境:
HH環境(33℃、80%)において評価を行うと常温
常湿環境と同様に良好な画像が得られた。V0は−58
0Vであった。しかし低温低湿環境:LL環境(7℃、
20%)において評価を行うと白地に小さな斑点状(直
径50〜500μm)の地かぶりが発生し、黒地には同
じく斑点状の白抜け(直径50〜500μm)が発生し
た。V0は−520Vであった。
【0011】これらの代表的な3つの環境におけるV0
の測定値はあくまでも測定装置(表面電位測定装置:T
REK社製 model344)の分解能に依存するも
のであり約20mm四方の面積の平均表面電位の値を示
すことになる。よってLL環境で発生した地かぶりや白
抜けについての感光体上の電位ムラはどのような値とな
っているのか直接に測定することは不可能である。そこ
でVBを上下にシフトさせ地かぶりと白抜けの発生量の
変動で電位ムラの間接的な評価を行った。その結果VB
の絶対値を上昇させると地かぶり、白抜けが共に減少
し、VBを低下させると地かぶり、白抜けが共に増加し
た。このことから電位ムラは平均的なV0よりも過剰に
帯電された箇所に現像剤中の逆帯電したトナーが現像さ
れたものであることが明らかとなった。
の測定値はあくまでも測定装置(表面電位測定装置:T
REK社製 model344)の分解能に依存するも
のであり約20mm四方の面積の平均表面電位の値を示
すことになる。よってLL環境で発生した地かぶりや白
抜けについての感光体上の電位ムラはどのような値とな
っているのか直接に測定することは不可能である。そこ
でVBを上下にシフトさせ地かぶりと白抜けの発生量の
変動で電位ムラの間接的な評価を行った。その結果VB
の絶対値を上昇させると地かぶり、白抜けが共に減少
し、VBを低下させると地かぶり、白抜けが共に増加し
た。このことから電位ムラは平均的なV0よりも過剰に
帯電された箇所に現像剤中の逆帯電したトナーが現像さ
れたものであることが明らかとなった。
【0012】感光体と弾性ローラを接触させて行う直接
帯電は、接触領域で電荷の授受を行っているのではなく
接触領域近傍の微小空隙で空気の絶縁破壊を起こしなが
ら電荷の授受を行う。そのため弾性ローラ表面の凹凸に
よって放電現象に不均一が発生し帯電ムラが発生するの
である。そこで本発明者らは弾性ローラの表面粗度を変
化させ、画出しを行いながら表面粗度と帯電の均一性と
の関係を見い出した。
帯電は、接触領域で電荷の授受を行っているのではなく
接触領域近傍の微小空隙で空気の絶縁破壊を起こしなが
ら電荷の授受を行う。そのため弾性ローラ表面の凹凸に
よって放電現象に不均一が発生し帯電ムラが発生するの
である。そこで本発明者らは弾性ローラの表面粗度を変
化させ、画出しを行いながら表面粗度と帯電の均一性と
の関係を見い出した。
【0013】すなわち弾性ローラ表面の凹凸の内、大き
なうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が100μm
以上、小さなうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が
10μm以下の凹凸は帯電ムラにはほとんど寄与せず、
凸部と凸部の距離が10〜100μmの範囲でうねりが
強い程、詳しくは凹部の深さが凸部間距離の3/4以上
の場合に帯電ムラが発生するのである。
なうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が100μm
以上、小さなうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が
10μm以下の凹凸は帯電ムラにはほとんど寄与せず、
凸部と凸部の距離が10〜100μmの範囲でうねりが
強い程、詳しくは凹部の深さが凸部間距離の3/4以上
の場合に帯電ムラが発生するのである。
【0014】弾性ローラの表面が平滑となり、すべての
表面において凹部の深さが凸部間距離の3/4以下の場
合には均一な帯電を実現することができる。しかし表面
が平滑過ぎると、もとより表面の平滑な感光体と弾性ロ
ーラの密着性が高まり貼り付きと呼ばれる現象が発生し
易くなる。この現象は特に弾性ローラの硬度が低下し、
表面のタック性が上昇する高温高湿環境で顕著となり、
強引に駆動すると、感光層の剥離や弾性ローラ表面の破
損を引き起こすことになる。感光層はセレン、アモルフ
ァスシリコン、酸化亜鉛等の無機感光層の場合には下地
の素管との密着性が高いので剥離に至ることは殆どない
が、有機感光層の場合、素管との密着性が低く、膜強度
も弱いので容易に剥離してしまう。そこで本発明者らは
弾性ローラの表面粗度を変化させ、HH環境において表
面粗度と貼り付きとの関係を見い出した。
表面において凹部の深さが凸部間距離の3/4以下の場
合には均一な帯電を実現することができる。しかし表面
が平滑過ぎると、もとより表面の平滑な感光体と弾性ロ
ーラの密着性が高まり貼り付きと呼ばれる現象が発生し
易くなる。この現象は特に弾性ローラの硬度が低下し、
表面のタック性が上昇する高温高湿環境で顕著となり、
強引に駆動すると、感光層の剥離や弾性ローラ表面の破
損を引き起こすことになる。感光層はセレン、アモルフ
ァスシリコン、酸化亜鉛等の無機感光層の場合には下地
の素管との密着性が高いので剥離に至ることは殆どない
が、有機感光層の場合、素管との密着性が低く、膜強度
も弱いので容易に剥離してしまう。そこで本発明者らは
弾性ローラの表面粗度を変化させ、HH環境において表
面粗度と貼り付きとの関係を見い出した。
【0015】すなわち弾性ローラ表面の凹凸の内、大き
なうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が100μm
以上の範囲でうねりが強い程、詳しくは凹部の深さが凸
部間距離の3/100以上の場合に貼り付くことはな
く、3/100以下の場合には貼り付き易いくなる。
なうねりとなって現れる凸部と凸部の距離が100μm
以上の範囲でうねりが強い程、詳しくは凹部の深さが凸
部間距離の3/100以上の場合に貼り付くことはな
く、3/100以下の場合には貼り付き易いくなる。
【0016】よって弾性ローラの表面性に求められる性
能は、均一な帯電を実現するために凸部と凸部の距離が
10〜100μmの範囲において凹部の深さが凸部間距
離の3/4以下となり、貼り付き防止のためには10点
平均表面粗さRzが3μm(カットオフ値:0.8m
m)以上である。
能は、均一な帯電を実現するために凸部と凸部の距離が
10〜100μmの範囲において凹部の深さが凸部間距
離の3/4以下となり、貼り付き防止のためには10点
平均表面粗さRzが3μm(カットオフ値:0.8m
m)以上である。
【0017】なおさらに好ましくは凸部と凸部の距離が
15〜50μmの範囲において凹部の深さが凸部間距離
の1/2以下、10点平均表面粗さRzが5μm(カッ
トオフ値:0.8mm)以上である。
15〜50μmの範囲において凹部の深さが凸部間距離
の1/2以下、10点平均表面粗さRzが5μm(カッ
トオフ値:0.8mm)以上である。
【0018】また本発明で使用される帯電部材は弾性ロ
ーラに限られるものではなく、ブレード、ブロック、ベ
ルトなどいずれの形状をとってもよく、画像形成装置の
仕様、性能に合わせて選択可能である。
ーラに限られるものではなく、ブレード、ブロック、ベ
ルトなどいずれの形状をとってもよく、画像形成装置の
仕様、性能に合わせて選択可能である。
【0019】
【課題を解決するための手段】電位差を設け放電現象に
より被帯電体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体
と前記帯電部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電
荷の放出面の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸
部間の距離が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部
間距離の3/4以下であり、10点平均表面粗さが3μ
m以上であることを特徴とする帯電方式である。
より被帯電体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体
と前記帯電部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電
荷の放出面の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸
部間の距離が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部
間距離の3/4以下であり、10点平均表面粗さが3μ
m以上であることを特徴とする帯電方式である。
【0020】及び、電位差を設け放電現象により被帯電
体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電
部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面
の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離
が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3
/4以下であり、10点平均表面粗さが3μm以上であ
ることを特徴とする帯電装置である。
体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電
部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面
の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離
が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3
/4以下であり、10点平均表面粗さが3μm以上であ
ることを特徴とする帯電装置である。
【0021】及び、電位差を設け放電現象により被帯電
体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電
部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面
の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離
が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3
/4以下であり、10点平均表面粗さが3μm以上であ
ることを特徴とする帯電装置を有する画像形成装置であ
る。
体を帯電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電
部材の接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面
の任意の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離
が10〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3
/4以下であり、10点平均表面粗さが3μm以上であ
ることを特徴とする帯電装置を有する画像形成装置であ
る。
【0022】
【作用】本発明は前記した構成により、帯電部材の表面
の凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10〜100μm
の範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以下とすること
で、被帯電部材と帯電部材の微小空隙間に異常放電の発
生を防止し均一な帯電を実現する。よって異常放電を原
因とする被帯電体表面の過剰帯電も発生しないので地か
ぶりや白抜けの画像異常も発生することなく常に良好な
画像を提供する。
の凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10〜100μm
の範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以下とすること
で、被帯電部材と帯電部材の微小空隙間に異常放電の発
生を防止し均一な帯電を実現する。よって異常放電を原
因とする被帯電体表面の過剰帯電も発生しないので地か
ぶりや白抜けの画像異常も発生することなく常に良好な
画像を提供する。
【0023】また同時に帯電部材の表面粗度が10点平
均表面粗さで3μm以上とすることで、被帯電部材に対
する貼り付きを防止し、帯電部材及び被帯電部材表面が
破損することなく帯電装置及び本帯電装置を有する画像
形成装置の長寿命化を実現する。
均表面粗さで3μm以上とすることで、被帯電部材に対
する貼り付きを防止し、帯電部材及び被帯電部材表面が
破損することなく帯電装置及び本帯電装置を有する画像
形成装置の長寿命化を実現する。
【0024】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における画像
形成装置に用いられる接触帯電装置の概略構成図であ
る。図1において、1は半導電性の帯電ローラである。
帯電ローラ1はその表面に有機感光材料が塗布された感
光体2と接触し感光体2との摩擦力で従動回転する。
形成装置に用いられる接触帯電装置の概略構成図であ
る。図1において、1は半導電性の帯電ローラである。
帯電ローラ1はその表面に有機感光材料が塗布された感
光体2と接触し感光体2との摩擦力で従動回転する。
【0025】帯電ローラの芯金1aには放電電界を帯電
ローラ1と感光層2aの微小空隙に形成させるための電
源3による負極性の直流電圧が印加されている。
ローラ1と感光層2aの微小空隙に形成させるための電
源3による負極性の直流電圧が印加されている。
【0026】この時、帯電ローラ1は芯金1aの外周に
半導電性のウレタンゴムから成る弾性層1bを被覆した
弾性ゴムローラを使用する。弾性層1bの体積抵抗値は
10 6〜1012Ω・cm程度が好ましい。抵抗値が106
Ω・cm以下の場合、放電時の電荷供給能力が高過ぎる
ため、感光層2aにピンホールもしくは打痕傷、摩耗傷
が存在した場合、感光層2aの膜厚が低下しその結果、
感光層2aの絶縁耐圧が低下し感光層2aが絶縁破壊し
た際に過剰な電荷がピンホール等を通じてアース側に流
れ込み感光層2aを破壊する。抵抗値が1012Ω・cm
以上の場合、放電時の電荷供給能力が低過ぎるため、弾
性層1bで電圧降下が発生し芯金1aに印加する電圧を
必要以上に高くする必要が生じる。印加電圧を高くする
と、効率が下がるだけでなく芯金1aと不図示の電極と
の接点で放電が発生し帯電ローラ1への印加電圧値が変
動してしまい帯電が不安定となる。このときの電荷供給
能力とは、弾性層1bの内部の電子の移動度及び弾性層
1bの表面の電子放出のしやすさを便宜上定義した総称
であるが弾性層1bの組成物質によっては温湿度環境の
影響を受けやすい材質もあるので、この抵抗値の範囲は
その変化を含んだ値である。
半導電性のウレタンゴムから成る弾性層1bを被覆した
弾性ゴムローラを使用する。弾性層1bの体積抵抗値は
10 6〜1012Ω・cm程度が好ましい。抵抗値が106
Ω・cm以下の場合、放電時の電荷供給能力が高過ぎる
ため、感光層2aにピンホールもしくは打痕傷、摩耗傷
が存在した場合、感光層2aの膜厚が低下しその結果、
感光層2aの絶縁耐圧が低下し感光層2aが絶縁破壊し
た際に過剰な電荷がピンホール等を通じてアース側に流
れ込み感光層2aを破壊する。抵抗値が1012Ω・cm
以上の場合、放電時の電荷供給能力が低過ぎるため、弾
性層1bで電圧降下が発生し芯金1aに印加する電圧を
必要以上に高くする必要が生じる。印加電圧を高くする
と、効率が下がるだけでなく芯金1aと不図示の電極と
の接点で放電が発生し帯電ローラ1への印加電圧値が変
動してしまい帯電が不安定となる。このときの電荷供給
能力とは、弾性層1bの内部の電子の移動度及び弾性層
1bの表面の電子放出のしやすさを便宜上定義した総称
であるが弾性層1bの組成物質によっては温湿度環境の
影響を受けやすい材質もあるので、この抵抗値の範囲は
その変化を含んだ値である。
【0027】また弾性層1bのゴム硬度は接触という観
点からは当然のことながら低い方がよい。弾性層1bの
層厚、帯電ローラ1と感光ドラム2の曲率によっても変
化するので、少なくともゴム硬度が上昇する低温環境下
(接触帯電装置もしくは接触帯電装置を有する電子写真
装置の動作保証温度範囲内)で少なくとも帯電ローラ1
と感光体2の間に空隙が生じないゴム硬度であることが
必要である。
点からは当然のことながら低い方がよい。弾性層1bの
層厚、帯電ローラ1と感光ドラム2の曲率によっても変
化するので、少なくともゴム硬度が上昇する低温環境下
(接触帯電装置もしくは接触帯電装置を有する電子写真
装置の動作保証温度範囲内)で少なくとも帯電ローラ1
と感光体2の間に空隙が生じないゴム硬度であることが
必要である。
【0028】帯電ローラ1と感光体2の間に空隙が生じ
ない条件について、この他帯電ローラ1の真直度、円筒
度、振れなどの形状精度についても空隙が生じない構成
及び加工が施されていることが必要である。
ない条件について、この他帯電ローラ1の真直度、円筒
度、振れなどの形状精度についても空隙が生じない構成
及び加工が施されていることが必要である。
【0029】次に帯電ローラ1の表面状態であるが、表
面を機械研磨によって表面の凸部間の距離が10〜10
0μmの範囲で凹部の深さとRzがそれぞれ変わるよう
に研磨した。
面を機械研磨によって表面の凸部間の距離が10〜10
0μmの範囲で凹部の深さとRzがそれぞれ変わるよう
に研磨した。
【0030】この帯電ローラ1を図3に示す画像形成装
置10に装着し画出しを行った。画像形成装置10の動
作を簡単に説明すると、周速度25mm/sで回転する
感光体2に帯電ローラ1を両端加重をそれぞれ300g
ずつ付与し圧接させる。この時帯電ローラ1は摩擦力で
感光体2とほぼ等しい周速で従動回転を行う。帯電ロー
ラ1は芯金1aの軸径φ6mm、半導電性のウレタンゴ
ムを肉厚を3mmとして芯金1aの外周にφ12のロー
ル状に形成したものであり、ウレタンゴムのゴム硬度は
50゜(JIS A)、体積抵抗値は108 Ω・cmで
ある。
置10に装着し画出しを行った。画像形成装置10の動
作を簡単に説明すると、周速度25mm/sで回転する
感光体2に帯電ローラ1を両端加重をそれぞれ300g
ずつ付与し圧接させる。この時帯電ローラ1は摩擦力で
感光体2とほぼ等しい周速で従動回転を行う。帯電ロー
ラ1は芯金1aの軸径φ6mm、半導電性のウレタンゴ
ムを肉厚を3mmとして芯金1aの外周にφ12のロー
ル状に形成したものであり、ウレタンゴムのゴム硬度は
50゜(JIS A)、体積抵抗値は108 Ω・cmで
ある。
【0031】まず図示されないコントローラから画像形
成装置10に対して印字の信号が入力されると、帯電、
現像、転写、クリーニング、定着の各プロセスはイニシ
ャライズと呼ばれる初期慣らし運転を開始し、次にコン
トローラから送られてくる画像及び文字データの受信が
終了すると感光体2上での画像形成が開始される。感光
体2の画像形成領域において、帯電ローラ1には図示さ
れない電源により電圧が印加され感光体2の帯電が開始
される。
成装置10に対して印字の信号が入力されると、帯電、
現像、転写、クリーニング、定着の各プロセスはイニシ
ャライズと呼ばれる初期慣らし運転を開始し、次にコン
トローラから送られてくる画像及び文字データの受信が
終了すると感光体2上での画像形成が開始される。感光
体2の画像形成領域において、帯電ローラ1には図示さ
れない電源により電圧が印加され感光体2の帯電が開始
される。
【0032】感光体2はアルミニウム素管2bの表面に
有機感光層が塗布されたものを用い帯電極性はマイナス
である。従って接地されているアルミニウム素管2bに
対して、帯電ローラ1の芯金1aには図示されない電源
によって−1100Vの直流電圧が印加される。
有機感光層が塗布されたものを用い帯電極性はマイナス
である。従って接地されているアルミニウム素管2bに
対して、帯電ローラ1の芯金1aには図示されない電源
によって−1100Vの直流電圧が印加される。
【0033】次にレーザスキャナユニット(以後、LS
Uと略す)13から出射された画像及び文字データに基
づくレーザ光13aに露光されることによって、感光層
2a表面の電荷が選択的に除電され電位による画像パタ
ーン(以後、静電潜像と略す)が感光体2に形成され
る。
Uと略す)13から出射された画像及び文字データに基
づくレーザ光13aに露光されることによって、感光層
2a表面の電荷が選択的に除電され電位による画像パタ
ーン(以後、静電潜像と略す)が感光体2に形成され
る。
【0034】図示されないマイナスに帯電した現像剤を
その容器内に保持する現像器11によって、静電潜像に
現像剤を電界力で付着させることによって画像パターン
(以後、顕像と略す)が感光体2に形成される。
その容器内に保持する現像器11によって、静電潜像に
現像剤を電界力で付着させることによって画像パターン
(以後、顕像と略す)が感光体2に形成される。
【0035】一方、給紙カセット20に収容された転写
用紙24は給紙ローラ19によって1枚ずつタイミング
ローラ17まで給紙される。感光体2に形成された顕像
が転写ローラ14の位置に到達するのとタイミングを合
わせてタイミングローラ17と給紙ローラ18は転写用
紙24を感光体2と転写ローラ14のニップ位置に送り
出す。
用紙24は給紙ローラ19によって1枚ずつタイミング
ローラ17まで給紙される。感光体2に形成された顕像
が転写ローラ14の位置に到達するのとタイミングを合
わせてタイミングローラ17と給紙ローラ18は転写用
紙24を感光体2と転写ローラ14のニップ位置に送り
出す。
【0036】感光体2と転写ローラ14のニップ中で感
光体2の顕像は転写用紙24に転写される。転写ローラ
14には図示されない電源により+2000Vの直流電
圧が印加されている。転写電圧により感光体2から転写
ローラ14の方向に転写電界が形成され、マイナスに帯
電した現像剤は感光体2から転写用紙24に転写され
る。また転写電界により転写用紙24の裏面にはプラス
の電荷が注入され感光体2から転写用紙24が剥離した
後も現像剤は転写用紙24上に保持されている。
光体2の顕像は転写用紙24に転写される。転写ローラ
14には図示されない電源により+2000Vの直流電
圧が印加されている。転写電圧により感光体2から転写
ローラ14の方向に転写電界が形成され、マイナスに帯
電した現像剤は感光体2から転写用紙24に転写され
る。また転写電界により転写用紙24の裏面にはプラス
の電荷が注入され感光体2から転写用紙24が剥離した
後も現像剤は転写用紙24上に保持されている。
【0037】現像剤が転写された転写用紙24は定着器
12に搬送され、ヒートローラ15と加圧ローラ16に
より熱と圧力で転写用紙24上に熱定着される。
12に搬送され、ヒートローラ15と加圧ローラ16に
より熱と圧力で転写用紙24上に熱定着される。
【0038】定着後の転写用紙24は排紙トレイ26へ
排出され一連の画像形成プロセスは完了する。
排出され一連の画像形成プロセスは完了する。
【0039】なお転写されずに残留した感光体2上の現
像剤はクリーナ25でクリーニングされ、感光体2の表
面は清浄な状態となる。
像剤はクリーナ25でクリーニングされ、感光体2の表
面は清浄な状態となる。
【0040】クリーニングが終了し再び感光体2は帯電
位置程に戻ってきて以後この動作の繰り返しとなる。
位置程に戻ってきて以後この動作の繰り返しとなる。
【0041】この画像形成装置10を用いてNN環境で
画出し評価を行った結果とHH環境で貼り付き評価を行
った結果をまとめて第1表に示す。画像評価基準はカブ
リの未発生は○、実用上問題はないがわずかにカブリが
発生している場合は△、画像異常と認められるカブリの
発生を×とした。貼り付きについては貼り付きの未発生
は○、実用上問題はないがわずかに貼り付きが発生して
いる場合は△、貼り付きの発生を×とした。
画出し評価を行った結果とHH環境で貼り付き評価を行
った結果をまとめて第1表に示す。画像評価基準はカブ
リの未発生は○、実用上問題はないがわずかにカブリが
発生している場合は△、画像異常と認められるカブリの
発生を×とした。貼り付きについては貼り付きの未発生
は○、実用上問題はないがわずかに貼り付きが発生して
いる場合は△、貼り付きの発生を×とした。
【0042】
【表1】
【0043】以上の結果から、帯電ローラ1の隣り合う
凸部間において凸部間距離が10μmから100μmの
範囲での凹部深さを3/4以下に保つことで帯電の均一
性が確保されカブリは発生しない。またRzを3μm以
上に保つことで貼り付きも回避できる。
凸部間において凸部間距離が10μmから100μmの
範囲での凹部深さを3/4以下に保つことで帯電の均一
性が確保されカブリは発生しない。またRzを3μm以
上に保つことで貼り付きも回避できる。
【0044】凹部深さを3/4以下とRzを3μm以上
と互いに背反する条件のようであるが、実際にはRzの
値に有効に働くのは凸部間距離が100μm以上の領域
であり、凸部間距離が小さくなるに従ってRzの値に影
響を与えなくなる。
と互いに背反する条件のようであるが、実際にはRzの
値に有効に働くのは凸部間距離が100μm以上の領域
であり、凸部間距離が小さくなるに従ってRzの値に影
響を与えなくなる。
【0045】(実施例2)第2の実施例として、実施例
1の帯電ローラ1の代わりに半導電性の帯電ブレード5
を用いた接触帯電装置の概略構成図を図2に示す。
1の帯電ローラ1の代わりに半導電性の帯電ブレード5
を用いた接触帯電装置の概略構成図を図2に示す。
【0046】帯電ブレード5は弾性を有しており導電性
のホルダ6にその一方の端部を固定されており、もう一
方の端部が感光体2に弾性接触している。ホルダ6には
放電電界を帯電ブレード5と感光層2aの微小空隙に形
成させるための電源3による直流電圧が印加されてい
る。
のホルダ6にその一方の端部を固定されており、もう一
方の端部が感光体2に弾性接触している。ホルダ6には
放電電界を帯電ブレード5と感光層2aの微小空隙に形
成させるための電源3による直流電圧が印加されてい
る。
【0047】帯電ブレード5は実施例1で用いた半導電
のゴムを板状に成形し、その体積抵抗値は108 Ω・c
m、厚さ2mm、ホルダ6からの突き出し長さを10m
mとしたものである。
のゴムを板状に成形し、その体積抵抗値は108 Ω・c
m、厚さ2mm、ホルダ6からの突き出し長さを10m
mとしたものである。
【0048】また、図2においては帯電ブレード5と感
光体2の接触状態は食い込み方向であるが倣い方向とし
てもよい。倣い方向に圧接させることにより感光体2と
帯電ブレード5との摩擦力は低減し、クリーニングブレ
ードを感光体2に圧接した際に課題となる、スティック
スリッップ(ブレードの微小振動による接触むら、異音
の発生の原因)や、感光層2aの摩耗の問題も低減する
ことが可能となる。
光体2の接触状態は食い込み方向であるが倣い方向とし
てもよい。倣い方向に圧接させることにより感光体2と
帯電ブレード5との摩擦力は低減し、クリーニングブレ
ードを感光体2に圧接した際に課題となる、スティック
スリッップ(ブレードの微小振動による接触むら、異音
の発生の原因)や、感光層2aの摩耗の問題も低減する
ことが可能となる。
【0049】この帯電ブレード5を用いて実施例1と同
様に画像評価と、貼り付き評価を行った。その結果を第
2表に示す。
様に画像評価と、貼り付き評価を行った。その結果を第
2表に示す。
【0050】
【表2】
【0051】このように、帯電ブレード5の凹部深さと
Rzを本発明の条件内に保つことにより、実施例1と同
様に良好な画像が得られ、貼り付きも回避できる。
Rzを本発明の条件内に保つことにより、実施例1と同
様に良好な画像が得られ、貼り付きも回避できる。
【0052】実施例1で帯電ローラ1、実施例2では帯
電ブレード5による評価結果を示したが、帯電部材を帯
電ベルトもしくは帯電ブロックとしてもほぼ同様の効果
が得られる。
電ブレード5による評価結果を示したが、帯電部材を帯
電ベルトもしくは帯電ブロックとしてもほぼ同様の効果
が得られる。
【0053】(実施例3)第3の実施例として、実施例
1で用いた帯電ローラ1の表面にウレタン塗料を塗布し
た帯電ローラ1の模式的な断面図を図4に示す。
1で用いた帯電ローラ1の表面にウレタン塗料を塗布し
た帯電ローラ1の模式的な断面図を図4に示す。
【0054】実施例1では弾性層1bの表面を研磨にて
本発明の提示する条件の表面状態を実現したが、研磨工
程だけで本発明の提示する条件を満たすのは工程の管
理、加工条件の設定が非常に複雑となり1本当たりの加
工時間及び歩留まりの点で高価となり量産には不向きで
ある。そこで粗研磨を行った帯電ローラ1の表面に弾性
層1bの材質と同じくウレタン塗料を塗布し抵抗層1c
を形成することで加工時間の短縮、歩留まりの向上及び
感光体2へのリーク防止の改善を図った。
本発明の提示する条件の表面状態を実現したが、研磨工
程だけで本発明の提示する条件を満たすのは工程の管
理、加工条件の設定が非常に複雑となり1本当たりの加
工時間及び歩留まりの点で高価となり量産には不向きで
ある。そこで粗研磨を行った帯電ローラ1の表面に弾性
層1bの材質と同じくウレタン塗料を塗布し抵抗層1c
を形成することで加工時間の短縮、歩留まりの向上及び
感光体2へのリーク防止の改善を図った。
【0055】模式的に塗布面付近の拡大した断面図を図
5に示す。帯電ローラ1の下地部分には大きな凹凸と小
さな凹凸の複合した研磨加工による研磨傷が存在してい
る。その上に適度な膜厚を形成するようにウレタン塗料
を塗布すると、大きな凹凸に対しては抵抗層1cは倣っ
てしまうが、小さな凹凸に対しては凹部を埋め、凸部先
端を丸める効果があるために、異常放電の原因となる凸
部間距離が10〜100μmの凹凸については平滑とな
り、貼り付き防止の効果のある凸部間距離が100μm
以上の凹凸に関しては弾性層1bの表面形状が残ること
になる。
5に示す。帯電ローラ1の下地部分には大きな凹凸と小
さな凹凸の複合した研磨加工による研磨傷が存在してい
る。その上に適度な膜厚を形成するようにウレタン塗料
を塗布すると、大きな凹凸に対しては抵抗層1cは倣っ
てしまうが、小さな凹凸に対しては凹部を埋め、凸部先
端を丸める効果があるために、異常放電の原因となる凸
部間距離が10〜100μmの凹凸については平滑とな
り、貼り付き防止の効果のある凸部間距離が100μm
以上の凹凸に関しては弾性層1bの表面形状が残ること
になる。
【0056】よってウレタン塗料を塗布した帯電ローラ
1で実施例1と同様の画出し評価及び貼り付き評価を行
ったが、本発明の条件を満たす帯電ローラ1については
実施例1と同じ結果が得られた。
1で実施例1と同様の画出し評価及び貼り付き評価を行
ったが、本発明の条件を満たす帯電ローラ1については
実施例1と同じ結果が得られた。
【0057】本実施例において弾性層1bはウレタンゴ
ム、抵抗層1cはウレタン塗料を塗布としたが、この例
に限定されるものではなく、弾性層材料としてはシリコ
ーンゴム、EPM、EPDM、クロロプレンゴム等弾性
を有する材質のものであれば半導電の処理をした後に弾
性層1bとして用いることができる。、抵抗層材料とし
てはポリアミド、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコー
ン樹脂、アクリル樹脂等の塗料化して抵抗層の形成でき
る材質のものであれば抵抗層1cとして用いることがで
きる。
ム、抵抗層1cはウレタン塗料を塗布としたが、この例
に限定されるものではなく、弾性層材料としてはシリコ
ーンゴム、EPM、EPDM、クロロプレンゴム等弾性
を有する材質のものであれば半導電の処理をした後に弾
性層1bとして用いることができる。、抵抗層材料とし
てはポリアミド、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコー
ン樹脂、アクリル樹脂等の塗料化して抵抗層の形成でき
る材質のものであれば抵抗層1cとして用いることがで
きる。
【0058】また本実施例においては帯電ローラ1の構
成についての例を示したが帯電ローラ1に限られること
はなく、ブレード、ベルト、ブロック形状の帯電部材に
ついても同様の性能が得られることは本発明の技術思想
から明らかである。
成についての例を示したが帯電ローラ1に限られること
はなく、ブレード、ベルト、ブロック形状の帯電部材に
ついても同様の性能が得られることは本発明の技術思想
から明らかである。
【0059】(実施例4)第4の実施例として、実施例
3では弾性層1bの凹凸を抵抗層1cにより単純に平滑
化するだけであるが、弾性層1b表面をある程度平滑に
した後抵抗層1cを被覆することにより自由な表面性を
実現することを可能とする例を簡単に説明する。
3では弾性層1bの凹凸を抵抗層1cにより単純に平滑
化するだけであるが、弾性層1b表面をある程度平滑に
した後抵抗層1cを被覆することにより自由な表面性を
実現することを可能とする例を簡単に説明する。
【0060】抵抗層1cを塗布する前に弾性1bを揮発
性溶剤に浸漬し、弾性層1bを膨潤させ外径を拡大した
後に抵抗層1cを塗布し、次に弾性層1b中の揮発性溶
剤が蒸発する前に抵抗層1cを乾燥し硬化させることに
より平滑な皮膜を形成する。その後、乾燥を継続すると
弾性層1b内部の揮発性溶剤が蒸発し外径が元通りに収
縮する。その際弾性層1bに密着した抵抗層1cは弾性
層1bの収縮に引きずられるようにその平滑な皮膜が波
打つ様に圧縮される。実施例3と同様に帯電ローラ1の
模式的な断面図を図5に示す。
性溶剤に浸漬し、弾性層1bを膨潤させ外径を拡大した
後に抵抗層1cを塗布し、次に弾性層1b中の揮発性溶
剤が蒸発する前に抵抗層1cを乾燥し硬化させることに
より平滑な皮膜を形成する。その後、乾燥を継続すると
弾性層1b内部の揮発性溶剤が蒸発し外径が元通りに収
縮する。その際弾性層1bに密着した抵抗層1cは弾性
層1bの収縮に引きずられるようにその平滑な皮膜が波
打つ様に圧縮される。実施例3と同様に帯電ローラ1の
模式的な断面図を図5に示す。
【0061】帯電ローラ1の形状及び材質を実施例1と
同一なものとすれば、揮発性溶剤としてはウレタンゴム
を侵さないアルコール系やトルエン等を使用し、30秒
から5分程度その溶剤の中に帯電ローラ1を浸漬した
後、ウレタン塗料を5〜500μm程度、好ましくは1
0〜50μmの膜厚となるように塗布し乾燥させる。
同一なものとすれば、揮発性溶剤としてはウレタンゴム
を侵さないアルコール系やトルエン等を使用し、30秒
から5分程度その溶剤の中に帯電ローラ1を浸漬した
後、ウレタン塗料を5〜500μm程度、好ましくは1
0〜50μmの膜厚となるように塗布し乾燥させる。
【0062】よって本実施例に基づいて作成した帯電ロ
ーラ1で実施例1と同様の画出し評価及び貼り付き評価
を行ったが、本発明の条件を満たす帯電ローラ1につい
ては実施例1と同じ結果が得られた。
ーラ1で実施例1と同様の画出し評価及び貼り付き評価
を行ったが、本発明の条件を満たす帯電ローラ1につい
ては実施例1と同じ結果が得られた。
【0063】本実施例において弾性層1bはウレタンゴ
ム、抵抗層1cはウレタン塗料を塗布したが、この例に
限定されるものではなく、弾性層材料としてはシリコン
ゴム、EPM、EPDM、クロロプレンゴム等弾性を有
する材質のものであれば半導電の処理をした後に弾性層
1bとして用いることができる。、抵抗層材料としては
ポリアミド、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコーン樹
脂、アクリル樹脂等の塗料化して抵抗層の形成できる材
質のものであれば抵抗層1cとして用いることができ
る。
ム、抵抗層1cはウレタン塗料を塗布したが、この例に
限定されるものではなく、弾性層材料としてはシリコン
ゴム、EPM、EPDM、クロロプレンゴム等弾性を有
する材質のものであれば半導電の処理をした後に弾性層
1bとして用いることができる。、抵抗層材料としては
ポリアミド、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコーン樹
脂、アクリル樹脂等の塗料化して抵抗層の形成できる材
質のものであれば抵抗層1cとして用いることができ
る。
【0064】また本実施例においては帯電ローラ1の構
成についての例を示したが帯電ローラ1に限られること
はなく、ブレード、ベルト、ブロック形状の帯電部材に
ついても同様の性能が得られることは本発明の技術思想
から明らかである。
成についての例を示したが帯電ローラ1に限られること
はなく、ブレード、ベルト、ブロック形状の帯電部材に
ついても同様の性能が得られることは本発明の技術思想
から明らかである。
【0065】(実施例5)画像形成装置10の現像装置
内に磁性1成分の現像剤等を用いた場合のように、現像
剤中に逆帯電トナーが多く存在する場合、本特許に示さ
れる帯電装置を組み込んだ画像形成装置においても、特
にLL環境で画出しを行うと転写後の用紙の白地部に横
筋状のカブリ、黒ポチカブリ及び黒ベタ部に白抜け等の
画像異常が発生することがある。これは感光層2aの微
小な過剰帯電が原因であることが判明されている。
内に磁性1成分の現像剤等を用いた場合のように、現像
剤中に逆帯電トナーが多く存在する場合、本特許に示さ
れる帯電装置を組み込んだ画像形成装置においても、特
にLL環境で画出しを行うと転写後の用紙の白地部に横
筋状のカブリ、黒ポチカブリ及び黒ベタ部に白抜け等の
画像異常が発生することがある。これは感光層2aの微
小な過剰帯電が原因であることが判明されている。
【0066】第5の実施例として、上記の画像形成装置
10に用いられる帯電装置の例を図6に示す。
10に用いられる帯電装置の例を図6に示す。
【0067】帯電ローラ1とドラム2の接触する直前の
上流側つまり接近領域に感光層2aの帯電電位を除電す
るLEDアレイ4による除電光を照射する。帯電ローラ
1からドラム2に向かって電荷が微小空隙を放電現象に
よって移動するが、LEDアレイ4による除電光によっ
て感光層2aは見かけ上導電化しているため帯電ローラ
1とドラム2が接触するまで感光層2aの表面には電荷
が蓄積されずに表面電位V0=0Vの状態を維持する。
次に接触領域においては空隙が存在しないため放電現象
は発生せず次の離間領域に移る。離間領域において徐々
に空隙が広くなるに従い、パッシェンの法則に従う空隙
距離と放電開始電圧との条件が満たされた瞬間から放電
は再開し感光層2a表面には電荷が蓄積されドラム2は
帯電する。
上流側つまり接近領域に感光層2aの帯電電位を除電す
るLEDアレイ4による除電光を照射する。帯電ローラ
1からドラム2に向かって電荷が微小空隙を放電現象に
よって移動するが、LEDアレイ4による除電光によっ
て感光層2aは見かけ上導電化しているため帯電ローラ
1とドラム2が接触するまで感光層2aの表面には電荷
が蓄積されずに表面電位V0=0Vの状態を維持する。
次に接触領域においては空隙が存在しないため放電現象
は発生せず次の離間領域に移る。離間領域において徐々
に空隙が広くなるに従い、パッシェンの法則に従う空隙
距離と放電開始電圧との条件が満たされた瞬間から放電
は再開し感光層2a表面には電荷が蓄積されドラム2は
帯電する。
【0068】よって本実施例によれば現像剤中に逆帯電
トナーが多く存在し、転写後の用紙の白地部に横筋状の
カブリ、黒ポチカブリ及び黒ベタ部に白抜け等の画像異
常が発生し易い画像形成装置においても均一な帯電が実
現し白地部の横筋状のカブリ、黒ポチ及び黒ベタ部に白
抜けが発生するといった画像異常は発生しない。。
トナーが多く存在し、転写後の用紙の白地部に横筋状の
カブリ、黒ポチカブリ及び黒ベタ部に白抜け等の画像異
常が発生し易い画像形成装置においても均一な帯電が実
現し白地部の横筋状のカブリ、黒ポチ及び黒ベタ部に白
抜けが発生するといった画像異常は発生しない。。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の帯電方式
は、従来の高圧電源や多数の部品を必要とし複雑な構成
となるスコロトロン帯電器や、高価な交流電源を必要と
する従来の接触ローラ帯電装置に比べ、弾性ローラと低
電圧の直流電源だけで構成されるため低コストで実施が
可能となる。
は、従来の高圧電源や多数の部品を必要とし複雑な構成
となるスコロトロン帯電器や、高価な交流電源を必要と
する従来の接触ローラ帯電装置に比べ、弾性ローラと低
電圧の直流電源だけで構成されるため低コストで実施が
可能となる。
【0070】また、接触帯電部材による感光体の帯電を
実施する際に帯電部材の表面性能によって発生する帯電
の不均一による地カブリ、白抜けを防止し高品質の画像
を安定して供給する画像形成装置を提供することができ
る。
実施する際に帯電部材の表面性能によって発生する帯電
の不均一による地カブリ、白抜けを防止し高品質の画像
を安定して供給する画像形成装置を提供することができ
る。
【0071】その上、帯電部材と感光体の貼り付きを防
止し帯電部材及び感光体の耐刷寿命を長く保つことので
きる画像形成装置を提供することができる。
止し帯電部材及び感光体の耐刷寿命を長く保つことので
きる画像形成装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における帯電装置の概略
構成図
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における帯電装置の概略
構成図
構成図
【図3】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
概略構成図
概略構成図
【図4】本発明の第3の実施例における帯電ローラの断
面図
面図
【図5】本発明の第4の実施例における帯電ローラの断
面図
面図
【図6】本発明の第5の実施例における帯電装置の概略
構成図
構成図
1 帯電ローラ 2 感光体 3 直流電源 4 LED 9 帯電ブロック 10 電子写真装置 11 現像器 12 定着器 13 LSU 13a レーザ光 14 転写ローラ 20 給紙カセット 24 転写用紙 25 クリーナ
フロントページの続き (72)発明者 九門 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 縄間 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長瀬 久典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】電位差を設け放電現象により被帯電体を帯
電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電部材の
接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面の任意
の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10
〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以
下であることを特徴とする帯電方式。 - 【請求項2】接触帯電部材表面の隣り合う凸部間の距離
が15〜50μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の1/
2以下であることを特徴とする請求項1に記載の帯電方
式。 - 【請求項3】帯電部材の10点平均表面粗さRzが、 Rz≧3μm であることを特徴とする請求項1または2に項記載の帯
電方式。 - 【請求項4】電位差を設け放電現象により被帯電体を帯
電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電部材の
接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面の任意
の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10
〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以
下であることを特徴とする帯電装置。 - 【請求項5】接触帯電部材表面の隣り合う凸部間の距離
が15〜50μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の1/
2以下であることを特徴とする請求項4に記載の帯電装
置。 - 【請求項6】帯電部材の10点平均表面粗さRzが、 Rz≧3μm であることを特徴とする請求項4または5に記載の帯電
装置。 - 【請求項7】帯電部材の形状がローラ、ブレード、ブロ
ック及びベルトで構成されたことを特徴とする請求項4
〜6にいずれかに記載の帯電装置。 - 【請求項8】電位差を設け放電現象により被帯電体を帯
電させる接触帯電部材の前記被帯電体と前記帯電部材の
接触位置及びその近傍もしくは放電電荷の放出面の任意
の位置における凹凸の内、隣り合う凸部間の距離が10
〜100μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の3/4以
下である帯電装置を有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項9】接触帯電部材表面の隣り合う凸部間の距離
が15〜50μmの範囲で凹部深さが凸部間距離の1/
2以下であることを特徴とする請求項8に記載の画像形
成装置。 - 【請求項10】帯電部材の10点平均表面粗さRzが、 Rz≧3μm であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像
形成装置。 - 【請求項11】被帯電体が有機感光体であることを特徴
とする請求項8または9または10に記載の画像形成装
置。 - 【請求項12】帯電部材に印加する印加電圧が直流電圧
であることを特徴とする請求項8から11のいずれかに
記載の画像形成装置。 - 【請求項13】弾性ゴムよりなる接触帯電部材を揮発性
溶剤で膨潤させ、抵抗層を塗布、乾燥した後に前記揮発
性溶剤を蒸発させることにより前記接触帯電部材の表面
を粗面化させることを特徴とする接触帯電部材の粗面化
方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33637093A JPH07199593A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 帯電方式、帯電装置、画像形成装置及び接触帯電部材の粗面化方法 |
US08/365,206 US5548380A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Charging device and an image forming apparatus using a charging device |
DE69425954T DE69425954T2 (de) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Aufladevorrichtung, Bilderzeugungsgerät mit der Aufladevorrichtung und Verfahren zur Herstellung der Vorrichtung |
EP94120863A EP0661606B1 (en) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Charging device, image forming apparatus having the charging device and manufacturing method for the device |
US08/608,527 US5776544A (en) | 1993-12-28 | 1996-02-28 | Charging device and an image forming apparatus using a charging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33637093A JPH07199593A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 帯電方式、帯電装置、画像形成装置及び接触帯電部材の粗面化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07199593A true JPH07199593A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18298438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33637093A Pending JPH07199593A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 帯電方式、帯電装置、画像形成装置及び接触帯電部材の粗面化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07199593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07281507A (ja) * | 1994-04-11 | 1995-10-27 | Canon Inc | 帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及びプロセス カートリッジ |
US7054579B2 (en) | 2003-06-30 | 2006-05-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33637093A patent/JPH07199593A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07281507A (ja) * | 1994-04-11 | 1995-10-27 | Canon Inc | 帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及びプロセス カートリッジ |
US7054579B2 (en) | 2003-06-30 | 2006-05-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
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