JPH07199512A - トナー転写記録用受像体 - Google Patents

トナー転写記録用受像体

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JPH07199512A
JPH07199512A JP34989593A JP34989593A JPH07199512A JP H07199512 A JPH07199512 A JP H07199512A JP 34989593 A JP34989593 A JP 34989593A JP 34989593 A JP34989593 A JP 34989593A JP H07199512 A JPH07199512 A JP H07199512A
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JP
Japan
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toner
base material
layer
image receptor
transfer recording
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JP34989593A
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Kenichiro Ito
健一郎 伊藤
Shigeru Katayama
茂 片山
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のトナー転写用受像体ラベル基材およ
び該ラベル基材の片面に設けられたトナー受容層(さら
には粘着剤層)を有し、厚み方向の全光線透過率(Tt)が
70%以上であり、かつ拡散光線透過率(Td)が60%
以上である。 【効果】 本発明のトナー転写記録用受像体は背後の光
源を用いて透過画像とした場合も、また前面からの光り
により反射画像とした場合も肉眼による観察が容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナーの静電転写により
印刷される受像体に関する。
【0002】
【従来の技術】トナーの静電転写を用いた印刷装置は、
既に作成された原稿を複写するPPCのような場合だけ
でなく、近年は情報機器の出力の印刷装置としても広く
用いられている。すなわち、このような印刷装置は、コ
ンピューターなどからの電子出力信号をレーザービーム
などにより潜像として感光ドラムに記録し、これをトナ
ーにより現像して目視可能な文字や画像を形成する。こ
のような印刷方法では、静電気により受像体にトナーを
転写した後、熱ロールや高エネルギーのフラッシュによ
り定着が行われる。
【0003】このような印刷には、通常、天然紙などの
紙が用いられるが、近年は受像体の基材としてポリエチ
レンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロー
ス(TAC)、ポリプロピレン(PP)を用いたものも
ある。このような基材を用いた受像体は、紙に比べて透
明性に優れておりオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)
の原稿などとして広く用いられている。
【0004】また、これらの受像体に粘着剤を塗工しラ
ベル受像体としたものもある。このようなラベル受像体
は耐擦過性、耐水性に優れており、屋外用ラベル、冷凍
食品用ラベル、商品の陳列棚に設置する棚ラベルなどと
して使用が拡大しつつある。また、最近レーザービーム
プリンタの中には、600dpi(dot/inch)を越える高
精細な印刷やカラー印刷が可能な装置もあり、コンピュ
ーターグラフィックスなどにより作成した様々な画像を
鮮やかなカラー画像として出力することができる。また
カラートナーの改良によって透明性も向上し、透過画像
のフルカラー化が可能となった。しかしこのようなトナ
ー転写記録方法によるカラーの透過画像は、研究発表や
企画発表などの各種プレゼンテーション用のオーバーヘ
ッドプロジェクタ(OHP)原稿として用いられている
に過ぎず、商業用の広告や駅の案内板などとしては用い
られていない。
【0005】すなわち、従来、このような用途には、透
明フィルムにオフセット印刷などにより画像を形成して
光拡散板に貼り付け蛍光灯の前にセットしたものが用い
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オフセット印刷などに
よって透明フィルムにカラー画像を形成するには、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの版を作製す
る必要があり、多大の時間と費用を要する。またこのよ
うな画像に、蛍光灯などを用いて背後から光を照射する
と画像は明瞭であるが、昼間の屋外のように点灯されな
い場合は、画像が暗くなり広告効果が低下する。
【0007】本発明の目的は、背後の光源を用いる透過
画像とした場合も、また前面からの光りにより反射画像
とした場合も肉眼で観察が容易なトナー転写記録用受像
体及び粘着剤付きトナー転写記録用受像体を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、受像体の厚み
方向の全光線透過率(Tt)及び拡散光線透過率(T
d)を特定の値に設定することによりトナー転写記録方
法によって簡単に広告用の透過原稿を得ることができる
との知見を得て本発明を完成した。
【0009】本発明は、基材および該基材の片面に設け
られたトナー受容層を有するトナーの静電転写記録用の
受像体であって、厚み方向の全光線透過率(Tt)が70
%以上であり、かつ拡散光線透過率(Td)が60%以上
であることを特徴とするトナー転写記録用受像体を提供
するものである。
【0010】また、本発明の受像体が粘着剤層を有する
場合、前記の光学的条件は粘着剤層を含めて測定された
ときの値である。すなわち、本発明はラベル基材、該ラ
ベル基材の片面に設けられたトナー受容層、該ラベル基
材のトナー受容層とは反対の面に設けられた粘着剤層お
よび該粘着剤層上に設けられたセパレーターを有するト
ナー静電転写記録用の粘着剤付き受像体であって、前記
ラベル基材、トナー受容層および粘着剤層に関する厚み
方向の全光線透過率(Tt)が70%以上であり、かつ拡
散光線透過率(Td)が60%以上であることを特徴とす
るトナー転写記録用受像体をも提供するものである。
【0011】本発明の受像体は粘着剤層を有していても
よく、また粘着剤層が設けなくてもよい。図1はこれら
のうち粘着剤層を有し、その上にセパレーターを貼り付
けた本発明の粘着剤材付き受像体の一具体例を示す模式
的断面図である。図1において、本発明の粘着剤付き受
像体は、ラベル基材3、該ラベル基材3の片面に設けら
れたトナー受容層4および該ラベル基材に関しトナー受
容層とは反対の面に設けられた粘着剤層5からなるラベ
ル用紙と、これに剥離可能に貼着されたセパレーター2
とからなる。該セパレーター2はセパレーター基材6お
よびその片面に設けられた剥離処理層7からなり粘着剤
層5の上に剥離処理層7側が貼りつけられる。
【0012】本発明の受像体に用いられる基材及び粘着
剤材付き受像体に用いられるラベル基材としては透明性
の高い基材が好ましい。このような基材としては、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン
ナフタレート(PEN)、ポルフェニレンサルファイド
(PPS)、透明ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテ
ルケトン(PEEK)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリス
チレン(PSt)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピ
レン(PP)、トリアセチルセルロース(TAC)などが
挙げられる。また、これらの樹脂に炭酸カルシウム、チ
タン白などの充填剤を配合してもよく、またこれら樹脂
を延伸して多孔質としてもよい。さらに基材表面をコロ
ナ放電処理、スパッタリング処理、サンドブラスト処理
などの表面改質を行ってもよい。さらにこれら基材の積
層物であってもよい。
【0013】基材の厚みは50〜200μmが好まし
い。基材の厚みが、これより薄いと受像体の取り扱いが
困難となり、またこれより厚いと受像体全体が厚くなっ
て、プリンターによる印字の際に支障をきたす。ただし
受像体としたときの厚み方向の全光線透過率(Tt)を7
0%以上、かつ拡散光線透過率(Td)を60%以上とす
る。なお、粘着剤層がある場合は、セパレーターを剥離
して粘着剤層を含んだ状態で前記の特性を有する必要が
ある。
【0014】基材及びラベル基材にこのような光学的特
性を付与するには、光を拡散させる種々の方法が用いら
れる。例えば、透明樹脂を主成分として用いる場合はシ
リコンビーズを配合してもよい。このようなシリコンビ
ーズの配合量は基材の厚み、シリコンビーズの粒径によ
り種々選択されるが、例えば平均粒径2μmのシリコン
ビーズを用いる場合、基材厚み100〜200μmとし
て、5〜20%程度である。また基材中に無数のミクロ
ボイドを形成することにより光拡散透過性を付与しても
よい。また、基材の背面を荒らして拡散光透過率を高く
してもよい。また、もともと不透明な発泡構造や多孔構
造をした合成樹脂からなる合成紙、不織布を用いる場合
は、その厚みを調整することにより拡散光透過率を調節
してもよい。ただしこれらの光拡散透過性基材を光に透
かして見た場合に透過光のむらが目視で判断できない程
度の均一性が必要である。この場合拡散光透過率を適性
にするために基材厚みを薄くする必要が生じ、その結果
基材としての強度が不足する場合は、透明な基材を貼り
合わせて基材として必要強度を付与することができる。
【0015】また受像体が非粘着タイプである場合は、
必要に応じて基材に背面層を設けてもよい。このような
背面層に用いられる材料としては、ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セルロース
樹脂などに酸化チタン、酸化カルシウム、酸化アルミニ
ウム、シリコンビーズなどの粉末を混合することによっ
て用紙間の滑りを向上させ、受像体のさばき性を向上さ
せることができる。またこの背面層によって光拡散透過
性を制御してもよい。
【0016】このような受像体の厚み方向の全光線透過
率(Tt)が70%未満であると背後から光を照射した場
合に暗くなり、また受像体の拡散光線透過率(Td)が6
0%未満であると背後の照明器具等が透けて見え好まし
くない。
【0017】一方、ラベル用紙が粘着タイプである場
合、粘着剤としては通常のアクリル系の粘着剤をエポキ
シ系及び又はイソシアネート系の架橋剤によって架橋し
たものを用いることができる。また受像体の面積がA4
サイズ以上であると、貼り付けの際に気泡を被着体の間
に残しやすくなる。このため、粘着剤層の粘着特性であ
るボールタックが、JISZ0237に示す転球法(J.DoW
法)による評価において、鋼球No2以下であり、かつ平
滑なアクリル板への接着強度が下記の方法で測定した場
合に10g/25mm以上とするのがよい。
【0018】 試料幅 ; 25mm 引っ張り速度 ; 300mm/分 被着体 ; 平滑なアクリル板 貼り付け荷重 ; 2kgのローラー1往復 貼り付け後エージング ; 25℃24時間 このように面積の大きな受像体であっても粘着剤のボー
ルタックを小さくすることによって、初期タックが小さ
くなり、貼り付けの際に被着体の間に残し気泡を、ゴム
ローラーなどで簡単に追い出すことができる。ボールタ
ックを小さくするには、粘着剤の架橋度を高め、弾性率
を高くするのが好ましい。また、さらに必要に応じて、
タッキファイヤーや可塑剤などの添加剤を混合してもよ
く、また炭酸カルシウム、チタン白、有機微粉末、各種
マイクロカプセルなどの充填剤を配合して、この粘着剤
層によって光拡散透過性を調整してもよい。
【0019】粘着剤層の厚みは5〜40μm程度である
のが好ましい。粘着剤層の厚みがこれより厚いと、エッ
ジから糊がはみ出し、プリンターを汚染する原因とな
る。
【0020】また、印字前の受像体の受容層の表面粗度
Raは0.5〜5.0であるのが好ましい。表面粗度が0.
5より小さいと受像体表面における光散乱が少なくな
り、反射画像が見えにくくなる。一方表面粗度が5.0
より大きいと印刷時のトナーの定着不良が発生する。こ
のようなトナー受容層は、まず粒径1〜10μm程度の
微粉末をポリエステル樹脂、アクリル樹脂などの各種樹
脂バインダーに分散したマットインキを塗工し乾燥し、
さらに水不溶性樹脂バインダーおよび導電性微粉末を含
む帯電防止処理層を設けることによって形成される。こ
のようなバインダー樹脂としては有機溶剤に可溶のポリ
エステル樹脂やアクリル樹脂が好ましい。帯電防止処理
層のバインダー樹脂に水溶性のポリビニルアルコール樹
脂を用いたり、導電性微粉末のかわりに水溶性の界面活
性剤を用いると耐水性がなく屋外での使用や、水を含ん
だ雑巾による掃除などにより帯電防止効果が減少し、汚
れ、埃を吸着しやすくなる。
【0021】また、トナー受容層は、表面粗度を付与す
るための微粉末及び導電性微粉末などの導電性付与剤を
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂に分散させ、一層とし
て、設けてもかまわない。
【0022】前記粘着剤層に貼りつけられるセパレータ
ーは公知の基材の上に剥離処理層を設けたものが用いら
れる。かかるセパレーターの剥離処理層としては、紫外
線硬化型または熱硬化型のシリコン樹脂を用いてもよ
く、またシリコングラフトのアクリルポリマーなどを溶
剤塗工し乾燥してもよい。この場合、イソシアネートで
架橋してもよい。剥離処理層の厚みは、0.1〜1μm
程度が好ましい。
【0023】次に全光線透過率(Tt)及び拡散光線透過
率(Td)の評価方法を以下に示す。評価装置は反射透過
率計HR−100(村上色彩研究所製)を用い、T1〜T4
を以下のように規定したときに、Tt、Tdを式(1)、(2)
より算出した。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 指示値 試料 トラップ、白板切り替え 測定内容 ──────────────────────────────────── T1 無 白板 入射光 T2 有 白板 全光線透過量 T3 無 トラップ 装置による拡散光量 T4 有 トラップ 試料、装置による拡散光量 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Tt = (T2/T1)×100(%) (1) Td = [T4−T3(T2/T1)]/T1×100(%) (2)
【0024】
【実施例】つぎに本発明を実施例、比較例によりさらに
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により限定
されるものではない。
【0025】[実施例1]基材として厚さ150μmの
透明PETフィルムを用い、その片面に下記の組成のマ
ットインキ層を塗工乾燥厚み9μmになるよう形成し
た。
【0026】 ポリエステル樹脂溶液(バイロン29ss,東洋紡績(株)製) 9g 充填剤(トスパール145、東芝シリコーン(株)製) 1g メチルエチルケトン 1.2g トルエン 4.8g ついで、その上に下記の組成の導電性塗料をワイヤーバ
ー#5にて塗工し、130℃にて2分間乾燥してトナー
受容層を形成した。
【0027】 導電性塗料 P−3561 10g メチルエチルケトン 45g トルエン 45g また基材のもう一方の面には、上記導電性塗料をワイヤ
ーバー#5で塗工し、130℃にて2分間乾燥してトナ
ー転写記録用受像体を得た。
【0028】この受像体にカラーコピー(富士ゼロック
ス(株)、Acolor 635)を用いてカラー画像を形成した。
透過画像、反射画像の視認性を評価した結果を表1に示
す。
【0029】[実施例2]実施例1の受像体においてト
ナー受容層と反対の面に、2−エチルヘキシルアクリレ
ート(25重量%)、メチルアクリレート(65重量
%)およびアクリル酸(10重量%)からなる共重合体を
用いた下記配合の粘着剤溶液を乾燥厚みが12μmにな
るように塗工し、40℃にて48時間エージングして粘
着剤層を形成した。
【0030】 ポリマー (固形分ベース35%) 30g 硬化剤 E−AX(綜研化学製) 0.24g トルエン 40g 一方、基材厚み25μmのPETフィルムの片面に下記
配合の紫外線硬化シリコン樹脂を乾燥厚みが約0.1μ
mとなるように塗工したセパレーターを剥離処理層が前
記粘着剤層に接するようにして貼り合わせ、粘着剤付き
トナー転写印刷用受像体を作製した。なお、この粘着剤
層のボールタックNoは2以下であり、PET、アクリ
ルなどに貼っても1分以内では簡単に剥がすことができ
た。
【0031】 紫外線硬化シリコン樹脂(X-62-7223A、信越化学(株)製) 2g 紫外線硬化シリコン樹脂(X-62-7223B、信越化学(株)製) 2g ヘキサン 96g この用紙を実施例1と同様に評価した結果を表1に示
す。
【0032】[実施例3]実施例1のおける受像体にお
いて、マットインキ層の塗工溶液に下記の配合溶液を用
い、塗工乾燥厚みを38μmとした以外はすべて実施例
1と同様にして、実施例3のトナー転写印刷用受像紙を
作製した。この用紙を実施例1と同様に評価した。評価
結果は表1に示す通りである。
【0033】 配合溶液 ポリエステル樹脂溶液(バイロン29ss,東洋紡績(株)製) 9g 充填剤(トスパール120、東芝シリコーン(株)製) 1g メチルエチルケトン 1.2g トルエン 4.8g [比較例1]マットインキ層を塗工しないこと以外はす
べて実施例1と同様にして、トナー転写印刷用受像体を
作製した。この用紙を実施例1と同様に評価した結果を
表1に示す。
【0034】[比較例2]ブチルアクリレート(95重
量%)とアクリル酸(5重量%)の共重合体を粘着剤とし
て用いた以外はすべて実施例2と同様にして、トナー転
写印刷用受像体を作製した。この用紙を実施例1と同様
に評価した結果を表1に示す。なお、この粘着剤層のボ
ールタックNoは8であった。
【0035】[比較例3]導電性塗料を下記配合の水溶
性の界面活性剤とした以外はすべて実施例1と同様にし
てトナー転写印刷用受像体を作製した。得られた用紙を
濡れた雑巾によって300回拭き、40℃、30%RH
の環境で24時間乾燥後、25℃、50%RHにおいて
表面抵抗の変化を測定した。実施例1と比較した結果を
表2に示す。
【0036】 界面活性剤(エレクトロストリッパーAC 花王(株)製)) 1g エタノール 99g [比較例4]実施例1における受像体において、マット
インキ層の塗工溶液の下記の配合溶液を用い、塗工乾燥
厚みを17μmとした以外はすべて実施例1と同様にし
て、比較例3のトナー転写印刷用受像紙を作製した。こ
の用紙を実施例1と同様に評価した。評価結果は表1に
示す通りである。
【0037】 配合溶液 ポリエステル樹脂溶液(バイロン29ss,東洋紡績(株)製) 9g 充填剤(トスパール103、東芝シリコーン(株)製) 1g メチルエチルケトン 1.2g トルエン 4.8g [表1] (視認性、設置のし易さ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サンプル Tt Td 蛍光灯に透 光拡散板を 反射光での 貼り付けの (%) (%) かしたとき 介しての見 見易さ し易さ の見易さ 易さ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 88 66 良 好 良 好 良 好 − 実施例2 89 65 良 好 良 好 良 好 貼り易い、気 泡が入らない 実施例3 74 67 良 好 良 好 良 好 − ──────────────────────────────────── 比較例1 90 3 見にくい 良 好 見にくい − 比較例2 89 65 良 好 良 好 良 好 気泡が入り、 綺麗に貼れない 比較例4 78 55 見にくい 良 好 見にくい − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [表2] (表面抵抗の変化) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サンプル 初期表面抵抗(Ω/□) 拭き取り後の表面抵抗 ────────────────────────────── 実施例1 2×1010 2×1010 比較例3 5×1010 1012以上 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発明の効果】本発明のトナー転写記録用受像体を用い
て透過原稿を作製すると、透過画像、反射画像のいずれ
も視認性が向上する。また粘着剤特性を特定値に設定す
ることにより面積の大きな用紙の場合でも、平滑な面に
貼り付ける場合に気泡残すことなく綺麗に貼り付けるこ
とができる。さらに長期にわたって貼り付けて、水によ
って印字面を洗浄しても表面表面の導電性が変化せず埃
を吸着することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受像体の一具体例を示す模式的断面図
である。
【符号の説明】
2 セパレーター 3 基材 4 トナー受容層 5 粘着剤層 6 セパレーター基材 7 剥離処理層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材および該基材の片面に設けられたト
    ナー受容層を有するトナーの静電転写記録用受像体であ
    って、厚み方向の全光線透過率(Tt)が70%以上であ
    り、かつ拡散光線透過率(Td)が60%以上であること
    を特徴とするトナー転写記録用受像体。
  2. 【請求項2】 印字前の受像体の受容層の表面粗度Ra
    が0.5〜5.0である請求項1に記載のトナー転写記録
    用受像体。
  3. 【請求項3】 トナー受容層の表面に、さらに水不溶性
    樹脂バインダーおよび導電性微粉末を含む帯電防止処理
    層を設けた請求項1または2に記載のトナー転写記録用
    受像体。
  4. 【請求項4】 ラベル基材、該ラベル基材の片面に設け
    られたトナー受容層、該ラベル基材のトナー受容層とは
    反対の面に設けられた粘着剤層および該粘着剤層上に設
    けられたセパレーターを有するトナー静電転写記録用の
    粘着剤付き受像体であって、前記ラベル基材、トナー受
    容層および粘着剤層に関する厚み方向の全光線透過率
    (Tt)が70%以上であり、かつ拡散光線透過率(Td)が
    60%以上であることを特徴とする粘着剤付きトナー転
    写記録用受像体。
  5. 【請求項5】 粘着剤層の粘着特性であるボールタック
    が、JISZ0237に示す転球法(J.DoW法)による評価に
    おいて、鋼球No2以下であり、かつ平滑なアクリル板へ
    の接着強度が下記の方法で測定した場合に10g/25
    mm以上である請求項4に記載の粘着剤付きトナー転写
    記録用受像体。 試料幅 ; 25mm 引っ張り速度 ; 300mm/分 被着体 ; 平滑なアクリル板 貼り付け荷重 ; 2kgのローラー1往復 貼り付け後エージング ; 25℃24時間
  6. 【請求項6】 トナー受容層の表面に水不溶性樹脂バイ
    ンダーおよび導電性微粉末を含む帯電防止処理層を設け
    た請求項4または5に記載の粘着剤付きトナー転写記録
    用受像体。
JP34989593A 1993-12-27 1993-12-27 トナー転写記録用受像体 Pending JPH07199512A (ja)

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