JPH07199494A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

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JPH07199494A
JPH07199494A JP6285403A JP28540394A JPH07199494A JP H07199494 A JPH07199494 A JP H07199494A JP 6285403 A JP6285403 A JP 6285403A JP 28540394 A JP28540394 A JP 28540394A JP H07199494 A JPH07199494 A JP H07199494A
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electrophotographic
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JP6285403A
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Koichi Suzuki
幸一 鈴木
Hideyuki Takai
秀幸 高井
Satomi Sugiyama
さとみ 杉山
光弘 ▲国▼枝
Mitsuhiro Kunieda
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、高い感度を有し、繰り返し
使用しても安定して優れた電位特性を有する電子写真感
光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ
及び電子写真装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、導電性支持体上に感光層を有する
電子写真感光体において、該感光層がチオフェン構造を
中心骨格として有するジスアゾ顔料を含有することを特
徴とする電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、詳しくは特定の構造を有するジスアゾ顔料を含有す
る感光層を有する電子写真感光体に関する。また、本発
明は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有機光導電性物質を用いた電子写真感光
体は、極めて生産性が高い、比較的安価である等の利点
を有しているのに加え、使用する染料や顔料を選択する
ことにより、感度を有する波長域を自在にコントロール
できる等の利点を有し、これまで幅広い検討がなされて
きた。特に、有機光導電性染料や顔料等の電荷発生物質
を含有する電荷発生層と、光導電性ポリマーや低分子の
有機光導電性物質等の電荷輸送物質を含有する電荷輸送
層を積層した機能分離型感光層を有する電子写真感光体
の開発により、従来の有機電子写真感光体の欠点とされ
ていた感度や耐久性が著しく改善された。
【0003】有機光導電物質の中でも、アゾ顔料は優れ
た光導電性を有するものが多く、しかもアミン成分とカ
プラー成分の組み合わせ方で様々な特性を持った顔料が
比較的容易に得られることから、これまで数多くのアゾ
顔料が、例えば特開昭61−215556号公報、特開
昭63−178247号公報、特開昭63−18344
9号公報、及び特開平2−84659号公報等に提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
更なる高画質化及び高耐久化の要求に伴い、より高い感
度を有し、繰り返し使用時にもより優れた電子写真特性
を有する電子写真感光体が検討されている。
【0005】本発明の目的は、高い感度を有する電子写
真感光体を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、繰り返し使用して
も安定して優れた電位特性を有する電子写真感光体を提
供することにある。
【0007】更に、本発明の目的は、上述のような電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は導電性支
持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該感
光層が下記式(1)
【0009】
【外4】 〔式中、R1 及びR2 は同一または異なって水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及びアリール
基を示し、A1 及びA2 は同一または異なってフェノー
ル性水酸基を有するカプラー残基を示し、A1 及びA2
の少なくとも一方は下記式(2)
【0010】
【外5】 (式中、X1 はベンゼン環と縮合して多環芳香環または
複素環を形成するのに必要な残基を示し、R3 及びR4
は同一または異なって水素原子、アルキル基、アリール
基、アラルキル基、複素環基及び互いに結合することに
より環状アミノ基を形成する残基を示し、Z1 は酸素原
子または硫黄原子を示す。)で示されるカプラー残基で
あり、mは正の整数を示す。〕で示されるジスアゾ顔料
を含有すことを特徴とする電子写真感光体である。
【0011】また、本発明は上記電子写真感光体を有す
るプロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0012】上記式(1)中、R1 及びR2 のハロゲン
原子としてはフッ素原子、塩素原子、及びヨウ素原子等
が挙げられ、アルキル基としてメチル、エチル及びプロ
ピル等の基が挙げられ、アルコキシ基としてはメトキ
シ、エトキシ及びプロポキシ等の基が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル、ナフチル及びアンスリル等の基
が挙げられるが、本発明においては、R1 及びR2 がい
ずれも水素原子であることが好ましい。
【0013】また、mは正の整数を示すが、本発明にお
いてはmが2〜7であることが好ましい。mが2以上の
とき、中心骨格であるチオフェン環は2及び5の位置で
結合していることが好ましい。また、mが2以上のと
き、全てのチオフェン環が同じR1 または同じR2 を有
している必要はない。
【0014】また、A1 及びA2 はフェノール性水酸基
を有するカプラー残基を示すが、カプラー残基とはジス
アゾ顔料を得る際のジアゾ成分とカプラーのカップリン
グ反応によりアゾ基に結合したカプラーの一部分に相当
する基のことであり、フェノール性水酸基に対してオル
トの位置でアゾ基に結合していることが好ましい。本発
明においては、A1 及びA2 の少なくとも一方が式
(2)で示されるカプラー残基である。式(2)中、X
1 のベンゼン環と縮合することにより形成される多環芳
香環及び複素環としては、ナフタレン環、アントラセン
環、カルバゾール環、ベンゾカルバゾール環及びジベン
ゾカルバゾール環等が挙げられる。また、R 3 及びR4
のアルキル基としてはメチル、エチル及びプロピル等の
基が挙げられ、アリール基としてはフェニル、ナフチル
及びアンスリル等の基が挙げられ、アラルキル基として
はベンジル及びフェネチル等の基が挙げられ、複素環基
としてはピリジル、チェニル、チアゾリル、カルバゾリ
ル、ベンゾイミダゾリル及びベンゾチアゾリル等の基が
挙げられ、環状アミノ基としてピロリル、インドリル、
インドリニル、カルバゾリル、イミダゾリル、ベンゾイ
ミダゾリル、ピラゾリル、フェノチアジニル及びフェノ
キサジニル等の基が挙げられる。
【0015】また、R1 乃至R4 及びX1 は置換基を有
してもよく、有してもよい置換基としてはメチル、エチ
ル及びプロピル等のアルキル基;メトキシ、エトキシ及
びプロポキシ等のアルコキシ基;フッ素、塩素、臭素及
びヨウ素等のハロゲン原子;アセチル及びベンゾイル等
のアシル基;ジメチルアミノ及びジエチルアミノ等のア
ルキルアミノ基;フェニルカルバモイル基;ニトロ基;
シアノ基;及びトリフルオロメチル等のハロメチル基等
が挙げられる。
【0016】本発明においては、A1 及びA2 が共に式
(2)で示されるカプラー残基であることが好ましい。
どちらか一方のみが式(2)で示されるカプラー残基で
ある場合、他方はフェノール性の水酸基を有するカプラ
ー残基であればいずれのものでもよいが、下記式(3)
乃至(8)で示されるカプラー残基であることが好まし
い。
【0017】
【外6】
【0018】
【外7】
【0019】式(3)、(6)、(7)及び(8)中の
2 乃至X5 はベンゼン環と縮合してナフタレン環及び
アントラセン環等の多環芳香環またはカルバゾール環、
ベンゾカルバゾール環及びジベンゾカルバゾール環等の
複素環を形成するのに必要な残基を示す。
【0020】式(5)中のY1 はアリーレン基または窒
素原子を環内に含む2価の複素環基を表す。具体的には
o−フェニレン、o−ナフチレン、ペリナフチレン、
1,2−アンスリレン、3,4−ピラゾ−ルジイル、
2,3−ピリジンジイル、4,5−ピリジンジイル、
6,7−インダゾールジイル及び6,7−キノリンジイ
ル等の基が挙げられる。
【0021】式(3)及び(7)中のR5 、R6 、R9
及びR10は水素原子、アルキル基、アリール基、アラル
キル基及び複素環基を示し、また、R5 とR6 及びR9
とR10は互いに結合して環状アミノ基を形成する残基を
示す。
【0022】式(4)中のR7 はアルキル基、アリール
基、アラルキル基及び複素環基を示す。
【0023】式(6)中のR8 は水素原子、アルキル
基、アリール基、アラルキル基及び複素環基を示す。
【0024】式(8)中のR11及びR12は水素原子、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基及び互
いに結合することにより環基を形成する残基を示す。
【0025】上述のアルキル基としてはメチル、エチル
及びプロピル等の基、アリール基としてはフェニル、ナ
フチル及びアンスリル等の基、アラルキル基としてはベ
ンジル及びフェネチル等の基、複素環基としてはピリジ
ル、チエニル、チアゾリル、カルバゾリル、ベンゾイミ
ダゾリル及びベンゾチアゾリル等の基が挙げられる。ま
た、環状アミノ基としてはピロリル、インドリル、イン
ドリニル、カルバゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダ
ゾリル、ピラゾリル、フェノチアジニル及びフェノキシ
サジニル等の基が挙げられる。また、R11とR12が結合
することにより形成される環基としてはフルオレニリデ
ン、キサンテニリデン、アントロニリデン及びヒドロイ
ンデニリデン等の基が挙げられる。
【0026】また、X2 乃至X5 、Y1 、R5 乃至R12
は置換基を有してもよく、有してもよい置換基としては
メチル、エチル及びプロピル等のアルキル基;メトキ
シ、エトキシ及びプロポキシ等のアルコキシ基;フッ
素、塩素、臭素及びヨウ素等のハロゲン原子;アセチル
及びベンゾイル等のアシル基;ジメチルアミノ及びジエ
チルアミノ等のアルキルアミノ基;フェニルカルバモイ
ル基;ニトロ基;シアノ基;及びトリフルオロメチル等
のハロメチル基等が挙げられる。
【0027】式(6)中のZ2 は酸素原子または硫黄原
子を示す。
【0028】本発明においては、A1 及びA2 が式
(2)、(3)、(6)、(7)及び(8)からなる群
より選ばれる式で示され、式中のX1 乃至X5 がベンゼ
ン環と縮合してベンゾカルバゾール環を形成するカプラ
ー残基であると、そのジスアゾ顔料は、感度領域が近赤
外領域付近まで広がるため、半導体レーザー用の電荷発
生物質としても好ましく用いることができる。
【0029】また、A1 及びA2 が結合する2つのアゾ
基は、中心骨格であるチオフェン環の2または5の位置
で中心骨格に結合していることが合成の容易さ等の点で
好ましい。
【0030】式(1)で示されるジスアゾ顔料の好まし
い例を以下に列挙するが、本発明に用いられるジスアゾ
顔料はそれらに限定されるものではない。尚、例示顔料
は、まず基本型を示し、その中で変化する部分である
m、RA 、RB 、p、A1 及びA2 を示すことにより表
現される。
【0031】
【外8】
【0032】
【外9】
【0033】
【外10】
【0034】
【外11】
【0035】
【外12】
【0036】
【外13】
【0037】
【外14】
【0038】
【外15】
【0039】
【外16】
【0040】本発明に用いられるジスアゾ顔料は、相当
するジアミンを常法によりテトラゾ化し、アルカリの存
在下、得られたテトラゾニウム塩と相当するカプラーを
水系でカップリングするか、テトラゾニウム塩をホウフ
ッ化塩や塩化亜鉛複塩等に変換した後、N,N−ジメチ
ルホルムアミドやジメチルスルホキシド等の有機溶剤中
で酢酸ナトリウム、トリエチルアミン及びN−メチルモ
ルホリン等の塩基の存在下、相当するカプラーとカップ
リングすることによって容易に合成できる。式(1)中
のA1 とA2 が異なるカプラー残基であるジスアゾ顔料
を合成するには、前述のテトラゾニウム塩1モルに対し
て、初めに一方のカプラー1モルをカップリングさせ、
次いで、他方のカプラー1モルをカップリングして合成
するか、2種類のカプラーを各1モルずつ混合し、テト
ラゾニウム塩とカップリングすることによって合成する
ことができる。
【0041】合成例(顔料例1−1の顔料の合成) 300mlビーカーに水150ml、濃塩酸20ml
(0.23モル)と下記のジアミン化合物6.3g
(0.032モル)
【0042】
【外17】 を入れ、0℃まで冷却し、この溶液に亜硝酸ナトリウム
4.6g(0.067モル)を水10mlに溶解した液
を液温を5℃に保ちながら10分間で滴下した。次いで
15分間攪拌した後、カーボンろ過した。得られたろ液
の中へホウフッ化ナトリウム10.5g(0.096モ
ル)を水90mlに溶かした液を攪拌しながら滴下し
た。析出したホウフッ化塩をろ取し、冷水で洗浄した
後、アセトニトリルで洗浄し、室温で減圧乾燥した。収
量は10.8gであり、収率は86%であった。
【0043】次に、1lビーカーにジメチルホルムアミ
ド500mlを入れ、下記カプラー14.3g(0.0
42モル)
【0044】
【外18】 を溶解し、液温を5℃に冷却した後、先に得たホウフッ
化塩7.9g(0.02モル)を溶解し、次いでトリエ
チルアミン5.1g(0.050モル)を5分間で滴下
した。2時間攪拌後、析出した顔料をろ取し、ジメチル
ホルムアミドで4回、水で3回洗浄した後、凍結乾燥し
た。収量は16.2gであり、収率は90%であった。
【0045】本発明の電子写真感光体が有する感光層の
形態は公知のいかなる形態であっもよいが、本発明のジ
スアゾ顔料を電荷発生物質として含有する層を電荷発生
層とし、この層の上に電荷輸送物質を含有する電荷輸送
層を積層した機能分離型の感光層が特に好ましい。
【0046】電荷発生層は、本発明のジスアゾ顔料を導
電性支持体上に真空蒸着するか、該ジスアゾ顔料を適当
な溶剤を用いてバインダー樹脂中に分散した溶液を、導
電性支持体上に公知の方法によって塗布し、乾燥するこ
とによって形成することができる。膜厚は5μm以下で
あることが好ましく、特には0.1〜1μmであること
が好ましい。
【0047】上記バインダー樹脂は、様々な絶縁性樹脂
或いは有機光導電性ポリマーから選択されるが、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、セルロース樹脂、アクリル樹脂及びポリウレタン等
が好ましい。これらの樹脂は置換基を有してもよく、置
換基としてはハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基等が
好ましい。また、バインダー樹脂の含有量は、電荷発生
層全重量に対し80重量%以下であることが好ましく、
特には40重量%以下であることが好ましい。
【0048】また、上記溶剤は前記の樹脂を溶解し、後
述の電荷輸送層や下引き層を溶解しないものから選択す
ることが好ましい。具体的には、テトラヒドロフラン及
び1,4−ジオキサン等のエーテル類;シクロヘキサノ
ン及びメチルエチルケトン等のケトン類;N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類;酢酸メチル及び酢酸エ
チル等のエステル類;トルエン、キシレン及びモノクロ
ルベンゼン等の芳香族炭化水素化合物;メタノール、エ
タノール及び2−プロパノール等のアルコール類;及び
クロロホルム及び塩化メチレン等の脂肪族炭化水素化合
物等が挙げられる。
【0049】電荷輸送層は電荷発生層の上または下に積
層され、電界の存在下、電荷発生層から電荷キャリアを
受け取り、これを輸送する機能を有している。電荷輸送
層は、電荷輸送物質を必要に応じて適当なバインダー樹
脂と共に溶剤中に溶解した溶液を塗布し、乾燥すること
によって形成することができる。膜厚は5〜40μmで
あることが好ましく、特には15〜30μmであること
が好ましい。
【0050】電荷輸送物質は電子輸送物質と正孔輸送物
質に大別される。電子輸送物質としては、例えば2,
4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テ
トラニトロフルオレノン、クロラニル及びテトラシアノ
キノジメタン等の電子吸引性物質やこれら電子吸引性物
質を高分子化したもの等が挙げられ、正孔輸送性物質と
してはピレン及びアントラセン等の多環芳香族化合物;
カルバゾール、インドール、イミダゾール、オキサゾー
ル、チアゾール、オキサジアゾール、ピラゾール、ピラ
ゾリン、チアジアゾール及びトリアゾール等の複素環化
合物;p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−
ジフェニルヒドラゾン、N,N−ジフェニルヒドラジノ
−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール等のヒドラ
ゾン系化合物;α−フェニル−4′−N,N−ジフェニ
ルアミノスチルベン、5−[4−(ジ−p−トリルアミ
ノ)ベンジリデン]−5H−ジベンゾ[a,d]シクロ
ヘプテン等のスチリル系化合物;ベンジジン系化合物;
トリアリールメタン系化合物;トリフェニルアミン系化
合物;或いは、これらの化合物から誘導される基を主鎖
または側鎖に有するポリマー(例えばポリ−N−ビニル
カルバゾール及びポリビニルアントラセン等)が挙げら
れる。これらの有機電荷輸送物質の他にセレン、セレン
−テルル、アモルファスシリコン及び硫化カドミウム等
の無機材料も用いることができる。また、これらの電荷
輸送物質は単独で用いても、2種以上組み合わせて用い
てもよい。
【0051】電荷輸送物質が成膜性を有していないとき
には適当なバインダー樹脂を用いることができる。具体
的には、アクリル樹脂、ポリアリレート、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレンコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリア
ミド及び塩素化ゴム等の絶縁性樹脂或いはポリ−N−ビ
ニルカルバゾール及びポリビニルアントラセン等の有機
光導電性ポリマー等が挙げられる。斯かるバインダー樹
脂の含有量は、電荷輸送層全重量に対し20〜90重量
%以下であることが好ましく、特には40〜70重量%
であることが好ましい。
【0052】本発明の別の具体例として、本発明のジス
アゾ顔料と上述のような電荷輸送物質を同一の層に含有
する感光層を有する電子写真感光体を挙げることができ
る。この場合、電荷輸送物質としてポリ−N−ビニルカ
ルバゾールとトリニトロフルオレノンからなる電荷移動
錯体等を用いることもできる。この電子写真感光体は、
前記ジスアゾ顔料と電荷輸送物質を適当なバインダー樹
脂溶液中に分散及び溶解した溶液を導電性支持体上に塗
布し、乾燥することによって作成することができる。斯
かるバインダー樹脂の含有量は、感光層全重量に対し、
20〜90重量%であることが好ましく、特には40〜
70重量%であることが好ましい。膜厚は5〜40μm
であることが好ましく、特には15〜30μmであるこ
とが好ましい。
【0053】いずれの電子写真感光体においても、必要
に応じて本発明のジスアゾ顔料を2種類以上組み合わせ
たり、公知の電荷発生物質と組み合わせて使用すること
も可能である。
【0054】本発明に用いられる導電性支持体の材質と
しては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、
亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、
チタン、ニッケル、インジウム、金及び白金等が挙げら
れる。また、これらの金属或いは合金を、真空蒸着法に
よって被膜形成したプラスチック(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート及びアクリル樹脂等の支持体や導電性粒子
(例えばカーボンブラック及び銀粒子等)を適当なバイ
ンダー樹脂と共に上記のようなプラスチック、金属また
は合金上に被覆した支持体、或いは導電性粒子をプラス
チックや紙に含浸した支持体等を用いることができる。
形状としては、ドラム状、シート状及びベルト状等が挙
げられるが、適用される電子写真装置に最も適した形状
であることが好ましい。
【0055】本発明においては、導電性支持体と感光層
の中間にバリヤー機能と接着機能をもつ下引き層を設け
ることもできる。下引き層の膜厚は5μm以下であるこ
とが好ましく、特には0.1〜3μmであることが好ま
しい。下引き層の材質としては、カゼイン、ポリビニル
アルコール、ニトロセルロース、ポリアミド(ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロン及
びアルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウレタン及び
酸化アルミニウム等が挙げられる。
【0056】また、本発明においては、感光層を外部か
らの機械的及び化学的悪影響から保護すること等を目的
として、保護層として樹脂層や、導電性粒子や電荷輸送
物質を含有する樹脂層を感光層上に設けることもでき
る。
【0057】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版及びファクシミリ等の電子写真応用分野に
も広く用いることができる。
【0058】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
【0059】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光
光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順
次形成されていく。
【0060】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。
【0061】像転写を受けた転写材7は、感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
【0062】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて洗浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接触
帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
【0063】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリ
ッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカート
リッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子写
真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例え
ば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持してカ
ートリッジ化し、装置本体のレール12等の案内手段を
用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ11
とすることができる。
【0064】また、画像露光光4は、電子写真装置が複
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、或いは、センサーで原稿を読取り、信号化し、
この信号に従って行われるレーザービームの走査、LE
Dアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等によ
り照射される光である。
【0065】一方、ファクシミリのプリンターとして使
用する場合には、画像露光光4は受信データをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。
【0066】コントローラー14は画像読取部13とプ
リンター22を制御する。コントローラー14の全体は
CPU20により制御されている。画像読取部13から
の読取データは、送信回路16を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路15を通して
プリンター22に送られる。画像メモリには所定の画像
データが記憶される。プリンターコントローラー21は
プリンター22を制御している。17は電話である。
【0067】回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ページの画像が画像メモリ19に格納
されると、そのページの画像記録を行う。CPU20
は、画像メモリ19から1ページの画像情報を読み出
し、プリンターコントローラー21に複号化された1ペ
ージの画像情報を送出する。プリンターコントローラー
21は、CPU20からの1ページの画像情報を受け取
ると、そのページの画像情報記録を行うべくプリンター
22を制御する。CPU20は、プリンター22による
記録中に、次のページの受信を行っている。
【0068】このようにして、画像の受信と記録が行わ
れる。
【0069】以下、実施例により、本発明を更に詳細に
説明する。
【0070】
【実施例】
実施例1 アルミニウム基板上にメトキシメチル化ナイロン(数平
均分子量32,000)5gとアルコール可溶性共重合
ナイロン(数平均分子量29,000)10gをメタノ
ール95gに溶解した溶液をワイヤーバーで塗布し、乾
燥することによって、膜厚が1μmの下引き層を形成し
た。
【0071】次に、顔料例1−1の顔料5gをシクロヘ
キサノン95gにポリビニルベンザール(ベンザール化
度75%以上、数平均重合度80,000)2gを溶解
した溶液に加え、サンドミルを用いて20時間分散し
た。この分散液を下引き層上にワイヤーバーで塗布し、
乾燥することによって、膜厚が0.2μmの電荷発生層
を形成した。
【0072】次いで、下記式で示されるスチリル化合物
5g
【0073】
【外19】 とポリメチルメタクリレート(数平均分子量100,0
00)5gをクロロベンゼン40gに溶解した溶液を電
荷発生層上にワイヤーバーで塗布し、乾燥することによ
って、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
【0074】得られた電子写真感光体を静電複写紙試験
装置(SP−428、川口電機(株)製)を用いて−5
KVのコロナ放電で負に帯電し、暗所で1秒間保持した
後、照度10ルックスのハロゲン光で露光することによ
って、帯電特性を評価した。帯電特性として帯電直後の
表面電位V0 と1秒間の暗所放置後の表面電位を1/2
に減衰するのに必要な露光量、即ち感度(E1/2 )を測
定した。結果を表1に示す。
【0075】実施例2〜13 顔料例1−1のジスアゾ顔料に代えて表1に示されるシ
スアゾ顔料を用いた以外は実施例1と同様にして電子写
真感光体を作成し、評価した。結果を表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】比較例1〜3 顔料例1−1のジスアゾ顔料に代えて下記比較顔料A〜
Cを用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0078】比較顔料A(特開平2−84659号公報
に記載されたジスアゾ顔料)
【0079】
【外20】
【0080】比較顔料B(特開昭63−177143号
公報に記載されたジスアゾ顔料)
【0081】
【外21】
【0082】比較顔料C
【0083】
【外22】
【0084】
【表2】
【0085】実施例14 実施例1で作成した電子写真感光体を−6.5KVのコ
ロナ帯電器、露光光学系、現像器、転写帯電器、除電露
光光学系及びクリーナーを備えた電子写真複写機のシリ
ンダーに貼り付けた。
【0086】初期の暗部電位VD と明部電位VL をそれ
ぞれ−700V及び−200V付近に設定し、5,00
0回繰り返し使用し、初期と繰り返し使用後での暗部電
位の変動量ΔVD と明部電位の変動量ΔVL を測定する
ことにより耐久性を評価した。結果を表3に示す。尚、
電位の変動量における負記号は、電位の絶対値が減少し
たことを表し、正記号は電位の絶対値が増加したことを
表す。
【0087】実施例15〜18 実施例1で作成した電子写真感光体に代えて実施例1、
4、5、8及び11で作成した電子写真感光体を用いた
以外は実施例14と同様にして耐久性を評価した。結果
を表3に示す。
【0088】
【表3】
【0089】比較例4及び5 実施例1で作成した電子写真感光体に代えて比較例1及
び2で作成した電子写真感光体を用いた以外は実施例1
4と同様にして耐久性を評価した。結果を表4に示す。
【0090】
【表4】
【0091】実施例19 アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム
のアルミニウム面上に0.5μmの膜厚を有するポリビ
ニルアルコール(数平均分子量22,000)の下引き
層を形成した。
【0092】この下引き層上に、顔料例1−17の顔料
5gをシクロヘキサノン95gにブチラール樹脂(ブチ
ラール化度63モル%、数平均重合度2,000)2g
を溶解した溶液に加え、サンドミルを用いて20時間分
散した分散液を塗布し、乾燥することによって、膜厚が
0.20μmの電荷発生層を形成した。
【0093】次いで、下記式で示されるヒドラゾン化合
物5g
【0094】
【外23】 とポリカーボネート(重量平均分子量55,000)5
gをテトラヒドロフラン40gに溶解した溶液を上記電
荷発生層上に塗布し、乾燥することによって、膜厚が2
0μmの電荷輸送層を形成した。
【0095】得られた電子写真感光体の帯電特性と耐久
性を実施例1及び14と同様にして評価した。結果を以
下に示す。 V0 :−695V、E1/2 :1.8lux・sec ΔVD :0V、ΔL :+10V
【0096】実施例20 アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム
のアルミニウム面上に0.5μmの膜厚を有するポリビ
ニルアルコール(数平均分子量22,000)の下引き
層を形成した。
【0097】この下引き層の上に、顔料例1−9の顔料
5gをテトラヒドロフラン95gにポリ−p−フルオロ
ビニルベンザール(ベンザール化度75モル%以上、数
平均分子量90,000)2gを溶解した溶液に加え、
サンドミルを用いて20時間分散した分散液を塗布し、
乾燥することによって、膜厚が0.20μmの電荷発生
層を形成した。
【0098】次いで、下記式を有するトリアリールアミ
ン化合物5g
【0099】
【外24】 とポリカーボネート(重量平均分子量55,000)5
gをクロロベンゼン40gに溶解した溶液を電荷発生層
上に塗布し、乾燥することによって、膜厚が20μmの
電荷輸送層を形成した。
【0100】得られた電子写真感光体の帯電特性と耐久
性を実施例1及び14と同様にして評価した。結果を以
下に示す。 V0 :−690V、E1/2 :1.7lux・sec ΔVD :0V、ΔVL :+5V
【0101】実施例21 電荷発生層と電荷輸送層を逆の順番で形成した以外は実
施例20と同様にして電子写真感光体を作成し、評価し
た。但し、帯電の極性は正とした。結果を以下に示す。 V0 :+705V、E1/2 :2.3lux・sec ΔVD :+5V、ΔVL :0V
【0102】実施例22 実施例1と同様にして電荷発生層まで形成した。
【0103】次に、2,4,7−トリニトロ−9−フル
オレノン5gとポリカーボネート(重量平均分子量3
0,000)5gをテトラヒドロフラン50gに溶解し
た溶液を上記電荷発生層上にワイヤーバーで塗布し、乾
燥することによって、膜厚が18μmの電荷輸送層を形
成した。得られた電子写真感光体を実施例1と同様にし
て評価した。但し、帯電の極性は正とした。結果を以下
に示す。 V0 :+690V、E1/2 :2.1lux・sec
【0104】実施例23 顔料例1−11のジスアゾ顔料0.5gをシクロヘキサ
ノン9.5gに加えた溶液をペイントシェイカーで5時
間分散した。この分散液に実施例1で用いた電荷輸送物
質5gとポリカーボネート(重量平均分子量80,00
0)5gをテトラヒドロフラン40gに溶解した溶液を
加え、更に1時間振とうした。得られた溶液をアルミニ
ウム基板上にワイヤーバーで塗布し、乾燥することによ
って、膜厚が20μmの感光層を形成した。得られた電
子写真感光体を実施例1と同様にして評価した。但し、
帯電の極性は正とした。結果を以下に示す。 V0 :+695V、E1/2 :2.0lux・sec
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高い感
度を有し、繰り返し使用しても安定して優れた電位特性
を有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロック図の例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ 12 レール 13 画像読取部 14 コントローラー 15 受信回路 16 送信回路 17 電話 18 回線 19 画像メモリ 20 CPU 21 プリンターコントローラー 22 プリンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲国▼枝 光弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該感光層が下記式(1) 【外1】 〔式中、R1 及びR2 は同一または異なって水素原子、
    ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及びアリール
    基を示し、A1 及びA2 は同一または異なってフェノー
    ル性水酸基を有するカプラー残基を示し、A1 及びA2
    の少なくとも一方は下記式(2) 【外2】 (式中、X1 はベンゼン環と縮合して多環芳香環または
    複素環を形成するのに必要な残基を示し、R3 及びR4
    は同一または異なって水素原子、アルキル基、アリール
    基、アラルキル基、複素環基及び互いに結合することに
    より環状アミノ基を形成する残基を示し、Z1 は酸素原
    子または硫黄原子を示す。)で示されるカプラー残基で
    あり、mは正の整数を示す。〕で示されるジスアゾ顔料
    を含有すことを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記R1 及びR2 が水素原子である請求
    項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記mが2〜7の整数である請求項1及
    び2記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記A1 及びA2 が結合する2つのアゾ
    基が、ジスアゾ顔料の中心骨格であるチオフェン環の2
    位または5位の炭素と結合している請求項1乃至3記載
    の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記式(1)が下記式 【外3】 (式中、A1 、A2 及びmは式(1)におけるものと同
    義である。)で示される請求項1乃至4記載の電子写真
    感光体。
  6. 【請求項6】 前記A1 及びA2 が共に式(2)で示さ
    れるカプラー残基である請求項1乃至5記載の電子写真
    感光体。
  7. 【請求項7】 前記X1 がベンゼン環と縮合してベンゾ
    カルバゾール環を形成するのに必要な残基である請求項
    1乃至6記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 前記感光層が式(1)で示されるジスア
    ゾ顔料を電荷発生物質として含有する電荷発生層及び電
    荷輸送層を有し、電子写真感光体が導電性支持体上に該
    電荷発生層を有し、該電荷発生層上に該電荷輸送層を有
    する請求項1乃至7記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の電子写真感光体、及び
    帯電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群よ
    り選ばれる少なくともひとつの手段を一体に支持し、電
    子写真装置本体に着脱可能であることを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の電子写真感光体、帯
    電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有するこ
    とを特徴とする電子写真装置。
JP6285403A 1993-11-22 1994-11-18 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 Withdrawn JPH07199494A (ja)

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JP2009541307A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 エルジー・ケム・リミテッド ポリ複素環化合物、それを用いた有機電子素子およびその有機電子素子を含む電子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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