JP2811362B2 - 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリInfo
- Publication number
- JP2811362B2 JP2811362B2 JP2236997A JP23699790A JP2811362B2 JP 2811362 B2 JP2811362 B2 JP 2811362B2 JP 2236997 A JP2236997 A JP 2236997A JP 23699790 A JP23699790 A JP 23699790A JP 2811362 B2 JP2811362 B2 JP 2811362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrophotographic
- photosensitive member
- photoreceptor
- image
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Description
電子写真装置並びにファクシミリに関し、詳しくは特定
の構造を有するトリスアゾ顔料を含有する感光層を有す
る電子写真感光体と該電子写真感光体を備えた電子写真
装置並びにファクシミリに関する。
ウム、酸化亜鉛などの無機光導電性物質が広く用いられ
ていた。
してはポリ−N−ビニルカルバゾールに代表される光導
電性ポリマーや2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾールのような低分子の有機
光導電性物質を用いたもの、さらにはこのような有機光
導電性物質と各種の染料や顔料を組み合わせたものなど
が知られている。
よく、塗工によって生産できるため、極めて生産性が高
く安価な感光体を提供できる利点を有している。また、
使用する染料や顔料の選択により、感色性を自在にコン
トロールできるなどの利点を有し、これまで、幅広い検
討が成されてきた。特に最近では、有機光導電性染料や
顔料を含有した電荷発生層と前述の光導電性ポリマーや
低分子の有機光導電性物質を含有した電荷輸送層を積層
した機能分離型感光体の開発により、従来の有機電子写
真感光体の欠点とされていた感度や耐久性に著しい改善
が成されてきた。
とカプラー成分の組み合わせ方で様々な特性を持った化
合物が容易に得られることから、これまでに数多くの化
合物が提案されており、例えば特開昭54−22834号公
報、特開昭56−116040号公報、特開昭58−70232号公
報、特開昭60−131539号公報、特開昭61−215556号公報
および特開昭61−241763号公報などすでに公知である。
体は、感度や繰り返し使用時の電位安定性の面で必ずし
も十分なものとは言えず、実用化されているのは極くか
な材料のみである。
実用的に高感度特性と繰り返し使用における安定な電位
特性を有する電子写真感光体を提供すること、該電子写
真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリを提
供することにある。
光体において、該感光層が下記一般式(1)で示すトリ
スアゾ顔料を含有することを特徴とする電子写真感光体
から構成される。
してもよい炭素環式芳香族基または複素環式芳香族基を
表わすし、A1およびA2は同一または異なってフェノール
性水酸基を有するカプラー残基を表わす。
しては、ベンゼン、ナフタレン、アントラセンなどの炭
素環式芳香族環から水素原子2個を除いた基、複素環式
芳香族基としてはフラン、ピロールカルボン酸、チオフ
ェン、ピリジン、ピラジンなどの複素環式芳香族環から
水素原子2個を除いた基が挙げられ、置換基としてはフ
ッ素、塩素、ヨウ素、臭素などのハロゲン原子、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどのア
ルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどのアル
コキシ基、フェノキシなどのアリールオキシ基、ニトロ
基、シアノ基、ジメチルアミノ、ジベンジルアミノ、ジ
フェニルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ
などの置換アミノ基が挙げられる。
ラー残基としては、好ましい例としては、下記一般式
(2)〜(6)で示す残基が挙げられる。
環と縮合して置換基を有してもよいナフタレン環、アン
トラセン環、カルバゾール環、ベンズカルバゾール環、
ジベンゾフラン環などの多環芳香環または複素環を形成
するに必要な残基を表わす。
香族炭化水素基ないしは窒素原子を環内に含む2価の複
素環基を表わし、具体的にはo−フェニレン、o−ナフ
チレン、1,ペリナフチレン、2−アンスリレン、3,4−
ピラゾールジイル、2,3−ピリジンジイル、4,5−ピリジ
ンジイル、6,7−インダゾールジイル、6,7−キノリンジ
イルなどの2価の基が挙げられる。
子、置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基または複素環基を表わし、また、R1、R2はと
もに窒素原子と結合して窒素原子を環内に含む環状アミ
ノ基を形成してもよい。
いアルキル基、アリール基、アラルキル基または複素環
基を表わす。
いアルキル基、アリール基、アラルキル基または複素環
基を表わす。
ピルなどの基、アリール基の具体例としてはフェニル、
ナフチル、アンスリルなどの基、アラルキル基としては
ベンジル、フェネチルなどの基、複素環基としてはピリ
ジル、チエニル、カルバゾリル、ビンゾイミダゾリル、
ヘンゾチアゾリルなどの基、窒素原子を環内に含む環状
アミノ基としてはピロール、ピロリン、ピロリジン、ピ
ロリドン、インドール、インドリン、カルバゾール、イ
ミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、オキサジン、フ
ェノキサジンなどが挙げられる。
どのハロゲン原子、メチル、エチル、プロピルなどのア
ルキル基、メトキシ、エトキシなどのアルコキシ基、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノなどのアルキルアミノ
基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シアノ基、ト
リフルオロメチルなどのハロメチル基などが挙げられ
る。
し、lは0または1の整数である。
ゾ顔料を含有する電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも
二層からなる請求項1記載の電子写真感光体から構成さ
れる。
(3)または(4)であり、該式中のY1がベンゼン環と
縮合してベンズカルバゾール環を形成しているカプラー
残基である場合の顔料は、その吸収域が近赤外領域付近
まで広がるため、半導体レーザー用の電荷発生材料とし
ても好適である。
電子写真装置から構成される。
電子写真装置並びにリモート端末からの画像情報を受信
する受信手段を有するファクシミリから構成される。
代表的な具体例を列挙するが、本発明において用いる上
記トリスアゾ顔料はこれらに限定されるものではない。
載することで具体的構造を表わすこととする。
ミンを常法によりテトラゾ化し、アルカリの存在下にカ
プラーと水系でカップリングするか、テトラゾニウム塩
をホウフッ化塩や塩化亜鉛複塩などに変換した後、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
有機溶剤中で酢酸ソーダ、トリエチルアミン、N−メチ
ルモルホリンなどの塩基の存在下、カプラーとカップリ
ングすることによって容易に合成できる。
リスアゾ顔料を合成する場合は、前述のテトラゾニウム
塩1モルに対し初めに一方のカプラー1モルをカップリ
ングさせ、次いでもう一方のカプラー1モルをカップリ
ングさせて合成するか、あるいはジアミンの一方のアミ
ノ基をアセチル基などで保護しておき、これをジアゾ化
し一方のカプラーをカップリングさせた後、保護基を塩
酸などで加水分解し、これを再びジアゾ化しもう一方の
カプラーをカップリングさせて合成することができる。
g(0.067モル)を水10mlに溶かした液を液温を5℃に保
ちながら10分間で滴下した。15分撹拌した後、カーボン
濾過し、この溶液の中へホウフッ化ソーダ10.5g(0.096
モル)を水90mlにとかした液を撹拌下滴下し、析出した
ホウフッ化塩を濾取し、冷水で洗浄した後アセトニトリ
ルで洗浄し、室温で減圧乾燥した。
塩9.3g(0.020モル)を溶解し、次いでトリエチルアミ
ン5.1g(0.050モル)を5分間で滴下した。2時間撹拌
した後析出した顔料を濾取し、DMFで4回、水で3回洗
浄した後凍結乾燥した。
(1)で示すトリスアゾ顔料を含有する感光層を有す
る。感光層の形態は公知のいかなる形態を取っていても
かまわないが一般式(1)で示すトリスアゾ顔料を含有
する感光層を電荷発生層とし、これに電荷輸送物質を含
有する電荷輸送層を積層した機能分離型の感光層が特に
好ましい。
インダー樹脂と共に分散した塗布液を、導電性支持体上
に公知の方法によって塗布することによって形成するこ
とができ、その膜厚は例えば5μm以下、好ましくは0.
1〜1μmの薄膜層とすることが望ましい。
脂あるいは有機光導電性ポリマーから選択されるが、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリアリ
レート、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ
樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン
などが好ましく、その使用量は電荷発生層中の含有率で
80重量%以下、好ましくは40重量%以下である。
輸送層や下引層を溶解しないものから選択することが好
ましい。
などのエーテル類、シクロヘキサノン、メチルエチルケ
トンなどのケトン類、N,N−ジメチルホルムアミドなど
のアミド類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル
類、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族
類、メタノール、エタノール、2−プロパノールなどの
アルコール類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロル
エチレン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪
族ハロゲン化炭化水素類など挙げられる。
界の存在下電荷発生層から電荷キャリアを受取り、これ
を輸送する機能を有している。
ンダー樹脂と共に溶剤中に溶解し塗布することによって
形成され、その膜厚は一般的には5〜40μmであるが15
〜30μmが好ましい。
り、電子輸送性物質としては、例えば2,4,7−トリニト
ロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレノ
ン、クロラニル、テトラシアノキノジメタンなどの電子
吸引性物質やこれら電子吸引性物質を高分子化したもの
などが挙げられる。
多環芳香族化合物、カルバゾール系、インドール系、イ
ミダゾール系、オキサゾール系、チアゾール系、オキサ
ジアゾール系、ピラゾール系、ピラゾリン系、チアジア
ゾール系、トリアゾール系化合物などの複素環化合物、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニ
ルヒドラゾン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチ
リデン−9−エチルカルバゾールなどのヒドラゾン系化
合物、α−フェニル−4′−N,N−ジフェニルアミノス
チルベン、5−[4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジ
リデン]−5H−ジベンゾ[a,b]シクロヘプテンなどの
スチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリール
メタン系化合物、トリフェニルアミンあるいは、これら
の化合物から成る基を主鎖または側鎖に有するポリマー
(例えばポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルア
ントラセンなど)が挙げられる。
ルル、アモルファスシリコン、硫化カドミウムなどの無
機材料も用いることができる。
合せて用いることができる。
バインダーを用いることができる。具体的には、アクリ
ル樹脂、ポリアリレート、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、アクリロトリルースチレンコポリ
マー、ポリアクリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴムな
どの絶縁性樹脂あるいはポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリビニルアントラセンなどの有機光導電性ポリマ
ーなどが挙げられる。感光層が形成される導電性支持体
としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、
銅、亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロ
ム、チタン、ニッケル、インジウム、金や白金などが用
いられる。またこうした金属あるいは合金を、真空蒸着
法によって被膜形成したプラスチック(例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン
テレフタレート、アクリル樹脂など)や、導電性粒子
(例えばカーボンブラック、銀粒子など)を適当なバイ
ンダー樹脂と共にプラスチックまたは金属基板上に被覆
した支持体あるいは導電性粒子をプラスチックや紙に含
浸した支持体などを用いることができる。
能をもつ下引き層を設けることもできる。
セルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイ
ロンなど)、ポリウレタン、酸化アルミニウムなどによ
って形成できる。
mが適当である。
電荷輸送物質を同一層に含有させた電子写真感光体を挙
げることができる。この際、電荷輸送物質としてポリ−
N−ビニルカルバゾールとトリニトロフルオレノンから
なる電荷移動錯体を用いることもできる。
電荷移動錯体を適当な樹脂溶液中に分散させた液を塗布
乾燥して形成することができる。
式(1)で示すトリスアゾ顔料の結晶形は非晶質であっ
ても結晶質であってもよく、また必要に応じて一般式
(1)で示すトリスアゾ顔料を2種類以上組み合せた
り、公知の電荷発生物質と組み合せて使用することも可
能である。
のみならず、レーザービームプリンター、CRTプリンタ
ー、LEDプリンター、液晶プリンター、レーザー製版、
ファクシミリのプリンターなどの電子写真応用分野にも
広く用いることができる。
並びにファクシミリについて説明する。
写式電子写真装置の概略構成を示した。
あり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動さ
れる。該感光体1はその回転過程で帯電手段2によりそ
の周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次い
で露光部3にて不図示の像露光手段により光像露光L
(スリット露光・レーザービーム走査露光など)を受け
る。
順次形成されていく。
れ、そのトナー現像像が転写手段5により不図示の給紙
部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回転と
同期取りされて給送された転写材Pの面に順次転写され
ていく。
定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写物(コピ
ー)として機外へプリントアウトされる。
転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、前露光手
段7により除電処理がされて繰り返して像形成に使用さ
れる。
一般に広く使用されている。
されている。
ーニング手段などの構成要素のうち、複数のものを装置
ユニットとして一体に結合して構成し、このユニットを
装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、
感光体1とクリーニング手段6とを一体化してひとつの
装置ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手段を
用いて着脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の
装置ユニットのほうに帯電手段および/または現像手段
を伴って構成しても良い。
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、原稿を読み取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査、発光ダイオードアレイの駆
動、または液晶シャッタ−アレイの駆動などにより行わ
れる。
には、光像露光Lは受信データをプリントするための露
光になる。
である。
する。
る。
て相手局に送信される。相手局から受けたデータは受信
回路12を通してプリンター19に送られる。画像メモリに
は所定の画像データが記憶される。プリンタコントロー
ラ18はプリンタ−19を制御している。14は電話である。
リモート端末からの画像情報)は、受信回路12で復調さ
れた後、CPU17は画像情報の信号処理を行い順次画像メ
モリ16に格納される。そして、少なくとも1ページの画
像がメモリ16に格納されると、そのページの画像記憶を
行う。CPU17は、メモリ16より1ページの画像情報を読
み出しプリンタコントローラ18に信号かされた1ページ
の画像情報を送出する。
画像情報を受け取るとそのページの画像情報記録を行う
べく、プリンタ19を制御する。
ージの受信を行っている。
分子量3万5千)4.5gとアルコール可溶性共重合ナイロ
ン(重量平均分子量3万)10gをメタノール90gに溶解し
た液をマイヤーバーで塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの
下引き層を形成けた。
チラール樹脂(ブチラール化度70モル%)を2gを溶かし
た液に加え、サンドミルで20時間分散した。この分散液
を先に形成した下引き層の上に乾燥後の膜厚が0.2μm
となるようにマイヤーバーで塗布し、乾燥して電荷発生
層を形成した。
gをクロロベンゼン80gに溶解し、これを電荷発生層の上
に乾燥後の膜厚が20μmとなるようにマイヤーバーで塗
布し、乾燥して電荷輸送層を形成し、実施例1の電子写
真感光体を作成した。
2〜25に対応する電子写真感光体を全く同様にして作成
した。
写紙試験装置Model SP−428を用いて−5KVのコロナ放電
で負に帯電し、暗所で1秒間保持した後、ハロゲンラン
プを用いて照度17ルックスで露光し、帯電特性を評価し
た。
面電位が1/2に減衰するに必要な露光量(E1/2)を測定
した。結果を示す。
料(A)〜(E)に代えた他は、実施例1と全く同様に
して電子写真感光体を作成し、同様に帯電特性を評価し
た。結果を示す。
能と優れた感度を有することが分かる。
ナ帯電器、露光光学系、現像器、転写帯電器、除電露光
光学系およびクリーナーを備えた電子写真複写機のシリ
ンダーに貼り付けた。
200V付近に設定し、5千回繰り返し使用した際の暗部電
位の変動量(ΔVD)と明部電位の変動量(ΔVL)を測定
した。
様に評価を行った。結果を示す。
低下を表わし、正記号は電位の絶対値の増加を表わす。
同じ方法で繰り返し使用時の電位変動量を測定した。結
果を示す。
使用時の電位変動が少ないことが分かる。
ルミ面上に膜厚0.5μmのポリビニルアルコールの下引
き層を形成した。この上に実施例2で用いたジスアゾ顔
料の分散液をマイヤーバーで塗布乾燥して、膜厚0.2μ
mの電荷発生層を形成した。
テトラヒドロフラン40gに溶かした液を電荷発生層の上
に塗布乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
実施例1と実施例26と同じ方法によって測定した。結果
を示す。
荷輸送層を逆の順番で塗布した電子写真感光体を作成
し、実施例1と同じ方法で帯電特性を評価した。ただ
し、帯電は正帯電とした。
3′,5′−ジ−tert−ブチルジフェノキノン5gとポリカ
ーボネート樹脂(重量平均分子量5万)4gをクロロベン
ゼン(70重量部)−N,N−ジメチルホルムアミド(30重
量部)溶液50gに溶解した液をマイヤーバーで塗布乾燥
して膜厚18μmの電荷輸送層を形成した。
で帯電特性を評価した。ただし、帯電は正帯電とした。
ペイントシェイカーで5時間分散した。ここへ実施例1
で用いた電荷輸送材料5gとポリカーボネート樹脂5gをテ
トラヒドロフラン40gに溶かした液を加え、更に、1時
間振とうした。こうして調整した塗布液をアルミ基板上
にマイヤーバーで塗布乾燥して膜厚20μmの感光層を形
成した。
特性を評価した。帯電は正帯電とした。
スアゾ顔料を用いたことにより、感光層内部における電
荷キャリアの発生効率ないしは注入効率のいずれか一方
あるいは双方が改善され、感度や繰り返し使用時の電位
安定性に優れた特性が得られるという顕著な効果を奏
し、更に、電子写真装置並びにファクシミリに用いて同
様の優れた効果を奏する。
る。 符号1は像担持体としてのドラム型感光体(本発明の電
子写真感光体)、2はコロナ帯電装置、3は露光部、4
は現像手段、5は転写手段、6はクリーニング手段、7
は前露光手段、8は像定着手段、Lは光像露光、Pは像
転写を受けた転写材である。 第2図は電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。 符号10は画像読取部、11はコントローラー、12は受信回
路、13は送信回路、14は電話、15は回線、16は画像メモ
リ、17はCPU、18はプリンタコントローラ、19はプラン
ターである。
Claims (4)
- 【請求項1】導電性支持体上に感光層を有する電子写真
感光体において、該感光層が下記一般式(1)で示すト
リスアゾ顔料を含有することを特徴とする電子写真感光
体。 式中、Ar1およびAr2は同一または異なって置換基を有し
てもよい炭素環式芳香族基または複素環式芳香族基を表
わし、A1およびA2は同一または異なってフェノール性水
酸基を有するカプラー残基を表わす。 - 【請求項2】感光層が一般式(1)で示すトリスアゾ顔
料を含有する電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも二層
からなる請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】請求項1記載の電子写真感光体を備えた電
子写真装置。 - 【請求項4】請求項1記載の電子写真感光体を備えた電
子写真装置およびリモート端末からの画像情報を受信す
る受信手段を有するファクシミリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2236997A JP2811362B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2236997A JP2811362B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118660A JPH04118660A (ja) | 1992-04-20 |
JP2811362B2 true JP2811362B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17008861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2236997A Expired - Fee Related JP2811362B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811362B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2962730B1 (fr) * | 2010-07-13 | 2012-09-21 | Arkema France | Molecules porteuses de groupes associatifs |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP2236997A patent/JP2811362B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04118660A (ja) | 1992-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2782109B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2782113B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2538393B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びファクシミリ | |
JP2782108B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2803799B2 (ja) | 電子写真感光体 | |
JP2893421B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
US5192632A (en) | Electrophotographic bisazo photosensitive member, and electrophotographic apparatus and facsimile employing the same | |
JP2811362B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2739375B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2811361B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2811351B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2696588B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2940833B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2739374B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2782116B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2811366B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2538396B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2811363B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2968865B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2803047B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2938988B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2968864B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2968866B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2803049B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ | |
JP2940832B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070807 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100807 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |