JPH07199448A - 露光用マスク - Google Patents

露光用マスク

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JPH07199448A
JPH07199448A JP33825693A JP33825693A JPH07199448A JP H07199448 A JPH07199448 A JP H07199448A JP 33825693 A JP33825693 A JP 33825693A JP 33825693 A JP33825693 A JP 33825693A JP H07199448 A JPH07199448 A JP H07199448A
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auxiliary
pattern
light
aperture
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JP33825693A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
信一 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補助開孔部を設けることにより主開孔部の解
像性能を向上させることができ、且つ補助開孔部を暗部
として形成することを可能とした露光用マスクを提供す
ること。 【構成】 透光性基板上にマスクパターンが形成された
露光用マスクにおいて、マスクパターンは、露光すべき
パターン201,202に対応して設けられ、隣接する
もの同士で透過光の位相が互いに180度異なる主開孔
部211,212と、隣接する主開孔部の中間に設けら
れた補助開孔部220を具備するもので、補助開孔部2
20は、隣接するもの同士で透過光の位相が互いに18
0度異なる領域221,222に二分され、領域221
の透過光の位相が該領域に面する主開孔部211の透過
光に対して180度異なり、領域222の透過光の位相
が該領域に面する主開孔部212の透過光に対して18
0度異なるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置の製造
工程のリソグラフィー工程に用いられる投影露光用マス
クに係わり、特にレベンソン型位相シフト法を利用する
露光用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩と共に、半導体装置ひ
いては半導体素子の高速化,高集積化が進められてい
る。それに伴い、パターンの微細化の必要性は益々高く
なり、パターン寸法も微細化,高精度化が要求されるよ
うになっている。
【0003】この要求を満たす目的で、露光光源に遠紫
外光など短波長の光が用いられるようになってきた。し
かし、今後露光光源に用いられようとしているKrFエ
キシマレーザの248nmの発振線を露光光に用いたプ
ロセスでは、専用のレジストは化学増幅型レジストが開
発されつつあるものの研究段階にあり、g線,i線又は
電子線用のレジストに頼っているのが現状である。しか
し、g線,i線用のレジストは、ノボラック樹脂がベー
スになっており、この物質の248nmにおける吸収が
大きいためレジストの表面しか露光できず、レジスト膜
底部まで光が達しない。このため、高アスペクト比のパ
ターンを形成することは難しい。
【0004】また、電子線はレジスト上に直接描画する
ことでパターンの微細化を行うことが可能であるが、レ
ジストヒーティング,チャージアップ及びスループット
等の問題があり、大量生産には向かない。一方、X線等
の放射線、又は電子線,イオンビーム等の荷電粒子線を
用いたプロセスでは、解像度向上は図れるものの、装
置,レジストが未だ研究段階にあり直ちに利用すること
は難しい。
【0005】このように、露光光源を変えることで微細
化する場合には種々の問題が生じており、容易にこの目
的を達成することは難しい。そこで最近、露光光源を変
えずに微細化をする試みが成されてきている。その一つ
の手法として、位相シフト法がある。この手法では、光
透過部分に部分的に位相反転層を設け、隣接するパター
ンで光の負の干渉を生ぜしめ、パターン精度の向上を図
るものである。
【0006】位相シフト法の中でとりわけ解像性能が向
上する手法に、レベンソン型位相シフト法(特公昭62
−50811号公報)がある。この手法では、遮光パタ
ーンが配置されたマスクについて、光透過部に対し交互
に位相シフタを設けている。この位相シフタを透過した
光の位相は、位相シフタを配置していない部分を透過し
た光に対し180°反転する。このように、隣接した透
過部の光の位相を反転させることにより、隣接するパタ
ーン相互で光の負の干渉を生じさせて解像性能を向上さ
せている。
【0007】レベンソン型位相シフト法の場合、周期的
パターンに対しては解像性能及び焦点深度の向上は大き
いが、孤立パターンでは効果がないなどパターン配置に
制約がある。例えば、図6に示すようなコンタクトホー
ルパターンの場合、位相シフト法を用いてもパターン6
01,602相互の干渉効果が得られないため、位相シ
フト法の効果を望むことはできなかった。
【0008】このような孤立パターンに対し位相シフト
効果を持たせる手法に、特開昭62−67514号公報
に述べられているものがある。この手法は、図7に示す
ように、主開孔部701の周囲に解像しない微細な開孔
部702を設け、この微細開孔部702と主開孔部70
1を透過する光に180°の位相差を設けることでパタ
ーン分離を可能とするものである。
【0009】しかしながら、この種の方式にあっては次
のような問題があった。即ち、微細開孔部702を透過
する光量が少ないため、主開孔部701を透過する光に
対して十分な干渉効果が得られない。また、大きい焦点
深度を得ようとした場合には微細開孔部702を広くと
ることが必要となるが、この場合は微細開孔部自体が解
像するという問題を招く。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、孤立
パターンに対する位相シフト法では、主開孔部に隣接す
るように解像限界以下の補助開孔部を設け、主開孔部と
補助開孔部を透過する光に180°の位相を与えること
で、孤立パターンにおいても位相シフト効果を持たせて
いた。しかし、補助開孔部が小さいと位相シフト効果を
十分に得ることができず、十分な位相シフト効果を得る
ために補助開孔部を大きくすると、補助開孔部自体も解
像するという問題が生じていた。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、位相シフト効果を得る
に十分な補助開孔部を設けることにより主開孔部の解像
性能を向上させることができ、且つ補助開孔部自体が解
像するのを防止し得る露光用マスクを提供することにあ
る。
【0012】
【発明を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。即ち本発
明は、透光性基板上に所望パターンの開孔部を有するマ
スクパターンが形成された露光用マスクにおいて、マス
クパターンは、露光すべきパターンに対応して設けら
れ、且つ隣接するもの同士で透過光の位相が同相又は互
いに180度異なる主開孔部と、隣接する主開孔部の中
間に設けられた補助開孔部とを具備するもので、補助開
孔部は、隣接するもの同士で透過光の位相が互いに18
0度異なるように少なくとも2つの領域に分割され、且
つ補助開孔部のうち主開孔部に面する領域は、該領域を
透過する光の位相が該領域に面する主開孔部を透過する
光に対して180度異なるように設定されていることを
特徴とする。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) ウエハ等の被露光試料上寸法で隣接する主開孔部の
エッジ間隔dをλ/NAで除した値が0.6以上である
とき、隣接する主開孔部間にそれぞれの主開孔部のエッ
ジからの距離をλ/NAで除した値が0.6以下となる
位置にエッジを有する補助開孔部が設けられ、且つ補助
開孔部の内部がλ/NAで除した値が0.4以下の幅を
持つ領域で分割され、互いに隣接する領域で180°の
位相差を有するようにすること。なお、上記の0.6と
いう値は、レベンソン型位相シフト法により干渉効果が
生じる最大の値であり、これ以上大きいと干渉効果は期
待できない。また、補助開孔部における0.4以下とい
う値は、補助開孔部によるパターンが解像されない値で
ある。 (2) 補助開孔部の位相が互いに180°異なる領域は、
直線,曲線又はこれらの線を組み合わせて形成された境
界線で隣接されていること。 (3) 隣接する主開孔部において透過光の位相が同相の場
合、これらの間の補助開孔部を3つの領域に分割するこ
と。 (4) 隣接する主開孔部において透過光の位相が互いに1
80度異なる場合、これらの間の補助開孔部を2つの領
域に分割すること。
【0014】
【作用】本発明によれば、隣接する主開孔部間に補助開
孔部を設け、主開孔部と補助開孔部における透過光の干
渉を利用することで、主開孔部におけるパターンの解像
性能を向上させることができる。これに加えて、補助開
孔部を透過光の位相が180度異なる領域に分割するこ
とにより、補助開孔部自身が解像されるのを防止するこ
とが可能となる。
【0015】図1に、本発明の基本概念を示す。本発明
では、まず隣接する2つの主開孔部111,112の間
に補助開孔部120を設け、補助開孔部120と主開孔
部111,112との間で180°の位相を設けること
で負の干渉を生ぜしめ、パターン分離を向上させること
を基本とする。ここで、補助開孔部120に対し主開孔
部111、112との相対位相差がそれぞれ180°と
なるようにすれば、主開孔部111,112の解像性能
は向上する。しかし、補助開孔部120が大きい場合に
は、主開孔部111,112の他に補助開孔部120も
解像するという問題が生じる。
【0016】この補助開孔部の解像を防止するため、本
発明では補助開孔部を少なくとも2つの領域に分割し、
これらの各領域で位相が互いに180°異なるようにす
ることで、補助開孔部内では負の干渉効果により暗部を
形成し、隣接する主開孔部との間ではレベンソン法と同
じ効果を引き出すものである。
【0017】即ち、図1では補助開孔部120を2つの
領域121,122に分割し、主開孔部111に面する
領域121を主開孔部111に対し位相差180°とな
るように調整し、また主開孔部112に面する領域12
2を主開孔部112に対し位相差180°となるように
調整している。また、補助開孔部120が解像しないよ
うにするため、補助開孔部120を構成する2つの領域
121と122の間でも相対位相差が180°となるよ
うに構成している。
【0018】このようにすることで、主開孔部111及
び112の解像性能は向上し、同時に補助開孔部120
は暗部として形成することが可能となる。なお、図1で
は隣接する主開孔部111,112を透過する光の位相
が互いに180度異なるものとしたが、これらの位相は
同相であってもよい。この場合は、補助開孔部120を
奇数個、例えば3個の領域に分割すればよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。 (実施例1)図2は本発明の第1の実施例に係わる露光
用マスクを説明するためのもので、(a)は被露光試料
としてのウエハ上に形成すべきレジストパターン(コン
タクトホール)を示し、(b)は上記パターンを実現す
るためマスクパターンを示している。
【0020】ウエハ上レジストパターン201,202
に相当するマスクパターンはそれぞれ211,212で
ある。本実施例では、透光性基板上にCr,MoSi又
はSi系の遮光膜を形成し、この遮光膜を一部除去して
主開孔部211,212が形成されている。そして、隣
接する主開孔部間には、補助開孔部220がそれぞれ設
けられている。
【0021】主開孔部211について着目すると、主開
孔部211の解像性能を向上させるため、主開孔部21
1の回りに補助開孔部220が4つ設けられている。な
お、補助開孔部220はコンタクトホールパターンの各
辺に平行になるように設けられている。また、補助開孔
部220はその中央で領域が仕切られ、主開孔部211
に面している領域221は主開孔部211を透過する光
に対し180°の位相差を生じるようにした。同様に、
主開孔部212に面している領域222は主開孔部21
2を透過する光に対し180°の位相差を生じるように
した。ここで、180°の位相差は基板を掘り込むこと
で形成した。なお、主開孔部211と212を透過する
光の相対位相差は180°とした。
【0022】このように配置したマスクを用い、ウエハ
上にポジレジストが塗られた基板にパターンを転写し現
像することで、所望のレジストパターンを形成すること
ができた。このとき、十分な位相シフト効果による主開
孔部の解像性能の向上が認められ、さらに補助開孔部に
よる解像は生じないのが確認された。
【0023】また、本実施例では補助開孔部を図3
(a)に示すように直線により分割したが、これに限ら
ず、(b)に示す矩形線、(c)に示す三角波線、
(d)に示す斜線、(e)に示す波線のように分割して
も構わない。さらに、領域の幅及び面積は、レジストの
初期膜厚1に対し膜減量が0.2以下となるようであれ
ばいかなる値でも構わない。
【0024】なお、180°の位相差は、予め遮光膜上
に塗布ガラスを形成、或いはCVD法等でSiO2 ,S
34 等の透明膜を所望の厚さに形成し、それらを部
分的に除去することで得ることも可能である。また、透
明基板上に透明基板とは異なる組成の透明膜を設け、更
にその上に遮光膜を設けた基板を用い、開孔部を形成し
た後、透明膜を部分的に除去することによっても得るこ
とが可能である。 (実施例2)図4は本発明の第2の実施例に係わる露光
用マスクを説明するためのもので、(a)はウエハ上に
形成すべきレジストパターン(コンタクトホール)を示
し、(b)は上記パターンを実現するためマスクパター
ンを示している。
【0025】ウエハ上レジストパターン401,402
に相当するマスクパターンはそれぞれ411,412で
ある。マスクパターンでは、Cr,MoSi,Si系の
遮光膜又は半透明膜上に設けられた主開孔部411の解
像性能を向上させるため、主開孔部411の回りに補助
開孔部420を4つ設けた。なお、補助開孔部420は
ホールパターンの各辺に平行になるように設けられてい
る。
【0026】図4では、主開孔部間が図2と比較して若
干離れているため補助開孔部420を3つの領域に仕切
り、主開孔部411に面している側421を主開孔部4
11を透過する光に対し180°の位相差を生じるよう
にした。また、主開孔部412に面している領域422
を主開孔部412を透過する光に対し180°の位相差
を生じるようにした。補助開孔部のうち413はこれと
隣接する領域411及び412を透過する光とそれぞれ
位相が180°異なるようにした(従って421と42
2は同位相となる)。この場合、主開孔部411と41
2は同位相となる。ここで、180°の位相差を基板を
掘り込むことで形成した。
【0027】このように配置したマスクを用い、ウエハ
上にポジレジストが塗られた基板に転写し現像すること
で、所望のレジストパターンを形成することができた。
この場合も第1の実施例と同様に、主開孔部の解像性能
の向上が確認され、補助開孔部の解像は生じないのが確
認された。
【0028】第1及び第2の実施例で述べたように、隣
接する開孔部の距離が比較的近い場合には補助開孔部を
2分割することが好ましい。また、間隔が大きい場合に
は分割数を増やし、分割して得られた隣接する領域で互
いに位相差が180°となるように調整することで、そ
のもの自身解像することのない補助パターンを作成する
ことが可能である。
【0029】また、本実施例はコンタクトホールパター
ンについて関するものであるが、孤立のライン又はスペ
ースパターンに対しても適用可能である。また、本実施
例では補助開孔部を直線により分割したが、前記図3に
示すような各種の分割が可能である。また、領域の幅及
び面積は、レジストの初期膜厚1に対し膜減量が0.2
以下となるようであればいかなる値でも構わない。
【0030】なお、180°の位相差は、予め遮光膜上
に塗布ガラスを形成、或いはCVD法等でSiO2 ,S
34 等の透明膜を所望の厚さに形成し、それらを部
分的に除去することで得ることも可能である。また、透
明基板上に透明基板とは異なる組成の透明膜を設け、更
にその上に遮光膜を設けた基板を用い、開孔部を形成し
た後、透明膜を部分的に除去することによっても得るこ
とが可能である。 (実施例3)図5は本発明の第3の実施例に係わる露光
用マスクを説明するためのもので、(a)はウエハ上に
形成すべきレジストパターン(ライン&スペース及び孤
立パターン)を示し、(b)(c)は上記パターンを実
現するためマスクパターンを示している。
【0031】ウエハ上レジストパターン501,502
に相当するマスクパターンはそれぞれ511,512で
ある。マスクパターンでは、Cr,MoSi,Si系の
遮光膜又は半透明膜上に設けられた主開孔部511及び
512の解像性能を向上させるため主開孔部511と5
12の中間に補助開孔部520を設けた。図5(b)で
は、補助開孔部520を2つの領域に仕切り、主開孔部
511に面している領域521を主開孔部511を透過
する光に対し180°の位相差を生じるようにした。ま
た、主開孔部512に面している領域522を主開孔部
512を透過する光に対し180°の位相差を生じるよ
うにした。ここで、180°の位相差を基板を掘り込む
ことで形成した。
【0032】図5(c)では、補助開孔部520が解像
性能向上を狙う主開孔部511,512とは別の主開孔
部に近付く部分において補助開孔部520を更に分割
し、上記別の主開孔部とは透過光の位相が180度異な
る領域531,532を設けている。
【0033】このように配置したマスクを用い、ウエハ
上にポジレジストが塗られた基板に転写し現像すること
で、所望のレジストパターンを形成することができた。
この場合も第1の実施例と同様に、主開孔部の解像性能
の向上が確認され、補助開孔部の解像は生じないのが確
認された。
【0034】本実施例においても、第1及び第2の実施
例と同様に、主開孔部の間隔が広い場合には補助開孔部
の分割数を増やし、分割して得られた隣接する領域で互
いに位相差が180°となるように調整することでその
もの自身解像することのない補助パターンを作成するこ
とが可能である。
【0035】また、本実施例では補助開孔部を直線によ
り分割したが、前記図3に示すように、分割を矩形線,
三角波線,斜線,波線のように分割しても構わない。ま
た、領域の幅及び面積は、レジストの初期膜厚1に対し
膜減量が0.2以下となるようであれば、いかなる値で
も構わない。
【0036】なお、180°の位相差は、予め遮光膜上
に塗布ガラスを形成、或いはCVD法等でSiO2 ,S
34 等の透明膜を所望の厚さに形成し、それらを部
分的に除去することで得ることも可能である。また、透
明基板上に透明基板とは異なる組成の透明膜を設け、更
にその上に遮光膜を設けた基板を用い、開孔部を形成し
た後、透明膜を部分的に除去することによっても得るこ
とが可能である。また、本発明は上述した各実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、隣
接する主開孔部間に設ける補助開孔部を少なくとも2つ
の領域に分割し、分割した各領域で透過光の位相が互い
に180°異なるようにしているので、位相シフト効果
を得るに十分な補助開孔部を設けて主開孔部の解像性能
を向上させるのは勿論のこと、補助開孔部自体が解像す
るのを防止し得る露光用マスクを実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を説明するためのもので、開
孔部と像強度分布を示す図。
【図2】第1の実施例に係わる露光用マスクを説明する
ためのもので、形成すべきコンタクトホールパターンと
それに対応するマスクパターンを示す図。
【図3】補助開孔部の分割領域境界線の例を示す図。
【図4】第2の実施例に係わる露光用マスクを説明する
ためのもので、形成すべきコンタクトホールパターンと
それに対応するマスクパターンを示す図。
【図5】第3の実施例に係わる露光用マスクを説明する
ためのもので、形成すべきライン&スペース及び孤立パ
ターンとそれに対応するマスクパターンを示す図。
【図6】従来の孤立パターンにおける開孔部と像強度分
布を示す図。
【図7】従来の孤立パターンに位相シフト法を適用した
時の開孔部と像強度分布を示す図。
【符号の説明】
111,112,211,212, 411,412,511,512…主開孔部 120,220,420,520…補助開孔部 121,221,421,521…左側の主開孔部に面
している領域 122,222,422,522…右側の主開孔部に面
している領域 423…いずれの主開孔部にも面していない領域 201,202,401,402,501,502…露
光すべきパターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板上に所望パターンの開孔部を有
    するマスクパターンが形成された露光用マスクにおい
    て、 前記マスクパターンは、露光すべきパターンに対応して
    設けられ、且つ隣接するもの同士で透過光の位相が同相
    又は互いに180度異なる主開孔部と、隣接する主開孔
    部の中間に設けられた補助開孔部とからなり、 前記補助開孔部は、隣接するもの同士で透過光の位相が
    互いに180度異なるように少なくとも2つの領域に分
    割され、且つ前記補助開孔部のうち前記主開孔部に面す
    る領域は、該領域を透過する光の位相が該領域に面する
    主開孔部を透過する光に対して180度異なるように設
    定されてなることを特徴とする露光用マスク。
  2. 【請求項2】前記隣接するもの同士で通過光の位相が同
    相となる主開孔部に対しては、この隣接する主開孔部の
    間に設けられた補助開孔部が3つの領域に分割され、前
    記主開孔部に隣接した前記補助開孔部の領域は前記主開
    孔部に対し180°異なる位相を有するように設定され
    てなることを特徴とする請求項1に記載の露光用マス
    ク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150059A (en) * 1997-10-31 2000-11-21 Nec Corporation Photomask and method of exposure using same
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