JPH07198879A - 可動性表示部を有する時計 - Google Patents
可動性表示部を有する時計Info
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Abstract
関連して予定時間の接近を、象徴的、可動的かつ魅力的
な方法で視覚化することのできる時計の提供を目的とす
る。 【構成】この電子時計は、少くとも1個のベースタイム
信号を受信するロジック回路、又はマイクロプロセッサ
によって選択的に動作されるn個の別々のエレメントで
構成されるモチーフ(5)で成る可動性表示部(2)を
有し、それは動作されるエレメントPj の数を増減し、
前記動作されたエレメントをランダムに選択することの
両方を可能にし、それによって、時間Tの経過中、及び
/又は、時計の機能や操作に関連してイベントEの接近
中、モチーフ(5)を漸進的に現わしたり、覆いかくし
たりするようになっている。
Description
及び/又は、時計の1つ又はいくつかの機能や操作に関
してイベントが急迫していることを、象徴的かつ魅力的
な方法で視覚化する可動性表示部によって時間情報を提
供する電子時計に関する。特に、本発明は、可動性表示
部がモチーフを形成する別々のエレメント組立体で構成
されるような、前述の型の時計に関する。前記エレメン
トは、可動性表示部の操作手段を有しかつ、少なくとも
1個の時間信号及び/又は操作信号を受信するマイクロ
プロセッサ又はロジック回路によって選択的に動作され
る。前記マイクロプロセッサ又はロジック回路は、動作
されたエレメントの数の増減リズムを課し、モチーフの
一組のエレメントの中から動作されるエレメントをラン
ダムに、又は擬似ランダムに、各々変化をもたせて選択
することができるようにし、かくして、所与の時間の経
過中、又は、前記時計の機能や操作に関連して予定時間
が接近している時、前記モチーフを漸進的に現われるよ
うにしたり、或いは覆うようにする。
(時、分、秒、又は月、年)をできるだけ正確に指示す
る時計の第1機能の他に、一方ではこの時間情報を一層
魅力的に知覚させる努力がなされ、他方では時計の正し
い操作を目でチェックすることができるように努力がな
されてきた。このチェック作用のために、全体的に魅力
的効果を加えることが可能である。これはしばしば、時
間表示の第1機能にアニメーションを補足することによ
り行なわれていた。それによって、一般に、審美効果が
生まれることが期待される。1つのモチーフとして表現
されるこのアニメーションは、時計使用者の眼によって
容易に知覚される。その時計使用者は、時計の正しい動
作や、所定の時間の経過や、時計それ自体の機能に特有
のイベントの実現を直ちに知ることができる。
視覚化は、例えば、モチーフ(人、花、太陽など)を秒
針にのせたり、人形に秒を刻ませたり、また、1個又は
数個の窓を備えた文字盤の下のディスクを秒針軸で駆動
させてそのディスクに設けたデザインが見えるようにる
したりしていた。
ば、ディスクを6つのセクターに分割し、各セクターが
種々異なる人形を有し、それが15秒毎に、文字盤の窓
から見えるようにした実施例を記載している。スイス特
許No.588,109では、文字盤の周囲に配置され
た窓が一連の星を出現させる。スイス特許No.36
0,345では、秒刻みが窓の後部に置かれたシャッタ
ーによって見えるようになっており、そのシャッターは
がんぎ車の軸に固定されている。
とんどと言っていい位、時間を表わす数字と分を表わす
数字との間にある2つの点で構成される点滅するガイド
マークによって最も頻繁に指示される。この原理は多く
の変形を生じさせる。
えば擬似アナログ型の液晶表示装置を記載している。こ
こでは、時間の指示は、文字盤に現われる光るセグメン
トの動作を変化させて短針と長針を描き出し、秒を刻む
中心ディスクのような、異なるガイドマークのフラッシ
ュ作用によって秒を表示している。
は、例えば、窓とディスク又はクラウンとの共働作用に
よって、或いは分ホイール、時間ホイール、日ホイー
ル、又は月ホイールに固定されたディスク又はクラウン
だけによって視覚的に示される。スイス特許No.66
5,078は、例えば、2枚のディスクの共働により2
17日毎にはっきりと包括的にデザインを表示しうるよ
うな特別の審美効果をもつ時計を記載している。
えるようにし、或いは、所与のイベントがさし迫ってい
ることを知らせることができるような解決法を提案して
いる。この型の表示部はまた、同時に秒の刻みを目で見
えるようにし、かつ審美効果を生じさせるようにしてい
る。
えば、実現されるまでその動作時から動作された機能を
漸進的に現わす(例えば、アラーム時間)ことのできる
ような、アルファベットと数字による表示を備えた電子
時計を記載している。US特許No.4,397,59
5は、7つのセグメントを有する古典的なデジタル表示
とは別に、人形を使用し、その人形の目が10個の異な
る反復モードに従って秒を刻むようになっている。同様
に、英国特許No.2,119,994は、2つの表示
部を有し、第1表示部は通常のアルファベットと数字に
よる表示が行われ、第2表示部は、選択可能な6つのモ
ードに従って、通常の表示セグメントに接続された異る
エレメントで構成される人形で成り、それらの種々異な
るエレメントは人形の反復アニメーションを生じさせる
ようにそれらの表示セグメントと同時に動作される。
も1つの液晶表示を有する時計に関して言えば、得られ
る視覚化効果のアピールとは関係なしに、これは規則正
しい時の経過のリズムに従って、常時、反復性を有す
る。言い換えれば、或る時間の経過後、使用者は必ず、
自分の時計のアニメーションがいかに進展するか、最終
モチーフがどうなるか、予期できるようになる。
発明は、従来技術による周知のアニメーションの反復性
のある、予期できる性質から生じる単調さを打破しよう
とするものである。従って、本発明の目的は、時間の経
過を、或いはその時計の機能や操作に関連して予定時間
がさし迫っていることを、象徴的に、可動的に、しかも
魅力的な方法で視覚化することができるような時計を提
供することである。
時の経過のように、いくつかのイベントを同時に、象徴
的に、可動的に、しかも魅力的に視覚化することのでき
る時計を提供することである。本発明のもうひとつの目
的は、その可動性表示部が各周期で異るアニメーション
に従ってモチーフ全体を漸進的に現わしたり、覆ったり
することのできる時計を提供することである。本発明の
もうひとつの目的は、モチーフの個々に分離されないエ
レメントが知的情報を絵又は文字の形で送る時計を提供
することである。
レメントの組立体で構成されるモチーフの形をした可動
性表示部を有することを特徴とする。特定の時間に動作
されるそれらのエレメントの数でイベントを表わす。そ
の動作されたエレメントの選択はモチーフの全ての利用
可能なエレメントの中からランダムに或いは擬似ランダ
ムに行われる。
ントはどんな種類のものでもよいが、好ましい実施態様
によって後でもっと詳しく説明する。動作可能なエレメ
ントは、液晶セルにジグゾーパズルのようなパズルの複
数のエリアを区画する電極で構成され、そのモチーフは
セルの後方に配置されたデザインで構成され、そのデザ
インは、前記パズルのエリアが動作されるのに応じて漸
進的に現われたり、覆われたりする。
がまた、伝統的なアナログ型又はデジタル型の時間表示
部を有する。この第2の伝統的な表示部は好ましくは、
本発明の可動性表示部と同一文字盤の上に配置される。
実施例に関して言えば、本発明の時計はパズルのn個の
エリア(P1、P2、・・・Pj・・・Pn)で構成される
表示部を有し、これは時間Tの経過を、象徴的、可動
的、しかも魅力的な方法で視覚化し、及び/又はさし迫
ったイベントEを知らせることを可能にする。この時間
Tはどんな種類のものでもよいが、例えば、分、時、
日、週、月、年、或いはこれらの時間の倍数のように、
時間の全体の長さを効果的に表わすことになる。イベン
トEは、例えば、アラーム時間や所定時間の予定時刻の
ように、時計の働きを表わしたり、或いは、バッテリー
寿命の終了のようなその操作を表わす。時間Tはn個の
基礎時間、t=T/n、に分割される。整数nはいかな
る数字でもよいが、好ましくは、2と60との間で整数
を選ぶのが好ましい。そして、Tを割り切れる整数とな
る数字を選ぶのが好ましい。T=1時間の場合、パズル
のエリアの数nは2、3、4、5、6、12、15、2
0、30、60から選ばれることになる。そのパズルの
n個のエリアの各々を動作させるために、遅速リズム
(n=2)が望ましいか、或いは迅速リズム(n=6
0)が望ましいかによって選ばれる。
ンターバルtが終了する時点に対応する瞬間Txに、そ
のパズルのX個のエリアが動作される。即ち、次の瞬間
Tx+1に、そのパズルのx+1のエリアが動作される。
前記x+1のエリアは、n個の有効エリアからマイクロ
プロセッサ又はロジック回路によって、ランダムに、又
は擬似ランダムに選択される。n個のエリアが全部動作
されるような、最後の動作位相を除けば、インターバル
tが経過するときはいつでも、動作されたエリアの数
は、1ユニットすなわち1個だけ増加し、前記動作され
たエリアの選択は変更される。次のタイムインターバル
T’では、同じ時Tx’に動作されたエリアの選択もま
た、経過したばかりのタイムインターバルTの瞬間Tx
に行われた選択とは異なってくる。
インターバルTの経過が視覚で捉えられるのと同時に、
時間の経過を可動的、魅力的に視覚化することができ、
或いは、アラームの時間や、バッテリー寿命の終わりの
ように、その時間に関係する場合、又は関係しない場合
の他のイベントEを、或いは予定時間の急迫を可動的か
つ魅力的に視覚化することができる。
部又は一部を秒リズムでフラッシュ、すなわち点滅する
ことにより、或いは、動作されるX個のエリアの選択
を、一秒毎に変化させることによって、秒を刻むことが
できる。もうひとつの実施例によれば、この種の変形で
は、動作されるエリアの選択を変えることにより同時に
秒刻みを視覚化することができるが、また、Tx の瞬間
に動作されるX個のエリアを点滅することによって、例
えばアラーム時間やバッテリーの寿命の終わりを視覚化
することができる。
イムインターバルTはいくつかのインターバルTiの合
計で構成される。各インターバルTiはそのパズルのエ
リアの数niの動作に対応する基本インターバルtiを有
する。前記エリアはn個の有効エリアの中から選択され
る。換言すれば、これは次の等式で表わされる、即ち、 T=ΣTi、ti=(Ti/ni)、 Σni=n 単一インターバルTと同じ方法で、タイムインターバル
Ti におけるパズルのni のエリアのランダムな選択、
或いは擬似ランダムな選択は、同一マイクロプロセッサ
又は同一ロジック回路によって行われる。
変えることのできないデザインエレメントである。これ
とは対照的に、マイクロプロセッサ又はロジック回路に
適切な変更を加えることによって、同じ時計でありなが
ら、Tの値を変更することによって(1時間単位、30
分単位、15分、3分)、或いは所与のT及びn値に対
するTi及びni値を変えることによって、種々異なる可
動的、魅力的効果を得ることができる。これらの選択
は、例えば、外部のコマンド部材によって行われる。
ルの場合、Tを12時間とすることによって12時間に
わたって、一時間毎に、時間の可動的、魅力的表示にす
ることができ、また、外部コマンド部材によって基準を
変え、Tを60分にすることによって、5分毎に時間の
経過を視覚化することができる。
総合効果を得るために、本発明に従って前述した型の液
晶表示部を1個以上、同一時計の文字盤に配置すること
ができる。或いはまた、以下の実施例の説明の中でもっ
と詳しく説明するように、付加情報を視覚化することも
できる。可動性表示が液晶セルで構成されるような、以
下の実施例の記載から、本発明は一段と理解し易くなる
であろう。これらの実施例は添付図面に関連して非制限
例として示される。
の可動性表示部の第1実施例に対応する。図1は、円形
ダイアル4を備えた時計を示す。その下半分は伝統的な
時間表示部1により形成され、上半分には可動性パズル
のエリアPj によって構成される表示部2のモチーフ5
を有する。実施例では、上記可動性パズルは1時間の動
作周期を表わし、12のエリアを有する。その全ては、
図1では、動作状態で示され、全体の中でのデザイン3
は図2に示されている。前述の定義づけに関連して言え
ば、この実施例はかくして、次の特徴を有する。即ち、 T=60分、n=12、t=T/n=5分
3個のボタン34、35、36を有する。これらのボタ
ンは、標準的諸機能(時間の設定、アラームの調整、前
もって決定した期間の記憶など)をコントロールし、そ
して、パズルの可動性アニメーションモードを任意に変
化させるようになっている。
2の一部分の展開斜視図を示す。実施例により、ツイス
テッドネマチック(TN)型の液晶表示装置がその前方
部分からその後方部分まで連続して示されている。これ
らの以下のものからなっている。前部偏光器21。表面
にパズルのnエリアPj を形成するように配置された透
明電極をその後面に有する前部ガラス板22。このガラ
ス板の前記エリアの形状は不規則で、それらは互いに隣
接するが、電気的に絶縁されている。そしてその各エリ
アは接続ピン23に直接接続されるか、中心部にあり、
その周囲が縁に接していないエリアに対しては、2つの
エリア間に備えられた通路24を通して接続ピン23に
接続される。ガラス板22に対面する側に透明な対向電
極を有する後部ガラス板25。ただし、通路24に相対
する部分26には一切の導電材料を有しない。前部偏光
器21に平行に配置された後部偏光器27。デザイン3
を設けた透明板28。後部反射体29。
ロセッサに接続され、或いは表示部2をコントロールす
るロジック回路に接続される。エリアPj が動作されな
い時、セルは暗い面となり、デザイン3は見えない。他
方、対向電極とエリアの1つPj の電極との間に電圧が
かけられると、これらの2つの表面が重ねられる場所に
位置する全ての液晶材料は転換する。この表示ゾーンの
伝達率の変化によってその部分が光学的に明らかとな
る。即ち、それによって動作させられたたエリアPj は
明るくなり、このゾーンに対面している透明板28上の
デザイン3の一部が見えてくる。
例を考えることもできる。例えば、偏光器27の後面
に、或いは後部反射体29の前面にデザインをスクリー
ンプリントすることもできる。そのデザインが不透明な
場合、後部反射体29は省略することができる。同様
に、両偏光器が直交する場合、今まで述べてきた操作を
逆にする。即ち、動作しなくても、セルは透明となり、
デザインが見え、エリアPj の漸進的動作がそのデザイ
ンを覆うことに役立つ。
見を大きく変えることなしに、しかし、もっと簡単な実
施例にするために、何らアレンジすることなしに、即
ち、非導電部分26を有することなしに、対向電極をつ
くることができる。この場合、動作時、中心エリアは微
細なストランドによりセルの辺縁に接続されることにな
る。同様に、適切に調整することによって、例えば、
「ハイルマイヤーセル(Heilmeier cel
l)」と呼ばれるセルのような、種々異る型の表示セル
を使用することができる。
計の回路は、アナログ型かデジタル型の伝統的な表示手
段1に接続した通常の時間保持回路40を有し、また本
発明の液晶表示部2に接続したマイクロプロセッサ又は
ロジック回路50を有する。
保持回路40、或いはマイクロプロセッサ又はロジック
回路50のいずれかをコントロールすることを可能にす
る。コマンド部材34は例えば、時間保持回路40に接
続され、コマンド部材35はこの回路40と、マイクロ
プロセッサ又はロジック回路50に接続され、コマンド
部材56はマイクロプロセッサ又はロジック回路50だ
けに接続される。
器42と保持回路41とで成る発振器と、分周器チェー
ン43、44、45と、伝統的表示部に接続した通常の
機能を有する制御回路46とを有する。発振器は、例え
ば、32768Hzの周波数を有するベースタイム、即
ち基準信号S0 をその出力部から出す。第1分周チェー
ン43はその信号S0を受信し、1Hzの周波数を有す
る信号S1をその出力部から出力する。この信号S1 は
分周器44により60で割られる。その分周器44は、
1分当り1個のインパルスの信号S2 をその出力部から
出す。60で割るもうひとつの分周器45は信号S2 を
受信し、最後に、その出力部から1時間当り1個のイン
パルスで構成される信号S3 を出力する。その他の分周
器をこのチェーンに追加し、他の周波数の他の信号を供
給するようにすることもできる。信号S1 、S2 、S3
は 、一方では伝統的な表示部1のために設計された制
御回路46によって使用され、他方、本発明に従った表
示部2を管理するマイクロプロセッサ又はロジック回路
50によって使用される。図示から判るように、表示部
1と2との間には、直接的な相互制御はない。例えば、
導入部で述べた英国特許第2,119,994号に記載
された装置の場合には、それがある。
応する信号S’を実施例によって示している。図3aに
示されるように、制御回路46とマイクロプロセッサ5
0はこの発明を理解し易くするために別々に示されてい
るが、これらの2つの要素46と50は、伝統的な表示
部の操作プログラムと、n個の利用可能な項目間のデー
タ中のX項目をランダムに選択するプログラムとの両プ
ログラムを有する単一マイクロプロセッサに組み込むこ
ともできる。
使用する場合、例えば、図3bに示す回路を使用するこ
ともできる。この種の回路は、第1部分51を有する。
この第1部分51は、信号S0 、S1 、S2 又はS3 の
1つであるか、或いは分周器43から引き出した信号で
ある信号Sx でスタートする計数インパルスCNTを発
生させる。この実施例において、信号S2 を使用するの
が好ましい。このインパルスCNTは発振器52を動作
させる。この発振器52は、n個の出力を持つジョンソ
ンカウンター53を始動させる。部品51、52、53
は一緒になって、ランダムゼネレータを構成する。その
ゼネレータは、回路53のn個の出力のうちの一時に1
つだけが、インパルスCNTの完了時に動作される。こ
のインパルスCNTはまたアタック回路55への信号と
もなる。この回路は表示部2の前に通常の方法で挿入さ
れ、得られた値を記憶し、それを表示部2で表示する、
即ち対応するエリアPj を動作させる回路である。要素
53と55との間に配置された1つの補足ロジックレベ
ル54は、一度に1個以上のエリアを表示するような方
法でランダムな選択を記憶することを可能にしている。
時計の操作を示す。前述の特徴によれば、可動性パズル
の視覚的外観は、補足エリアの動作と、動作されたエリ
アの新しいランダムな選択との両方によって5分毎に変
化する。図4aは、ランダムな選択プログラムの開始か
らはじめの5分間としてのパズルの外観を示す(基本時
間tのはじめのインターバル、t1 で示す)。即ち、そ
のパズルのエリアが1つだけ動作している。
での外観を示す。即ち、ここでは4つのエリアが動作さ
れている。しかし、この場合、そのひとつ前のタイムイ
ンターバルで動作した3つのエリアが必ずしも含まれて
いるとは限らない。図4cは第50分から第55分(t
11)までのパズルの外観を示す。即ち、11個のエリア
が動作されている。
0分)でのパズルの外観が、図1に示されており、ここ
では、全てのエリアが動作されてデザイン3を全部明ら
かにしている。次のインターバルT’で、同一サイクル
が再生される。この時、基本タイムインターバルt'1、
t'4、t'8、t'11 にそれぞれ対応する図4a’、4
b’、4c’、4d’によって示されるように、各々同
一の基本タイムインターバルt1 〜t12に対応するn個
のエリアの中で必ずしも常に同一エリアが動作されるわ
けではない。
間T、T’に対してパズルのn個のエリアPj の動作様
式を逆転させることもできる。即ち、第1時間Tにおい
て、デザインは前述したように、漸進的に現れ、第2時
間T’では、そのデザインは漸進的に覆われるようにす
る。これらは、例えば、基本タイムインターバルt1、
t4 、t8 、t11、t'1、t'4、t'8、t'11にそれ
ぞれ対応する一連の図4a、4b、4c、4d、4
d’、4c’、4b’、4a’によって示される。
サ50は、ベースタイム信号として信号S2 のみを使用
する。変形例によれば、例えば、コマンドボタン36に
よってタイムインターバルTに異なる値を与えるような
ベースタイムの変化が生じると、それは、例えば1分だ
けアニメーションを早めたり(信号S1 を使用)、或い
は例えば12時間、又は24時間、アニメーションを遅
速にしたり(信号S3を使用)することを可能にする。
ッサ又はロジック回路50が少くとも信号S1 を受信す
る場合、実施例1で説明した型の可動表示部でタイムイ
ンターバルTの経過と秒刻みを見えるようにすることも
できる。
実施例によれば、この与えられた瞬間に動作する少なく
とも1つのエリアの秒リズムを閃光させることによっ
て、この結果を得ることができる。
ひとつの実施例によれば、(1秒間のインターバルでそ
の腕時計の状態を表わす)この結果は、変位によって得
られる、即ち、タイムインターバルtx で動作されたX
個のエリアの選択を、秒毎に変化させることによって得
られる。例えば、2つの連続する時間T、T’に対して
1つのモードから他のモードへの変換は、ランダムな方
法でも、或いはコマンドボタン36の介在によって可能
となる。
時に履行する一つの変形例は、以下のことを可動的に視
覚化することを可能にする。即ち、動作されたエリアの
数を5分毎に1単位だけ増すことにより時間の経過を可
動的に視覚化すること。タイムインターバルtx におい
て動作されたX個のエリアの選択を1分毎に変化させる
ことにより分の「刻み」を可動的に視覚化すること、少
くとも1つの動作されたエリアを秒毎に閃光させること
により秒の刻みを可動的に視覚化すること。この実施例
は図4b及び図4b’によって示すシーケンスに対応す
る。
テリーの寿命が終わることを視覚化することについて 実施例2で説明した「点滅」モード、又は「変位」モー
ドは永久的に秒刻みを視覚的に指示することができる。
それは、先行する前もって決定された時間間隔に対して
使用することができ、又はイベントEの予定時間に対し
て使用される。このイベントは例えば、コマンド部材3
5により操作ユニット46で、そしてマイクロプロセッ
サ、即ちロジック回路50で同様にプログラムされたア
ラーム時間である。また2つのイベントE1とE2とを視
覚化するために、同一時計にこれらの2つの視覚的指示
を示すこともできる。例えば、アラーム時間に対して
「点滅」を使用し、バッテリーの寿命の終了に対して
「変位」を使用することができる。勿論、例えば、アラ
ーム時間に対してベルを、又バッテリーの寿命の終わり
に対して計数指標を使用するといったような通常の指示
モードにこれらの視覚的指示を接続させることも可能で
あり、好ましいことである。
アナログ表示部と、ダイヤル全体を占める20のエリア
のパズルで成る可動性表示部とを有している。最初の定
義に関連して言えば、この実施例は次の特徴に対応す
る。 T=1時間、n=20、t=60/20=3分 この実施例において、可動性表示部の状態の変化は3分
毎に行なわれる。実施例1に比べれば、新しいエリアが
現れるリズムは実施例1〜3より速いが、その実施例1
〜3に記載された又は示唆した可能性及び変形はそのま
ま適用できる。さらに、例えば、動作したエリアや、全
てのエリアの短かい点滅や、動作されたエリアの選択の
迅速な変化のように、すでに記述した信号表示モードに
従って、1/4時間への長針の通過を視覚化することは
効果的であり、魅力的である。
ド) この「アワーガラス」タイプという用語はタイムインタ
ーバルTの経過を視覚化したもの、特に予定時刻が近づ
く時、加速の印象を与えるものと理解される。パズルの
n個のエリアの動作周期は、減少する値を有するいくつ
かの時間Ti に分割される総時間Tに基づいて行われ
る。その各時間T1 は、等式ni=ni+1で表わすことの
できる同数のエリアの補足的動作に対応する。前記等式
において、niは時間tiの間に動作されたエリアの総数
を表わし、ni+1は次の時間Ti+1の間に動作したエリア
の総数を表わす。この実施例は図5に関連して説明され
ており、その表示部は20個のエリアを有するパズルで
構成され、次のような特徴を有する。 $ n=n1+n2+n3+n4=20 n1=n2=n3=n4=5 T=T1+T2+T3+T4=1時間 T1=30分、T2=15分、T3=10分、T4=5分、 これはそれぞれ、次の値を有する基本的なタイムインタ
ーバルに対応する。
とを考慮することによって容易に理解できる。つまり、
前述の実施例1に記載の開始は、30分、15分、10
分、5分にそれぞれ対応する連続時間に対して行われ
る。動作される補足エリアの数は、各時間、T1、T2、
T3或いはT4において同数である。即ち、5個のエリア
であって、それは20個のエリアの中からランダムに選
ばれたものである。換言すれば、動作されるエリアの数
は、時間T1 の間では6分毎に1単位ずつ増え、時間T
2 の間では、3分毎に、時間T3 の間では、2分毎に、
時間T4 の間では1分毎に、1単位ずつ増え、それによ
って、その時間の予定時刻に次第に到達する時、その動
きの加速効果を生じさせる。この実施例は、マイクロプ
ロセッサのプログラミング、或いはセルのデザイン、或
いはT、Ti、n及びniの値を変えることによって、無
限の変形が可能であることは容易に理解されるであろ
う。次の実施例から付随的に分るように、T(又は
Ti)がn(又はni)の倍数である必要はないというこ
とも注意すべきである。これまでの実施例により提供さ
れた可能性の全部又は一部がこの実施例にもあてはまる
こともまた、明らかである。
分割可能であり、それはTi =Ti+1で表わすことがで
き、niは増加値を有する。図6に関して言えば、この
実施例は時間の伝統的なアナログ表示部と、次の特徴を
もつ16個のエリアのパズルで構成される第2短形可動
性表示部とを有する腕時計で成る。
に対応する。即ち、 t1=T1/n1=20/2=10分 t2=T2/n2=20/4=5分 t3=T3/n3=20/10=2分
は10分毎に、それから5分毎に、最後には2分毎に1
単位ずつ増加し、それによって、加速効果を生じる。こ
の実施例を示す図6において、パズルの像もまた、その
パズルの全てのエリアが動作される時を除けば、必ずし
も常時、容易に読み取れるものではないような原図を有
する。
性パズルによる表示部 以前の実施例5、6において、n個のエリアがni 個の
エリアグループに仮想的に分布されるが、これらのni
個のエリアはそのパズルのn個のエリア全部の中でラン
ダムに選択される。
のn個のエリアは、逆に、ni 個の絶縁されたエリアグ
ループに分割される。各グループのni エリアは、前述
の実施例において記述した1つ又はいくつかのモードに
従って別々にアドレスされ、それは異る値を有するタイ
ムインターバルTi に対応する。
伝統的に表示するゾーン1と、19個のエリアで成る可
動性パズルで構成されるゾーン2とを有するような腕時
計を示す。ゾーン2は規則正しい形をもつ12個のエリ
ア(ゾーン2a)と、不規則な形をもつ7個のエリア
(ゾーン2b)とを有する2つのゾーンに分割される。
これらのゾーン2a、2bの各ゾーンの表示部は、前述
の実施例において記載したモードのうちの1つのモード
によって、マイクロプロセッサの異なるプログラムによ
り駆動される。表示部2aは例えば、その表示部の全て
のエリアを動作させるのに必要な時間Tを与えることに
よって、実施例1で説明したように動作される。2つの
連続する時間Ta とT'aに対して逆の動作モードを選択
することにより、Ta =12時間という値になる。
a、2bは次の特徴を有する。即ち、 ゾーン2a;Ta=12h、na=12 ta=1h、 ゾーン2b;Tb=1週間、nb=7 tb=1日
ば、Ta及びtbに対する所望の値に別々に作用するよう
に、補足コマンド部材37を備えることができる。この
種の時計は、一日の経過を時間毎に、一週間の経過を一
日毎に見えるようにすることもできる。同様に、ゾーン
1の伝統的な表示部を、本発明の第3可動性表示部に置
きかえ、時間の端数の経過を目に見えるようにすること
も可能である。本発明は勿論、これまで図示かつ説明し
てきた実施例又は操作に制限されるものではない。この
技術に熟達した人は、本発明の範囲から離れることなし
に、これらの実施例から他のモードや他の実施例を誘導
することができる。
は、その可動性表示部が12個のエリアをもつパズルで
構成されるような腕時計により形成される。
展開斜視図を示す。
ック線図と、n個のエリアからX個のエリアをランダム
に選択することのできるロジック回路の一実施例を示
す。
動作位相を示す。
統的なアナログ表示部と、円形ダイヤル全体を占める2
0個のエリアで構成される可動性パズルとを有する。
な第3実施例を示し、それは短形ダイヤルにセットされ
ている。
理されるゾーンを有するような第4実施例を示す。1つ
のゾーンは伝統的な時間を表示するようになっており、
他の2個はそれぞれ、7個と12個のエリアをもつ可動
性パズルで構成される。
Claims (1)
- 【請求項1】 時計の機能や操作に関連して、時間情報
(T)及びイベント(E)の何れか又は双方に関する情
報を提供する時計において、 ベースタイム信号S0 を出力する発振器と、前記信号S
0 を受信し、タイム信号S1 、S2 、S3 を出力する分
周器チェーン(43、44、45)とを有する時間保持
回路(40)と、 前記情報の項目を表示するダイヤル(4)と、 外部コマンド部材(34、35、36)とを有し、 前記ダイヤル(4)の全部又は一部を占め、前記情報
(T)及び(E)の何れか又は双方を表示する、モチー
フ(5)を形成するn個の別個のエレメントPj組立体
で構成される可動性表示部(2)と、マイクロプロセッ
サ又はロジック回路(50)によって形成されるコマン
ド回路とを更に有し、そのコマンド回路は可動性表示部
の操作手段を備え、前記タイム信号S1 、S2 、又はS
3 の少なくとも一つを、又は機能信号S’を受信し、前
記マイクロプロセッサ又はロジック回路(50)は、前
記動作されるエレメントPj の数Xを所定のリズムで増
減させ、前記モチーフ(5)のn個のエレメントの中で
前記動作されたエレメントをランダムに又は準ランダム
に各々変化をつけて選択するように駆動するか又はプロ
グラムし、それによって、時間Tの経過中、及び/又は
前記時計の機能又は操作に関連してイベントEへ接近
中、前記モチーフ(5)を漸進的に現したり、覆ったり
することを特徴とする時計。
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