JPH0719841Y2 - 自転車用ハブの係止構造 - Google Patents

自転車用ハブの係止構造

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JPH0719841Y2
JPH0719841Y2 JP1986124952U JP12495286U JPH0719841Y2 JP H0719841 Y2 JPH0719841 Y2 JP H0719841Y2 JP 1986124952 U JP1986124952 U JP 1986124952U JP 12495286 U JP12495286 U JP 12495286U JP H0719841 Y2 JPH0719841 Y2 JP H0719841Y2
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JP
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housing
rod
lid
ball
hole
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JP1986124952U
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敬一郎 鈴江
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株式会社鈴江鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本願考案は、自転車の前輪又は後輪のハブの係止構造の
改良に関する。
〈従来の技術〉 従来自転車用ハブの係止構造として実公昭57-156号公報
に見られるものがあった。これは、ハブ軸端部から突出
するロッド軸に、このロッド軸端部に貫かれるバックホ
ークを介してハウジング(この公報中には名称が与えら
れていないが、この公報中ハブ軸端部のロッドの突出部
端即ちレバー基部に貫かれる部分を覆っている部材を指
す。本願考案においても、この意味で用いる。)が装着
されており、このハウジングをバックホークに押さえ付
けることによってハブを固定していた。詳しくは、ハウ
ジングとその内部のロッド端部がレバー基部によって、
ハブ軸長手方向に垂直な方向へ貫かれている。上記ロッ
ド端部内のレバー基部は、偏心カムとなっている。従っ
てレバーを倒すと、このレバー基部の偏心カムがロッド
を牽引して、ハブが左右のリアエンドに対する締付け力
が同時に解除される。
このような従来の自転車用ハブの係止構造においては、
リアエンドを締め付けているレバーが他から力が加わっ
た場合容易に戻る危険性があった。もし自転車走行中に
そのような事態が生じれば非常に危険なことは言うまで
もない。
この点を考慮して、例えば実開昭61-124952号に見られ
る考案が提案されていた。これは、ハウジングに、ロッ
ド頭部を内装すると共に前記頭部に嵌合するカムをもっ
たカムレバーのレバー軸を支持し、前記カムレバーの回
転操作により、ハブ本体をフレームに対し着脱可能とし
たクイックレリーズハブにあって、前記ハウジングに、
前記レバー軸の方向に進退可能としたロック部材を支持
すると共に、前記ロック部材の操作具を設け、この操作
具による前記ロック部材の進出により、前記カムレバー
の回転操作を不能にしたことを特徴とするクイックリレ
ーズハブである。この考案は、レバーが勝手に回転して
車輪がホーク爪から外れるなどの不測の事態を未然に防
止出来ることと、悪戯によるレバーの回転操作の回避、
盗難防止等の効果が掲げられている。
又このような考案を更に改良したものとして実開昭57-1
81601号に見られる考案が提案されていた。これは、上
述の考案も含め、従来のこの種のクイックレリーズハブ
によれば、カムレバーの締付力完了位置が不明確である
ため、例えば不慣れな人が、このハブ、即ち車輪を取り
付ける際、上記カムレバーの締付けを適性に行いにく
く、時としてレバーを必要以上に締付けてしまって、こ
のレバーの反転を難しくしてしまったり、逆に締付けが
足りず、車輪をホーク爪に確実に取り付けることが、出
来ず不用意にハブが離脱することが生ずる等の問題があ
り、このような点を解決しようとするものである。
即ちこれは、ハウジングにロッド頭部を内装し、かつ、
この頭部に嵌合するカムをもったカムレバーのレバー軸
を支持し、このカムレバーの回動操作によりハブ本体を
フレームに対し着脱可能としたクイックレリーズハブで
あって、前記ハウジングに、発音体を移動自由に支持し
て、この発音体を前記レバー軸の方向に付勢すると共
に、前記レバー軸と前記ロッド頭部との一方に、前記発
音体が係合して、この発音体に移動方向への動きを与え
る係合部を設けたものである。
このような構成を採ることによって、上記レバーの締め
付けが適性となったとき、言い換えれば、車輪がホーク
爪に確実に取り付けられるに至ったとき、上記係合によ
って発音体が、衝突により音を発し、作業者に車輪がホ
ーク爪に確実に取付けられたことを知らせる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、このように適正な締め付け状態を知覚すること
が可能であっても、レバーのロック手段の緩みを知覚す
る手段を何ら有するものではない。
従って締め付け操作中適性な締付力を付与したことを知
覚することが出来ても、自転車の使用中発音体の操作部
に何らかの外力が加わって発音体とカムレバーとの係合
が解かれた場合それを知る術がないのである。
例えば、自転車の使用前に上述のカムレバーの締め付け
が適性であることが確認されたとしても、走行中小石等
が発音体外部の操作部と、カムレバー基部との間に詰ま
った場合、そのような事態を全く自転車に乗る者には、
知覚できなかったのである。
本来締め付け作業中よりも寧ろ、自転車の走行中等にお
いて、自転車の使用者がレバーのロック手段の緩みを知
覚出来ることが事故防止の上で最も望まれることであ
り、このことが、偶発的な事故防止の上でも重要であ
る。
本考案は、このような問題点の解決を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本願考案に係る自転車用ハブの係止構造は、自転車のホ
ークエンドを挟着すべく、ハブ軸端部のハウジングをホ
ークエンドに押圧せしめるクランプ機構を有するもので
あり、下記の構成を採る。
即ち端面(100)に孔(15)を有するロッド(10)と、
偏心カム(14)と、クランプレバー(12)と、ハウジン
グ(11)と、蓋体(13)と、上記孔(15)に収容される
ボール(17)とを備えるものである。
上記ハウジング(11)は、ロッド(10)の端部に嵌着さ
れる。上記偏心カム(14)は、クランプレバー(12)の
基部を形成する。更にこの偏心カム(14)は、ロッド
(10)の長手方向と直交する方向に沿ってハウジング
(11)外部からロッド(10)端部を貫き遊貫するもので
ある。偏心カム(14)の外周面の適宜位置には凹部(1
6)が形成されている。上記クランプレバー(12)は、
偏心カム(14)を回動せしめて、ハウジング(11)をホ
ークエンドへ押圧するものである。上記蓋体(13)は、
ハウジング(11)と螺合するものであり、そのハウジン
グ(11)を臨む側の面へ上記突出部(18)が形成されて
いる。上記ロッド(10)端面(100)の孔(15)は、上
記ボール(17)の径に比して大きな奥行きを有するもの
である。上記突出部(18)は、ハウジング(11)に遊貫
し、ハウジングをクランプし、且つ、蓋体(13)をハウ
ジング(11)へねじ込んだ際、その先端がボール(17)
を上記凹部(16)へ押し付けることによってボール(1
7)の自由を束縛するものである。更にこの突出部(1
8)は、蓋体(13)を緩めた際にその先端が孔(15)の
外部開口部からボール(17)の直径以上の距離後退しな
いようストッパー手段を備える。上記蓋体(13)が緩ん
だ状態のとき、ボール(17)は、上記孔(15)内で凹部
(16)と突出部(18)先端との間を、他から規制され
ず、自由に変位することが可能なるものである。
〈作用〉 上記手段を施した本考案にあっては、ロックした後も、
自転車の走行中等にレバー(12)のロック機構たる蓋体
(13)に緩みが生じた場合は、突出部(18)が、後退す
る。このとき、ロッド(10)端面(100)の孔(15)
は、上記ボール(17)の径に比して大きな奥行きを有す
るものであるため、孔(15)内部に受容されているボー
ル(17)が、突出部(18)先端と、孔(15)の奥との間
で転がり、カラカラと音を発する。
このような発音は、緩みが生じた作動中に起こるのみな
らず、蓋体(13)が緩んでいる間は、走行中の自転車の
振動により、再び蓋体が締められるまで止むことなく維
持されるのである。
〈実施例〉 以下図面を参照して、この考案の好適な実施について詳
述する。
第1図に本願考案の一実施例を示す。
ハブ軸端部から突出するハブ軸内のロッド(10)端部
に、このロッド(10)端部に貫かれるホークエンド(図
示しない。)を介してハウジング(11)が装着されてい
る。ハウジング(11)とその内部のロッド(10)端部が
レバー(12)基部によって、ロッド(10)長手方向に垂
直な方向へ貫かれている。ハウジング(11)の端部は蓋
体(13)になっており、ハウジング(11)本体に螺着し
ている。
第2図へ第1図のX−X線断面図を示す。上記ロッド
(10)端部内のレバー(12)基部は、偏心カム(14)と
なっている。従ってレバー(12)をクランプすると、こ
のレバー(12)基部の偏心カム(14)はがロッド(10)
を牽引して、ハブが左右のホークエンド(図示しな
い。)に同時に締付け固定され、レバー(12)を解除さ
せると、左右ホークエンドに対する締付け力が同時に解
除される。
ロッド(10)端面(100)には内部の偏心カム(14)に
達する孔(15)が設けられている。偏心カム(14)はレ
バー(12)をクランプした際上記孔(15)へ対応する位
置に凹部(16)が設けられている。孔(15)内にはボー
ル(17)が挿入されており、前記蓋体(13)の内面には
孔(15)方向へ伸びる突出部(18)が設けられている。
蓋体(13)を回してハウジング(11)本体に締付けるこ
とによって、突出部(18)を摺動せしめ、孔(15)内の
ボール(17)を移動させる。これによりボール(17)
は、その一部が前記凹部(16)に押し込まれる。この状
態でクランプしたレバー(12)はロックされる。
蓋体(13)を緩めることによってロックは解除される。
図2へ示す実施例において、蓋体(13)内には緩み止め
のバネ(19)が装着されているが、このようなバネ(1
9)は設けずに実施することも可能である。
上述の突出部(18)について更に詳しく述べると、この
突出部(18)はハウジング(11)のヘッド部(20)を貫
通し、その先端が、ハウジング(11)内のロッド(10)
端面(100)の孔(15)を臨む構成となっている。突出
部(18)は、ロック機構のロック及びその解除を促すと
同時に蓋体(13)の螺回による移動幅を制限し、蓋体
(13)の緩めすぎによる脱落の防止を担っている。即ち
突出部(18)のフランジ部(21)がストッパーの役目を
するものである。但し、ロッド(10)端面の孔(15)
は、第2図へ示す通り、上記ホール(17)の径に比して
大きな奥行きを有するものであるため、突出部(18)が
後退することにより、孔(15)内部に受容されているボ
ール(17)が、突出部(18)先端と、孔(15)の奥との
間で転がることが可能となる。
〈考案の効果〉 本考案の実施によって、ハブを挟着するハウジングのク
ランプレバーをロックする手段に緩みが生じた際、突出
部(18)が、後退する。このとき、ロッド(10)端面の
孔(15)は、上記ボール(17)の径に比して大きな奥行
きを有するものであるため、孔(15)内部に受容されて
いるボール(17)が、突出部(18)先端と、孔(15)の
奥との間で転がり、緩みが生じている間絶え間無くカラ
カラと発音して、自転車に乗る者に充分な上記緩みの報
知を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図であり、第2
図は、その縦断面図である。 (10)……ロッド、(11)……ハウジング、(12)……
レバー、(13)……蓋体、(14)……偏心カム、(15)
……孔、(16)……凹部、(17)……ボール、(18)…
…突出部、(20)……ヘッド部、(100)……(ロッド
(10)の)端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のホークエンドを挟着すべく、ハブ
    軸端部のハウジングをホークエンドに押圧せしめるクラ
    ンプ機構を有してなるハブの係止構造において、 端面(100)に孔(15)を有するロッド(10)と、偏心
    カム(14)と、クランプレバー(12)と、ハウジング
    (11)と、蓋体(13)と、上記孔(15)に収容されるボ
    ール(17)とを備え、 上記ハウジング(11)は、ロッド(10)の端部に嵌着さ
    れ、 上記偏心カム(14)は、クランプレバー(12)の基部を
    形成するものであり、更にこの偏心カム(14)は、ロッ
    ド(10)の長手方向と直交する方向に沿ってハウジング
    (11)外部からロッド(10)端部を貫き遊貫するもので
    あり、偏心カム(14)の外周面の適宜位置には、凹部
    (16)が形成されており、 上記クランプレバー(12)は、偏心カム(14)を回動せ
    しめて、ハウジング(11)をホークエンドへ押圧するも
    のであり、 上記蓋体(13)は、ハウジング(11)と螺合するもので
    あり、そのハウジング(11)を臨む側の面へ上記突出部
    (18)が形成されており、 上記ロッド(10)端面(100)の孔(15)は、上記ボー
    ル(17)の径に比して大きな奥行きを有するものであ
    り、上記突出部(18)は、ハウジング(11)に遊貫し、
    ハウジングをクランプし、且つ、蓋体(13)をハウジン
    グ(11)へねじ込んだ際、その先端がボール(17)を上
    記凹部(16)へ押し付けることによってボール(17)の
    自由を束縛するものであり、更にこの突出部(18)は、
    蓋体(13)を緩めた際にその先端が孔(15)の外部開口
    部からボール(17)の直径以上の距離後退しないようス
    トッパー手段を備え、 上記蓋体(13)が緩んだ状態のとき、ボール(17)は、
    上記孔(15)内で凹部(16)と突出部(18)先端との間
    を、他から規制されず、自由に変位することが可能なる
    ものであることを特徴とする自転車用ハブの係止構造。
JP1986124952U 1986-08-13 1986-08-13 自転車用ハブの係止構造 Expired - Lifetime JPH0719841Y2 (ja)

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JPS6330202U JPS6330202U (ja) 1988-02-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57171902U (ja) * 1981-04-23 1982-10-29

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