JPH0719836Y2 - メモ用紙内蔵式筆記具 - Google Patents
メモ用紙内蔵式筆記具Info
- Publication number
- JPH0719836Y2 JPH0719836Y2 JP12738690U JP12738690U JPH0719836Y2 JP H0719836 Y2 JPH0719836 Y2 JP H0719836Y2 JP 12738690 U JP12738690 U JP 12738690U JP 12738690 U JP12738690 U JP 12738690U JP H0719836 Y2 JPH0719836 Y2 JP H0719836Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- lid
- piece
- paper piece
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sheet Holders (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、枚用紙からなるメモ用紙の束を内蔵した筆
記具に関するものである。
記具に関するものである。
従来の技術 旅行や登山、ハイキングではボールペン等の筆記具を持
ち歩いてもメモ帳等が同時にないと用をなさず、不便な
場合がある。これは、出発時に鉛筆付の手帳やメモ帳を
用意しても、鞄の中や着用していない衣服のポケットに
入っていたりして直ちに取出さなければ同じことであ
る。
ち歩いてもメモ帳等が同時にないと用をなさず、不便な
場合がある。これは、出発時に鉛筆付の手帳やメモ帳を
用意しても、鞄の中や着用していない衣服のポケットに
入っていたりして直ちに取出さなければ同じことであ
る。
考案が解決しようとする課題 この考案は、上記のようなメモ用紙不所持の問題を解決
するため、ボールペン、シャープペンシル等のケース内
に枚用紙としてのメモ用紙片の束を収納し、必要時にお
いて紙片毎に取出せるようにした筆記具の構造を提供し
ようとするものである。
するため、ボールペン、シャープペンシル等のケース内
に枚用紙としてのメモ用紙片の束を収納し、必要時にお
いて紙片毎に取出せるようにした筆記具の構造を提供し
ようとするものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この考案は、先端にペン
先、鉛筆芯等の筆記素子の芯軸を保持した本体であっ
て、前記芯軸の主要部を収容もしくはそれと近接するよ
うに形成された実質上矩形断面を有する長溝状の紙片束
収容凹部と、前記凹部の一端上部に連通した紙片排出口
とを設けてなるものと、 前記凹部の開口を着脱自在に覆う板体からなり、前記軸
の方向に形成された長孔を有する蓋と、 前記長孔に摺動自在に係合し、蓋の内側に位置する裏面
には紙片面に摩擦接触するやすり状面を有してなる指操
作用ノブと、 前記凹部の底部に配置され、この上方に収納される紙片
束を上向に押圧して最上端の紙片を前記ノブ裏面のやす
り状面に圧接させると共に、その紙片の一端を前記排出
口に対応させるためのバネ支持手段とを備えたことを特
徴とするメモ用紙内蔵式筆記具を構成したものである。
先、鉛筆芯等の筆記素子の芯軸を保持した本体であっ
て、前記芯軸の主要部を収容もしくはそれと近接するよ
うに形成された実質上矩形断面を有する長溝状の紙片束
収容凹部と、前記凹部の一端上部に連通した紙片排出口
とを設けてなるものと、 前記凹部の開口を着脱自在に覆う板体からなり、前記軸
の方向に形成された長孔を有する蓋と、 前記長孔に摺動自在に係合し、蓋の内側に位置する裏面
には紙片面に摩擦接触するやすり状面を有してなる指操
作用ノブと、 前記凹部の底部に配置され、この上方に収納される紙片
束を上向に押圧して最上端の紙片を前記ノブ裏面のやす
り状面に圧接させると共に、その紙片の一端を前記排出
口に対応させるためのバネ支持手段とを備えたことを特
徴とするメモ用紙内蔵式筆記具を構成したものである。
作用 上記の構成によれば、本体の凹部内に枚用紙束を収納
し、蓋をした後は必要時において前記指操作用ノブを軸
方向に押動することにより、ノブ裏面のやすり状面が最
上位の枚用紙面に摩擦接触してこれを押動し、排出口か
らその実質的な部分を排出させることにより、使用者は
この排出部分を掴んで紙片を取出すことができる。この
場合、ノブ裏面のやすり状面は紙片を前方に押すとき紙
面に喰い込み、相対的に逆方向に移動するときは紙面上
を摺動するような向きに突出した歯面からなるため、紙
片はノブ裏面に引っ掛かることなく引き出される。
し、蓋をした後は必要時において前記指操作用ノブを軸
方向に押動することにより、ノブ裏面のやすり状面が最
上位の枚用紙面に摩擦接触してこれを押動し、排出口か
らその実質的な部分を排出させることにより、使用者は
この排出部分を掴んで紙片を取出すことができる。この
場合、ノブ裏面のやすり状面は紙片を前方に押すとき紙
面に喰い込み、相対的に逆方向に移動するときは紙面上
を摺動するような向きに突出した歯面からなるため、紙
片はノブ裏面に引っ掛かることなく引き出される。
実施例 第1図及び第2図はボールペンに適用したこの考案の実
施例の外観を示す平面図及び側面図であり、ペン先
(1)を先端(2a)より突設さしめた筆記具本体(2)
には、先端部(2a)を除くほぼ全長にわたり、底面
(3)を有する長溝状の紙片束収納凹部又はチャンネル
(4)を形成したものである。この凹部(4)は後端
(2b)より枢設された蓋(5)により、前記先端(2a)
側の上端における紙片排出口(4a)を残して封閉され、
この内側に枚用紙束(後述)を収納するようになってい
る。蓋(5)の両側縁は凹部封閉時においてその両側壁
(4b)、(4c)に嵌合するものであり、さらにその実質
的な長さ範囲にわたって延びる長孔(6)を有する。長
孔(6)には、これに嵌合してその長さ範囲にわたり摺
動可能としたスライドノブ(7)が設けられている。
施例の外観を示す平面図及び側面図であり、ペン先
(1)を先端(2a)より突設さしめた筆記具本体(2)
には、先端部(2a)を除くほぼ全長にわたり、底面
(3)を有する長溝状の紙片束収納凹部又はチャンネル
(4)を形成したものである。この凹部(4)は後端
(2b)より枢設された蓋(5)により、前記先端(2a)
側の上端における紙片排出口(4a)を残して封閉され、
この内側に枚用紙束(後述)を収納するようになってい
る。蓋(5)の両側縁は凹部封閉時においてその両側壁
(4b)、(4c)に嵌合するものであり、さらにその実質
的な長さ範囲にわたって延びる長孔(6)を有する。長
孔(6)には、これに嵌合してその長さ範囲にわたり摺
動可能としたスライドノブ(7)が設けられている。
蓋(5)を第2図の仮想線で示すように、本体(2)か
ら垂直に立てて、凹部(4)を開放した状態は第3図に
示す通り、底面(3)上には本体(2)の先端部(2a)
内を貫通して後方に延びる筆記具の芯軸(8)が近接し
て位置し、さらに、この上に板バネ(9)が配置されて
いる。また、凹部両側壁(4b)、(4c)には蓋係止ピン
(11)が内向に形成され、蓋(5)の両側縁には対応す
る係合孔(図示せず)が形成されている。板バネ(9)
は第4〜7図に示す通り、芯軸(8)の両側に跨がる平
行した両脚部(9a)、(9b)とこれらの脚部の付け根か
ら折り返された本体部(9c)からなり、その折返し部を
筆記具本体(2)の後端部に、従って本体部(9c)及び
両脚部(9a)、(9b)の先端を紙片排出口(4a)側にし
て配置されている。第7図は板バネ(9)上に枚用紙と
しての紙片束(10)を載置し、かつ蓋(5)を閉じた状
態において1枚の紙片(10a)を紙片排出口(4a)より
引き出した状態を示す縦断面図である。紙片(10a)の
引出時において、スライドノブ(7)は矢印Aで示すよ
うに、筆記具の前方に向かって押動される。
ら垂直に立てて、凹部(4)を開放した状態は第3図に
示す通り、底面(3)上には本体(2)の先端部(2a)
内を貫通して後方に延びる筆記具の芯軸(8)が近接し
て位置し、さらに、この上に板バネ(9)が配置されて
いる。また、凹部両側壁(4b)、(4c)には蓋係止ピン
(11)が内向に形成され、蓋(5)の両側縁には対応す
る係合孔(図示せず)が形成されている。板バネ(9)
は第4〜7図に示す通り、芯軸(8)の両側に跨がる平
行した両脚部(9a)、(9b)とこれらの脚部の付け根か
ら折り返された本体部(9c)からなり、その折返し部を
筆記具本体(2)の後端部に、従って本体部(9c)及び
両脚部(9a)、(9b)の先端を紙片排出口(4a)側にし
て配置されている。第7図は板バネ(9)上に枚用紙と
しての紙片束(10)を載置し、かつ蓋(5)を閉じた状
態において1枚の紙片(10a)を紙片排出口(4a)より
引き出した状態を示す縦断面図である。紙片(10a)の
引出時において、スライドノブ(7)は矢印Aで示すよ
うに、筆記具の前方に向かって押動される。
第8〜10図はスライドノブ(7)の蓋(5)への取付状
態及び紙片束(10)との関係を詳細に示すものである。
すなわち、スライドノブ(7)には指が滑らないための
ピン凹部(7a)を有すると共に両側面には蓋(5)の長
孔(6)の両側面に係合する溝(7b)及び(7c)が形成
されている。スライドノブ(7)において蓋(5)の内
側に突出する裏面には、断面鋸歯状のやすり状面(7d)
が形成される。この鋸歯状の突出方向は前方に傾斜した
ものとなっている。したがって、スライドノブ(7)が
長孔(6)に沿って矢印Aの如く前方に押動されると、
やすり状面(7d)は最上位の紙片を前方に押動し、これ
により紙片排出口(4a)より紙片(10a)を排出する
(第7図)。この状態で使用者が紙片(10a)の排出部
をつまんで引っ張ると、この紙片(10a)はやすり状面
(7d)上を滑って紙片排出口(4a)より完全に排出され
る。すなわち、やすり状面(7d)は紙片に対する逆止め
ラチェットの作用をなすものである。
態及び紙片束(10)との関係を詳細に示すものである。
すなわち、スライドノブ(7)には指が滑らないための
ピン凹部(7a)を有すると共に両側面には蓋(5)の長
孔(6)の両側面に係合する溝(7b)及び(7c)が形成
されている。スライドノブ(7)において蓋(5)の内
側に突出する裏面には、断面鋸歯状のやすり状面(7d)
が形成される。この鋸歯状の突出方向は前方に傾斜した
ものとなっている。したがって、スライドノブ(7)が
長孔(6)に沿って矢印Aの如く前方に押動されると、
やすり状面(7d)は最上位の紙片を前方に押動し、これ
により紙片排出口(4a)より紙片(10a)を排出する
(第7図)。この状態で使用者が紙片(10a)の排出部
をつまんで引っ張ると、この紙片(10a)はやすり状面
(7d)上を滑って紙片排出口(4a)より完全に排出され
る。すなわち、やすり状面(7d)は紙片に対する逆止め
ラチェットの作用をなすものである。
また、上述の実施例でペン先(1)はボールペンとした
が、この考案は、シャープペンシルの鉛筆芯、フェルト
ペン又は万年筆のペン先など種々の筆記素子に適用する
ことができる。
が、この考案は、シャープペンシルの鉛筆芯、フェルト
ペン又は万年筆のペン先など種々の筆記素子に適用する
ことができる。
考案の効果 この考案は、以上述べた通り、スライドノブを押動操作
するだけで、紙片単位の枚用紙を容易に排出し得るもの
であり、少片ではあるがいつでも定形のメモ用紙を取出
せるという点で外出時や緊急時等に極めて便利なメモ用
紙内蔵式筆記用具を提供するものでる。
するだけで、紙片単位の枚用紙を容易に排出し得るもの
であり、少片ではあるがいつでも定形のメモ用紙を取出
せるという点で外出時や緊急時等に極めて便利なメモ用
紙内蔵式筆記用具を提供するものでる。
第1図はこの考案の好ましい実施例における筆記具を示
す平面図、 第2図はその側面図、 第3図は蓋を開放した状態の平面図、 第4図は筆記具内の板バネ形状を示す平面図、第5図は
その側面図、 第6図はその端面図、 第7図は枚用紙の束を収納し、かつ1枚の紙片を引き出
す状態を示す縦断面図、 第8図は筆記具のスライドノブの形状を示す部分平面
図、 第9図はその横断面図、 第10図はその縦断面図である。 (1)……ペン先 (2)……筆記具本体 (2a)……先端 (2b)……後端 (3)……底面 (4)……枚用紙収納凹部 (4a)……紙片排出口 (4b)、(4c)……両側壁 (5)……蓋 (6)……長孔 (7)……スライドノブ (7a)……凹部 (7b)、(7c)……溝 (7d)……やすり状面 (8)……芯軸 (9)……板バネ (9a)、(9b)……脚部 (9c)……本体部 (10)……紙片束 (10a)……紙片 (11)……蓋係止ピン
す平面図、 第2図はその側面図、 第3図は蓋を開放した状態の平面図、 第4図は筆記具内の板バネ形状を示す平面図、第5図は
その側面図、 第6図はその端面図、 第7図は枚用紙の束を収納し、かつ1枚の紙片を引き出
す状態を示す縦断面図、 第8図は筆記具のスライドノブの形状を示す部分平面
図、 第9図はその横断面図、 第10図はその縦断面図である。 (1)……ペン先 (2)……筆記具本体 (2a)……先端 (2b)……後端 (3)……底面 (4)……枚用紙収納凹部 (4a)……紙片排出口 (4b)、(4c)……両側壁 (5)……蓋 (6)……長孔 (7)……スライドノブ (7a)……凹部 (7b)、(7c)……溝 (7d)……やすり状面 (8)……芯軸 (9)……板バネ (9a)、(9b)……脚部 (9c)……本体部 (10)……紙片束 (10a)……紙片 (11)……蓋係止ピン
Claims (2)
- 【請求項1】先端にペン先、鉛筆芯等の筆記素子の芯軸
を保持した本体であって、前記芯軸の主要部を収容もし
くはそれと近接するように形成された実質上矩形断面を
有する長溝状の紙片束収容凹部と、前記凹部の一端上部
に連通した紙片排出口とを設けてなるものと、 前記凹部の開口を着脱自在に覆う板体からなり、前記軸
の方向に形成された長孔を有する蓋と、 前記長孔に摺動自在に係合し、蓋の内側に位置する裏面
には紙片面に摩擦接触するやすり状面を有してなる指操
作用ノブと、 前記リセスの底部に配置され、この上方に収納される紙
片束を上向に押圧して最上端の紙片を前記ノブ裏面のや
すり状面に圧接させると共に、その紙片の一端を前記排
出口に対応させるためのバネ支持手段とを備えたことを
特徴とするメモ用紙内蔵式筆記具。 - 【請求項2】前記蓋が前記本体の一端に枢設されたこと
により前記凹部を開閉自在とし、前記紙片排出口を前記
本体の他端側に形成したことを特徴とする請求項(1)
記載のメモ用紙内蔵式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12738690U JPH0719836Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | メモ用紙内蔵式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12738690U JPH0719836Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | メモ用紙内蔵式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481795U JPH0481795U (ja) | 1992-07-16 |
JPH0719836Y2 true JPH0719836Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31874885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12738690U Expired - Lifetime JPH0719836Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | メモ用紙内蔵式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719836Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP12738690U patent/JPH0719836Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481795U (ja) | 1992-07-16 |
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