JPH0719813A - 3次元視覚認識装置 - Google Patents

3次元視覚認識装置

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JPH0719813A
JPH0719813A JP5148970A JP14897093A JPH0719813A JP H0719813 A JPH0719813 A JP H0719813A JP 5148970 A JP5148970 A JP 5148970A JP 14897093 A JP14897093 A JP 14897093A JP H0719813 A JPH0719813 A JP H0719813A
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JP
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brazing
image
slit
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dimensional visual
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JP5148970A
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Junichi Ishida
淳一 石田
Yuichi Yamamoto
裕一 山本
Makoto Kishimoto
真 岸本
Fuan Teku Rii
ファン テク リー
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状が複雑なろう付けワークであっても、ま
たろう付け箇所が大幅に変更されても安定して高速にろ
う付け箇所の検出が可能な、3次元視覚認識装置を提供
する。 【構成】 位置検出部4はろう付け箇所の3次元位置を
検出するためのものであって、レンジファインダ22
と、リング状に配置された複数個のLEDからなるLE
D投光器15と、CCDカメラ17からの信号を受けて
ろう付け箇所の3次元位置を検出する3次元視覚認識部
24とを有している。前記レンジファインダ22はCC
Dカメラ17と、マルチスリットレーザ投光器8と、前
記マルチスリットレーザ投光器18を駆動するレーザ駆
動装置23とを有している。前記LED投光器15は、
CCDカメラ17でろう付けワークの形状や表面状態に
よる特徴を強調して撮像されるように、CCDカメラ1
7の上方で、ろう付け箇所近辺で集光するように取り付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろう付けロボットにお
いて、ろう付け箇所を3次元的に認識する3次元視覚認
識装置に関し、より詳細には、エアコンの室内機や室外
機等のろう付作業はろう付部位のバラツキが大きく、自
動化が困難なため、現状では人手で行なわれているの
で、その自動化に重要となる高精度な3次元視覚認識装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大量生産されるろう付けワーク
は、自動ガスろう付け機を用いて接合されている。しか
し、複雑な形状を有するろう付けワークや、取り付け位
置にバラツキがあるろう付けワークや、少ロット生産等
では、熟練作業者の手作業によるろう付けが行われてい
るのが現状である。このようなろう付けワークに対して
も自動的にろう付けを行うべく、各種装置が提案されて
いる。この種の装置において、最も重要なポイントは、
ろう付けワークとろう付けユニットとの相対的位置関係
の認識である。このため、従来のこの種のろう付け装置
では、視覚センサと触覚センサとを併用する方法、
マニュピレータとは別に固定した2台のカメラによるス
テレオ画像法を用いる方法、視覚センサでろう付けワ
ークの2次元位置を認識してマニピュレータの位置決め
を行った後、奥行きを検出してマニピュレータの最終位
置決めを行う方法、先に提案されている「ろう付けロ
ボット」において、1台のカメラと1つのマルチスリッ
トレーザ投光器と1つのLED投光器からなるレンジフ
ァインダでろう付け箇所の3次元位置を認識し、マニピ
ュレータを位置決めする方法等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たの方法によると、ろう付けワークに触覚センサが接
触して移動することがある。また、の方法によると、
ろう付け箇所が大幅に変更されると、カメラの位置を変
更して再調整する必要がある。それに加えて、背景など
の環境が複雑になった場合に、2台のカメラの対応点が
決定できず、検出不可能な場合や処理が著しく複雑にな
り、検出時間が長くなる場合が生じた。また、の方法
によると、マニピュレータと制御部間の通信時間や、マ
ニピュレータの移動時間や、ろう付け箇所の検出に要す
る時間が長くなりがちである。上述した課題を解決する
ために、の方法を提案したが、スリットやパイプ接合
部を検出する際に周囲光や撮像範囲内の物体に影響され
ることがある。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、形状が複雑なろう付けワークであっても、ま
たろう付け箇所が大幅に変更されても安定して高速にろ
う付け箇所の検出が可能なようにした3次元視覚認識装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)パイプの接合部をろう付けするろ
う付けロボットであって、マニピュレータに取り付けら
れて可動し、画像入力装置と、ろう付け箇所の形状特徴
を強調する照明装置と、2本以上の平行光線投光装置と
からなるレンジファインダを備えた3次元視覚認識装置
において、スリットを照明した画像と、スリットを照明
しない画像を連続して取り込む取込手段と、該取込手段
による差画像を用いてスリットを検出する検出手段とを
有すること、或いは、(2)パイプの接合部をろう付け
するろう付けロボットであって、マニピュレータに取り
付けられて可動し、画像入力装置と、ろう付け箇所の形
状特徴を強調する照明装置と、2本以上の平行光線投光
装置とからなるレンジファインダを備えた3次元視覚認
識装置において、スリット画像より得られた画像内での
パイプ範囲の微分画像によりパイプ接合部を認識する認
識手段を有すること、或いは、(3)パイプの接合部を
ろう付けするろう付けロボットであって、画像入力装置
と、ろう付け箇所の形状特徴を強調する照明装置と、ス
リット光線投光装置とからなるレンジファインダを備え
た3次元視覚認識装置において、スリットを照射した画
像と、スリットを照射しない画像を連続して取り込む取
込手段と、該取込手段により差画像を用いてスリットを
検出する検出手段とを有すること、或いは、(4)パイ
プの接合部をろう付けするろう付けロボットであって、
画像入力装置と、ろう付け箇所の形状特徴を強調する照
明装置と、スリット光線投光装置とからなるレンジファ
インダを備えた3次元視覚認識装置において、スリット
画像より得られた画像内でのパイプ範囲の微分画像によ
りパイプ接合部を認識する視覚認識手段を有すること、
更には、(5)前記(4)において、前記視覚認識手段
は、マニピュレータの手先部に取り付けられ、マニピュ
ーレータの動作にともない可動することを特徴としたも
のである。
【0006】
【作用】位置検出部は、レンジファインダ22と、リン
グ状に配置された複数個のLEDからなるLED投光器
と、CCDカメラからの信号を受けてろう付け箇所の3
次元位置を検出する3次元視覚認識部とを有している。
前記レンジファインダは、CCDカメラと、マルチスリ
ットレーザ投光器と、前記マルチスリットレーザ投光器
を駆動するレーザ駆動装置とを有している。前記LED
投光器は、CCDカメラでろう付けワークの形状や表面
状態による特徴を強調して撮像されるように、CCDカ
メラの上方で、ろう付け箇所近辺で集光するように取り
付けられている。このような構成により、スリットを照
明した画像と、スリットを照明しない画像を連続して取
り込み、差画像を用いてスリットを検出する。
【0007】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1〜図2は、本発明によるろう付けロボットに
おける次元視覚認識装置の一実施例を説明するための構
成図で、図2は、ろう付けロボットのろう付けユニット
と位置検出器の構成図である。図中、1は制御部、2は
ロボット制御盤、3はろう付けユニット、4は位置検出
部、5はマニピュレータ、6は架台、7は基台、8は電
気制御盤、9はガス制御盤、11はろう材供給部、12
はショックセンサ、13はろう材、14はろう付けユニ
ット、15はLED(Light Emitting Diode:発光ダイ
オード)投光器、16はトーチ、17はCCD(Charge
CoupledDevice:電荷結合素子)カメラである。
【0008】図1において、本発明の実施例によるろう
付けロボットは、ろう付けワークWのろう付け箇所に対
して、ろう付け作業を行うろう付けユニット14が設け
られたマニピュレータ5と、前記ろう付け箇所の3次元
位置を検出する位置検出部4と、この位置検出部4の出
力信号を受けてろう付けユニット3とろう付けワークW
との間の相対位置関係が予め設定された位置関係になる
ようにマニピュレータ5を制御する制御部1とを有して
いる。マニピュレータ5は6自由度垂直多関節型ロボッ
トであり、そのエンドエフェクタにろう付けユニット3
の位置検出部4が設けられている。
【0009】図2において、マニピュレータ5のエンド
エフェクタに構成されているろう付けユニット3と位置
検出部4の構成を示している。マニピュレータ5は6自
由度垂直多関節型であり、その先端の旋回軸にはろう付
け部位と前記ユニット類が万が一接触した場合、損傷を
最低限にするためのショックセンサ12があり、それを
介して取り付け部材により次の部品を配置している。ま
ず、ろう付け部位を効率良く加熱するデュアルトーチ1
6と、ろう部材リールからろう材13を供給するノズル
などから成るろう材供給部11と、LED投光器15と
が所定の位置関係を保持してろう付部位に対向してい
る。そして、その側面にはCCDカメラ17とマルチス
リットレーザ投光器18とが設けられている。
【0010】図3は、ろう付けロボットのシステム構成
図で、図中、21はろう付け制御盤、22はレンジファ
インダ、23はレーザ駆動装置、24は3次元視覚認識
部、25はマニピュレータ制御盤で、その他、図1及び
図2と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。
位置検出部4は、ろう付け箇所の3次元位置を検出する
ためのものであって、レンジファインダ22と、リング
状に配置された複数個のLEDからなるLED投光器1
5と、CCDカメラ17からの信号を受けてろう付け箇
所の3次元位置を検出する3次元視覚認識部24とを有
している。前記レンジファインダ22は、CCDカメラ
17と、マルチスリットレーザ投光器18と、該マルチ
スリットレーザ投光器18を駆動するレーザ駆動装置2
3とを有している。前記LED投光器15は、CCDカ
メラ17でろう付けワークの形状や表面状態による特徴
を強調して撮像されるように、CCDカメラ17の上方
で、ろう付け箇所近辺で集光するように取り付けられて
いる。
【0011】図4は、本発明によるろう付けロボットの
3次元視覚認識処理部のフローチャートである。以下、
各ステップに従って順に説明する。まず、撮像位置に位
置検出部を移動し(step1)、マルチスリットレーザ投
光器をオンにし、LED発光器をオフにして(step
2)、撮像を行う(step3)。次に、マルチスリットレ
ーザ投光器をオフにするとともに、LED発光器をオフ
にし(step4)、撮像を行う(step5)。次に、スリッ
ト位置(X0,Y0)を検出する(step6)。次に、マル
チスリットレーザ投光器をオフにし、LED発光器をオ
ンにし(step7)、撮像を行う(step8)。次に、パイ
プ接合部Z0を検出し(step9)、3次元パイプ位置
(X0,Y0,Z0)を算出し(step10)、ろう付け位
置へ移動する(step11)。
【0012】図5は、ろう付けワークのろう付け箇所と
位置検出部を構成するレンジファインダとの位置関係の
説明図である。CCDカメラ17は水平から上方に角度
αで、マルチスリットレーザ投光器18は下方に角度β
で、さらにCCDカメラ17とLED投光器15とは角
度γで取り付けられている。また、CCDカメラ17に
は、マルチスリットレーザ投光器18の発信波長、LE
D投光器15のLED発光波長しか透過しない光学バン
ドパスフィルタが取り付けられている。
【0013】以下に、前述した構成のろう付けロボット
によるろう付け作業について説明する。パレットに積載
されたろう付けワークWがろう付けロボットの作業位置
に搬入、位置決めされると、制御部1は予め設定された
データに基づいてマニピュレータ5を撮像位置に移動
し、3次元位置検出を行う。検出した結果よりマニピュ
レータ5をろう付け位置に移動し、ろう付けを行う。全
てのろう付け箇所をろう付けした後、ろう付けワークW
を排出する。
【0014】次に、3次元位置の検出方法について説明
する。ろう付けワークWが作業位置に位置決めされたと
き、ろう付け箇所があるべき位置の座標を(X1,Y1
1)とし、実際のろう付け箇所の位置を(X0,Y0
0)とする。なお、ろう付け箇所のあるべき位置と
は、予めティーチングによって設定された位置である。
まず、撮像位置においてマルチスリットレーザ投光器1
8をオンにして水平スリットをパイプに照射し、図6の
ような画像を撮像する。次に、マルチスリットレーザ投
光器18をオフにして画像を撮像し、先の水平スリット
のある画像との差画像を求める。得られた差画像で輝度
の高い領域が投影されたスリットの領域で、その画像上
での座標(xa,ya),(xb,yb),…が得られる。
【0015】次に、LED投光器15をオンにしてパイ
プの画像を撮像し、先のスリットの幅から図7のような
検索範囲Sを設定する。この検索範囲内をパイプ長手方
向に微分し、微分画像を水平方向に投影する。パイプ接
合部は乱反射面で明るく撮像されるため、微分画像では
高い微分値となり、水平方向に投影された微分値はパイ
プ接合でピークを示す。ピークの画像上座標をパイプ接
合部の座標z0として検出する。先に検出したスリット
の座標のうちパイプ接合部に最も近いものを(x0
0)とする。ティーチング時にティーチング位置から
一定量マニピュレータを移動させたときのスリットおよ
びパイプ接合部の位置の変化を記録しておくことによ
り、ろう付け箇所の位置(X0,Y0,Z0)は、ティー
チング時の画像座標とのズレ(x0−x1,y0−y1,z
0−z1)とティーチング位置(X1,Y1,Z1)より求
めることができる。ただし、ティーチング時のスリット
およびパイプ接合部の座標を(x1,y1,z1)とす
る。
【0016】図8は、本発明によるろう付けロボットの
ろう付けユニットと位置検出部の他の構成図で、図中、
31はCCDカメラで、その他、図2と同じ作用をする
部分は同一の符号を付してある。図2との相違点は、図
2におけるCCD17の他にCCD18を設けている点
と、LED投光器15の中心部にスリットレーザ投光器
18を設けている点である。
【0017】図9は、ろう付けロボットの他のシステム
構成図で、図中、31はCCDで、その他、図3と同じ
作用をする部分は同一の符号を付してある。位置検出部
4は、ろう付け箇所の3次元位置を検出するためのもの
であって、レンジファインダ22と、リング状に配置さ
れた複数個のLEDからなるLED投光器15と、CC
Dカメラ17,31とからの信号を受けてろう付け箇所
の3次元位置を検出する3次元視覚認識部24を有して
いる。前記レンジファインダ22は、左CCDカメラ1
7及び右CCDカメラ31と、(水平)スリットレーザ
投光器18と、スリットレーザ投光器18を駆動するレ
ーザ駆動装置23とを有している。前記LED投光器1
5は、左CCDカメラ17及び右CCDカメラ31でろ
う付けワークの形状や表面状態による特徴を強調して撮
像されるように、左CCDカメラ17の上方で、ろう付
け箇所近辺で集光するように取り付けられている。
【0018】図10は、本発明によるろう付けロボット
の他の3次元視覚認識処理のフローチャートである。以
下、各ステップに従って順に説明する。まず、撮像位置
に位置検出部を移動し(step1)、スリットレーザ投光
器をオンにし、LED発光器をオフにして(step2)、
撮像を行う(step3)。次に、スリットレーザ投光器を
オフにするとともに、LED発光器をオフにし(step
4)、撮像を行う(step5)。次に、スリット位置
(X,Y)を検出する(step6)。次に、スリットレー
ザ投光器をオフにし、LED発光器をオンにし(step
7)、撮像を行う(step8)。次に、パイプ接合部Zを
検出し(step9)、3次元パイプ位置(X0,Y0
0)を算出し(step10)、ろう付け位置へ移動する
(step11)。
【0019】図11(a)〜(c)は、ろう付けワーク
のろう付け箇所に位置検出部を構成するレンジファイン
ダとの位置関係の説明図である。図(a)は斜視図、図
(b)は上面図、図(c)は側面図である。CCDカメ
ラ17は水平から上方に角度αで、スリットレーザ投光
器18とLED投光器15とは上方に角度βで、さらに
左CCDカメラ17と右CCDカメラ31とは角度γで
取り付けられている。また、CCDカメラ17には、ス
リットレーザ投光器18の発信波長、LED投光器15
のLED発光波長しか透過しない光学バンドパスフィル
タが取り付けられている。
【0020】以下に、前述した構成のろう付けロボット
によるろう付け作業について説明する。パレットに積載
されたろう付けワークWがろう付けロボットの作業位置
に搬入、位置決めされると、制御部は予め設定されたデ
ータに基づいてマニピュレータ5を撮像位置に移動し、
3次元位置検出を行う。検出した結果によりマニピュレ
ータ5をろうけ付位置に移動し、ろう付けを行う。全て
のろう付け箇所をろう付けした後、ろう付けワークWを
排出する。
【0021】次に、3次元位置の検出方法について説明
する。ろう付けワークWが作業位置に位置決めされたと
き、ろう付け箇所があるべき位置の座標を(X1,Y1
1)とし、実際のろう付け箇所の位置を(X0,Y0
0)とする。なお、ろう付け箇所のあるべき位置と
は、予めティーチングによって設定された位置である。
まず、撮像位置において(マルチ)スリットレーザ投光
器18をオンにして水平スリット光をパイプに照射し、
図12(a),(b)に示すような画像を撮像する。こ
こで、図12(a)は左CCDカメラ17、図12
(b)は右CCDカメラ31により撮像した画像であ
る。次に、スリットレーザ投光器18をオフにして画像
を撮像し、先のスリットのある画像との差画像を求め
る。得られた差画像で輝度の高い領域が投影されたスリ
ットの領域で、その画像上での座標(xL,yL),
(xR,yR)が得られる。次に、LED投光器15をオ
ンにしてパイプの画像を撮像し、先のスリットの幅か
ら、図13(a),(b)のような検索範囲AL,AR
設定する。ここで、図13(a)は左CCDカメラ1
7、図13(b)は右CCDカメラ31により撮像され
た画像である。
【0022】この検出範囲内をZ軸方向に微分し、微分
画像を水平方向に投影する。パイプ接合部は乱反射面で
明るく撮像されるため、微分画像では高い微分値とな
り、水平方向に投影された微分値はパイプ接合部でピー
クを示す。ピークの画像上の座標をパイプ接合部の座標
yL,zyRとして検出する。次に、この検出範囲内をノ
イズ除去した後、X軸方向に投影する。LED照明によ
り投影されたビーム光AL,ARの中心部分の輝度が明る
く撮像されるため、ビームの中心部分がピークを示す。
ピークの画像上の座標をパイプ接合部の座標zxL,zxR
として検出する。これにより、左CCDカメラ17及び
右CCDカメラ31によるろう付け箇所の2次元座標
(zxL,zyL),(zxR,zyR)を得る。そして、この
座標から既知の三角測量の原理に基づき、ろう付け箇所
の3次元座標(X0,Y0,Z0)を求め、ティーチング
位置(X1,Y1,Z1)とのズレ(X0−X1,Y0
1,Z0−Z1)より先補正移動を行う。これにより、
ワークWの位置が変化しても、常にティーチングを行っ
たろう付け部位へろう付け作業を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)本発明に係る3次元視覚認識装置は、マルチスリ
ットレーザ投光器とLED投光器を備え、スリットを差
画像を用いて検出することと、パイプ接合部を微分画像
を用いて検出することにより、周囲環境に影響されずに
安定してろう付け箇所の3次元位置を検出することが可
能である。 (2)本発明に係る3次元視覚認識装置は、スリットレ
ーザ投光器とLED投光器を備え、スリットを差画像を
用いて検出することと、パイプ接合部をノイズ除去した
後に微分画像を用いて検出することにより、周囲環境に
影響されずに安定してろう付け箇所の3次元位置を検出
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3次元視覚認識装置の一実施例を
説明するための構成図である。
【図2】本発明におけるろう付けロボットのろう付けユ
ニットと位置検出部の構成図である。
【図3】本発明におけるろう付けロボットのシステム構
成図である。
【図4】本発明によるろう付けロボットの3次元視覚認
識装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明におけるろう付けワークのろう付け箇所
と位置検出部を構成するレンジファインダとの位置関係
の説明図である。
【図6】本発明によるスリットレーザ投光器とレーザ光
が投光されたろう付け箇所の画像の説明図である。
【図7】本発明によるLED投光器により照射されたパ
イプ接合部の検出範囲の説明図である。
【図8】本発明におけるろう付けロボットのろう付けユ
ニットと位置検出部の他の構成図である。
【図9】本発明におけるろう付けロボットの他のシステ
ム構成図である。
【図10】本発明によるろう付けロボットの3次元視覚
認識装置の動作を説明するための他のフローチャートで
ある。
【図11】本発明におけるろう付けワークのろう付け箇
所と位置検出部を構成するレンジファインダとの位置関
係の他の説明図である。
【図12】本発明によるスリットレーザ投光器とレーザ
光が投光されたろう付け箇所の画像の他の説明図であ
る。
【図13】本発明によるLED投光器により照射された
パイプ接合部の検出範囲の他の説明図である。
【符号の説明】
1…制御部、2…ロボット制御盤、3…ろう付けユニッ
ト、4…位置検出部、5…マニピュレータ、6…架台、
7…基台、8…電気制御盤、9…ガス制御盤、11…ろ
う材供給部、12…ショックセンサ、13…ろう材、1
4…ろう付けユニット、15…LED投光器、16…ト
ーチ、17…CCD(Charge Coupled Device:電荷結
合素子)カメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 (72)発明者 リー ファン テク 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの接合部をろう付けするろう付け
    ロボットであって、マニピュレータに取り付けられて可
    動し、画像入力装置と、ろう付け箇所の形状特徴を強調
    する照明装置と、2本以上の平行光線投光装置とからな
    るレンジファインダを備えた3次元視覚認識装置におい
    て、スリットを照明した画像と、スリットを照明しない
    画像を連続して取り込む取込手段と、該取込手段による
    差画像を用いてスリットを検出する検出手段とを有する
    ことを特徴とする3次元視覚認識装置。
  2. 【請求項2】 パイプの接合部をろう付けするろう付け
    ロボットであって、マニピュレータに取り付けられて可
    動し、画像入力装置と、ろう付け箇所の形状特徴を強調
    する照明装置と、2本以上の平行光線投光装置とからな
    るレンジファインダを備えた3次元視覚認識装置におい
    て、スリット画像より得られた画像内でのパイプ範囲の
    微分画像によりパイプ接合部を認識する認識手段を有す
    ることを特徴とする3次元視覚認識装置。
  3. 【請求項3】 パイプの接合部をろう付けするろう付け
    ロボットであって、画像入力装置と、ろう付け箇所の形
    状特徴を強調する照明装置と、スリット光線投光装置と
    からなるレンジファインダを備えた3次元視覚認識装置
    において、スリットを照射した画像と、スリットを照射
    しない画像を連続して取り込む取込手段と、該取込手段
    により差画像を用いてスリットを検出する検出手段とを
    有することを特徴とする3次元視覚認識装置。
  4. 【請求項4】 パイプの接合部をろう付けするろう付け
    ロボットであって、画像入力装置と、ろう付け箇所の形
    状特徴を強調する照明装置と、スリット光線投光装置と
    からなるレンジファインダを備えた3次元視覚認識装置
    において、スリット画像より得られた画像内でのパイプ
    範囲の微分画像によりパイプ接合部を認識する視覚認識
    手段を有することを特徴とする3次元視覚認識装置。
  5. 【請求項5】 前記視覚認識手段は、マニピュレータの
    手先部に取り付けられ、マニピューレータの動作にとも
    ない可動することを特徴とする請求項4記載の3次元視
    覚認識装置。
JP5148970A 1993-06-21 1993-06-21 3次元視覚認識装置 Pending JPH0719813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148970A JPH0719813A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 3次元視覚認識装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148970A JPH0719813A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 3次元視覚認識装置

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JPH0719813A true JPH0719813A (ja) 1995-01-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504217A (ja) * 1999-07-13 2003-02-04 ヘンツェ,ヨアヒム ロボット用位置決め補助のための光線の生成
US8098928B2 (en) 2007-03-30 2012-01-17 Fanuc Ltd Apparatus for picking up objects
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CN109470704A (zh) * 2018-05-31 2019-03-15 武汉深海弈智科技有限公司 一种汽车制动支架视觉缺陷检测系统及其检测方法

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