JPH07197990A - アクティブ型除振装置 - Google Patents

アクティブ型除振装置

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JPH07197990A
JPH07197990A JP35150293A JP35150293A JPH07197990A JP H07197990 A JPH07197990 A JP H07197990A JP 35150293 A JP35150293 A JP 35150293A JP 35150293 A JP35150293 A JP 35150293A JP H07197990 A JPH07197990 A JP H07197990A
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伊津志 福井
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浩一 梶原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】垂直荷重の増大による圧電素子アクチュエータ
の駆動電圧の増加及び制御性の悪化を解消し、機器搭載
台に発生する常時微振動を確実に除振できるアクティブ
型除振装置を提供する。 【構成】基台3と機器搭載台4との間に複数の鉛直駆動
用圧電素子アクチュエータ6が設けられ、鉛直駆動用圧
電素子アクチュエータ6で機器搭載台5に発生する振動
と逆位相の振動を機器搭載台5に加振することにより機
器搭載台5の振動を除振する。そして、基台3と機器搭
載台5との間に弾性体22を設け、弾性体22により、
機器搭載台5を介して鉛直駆動用圧電素子アクチュエー
タ6に加わる荷重を支持するようにした。これにより、
鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6に加わる荷重を軽
減することができるので、鉛直駆動用圧電素子アクチュ
エータ6を駆動する駆動電圧を増加させる必要がないと
共に、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の制御性が
悪化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明はアクティブ型除振装置に係
り、特に加振器として圧電素子アクチュエータを用いた
アクティブ型除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアクティブ型除振装置は、地面
に常時発生している3〜5μm程度の常時微振動が半導
体機器等の嫌振機器に伝達するのを防止するのに用いら
れる。そして、従来のこの種のアクティブ型除振装置1
は、図6に示すように、床面2に基台を形成する凹形状
の駆体構造3が配設される。また、駆体構造3内には、
半導体機器等の嫌振機器4を搭載する機器搭載台5が設
けられ、機器搭載台5は、機器搭載台5を鉛直方向に駆
動させる複数の鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6
と、機器搭載台5を水平方向に駆動させる複数の水平駆
動用圧電素子アクチュエータ7を介して駆体構造3に支
持される。また、機器搭載台5には、複数個の鉛直方向
振動検出器8及び水平方向振動検出器9が取付けられて
いる。
【0003】そして、機器搭載台5に与えられた常時微
振動が、これらの振動検出器8、9で検出されてアンプ
10で増幅されてコントローラ11に送られた後、コン
トローラ11では、予め入力されたプログラムに従って
検出された常時微振動に対して逆位相の振動を発生する
振動制御信号を駆動アンプ12に送る。そして、駆動ア
ンプ12から鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6及び
水平駆動用圧電素子アクチュエータ7に振動制御信号に
基づいた駆動電圧が印加され、各圧電素子アクチュエー
タ6、7が駆動して逆位相の振動を機器搭載台5に加振
することにより、機器搭載台5の微振動を除振する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブ型除振装置1の構成にあっては、機器搭載台
5を介して鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6に加わ
る嫌振機器4の垂直荷重(機器搭載台5の重さも含む)
が大きくなると、大きな駆動電圧を必要とすると共に、
駆動電圧に対する鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6
の変位量が小さくなり応答性が低下するので、振動制御
信号に基づいて変化する駆動電圧に対する鉛直駆動用圧
電素子アクチュエータ6の制御性が悪くなる。この結
果、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6は、逆位相振
動を機器搭載台5に精度よく加振することができなくな
るので、機器搭載台5の微振動を確実に除振できないと
いう問題が生じる。
【0005】この対策として、耐垂直荷重の大きな鉛直
駆動用圧電素子アクチュエータを用いることが考えられ
る。しかし、耐垂直荷重の大きな鉛直駆動用圧電素子ア
クチュエータを駆動するには、更に大きな印加電圧を必
要とすると共に、振動制御信号に対する鉛直駆動用圧電
素子アクチュエータの制御性もにぶくなるので、根本的
な対策にならない。
【0006】本発明は、このうような事情に鑑みてなさ
れたもので、垂直荷重の増大による圧電素子アクチュエ
ータの駆動電圧の増加及び制御性の悪化を解消し、機器
搭載台に発生する常時微振動を確実に除振できるアクテ
ィブ型除振装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、基台と、前記基台の上面にその駆動方向下端
が支持された圧電素子アクチュエータと、前記圧電素子
アクチュエータの上端に設けられ、前記圧電素子アクチ
ュエータによって駆動される機器搭載台と、前記機器搭
載台に発生する振動に基づいて圧電素子アクチュエータ
の駆動を制御する制御機構と、から成り、前記圧電素子
アクチュエータで前記機器搭載台の振動と逆位相の振動
を機器搭載台に加振することにより機器搭載台の振動を
除振するアクティブ型除振装置に於いて、前記基台と前
記機器搭載台との間に前記圧電素子アクチュエータと並
列に弾性部材を設け、前記機器搭載台を介して前記圧電
素子アクチュエータに加わる垂直荷重を軽減するように
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、圧電素子アクチュエータに加わる垂
直荷重が大きくなると、圧電素子アクチュエータを駆動
する駆動電圧を増加させる必要があると共に、圧電素子
アクチュエータの制御性も悪くなることを見いだし、こ
の知見に基づいてなされた。即ち、本発明によれば、基
台と機器搭載台との間に前記圧電素子アクチュエータと
並列に弾性部材を設け、弾性部材により、機器搭載台を
介して圧電素子アクチュエータに加わる垂直荷重を支持
するようにした。これにより、圧電素子アクチュエータ
に加わる垂直荷重を軽減することができるので、圧電素
子アクチュエータを駆動する駆動電圧を増加させる必要
がないと共に、圧電素子アクチュエータの制御性が悪化
しない。
【0009】また、機械的なロック機構を設け、前記弾
性部材の伸び方向の付勢力を規制して前記圧電素子アク
チュエータが上下方向に引っ張られないようにしたの
で、圧電素子アクチュエータの破壊を防止できる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るアクティ
ブ型除振装置の好ましい実施例について詳説する。尚、
図6にて説明した従来のアクティブ型除振装置と同じ部
材には、同符号を付して説明する。図1は本発明のアク
ティブ型除振装置20の第1実施例を説明する説明図で
あり、図2は、装置本体を上側から見た平面図である。
図1及び図2に示すように、床面2に基台を形成する断
面凹形状の駆体構造3が固定される。また、駆体構造3
内には、半導体機器等の嫌振機器4が搭載される正方形
状の機器搭載台5が水平に設けられ、この機器搭載台5
の4隅と駆体構造3の底板3Aとの間には、機器搭載台
5を鉛直方向に駆動させる鉛直駆動用圧電素子アクチュ
エータ6、6…が夫々配設される。また、機器搭載台5
と底板3Aとの間で、夫々の鉛直駆動用圧電素子アクチ
ュエータ6の前後左右(図2参照)には、圧縮コイルバ
ネ、空気バネ、ゴム支柱等の弾性体22、22…が鉛直
駆動用圧電素子アクチュエータ6と並列に配設される。
これにより、嫌気機器4及び機器搭載台5による垂直荷
重のうち、80%は弾性体22で支持され、残りの20
%の垂直荷重を鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6で
支持するようにした。即ち、鉛直駆動用圧電素子アクチ
ュエータ6には、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6
を駆動させるのに必要な定格荷重のみが加わるようにし
た。
【0011】また、機器搭載台5と、駆体構造3の4枚
の側板3B、3B…との間には、機器搭載台5を水平方
向に駆動させる水平駆動用圧電素子アクチュエータ7、
7…が夫々配設される。また、機器搭載台5には、複数
個の鉛直方向振動検出器8、8…及び水平方向振動検出
器9、9…が取付けられ、機器搭載台5の微振動のう
ち、鉛直振動成分が鉛直方向振動検出器8で検出され、
水平振動成分が水平方向振動検出器9で検出される。ま
た、各振動検出器8、9で検出された微振動信号は、ア
ンプ10に送られて増幅される。また、アンプ10で増
幅された微振動信号はコントローラ11に送られる。コ
ントローラ11では、予め入力されているプログラムに
従って、微振動信号の振幅、振動波形、振動周波数等を
解析し、機器搭載台5に与えられた微振動と逆位相の振
動を発生させる振動制御信号を駆動アンプ12に発信す
る。駆動アンプ12では、振動制御信号に基づいて鉛直
駆動用圧電素子アクチュエータ6及び水平駆動用圧電素
子アクチュエータ7に駆動電圧を印加する。駆動電圧が
印加された鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6は逆位
相の鉛直振動成分を機器搭載台5に加振し、水平駆動用
圧電素子アクチュエータ7は逆位相の水平振動成分を機
器搭載台5に加振する。
【0012】次に、上記の如く構成された本発明のアク
ティブ型除振装置20の作用について説明する。機器搭
載台5の微振動は、鉛直方向振動検出器8及び水平方向
振動検出器9で検出され、アンプ10で増幅してからコ
ントローラ11に入力される。次に、コントローラ11
では、プログラムにより、機器搭載台5の振動に対して
逆位相の振動を発生させる振動制御信号を駆動アンプ1
2に送り、駆動アンプ12が鉛直駆動用圧電素子アクチ
ュエータ6及び水平駆動用圧電素子アクチュエータ7に
振動制御信号に基づいた駆動電圧を印加して機器搭載台
5を加振する。この操作を繰り返すことにより、機器搭
載台5の振動を逆位相振動で相殺し、機器搭載台5に搭
載された嫌振機器4に微振動が伝達されないようにす
る。
【0013】しかし、この除振操作において、嫌振機器
4の重量が重く、機器搭載台5を介して鉛直駆動用圧電
素子アクチュエータ6に加わる垂直荷重が大きくなる
と、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6を駆動する駆
動電圧を増加させる必要があると共に、鉛直駆動用圧電
素子アクチュエータ6の制御性が悪化し、機器搭載台5
に精度良く逆位相振動を加振できないので、機器搭載台
5の振動を確実に除振できない。即ち、鉛直駆動用圧電
素子アクチュエータ6は、負荷荷重が大きくなるほど、
鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の機械的共振周波
数が低下するので、印加電圧に対する応答性が悪くな
り、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の制御性が悪
化する。
【0014】例えば、端面の縦・横が各25mmで、長
さが50mmの鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の
場合、耐垂直荷重350Kg、破壊につながる垂直荷重
700Kgであるが、制御性の良い最大垂直荷重は10
0Kgである。この結果、従来のアクティブ型除振装置
のように全ての垂直荷重を鉛直駆動用圧電素子アクチュ
エータ6で支持する場合、4個の鉛直駆動用圧電素子ア
クチュエータ6で構成すると、機器搭載台5の重量も含
めて400Kg以上の嫌振機器4が機器搭載台5に搭載
されると、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の制御
性が悪くなる。
【0015】そこで、本発明のアクティブ型除振装置2
0では、上記の如く夫々の鉛直駆動用圧電素子アクチュ
エータ6の前後左右に垂直荷重を支持する弾性体22を
配設し、荷重の80%を弾性体22で支持し、残りの2
0%の荷重を鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6で支
持するようにして、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ
6には、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6を駆動さ
せるのに必要な定格荷重のみが加わるようにした。これ
により、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6に加わる
垂直荷重を軽減することができるので、重量の大きな嫌
振機器4を機器搭載台5に搭載しても鉛直駆動用圧電素
子アクチュエータ6を駆動する駆動電圧を増加させる必
要がないと共に、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6
の制御性が悪化しないので、機器搭載台5の振動を確実
に除振することができる。
【0016】実際に、前記した寸法の鉛直駆動用圧電素
子アクチュエータ6を4個使用し、1トンの垂直荷重の
うち、80%を弾性体22で支持し、残りの20%の荷
重を鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6で支持するよ
うにした。この結果、300Vの駆動電圧で鉛直駆動用
圧電素子アクチュエータ6の変位量は30μmになり、
3〜5μmを対象とした微振動に対して充分な制御性を
有することが分かった。
【0017】次に、本発明のアクティブ型除振装置20
の第2実施例を説明する。第2実施例は、アクティブ型
除振装置20に用いる鉛直駆動用圧電素子アクチュエー
タをユニット化したものである。このユニット24は、
図3及び図4に示すように、主として、鉛直駆動用圧電
素子アクチュエータ6と、弾性体22と、弾性体22の
伸び方向の付勢力を規制して圧電素子アクチュエータが
上下方向に引っ張られないようにする機械的なロック機
構26とで構成され、各機器6、22、26が上側フラ
ンジ28と下側フランジ30との間に並列に配設され
る。即ち、正方形な板状の下側フランジ30の中央位置
に鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の駆動方向下端
が支持され、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6の上
端にゴム板32を介して正方形な板状の上側フランジ2
8が設けられる。そして、上側フランジ28、ゴム板3
2、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6は接着剤で接
合される。
【0018】また、圧縮コイルバネ、空気バネ、ゴム支
柱等の弾性体22は、上側フランジ28と下側フランジ
30の間の4隅位置に配設され、弾性体22の一方端が
上側フランジ28に支持されると共に、他方端が下側フ
ランジ30に固定された架台34に支持される。この架
台34は、架台板34Aと、架台板34Aの4隅を下側
フランジ30に支持する4本のボルト34B、4B…か
ら構成され、ボルト34Bを回転させることにより架台
板34Aの高さを変えることができるようになってい
る。これにより、弾性体22の弾性力を調整できるよう
になっている。
【0019】また、ロック機構26は、弾性体22の近
傍で、上側フランジ28と下側フランジ30の間の4隅
位置に配設される。そして、上側フランジ28から下側
フランジ側30に向けて延びたロック棒26Aにはネジ
が刻まれており、ロック棒26Aの先端に下側ナット2
6Bが螺合されると共に、下側ナット26Bのやや上方
に上側ナット26Cが螺合されている。一方、下側フラ
ンジ30には、上面に前記ロック棒26Aが貫通すると
共に、前記両ナット26B、26Cの径よりも小さな貫
通孔26Dが形成された係止台26Eが固定されてい
る。そして、貫通孔26Dを境にして貫通孔26Dの下
側に下側ナット26Bが位置し、貫通孔26Dの上側に
上側ナット26Cが位置している。
【0020】そして、上記の如く構成されたユニット2
4が、機器搭載台5の4隅と駆体構造3の底板3Aとの
間に配設される。これにより、第1実施例と同様に機器
搭載台5を介して鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6
に加わる垂直荷重を軽減できると共に、第1実施例のよ
うに鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6と弾性体22
を個々に配置するよりも位置決め精度と、配置するため
の作業効率を向上させることができる。
【0021】また、圧電素子アクチュエータは上下方向
の引張力に脆い性質があり、大きな引張力が加わると電
素子アクチュエータの致命的な破壊につながる危険があ
る。そして、弾性体を設けたことにより、鉛直駆動用圧
電素子アクチュエータ6に加わる荷重を軽減できる反
面、機器搭載台5が上向きに振動する際に、弾性体22
の伸び方向の付勢力、即ち、鉛直駆動用圧電素子アクチ
ュエータ6に上下方向の引張力が加わり易くなる。そこ
で、本発明の第2実施例では、前記構造のロック機構2
6を設け、弾性体22の伸び方向の付勢力を下側ナット
26Bが貫通孔26Dに引っ掛かって係止されることに
より規制するようにしたので、鉛直駆動用圧電素子アク
チュエータ6が引張力により破壊されるので防止するこ
とができる。また、ロック機構26には、上側ナット2
6Cを設けたので、機器搭載台5に異常に大きな垂直荷
重がかかり、弾性体22で支持しきれない場合でも、上
側ナット26Cが貫通孔26Dに引っ掛かって係止され
るので、過大な圧縮力による鉛直駆動用圧電素子アクチ
ュエータ6の破壊をも防止することができる。また、ロ
ック機構26は、上側ナット26Cと下側ナット26B
の間隔を調整することにより、前記した引張力と圧縮力
の規制度合いを調整することができる。
【0022】尚、本実施例では、弾性体22を鉛直駆動
用圧電素子アクチュエータ6の前後左右に配設するよう
にしたが、これに限定されるものではなく、図5に示す
ように、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6から離れ
た位置に5個配置してもよい。このように、弾性体22
を鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ6から離して配設
することにより、弾性体22を配設する作業時に鉛直駆
動用圧電素子アクチュエータ6を傷つけないようにする
ことができる。この場合、複数の弾性体22に均等に垂
直荷重が分担されるように配置する。また、5点支持で
なく、荷重バランスをとれる3点支持になるように弾性
体22を3個配設してもよい。また、弾性体22と鉛直
駆動用圧電素子アクチュエータ6の垂直荷重の分担は、
80%と20%に限定されるものではなく、鉛直駆動用
圧電素子アクチュエータ6の良い制御性が得られる比率
であればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアク
ティブ型除振装置によれば、基台と機器搭載台との間に
弾性部材を設け、圧電素子アクチュエータにかかる垂直
荷重を軽減させるようにしたので、圧電素子アクチュエ
ータを駆動する駆動電圧を増加させる必要がないと共
に、圧電素子アクチュエータの制御性が悪化しない。
【0024】従って、機器搭載台の振動に対して逆位相
の振動を圧電素子アクチュエータで機器搭載台に精度良
く加振することができるので、機器搭載台の振動を確実
に除振することができる。また、機械的なロック機構を
設けて、弾性部材の伸び方向の付勢力を規制して前記圧
電素子アクチュエータが上下方向に引っ張られないよう
にしたので、引張力に脆い性質のある圧電素子アクチュ
エータの破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクティブ型除振装置の第1実施
例を説明する説明図
【図2】図1のアクティブ型除振装置本体を上方から見
た平面図
【図3】本発明のアクティブ型除振装置の第2実施例
で、鉛直駆動用圧電素子アクチュエータユニットを説明
する説明図
【図4】図3のユニットを上方から見た平面図
【図5】本発明に係るアクティブ型除振装置の鉛直駆動
用圧電素子アクチュエータの別の配置例を示した平面図
【図6】従来のアクティブ型除振装置を説明する説明図
【符号の説明】
3…基台を形成する駆体構造 4…半導体機器等の嫌振機器 5…機器搭載台 6…鉛直駆動用圧電素子アクチュエータ 7…水平駆動用圧電素子アクチュエータ 8…鉛直方向振動検出器 9…水平方向振動検出器 10…アンプ 11…コントローラ 12…駆動アンプ 20…アクティブ型除振装置 22…弾性体 24…鉛直駆動用圧電素子アクチュエータのユニット 26…ロック機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、 前記基台の上面にその駆動方向下端が支持された圧電素
    子アクチュエータと、 前記圧電素子アクチュエータの上端に設けられ、前記圧
    電素子アクチュエータによって駆動される機器搭載台
    と、 前記機器搭載台に発生する振動に基づいて圧電素子アク
    チュエータの駆動を制御する制御機構と、から成り、前
    記圧電素子アクチュエータで前記機器搭載台の振動と逆
    位相の振動を機器搭載台に加振することにより機器搭載
    台の振動を除振するアクティブ型除振装置に於いて、 前記基台と前記機器搭載台との間に前記圧電素子アクチ
    ュエータと並列に弾性部材を設け、前記機器搭載台を介
    して前記圧電素子アクチュエータに加わる垂直荷重を軽
    減するようにしたことを特徴とするアクティブ型除振装
    置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材の伸び方向の付勢力を規制し
    て前記圧電素子アクチュエータが上下方向に引っ張られ
    ないようにする機械的なロック機構を設けたことを特徴
    とする請求項1のアクティブ型除振装置。
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