JPH0719797U - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JPH0719797U
JPH0719797U JP6164093U JP6164093U JPH0719797U JP H0719797 U JPH0719797 U JP H0719797U JP 6164093 U JP6164093 U JP 6164093U JP 6164093 U JP6164093 U JP 6164093U JP H0719797 U JPH0719797 U JP H0719797U
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博記 江口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人の声を、呼吸を困難にすることなく小さくす
る。 【構成】胴体30の一端に吹込口32を取り付け、他端
に小孔33を開設する。さらに、胴体30の内部に吸音
材であるスポンジ35,36を設ける。利用者はストッ
パ31を口唇と歯茎との間に挿入して支持部31aを歯
でくわえる。これにより、吹込口32が口腔奥に嵌合す
る。これによって、口腔と該消音装置とが完全に接続さ
れる。利用者の呼吸はスポンジ35,36および小孔3
3を介して円滑に行われるが、音声波はスポンジ35,
36で減衰され、外部には伝達しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、呼吸に支障なく人声を小さくする消音装置に関する。
【0002】
【考案の背景】
大きな声を出すことはストレスの解消に非常に有効である。また、声楽や演劇 をしている人はボイストレーニングが必要である。 しかし、現在の日本の住宅事情では、大きな声を出すと近隣の家にまで聞こえ てしまい迷惑になるという問題点がある。といって、部屋全体を防音することは 非常に経費の掛かることであった。
【0003】 ところで、人声は、呼気で声帯を振動させて発生するものであるため、人声に は空気振動とともに多少の呼気(空気の流れ)が伴う。従来より、人声を発せら れた時点で(口元で)抑制する(消音する)装置が提案されているが、それらは 、この空気振動と空気の流れを同一視していたため、音を抑制するために空気の 流れも妨げることになってしまい、自然な発声ができなくなるうえ呼吸が困難に なる欠点があった。
【0004】 この考案は上記従来の欠点に鑑み、大きな声を出してもその声が外部に漏れな い消音装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、筒体の両端に、口を密着させる吹込口と、外部に開口する吹出口 とを設け、筒体内部に、小孔を有する仕切板を複数設け、さらに、隣接する仕切 板の小孔が互いに対向しないように配置したことを特徴とする。
【0006】 また、この考案は、筒体の一端に口を密着させる吹込口を設けるとともに、他 端に外部に開口する小孔を設け、筒体内部に吸音材を充填したことを特徴とする 。
【0007】
【作用】
この考案の消音装置は、利用者が吹込口に口を密着させて使用する。請求項1 の考案で吹込口に向かって声を発すると、筒体内には音声による音声波(空気振 動)と空気の流れが導入される。空気の流れは小孔を介して伝達していくが、音 声波は、各仕切板で反射することにより徐々に減衰してゆく。これにより、吹出 口まで伝達する音声波は微弱なものになる。なお、通常の呼吸も小孔を介して支 障なく行われる。
【0008】 また、請求項2の消音装置では、筒体内に消音材が充填されている。消音材と しては多孔質のスポンジ等が用いられる。吹込口に向かって声を発すると、筒体 内には音声による音声波と通気の流れが導入される。通気の流れは多孔質のスポ ンジ等を介して流通するが、音声波は消音材に吸収されて減衰し殆ど外部には伝 達されない。また、通常の呼吸は消音材の多孔質および端部の小孔を介して支障 なく行われる。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案の実施例である消音装置の構成を示す図である。同図(A)は 横断面図、同図(B)は吹込口から見た図、同図(C)は吹出口から見た図を示 している。 この消音装置はメガホン型の消音装置である。筒形の胴体1の両端に吹込口2 と放出口3が形成されている。吹込口2は、利用者が口を当てやすいように円弧 形に切り欠かれ、その周囲にはクッション2aが設けられている。また、胴体1 内には7枚の仕切板4a〜4gが形成されている。各仕切板4a〜4gには、そ れぞれ複数の小孔10が開けられており、空気の流通が可能になっている。また 、各仕切板4a〜4gにおいて、隣接する仕切板同士で小孔10が直ぐ対向しな いようにずらして開けられている。すなわち、仕切板4b,4d,4fでは小孔 10を板の中央部に形成し、仕切板4a,4c,4e,4gでは小孔10を周辺 部に形成している。また、仕切板4a〜4gは、それぞれ交互に平板状および円 錐状にされている。これにより、仕切板間に導入された音声波は複雑な反射を経 て次の区間へ伝達する。
【0010】 なお、胴体1および仕切板4の素材として遮音効果の高い硬質厚手の樹脂を用 い、その表面に吸音効果の高い多孔質のウレタンシート等を張りつけるとより高 い効果を得ることができる。
【0011】 この消音装置を使用する場合、利用者は、吹込口2に口を密着させて声を出す 。密着させることにより、声が他にもれることがない。胴体1内には音声波と空 気の流れが導入される。このうち空気の流れは小孔10を介して円滑に行われる が、音声波は小孔10が各仕切板4a〜4gで対向しないように設けられている ため、各仕切板4a〜4gでそれぞれ複雑に反射し、仕切板を越える毎に減衰し てゆき、吹出口3から導出されたときには微弱なものになっている。
【0012】 図2はこの考案の他の実施例を示している。この消音装置はマウスピース型で ある。胴体20は口中に入る程度の外径にされており、その中間部にストッパ2 1が形成されている。また、胴体20内部には、図1の実施例と同様に複数の仕 切板22が設けられており、各仕切板22には、上記第1の実施例と同様に複数 の小孔が開設されている。また、胴体20の先端部は蓋閉されており、空気は胴 体側面に開設された小孔を介して行われる。また、ストッパ21の吹込口側には ゴム体23が設けられており、歯の当接感を良くするとともに胴体20の傷付き を防止している。なお、このゴム体23は口腔内で使用しても無害な素材で構成 されたものである。
【0013】 利用者は、ストッパ21を歯と唇の間に嵌めて胴体20をくわえる。このとき 、歯はゴム体23に当接する。これで口は完全に塞がれて消音装置を介してのみ 発声・呼吸をすることができるようになる。且つ、消音装置を直接口にくわえる ことによって両手が自由になり、ボイストレーニング等を楽に行うことができる 。
【0014】 図3はこの考案のさらに他の実施例を示している。同図(A)は平面図、同図 (B)は側面図、同図(C)は側断面図を示している。この消音装置は図2のも のと同様マウスピース型である。筒形の胴体30の先端部は半球形に閉じており その下面に長円の小孔33が開口している。また、胴体30の他端は開口してい て吹込口32が取り付けられている。胴体30は硬質樹脂で形成されており、吹 込口32および後述のストッパ31は軟質樹脂で形成されている。吹込口32は ラッパ状に開口しており、口腔奥に嵌合してこの消音装置を固定する働きをする 。また、胴体30の中間部に平坦なスライド部30aが形成され、前後2か所に くびれ部30bが形成されている。スライド部30aにストッパ31が設けられ ている。ストッパ31は口唇と歯茎の間に装用してこの消音装置を固定するため のものであるが、支持部31aによって胴体30に支持されている。支持部31 aはスライド部30aを嵌挿し、このスライド部30aの範囲で前後に摺動可能 になっている。これにより、利用者の口腔の大きさに合わせることができる。さ らに、この支持部31aは軟質樹脂で形成されているため歯の当接感が良く、且 つ、胴体30の傷付きを防止している。
【0015】 また、胴体30内部には、には多孔質の吸音材であるスポンジ35,36が設 けられている。胴体30の内壁面にはスポンジを固定するための突起30cが設 けられている。この突起30cは胴体30の内壁面に沿って環状に形成されてお り、2本1組で5組設けられている。その位置はスライド部30a,くびれ部3 0b,および吹込口32の取付部のそれぞれ内側である。すなわち、胴体30内 で径が細くなっている部分に突起30cが設けられスポンジ35,36を固定し 易くしている。スポンジ35は胴体30内の中央部に設けられる大型のものであ る。このスポンジ35が主として吸音機能を果たす。スポンジ36は吹込口32 側に設けられた小型のものである。このスポンジ36は吹込口32から取出/装 着可能になっている。このスポンジ36は、主として口腔からの湿気,唾液等を 吸着する機能を果たす。このスポンジ36は、この消音装置を使用後取り出して 洗浄し、再度装着すればよい。上述したように、これらスポンジ35,36は、 孔から空気は通過させるが、音波は殆ど通過させず減衰させる。
【0016】 利用者は、ストッパ31を歯茎と唇の間に嵌め、支持部31aに歯先を当てて 固定する。このとき吹込口32が口腔の奥に嵌合するが、利用者の口腔の大きさ に合わせて支持部31aをスライド部30aの範囲で前後に移動させる。これで 口腔は完全に消音装置に接続され、消音装置を介してのみ発声・呼吸をすること ができるようになる。
【0017】 なお、内部に吸音材を充填した消音装置としては、図3のようなマウスピース 型のみならず、図4のようにメガホン型のものにも適用することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、呼吸を困難にすることなく、発声を小さくす ることができる。
【提出日】平成5年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、胴体30内部には、多孔質の吸音材であるスポンジ35,36が設けら れている。胴体30の内壁面にはスポンジを固定するための突起30cが設けら れている。この突起30cは胴体30の内壁面に沿って環状に形成されており、 2本1組で5組設けられている。その位置はスライド部30a,くびれ部30b ,および吹込口32の取付部のそれぞれ内側である。すなわち、胴体30内で径 が細くなっている部分に突起30cが設けられスポンジ35,36を固定し易く している。スポンジ35は胴体30内の中央部に設けられる大型のものである。 このスポンジ35が主として吸音機能を果たす。スポンジ36は吹込口32側に 設けられた小型のものである。このスポンジ36は吹込口32から取出/装着可 能になっている。このスポンジ36は、主として口腔からの湿気,唾液等を吸着 する機能を果たす。このスポンジ36は、この消音装置を使用後取り出して洗浄 し、再度装着すればよい。上述したように、これらスポンジ35,36は、孔か ら空気は通過させるが、音波は殆ど通過させず減衰させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 なお、内部に吸音材を充填した消音装置としては、図3のようなマウスピース 型のみならず、図4のようにメガホン型のものにも適用することができる。また 、図1,図2の消音装置にこれを適用して、仕切板と仕切板との間に吸音材を充 填することも当然可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例である消音装置を示す図
【図2】この考案の他の実施例である消音装置を示す図
【図3】この考案のさらに他の実施例である消音装置を
示す図
【図4】この考案のさらに他の実施例である消音装置を
示す図
【符号の説明】
1,20,30−胴体 2,22,32−吹込口 3−吹出口 4a〜4g−仕切板 10−小孔 31−ストッパ 45,46−スポンジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の両端に、口を密着させる吹込口
    と、外部に開口する吹出口とを設け、筒体内部に、小孔
    を有する仕切板を複数設け、さらに、隣接する仕切板の
    小孔が互いに対向しないように配置したことを特徴とす
    る消音装置。
  2. 【請求項2】 筒体の一端に口を密着させる吹込口を設
    けるとともに、他端に外部に開口する小孔を設け、筒体
    内部に吸音材を充填したことを特徴とする消音装置。
JP1993061640U 1993-07-27 1993-11-16 消音装置 Expired - Lifetime JP2575475Y2 (ja)

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JP1993061640U JP2575475Y2 (ja) 1993-07-27 1993-11-16 消音装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-40829 1993-07-27
JP4082993 1993-07-27
JP1993061640U JP2575475Y2 (ja) 1993-07-27 1993-11-16 消音装置

Publications (2)

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JPH0719797U true JPH0719797U (ja) 1995-04-07
JP2575475Y2 JP2575475Y2 (ja) 1998-06-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017090926A (ja) * 2017-01-06 2017-05-25 貴之 佐藤 発声消音器

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