JPH07197685A - 負荷昇降システム - Google Patents
負荷昇降システムInfo
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- JPH07197685A JPH07197685A JP5354018A JP35401893A JPH07197685A JP H07197685 A JPH07197685 A JP H07197685A JP 5354018 A JP5354018 A JP 5354018A JP 35401893 A JP35401893 A JP 35401893A JP H07197685 A JPH07197685 A JP H07197685A
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Abstract
または不用意な管路の内圧低下にも拘らず、この負荷を
昇降する油圧シリンダ内に設けたストップバルブを用い
て、設定高さに安全かつ確実に保持可能にする。 【構成】 油圧室3に連通する作動油の給排通路7に、
該給排通路内7の油圧の変化に応じて上記油圧室3を開
閉するストップバルブ8を設け、ロッド5の伸長モード
時にはストップバルブ8を付勢して作動油を、油圧室3
に供給し、上記ロッド5の伸長停止時または管路内油圧
の異常低下時には上記ストップバルブ8の復帰により上
記油圧室3を閉止ロックさせ、一方、ロッド5の縮小モ
ード時には、上記給排通路7への油圧供給により上記ス
トップバルブ8の閉止ロックを解除して油圧室3を開か
せ、上記負荷の荷重を利用して作動油を強制排出させ
る。
Description
において駐車用のパレットなどの負荷を油圧シリンダを
利用して昇降させる負荷昇降システムに関する。
えるようにするため、地上と階上との間を駐車用のパレ
ットを昇降させたり、半地下の駐車ピット上に一端を枢
支したパレットの他端を昇降して、2台以上の車両を駐
車するものが種々提案されている。
のパレットを昇降可能に設けたものでは、そのパレット
の枢支側とは反対側にロッド端を取り付けた油圧シリン
ダが広く用いられ、かかる油圧シリンダにおけるロッド
の伸縮によって、上記パレットを所定の傾きになるよう
に昇降させるようにしている。
って駆動されるポンプからの作動油の給排制御によっ
て、そのロッドの昇降が行われ、作動油の供給停止また
はこれと並行するバルブの閉止によって、その伸縮量を
保持可能にしており、これにより、例えば車両を載せた
パレットの位置を保持している。
低下によるパレットの下降を防止するため、上記油圧シ
リンダのシリンダとロッドとの間にこれらの動きをロッ
クするロック爪部材などが用いられる場合がある。
ように作動油の供給を停止することにより、油圧シリン
ダによりパレットを設定高さに保持するパレットの昇降
システムでは、上記のように油圧の自然低下によって、
パレットが次第に下降し、急下降した場合には危険とな
る場合がある。
め、下降のロックを上記ロック爪部材を用いて行う場合
には、そのロック爪部材の操作が面倒であり、これに対
して、このロック部材の動作をプランジャなどを用いて
自動化しようとする場合には、作動トルクの大きいマグ
ネット装置が必要になり、システムが大掛りで高価にな
るなどの問題点があった。
目してなされたものであり、駐車用のパレットなどの負
荷を、積極的に、または不用意な管路の内圧低下にも拘
らず、この負荷を昇降する油圧シリンダ内に設けたスト
ップバルブを用いて、設定高さに安全かつ確実に保持で
きるローコストな負荷昇降システムを提供することを目
的とする。
降システムは、油圧室に連通する作動油の給排通路に、
該給排通路内の油圧の変化に応じて上記油圧室を開閉す
るストップバルブを設け、油圧回路において、ロッドの
伸長モード時にはストップバルブを付勢して作動油を、
ピストンによってシリンダ内に隔成された油圧室に供給
し、上記ロッドの伸長停止時または管路内油圧の異常低
下時には上記ストップバルブの復帰により上記油圧室を
閉止ロックさせ、一方、ロッドの縮小モード時には、上
記給排通路への油圧供給により上記ストップバルブの閉
止ロックを解除して油圧室を開かせ、上記負荷の荷重を
利用して作動油を排出させるようにしたものである。
プによって給排通路を通じて油圧室に送られる作動油が
停止するか、あるいは油圧回路の管路において作動油が
漏れるかすると、その給排通路内の油圧が低下する。
て作動油の油圧を受けて油圧室を開いていたストップバ
ルブが、例えばスプリングなどの反発力を受けて給排通
路内を摺動し、上記油圧室を閉じる。このため、その油
圧室内の油圧が保持され、ロッドのシリンダにおける伸
縮位置がロックされ、ロッドに支承されている負荷の異
常下降を確実に防止する。
合には、一旦、上記給排通路内に作動油を供給して、ス
トップバルブをスプリングに抗して開かせ、このとき、
上記負荷の荷重による圧力を受けて、圧力室内の作動油
を排出させるようにする。
する。図1はこの発明の負荷昇降システムを示す油圧系
統図であり、同図において、1は油圧シリンダで、これ
がシリンダ2内を摺動し、かつ油圧室3を隔成するピス
トン4と、このピストン4を一端に有して、シリンダ2
内に出入するロッド(ピストンロッド)5と、上記シリ
ンダ2端に設けられて、上記油圧室3に通じる作動油の
開閉通路6とからなる。
通路6に連通するように設けられた作動油の給排通路で
あり、この給排通路7内には上記開閉通路6を開閉する
ように摺動するストップバルブ8が設けられている。そ
して、このストップバルブ8は、例えばスプリング9に
よって作動油の供給方向に対向する方向に、設定圧にて
付勢されている。
タ、12はモータ11により駆動されるポンプ、13は
チェックバルブで、上記ポンプ12はタンク14内の作
動油をチェックバルブ13を介して上記給排通路7に供
給可能にしている。また、15はリリーフバルブ、16
は給排通路7からの戻りの作動油をタンク14へ切換供
給する切換バルブである。
の電源17にはリレースイッチ18を介して上記モータ
11が接続されている。また、上記電源17には昇降切
換スイッチ19の可動接片19aが接続されている。
る上昇用の接点19bには、上記ロッド5の上限位置に
設けられたリミットスイッチ20を介して、上記リレー
スイッチ18を開閉制御するリレーコイル21の一端が
接続され、このリレーコイル21の他端は接地されてい
る。
19の可動接片19a,下降用の接点19c,スイッチ
22および逆流防止ダイオード23を介して上記リレー
コイル21の上記一端が接続されている。さらに、上記
接点19cには、上記スイッチ22に対し連動関係にあ
るスイッチ24およびロッド5の下限位置に設けられた
リミットスイッチ25を介して、上記切換バルブ16駆
動用のソレノイド26に接続されている。
駐車装置であり、図において、31は地面を一部掘削し
て形成した傾斜状の駐車ピット、32はこの駐車ピット
31に打設されたコンクリートである。
縁部に設立された支柱、34はこの支柱33の上端のヒ
ンジ部35に支持された駐車パレットである。なお、こ
の駐車パレット34の先端34aは入出庫口36の地上
に対し接触および開離が可能となっている。
れた手すり、1は上記ヒンジ部35より前方であって、
上記地上側の開口縁部と駐車パレット34との間に介装
された、図1に示すような油圧シリンダであり、この油
圧シリンダ1のロッド5端が上記駐車パレット34に枢
支されている。なお、Rは上記各油圧手段を含む油圧回
路である。
動作について説明する。まず、上記油圧シリンダ1を使
って駐車パレット34を持ち上げる場合について述べ
る。
19aを上昇用の接点19b側に切り換える。このた
め、電源17からリミットスイッチ20を介してリレー
コイル21に電流が流れ、このリレーコイル21が付勢
されてリレースイッチ18がオンになる。
ータ11に電源17から電圧が印加されて、このモータ
11がポンプ12を駆動する。このため、このポンプ1
2はタンク14内の作動油を汲み上げ、チェックバルブ
13を介してシリンダ2下部の給排通路7内に導かれ
る。
し、ストップバルブ8がこの給排通路7内においてスプ
リング9を圧縮しながら摺動する。これにより、開閉通
路6が開かれて、シリンダ2内の油圧室3に作動油が圧
送され、ピストン4が上方に押し上げられ、ロッド5が
シリンダ2の外へ伸長することとなる。
負荷としての駐車パレット34も押し上げられて、ヒン
ジ部35を中心に回動して、先端部の入出庫口を開くこ
とになる。
ット34が最上部の位置に至ると、リミットスイッチ2
0が開かれるため、リレーコイル21は消勢され、リレ
ースイッチ18も開かれ、モータ11が停止する。
上記給排通路7内には大きな油圧が作用せず、ストップ
バルブ8はスプリング9の反発力を受けて戻り、開閉通
路6を塞ぐ。この結果、駐車パレット34は上昇状態が
安全に保たれ、自然落下などの事故を防止できる。
場合には、昇降切換スイッチ19の可動接片19aを下
降用の接点19c側に切換える。これにより、スイッチ
22およびダイオード23を介して再びリレーコイル2
1に約1〜2秒の短時間、電流が流れて、これが付勢さ
れ、リレースイッチ18がオンになる。
プ12が作動し、タンク14内の作動油が給排通路7に
圧送される。そして、上記短時間だけ、ストップバルブ
8がスプリング9に抗して押し込められ、開閉通路6が
開かれるとともに、上記駐車パレットや車両の荷重を受
けてロッド5が下降付勢されているため、油圧室3内の
作動油がピストン4により押し出される。
ースイッチ25を介して電源17から切換バルブ16の
ソレノイド26に電流が流されるため、切換バルブ16
がドレン側に切り換わって、上記油圧室3から給排通路
7に押し出された作動油を、タンク14へ戻すことにな
る。
すなわち、駐車パレット34が下限位置に至ると、上記
給排通路7内の油圧が大幅に低下し、再びスプリング9
の反発力を受けて、ストップバルブ8は開閉通路6を閉
じることになる。
持ち上げ動作している状態のとき、何らかの原因で、油
圧系統の管路より油漏れが生じる場合が考えられるが、
このときは、給排通路7内の油圧が異常に低下すること
により、ストップバルブ8がスプリング9の反発力を受
けて移動し、開閉通路6を閉じる。
ことがなく、駐車パレットの不用意な落下やこれに伴う
車両の落下事故を未然に、しかも確実に回避できること
になる。
室に連通する作動油の給排通路に、該給排通路内の油圧
の変化に応じて上記油圧室を開閉するストップバルブを
設け、油圧回路において、ロッドの伸長モード時にはス
トップバルブを付勢して作動油を、ピストンによってシ
リンダ内に隔成された油圧室に供給し、上記ロッドの伸
長停止時または管路内油圧の異常低下時には上記ストッ
プバルブの復帰により上記油圧室を閉止ロックさせ、一
方、ロッドの縮小モード時には、上記給排通路への油圧
供給により上記ストップバルブの閉止ロックを解除して
油圧室を開かせ、上記負荷の荷重を利用して作動油を排
出させるように構成したので、駐車用のパレットなどの
負荷を、積極的に、または不用意な管路の内圧低下にも
拘らず、この負荷を昇降する油圧シリンダ内に設けたス
トップバルブを用いて、設定高さに安全かつ確実に保持
できるものが得られる効果がある。
示す油圧回路図である。
示す概念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストンによりシリンダ内に隔成された
油圧室に作動油を給排し、ピストンに一体のロッドを介
して負荷の昇降を行う油圧シリンダと、上記油圧室に連
通する作動油の給排通路に設けられて、該給排通路内の
油圧の変化に応じて上記油圧室を開閉するストップバル
ブと、上記ロッドの伸長モード時にはストップバルブを
付勢して作動油を上記油圧室に供給し、上記ロッドの伸
長停止時または管路内油圧の異常低下時には上記ストッ
プバルブの復帰により上記油圧室を閉止ロックさせ、一
方、ロッドの縮小モード時には、上記給排通路への油圧
供給により上記ストップバルブの閉止ロックを解除して
油圧室を開かせ、上記負荷の荷重を利用して作動油を排
出させる油圧回路とを備えた負荷昇降システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5354018A JP3048304B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 負荷昇降システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5354018A JP3048304B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 負荷昇降システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197685A true JPH07197685A (ja) | 1995-08-01 |
JP3048304B2 JP3048304B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18434759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5354018A Expired - Lifetime JP3048304B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 負荷昇降システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048304B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103774900A (zh) * | 2014-01-20 | 2014-05-07 | 汪功明 | 一种停车液压辅助装置 |
WO2015098969A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | パーキング装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5354018A patent/JP3048304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098969A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | パーキング装置 |
JP6079901B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2017-02-15 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | パーキング装置 |
US10029657B2 (en) | 2013-12-24 | 2018-07-24 | Aisin Aw Co., Ltd. | Parking device |
CN103774900A (zh) * | 2014-01-20 | 2014-05-07 | 汪功明 | 一种停车液压辅助装置 |
CN103774900B (zh) * | 2014-01-20 | 2016-01-27 | 汪功明 | 一种停车液压辅助装置 |
Also Published As
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---|---|
JP3048304B2 (ja) | 2000-06-05 |
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