JPH07196633A - オキサゾリン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤 - Google Patents

オキサゾリン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

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JPH07196633A
JPH07196633A JP28560094A JP28560094A JPH07196633A JP H07196633 A JPH07196633 A JP H07196633A JP 28560094 A JP28560094 A JP 28560094A JP 28560094 A JP28560094 A JP 28560094A JP H07196633 A JPH07196633 A JP H07196633A
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勝利 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規なオキサゾリン誘導体、その製法及びそれ
を有効成分とする殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして
有用な農園芸用の有害生物防除剤を提供することであ
る。 【構成】次式 【化24】 (式中、R1 はハロゲン原子などを表し;R2 は水素原
子などを表し;R3 は水素原子などを表し;R4 は水素
原子などを表し;R5 は水素原子などを表し;X 1 はハ
ロゲン原子などを表し;X2 はハロゲン原子などを表
し;X3 は水素原子などを表し;nは2〜5の整数を表
す。)で示されるオキサゾリン酸誘導体、その製法及び
それを有効成分とする農園芸用の有害生物防除剤。 【効果】優れた農園芸用の殺虫,殺ダニ,殺菌効力を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ剤,殺
菌剤などとして有用な農園芸用の有害生物防除剤である
新規なオキサゾリン誘導体に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】本発明に近似したオキサゾリン誘導
体としては、次のようなものが知られている。 (1) Pesticide Biochemistry and Physiology 30,190〜
197 には、次式
【0003】
【化3】
【0004】(式中、Rはフェニル基,シクロヘキシル
基又はベンジル基を表す。なお、この式で定義したR
は、この式だけに限定する。)で示される化合物が殺虫
剤,殺ダニ剤として有効であることが記載されている。 (2) 特開平57−501962号公報には、次式
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1 はヒドロキシ基で置換されて
いてもよい炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜4
個のアルコキシカルボニル基などを表す。 R2 はアリ
ール基などを表す。 なお、この式で定義したR1 及び
2 は、この式だけに限定する。)で示される化合物が
医薬品中間体として有効であることが記載されている。 (3) 特開平2−85268号公報には、次式
【0007】
【化5】
【0008】〔式中、X1 及びX2 は水素原子,アルキ
ル基,アルコキシ基,ハロゲン原子,トリフルオロメチ
ル基,又はトリフルオロメトキシ基を表す。 Y1 及び
2 は水素原子,アルキル基,ハロゲン原子などを表
す。 nは0又は1を表す。 ただしnが0であり、か
つX1 及びX2 が同時に水素原子のとき、又はnが1で
あり、かつX1 及びX2 が同時に水素原子もしくはハロ
ゲン原子(ヨウ素原子は除く)から選ばれる置換基の任
意の組み合わせであるとき、Y1 及びY2 は水素原子又
はハロゲン原子から選ばれる置換基の任意の組み合わせ
である場合を除く。なお、この式で定義したX1
2 ,Y1 ,Y2 及びnは、この式だけに限定する。〕
で示される化合物が殺虫剤,殺ダニ剤として有効である
ことが記載されている。 (4) 特開平2−304069号公報には、次式
【0009】
【化6】
【0010】(式中、Xは低級アルキル基,低級アルコ
キシ基,ハロゲン原子又はCF3 基を表す。 Yはハロ
ゲン原子などを表す。 m及びnは0〜2の整数を表
す。 なお、この式で定義したX,Y,m及びnは、こ
の式だけに限定する。)で示される化合物が殺虫剤,殺
ダニ剤として有効であることが記載されている。 (5) 特開平3−232867号公報には、次式
【0011】
【化7】
【0012】[式中、R1 及びR2 はハロゲン原子など
を表す。 R3 は水素原子,ハロゲン原子,低級アルキ
ル基又は低級アルコキシ基を表す。 R4 は炭素数7個
以上のアルキル基,炭素数7個以上のアルコキシ基,ア
ルキルチオ基,低級アルコキシ−低級アルキル基,低級
アルコキシ−低級アルコキシ基,炭素数3個以上のアル
ケニルオキシ基,低級アルキニルオキシ基,トリ(低級
アルキル)シリル基,随時低級アルキル基で置換されて
いてもよいシクロアルキル基又は
【0013】
【化8】
【0014】〔式中、Bは直接結合,酸素原子,低級ア
ルキレン基,低級アルキレンオキシ基,低級アルキレン
ジオキシ基又はジ(低級アルキル)シリル基を表す。
QはCH又はNを表す。 nは0〜5の整数であり、n
個の置換基R5 はハロゲン原子,アルキル基,アルコキ
シ基,低級ハロアルキル基,低級ハロアルコキシ基又は
トリ(低級アルキル)シリル基を表す。 Aは直接結合
又はアルキレン基を表す。 なお、この式で定義したR
1 〜R5 ,B,Q,n及びAは、この式だけに限定す
る。〕で示される化合物が殺虫剤,殺ダニ剤として有効
であることが記載されている。 (6) 特開平4−89484号公報には、次式
【0015】
【化9】
【0016】(式中、X1 は水素原子,フッ素原子,塩
素原子,低級アルキル基又は低級アルコキシ基を表す。
2 〜X4 は水素原子,フッ素原子,塩素原子,臭素
原子,低級アルキル基又は低級アルコキシ基を表す。
5 は水素原子,フッ素原子,メチル基又はメトキシ基
を表す。 ただし、X1 〜X5 のうちの3つ以上が同時
に水素原子を表すことはない。 Y1 は水素原子,フッ
素原子又は塩素原子を表す。 Y2 はフッ素原子又は塩
素原子を表す。 なお、この式で定義したX1 〜X5
1 及びY2 は、この式だけに限定する。)で示される
化合物が殺虫剤,殺ダニ剤として有効であることが記載
されている。 (7) 特開平4−217673号公報には、次式
【0017】
【化10】
【0018】(式中、R1 はハロゲン,アルキル,トリ
フルオロメチル,アルコキシもしくはチオアルコキシで
置換されていてもよいフェノキシメチルなどを表す。
2 はハロゲンで置換されていてもよいフェニルなどを
表す。 なお、この式で定義したR1 及びR2 は、この
式だけに限定する。)で示される化合物が殺虫剤,殺ダ
ニ剤として有効であることが記載されている。 (8) 特開平5−1060号公報には、次式(A)
【0019】
【化11】
【0020】〔式(A)中、X1 及びX2 は水素原子,
アルキル基,アルコキシ基,ハロゲン原子,トリフルオ
ロメチル基,トリフルオロメトキシ基又は式(B)の基
を表す。 Y1 及びY2 はハロゲン原子などを表す。
なお、この式で定義したX1 ,X2 ,Y1 及びY2 は、
この式だけに限定する。〕 式(B):
【0021】
【化12】
【0022】〔式(B)中、M1 及びM2 は水素原子,
アルキル基,アルコキシ基,ハロゲン原子,トリフルオ
ロメチル基又はトリフルオロメトキシ基を表す。 Aは
CH2又は窒素原子を表す。 nは0又は1を表す。
なお、この式で定義したM1 ,M2 ,A及びnは、この
式だけに限定する。〕で示される化合物が殺虫剤,殺ダ
ニ剤として有効であることが記載されている。 (9) 特開平5−271206号公報には、次式(C)
【0023】
【化13】
【0024】〔式(C)中、R1 は水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜16個のアルキル基、炭素数2〜16
個のアルコキシアルキル基、炭素数1〜16個のアルコ
キシ基、炭素数3〜16個のシクロアルキル基、炭素数
4〜16個のアルキルシクロアルキル基、炭素数5〜1
6個のシクロアルコキシ基、炭素数5〜16個のアルコ
キシシクロアルコキシ基、式(D)基などを表す。 R
2 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3個のアルキ
ル基、炭素数1〜3個のアルコキシ基、炭素数1〜3個
のアルキルチオ基を表し;pは1〜4の整数を表す。
3 は水素原子などを表す。 R4 は式(E)基を表
す。 なお、この式で定義したR1 〜R4 及びpは、こ
の式だけに限定する。〕 式(D)
【0025】
【化14】
【0026】〔式(D)中、R5 は水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜8個のアルキル基、炭素数2〜8個の
アルコキシアルキル基、炭素数1〜8個のアルコキシ
基、炭素数1〜8個のアルキルチオ基を表す。 Xは単
結合、酸素原子、硫黄原子、メチレン基又はメチレンオ
キシ基(−CH2 O−,−OCH2 −)を表す。 qは
1〜5の整数を表す。 Yはメチン基(−CH=)又は
窒素原子(−N=)を表す。 なお、この式で定義した
5 ,X,Y及びqは、この式だけに限定する。〕 式(E)
【0027】
【化15】
【0028】〔式(E)中、R6 及びR7 は水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜3個のアルキル基又は炭素数
1〜3個のアルコキシ基を表す。 なお、この式で定義
したR 6 及びR7 は、この式だけに限定する。〕で示さ
れる化合物が殺虫剤,殺ダニ剤として有効であることが
記載されている。 (10)特開平6−48907号公報には、次式(F)
【0029】
【化16】
【0030】〔式(F)中、R1 及びR2 はハロゲン原
子などを表す。 R3 及びR4 は水素原子、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、
炭素数1〜20個のアルキル基、炭素数1〜20個のア
ルコキシ基、炭素数1〜20個のアルキルチオ基、低級
アルコキシ−低級アルキル基、低級アルコキシ−低級ア
ルコキシ基、炭素数3個以上のアルケニルオキシ基、低
級アルキニルオキシ基、トリ(低級アルキル)シリル
基、シクロアルキル基又は式(G)の基を表す。Aは直
接結合又は低級アルキレン基を表す。 なお、この式で
定義したR1 〜R 4 及びAは、この式だけに限定す
る。〕 式(G):
【0031】
【化17】
【0032】〔式(G)中、Bは直接結合,酸素原子,
低級アルキレン基,低級アルキレンオキシ基,低級アル
キレンジオキシ基又はジ(低級アルキル)シリル基表
し;QはCH又は窒素原子を表す。 nは0〜5の整数
を表す。 R5 はハロゲン原子,低級アルキル基,低級
アルコキシ基,低級ハロアルキル基,低級ハロアルコキ
シ基又はトリ(低級アルキル)シリル基を表す。 な
お、この式で定義したB,Q,R5 及びnは、この式だ
けに限定する。〕で示される化合物がダニ防除剤として
有効であることが記載されている。
【0033】しかしながら、本発明のようなオキサゾリ
ン環の4−位がエチレン以上のアルキレン鎖を有するフ
ェノキシアルキル基で置換されたオキサゾリン誘導体の
開示は認められない。従って、本発明のオキサゾリン誘
導体は新規化合物であることから、殺虫剤,殺ダニ剤,
殺菌剤などとして有用な農園芸用の有害生物防除活性を
有することについても知られていない。
【0034】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規なオキ
サゾリン誘導体、その製法及びそれを有効成分とする殺
虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用な農園芸用の有
害生物防除剤を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規なオキサゾリン
誘導体が殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用な農
園芸用の有害生物防除剤として顕著な防除活性を有する
ことを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発
明は次の通りである。第1の発明は、次式(1):
【0036】
【化18】
【0037】(式中、R1 はハロゲン原子、水素原子、
炭素数1〜10個のアルキル基、炭素数1〜8個のアル
コキシ基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、炭素数1
〜4個のハロアルコキシ基、非置換又は置換基としてハ
ロゲン原子,炭素数1〜4個のハロアルキル基,もしく
は炭素数1〜4個のハロアルコキシ基を有するフェニル
基、非置換又は置換基としてハロゲン原子,炭素数1〜
4個のハロアルキル基,もしくは炭素数1〜4個のハロ
アルコキシ基を有するフェノキシ基、非置換又は置換基
としてハロゲン原子を有するベンジル基、非置換又は置
換基としてハロゲン原子を有するベンジルオキシ基、非
置換又は置換基として炭素数1〜4個のハロアルキル
基,もしくはハロゲン原子を有するピリジルオキシ基、
非置換又は置換基としてハロゲン原子を有するピリジル
メチルオキシ基、炭素数1〜4個のアルコキシ基で置換
された炭素数1〜4個のアルキル基、ニトロ基、シアノ
メチルオキシ基、炭素数1〜4個のハロアルキルスルホ
ニルオキシ基、炭素数1〜4個のアルキルスルホニルオ
キシ基、或いは炭素数1〜4個のアルキルチオ基を表
す。 R2 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4個
のアルキル基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、炭素
数1〜4個のアルコキシ基、炭素数1〜4個のアルキル
チオ基、或いは炭素数1〜4個のハロアルコキシ基を表
す。 R1 とR2 とで1もしくは2個のメチル基で置換
されていてもよい酸素原子と共に飽和の6員環又は不飽
和の6員環を形成することもできる。 R3 は水素原
子、ハロゲン原子、或いは炭素数1〜4個のアルコキシ
基を表す。 R4 は水素原子、炭素数1〜4個のアルキ
ル基、或いはハロゲン原子を表す。 R5 は水素原子、
ハロゲン原子、或いは炭素数1〜6個のアルキル基を表
す。 X1 はハロゲン原子、炭素数1〜4個のアルキル
基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、或いは炭素数1
〜4個のアルコキシ基を表す。 X2 はハロゲン原子、
水素原子、或いは炭素数1〜4個のアルコキシ基を表
す。 X3 は水素原子、或いはハロゲン原子を表す。n
は2〜5の整数を表す。)で示されるオキサゾリン誘導
体に関するものである。第2の発明は、次式(2):
【0038】
【化19】
【0039】(式中、R1 〜R4 ,X1 〜X3 及びn
は、請求項1の記載と同義である。 Yは、ハロゲン原
子を表す。)で示されるアミドエチルハライド誘導体に
関するものである。第3の発明は、前記の式(2)で示
されるアミドエチルハライド誘導体を、アルカリで処理
して環化させることを特徴とする前記の式(1)で示さ
れるオキサゾリン誘導体の製法に関するものである。第
4の発明は、前記の式(1)で示されるオキサゾリン誘
導体を有効成分とする農園芸用の有害生物防除剤に関す
るものである。
【0040】以下、本発明について詳細に説明する。目的化合物及び原料化合物について 前記の式(1)で示されるオキサゾリン誘導体〔化合物
(1)〕,原料化合物(2)などで表したR1 〜R5
1 〜X3 ,n及びYは、次の通りである。
【0041】〔R1 〕R1 としては、ハロゲン原子、水
素原子、炭素数1〜10個のアルキル基、炭素数1〜8
個のアルコキシ基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、
炭素数1〜4個のハロアルコキシ基、フェニル基、フェ
ノキシ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、ピリジルオ
キシ基、ピリジルメチルオキシ基、アルコキシ基で置換
されたアルキル基、ニトロ基、シアノメチルオキシ基、
炭素数1〜4個のハロアルキルスルホニルオキシ基、炭
素数1〜4個のアルキルスルホニルオキシ基、炭素数1
〜4個のアルキルチオ基などを挙げることができる。
【0042】ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子などを挙げることができ
る。アルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙
げることができるが;好ましくは炭素数が1〜8個のも
のであり;さらに好ましくは炭素数が1〜6個のもので
ある。
【0043】アルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは炭素数が1
〜6個のものであり;さらに好ましくは炭素数が4〜6
個のものである。ハロアルキル基としては、直鎖状又は
分岐状のものを挙げることができるが;好ましくは炭素
数が1〜4個であり、ハロゲン原子がフッ素原子のもの
がよく;さらに好ましくはトリフルオロメチル基であ
る。
【0044】ハロアルコキシ基としては、炭素数が1〜
4個の直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくはトリフルオロメトキシ基、ブロモジフル
オロメトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエト
キシ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキ
シ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポ
キシ基である。
【0045】フェニル基としては、非置換のもの又は置
換基としてハロゲン原子,炭素数1〜4個のハロアルキ
ル基,もしくは炭素数1〜4個のハロアルコキシ基を有
するものを挙げることができる。置換基のハロゲン原子
としては、好ましくは塩素原子であり;ハロアルキル基
としては、好ましくはトリフルオロメチル基であり;ハ
ロアルコキシ基としては、好ましくはトリフルオロメト
キシ基、ジフルオロメトキシ基、2−クロロ−1,1,
2−トリフルオロエトキシ基である。そして、これらの
置換基の位置は特に限定されないが;ハロアルキル基及
びハロアルコキシ基の場合には、好ましくは4−位であ
る。
【0046】フェノキシ基としては、非置換のもの又は
置換基としてハロゲン原子,炭素数1〜4個のハロアル
キル基,もしくは炭素数1〜4個のハロアルコキシ基を
有するものを挙げることができる。置換基のハロゲン原
子としては、好ましくは塩素原子,フッ素原子であり;
ハロアルキル基としては、好ましくはトリフルオロメチ
ル基であり;ハロアルコキシ基としては、好ましくはト
リフルオロメトキシ基である。そして、これらの置換基
の位置は特に限定されないが、;ハロアルキル基及びハ
ロアルコキシ基の場合には、好ましくは4−位である。
【0047】ベンジル基としては、非置換のもの又は置
換基としてハロゲン原子を有するものを挙げることがで
きる。置換基のハロゲン原子としては、好ましくは塩素
原子である。そして、この置換基の位置は特に限定され
ないが、好ましくは4−位である。ベンジルオキシ基と
しては、非置換のもの又は置換基としてハロゲン原子を
有するものを挙げることができる。置換基のハロゲン原
子としては、好ましくは塩素原子である。そして、この
置換基の位置は特に限定されないが、好ましくは4−位
である。
【0048】ピリジルオキシ基としては、非置換のもの
又は置換基として炭素数1〜4個のハロアルキル基,も
しくはハロゲン原子を有するものを挙げることができ
る。置換基のハロアルキル基としては、好ましくはトリ
フルオロメチル基であり;ハロゲン原子としては、塩素
原子である。そして、この置換基の位置は特に限定され
ないが、ピリド−2−イルオキシ基の場合、好ましくは
ハロアルキル基の場合には5−位であり;ハロゲン原子
の場合には3−位である。ピリジルメチルオキシ基とし
ては、非置換のもの又は置換基としてハロゲン原子を有
するものを挙げることができる。ハロゲン原子として
は、塩素原子である。そして、この置換基の位置は特に
限定されないが、ピリド−3−イルメチルオキシ基の場
合、好ましくは6−位である。
【0049】アルコキシ基で置換されたアルキル基とし
ては、直鎖状又は分岐状のアルコキシ基で置換された直
鎖状又は分岐状のアルキル基を挙げることができる。置
換基のアルコキシ基としては、炭素数1〜4個のものを
挙げることができるが、好ましくは炭素数1〜2個のも
の、さらに好ましくはエトキシ基であり;置換基を有す
るアルキル基としては、炭素数1〜4個のアルキル基を
挙げることができるが、好ましくはエチル基である。そ
して、最も好ましいアルコキシ基で置換されたアルキル
基としては、2−エトキシエチル基などを挙げることが
できる。ハロアルキルスルホニルオキシ基としては、直
鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好まし
くはトリフルオロメチルスルホニルオキシである。アル
キルチオ基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げる
ことができるが;好ましくはメチルチオ基、n−プロピ
ルチオ基である。
【0050】〔R2 〕R2 としては、水素原子,ハロゲ
ン原子,炭素数1〜4個のアルキル基,炭素数1〜4個
のハロアルキル基,炭素数1〜4個のアルコキシ基,炭
素数1〜4個のアルキルチオ基,炭素数1〜4個のハロ
アルコキシ基などを挙げることができる。ハロゲン原子
としては、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原
子などを挙げることができるが;好ましくは塩素原子,
フッ素原子である。アルキル基としては、直鎖状又は分
岐状のものを挙げることができるが;好ましくはメチル
基である。ハロアルキル基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくはトリフルオ
ロメチル基である。アルコキシ基としては、直鎖状又は
分岐状のものを挙げることができるが;好ましくはメト
キシ基である。アルキルチオ基としては、直鎖状又は分
岐状のものを挙げることができるが;好ましくはプロピ
ルチオ基である。ハロアルコキシ基としては、直鎖状又
は分岐状のものを挙げることができるが;好ましくはト
リフルオロメトキシ基である。
【0051】〔R1 &R2 〕R1 とR2 とで、例えば、
−OC(CH3 2 CH2 CH2 −、−CH2 CH 2
(CH3 2 O−、−CH=CH−CH=CH−などの
酸素原子を有していてもよい飽和又は不飽和の6員環を
形成することができ、その環の置換基として1もしくは
2個のメチル基を有していてもよい。 〔R3 〕R3 としては、水素原子,ハロゲン原子,炭素
数1〜4個のアルコキシ基などを挙げることができる。
ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原
子,フッ素原子などを挙げることができるが;好ましく
は塩素原子,フッ素原子である。アルコキシ基として
は、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;
好ましくはメトキシ基である。
【0052】〔R4 〕R4 としては、水素原子,炭素数
1〜4個のアルキル基,ハロゲン原子などを挙げること
ができる。アルキル基としては、直鎖状又は分岐状のも
のを挙げることができるが;好ましくはメチル基であ
る。ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,臭
素原子,フッ素原子などを挙げることができるが;好ま
しくは塩素原子,フッ素原子である。
【0053】〔R5 〕R5 としては、水素原子,ハロゲ
ン原子,炭素数1〜6個のアルキル基などを挙げること
ができる。ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原
子,臭素原子,フッ素原子などを挙げることができる
が;好ましくは塩素原子,フッ素原子である。アルキル
基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることがで
きるが;好ましくは炭素数が1〜4のものであり;さら
に好ましくはメチル基,t-ブチル基である。
【0054】〔X1 〕X1 としては、ハロゲン原子,炭
素数1〜4個のアルキル基,炭素数1〜4個のハロアル
キル基,炭素数1〜4個のアルコキシ基などを挙げるこ
とができる。ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子などを挙げることができる
が;好ましくは塩素原子,フッ素原子,臭素原子であ
る。アルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙
げることができるが;好ましくはメチル基である。ハロ
アルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げる
ことができるが;好ましくはトリフルオロメチル基であ
る。アルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状のものを
挙げることができるが;好ましくはメトキシ基である。
【0055】〔X2 〕X2 としては、ハロゲン原子,水
素原子,炭素数1〜4個のアルコキシ基などを挙げるこ
とができる。ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子などを挙げることができる
が;好ましくは塩素原子,フッ素原子である。アルコキ
シ基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることが
できるが;好ましくはメトキシ基である。
【0056】〔X3 〕X3 としては、水素原子,ハロゲ
ン原子などを挙げることができる。ハロゲン原子として
は、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子など
を挙げることができるが;好ましくは塩素原子,フッ素
原子である。そして、これらの置換基の位置は特に限定
されないが;好ましくは4−位である。 〔n〕nとしては、2〜5の整数を挙げることができる
が;好ましくは2又は3である。 〔Y〕Yとしては、ハロゲン原子を挙げることができ
る。
【0057】化合物(1)としては、前記の各種の置換
基を組み合わせたものを挙げることができるが、薬効の
面から好ましいものは、次の通りである。 (1) R1 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、R2
5 及びX3 が水素原子であり、nが2である化合物。 (2) R1 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX
2 がハロゲン原子であり、nが2である化合物。 (3) R1 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX
2 がハロゲン原子であり、nが3である化合物。 (4) R1 ,R3 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、
2 ,R4 ,R5 及びX3 が水素原子であり、nが2で
ある化合物。 (5) R1 が炭素数1〜10個のアルキル基であり、R2
〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロ
ゲン原子であり、nが2である化合物。 (6) R1 が炭素数1〜8個のアルコキシ基であり、R2
〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロ
ゲン原子であり、nが2である化合物。 (7) R1 ,R2 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、
3 〜R5 及びX3 が水素原子であり、nが2である化
合物。
【0058】(8) R1 が炭素数1〜4個のハロアルキル
基であり、R2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1
及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合物。 (9) R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2
ハロゲン原子であり、nが2である化合物。 (10)R1 がフェニル基であり、R2 〜R5 及びX3 が水
素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原子であり、n
が2である化合物。 (11)R1 がフェノキシ基であり、R2 〜R5 及びX3
水素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原子であり、
nが2である化合物。 (12)R1 がフェノキシ基であり、R2 ,R5 及びX3
水素原子であり、R3 ,X1 及びX2 がハロゲン原子で
あり、R4 が炭素数1〜8個のアルキル基であり、nが
2である化合物。 (13)R1 がベンジル基であり、R2 〜R5 及びX3 が水
素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原子であり、n
が2である化合物。 (14)R1 が炭素数1〜4個のアルコキシ基で置換された
炭素数1〜4個のアルキル基であり、R2 〜R5 及びX
3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原子であ
り、nが2である化合物。
【0059】(15)R1 がピリジルオキシ基であり、R2
〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロ
ゲン原子であり、nが2である化合物。 (16)R1 がピリジルオキシ基であり、R2 ,R5 ,X1
及びX2 がハロゲン原子であり、R3 ,R4 及びX3
水素原子であり、nが2である化合物。 (17)R1 がピリジルオキシ基であり、R2 ,X1 及びX
2 がハロゲン原子であり、R3 〜R5 及びX3 が水素原
子であり、nが2である化合物。 (18)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R4 及びX3 が水素原子であり、R5 ,X1 及び
2 がハロゲン原子であり、nが2である化合物。 (19)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
3 〜R5 及びX3 が水素原子であり、R2 ,X1 及び
2 がハロゲン原子であり、nが2である化合物。 (20)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
3 , R4 及びX3 が水素原子であり、R2 ,R5 ,X
1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合
物。 (21)R1 ,R3 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、
2 ,R4 ,R5 及びX3 が水素原子であり、nが2で
ある化合物。
【0060】(22)R1 が炭素数1〜4個のハロアルキル
基であり、R2 ,R4 ,R5 及びX3が水素原子であ
り、R3 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2
である化合物。 (23)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 ,R4 ,R5 及びX3 が水素原子であり、R3 ,X
1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合
物。 (24)R1 がフェノキシ基であり、R2 ,R4 ,R5 及び
3 が水素原子であり、R3 ,X1 及びX2 がハロゲン
原子であり、nが2である化合物。 (25)R1 が炭素数1〜10個のアルキル基であり、
2 ,R4 ,R5 及びX3 が水素原子であり、R3 ,X
1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合
物。 (26)R1 が炭素数1〜4個のハロアルキル基であり、R
2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハ
ロゲン原子であり、nが3である化合物。 (27)R1 が炭素数1〜4個のハロアルキル基であり、R
2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハ
ロゲン原子であり、nが5である化合物。 (28)R1 がフェニル基であり、R2 が炭素数1〜4個の
アルキル基であり、R5が炭素数1〜4個のアルキル基
であり、R3 ,R4 及びX3 が水素原子であり、X1
びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合物。
【0061】(29)R1 がベンジルオキシ基であり、R2
〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロ
ゲン原子であり、nが2である化合物。 (30)R1 がピリジルメチルオキシ基であり、R2 〜R5
及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原
子であり、nが2である化合物。 (31)R1 がニトロ基であり、R2 〜R5 及びX3 が水素
原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが
2である化合物。 (32)R1 が炭素数1〜4個のハロアルキルスルホニルオ
キシ基であり、R2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、
1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である化合
物。 (33)R1 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、R2
炭素数1〜4個のハロアルキル基であり、R3 〜R5
びX3 が水素原子であり、nが2である化合物。 (34)R1 ,X1 及びX2 がハロゲン原子であり、R2
4 ,R5 及びX3 が水素原子であり、R3 が炭素数1
〜4個のアルコキシ基であり、nが2である化合物。 (35)R1 が炭素数1〜4個のアルキルチオ基であり、X
1 及びX2 がハロゲン原子であり、R2 〜R5 及びX3
が水素原子であり、nが2である化合物。
【0062】(36)R1 ,R3 〜R5 及びX3 が水素原子
であり、R2 が炭素数1〜4個のアルキルチオ基であ
り、X1 及びX2 がハロゲン原子であり、nが2である
化合物。 (37)R1 とR2 とで酸素原子を有していてもよい飽和又
は不飽和の6員環を形成し、その環の置換基として1も
しくは2個のメチル基を有していてもよく、R3 〜R5
及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2 がハロゲン原
子であり、nが2である化合物。 (38)R1 〜R3 ,R5 ,X1 及びX2 がハロゲン原子で
あり、R4 は炭素数1〜4個のアルキル基であり、X3
が水素原子であり、nが2である化合物。 (39)R1 は炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 ,R3 ,R5 ,X1及びX2 がハロゲン原子であ
り、R4 は炭素数1〜4個のアルキル基であり、X3
水素原子であり、nが2である化合物。 (40)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 が炭素数1
〜4個のハロアルキル基であり、X2 がハロゲン原子で
あり、nが2である化合物。 (41)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 及びX2 が水素原子であり、X1 炭素数1〜
4個のアルキル基であり、X3 がハロゲン原子であり、
nが2である化合物。 (42)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 が水素原子であり、X1 〜X3 がハロゲン原
子であり、nが2である化合物。 (43)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX2
炭素数1〜4個のアルコキシ基であり、nが2である化
合物。 (44)R1 が炭素数1〜4個のハロアルコキシ基であり、
2 〜R5 ,X1 〜X3が水素原子であり、X1 が炭素
数1〜4個のアルキル基であり、nが2である化合物。 (45)R1 ,R3 〜R5 及びX3 が水素原子であり、R2
が炭素数1〜4個のハロアルコキシキ基であり、X1
びX2 はハロゲン原子であり、nが2である化合物。
【0063】これらの好ましい組み合わせからなる(1)
〜(45)で示した化合物(1)のR1〜R5 ,X1 〜X3
及びnとしては、前記の好ましいもの、さらに好ましい
ものを例示することができる。これらの具体的な化合物
(1)としては、後述の表1〜14中に記載した化合物
1〜15,17〜19,21〜27,31〜35,37
〜40,42〜44,49〜61,63〜65,68〜
73,75,77,79,82〜104,106を挙げ
ることができる。
【0064】化合物(1)は、以下に示す方法によって
合成することができる。化合物(2)の合成 化合物(2)の合成は、次に示すように、化合物(3)
とチオニルハライド(SOY2 )とを、溶媒中又は無溶
媒で反応させることによって製造することができるが;
反応を促進させるためには、加熱下に反応させることが
好ましい。
【0065】
【化20】
【0066】(式中、R1 〜R5 ,X1 〜X3 ,n及び
Yは前記の記載と同義である。) 溶媒としては、本反応に直接関与しないものであれば特
に限定されず、例えば、塩素化された又はされていない
芳香族,脂肪族,脂環式の炭化水素類(ベンゼン,トル
エン,キシレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リ
グロイン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼ
ン,塩化メチレン,クロロホルム,ジクロルエタン,ト
リクロルエチレン,シクロヘキサンなど)、エーテル類
(ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサン
など)、前記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0067】そして、その溶媒の使用量は、化合物
(3)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが;好ましくは化合物(3)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。チオニルハライドは、市販品を使用することが
できる。チオニルハライドの使用量は、化合物(3)に
対して1〜5倍モルであるが;好ましくは1.1〜2倍
モルである。
【0068】反応温度は、特に限定されないが、氷冷温
度から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;好
ましくは50〜80℃がよい。反応時間は、前記の濃
度,温度によって変化するが;通常0.3〜2時間で行
うことができる。以上のようにして製造された化合物
(2)は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の
後処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラ
フィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
化合物(2)を化合物(1)の合成原料として用いる場
合には、前記の化合物(2)の合成反応が終了後、後処
理を行わずにそのまま使用することができる。
【0069】化合物(2)としては、後述の表1〜14
中に示した各化合物に対応した各置換基を有するものを
挙げることができる〔化合物1〜106に対応した各置
換基を有する化合物(2)を、化合物(2)1 〜化合物
(2)106 と称する。例えば、化合物1に対応した各置
換基を有する化合物(2)1 は、R1 が塩素原子であ
り、R2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX
2 がフッ素原子であり、nが2であり、Yはハロゲン原
子である。〕。
【0070】化合物(1)の合成法 化合物(1)の合成は、通常、原料の化合物(2)を溶
媒中又は無溶媒でアルカリ処理して環化することによっ
て製造することができるが;反応を促進させるために加
熱下に反応させることが好ましい。溶媒としては、本反
応に直接関与しないものであれば特に限定されず、例え
ば、塩素化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂
環式の炭化水素類(ベンゼン,トルエン,キシレン,メ
チルナフタリン,石油エーテル,リグロイン,ヘキサ
ン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩化メチレ
ン,クロロホルム,ジクロルエタン,トリクロルエチレ
ン,シクロヘキサンなど)、エーテル類(ジエチルエー
テル,テトラヒドロフラン,ジオキサンなど)、アルコ
ール類(メタノール,エタノール,プロパノール,ブタ
ノールなど)、前記溶媒の混合物などを挙げることがで
きるが;好ましくはエーテル類,アルコール類がよい。
【0071】そして、その溶媒の使用量は、化合物
(2)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが;好ましくは化合物(2)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。アルカリの種類は、特に限定されず、例えば、
水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,炭酸ナトリウム,
炭酸カリウム,炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基を使
用することができるが;好ましくは水酸化ナトリウム,
水酸化カリウムなどがよい。アルカリの使用量は、化合
物(2)に対して1〜10倍モルであるが;好ましくは
2〜5倍モルがよい。
【0072】反応温度は、特に限定されないが、氷冷温
度から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;好
ましくは50〜80℃がよい。反応時間は、前記の濃
度,温度によって変化するが;通常0.3〜2時間で行
うことができる。以上のようにして製造された化合物
(1)は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の
後処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラ
フィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
化合物(1)としては、後述の表1〜14中に示した化
合物1〜106を挙げることができる〔化合物1は、化
合物(1)で示される式におけるR1 が塩素原子であ
り、R2 〜R5 及びX3 が水素原子であり、X1 及びX
2 がフッ素原子であり、nが2である。〕。
【0073】農園芸用の有害生物防除剤 〔防除効果〕本発明の化合物(1)で防除効果が認めら
れる農園芸における有害生物としては、農園芸害虫〔例
えば、半翅目(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,
コナジラミ類など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,
ハマキムシ類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチ
ョウなど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,
ハムシ類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミ
カンハダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビ
ダニなど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリ
など)、貯穀害虫(コクヌストモドキ類,マメゾウムシ
類など)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセン
チュウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸
病原菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キ
ュウリべと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げ
ることができる。
【0074】〔有害生物防除剤〕本発明の農園芸用の有
害生物防除剤は、特に、殺虫・殺ダニ・殺菌効果が顕著
であり、化合物(1)の1種以上を有効成分として含有
するものである。化合物(1)は、単独で使用すること
もできるが、通常は常法によって、担体,界面活性剤,
分散剤,補助剤などを配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒
剤,粒剤,水和剤,油性の懸濁液,エアゾールなどの組
成物として調製する)して使用することが好ましい。
【0075】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0076】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0077】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0078】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定す
るものではない。 実施例1〔化合物(2)の合成〕 (1)N−[3−(4−ブロモフェノキシ)−1−クロロ
メチルプロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミドの
合成 N−[3−(4−ブロモフェノキシ)−1−ヒドロキシ
メチルプロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド
(4.80g)をトルエン(20ml)に溶解し、塩化
チオニル(2.9g)を加え、70〜80℃で1時間攪
拌した。冷却後、過剰の塩化チオニルと溶媒とを減圧下
に留去し、得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコー
ゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)
で単離することによって、白色結晶である目的化合物を
4.55g得た。 m.p.116〜119℃
【0079】(2)N−[3−(4−メチルフェノキシ)
−1−クロロメチルプロピル]−2,6−ジフルオロベ
ンズアミドの合成 N−[3−(4−メチルフェノキシ)−1−ヒドロキシ
メチルプロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド
(4.02g)をトルエン(20ml)に溶解し、塩化
チオニル(2.9g)を加え、70〜80℃で1時間攪
拌した。冷却後、過剰の塩化チオニルと溶媒とを減圧下
に留去し、得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコー
ゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)
で単離することによって、白色結晶である目的化合物を
3.91g得た。 m.p.97〜99℃ (3)表〜14中に記載した置換基を有するその他の化合
物(2)の合成 前記(1) 又は(2) に記載の方法に準じて、表〜14中の
その他の化合物(2)を合成した。
【0080】実施例2〔化合物(1)の合成〕 (1)2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[2−
(4−クロロフェノキシ)エチル]−2−オキサゾリン
(化合物1)の合成 N−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−クロロメチ
ルプロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド(3.
74g)をメタノール(20ml)に溶解し、15%水
酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、1時間加熱還
流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エチ
ルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去
した。得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)で単
離することによって、無色油状物である目的化合物を
2.42g得た。
【0081】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.04〜2.30(2H,m)、4.16(2H,
t,J=6Hz)、4.19〜4.33(1H,m)、
4.37〜4.69(2H,m)、6.79〜7.46
(7H,m)
【0082】(2)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−2−
オキサゾリン(化合物2)の合成 N−[3−(4−ブロモフェノキシ)−1−クロロメチ
ルプロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド(4.
19g)をメタノール(20ml)に溶解し、15%水
酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、1時間加熱還
流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エチ
ルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去
した。得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)で単
離することによって、無色油状物である目的化合物を
3.06g得た。
【0083】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.02〜2.29(2H,m)、4.16(2H,
t,J=6Hz)、4.19〜4.30(1H,m)、
4.38〜4.68(2H,m)、6.73〜7.46
(7H,m)
【0084】(3)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−(3−フェノキシプロピル−2−オキサゾリン
(化合物4)の合成 N−(1−クロロメチル−4−フェノキシブチル)−
2,6−ジフルオロベンズアミド(3.54g)をメタ
ノール(20ml)に溶解し、15%水酸化ナトリウム
水溶液(5ml)を加え、1時間加熱還流した。反応終
了後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エチルで目的化合物
を抽出し、これを飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:酢酸エチル=9:1溶出)で単離することによ
って、無色油状物である目的化合物を1.74g得た。
【0085】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.72〜2.13(4H,m)、3.89〜4.08
(1H,m)、4.12(2H,t,J=7Hz)、
4.34〜4.58(2H,m)、6.78〜7.44
(8H,m)
【0086】(4)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(4−フェノキシフェノキシ)エチル]−
2−オキサゾリン(化合物13)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(4−フェノキシフェノ
キシ)−プロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド
(3.02g)をメタノール(20ml)に溶解し、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(3.5ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去
し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=2
0:1溶出)で単離することによって、淡黄色油状物で
ある目的化合物を1.97g得た。
【0087】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.04〜2.35(2H,m)、4.17(2H,
t,J=3.5Hz)、4.22〜4.30(1H,
m)、4.50〜4.68(2H,m)、6.70〜
7.46(12H,m)
【0088】(5)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)フェノキ
シ]エチル}−2−オキサゾリン(化合物17)の合成 N−{1−クロロメチル−3−[4−(エトキシエチ
ル)フェノキシ]−プロピル}−2,6−ジフルオロベ
ンズアミド(2.06g)をメタノール(20ml)に
溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(2.5ml)
を加え、1時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶
媒を留去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲ
ルカラム(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチ
ル=9:1溶出)で単離することによって、無色油状物
である目的化合物を1.14g得た。
【0089】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.20(3H,t,J=7Hz)、2.02〜2.3
1(2H,m)、2.83(2H,t,J=7Hz)、
3.50(2H,q,J=7Hz)、3.59(2H,
t,J=7Hz)、4.16(2H,t,J=3.5H
z),4.20〜4.31(1H,m)、4.47〜
4.63(2H,m)、6.75〜7.44(7H,
m)
【0090】(6)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−{2−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメ
チルピリジン−2−イルオキシ)フェノキシ]エチル}
−2−オキサゾリン(化合物19)の合成 N−{1−クロロメチル−3−[4−(3−クロロ−5
−トリフルオロメチルピリド−2−イルオキシ)フェノ
キシ−プロピル]}−2,6−ジフルオロベンズアミド
(2.68g)をメタノール(20ml)に溶解し、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(2.5ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去
し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=2
0:1溶出)で単離することによって、無色粘性油状物
である目的化合物を1.09g得た。
【0091】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.03〜2.32(2H,m)、4.14〜4.31
(3H,m)、4.50〜4.63(2H,m)、6.
78〜7.45(7H,m)、7.97(1H,s)、
8.28(1H,s)
【0092】(7)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(4−トリフルオロメトキシフェノキシ)
エチル]−2−オキサゾリン(化合物11)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(4−トリフルオロメト
キシフェノキシ)プロピル]−2,6−ジフルオロベン
ズアミド(1.27g)をメタノール(20ml)に溶
解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.5ml)を
加え、1時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒
を留去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲル
カラム(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル
=9:1溶出)で単離することによって、無色結晶であ
る目的化合物を0.87g得た。
【0093】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.07〜2.29(2H,m)、4.06〜4.38
(3H,m)、4.47〜4.70(2H,m)、6.
78〜7.46(7H,m)
【0094】(8)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(4−クロロフェノキシフェノキシ)エチ
ル]−2−オキサゾリン(化合物21)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(4−クロロフェノキシ
フェノキシ)プロピル]−2,6−ジフルオロベンズア
ミド(1.40g)をメタノール(20ml)に溶解
し、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.5ml)を加
え、1時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を
留去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
9:1溶出)で単離することによって、淡黄色油状物で
ある目的化合物を0.98g得た。
【0095】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.11〜2.30(2H,m)、4.14〜4.30
(3H,m)、4.55〜4.65(2H,m)、6.
80〜7.45(11H,m)
【0096】(9)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−{2−[4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−1−プロポキシ)フェノキシ]エチル}−2
−オキサゾリン(化合物43)の合成 N−{1−クロロメチル−3−[4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロ−1−プロポキシ)フェノ
キシ]プロピル}−2,6−ジフルオロベンズアミド
(1.52g)をメタノール(20ml)に溶解し、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(1.5ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去
し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:
1溶出)で単離することによって、淡黄色粘性油状物で
ある目的化合物を1.02g得た。
【0097】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.97〜2.31(2H,m)、4.05〜4.30
(3H,m)、4.43〜4.67(2H,m)、4.
80〜5.12(1H,m)、6.68〜7.52(7
H,m)
【0098】(10)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−{2−[4−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)フェノキシ]エチル}−2−オキサゾリン(化合物
63)の合成 N−{1−クロロメチル−3−[4−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)フェノキシ]プロピル}−2,6−
ジフルオロベンズアミド(0.97g)をメタノール
(15ml)に溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液
(1.0ml)を加え、1時間加熱還流した。反応終了
後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エチルで目的化合物を
抽出し、これを飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油
状物をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=9:1溶出)で単離することによっ
て、無色結晶である目的化合物を0.59g得た。
【0099】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.08〜2.35(2H,m)、4.10〜4.38
(3H,m)、4.47〜4.71(2H,m)、6.
78〜7.78(11H,m)
【0100】(11)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−{2−[4−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)フェノキシ]エチル}−2−オキサゾリン(化合物
65)の合成 N−{1−クロロメチル−3−[4−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)フェノキシ]プロピル}−2,6
−ジフルオロベンズアミド(1.00g)をメタノール
(15ml)に溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液
(1.0ml)を加え、1時間加熱還流した。反応終了
後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エチルで目的化合物を
抽出し、これを飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油
状物をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=9:1溶出)で単離することによっ
て、無色結晶である目的化合物を0.54g得た。
【0101】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.03〜2.35(2H,m)、4.05〜4.34
(3H,m)、4.48〜4.72(2H,m)、6.
78〜7.69(11H,m)
【0102】(12)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−
2H−クロメン−6−イルオキシ)エチル]−2−オキ
サゾリン(化合物85)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(2,2−ジメチル−
3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−6−イルオキシ)
プロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド(1.2
7g)をメタノール(20ml)に溶解し、15%水酸
化ナトリウム水溶液(1.5ml)を加え、1時間加熱
還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エ
チルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコー
ゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)
で単離することによって、淡黄色粘性油状物である目的
化合物を0.77g得た。
【0103】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.31(6H,s)、1.77(2H,t,J=7.
3Hz)、2.02〜2.32(2H,m)、2.74
(2H,t,J=6.7Hz)、4.02〜4.30
(3H,m)、4.48〜4.63(2H,m)、6.
58〜7.47(6H,m)
【0104】(13)2−(2−クロロ−6−フルオロフェ
ニル)−4−[2−(4−トリフルオロメトキシフェノ
キシ)エチル]−2−オキサゾリン(化合物98)の合
成 N−[1−クロロメチル−3−(4−トリフルオロメト
キシフェノキシ)プロピル]−2−クロロ−6−フルオ
ロベンズアミド(1.32g)をメタノール(20m
l)に溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.5
ml)を加え、1時間加熱還流した。反応終了後、減圧
下に溶媒を留去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、
これを飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシ
リカゲルカラム(ワコーゲルC−200,トルエン:酢
酸エチル=9:1溶出)で単離することによって、無色
油状物である目的化合物を0.83g得た。
【0105】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.18〜2.25(2H,m)、4.17〜4.29
(3H,m)、4.57〜4.68(2H,m)、6.
86〜7.38(7H,m)
【0106】(14)2−(2,6−ジクロロフェニル)−
4−[2−(4−トリフルオロメトキシフェノキシ)エ
チル]−2−オキサゾリン(化合物99)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(4−トリフルオロメト
キシフェノキシ)プロピル]−2,6−ジクロロベンズ
アミド(1.37g)をメタノール(20ml)に溶解
し、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.5ml)を加
え、1時間加熱還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を
留去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、これを飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
9:1溶出)で単離することによって、淡黄色粘性油状
物である目的化合物を0.94g得た。
【0107】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.07〜2.29(2H,m)、4.06〜4.38
(3H,m)、4.47〜4.70(2H,m)、6.
78〜7.43(7H,m)
【0108】(15)2−(2,6−ジフルオロフェニル)
−4−[2−(2−ナフチルオキシ)エチル]−2−オ
キサゾリン(化合物105)の合成 N−[1−クロロメチル−3−(2−ナフチルオキシ)
プロピル]−2,6−ジフルオロベンズアミド(1.3
2g)をメタノール(20ml)に溶解し、15%水酸
化ナトリウム水溶液(1.5ml)を加え、1時間加熱
還流した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、酢酸エ
チルで目的化合物を抽出し、これを飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコー
ゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)
で単離することによって、淡黄色油状物である目的化合
物を0.87g得た。
【0109】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.10〜2.39(2H,m)、4.14〜4.39
(3H,m)、4.47〜4.70(2H,m)、6.
82〜7.80(10H,m)
【0110】(16)表1〜14中のその他の化合物(1)
の合成 前記(1) 〜(15)に記載の方法に準じて、表1〜14中の
その他の化合物(1)を合成した。以上のようにした合
成した化合物を表1〜15に示す。
【0111】
【表1】
【0112】
【表2】
【0113】
【表3】
【0114】
【表4】
【0115】
【表5】
【0116】
【表6】
【0117】
【表7】
【0118】
【表8】
【0119】
【表9】
【0120】
【表10】
【0121】
【表11】
【0122】
【表12】
【0123】
【表13】
【0124】
【表14】
【0125】
【表15】
【0126】実施例3〔製剤の調製〕 (1) 粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0127】(2) 水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0128】(3) 乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0129】(4) 粉剤の調製化合物1を5重量部,タル
ク50重量部及びカオリン45重量部を均一に混合 して粉剤を得た。
【0130】実施例4〔効力試験〕 (1) コナガに対する効力試験 実施例3に準じて調製した表1〜14に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で300ppm,50ppm及び10ppmに希釈し、
これらの各薬液中にキャベツ葉片(5×5cm)を30
秒間浸漬し、各プラスチックカップに一枚づつ入れて風
乾した。次に、これらのカップ内に各々10頭のコナガ
(3齢幼虫)を放って蓋をし、25℃の定温室に放置
し、2日後に各カップの生死虫数を数えて死虫率を求め
た。殺虫効果の評価は、死虫率の範囲によって、4段階
(A:100%,B:100未満〜80%,C:80未
満〜60%,D:60%未満)で示した。なお、比較化
合物として、次のような特開平5−271206号(E
P−A−553,623)に記載の比較化合物1,比較
化合物2及び特開平2−85268号に記載の比較化合
物3を、300ppm,50ppm及び10ppmに希
釈して、同様に死虫率を求めた。
【0131】
【化21】
【0132】
【化22】
【0133】
【化23】
【0134】それらの結果を表16に示す。
【0135】
【表16】
【0136】(2) ハスモンヨトウに対する効力試験 実施例3に準じて調製した表1〜14に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で各々500ppm及び100ppmに希釈し、これら
の各薬液中にダイズ本葉を30秒間浸漬し、各プラスチ
ックカップに1枚づつ入れて風乾した。これらのカップ
内に各々10頭のハスモンヨトウ(2齢幼虫)を放って
蓋をし、25℃の定温室に放置し、2日後に各カップ内
の生死虫数を数えて殺虫率を求めた。なお、前記の(1)
に記載した比較化合物1,比較化合物2及び比較化合物
3を、500ppm及び100ppmに希釈して、同様
に死虫率を求めた。これらの殺虫効果の評価の結果を、
前記の(1) に記載した4段階の評価方法で表17に示
す。
【0137】
【表17】
【0138】(3) ナミハダニ卵に対する効力試験 実施例3に準じて調製した表1〜14に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で300ppmに希釈し、これらの各薬液中に15頭の
ナミハダニ雌成虫を24時間寄生産卵させた後に成虫を
除去した各インゲン葉片(直径20mm)を10秒間づ
つ浸漬した。次に、これらの葉片を25℃の定温室に放
置し、6日後に各葉片における未孵化卵数を数えて殺卵
率を求めた。殺卵効果の評価は、殺卵率の範囲によっ
て、4段階(A:100%、B:100未満〜80%,
C:80未満〜60%,D:60%未満)で示した。こ
れらの結果を表18に示す。
【0139】
【表18】
【0140】(4) キュウリべと病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキ
ュウリ(品種;相模半白)を育成し、1.5葉期の幼植
物体に、表1〜14に示した化合物(1)から実施例3
に準じて調製した各水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、キュウリべと病菌(Pseudoperonospora cu
bensis)の遊走子嚢を罹病葉から調製し、これを植物葉
の裏面にまんべんなく噴霧接種した。接種後、2日間2
0℃で暗黒下に保った後、5日間ガラス温室内で育成
し、第一葉に現れたキュウリべと病病斑の程度を調査し
た。殺菌効果の評価は、無処理区の病斑の程度と比較し
て、6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が60%程
度、2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積が20%
程度、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無し)で示
した。その結果を表19に示す。
【0141】
【表19】
【0142】
【発明の効果】本発明の新規なオキサゾリン誘導体は、
殺虫,殺ダニ,殺菌などの優れた効果を有するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/12 311 //(C07D 413/12 213:04 263:14) (C07D 413/12 263:14 311:72) (72)発明者 五箇 公一 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 (式中、R1 はハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜1
    0個のアルキル基、炭素数1〜8個のアルコキシ基、炭
    素数1〜4個のハロアルキル基、炭素数1〜4個のハロ
    アルコキシ基、非置換又は置換基としてハロゲン原子,
    炭素数1〜4個のハロアルキル基,もしくは炭素数1〜
    4個のハロアルコキシ基を有するフェニル基、非置換又
    は置換基としてハロゲン原子,炭素数1〜4個のハロア
    ルキル基,もしくは炭素数1〜4個のハロアルコキシ基
    を有するフェノキシ基、非置換又は置換基としてハロゲ
    ン原子を有するベンジル基、非置換又は置換基としてハ
    ロゲン原子を有するベンジルオキシ基、非置換又は置換
    基として炭素数1〜4個のハロアルキル基,もしくはハ
    ロゲン原子を有するピリジルオキシ基、非置換又は置換
    基としてハロゲン原子を有するピリジルメチルオキシ
    基、炭素数1〜4個のアルコキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基、ニトロ基、シアノメチルオキシ
    基、炭素数1〜4個のハロアルキルスルホニルオキシ
    基、炭素数1〜4個のアルキルスルホニルオキシ基、或
    いは炭素数1〜4個のアルキルチオ基を表す。 R2
    水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4個のアルキル
    基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、炭素数1〜4個
    のアルコキシ基、炭素数1〜4個のアルキルチオ基、或
    いは炭素数1〜4個のハロアルコキシ基を表す。 R1
    とR2 とで酸素原子を有していてもよい飽和又は不飽和
    の6員環を形成し、その環の置換基として1もしくは2
    個のメチル基を有していてもよい。 R3 は水素原子、
    ハロゲン原子、或いは炭素数1〜4個のアルコキシ基を
    表す。 R4 は水素原子、炭素数1〜4個のアルキル
    基、或いはハロゲン原子を表す。 R5 は水素原子、ハ
    ロゲン原子、或いは炭素数1〜6個のアルキル基を表
    す。 X1 はハロゲン原子、炭素数1〜4個のアルキル
    基、炭素数1〜4個のハロアルキル基、或いは炭素数1
    〜4個のアルコキシ基を表す。 X2 はハロゲン原子、
    水素原子、或いは炭素数1〜4個のアルコキシ基を表
    す。 X3 は水素原子、或いはハロゲン原子を表す。
    nは2〜5の整数を表す。)で示されるオキサゾリン誘
    導体。
  2. 【請求項2】 次式(2): 【化2】 (式中、R1 〜R4 ,X1 〜X3 及びnは、請求項1の
    記載と同義である。 Yは、ハロゲン原子を表す。)で
    示されるアミドエチルハライド誘導体。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の式(2)で示されるアミ
    ドエチルハライド誘導体を、アルカリで処理して環化さ
    せることを特徴とする請求項1記載の式(1)で示され
    るオキサゾリン誘導体の製法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の式(1)で示されるオキ
    サゾリン誘導体を有効成分とする農園芸用の有害生物防
    除剤。
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