JPH07196242A - 繊維巻取パッケージの抜取り装置 - Google Patents
繊維巻取パッケージの抜取り装置Info
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- JPH07196242A JPH07196242A JP35372193A JP35372193A JPH07196242A JP H07196242 A JPH07196242 A JP H07196242A JP 35372193 A JP35372193 A JP 35372193A JP 35372193 A JP35372193 A JP 35372193A JP H07196242 A JPH07196242 A JP H07196242A
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- tubular member
- tube
- fiber winding
- winding package
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/04—Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
- B65H67/0405—Arrangements for removing completed take-up packages or for loading an empty core
- B65H67/0411—Arrangements for removing completed take-up packages or for loading an empty core for removing completed take-up packages
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Abstract
(57)【要約】
【構成】コレット４の外径を小さくした後に、筒部材２
０をコレット４から引き抜く。この筒部材２０に同行し
てチューブ５が移動することで、繊維巻取パッケージＰ
はコレット４から引き抜かれる。この引き抜きの際に筒
部材２０は径が絞られる。そのコレット４から引き抜か
れる繊維巻取パッケージＰをチューブ５の内周面を介し
受部材２１によって支持する。 【効果】繊維の傷付きを防止できる。
０をコレット４から引き抜く。この筒部材２０に同行し
てチューブ５が移動することで、繊維巻取パッケージＰ
はコレット４から引き抜かれる。この引き抜きの際に筒
部材２０は径が絞られる。そのコレット４から引き抜か
れる繊維巻取パッケージＰをチューブ５の内周面を介し
受部材２１によって支持する。 【効果】繊維の傷付きを防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス繊維巻取機等の
スピンドルコレットに巻き取られた繊維巻取パッケージ
を、そのコレットから抜き取る装置に関する。
スピンドルコレットに巻き取られた繊維巻取パッケージ
を、そのコレットから抜き取る装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えばガラス繊維巻取機のスピンドルコ
レットにはチューブが嵌合され、そのコレットを回転さ
せることでチューブにガラス繊維が巻き取られる。その
チューブとチューブに巻き取られたガラス繊維とからな
る繊維巻取パッケージは、コレットから抜き取られて次
工程に搬送される。
レットにはチューブが嵌合され、そのコレットを回転さ
せることでチューブにガラス繊維が巻き取られる。その
チューブとチューブに巻き取られたガラス繊維とからな
る繊維巻取パッケージは、コレットから抜き取られて次
工程に搬送される。
【０００３】その繊維巻取パッケージの抜取りの自動化
のため、コレットの軸方向に往復移動可能かつコレット
に嵌合された繊維巻取パッケージを外周面を介し受ける
位置と離れた位置との間で揺動可能な受け部材と、この
受け部材を揺動駆動するアクチュエータを備えた抜取り
装置がある。
のため、コレットの軸方向に往復移動可能かつコレット
に嵌合された繊維巻取パッケージを外周面を介し受ける
位置と離れた位置との間で揺動可能な受け部材と、この
受け部材を揺動駆動するアクチュエータを備えた抜取り
装置がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】繊維巻取パッケージの
径は繊維の太さや巻量等に応じ変動する。そのため、従
来の抜取り装置においては、アクチュエータにより揺動
駆動された受け部材が、コレットに嵌合された繊維巻取
パッケージの外周面をアクチュエータの駆動力により必
要以上に大きな力で押し付けてしまい、その押し付け力
により繊維を傷付けるという問題があった。
径は繊維の太さや巻量等に応じ変動する。そのため、従
来の抜取り装置においては、アクチュエータにより揺動
駆動された受け部材が、コレットに嵌合された繊維巻取
パッケージの外周面をアクチュエータの駆動力により必
要以上に大きな力で押し付けてしまい、その押し付け力
により繊維を傷付けるという問題があった。
【０００５】また、繊維巻取り用コレットは、通常は、
コレット本体と、このコレット本体の外周に径方向に移
動可能に設けられる複数のフィンガー等の押圧部材とを
有し、これにより外径を変化させることが可能とされて
いる。その押圧部材は、繊維巻取り時には径方向外方へ
の移動により繊維巻取パッケージの内周面を押圧してコ
レットからの抜けを防止し、抜取り時は径方向内方に移
動する。しかし、従来の抜取り装置の受け部材は、コレ
ットに嵌合された繊維巻取パッケージの外周面をアクチ
ュエータの駆動力により押し付けた状態でコレットの軸
方向に移動するものであった。そのため、受け部材によ
り繊維巻取パッケージの内周が押圧部材に押し付けら
れ、受け部材がコレットの軸方向に移動してもコレット
から繊維巻取パッケージを抜き取ることが押圧部材との
摩擦によりできないことがあり、さらに、受け部材のみ
が移動するため繊維を傷付けることがあった。
コレット本体と、このコレット本体の外周に径方向に移
動可能に設けられる複数のフィンガー等の押圧部材とを
有し、これにより外径を変化させることが可能とされて
いる。その押圧部材は、繊維巻取り時には径方向外方へ
の移動により繊維巻取パッケージの内周面を押圧してコ
レットからの抜けを防止し、抜取り時は径方向内方に移
動する。しかし、従来の抜取り装置の受け部材は、コレ
ットに嵌合された繊維巻取パッケージの外周面をアクチ
ュエータの駆動力により押し付けた状態でコレットの軸
方向に移動するものであった。そのため、受け部材によ
り繊維巻取パッケージの内周が押圧部材に押し付けら
れ、受け部材がコレットの軸方向に移動してもコレット
から繊維巻取パッケージを抜き取ることが押圧部材との
摩擦によりできないことがあり、さらに、受け部材のみ
が移動するため繊維を傷付けることがあった。
【０００６】本発明は、上記課題を解決することのでき
る繊維巻取パッケージの抜取り装置を提供することを目
的とする。
る繊維巻取パッケージの抜取り装置を提供することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維巻取パッケ
ージの抜取り装置は、外径を変化させることのできるコ
レットと、このコレットの外周に嵌合される筒部材と、
この筒部材の外周に嵌合される繊維巻取り用チューブを
内周面を介し支持可能な受部材と、その筒部材をコレッ
トの軸方向に移動させる手段とを備え、その筒部材は、
コレットの外径変化による径方向外方への伸長によりコ
レットとチューブとに一体化されると共に径方向内方へ
の収縮によりコレットとチューブとに対し軸方向相対移
動可能となるように伸縮性を有し、その筒部材は径が絞
られるようにコレットから引き抜き可能とされ、そのチ
ューブは筒部材のコレットからの引き抜きに伴ってコレ
ットから引き抜き可能とされ、そのコレットから引き抜
かれるチューブを内周面を介し支持可能な位置に前記受
部材が位置決め可能なことを特徴とする。
ージの抜取り装置は、外径を変化させることのできるコ
レットと、このコレットの外周に嵌合される筒部材と、
この筒部材の外周に嵌合される繊維巻取り用チューブを
内周面を介し支持可能な受部材と、その筒部材をコレッ
トの軸方向に移動させる手段とを備え、その筒部材は、
コレットの外径変化による径方向外方への伸長によりコ
レットとチューブとに一体化されると共に径方向内方へ
の収縮によりコレットとチューブとに対し軸方向相対移
動可能となるように伸縮性を有し、その筒部材は径が絞
られるようにコレットから引き抜き可能とされ、そのチ
ューブは筒部材のコレットからの引き抜きに伴ってコレ
ットから引き抜き可能とされ、そのコレットから引き抜
かれるチューブを内周面を介し支持可能な位置に前記受
部材が位置決め可能なことを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明の構成によりチューブに繊維を巻き取る
には、コレットの外径を小さくした状態でコレットの外
周に筒部材を嵌合し、この筒部材の外周にチューブを嵌
合し、しかる後にコレットの外径を大きくし、筒部材を
コレットとチューブとに一体化させる。これにより、コ
レットと筒部材とチューブとは一体回転するので、チュ
ーブに繊維を巻き取って繊維巻取パッケージを形成でき
る。
には、コレットの外径を小さくした状態でコレットの外
周に筒部材を嵌合し、この筒部材の外周にチューブを嵌
合し、しかる後にコレットの外径を大きくし、筒部材を
コレットとチューブとに一体化させる。これにより、コ
レットと筒部材とチューブとは一体回転するので、チュ
ーブに繊維を巻き取って繊維巻取パッケージを形成でき
る。
【０００９】その繊維巻取パッケージをコレットから引
き抜くには、コレットの外径を小さくした後に、筒部材
をコレットからの引き抜き方向に軸方向移動させる。こ
の筒部材に同行してチューブが軸方向移動することで、
繊維巻取パッケージはコレットから引き抜かれる。この
引き抜きの際に筒部材は径が絞られるので、コレットか
ら引き抜かれる繊維巻取パッケージをチューブの内周面
を介し受部材によって支持することができる。
き抜くには、コレットの外径を小さくした後に、筒部材
をコレットからの引き抜き方向に軸方向移動させる。こ
の筒部材に同行してチューブが軸方向移動することで、
繊維巻取パッケージはコレットから引き抜かれる。この
引き抜きの際に筒部材は径が絞られるので、コレットか
ら引き抜かれる繊維巻取パッケージをチューブの内周面
を介し受部材によって支持することができる。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１１】図１〜図３に示すガラス繊維巻取機１は、
本体２にタレット盤３が回転駆動自在に取付けられ、こ
のタレット盤３に一対のコレット４が回転駆動可能に取
付けられている。各コレット４は、タレット盤３の回転
により図１において右方の巻き取り位置と左方の玉揚げ
位置とに位置変更可能とされている。その巻取り位置で
回転駆動されるコレット４の外周に筒部材２０が嵌合さ
れ、この筒部材２０の外周にチューブ５が嵌合される。
そのチューブ５に、ガラス溶融槽６から紡出される多数
のガラス繊維フィラメント７を集束したストランド８が
巻き取られ、チューブ５とチューブに巻き取られたスト
ランド８とからなる繊維巻取パッケージＰが構成され
る。各フィラメント７はローラ９を介してバインダーを
付与され、ローラ１０を介して集束される。
本体２にタレット盤３が回転駆動自在に取付けられ、こ
のタレット盤３に一対のコレット４が回転駆動可能に取
付けられている。各コレット４は、タレット盤３の回転
により図１において右方の巻き取り位置と左方の玉揚げ
位置とに位置変更可能とされている。その巻取り位置で
回転駆動されるコレット４の外周に筒部材２０が嵌合さ
れ、この筒部材２０の外周にチューブ５が嵌合される。
そのチューブ５に、ガラス溶融槽６から紡出される多数
のガラス繊維フィラメント７を集束したストランド８が
巻き取られ、チューブ５とチューブに巻き取られたスト
ランド８とからなる繊維巻取パッケージＰが構成され
る。各フィラメント７はローラ９を介してバインダーを
付与され、ローラ１０を介して集束される。
【００１２】図４に示すように、各コレット４はガラス
繊維巻取機１のスピンドルシャフト１１に取付けられ、
円筒形のコレット本体４ａと、このコレット本体４ａの
外周に配置される押圧部材として機能する複数のフィン
ガー１２とを有する。すなわち、コレット本体４ａの外
周に軸方向に沿う複数の溝１３が設けられ、この溝１３
にフィンガー１２が径方向に移動可能に挿入され、各溝
１３の内部に取付けられたキー１４がフィンガー１２に
設けられた凹部１５の内面に当接することにより、フィ
ンガー１２の径方向移動量が一定範囲とされる。各フィ
ンガー１２は、図外駆動機構により径方向内方と外方へ
移動可能とされている。なお、そのフィンガー１２の駆
動機構としては、例えば実願平３‐１８３１１号に開示
された機構を用いることができる。これにより、コレッ
ト４は外径を変化させることができる。
繊維巻取機１のスピンドルシャフト１１に取付けられ、
円筒形のコレット本体４ａと、このコレット本体４ａの
外周に配置される押圧部材として機能する複数のフィン
ガー１２とを有する。すなわち、コレット本体４ａの外
周に軸方向に沿う複数の溝１３が設けられ、この溝１３
にフィンガー１２が径方向に移動可能に挿入され、各溝
１３の内部に取付けられたキー１４がフィンガー１２に
設けられた凹部１５の内面に当接することにより、フィ
ンガー１２の径方向移動量が一定範囲とされる。各フィ
ンガー１２は、図外駆動機構により径方向内方と外方へ
移動可能とされている。なお、そのフィンガー１２の駆
動機構としては、例えば実願平３‐１８３１１号に開示
された機構を用いることができる。これにより、コレッ
ト４は外径を変化させることができる。
【００１３】前記筒部材２０は、そのコレット４の外径
変化による径方向外方への伸長によりコレット４とチュ
ーブ５とに一体化されると共に径方向内方への収縮によ
りコレット４とチューブ５とに対し軸方向相対移動可能
となるように伸縮性を有する。すなわち、コレット４の
外径が小さくなった時点では、図５の（１）に示すよう
に、筒部材２０の外径はチューブ５の内径よりも小さ
く、筒部材２０の内径はコレット４の外径よりも大き
い。コレット４の外径が大きくなった時点では、図５の
（２）に示すように、筒部材２０の外周面はチューブ５
の内周面に押し付けられ、筒部材２０の内周面はコレッ
ト４のフィンガー１２の外周面により押し付けられる。
この筒部材２０は、例えば剛性の大きな繊維を編むこと
で構成できる。また、この筒部材２０はコレット４の先
端面を覆う先端部２０ａを有し、この先端部２０ａの中
心に剛性の大きなゴムや金属材等からなる球状部材２０
ｂが取り付けられている。また、筒部材２０の末端部の
外周に剛性の大きなゴムや金属材等からなるリング部材
２０ｃが取り付けられている。
変化による径方向外方への伸長によりコレット４とチュ
ーブ５とに一体化されると共に径方向内方への収縮によ
りコレット４とチューブ５とに対し軸方向相対移動可能
となるように伸縮性を有する。すなわち、コレット４の
外径が小さくなった時点では、図５の（１）に示すよう
に、筒部材２０の外径はチューブ５の内径よりも小さ
く、筒部材２０の内径はコレット４の外径よりも大き
い。コレット４の外径が大きくなった時点では、図５の
（２）に示すように、筒部材２０の外周面はチューブ５
の内周面に押し付けられ、筒部材２０の内周面はコレッ
ト４のフィンガー１２の外周面により押し付けられる。
この筒部材２０は、例えば剛性の大きな繊維を編むこと
で構成できる。また、この筒部材２０はコレット４の先
端面を覆う先端部２０ａを有し、この先端部２０ａの中
心に剛性の大きなゴムや金属材等からなる球状部材２０
ｂが取り付けられている。また、筒部材２０の末端部の
外周に剛性の大きなゴムや金属材等からなるリング部材
２０ｃが取り付けられている。
【００１４】図２、図３に示すように、玉揚げ位置のコ
レット４の軸方向外方に、前記チューブ５を内周面を介
し支持可能なロッド状の受部材２１が設けられている。
この受部材２１は、ハウジング２６に内蔵された流体圧
シリンダ等の伸縮駆動機構（図示省略）によってコレッ
ト４の軸方向に往復駆動される。
レット４の軸方向外方に、前記チューブ５を内周面を介
し支持可能なロッド状の受部材２１が設けられている。
この受部材２１は、ハウジング２６に内蔵された流体圧
シリンダ等の伸縮駆動機構（図示省略）によってコレッ
ト４の軸方向に往復駆動される。
【００１５】その受部材２１の下方に、前記筒部材２０
をコレット４からの引き抜き方向に軸方向移動させる引
き抜きロッド２２が設けられている。この引き抜きロッ
ド２２は、ハウジング２６に内蔵された流体圧シリンダ
等の伸縮駆動機構（図示省略）によってコレット４の軸
方向に往復駆動される。この引き抜きロッド２２の先端
に把持機構２７が取り付けられている。この把持機構２
７は、図６に示すように、引き抜きロッド２２に固定さ
れた環状のケース２７ａと、このケース２７ａの内周に
取り付けられた環状のブラダ２７ｂとを有する。引き抜
きロッド２２を軸方向移動することで、そのブラダ２７
ｂの内周に前記筒部材２０の球状部材２０ｂが配置され
る。そのブラダ２７ｂに圧縮空気が送り込まれることで
その球状部材２０ｂが把持され、この把持はその圧縮空
気が排出されることで解除される。
をコレット４からの引き抜き方向に軸方向移動させる引
き抜きロッド２２が設けられている。この引き抜きロッ
ド２２は、ハウジング２６に内蔵された流体圧シリンダ
等の伸縮駆動機構（図示省略）によってコレット４の軸
方向に往復駆動される。この引き抜きロッド２２の先端
に把持機構２７が取り付けられている。この把持機構２
７は、図６に示すように、引き抜きロッド２２に固定さ
れた環状のケース２７ａと、このケース２７ａの内周に
取り付けられた環状のブラダ２７ｂとを有する。引き抜
きロッド２２を軸方向移動することで、そのブラダ２７
ｂの内周に前記筒部材２０の球状部材２０ｂが配置され
る。そのブラダ２７ｂに圧縮空気が送り込まれることで
その球状部材２０ｂが把持され、この把持はその圧縮空
気が排出されることで解除される。
【００１６】その引き抜きロッド２２の径方向外方に、
筒部材２０をコレット４への嵌合方向に軸方向移動させ
る左右一対の筒部材用押し込みロッド２３と、チューブ
５の端面をコレット４への嵌合方向に押す左右一対のチ
ューブ用押し込みロッド２４とが設けられている。各押
し込みロッド２３、２４は、ハウジング２６に内蔵され
た流体圧シリンダ等の伸縮駆動機構（図示省略）によっ
てコレット４の軸方向に往復駆動される。
筒部材２０をコレット４への嵌合方向に軸方向移動させ
る左右一対の筒部材用押し込みロッド２３と、チューブ
５の端面をコレット４への嵌合方向に押す左右一対のチ
ューブ用押し込みロッド２４とが設けられている。各押
し込みロッド２３、２４は、ハウジング２６に内蔵され
た流体圧シリンダ等の伸縮駆動機構（図示省略）によっ
てコレット４の軸方向に往復駆動される。
【００１７】上記構成によれば、巻き取り位置において
コレット４に繊維巻取パッケージＰが巻き上げられる
と、そのコレット４はタレット盤３の回転により玉揚げ
位置に位置変更される。この位置変更がなされると以下
の抜取り動作がなされる。
コレット４に繊維巻取パッケージＰが巻き上げられる
と、そのコレット４はタレット盤３の回転により玉揚げ
位置に位置変更される。この位置変更がなされると以下
の抜取り動作がなされる。
【００１８】先ず、引き抜きロッド２２の先端の把持機
構２７により、筒部材２０の球状部材２０ｂを把持す
る。また、各フィンガー１２を径方向内方に移動させて
コレット４の外径を小さくする。次に、引き抜きロッド
２２をコレット４から離れる方向に軸方向移動させる。
これにより筒部材２０がコレット４からの引き抜き方向
に軸方向移動し、筒部材２０の末端部のリング部材２０
ｃが繊維巻取パッケージＰのチューブ５の端面を押す。
そうすると、図７に示すように、繊維巻取パッケージＰ
は筒部材２０と同行して軸方向移動し、コレット４から
引き抜かれる。この引き抜きの際に筒部材２０は径が絞
られるので、コレット４から引き抜かれる繊維巻取パッ
ケージＰをチューブ５の内周面を介し受部材２１によっ
て支持することができる。図８に示すように、受部材２
１により繊維巻取パッケージＰがチューブ５の内周面を
介し完全に支持された状態で、筒部材２０の末端のリン
グ部材２０ｃはコレット４の外周に嵌合するものとさ
れ、筒部材２０はコレット４から抜け出すことがないも
のとされている。次に、把持機構２７による筒部材２０
の球状部材２０ｂの把持を解除し、受部材２１をコレッ
ト４から離れる方向に軸方向移動し、受部材２１から繊
維巻取パッケージＰを抜き取ったならば、図９に示すよ
うに、新たなチューブ５を受部材２１と引き抜きロッド
２２とに挿入する。次に、筒部材用押し込みロッド２３
をコレット４に向かい軸方向移動させ、この押し込みロ
ッド２３により筒部材２０のリング部材２０ｃを押すこ
とで、筒部材２０をコレット４の外周に嵌合させる。次
に、図１０に示すように、受部材２１をコレット４に向
かい軸方向移動させ、新たなチューブ５をコレット４の
前方に配置する。また、把持機構２７により筒部材２０
の球状部材２０ｂを把持し、引き抜きロッド２２を軸方
向移動させて筒部材２０をコレット４から再び引き抜
く。これにより、筒部材２０を新たなチューブ５に挿入
した状態にする。しかる後に、把持機構２７による球状
部材２０ｂの把持を解除し、チューブ用押し込みロッド
２４と筒部材用押し込みロッド２３をコレット４に向か
い軸方向移動させる。これにより、チューブ５を筒部材
２０と共にコレット４の外周に嵌合させる。この際、筒
部材２０がチューブ５のガイドとして機能するので、チ
ューブ５を確実にコレット４に嵌合することができる。
構２７により、筒部材２０の球状部材２０ｂを把持す
る。また、各フィンガー１２を径方向内方に移動させて
コレット４の外径を小さくする。次に、引き抜きロッド
２２をコレット４から離れる方向に軸方向移動させる。
これにより筒部材２０がコレット４からの引き抜き方向
に軸方向移動し、筒部材２０の末端部のリング部材２０
ｃが繊維巻取パッケージＰのチューブ５の端面を押す。
そうすると、図７に示すように、繊維巻取パッケージＰ
は筒部材２０と同行して軸方向移動し、コレット４から
引き抜かれる。この引き抜きの際に筒部材２０は径が絞
られるので、コレット４から引き抜かれる繊維巻取パッ
ケージＰをチューブ５の内周面を介し受部材２１によっ
て支持することができる。図８に示すように、受部材２
１により繊維巻取パッケージＰがチューブ５の内周面を
介し完全に支持された状態で、筒部材２０の末端のリン
グ部材２０ｃはコレット４の外周に嵌合するものとさ
れ、筒部材２０はコレット４から抜け出すことがないも
のとされている。次に、把持機構２７による筒部材２０
の球状部材２０ｂの把持を解除し、受部材２１をコレッ
ト４から離れる方向に軸方向移動し、受部材２１から繊
維巻取パッケージＰを抜き取ったならば、図９に示すよ
うに、新たなチューブ５を受部材２１と引き抜きロッド
２２とに挿入する。次に、筒部材用押し込みロッド２３
をコレット４に向かい軸方向移動させ、この押し込みロ
ッド２３により筒部材２０のリング部材２０ｃを押すこ
とで、筒部材２０をコレット４の外周に嵌合させる。次
に、図１０に示すように、受部材２１をコレット４に向
かい軸方向移動させ、新たなチューブ５をコレット４の
前方に配置する。また、把持機構２７により筒部材２０
の球状部材２０ｂを把持し、引き抜きロッド２２を軸方
向移動させて筒部材２０をコレット４から再び引き抜
く。これにより、筒部材２０を新たなチューブ５に挿入
した状態にする。しかる後に、把持機構２７による球状
部材２０ｂの把持を解除し、チューブ用押し込みロッド
２４と筒部材用押し込みロッド２３をコレット４に向か
い軸方向移動させる。これにより、チューブ５を筒部材
２０と共にコレット４の外周に嵌合させる。この際、筒
部材２０がチューブ５のガイドとして機能するので、チ
ューブ５を確実にコレット４に嵌合することができる。
【００１９】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、ガラス繊維以外の繊維巻取パッケ
ージの抜取りにも本発明装置を利用できる。
のではない。例えば、ガラス繊維以外の繊維巻取パッケ
ージの抜取りにも本発明装置を利用できる。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、繊維巻取パッケージを
外周面を押圧することなくコレットから抜き取ることが
でき、繊維の傷付きを防止できる。
外周面を押圧することなくコレットから抜き取ることが
でき、繊維の傷付きを防止できる。
【図１】本発明の実施例のガラス繊維巻取機の正面図
【図２】本発明の実施例の抜取り装置の側断面図
【図３】本発明の実施例の抜取り装置の平面図
【図４】本発明の実施例のコレットと筒部材と繊維巻取
パッケージの正断面図
パッケージの正断面図
【図５】本発明の実施例のコレットと筒部材とチューブ
の部分側断面図
の部分側断面図
【図６】本発明の実施例の把持機構の正面図
【図７】本発明の実施例の抜取り装置の側断面図
【図８】本発明の実施例の抜取り装置の側断面図
【図９】本発明の実施例の抜取り装置の平面図
【図１０】本発明の実施例の抜取り装置の側断面図
４ コレット ５ チューブ ２０ 筒部材 ２１ 受部材 ２２ 引き抜きロッド ２３ 押し込みロッド Ｐ 繊維巻取パッケージ
Claims (1)
- 【請求項１】 外径を変化させることのできるコレット
と、このコレットの外周に嵌合される筒部材と、この筒
部材の外周に嵌合される繊維巻取り用チューブを内周面
を介し支持可能な受部材と、その筒部材をコレットの軸
方向に移動させる手段とを備え、その筒部材は、コレッ
トの外径変化による径方向外方への伸長によりコレット
とチューブとに一体化されると共に径方向内方への収縮
によりコレットとチューブとに対し軸方向相対移動可能
となるように伸縮性を有し、その筒部材は径が絞られる
ようにコレットから引き抜き可能とされ、そのチューブ
は筒部材のコレットからの引き抜きに伴ってコレットか
ら引き抜き可能とされ、そのコレットから引き抜かれる
チューブを内周面を介し支持可能な位置に前記受部材が
位置決め可能なことを特徴とする繊維巻取パッケージの
抜取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35372193A JPH07196242A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 繊維巻取パッケージの抜取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35372193A JPH07196242A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 繊維巻取パッケージの抜取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196242A true JPH07196242A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18432775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35372193A Pending JPH07196242A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 繊維巻取パッケージの抜取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07196242A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111573411A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 浙江康沃电力有限公司 | 一种配电工程用电缆绕线装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35372193A patent/JPH07196242A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111573411A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 浙江康沃电力有限公司 | 一种配电工程用电缆绕线装置 |
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