JPH0719600U - 折り畳み式梯子の関節装置 - Google Patents

折り畳み式梯子の関節装置

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JPH0719600U
JPH0719600U JP4965693U JP4965693U JPH0719600U JP H0719600 U JPH0719600 U JP H0719600U JP 4965693 U JP4965693 U JP 4965693U JP 4965693 U JP4965693 U JP 4965693U JP H0719600 U JPH0719600 U JP H0719600U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック状態を外部から容易に認識すること
ができ、ロック部材やロック溝の構成が簡単であり、長
期間使用するも故障することがない。 【構成】 第1の部材1の先端部3に、第2の回転部材
2の円盤部4の外周側に対応して回転軸5と同方向にロ
ック部材6を摺動可能に貫通保持し、第2の部材2の円
盤部4に、ロック部材6が係合するためのロック溝7a
〜7cを切欠形成し、ロック部材6に、該部材6をロッ
ク溝7a〜7cのいずれかに係合して第1部材1と第2
部材2とを回動不能に維持するためのロック部9と、ロ
ック部材6をロック溝7とのロック状態を開放する開放
部10と、ロック部材6の開放状態を維持するための板
ばね係合溝12とを設け、第2の部材2に、ロック部材
6の開放維持が解除されるための板ばね開放部材13を
設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば図11または図12に示すように、折り畳み式梯子の梯子 を構成する支柱a,aを互いに回動調整可能に連結するための関節部bの構成に 関する。
【0002】
【従来の技術】
この種関節装置は、二股状の円盤部を有する第1の部材と、その円盤部内に介 装され回転軸により相対的に回転可能に軸支される第2の部材とを備えた関節部 からなり、この両部材をロックする構造は、従来より多々提案されているが、大 別して両者の円盤部にわたってその外周面側から回転軸中心に向き、ばねに付勢 されて放射軸方向に移動するロック部材を設け、該ロック部材によって両部材を 回動不能にロックする放射軸方向移動ロックタイプと、前記回転軸を挟んでこれ に並行に設けられ、円盤部の盤面方向から両円盤部にわたって係脱可能に係合す る2本のロックピンによって両部材を回動不能にロックする盤面移動ロックタイ プのものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の放射軸方向移動ロックタイプにあっては、ロック部材の 構成が極めて複雑であり、部品点数が多くそれがために故障も多いという難点が あり、またロック状態にあるか否かを外部から判断しにくいという問題もあった 。
【0004】 また後者の盤面移動ロックタイプにあっては、両円盤部を回転軸と2本のロッ クピンとの3本でロックするようになっているため構造が簡単であるが、2本の ロックピンは連杆で互いに連結されているため、これを両円盤部にわたって挿入 する際に指が連杆に挟まり怪我する場合が比較的に頻発している。
【0005】 従って、本考案は、上記両者の難点を解消し、部品点数を少なくしてロック部 材の構成を比較的に簡単にし、且つ外部からロック状態が認識でき、ロック操作 時の危険も少なくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る考案は、実施例の参照符号を付し て示せば、二股状の先端部3を有する第1の部材1と、その先端部3内に円盤部 4が介装され回転軸5により相対的に回転可能に軸支される第2の部材2とを備 え、第1の部材1の先端部3には、第2の回転部材2の円盤部4の外周側に対応 して前記回転軸5と同方向にロック部材6が摺動可能に貫通保持され、第2の部 材2の円盤部4には、その外周側に前記ロック部材6が係合するためのロック溝 7a〜7cが切欠形成され、前記ロック部材6には、ロックばね8に付勢されて 該ロック部材6をロック溝7a〜7cに係合して第1部材1と第2部材2とを回 動不能のロック状態に維持するためのロック部9と、外部操作によりロックばね 8の付勢力に抗してロック部材6を押圧摺動させることによってロック部材6を ロック溝7a〜7cとのロック状態を開放する開放部10と、第1の部材1に設 けた板ばね11の先端部11aがその付勢力により係合してロック部材6の開放 状態を維持するための板ばね係合溝12とが設けられ、また第2の部材2には、 第1の部材1と第2の部材2との相対回転によって前記板ばね11の先端部11 aがその付勢力に抗して板ばね係合溝12から開放されロック部材6の開放維持 が解除されるための板ばね開放部材13が設けられてなる構成からなるものであ る。
【0007】 また請求項2に係る考案は、板ばね開放部材13は、常時はばね19に付勢さ れて第2の部材2の円盤部4の外周面4aより突出して支持されており、該開放 部材13に対する外部負荷によりばね19の付勢力に抗して上記円盤部4内に退 入可能に支持されてなる請求項1記載の構成からなるものである。
【0008】
【作用】 しかして、請求項1に係る考案によれば、回転軸5によって枢着された第1の 部材1と第2の部材2とを相対的に回転することによって、図3(a)及び(b )に示すように第1の部材1に設けたロック部材6が、第2の部材2に設けたロ ック溝7aに対応する位置に来ると、ロックばね8(図3(b))に付勢されて ロック部材6はロック溝7aに係嵌して第1の部材1と第2の部材2とは回転不 能にロックされる。
【0009】 ついで、ロックを解除するためには、図3の(b)に示すようにロック部材6 をロックばね8の付勢力に抗して矢印に示す方向に押圧操作することによって、 ロック部9がロック溝7aから抜け出し、図3の(b)に示すロック部材6の開 放部10が、図4の(b)に示すように第2の部材2の円盤部4の外周面4aに 対応する位置に来て第1の部材1と第2の部材2とのロック状態が開放されると 共に、図4の(a)に示すように板ばね11の先端部11aはロック部材6の板 ばね係合溝12(図1の(b))に係嵌してロック部材6をロックばね8の付勢 力に抗してロック溝7aから開放された状態に維持する。
【0010】 このように第1の部材1と第2の部材2とのロック状態が開放されロック部材 6がロック溝7aから開放された状態で、第1の部材1と第2の部材2とを図4 の(a)の状態から図5の矢印に示すように両部材1,2の間隔が広くなるなる よう相対回転することによって、その回転途上で板ばね11の先端部11aは第 2の部材2に設けた板ばね開放部材13に当接して該板ばね11の先端部11a は板ばね係合溝12から抜け出し、これによってロック部材6はその開放維持状 態が解除される。従って図5に状態から図6に示すように更に両部材1,2の間 隔を広げるように相対回転することによってロック部材6はロックばね8に付勢 されてロック溝7bに係嵌して両部材1,2の間隔を広げた状態で回動不能にロ ックすることになる。同様の操作によって更に図7に示すように両部材1,2が 互いに直線状になるまで両部材1,2の間隔を広げることによってロック部材6 のロック部9がロック溝7cに係嵌して両部材を直線状に広がった状態でロック することができる。
【0011】 また、最大の広がった状態から当初の図3の(a)に示すように両部材1,2 の間隔を狭い状態で再びロックするためには、前述のようにロック部材6をロッ クばね8の付勢力に抗して押圧操作して板ばね11の先端部をロック部材6の板 ばね係合溝12に係合させてロック部材6を開放状態に維持した状態で、図8に 示すように両部材1,2を矢印で示すように一旦図3に示す間隔より狭くなるよ う両部材1,2を相対回転する。このように両部材1,2の対向間隔が狭くなる 方向に相対回転する際にもその回転途上で板ばね11の先端部11aは、板ばね 開放部材13に当接することになるが、本考案においては両部材1,2の対向間 隔が狭くなる方向に相対回転する場合には、板ばね先端部11aは板ばね開放部 材13を滑接状態に乗り越えてその通過を許すようになっているため、板ばね1 1の先端部11aは板ばね係合溝12に依然として係嵌しており、ロック部材6 を開放状態に維持している。従って、再び図9に示すように両部材1,2の間隔 を広くするよう回転することによって、その回転途上で前述のように板ばね11 の先端部11aは第2の部材2に設けた板ばね開放部材13に当接してその通過 を規制し、該板ばね11の先端部11aは板ばね係合溝12から抜け出し、これ によってロック部材6はその開放維持状態が解除されるから、ロック部材6が図 3(a)及び(b)に示すようロック溝7aに対応する位置に来ると、該ロック 部材6はロックばね8に付勢されてロック溝7aに係嵌し、両部材1,2は相対 回転不能にロックされる。
【0012】 上述の説明から明らかなように、板ばね開放部材13は、両部材1,2の間隔 が狭くなる方向に両部材1,2が相対回転する際には、これに接する板ばね11 の先端部11aが板ばね開放部材13を乗り越えて通過するのを許し、これに対 し両部材1,2の間隔が広くなる方向に両部材1,2が相対回転する際には、こ れに接する板ばね11の先端部11aが板ばね開放部材13にその通過が阻止さ れるようになっている。
【0013】 本考案によれば、ロック時には図3の(b)に示すように、ロック部材6が第 1の部材1の先端部3の盤面から軸方向に突出するようになっているため、その ロック状態を外部から容易に認識することができる。
【0014】 また、ロック部材6の構成やこれが係嵌するロック溝7の構成が簡単であり、 長期間使用するも故障の原因となることも殆どない。
【0015】 更にロックまたは解除操作が簡単であるため、操作時に指を挟んで傷付けたり することもない。
【0016】 また請求項2に係る考案によれば、図10の二点鎖線で示すように、板ばね開 放部材13は、常時はばね19に付勢されて第2の部材2の円盤部4の外周面4 aより突出して支持されているが、該開放部材13が例えば図11の中央部の関 節部bのように接地状態のときに該接地部からの負荷を受けるが、このように該 開放部材13に何らかの外部負荷を受けた場合には、該外部負荷によって開放部 材13はばね19の付勢力に抗して上記円盤部4内に退入可能に支持されるよう になっており、これによって該開放部材13によって接地部を傷つけたりするこ とを防止することができる。
【0017】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例の斜視図を示すものであり、図2は分解図であり 、図3(a)及び(b)は使用状態の縦断面正面図及び横断面平面図である。
【0018】 これらの図において、1は、その先端部3が二股状に形成された第1の部材で あり、2は、二股状の先端部3にその先端部の円盤部4が介装され、回転軸5に よって相対的に回動可能に枢着された第2の部材である。なお、この実施例では 、上述した第1及び第2の部材1,2は、共に鋼板材等をプレス成形することで 一体的に形成されとおり、図中14,15は両部材1,2に一体形成されるそれ ぞれの管状部であり、これら両管状部14,15に折り畳み式梯子を構成する支 柱a,aがボルトなどによって連結されるようになっている。また、第2の部材 2の円盤部4は、中空状に形成され、後述のようにロック機構の構成部材が収容 されるようになっている。
【0019】 図1〜図3に明白に示されるように、第1の部材1の二股状の先端部3には、 厚板状のロック部材6がその厚板部分が第1の部材1の先端部3と、第2の部材 2の円盤部4とにわたって第2の部材2の外周面側から回転軸5の軸心方向に向 くようして回転軸5と同方向に、即ち第1の部材1の先端部3の盤面を直交して 前後に貫通するように摺動可能に保持されている。このロック部材6には、図2 、特に図3の(b)に示すように、その長手方向に隣接して前述の厚板状のロッ ク部9とこれを段状に切欠してなる開放部10とこれを更にコ字状に深く切欠し てなる板ばね係合溝12とが形成されており、該ロック部材6の正面側には、図 1、図2または図3の(b)に示すように、円盤状の押圧操作部16が一体的に 設けられ、背面側にはロック部材6の抜け止め用当板17がビス18等によって 固着されている。
【0020】 図1または図3の(b)に示すように、第1の部材1の先端部3盤面とロック 部材6の前記円盤状の押圧操作部16との間には、圧縮ばねからなるロックばね 8が介装され、該ロックばね8によって、図3の(b)に示すように、ロック部 材6は正面側に突出付勢されるようになっている。更に第1の部材1の先端部3 には、ロック部材6を後述のように開放位置に維持するための板ばね11が取り 付けられ、開放位置にあっては板ばね11の先端部11aは、ロック部材6の前 記板ばね係合溝12に係合するようになっている。
【0021】 また図2または図3の(a)に示すように、第2の部材2の円盤部4の外周面 には周方向適当間隔に、回転軸5の方向に向く長方形状のロック溝7a〜7cが 切欠形成されており、各ロック溝7a〜7cに近接して前記板ばね11の先端部 11aを板ばね係合溝12から抜け出し開放するための板ばね開放部材13(2 3)が取り付けられている。この板ばね開放部材13は、図3に示すように半円 板状本体20が回転軸5に取り付けた押しばね19に支持されており、該本体2 0の外周部周方向適当間隔に係合爪21を一体突設して、常時は該係合爪21を 円盤部4の外周面より押しばね19押圧されて突出させた状態に支持されなおり 、これに対し、係合爪21に外部負荷を受けると押しばね19の付勢力に抗して 該係合爪21は円盤部4の中空内部に退入するようになっている。半円板状本体 20は、図3の(b)に示すように円盤部4に設けたばか孔22に遊嵌する支持 ピン23に支持されている。
【0022】 なおまた、図2において、回転軸5は第1部材1の先端部3の外面に添設され た座金24,24を介してその頭部25とその先端部のかしめ部26とよって抜 けないよう支持されている。
【0023】 しかして、回転軸5によって枢着された第1の部材1と第2の部材2とを相対 的に回転することによって、図3(a)及び(b)に示すように第1の部材1に 設けたロック部材6が、第2の部材2に設けたロック溝7aに対応する位置に来 ると、ロックばね8に付勢されてロック部材6のロック部9がロック溝7aに係 嵌して第1の部材1と第2の部材2とは回転不能にロックされ、例えば両部材1 ,2の対向角度が約35°に維持される。
【0024】 ついで、ロックを解除するためには、図3の(b)の矢印に示す方向にロック 部材6の押圧操作部16をロックばね8の付勢力に抗して押圧操作し、図4の( b)に示すように押圧操作部16が第1の部材1の先端部3の盤面にほぼ接する までロック部材6を押圧することによって、図3の(b)に示すロック部材6の 開放部10が、図4の(b)に示すように第2の部材2の円盤部4の外周部4a に対応する位置に来てロック部材6のロック溝7aに対するロック状態が開放さ れ第1の部材1と第2の部材2とを自由に相対回転することが可能になると、同 時に図4の(a)、特に(b)に示すように板ばね11の先端部11aは、その 付勢力によってロック部材6の板ばね係合溝12(図3の(b))に係嵌し、該 板ばね11によってロック部材6はロックばね8の付勢力に抗してロック溝7a から開放された状態に維持される。
【0025】 このようにロック部材6がロック溝7aから開放状態に維持され且つ第1の部 材1と第2の部材2とが相対回転自由の状態で、第1の部材1と第2の部材2と を図4の(a)の状態から図5の矢印に示すように両部材の間隔が広くなるなる よう相対回転することによって、その回転途上で板ばね11の先端部11aは第 2の部材2に設けた板ばね開放部材13に当接し、該開放部材たる係合爪21に 規制されて該板ばね11の先端部11aは板ばね係合溝12から抜け出し、これ によって図5に示すようにロック部材6はその開放維持状態が解除される。従っ て図6に示すように更に両部材1,2の間隔を広げるように相対回転することに よってロック部材6はロックばね8に付勢されてロック溝7bに係嵌して両部材 1,2はその両者の間隔を広げた状態で回動不能にロックされ、例えば両部材1 ,2の対向角度が約100°に維持される。
【0026】 同様の操作によって更に図7に示すように両部材1,2が互いに直線状になる まで両部材1,2の間隔を広げることによって、ロック部材6のロック部9が係 合溝7cに係合して両者の対向間隔が180°に広げた状態でロックすることが できる。
【0027】 また、両部材1,2が最大に広がった状態から当初の図3の(a)に示すよう に両部材1,2の間隔を狭い状態で再びロックするためには、前述のようにロッ ク部材6をロックばね8の付勢力に抗して押圧操作して板ばね11の先端部をロ ック部材6の板ばね係合溝12に係合させてロック部材6を開放状態に維持した 状態で、図8に示すように両部材1,2を矢印で示すように一旦図3に示す間隔 より狭くなるよう両部材1,2を相対回転する。この時、板ばね開放部材たる係 合爪21の先端面は一方向にテーパー面21aに形成されているから、両部材1 ,2の相対回転の際に、板ばね11の先端部11aは、係合爪13のテーパー面 21aを乗り越えて移動し、該係合爪21によって板ばね11の先端部11aの 通過に支障をきたすことはなく、従って、板ばね11の先端部11aは依然とし て板ばね係合溝12に係合され、ロック部材6を開放状態に維持している。しか るのち図9に示すように両部材1,2の間隔を広くするよう回転することによっ て、前述のように板ばね11の先端部11aは第2の部材2に設けた板ばね開放 部材13に当接規制されて該板ばね11の先端部11aは板ばね係合溝12から 抜け出し、これによってロック部材6はその開放維持状態が解除されるから、ロ ック部材6が図3の(a)及び(b)に示すようロック溝7aに対応する位置に 来ると、該ロック部材6はロックばね8に付勢されてロック溝7aに係嵌し、両 部材1,2は、相対回転不能にロックされる。
【0028】 上述の説明から明らかなように、板ばね開放部材13は、両部材1,2の間隔 が狭くなる方向に両部材1,2が相対回転する際には、これに接する板ばね11 の先端部11aが板ばね開放部材13を乗り越えて通過するのを許し、両部材1 ,2の間隔が広くなる方向に両部材1,2が相対回転する際には、これに接する 板ばね11の先端部11aが板ばね開放部材13にその通過が阻止されるように なっており、図示の板ばね開放部材13は先端部にテーパー面21aを有する係 合爪21によって形成したが、勿論これに限定されることはなく、例えば一方向 クラッチ機構や一方向に撓む板ばね等によって形成されてもよい。
【0029】 また図10の二点鎖線に示すように板ばね開放部材13を形成する半円板状本 体20は、押しばね19に押圧され、円盤部4のばか孔22に挿通する支持ピン 23に支持されて、常時は半円板状本体20の外周面に突設する係合爪21が円 盤部4の外周面より突出して前述の板ばね11の先端部11aを係合するように なっているが、該係合爪21に使用者の指や、床板等の接地部に若干強く接触し た場合には、該接触圧によって図10の実線に示すように係合爪21は押しばね 19の付勢力に抗して円盤部4の中空内部に退入することによるから使用者の指 や床板を傷つけることがない。
【0030】
【考案の効果】
請求項1の係る考案によれば、ロック時には、ロック部材が第1の部材の先端 部の盤面から軸方向に突出するようになっているため、そのロック状態を外部か ら容易に認識することができる。
【0031】 また、ロック部材の構成やこれが係嵌するロック溝の構成が簡単であり、長期 間使用するも故障の原因となることも殆どない。
【0032】 更にロックまたは解除操作が簡単であるため、操作時に指を挟んで傷付けたり することもない。
【0033】 また請求項2に係る考案によれば、第1及び第2部材の関節部に先鋭状の突起 物が突出しているが、該突起物に外部負荷を受けることによって関節部の内部に 該突起物が退入するようになっているため、使用者や使用場所を傷つけることが なく安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の外観斜視図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】同作動状態を示す図であり、そのうち(a)は
縦断正面図であり、(b)は横断平面図である。
【図4】同作動状態を示す図であり、そのうち(a)は
縦断正面図であり、(b)は横断平面図である。
【図5】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図6】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図7】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図8】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図9】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図10】同一要部の作動状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図11】従来技術を示す正面図である。
【図12】従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
1 第1の部材 2 第2の部材 3 二股状の先端部 4 円盤部 5 回転軸 6 ロック部材 7 ロック溝 8 ロックばね 9 ロック部 10 開放部 11 板ばね 11a 先端部 12 板ばね係合溝 13 板ばね開放部材 21 係合爪 21a テーパー面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二股状の先端部を有する第1の部材と、
    その先端部内に円盤部が介装され回転軸により相対的に
    回転可能に軸支される第2の部材とを備え、第1の部材
    の先端部には、第2の回転部材の円盤部の外周側に対応
    して前記回転軸と同方向にロック部材が摺動可能に貫通
    保持され、第2の部材の円盤部には、その外周側に前記
    ロック部材が係合するためのロック溝が切欠形成され、
    前記ロック部材には、ロックばねに付勢されて該ロック
    部材をロック溝に係合して第1部材と第2部材とを回動
    不能のロック状態に維持するためのロック部と、外部操
    作によりロックばねの付勢力に抗してロック部材を押圧
    摺動させることによってロック部材とロック溝とのロッ
    ク状態を開放する開放部と、第1の部材に設けた板ばね
    がその付勢力により係合してロック部材の開放状態を維
    持するための板ばね係合溝とが設けられ、また第2の部
    材には、第1の部材と第2の部材との相対回転によって
    前記板ばねの先端部がその付勢力に抗して板ばね係合溝
    から開放されロック部材の開放維持が解除されるための
    板ばね開放部材が設けられてなる折り畳み式梯子の関節
    装置。
  2. 【請求項2】 板ばね開放部材は、常時はばねに付勢さ
    れて第2の部材の円盤部外周面より突出して支持されて
    おり、該開放部材に対する外部負荷によりばねの付勢力
    に抗して上記円盤部内に退入可能に支持されてなる請求
    項1記載の折り畳み式梯子の関節装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422269A (en) * 1977-07-20 1979-02-20 Zarges Leichtbau Gmbh Hinge stopping utensil for ladder
JPS61158591A (ja) * 1984-12-26 1986-07-18 青輪企業股ふん有限公司 折畳み可能なはしごの連結部
JPH0248639U (ja) * 1988-09-30 1990-04-04

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