JPH0719594Y2 - 産業廃棄物用溶融炉における堆積物の排出部構造 - Google Patents

産業廃棄物用溶融炉における堆積物の排出部構造

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JPH0719594Y2
JPH0719594Y2 JP1983592U JP1983592U JPH0719594Y2 JP H0719594 Y2 JPH0719594 Y2 JP H0719594Y2 JP 1983592 U JP1983592 U JP 1983592U JP 1983592 U JP1983592 U JP 1983592U JP H0719594 Y2 JPH0719594 Y2 JP H0719594Y2
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JP
Japan
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discharge port
deposit
melting furnace
discharge
industrial waste
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Application number
JP1983592U
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JPH0580575U (ja
Inventor
明 横川
正美 奥田
隆夫 大谷
裕史 漁野
Original Assignee
株式会社エイチイーシー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、産業廃棄物用例えばア
スベスト用溶融炉における堆積物の排出部構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物用溶融炉、例えばアス
ベスト用溶融炉においては、溶融部の底部に、針金等の
固形物や金属の混入物等が堆積するが、これらの量が多
くなると、電極間の溶融物内を流れる電流が針金等の堆
積物と短絡し、溶融が効率よく行われなくなってしま
う。
【0003】このため、底部に溜った堆積物を排出する
ようにしているが、従来、この排出部構造としては、図
5に示すように、炉本体51の底壁部51aに鉛直方向
で開口する排出口52が形成されるとともに、この排出
口52の上方部に、排出口52を上方から開閉するプラ
ンジャー53が設けられたものであった。
【0004】また、上記とは別の排出部構造としては、
図6に示すように、炉本体61の底壁部61aに鉛直方
向で開口する排出口62を形成するとともに、この排出
口62に接続された排出管路63途中に摺動弁64を設
けたものである。
【0005】したがって、堆積物を排出する場合には、
前者においては、プランジャー53を上昇させればよ
く、また後者においては、摺動弁64を開けばよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の排
出部構造によると、排出口52,62が炉本体51,6
1の底壁部51a,61aに形成されているため、例え
ば堆積物を一旦排出した後、排出口52,62を閉じた
場合、この排出口52,62に接続されている排出管路
54,63途中で閉塞してしまい、堆積物を排出するこ
とができなくなるという問題があった。
【0007】堆積物の排出ができなくなると、堆積物が
溜まり、アスベスト廃棄物の溶融も困難になるととも
に、溶融炉自体が使用できなくなり、溶融炉を作り替え
る必要が生じる。
【0008】そこで、本考案は上記問題を解消し得る産
業廃棄物用溶融炉における堆積物の排出部構造を提供す
ることを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の産業廃棄物用溶融炉における堆積物の排出
部構造は、産業廃棄物用溶融炉本体の側壁部の下部に、
底部に溜った堆積物の排出口を形成するとともにこの排
出口の内側周囲をテーパ部となし、この排出口に内方か
ら着脱自在にされた内側栓体を具備するとともに、上記
排出口に外方から着脱自在にされた外側栓体を具備した
ものである。
【0010】
【作用】上記の構成によると、溶融炉本体の側壁部の下
部に堆積物の排出口を形成したので、炉本体の底壁部に
排出口を形成した場合とは異なり、排出口部での堆積物
の詰まりがなくなり、したがって常に堆積物を排出する
ことができる。
【0011】また、排出口を内側から閉塞している内側
栓体にはテーパ部が設けられているため、容易に排出口
から抜き出すことができ、また内側栓体が抜き出された
後は、外側栓体により排出口が閉塞される。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。図1および図2において、1は産業廃棄物
用溶融炉例えばアスベスト廃棄物(ごみ用溶融炉でもよ
い)を溶融する溶融炉の炉本体で、この炉本体(耐火煉
瓦などで構成されている)1内には溶融用電極棒2が挿
入された溶融部3が設けられている。
【0013】そして、上記溶融部3に対応する炉本体1
の側壁部1aの下部に、すなわち内底面から少し高い位
置に水平方向で開口する堆積物Aの排出口4が複数箇所
に形成されるとともに、これら各排出口4の内側周囲
は、テーパ部4aにされている。
【0014】また、上記各排出口4には、内側から取り
外し可能にされた内側栓体5が嵌められており、さらに
図4に示すように、この排出口4を外側から閉塞可能な
外側栓体6が具備されている。この内側栓体5は、上記
排出口4のテーパ部4aに合致するテーパ部5aが形成
され、また上記外側栓体6の側面形状は凸形状に、すな
わち大径の頭部6aと、排出口4に挿入される小径の挿
入部6bとが設けられている。
【0015】上記構成において、アスベスト廃棄物の溶
融が進み、堆積物Aが溶融部3の底部にある程度溜ま
り、この堆積物Aを排出する必要が生じてくると、図3
に示すように、予め排出口4に嵌められた内側栓体5
を、炉本体1の外側から棒状部材7で内側に突き落と
し、排出口4を開放する。したがって、底部に溜った堆
積物Aは排出口4からスムースに外部に排出される。
【0016】そして、堆積物Aの排出が済むと、図4に
示すように、外側栓体6を外側から排出口4に嵌め込
み、排出口4を閉塞すればよい。このように、堆積物A
の排出口4を炉本体1の側壁部1aの下部にかつ水平方
向で形成したので、この排出口4の部分に堆積物Aが詰
まることはない。
【0017】また、最初に排出口4に嵌め込まれた内側
栓体5は、内側に突き落とされるため、排出口4を閉塞
することはない。さらに、外側栓体6は、その頭部6a
を周囲から叩いて、その閉塞状態を緩めることにより、
排出口4から抜き出すことができる。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案の排出部構造による
と、溶融炉本体の側壁部の下部に堆積物の排出口を形成
したので、従来のように、炉本体の底壁部に排出口を形
成した場合とは異なり、排出口部での堆積物の詰まりが
なくなり、したがって常に堆積物を排出することができ
るので、効率よく溶融を行うことができるとともに、溶
融炉自体の取り替えという非常事態を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における溶融炉の炉本体の一
部切欠側面図である。
【図2】同実施例の溶融炉における排出部構造を示す要
部断面図である。
【図3】同実施例における堆積物の排出状態を示す炉本
体の要部断面図である。
【図4】同実施例における排出口の閉塞状態を示す炉本
体の要部断面図である。
【図5】従来例の溶融炉における堆積物の排出部構造を
示す断面図である。
【図6】従来例の溶融炉における堆積物の排出部構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 炉本体 1a 側壁部 3 溶融部 4 排出口 4a テーパ部 5 内側栓体 6 外側栓体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業廃棄物用溶融炉本体の側壁部の下部
    に、底部に溜った堆積物の排出口を形成するとともにこ
    の排出口の内側周囲をテーパ部となし、この排出口に内
    方から着脱自在にされた内側栓体を具備するとともに、
    上記排出口に外方から着脱自在にされた外側栓体を具備
    したことを特徴とする産業廃棄物用溶融炉における堆積
    物の排出部構造。
JP1983592U 1992-04-03 1992-04-03 産業廃棄物用溶融炉における堆積物の排出部構造 Expired - Lifetime JPH0719594Y2 (ja)

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JPH0580575U JPH0580575U (ja) 1993-11-02
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