JP2592453Y2 - 軽合金溶解炉 - Google Patents

軽合金溶解炉

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JP2592453Y2
JP2592453Y2 JP1993054974U JP5497493U JP2592453Y2 JP 2592453 Y2 JP2592453 Y2 JP 2592453Y2 JP 1993054974 U JP1993054974 U JP 1993054974U JP 5497493 U JP5497493 U JP 5497493U JP 2592453 Y2 JP2592453 Y2 JP 2592453Y2
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理之 杉浦
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    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は溶解炉に関し、特にアル
ミニウム合金等を溶解する軽合金溶解炉に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年においては、アルミニウム合金等の
軽金属合金はその機械的強度の向上に伴って、その本来
の軽量である特徴を生かした製品が各種分野にて使用さ
れてきている。そして、アルミニウム合金の製品を製造
する場合には当然のことながら溶解炉が使用される。従
来、アルミニウム合金等の軽金属を溶解する軽合金溶解
炉には種々のタイプのものが有るが、例えばアルミニウ
ムのインゴットや再生アルミニウム等を溶解する溶解炉
と、溶解したアルミニウム等を蓄積して温度を保持して
おく保持炉と、この保持炉に蓄積されたアルミニウム等
を取り出すための給湯炉とからなるタイプの軽金属溶解
炉がある。
【0003】これらの炉のうち給湯炉は、例えば鋳造の
ために溶融した湯を所定量取り出す部分である。この給
湯炉は図3にその一部を示すように、例えば箱型の形状
の給湯炉30の一端で炉底31に沿う壁面部に給湯口3
2が設けられている。この給湯口32は図示しない湯口
栓を開閉して給湯炉30に溜った湯を取瓶等にとって鋳
造を行なっていた。そして、従来の炉底31は一般に給
湯口32方向に向かって低くなるように軟斜面に構成さ
れ、又この給湯口32は炉底31の軟斜面に続く急斜面
状に形成されていて、給湯口32からの湯の取り出しを
容易に行なえるようになっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したような例えば
アルミニウム合金の溶解炉にあっては、その炉内壁に付
着したγ−アルミナが経時変化により硬質酸化物(α−
アルミナ)に変化し、内壁成分とアルミナとが結合する
などして独特の固形不純物が形成される。この固形成分
は製品の品質を低下させるので給湯口から出ないように
することが望ましい。ここで、例えば給湯口の所に固形
不純物が引っ掛かるような濾過手段を設けると、この不
純物が給湯炉の給湯口に溜まるのに伴って、給湯口の孔
径を小さくしてしまう。この結果、湯を注ぐときの流れ
が細くなることにより湯の温度が必要以上に低下してし
まう問題が発生したり、又、給湯の作業性が著しく低下
する問題があった。なお、この固形不純物を給湯口に詰
らせないように例えば給湯口の口径を十分大きくする等
の構造にすると、当然のことながら固形不純物が製品中
に混入してしまう。
【0005】一方、給湯炉30の上方から湯をくみ出す
ようにすることもできるが、この方法においては、湯が
空気と触れた湯面に形成される酸化膜等の酸化物が混入
する危険性が高くなり望ましくない。本考案は、上記し
た事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、上述のごとき固形不純物や他の酸化物を排除できて
不純物が製品中に混入されることがなく、また作業性よ
く湯を取り出すことができる軽合金溶解炉を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の上記目的は、溶
解した湯を所定量蓄積可能な給湯炉の底面の高さと略一
致した開口を有する給湯口が給湯炉側面に設けられ、か
つこの給湯口の給湯炉内側には、少なくとも前記給湯口
に連続し前記底面よりも凹む湯溜部が設けられたことを
特徴とする軽合金溶解炉により達成することができる。
【0007】
【作用】上記した構成による軽合金溶解炉は、給湯口の
開口を囲むように湯溜部が設けられており、この湯溜部
が開口とは断差をもって凹んだ構成であるので、比較的
重い固形不純物は給湯時にこの湯溜部に不純物等を沈積
する結果、濾過作用が行なわれ、給湯口を塞ぐことはな
く湯の流量を減ずることなく、且つ作業性を低下させる
ことなく能率的な作業を行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は給湯炉の断面図であり、図2は
給湯取入口近傍の斜視図である。図1において、軽合金
溶解炉1の給湯炉2は例えば金属性容器3の内側に張り
巡らされた耐火煉瓦によって囲まれ、一方側に溶解され
た例えばアルミニウム合金の湯が流れ込む流入口4を設
けてある。この流入口4は所定の傾斜角をもって設けら
れ、この傾斜底面が給湯炉2の底面5に連続している。
この給湯炉2内の底面5は略々水平方向の平面で形成さ
れており、前記流入口4の反対側の側壁面6側にオリフ
ィス状の開口7を有した給湯口8が設けられている。
【0009】この開口7は給湯口8の略中心に設けてあ
って、給湯口8は前記底面5や立設面6を形成する耐火
煉瓦と同種の部材で形成された円筒形状の湯口である。
この給湯口8の開口7の前後両側はいずれも外方に向っ
て開いた漏斗状の吐出口9と給湯取入口10が形成され
ている。この取入口10が後述する湯溜部15に連続し
ている。さらに前記吐出口9は例えば外方に向う吐出管
11を介して最外部に樋部12が設けられている。ま
た、この吐出管11は図示しない湯口栓により開閉でき
るように構成されている。
【0010】前記給湯口8の給湯取出口10側には、こ
の給湯取出口10に連続した凹み形状の湯溜部15が設
けられている。この湯溜部15は給湯取出口10を囲む
ような構成であり、この湯溜部15の底と開口7とは給
湯取出口10の斜面にて繋がった断差を有している。こ
のように段差が設けられていることにより、この湯溜部
15は給湯炉2内に蓄積された湯が前記開口7を介して
外部に取り出される際に、湯はこの湯溜部15上を必ず
通過する。このとき湯内に混入している固形不純物20
はこの湯溜部15に落下することとなる。また湯は開口
7からある程度の速度をもって流れるものの、前記断差
を有していることから、固形不純物20は湯溜部15内
に沈積される。したがって、この湯溜部15によって給
湯口8の開口7は詰まることはなく、また固形不純物2
0の流出もないので、常に純度の高い湯を取り出すこと
ができる。また、給湯炉2内に蓄積された湯を全部排出
するときには、前記開口7が底面5と略同じ高さに設け
られているので、固形不純物20を残して殆どの湯を純
度の高いまま排出することが可能となる。
【0011】前記湯溜部15は図2に示すように、前記
給湯取入口10と前記底面5と間に介在する位置に設け
られ半楕円形状の凹みであるが、本考案においてはこの
形状は特に限定するものではなく適宜変更できるもので
ある。前記実施例においては、前記給湯取入口10の断
差面を適当な傾斜面に構成したが、この断差が大きいと
共に傾斜角度θが大きい方が固形不純物20の捕捉作用
が高いことは云うまでもない。湯溜部15の大きさは固
形不純物20が沈積して流出しない程度の大きさであれ
ばよく、特に限定するものではない。また、本考案にお
いては、湯溜部のような凹み部分は給湯取入口10に連
続した部分以外にも底面5の適所に設け、前記湯溜部1
5の補助機能を持たせるような構成を採用することもで
きる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の軽合金溶
解炉は、給湯炉の底面の略延長上に給湯口の開口を設
け、この給湯口を囲むように湯溜部を設けた構成である
ので、給湯に際して比較的重い固形不純物が湯溜部に沈
積されて炉内にて捕捉されることから、この固形不純物
が注ぎ出されることが防止されて、給湯炉内の残留湯を
排出するときでも純度の高い軽合金を最後まで得ること
ができ、しかも固形不純物によって給湯口を詰らせるこ
ともなく作業性のよい軽合金溶解炉を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す軽合金溶解炉の給湯炉
の要部断面図である。
【図2】図1の給湯炉の給湯取入口近傍の要部斜視図で
ある。
【図3】従来例の給湯炉の給湯口の部分断面図である。
【符号の説明】
1 軽合金溶解炉 2 給湯炉 5 底面 8 給湯口 9 吐出口 10 給湯取入口 11 吐出管 12 樋部 15 湯溜部 20 固形不純物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解した湯を所定量蓄積可能な給湯炉の
    底面の高さと略一致した開口を有する給湯口が給湯炉側
    面に設けられ、かつこの給湯口の給湯炉内側には、少な
    くとも前記給湯口に連続し前記底面よりも凹む湯溜部が
    設けられたことを特徴とする軽合金溶解炉。
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