JPH07195727A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JPH07195727A
JPH07195727A JP6256872A JP25687294A JPH07195727A JP H07195727 A JPH07195727 A JP H07195727A JP 6256872 A JP6256872 A JP 6256872A JP 25687294 A JP25687294 A JP 25687294A JP H07195727 A JPH07195727 A JP H07195727A
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transistor
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output transistor
nch
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JP6256872A
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Taku Yamazaki
卓 山崎
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】大出力電流ICを耐圧定格の引き下げとチップ
外はねかえり電圧防止の簡略化で安価に提供する。 【構成】出力トランジスタ1とこれを制御するロジック
回路から成る出力回路において、それぞれのトランジス
タのチャネル長とチャネル幅との比を1:10〜1:1
00にする。出力トランジスタ1をオフにするにはロウ
レベルにすればよく、このロウレベルはAND2のNc
hから与える。このNchの能力を低くすると、出力ト
ランジスタ1のゲート電圧の立ち上りは従来通りで、立
ち下りはAND2のNch能力が低いので徐々に起こ
る。 【効果】従って出力トランジスタ1の出力電流も徐々に
低下し、これに伴うはねかえり電圧も小さくなり、出力
トランジスタ1のドレイン電圧は徐々に変化する。その
結果ICの耐圧は低くてもよいことになり、ICチップ
の製造コストを引き下げることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルヘツドドライブ
用ICや、LEDドライブ用ICのように大電流を出力
するための駆動用ICに関する。
【0002】
【従来技術】一例として図1にサーマルヘツドドライブ
用ICのロジック図を示す。従来は図1において出力ト
ランジスタ1や、入力ブルタウンと場合により異電源間
のレベルシフターを除けば、入力信号バッファ3、nビ
ットのラッチ4とシフトレジスタ5、出力バッファ6,
AND2等々のロジック部分のトランジスタのチャネル
長はすべて同一であり、そのICの製造プロセスのミニ
マムデイメンジョンが用いられている。(場合によりロ
ジック部のPchとNchとで異なっている場合もあ
る。) 感熱式のラインプリンタにおいては通常32ビットの出
力を有するICが54〜64個へッド上に配置される。
1ビット当りの出力電流は50mA程度であるため、仮
に全ビットが同時にオンすれば50×32×64mAつ
まり約11OAの電流が一時に流れることになり、電線
コストが著しく高くなる。電源コストを下げるため54
〜64個のICは4ブロックほどに分けられ時分割的に
出力時間を割り当てられるのが普通であるが、この物合
でも一時に縮れる電流は27A程度と大きなものであ
る。このような大きな電流が、同時にオフすると電源配
線のリアクタンス分により、はねかえり電圧が生じ瞬間
的にICに通常電源電圧よりも過大な電圧が生ずる。こ
の様子を図2に示す。aは出力トランジスタ1のゲート
レベル、bは出力トランジスタを通って流れる電流、c
は出力トランジスタのドレインにかかっている電圧であ
り、出力トランジスタ1がオンからオフになるタイミン
グでICにスパイク電圧がかかる。バイポーラICや片
チャンネルMOSではaの立下りがそれほどシャープで
はないため発生するスパイク電圧は小さいが、CMOS
−ICの場合はaの立上り、立下りともシャープであり
スパイク電圧を発生させやすい。
【0003】通常サーマルヘッドでは発熱体駆動電圧1
5Vが、出力トランジスタ1のオフ時にそのドレインに
印加されているが、前記スパイク電圧が30V近くにも
なるため、ICの最大定格としては30Vを要求される
ことになる。従来はスパイク電圧防止に電源ラインリア
クタンス低減や電源パスコン追加といったIC外部への
対策と同時に、ICの出力トランジスタをオフセット構
造のように耐圧の高いものを用いていた。耐圧を高める
と出力トランジスタは電流増幅率が低下してしまうた
め、チャネル幅を拡げる、すなわちチップサイズを大き
くすることが必要になる。また、スパイク電圧によりラ
ッチアップが発生しないようにする点もチップサイズ増
大をもらし。電流駆動用ICのコストアップの要因とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べてき
た従来例の欠点を解決するためのもので、ICチップの
耐圧を従来より低くすることによりチップサイズ縮小す
なわちチップコスト低減を計ると同時に、ICチップ外
でのはねかえり電圧防止対策を簡略化することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の出力回路は、出
力端子に電位を与える出力トランジスタと、ロジック回
路と、前記ロジック回路からの出力に基づき前記出力ト
ランジスタを制御する制御回路とを有する出力回路にお
いて、前記制御回路は前記出力トランジスタをオフにす
る信号を与える第1導電型の第1のトランジスタを備
え、前記第1のトランジスタのチャネル長L1、前記第
1のトランジスタのチャネル幅W1、前記ロジック回路
を構成する第1導電型の第2のトランジスタのチャネル
長L2、前記第2のトランジスタのチャネル幅W2は、
W1/L1:W2/L2=1:10〜1:100の関係
であることを特徴とする。
【0006】また、前記第1のトランジスタ及び第2の
トランジスタはNチャネルトランジスタであることを特
徴とする。
【0007】また、当該出力回路は、サーマルヘッドド
ライバに用いられることを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1において出力トランジスタ1は電流増幅
能力大すなわちチャネル幅が非常に長い。このため出力
トランジスタ1のゲート容量(入力容量)は通常数10
PF程度と大きくなる。通常はそうした大きい容量を駆
動するために、遅れ時間を小さくする配慮からAND2
の能カをPch、Nchとも大きく(チャネル長ミニマ
ム、チャネル幅大)設定しているが、本発明ではAND
2のNchの能力を小さくするため、AND2のNch
のチャネル長をラッチ4やシフトレジスタ5等を構成す
るトランジスタのチャネル長より長くする。出力トラン
ジスタ1をオフさせるにはゲートをロウレベルにすれば
よく、このロウレベルはAND2のNchによって与え
られる。AND2のNchの能力を小さくした場合のタ
イムチャートを図8に示す。aは出力トランジスタ1の
ゲートレベルであり、立上りは従来と同じであるが、立
下りはAND2のNchの能力が小さいためゆっくり立
下がることになる。ゲートレベルがゆっくり立下がれ
は、出力トランジスタ1の能力もゆっくり連続的に電化
し、出力電流は図3(b)のようになる。出力電流がゆ
っくり変化すれば、はねかえり電圧が小さくなり、出力
トランジスタ1のドレインにかかる電圧は図3(c)の
ようになる。
【0009】通常のロジック部分のNchトランジスタ
はチャネル幅W対チャネル長Lの比が1:1の時に電源
電圧5Vで約10OKΩ相当の出力インピータンスを持
つ。ロジック部分では一般にW≧Lで設計される。ここ
でAND2のNchのW:Lを1:10〜1:100に
することにより、NchがON時の出力インビータンス
は1〜1OMΩに出来、出力トランジスタ1のゲート容
量が数10pFとすれば、図3aの立下りに数10〜数
100μsecの時定数を持たせることが出来る。
【0010】ロジック部分ではL=2〜5μmであり、
AND2のNchをL=20〜200μmにすることは
ICチップサイズへの影響は小さくて済む。AND2の
出力に負荷容量を増加しても出力波形をなまらせること
はできるが、容量は大面積を必要とし、またaの立上り
もなまらせてしまうので実用的ではない。AND2のチ
ャネル長を長くするかわりに、チャネル幅を狭くしても
AND2の能力を小さくすることは出来るが、通常ロジ
ック部より幅を狭めるとばらつきが極めて大きくなりこ
れも実際的でない。
【0011】なお、図1ではAND2で示したが、実際
には図4のようにNAND7とインバータ8とでパター
ン化される。図4においてインバータ8と出力トランジ
スタ1との間に、インバータを更に偶数段追加してもよ
いが、その場合には出力トランジスタ1のゲートの直前
のインバータのみのNchのチャネル長を長くすればよ
い。
【0012】なお、実施例では出力トランジスタがNc
hの場合についてのみ述べて来たが、出力がPchやイ
ンバータやアナログスイッチの場合にも同様に適用し得
る。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では出力トラ
ンジスタの出力電流が時間的になだらかに減少させてオ
フさせるため、出力トランジスタのオフ時に出るはねか
えり電圧を小さくすることが出来、その結果ICの耐圧
を低くて済ませることが出来るようになりチップコスト
を下げることが出来る。またICチップ外でのはねかえ
り電圧防止等を簡略化することができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】はサーマルへツドドライブ用ICのロジック
図。
【図2】は従来のCMOS一ICでのタイムチャート。
【図3】は本発明のCMOS−ICでのタイムチヤー
ト。
【図4】は図1のANPゲート2の展開図。
【符号の説明】
1・・出力トランジスタ 2.・ANDゲート 3、6・・バツファ 4・・nビツトラッチ 5・・nビツトシフトレジスタ 7・・NANDゲート 8・・イソバータ a・・出力トランジスタ1のゲートレベル b・・出力トランジスタ1を流れる電流波形 c・・出力トランジスタ1のドレイソにかかる電圧
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】通常のロジック部分のNchトランジスタ
はチャネル幅W対チャネル長Lの比が1:1の時に電源
電圧5Vで約10OKΩ相当の出力インピータンスを持
つ。ロジック部分では一般にW≧Lで設計される。ここ
でAND2のNchのW:Lを1:10〜1:100に
することにより、NchがON時の出力インビータンス
は1〜1OMΩに出来、出力トランジスタ1のゲート容
量が数10pFとすれば、図3aの立下りに数10〜数
100μsecの時定数を持たせることが出来る。つま
り、ロジック部分のNchトランジスタのW/Lが1で
あるのに対してAND2のNchのW/Lを1/10
〜1/100にすることにより、図3aの立下がりをな
まらせるわけである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/693 E 9473−5J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力端子に電位を与える出力トランジスタ
    と、ロジック回路と、前記ロジック回路からの出力に基
    づき前記出力トランジスタを制御する制御回路とを有す
    る出力回路において、 前記制御回路は前記出力トランジスタをオフにする信号
    を与える第1導電型の第1のトランジスタを備え、 前記第1のトランジスタのチャネル長L1、前記第1の
    トランジスタのチャネル幅W1、前記ロジック回路を構
    成する第1導電型の第2のトランジスタのチャネル長L
    2、前記第2のトランジスタのチャネル幅W2は、W1
    /L1:W2/L2=1:10〜1:100の関係であ
    ることを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタ及び第2のトラン
    ジスタはNチャネルトランジスタであることを特徴とす
    る請求項2に記載の出力回路。
  3. 【請求項3】当該出力回路は、サーマルヘッドドライバ
    に用いられることを特徴とする請求項1に記載の出力回
    路。
JP25687294A 1994-10-21 1994-10-21 出力回路 Expired - Lifetime JP2626581B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063046A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Rohm Co Ltd プリンタの駆動装置
JP2009177707A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Seiko Epson Corp 出力回路、出力方法、および電子機器

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JP2003063046A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Rohm Co Ltd プリンタの駆動装置
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