JPH07195670A - 輪転印刷機の版胴上に版を保持する装置とこの装置を有する輪転印刷機 - Google Patents

輪転印刷機の版胴上に版を保持する装置とこの装置を有する輪転印刷機

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JPH07195670A
JPH07195670A JP6197036A JP19703694A JPH07195670A JP H07195670 A JPH07195670 A JP H07195670A JP 6197036 A JP6197036 A JP 6197036A JP 19703694 A JP19703694 A JP 19703694A JP H07195670 A JPH07195670 A JP H07195670A
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JP
Japan
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plate cylinder
plate
peripheral surface
outer peripheral
hook
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Application number
JP6197036A
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English (en)
Inventor
Jean-Claude Marmin
マーメン ジャン−クロード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heidelberger Druckmaschinen AG
Goss International Montataire SA
Original Assignee
Heidelberger Druckmaschinen AG
Heidelberg Harris SA
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Filing date
Publication date
Application filed by Heidelberger Druckmaschinen AG, Heidelberg Harris SA filed Critical Heidelberger Druckmaschinen AG
Publication of JPH07195670A publication Critical patent/JPH07195670A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F27/00Devices for attaching printing elements or formes to supports
    • B41F27/12Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes
    • B41F27/1218Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes comprising printing plate tensioning devices
    • B41F27/1225Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes comprising printing plate tensioning devices moving in the printing plate end substantially rectilinearly
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F27/00Devices for attaching printing elements or formes to supports
    • B41F27/12Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 版胴外周面への版の取付け固定が簡単に実施
できる装置を提供し、かつ印刷に使用されない版縁区域
を短縮する。 【構成】 前端折込み部(端リム24)が既に版胴1に
固定された版9の後端折込み部26を固定する鉤165
が、版胴1に対して、前方制限位置、すなわち版胴外周
面から突出し、折込み部26を捕捉又は解放し得る位置
と、後方制限位置、すなわち版胴外周面から引込み、版
胴に巻付けられた状態の版9を緊締状態で保持する位置
との間を移動できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機の版胴上に
版を保持する装置、それも、版胴が縦の回転軸線を中心
として回転する外周面を有し、かつ内部には、縦方向の
スリットを介して外周面に開口する少なくとも1つの縦
方向の孔(11)を有しており、更に、前記装置が、特
に版の後端折込み部を前記スリット内に保持する手段を
有し、版は、更に、回転軸線を中心として版胴の所定回
転方向に関して前方の縁部により版胴に対し保持され、
版胴の外周面に巻掛けられた状態の版に張力が加えら
れ、更に、後端折込み部を保持する手段が、鉤形成手段
と、鉤形成手段を制御する手段とを有しており、前記鉤
形成手段が版胴回転軸線に関し半径方向外方に、また版
胴回転方向に関しては後方を向いた少なくとも1個の鉤
を有しており、また、前記制御手段は、少なくとも部分
的に版胴の孔内に受容され、版胴回転方向に関し前方の
制限位置と、後方の制限位置との間で、鉤を版胴に対し
て、制御された形式で移動させることができ、それによ
り、後端折込み部を鉤に対し固定又は解放し、あるいは
又、鉤に固定された後端折込み部に対し、版胴回転方向
に関し後方へ張力を加え、更に、その場合、鉤は版胴外
周面からスリット内方へ引込められる形式のものに関し
ている。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、DE−A−2,23
5,119に記載され、その一実施例によれば、鉤が、
その前方と後方の制限位置の間で、孔の所与の縦軸線を
中心として回転するほぼ円筒形の軌道を描き、孔自体は
前記軸線を中心とする回転円筒形状を有し、鉤を永久受
容し、鉤はスリットには全く係合しない。
【0003】鉤への版後端折込み部の固定は、それゆえ
版胴外周面から比較的離れたところで、版胴外周面へ孔
を接続するスリットを介して、行なわれねばならない。
この固定作業は時間もかかれば手間もかかる。スリット
幅を広くすることで、作業は確かに容易にはなるが、そ
れには印刷ギャップを相応に拡げねばならない。更に、
版は、版胴外周面のスリット開口と、後端の折込み部と
の間で鉤と係合し、印刷には使用できない縁区域を有し
ている。この縁区域の寸法は比較的大きく、このこと
が、また所定印刷判に対して版をオーバーサイズにする
原因にもなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、こう
した欠点を克服することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、特許請求の範囲第1項前段に記載の種類の装置
が、次の特徴を有するようにすることにより解決され
た。すなわち、鉤形成手段がスリット内に係合し、鉤
が、前方制限位置では版胴外周面から突出するように配
置され、かつまた、制御手段により、前方制限位置から
後方制限位置への鉤の移動のさい、鉤がスリット内へ引
込められ、後方制限位置から前方制限位置への移動によ
って版胴外周面から鉤が突出せしめられるようにするの
である。
【0006】専門家であれば、次の点を容易に理解でき
よう。すなわち、鉤が、前方制限位置、言いかえると後
端折込み部の固定又は解放が行なわれる位置では、版胴
外周面から突出していることにより、鉤に直接接近でき
るため、前記の固定や解放が可なり容易になるという点
である。また、もはやスリットの幅を過大にする必要も
なくなり、そのことによって、また、印刷ギャップを最
低限に減少させることができる。更にまた、印刷に使用
できない縁部区域も最低限に抑えることができる。なぜ
なら、版の後端折込み部は、印刷に使用できる区域に事
実上直接に取付けることができるからである。
【0007】これらの利点は、たとえば既述の文書に記
載されたことに関して、装置を複雑にすることなしに得
ることができる。
【0008】特に、前記文書の場合のように、制御手段
を備えるようにし、この制御手段が縦方向のテンション
バーを有し、このテンションバーが版胴の孔内に収容さ
れ、版胴回転軸線とスリットとの間に位置する縦旋回軸
を中心として版胴に対して旋回可能であり、更に前記制
御手段が駆動手段を有し、この駆動手段が鉤のそれぞれ
前方、後方の制限位置に対応する2つの制御方位間で、
版胴に対しテンションバーを旋回軸を中心として制御さ
れた形式で移動させ、更にまた、鉤形成手段が少なくと
も1個の縦方向薄板部材、たとえば板ばねを有し、この
部材が、版胴回転軸線に関し半径方向内方で版胴の孔内
のテンションバーに、有利には取外し可能に固定された
縦方向の第1縁区域と、版胴回転軸線に関し半径方向外
方に位置して鉤を形成する縦方向の第2縁区域とを有し
ており、更に前記薄板部材が、その第1及び第2の縁区
域間で弾性的にたわみ可能である。
【0009】テンションバーを駆動する手段は、機械
式、電気式、液圧式、空気式いずれの種類でもよい。本
発明の有利な実施例によれば、この駆動手段は、鉤の後
方制限位置に対応する方位へテンションバーを弾性的に
強制移動させる手段を有している。テンションバーは、
たとえばコンパクトで、特に頑丈な、調節の容易な形式
のものである。前記駆動手段は、また、鉤の前方制限位
置に対応するその制限方向へ、制御された形式でテンシ
ョンバーを強制移動させる単動スラストシリンダを形成
する手段を有している。この点では、空気式の手段が好
適である。但し、それが後述するような、特に、単一
の、軽量かつ信頼性のある態様である場合に限られる。
【0010】鉤が、版胴が外周面から突出するその前方
制限位置から、その後方制限位置、すなわち鉤がスリッ
ト内へ引込められ、版胴外周面に張られた版を保持かつ
引張する位置へ移動する運動は、したがって次のような
操作で行なわれる。すなわち、この操作は、テンション
バー上に薄板部材を、版胴周方向に鉤を最低の変位幅
で、言いかえると最低のスリット幅で、巻付ける操作に
比較できる。この目的のため、薄板部材をテンションバ
ーに沿って、版胴回転方向に関しテンションバー旋回軸
線後部へ、第1と第2の縁区域を移動させるようにする
のが有利である。更に、テンションバーには、その旋回
軸線とスリットの間に位置し、かつ版胴回転方向に関し
後方へ、第1と第2の縁区域間の薄板部材、たとえば板
ばねを自由支承する縦方向の突像が備えられているよう
にするのが有利である。これにより、第1と第2の縁区
域間での薄板部材のたわみと、したがって張力とを強化
できる。この張力は、版胴外周面に張られた版を、孔内
の旋回軸線を中心とするテンションバーの所定旋回角度
範囲で生ぜしめらる。言いかえると、小さな旋回角度で
所定張力が得られる。これにより、技術的に、DE−A
−2,235,119に記載の装置が要求する手段より
も簡単かつ小型の駆動手段を用いることが可能になる。
前記文書で勧められている鉤取付部は、テンションバー
が、それぞれ鉤の前方及び後方の制限位置に対応する方
位間の、大きい角度範囲にわたって旋回せねばならな
い。有利には、また、版胴回転方向に関し、第1の縁区
域前方へずらされるように第2縁区域を設けておく。こ
れにより、版に張力を加えて、薄板部材の作業を曲げの
みでなく、引張りにおいても利用することができる。し
かも、もっぱら曲げの場合には、DE−A−2,23
5,119に記載の装置の薄板部材の作業条件より、は
るかに好都合な条件下で利用できる。
【0011】鉤を後方制限位置から版胴外周面から突出
する前方制限位置へ移動させる運動は、テンションバー
から薄板部材をほどく運動に比較可能であり、その目的
のため、スリットは、有利には、版胴回転方向に関し前
方へ鉤を支えることのできる形状を有するようにする。
有利な一実施例の特徴は、その点では、スリットが版胴
回転方向で前方へは、版胴外周面へ向けられた縦方向の
前方側面により制限され、この結果、版胴回転方向に関
し版胴の孔へのスリット接続部前方で外周面に接続され
ている。
【0012】自体公知の形式でスリットは、また、版胴
回転方向で後方へは、版胴外周面へ向けられた後方縦側
面により制限され、この結果、版胴回転方向に関し、版
胴の孔への接続部前方で版胴外周面と接続されている。
これは、版の前端折込み部を、版胴外周面のスリット接
続部へ直接に固定する目的を有している。
【0013】したがって、スリットの前後側面は互いに
少なくともほぼ平行にすることができる。そうすること
によりスリット幅を最小限に抑え、したがって印刷ギャ
ップも最小限の幅に抑えられる。
【0014】本発明による装置は、既述のように、版胴
外周面への版の巻付けを容易する従来型式の装置と一緒
に使用可能である。この種の従来の装置は縦ローラを有
しており、このローラは版胴外周面へ向って弾性的に圧
縮可能又は弾性的に強制移動可能である。巻付け作業
中、このローラは版を介して版胴上に支えられる。公知
技術から容易に推論できる形式で、このローラは、はじ
めは版胴外周面から突出した位置にある鉤を引込め、版
の後端折込み部を受容せしめる。この折込み部は、更
に、たとえば前端折込み部によりスリットの後側面に固
定される。スリットの既述の有利な形状の場合には、ス
リットがローラの直ぐ近くに来たときに固定される。
【0015】しかしながら、他の構成も考えられる。特
に、本発明が提案する輪転印刷機は、フレームと、フレ
ームに対し、版胴縦回転軸線を中心として回転する。円
筒形外周面を有する版胴とを有し、内部には、縦のスリ
ットを介して外周面に開いている少なくとも1つの縦の
孔が備えられている形式のものであって、次の特徴を有
している。すなわち版胴外周面と並置された縦方向のプ
ッシャと、フレームに対しプッシャを支持する手段とが
備えられ、この結果、プッシャは、前縁部により版胴に
対し保持される版上を、かつまた弾性支承位置と引込み
位置との間を回転軸線方向へ移動でき、そのさい、版
は、版胴に対しその前縁部を介して保持され、所定回転
方向で回転軸線を中心とする版胴の回転により、版胴外
周面に巻付けられ、また、前記引込み位置は、回転軸線
から離れる方向で、弾性支承位置に対しずらされるよう
にされ、更に、前記制御手段が版胴の前記回転中に、プ
ッシャを引込み位置から弾性支承位置へ移動させる手段
を有しており、それによって、版の後端折込み部を、版
が前方制限位置に存る鉤の後部に巻付けられる間に、提
供し終えることができ、更に前記手段により、鉤を前方
制限位置から後方制限位置へ移動させることができ、そ
れにより後端折込み部と鉤との相互固定や、スリットと
プッシャとの対向時に版胴外周面上の版に張力を加える
ことが可能となり、更に、また、前記手段によりプッシ
ャが弾性支承位置から引込み位置へ戻される一方、鉤が
後方制限位置に留まるようにするのである。
【0016】
【実施例】本発明による、版胴上に版を保持する装置及
びこの装置を有する、本発明による輪転印刷機の、この
ほかの特徴及び利点は、以下の非限定的な実施例の説明
及び本明細書の一部をなす添付図面から明らかになるで
あろう。
【0017】図面において符号1は版胴を示している。
版胴1は、輪転印刷機のフレーム3上を水平の縦軸線2
を中心として回転できるように取付けられている。この
目的のために、版胴1は、特に、全面が平らな形状の2
つの横面4,5により制限されている。横面のそれぞれ
は、フレーム3のころがり接触軸受188に支承された
縦方向ジャーナル6の軸線2に沿って設けられている。
横面4,5の間には、版胴が縦方向の外周面8により制
限されている。外周面は、軸線2を中心として実質的に
回転円筒形をなしており、後述する方法により、版9
を、同軸的な巻付けと、巻付け状態での周方向引張りと
により、受容し、かつ保持する。駆動手段(図示せず)
は、所定方向10にフレーム3に対し軸線2を中心とし
て版胴1と版9とを回転させる。この回転により、一方
では、印刷作業前に版胴外周面に版9が巻付けられ、他
方では版9による印刷が行なわれる。
【0018】回転方向10は、以下では前方と後方、上
流と下流、前部と後部を示す基準として用いる。
【0019】版胴1の外周面8のすぐ近くの、版胴内部
には2つの縦方向孔11,12が設けられている。これ
らの孔11,12は、回転方向10に互いに並置され、
各縦軸線15,16を中心とする回転円筒形の内周面1
3,14により制限されている。これらの孔11,12
は、版胴外周面8の縦寸法の少なくとも大部分にわたっ
て延び、それらの直径は、たとえば等しく、外周面8の
直径に比して小さいので、その内周面13,14は、軸
線2と外周面8との間に位置するそれらの軸線15,1
6は軸線2よりも外周面8に近いにも拘らず、外周面8
と交差することはない。
【0020】下流の孔12の内周面14は連続的である
が、上流の孔11の内周面13は、軸線15と外周面8
との間で、軸線2と15とに共通の縦方向中間平面17
に沿って、局部的に軸線15に対し僅かの角度にわたっ
て中断している。この中断個所は平らなスリット19の
開口18を形成している。スリット19は、内周面13
を版胴外周面8に接続しており、外周面8にもスリット
19が開口20を有している。この開口20は、開口1
8に対し前方へずらされているので、スリット19は、
中間平面(mean plane)17に対し傾斜して
おり、このため、軸線2又は軸線15から離れる方向で
中間平面から遠去かっている。開口18と開口20との
間で、スリット19は互いに平行な平らな側面によって
制限されている。平面17に対してそれぞれ側面が傾斜
している。上流、つまり後方の側面21と下流、すなわ
ち前方の側面22とは、孔11の内周面13の直径に関
して僅かの間隔だけ、言いかえると実際には数ミリ程度
だけ隔っている。
【0021】平面17に対する傾斜を考慮に入れて、ス
リット19の上流側面21は、版胴外周面8と共に突縁
部23を形成している。この突縁部23には、自体公知
の形式で版9の縦方向の前端折込み部24が直接に固定
される。この折込み部は、版9の平らな縦方向の前端リ
ム25を形成することによって得られる。リム25は、
版9の直ぐ隣りの区域と鉤を形成し、スリット19の上
流側面21上に平らに当てがわれる。
【0022】版9は、また、縦方向の後端折込み部26
を有している。この折込み部は縦方向の平らな端リム2
7により形成されている。端リム27は、後端折込み部
26がスリット19の開口20と合致するような位置
へ、かつまた端リム27がスリット19内へ突入し、し
かも側面21,22には接触しない位置へ、版9のすぐ
隣接する区域から鉤状に折曲げられる。版9を、版胴1
に対して動くことのないように、版胴外周面8上に緊締
状態で巻付ける場合には、スリット19と孔11,12
内に部分的に収容されている手段が用いられる。それに
ついて次に述べる。 専門家には自体周知であり、かつ
図示されていない構成によれば、それらの手段は版胴1
の軸線2を中心として、いくつかの構成要素が角度をな
して分配配置できるだろう。それぞれ版胴に対応する配
置や、孔11,12及びスリット19のグループに対応
する配置がなされるだろう。このグループは、既述のよ
うに配置されるので、スリット19に類似する各スリッ
トが版の、前端折込み部24に類似の折込み部を受容
し、また、別の版の、後端折込み部26に類似の折込み
部を受容することになろう。また、版9に類似するこれ
らの版は、版胴1の外周面8に順次取付けられることに
なろう。これらの分配配置された手段の構成は、次に説
明する手段と同じものになるであろう。
【0023】先ず、図1、図2、図3の(a)について
見ると、孔11内には、版胴1に対し軸線15の周囲を
旋回する縦方向テンションバー28が取付けられ、案内
されている。テンションバー28は、軸線15に対し2
40°程度の角度範囲で外周面29により制限されてい
る。外周面29は、軸線15を中心とする回転円筒形を
有し、その直径は、孔11の内周面直径とほぼ等しい。
このため、周面13と29との間には、軸線15を中心
とする相対回転による案内のための滑り接触が生じる。
テンションバーは、更に、約120°にわたり、縦方向
の扁平部材30により制限されている。この扁平部材の
形状は、後述される。扁平部材30は、通常の使用条件
下で孔11内で軸線15を中心として旋回することによ
りテンションバーが占め得るほとんどすべての方位でス
リット19を延長する。
【0024】テンションバー28は版胴1の縦方向全長
にわたって延び、かつまた、その縦方向の全長にわたっ
て軸15のハウジング31で、方形横断面の縦方向の内
部ハウジング31を有している。ハウジング31内に
は、同軸的に、同じく方形横断面の縦トーションバー3
2が受容され、版胴1の横面4,5のレベルで両端が軸
受手段33によって捩られている。この軸受手段は、版
胴の対応横面に、それぞれ固定取付けされている。トー
ションバー32の組付けは、次のように行なわれてい
る。すなわち、符号34の方向で版胴1に対し軸線15
を中心として回転するようテンションバー28が弾性的
に強制されるように行われる。方向34は、スリット開
口18の直ぐ近くでは方向10の逆方向であり、通常の
使用条件下では孔11内での、軸線15を中心とするテ
ンションバー28のどの方位の場合も同様である。
【0025】トーションバー32の各軸受33と版胴1
の各対応横面4,5との間に、テンションバー28は、
また、各レバー35,36を保持する各端部を有してい
る。これら2つのレバー35,36は、軸15に対し半
径方向であり、互いに平行、かつ通常の使用条件下では
テンションバー28がどの方位であっても、平面17に
対しほぼ直角である。この結果、これらのレバーは、孔
12の縦方向延長上に、版胴1の横面4と横面5にそれ
ぞれ対応する端部を有している。スリット19のすぐ下
流の、版胴1の横面4,5に取付けられた調節可能のス
トッパ37は、アーム35,36と協働して、孔11内
での軸線15を中心とするテンションバー28の、方向
34での旋回運動を阻止する。これにより、孔11内の
スリット19の開口18に向く方向34での外周面29
の限度を形成する直線的な縦縁38の1つの位置に対応
する限度が設定される。言いかえると、スリット19の
上流側面21と下流側面22の、孔内周面13との接続
部間での限定設定であり、この結果、この縦縁38に直
ぐ続く外周面29の区域は、図1に示したように、スリ
ット19に向い合う位置に在る。この位置は図14から
も知ることができる。 この限界方位から、テンション
バー28は、軸線15を中心として孔11内で方向34
と反対方向に旋回する。それによりアーム35,36は
ストッパ37から版胴1の軸線2の方向へ離れ、それに
よりトーションバー32内の応力が増大せしめられる。
【0026】方向34と逆方向にテンションバー28が
孔11内で旋回する場合の限度は、縦方向の成形バー3
9により与えられる。このバー39は孔12内に配置さ
れ、縦方向に版胴1内を、横面4,5の一方から他方へ
通過し、また、横面4,5のレベルで、それぞれレバー
35,36に取付けられている。
【0027】図11では、バー39が孔12の内周面1
4に方向34とは逆方向に支えられており、方向34と
逆方向には外周面40により制限されている。外周面4
0は縦軸線41を中心とする回転円筒形である。縦軸線
41は、図1の位置では、軸線15と16とにより形成
される、平面17とは直角の縦平面42のスリット19
と同じ側に位置している。他方、この軸線41は、図1
1に示された制限位置の軸線16と合致している。この
軸線41に関し、外周面40の直径は、軸線16に関す
る孔12の内周面14の直径と等しい。その角度範囲
(angulardevelopment)は、バー3
9の対称平面47の各側に等しく分配される100°の
オーダーである。この対称平面47は、軸線41を通
り、図11に示されているバー39の位置では、平面4
7と平行かつ軸線16を通る縦平面43と合致する。
【0028】したがって、バー39は、孔12内で軸線
15を中心として旋回することにより運動するため、テ
ンションバー28により図1の位置と図11の位置との
間を案内される。図1の位置は、方向34での調節可能
のストッパ37に当付けられるアーム35,36により
決定され、図11の位置では、軸線91が軸線16と合
致し、外周面40が方向34と逆方向で孔12の内周面
14に支えられ、局所的にこの内周面14に合致する。
この位置は、孔11内での、軸線15に関し他方の限界
方位に在るテンションバー28に対応している。したが
って、テンションバー28に対してこのように定められ
た2つの限界方位は、軸線15に関し互いに角度が数
度、たとえば約10度ずらされているだけである。
【0029】方向34では、成形バー39は3つの平ら
な縦方向外周面44,45,46により制限されてい
る。外周面45は平面47に関し対称的であり、外周面
44と46とを互いに結合している。外周面44,46
は、平面47に関し互いに対称的であり、外周面40と
接続されている。
【0030】外周面44,45,46は当業者には容易
に決定できるように寸法づけされている。すなわち、図
1の位置では、これら外周面と、孔12の内周面14と
の間に、符号34の方向に一定横断面の隙間48が生じ
るようにするのである。この隙間48は、横面4と5と
間を版胴1の全縦寸法にわたって延びている。
【0031】この隙間48は膨張可能の袋状部材49に
よって占められている。この袋状部材49は、版胴1の
全縦寸法にわたり横面4,5間を延び、たとえば縦リブ
50を係止することによりバー39に固定されている。
袋状部材49は外方が露出し、対称平面47に沿ってバ
ー39の外周面45に形成された縦みぞ内へ固定されて
いる。対称平面47は隙間48と袋状部材49との対称
平面をなしている。リブ50は、みぞ51内に、適当な
形状の横断面、たとえばありみぞ形の横断面を介して固
定される。しかし、また、他の形式、たとえば接着によ
って、バー39に部材49を固定してもよい。
【0032】袋状部材49は、単動駆動手段を構成して
おり、膨張することによりテンションバー28を図1の
方位から図11の方位へもたらすことができる。この膨
張は、周囲圧より高い圧力の流体、すなわち圧縮空気に
より行なう。この膨張のため、トーションバー32の弾
性的な強制運動が増大し、テンションバー28が図1の
方位へ戻され、抗する動きが無ければ、袋状部材49が
収縮する。
【0033】部材49に一時的に圧縮流体、実際には圧
縮空気を供給し、残りの時間の間に部材49内に大気圧
を再び生じさせるためには、図8の(a)、(b)、図
9の(a)、(b)、(c)に関して後述する手段が備
えられている。これらの図のなかで図9の(a)は、空
圧回路の全体図を示したものである。
【0034】符号52は、印刷機フレーム3により保持
された圧縮流体源、すなわち、当業者には公知の形式で
圧縮空気タンクを備えた空気圧縮機である。圧縮流体液
52は、管53へ圧縮空気を供給し、管53は供給端取
付具54へ通じている。取付具54も印刷機フレームに
より保持され、版胴1のジャーナル7に向けて同軸的に
縦方向に配置されている。管53の途中には弁55が配
置され、管53を制御された形式で交互に流体源52又
は吐出口56へ接続する。吐出口56は、圧縮流体が空
気の場合には、図示のような大気中に開口している。
【0035】取付具54の実施態様及び取付具54とジ
ャーナル7との協働の様子は、図8の(a)、(b)か
ら、より詳しく知ることができる。これらの図には、固
定軸線を中心として回転している装置が流体源から供給
するさい、通常見られるような永久流体継手が示されて
いる。取付具54は、テレスコープ状で、孔12内の袋
状部材49へ圧縮空気を送る必要のある場合だけ、ジャ
ーナル7と密封流体継手を生じさせる。
【0036】この目的のため、より詳しくは図8の
(a)及び(b)に示されているように、取付具54
は、単動スラストシリンダとして構成されている。
【0037】このスラストシリンダは、軸線2に沿って
配置された管状ボディ57を有している。このボディ5
7は、版胴1のジャーナル7に向い合い、印刷機フレー
ム3に固定されている。この固定は、たとえば、取付具
54の直ぐ近くの管53を制限する管58の一端に同軸
的にねじ固定することにより行なわれる。
【0038】管状ボディ57は、外形は重要ではなく、
軸線2を中心とする回転円筒形の内周面59を有してお
り、縦方向で管58側の一端が、同軸的な単ぐり部を介
して、同軸的なタッピング部61と結合され、管58に
ねじ止めされている。管58とは反対側の他端は、軸線
2を中心とする回転環状かつ管58に向いた平らな肩6
2を経て、同じく軸線2を中心とする回転円筒形の別の
内表面63に移行している。この内表面63は、内表面
59より直径が小さく、周囲空気に開かれ、ジャーナル
7の側に位置している。
【0039】管状ボディ57の内側には、管状ピストン
64が配置されている。ピストン64は、管53と永久
流体継手を形成している管65を介して軸線2上に配置
され、たとえば、内周面63の直径より小さい直径を有
する、軸線2を中心とする回転円筒形である内周面66
により制限されている。
【0040】それぞれ管58側と、縦方向で反対の側に
は、内周面66が平らな前面67,68へ移行してい
る。前面67,68は軸線2を中心とする回転環状部を
なしており、互いに縦方向で間隔をおいて位置してい
る。この間隔は、ボディ57の内周面59,63の縦方
向の合計長さより大である。
【0041】前面67,68のそれぞれは、内周面66
を軸線2を中心とする回転円筒形の各外周面69,70
に接続している。外周面69は、軸線2から離れる方向
で、管58に最も近い外周面区域でピストン64を制限
しており、その直径は、ボディ57の内周面59の直径
より僅かに小さい。外周面59は、ボディ57にシール
71を介して密封結合され、シール71は、軸線2を中
心とする回転環状体である。外周面70の直径は、内周
面63の直径より僅かに小さいが、この直径に近いの
で、軸線2に沿って一方では外周面69と内周面59と
の間には相互シールの滑動関係が、他方では外周面70
と内周面63との間に相互シールなしの滑動関係が生ぜ
しめられる。
【0042】外周面69,70は、ボディ57内で、軸
線2を中心とする回転環状の肩72を介して相互接続さ
れ、したがって、肩72はボディ57の肩62に縦方向
で向い合っている。肩62と肩72との縦方向間隔は、
通常の作業条件下では不変である。これは、一方では、
外周面69が内周面59より可なり短い縦方向長さを有
するからであり、他方では、外周面70を取囲み、外周
面70と内周面59との間にコイルばね70が配置さ
れ、このばねが肩72と肩62との間で縦方向に圧縮さ
れるからである。
【0043】ばね73(図8の(a))が縦方向に圧縮
されない状態では、ピストン64の前面67は端ぐり6
0と同一平面上に在り、ばね73が最大圧縮位置(図8
の(b))に在る場合は、前面67は、管58及び端ぐ
り60から離れる方向で縦方向にずらされた位置に来
る。これらの位置は、それぞれ、ボディ57内へピスト
ン64が縦方向に引込められた休止位置と、ボディ57
の外方へ縦方向にジャーナル7の方向に突出する能動位
置に対応している。その場合、ジャーナル7とは環状シ
ール74を介して密封接触が生ぜしめられる。シール7
4は軸線2を中心とする環状であり、前面68に固定さ
れている。
【0044】当業者であれば次のことは容易に理解でき
るであろう。すなわち、管53が大気圧下に在る場合、
ピストン64は、一方では、その前面67が、他方では
その前面68と肩72とが大気圧にさらされるが、ばね
73の力を受け、その引込み位置を占める。これに対
し、ばね73に適宜な予圧を与えることにより、ピスト
ンは、流体源52からの圧縮空気を供給されると、突出
位置に達する。圧縮空気は前面67に作用するが、大気
圧は引続き前面68と肩72に作用し続ける。ピストン
64は、流体源52からの圧縮空気が、シール74によ
り取囲まれた前面68の部分に、大気圧に代って作用し
ている間は、前記突出位置に維持される。今や管53の
内部との流体継手が生ぜしめられる一方、大気圧は前面
68の残りの部分と肩72とに作用し続けるため、大気
圧が管53内に再び生ぜしめられると、ピストンは引込
み位置へ戻される。
【0045】縦方向で取付具54に、より詳しく言えば
取付具の前面68にはシール74が配置され、ジャーナ
ル7は平らな横方向前面75を有している。前面75
は、軸図9の(a)に示されているように、縦方向の管
77は、版胴1内へ真直ぐに延び、密封状態で管79に
接続される。管79は、軸線2に関し実質的に半径方向
であり、管77の横断面に等しいか、僅かに小さい横断
面寸法を有している。この管79自体は、縦方向に、直
角のエルボを介して横方向の端フランジ81の空洞部8
0に開口している。端フランジ81は軸線2を中心とす
る回転環状の全体形状を有しており、版胴1の横面5
に、それも、この横面5と、ジャーナル7の周囲のフレ
ーム3に連結するためのころがり接触軸受188との間
に固定取付けされ、それ自体が、固定的だが調節可能な
形式でトーションバー32の軸受の1つを保持してい
る。序でに言えば、ジャーナル6は、また、横方向の端
フランジ82により取囲まれている。端フランジ82
も、軸線2を中心とする回転環状の全体形状を有し、版
胴1の他方の横面4に固定取付けされ、トーションバー
32の他方の軸受33を、固定的に、かつ調節可能に保
持している。端フランジ81,82のそれぞれは、版胴
1の各対応横面4,5と共にハウジング83,84を形
成している。ハウジング83,84は、それぞれ、テン
ションバー28と成形バー39との間を連結するレバー
36,35のためのものである。
【0046】図9の(b)と(c)に示されているよう
に、空洞部80は縦の軸線85に沿って設けられてい
る。軸線85は、少なくともほぼ、孔12の軸線16と
合致している。空洞部80は、ハウジング83の横面8
6内に、版胴1の横面5に向って開いている。この横面
86は、レバー36に関し、横面5と縦方向で向い合っ
た位置にある。軸線85から遠去かる方向で、横面86
は、軸線85を中心とする回転円筒形の内周面87によ
り制限されている。内周面87は、直径が孔12の直径
より可なり大きく、平らな端部横面88の面86につな
がっている。横面88には、エルボ79が少なくともほ
ぼ軸線85に沿って開いている。
【0047】空洞部80は、したがって、縦方向の円筒
から成っている。もの円筒内では、横ピストン89が縦
方向に運動し、テレスコープ式供給端取付具95を形成
している。取付具95は供給端取付具54と酷似してい
る。取付具54には、取付具95が順次続いており、管
77,79の使用することにより、ピストン64が突出
位置(図8の(b))に在るときには袋状部材49へ圧
縮空気が運ばれる。
【0048】この目的のために、ピストン89は、軸線
85から離れる方向で、軸線85を中心とする回転円筒
形の外周面90により制限されている。外周面90は内
周面線2を中心とする回転環状であり、ジャーナル7内
に軸線2に沿って形成された管77の開口76につなが
っている。管77は、たとえばジャーナル7内部で軸線
2を中心とする回転円筒形の内周面78により制限され
ている。内周面78の直径はピストン64の内周面66
より僅かに小さい。直径自体は、その横断面が管53の
横断面より僅かに小さくなるようにする。
【0049】管53と管77とは、したがって、流体継
手の関係にあるため、ピストン64が図8の(b)の突
出位置を占めると、流体源52からの圧縮空気が管77
へ供給される。その場合、シール74は、管77の開口
76の周囲の前面75に対し当付けられ、密封状態が生
ぜしめられる。後述するように、この密封状態は、版胴
1が停止した場合、又は版9の取付け時に、方向10で
の版胴の回転が短時間減速される間に、特に弁55の適
宜な位置決めにより制御されて生ぜしめる。版胴の回転
時には、ジャーナル7の前面75上をシール74が滑動
する一方、双方の間の密封状態が維持される。これに対
し、版胴1が印刷目的で回転する間には、ピストン64
は、引込み位置(図8の(a))に、特に弁55を適宜
に位置決めすることにより制御を加えて維持される。管
77は、その場合、シール74と前面75との間で直接
に大気に開放される。
【0050】図9の(a)に示されているように、縦方
向の管77は、版胴1内へ真直ぐに延び、密封状態で管
79に接続される。管79は、軸線2に関し実質的に半
径方向であり、管77の横断面に等しいか、僅かに小さ
い横断面寸法を有している。この管79自体は、縦方向
に、直角のエルボを介して横方向の端フランジ81の空
洞部80に開口している。端フランジ81は軸線2を中
心とする回転環状の全体形状を有しており、版胴1の横
面5に、それも、この横面5と、ジャーナル7の周囲の
フレーム3に連結するためのころがり接触軸受188と
の間に固定取付けされ、それ自体が、固定的だが調節可
能な形式でトーションバー32の軸受の1つを保持して
いる。序でに言えば、ジャーナル6は、また、横方向の
端フランジ82により取囲まれている。端フランジ82
も、軸線2を中心とする回転環状の全体形状を有し、版
胴1の他方の横面4に固定取付けされ、トーションバー
32の他方の軸受33を、固定的に、かつ調節可能に保
持している。端フランジ81,82のそれぞれは、版胴
1の各対応横面4,5と共にハウジング83,84を形
成している。ハウジング83,84は、それぞれ、テン
ションバー28と成形バー39との間を連結するレバー
36,35のためのものである。
【0051】図9の(b)と(c)に示されているよう
に、空洞部80は縦の軸線85に沿って設けられてい
る。軸線85は、少なくともほぼ、孔12の軸線16と
合致している。空洞部80は、ハウジング83の横面8
6内に、版胴1の横面5に向って開いている。この横面
86は、レバー36に関し、横面5と縦方向で向い合っ
た位置にある。軸線85から遠去かる方向で、横面86
は、軸線85を中心とする回転円筒形の内周面87によ
り制限されている。内周面87は、直径が孔12の直径
より可なり大きく、平らな端部横面88の面86につな
がっている。横面88には、エルボ79が少なくともほ
ぼ軸線85に沿って開いている。
【0052】空洞部80は、したがって、縦方向の円筒
から成っている。もの円筒内では、横ピストン89が縦
方向に運動し、テレスコープ式供給端取付具95を形成
している。取付具95は供給端取付具54と酷似してい
る。取付具54には、取付具95が順次続いており、管
77,79の使用することにより、ピストン64が突出
位置(図8の(b))に在るときには袋状部材49へ圧
縮空気が運ばれる。
【0053】この目的のために、ピストン89は、軸線
85から離れる方向で、軸線85を中心とする回転円筒
形の外周面90により制限されている。外周面90は内
周面87より直径は小さいが、十分に内周面の直径に近
いので、シール91を用いることによって縦方向の相対
滑動による相互案内接触が生ぜしめられる。シール91
は、軸線85を中心とする回転環状であり、外周面90
に固定されている。ピストン89は、加えて、空洞部8
0の端横面88に向って、かつまた縦方向でこの端横面
88と反対側を、2つの平らな横面92,93により制
限されている。これらの横面92,93の相互間隔は、
空洞部80の内周面87の縦寸法より小さい縦間隔だけ
相互に隔っている。 これらの横面92,93のそれぞ
れは、ピストン89の外周面90を、ピストン89の内
周面94に接続する。ピストン89は、軸線85を中心
とする回転円筒形で、直径は、管77の内周面78の直
径に等しいか、もしくは事実上等しくされることによ
り、管102が形成される。管102は軸線85に沿っ
てピストン89内を貫通し、管77,79と密封状態で
配置されている。
【0054】当業者には次のことは容易に理解されよ
う。すなわち、流体源82から空洞部80内への圧縮空
気導入により、ピストン89は縦方向に空洞部80から
出て能動位置へ移動せしめられる。ピストンの面93
は、当初は大気圧にさらされている。これに対し、特に
取付具54が図8の(a)に示された状態にある場合、
管77と79の使用により空洞部80の開口が大気圧に
さらされ、ピストン89は、特に、空洞部80内の休止
位置へ縦方向に引込む運動に関しては、ピストンの面9
3に大気圧より大きい圧力が、初めは中心部だけ、次い
で全面に、後述する条件下で作用する場合に、リリース
される。
【0055】端フランジ81の空洞部80と、ピストン
89とにより、このように構成されるテレスコープ状の
供給端取付具と、一時的に相互作用するように、袋状部
材49には、軸線41に沿ってレバー36に固定取付け
された部品から成る供給端取付具96が備えられてい
る。レバー36は、更に、成形バー39を固定保持し、
バー39を介して袋状部材49をも保持している。
【0056】ピストン89の横面93に縦方向に向い合
ったこの取付具96は、平らな横面97を有し、この横
面97は、軸線41を中心とする回転環状であり、かつ
この軸線を中心とする回転円筒形の内周面98に続いて
いる。内周面98は取付具96を真直ぐに貫通し、たと
えば、軸線41を中心とする回転環状のシール99によ
り生ぜしめられる相互シール状態で管100を不動に受
容している。管100は袋状部材49を膨張又は収縮さ
せ、管102の通過横断面に実質的に等しい通過横断面
を提供する。成形バー39の内側には適宜な通路が形成
され、この管100を局部的に受容する。この受容形式
は説明しないが、当業者には容易に分かるものである。
【0057】軸線41から離れる方向で、取付具96の
横面77はリム101に続いている。リム101は、横
面97から縦方向に突出しており、軸線41を中心とす
る環状で、直径は、通常作業条件下で孔12内でバー3
9が占める位置に関係なしに、ピストン89内の管10
2がリム101内に開口する直径である。この目的のた
めのリム101の適当な寸法づけは、当業者の常識の枠
内の事柄である。
【0058】横面93の側には、リム101は平らなエ
ッジ103により制限されている。圧縮空気が流体源5
2から送られて、ピストン89が空洞部80から突出す
ると、横面93がエッジ103に密封状態で押圧され
る。リム101は、その場合、シールとストッパの機能
を果たす。すなわち、シール91の使用による空洞部8
0との密封関係が失われるほどに、ピストン89が空洞
部から突出するのを防止するのである。シール91によ
り、流体源52からの圧縮空気の伝達が連続せしめら
れ、取付具54の使用により図8の(b)に示された状
態が、また取付具95を用いることにより図9の(b)
に示した状態が可能になり、その結果、袋状部材49が
膨張せしめられる。ピストン89には、その場合、流体
源からの圧縮空気の圧力が、ピストンの面92を介して
は全面的に、また、リム101の内側の横面93の一部
を介して、作用する。リムの外側では、横面93は大気
圧を受け続けるので、このピストン位置が、膨張の間は
維持される。この膨張は、もちろん、孔12の内側の成
形バー39の変位を伴うが、ピストンの横面93上をそ
のエッジ103を介して滑動することにより、リム10
1は相互シール状態を維持し、ピストン89内の管10
2と袋状部材49の管100との間の流体継手が維持さ
れ、そのさい、既述のリム100の寸法付けを考慮に入
れる。
【0059】流体源52への管53の接続中止され、管
53が吐出口56に接続されると、取付具64は図8の
(a)に示した位置に、ばね73の作用で移動する。こ
の結果、空洞部80は大気と連通する。言いかえると、
ピストン89の面92が大気圧にさらされる。これに対
し、横面93は、リム101を取囲む区域は大気圧にさ
らされるが、リム101の内側は大気圧より高い圧力に
さらされる。先行膨張段階で袋状部材49内側が圧力上
昇するからである。この圧力上昇により、ピストン89
は空洞部80の内方へ移動せしめられ、この結果、隙間
104がリム101のエッジ103と横面93との間に
生ぜしめられる。この隙間により、部材49内の圧縮空
気がハウジング83の内部へ排出される。ハウジングの
吐出流路(図示せず)は大気に連通している。このため
部材49は収縮する。この収縮は、テンションバー28
に符号34の方向で作用するトーションバー32が、レ
バー35,36の利用により成形バー39を、部材49
が孔12の内側で圧縮する方向へ移動させるため、一層
進行する。
【0060】テレスコープ状の供給端取付具54,95
は、このように、圧縮空気を袋状部材49に一時的に供
給するのに特に役に立ち、圧縮空気以外の流体が必要と
なる場合にも用いることができる。その場合、それらの
流体は、その性質上、大気中へではなく低圧容器へ排出
され、この容器から流体源52へ供給されることを合意
するものとする。
【0061】袋状部材49の一時的な膨張の目的は、本
発明の装置の枠内で、版9の後端折込み部26の取付け
又は取外しを可能にすることにある。版9は、更に、版
前端折込み部を介して突縁部23に取付けられ、他方、
袋状部材49の収縮により、この巻付けられた版9は、
版胴1の外周面8上に、特に印刷中には、緊張状態で保
持される。
【0062】しかしながら、この目的のために、他の手
段を用いることもできる。そのうちの一実施例を示した
のが図15、図16の(a)、(b)、(c)である。
【0063】これらの図にはキー形式のスラストシリン
ダ105が示されている。このシリンダは、成形バー3
9と袋状部材49とから成る組立体の代りとなるもので
ある。
【0064】この目的のために、シリンダ105は剛性
のボディ106を有している。ボディ106は、孔12
内に縦方向に収容され、レバー35,36に固定取付け
され、レバー35,36を相互に剛性結合させる。用い
られる結合手段は省略するが、当業者には容易に理解で
きるものである。
【0065】ボディ106は管状であり、内周面107
と外周面108とを有している。外周面108は孔12
の内周面14より直径が小さいので、この孔内を移動で
きる。この移動可能な点は、成形バー39に関して説明
されたものであり、テンションバー28、成形バー3
9、これらを結合する2個のレバー35,36により形
成される組立体の、軸線15を中心とする回転に対応す
るものである。
【0066】その内周面107を介して、ボディ106
は、縦方向空洞部109を制限する。空洞部109は、
膨張可能な袋状部材110を取囲んでいる。この部材1
10は、すべての点で袋状部材49と比較可能である。
部材110は、図示されていないレバー35の直ぐ近く
に位置する一方の横端部のところで、ボディ106にね
じ込まれた栓111により閉じられている。これに対
し、他方の端部は密封状態で部材112に連結されてい
る。部材112は、レバー36と同レベルのボディ10
6の他端にねじ込まれ、当該目的のために、孔12の方
向を指す部分がおそらく変更された供給端取付具96を
不動に受容する。この変更形式は当業者には容易に知る
ことができる。
【0067】中間平面47について説明した方位に位置
する中間平面に沿って、ボディ16には一方の側に穴が
開けられている。これらの穴は、軸線15に関し符号3
4の方向を指し、縦方向に均等に分配された互いに等し
い数個の縦方向開口113を有している。非限定的な図
示の一実施例によれば、開口113は6個であるが、他
の数であってもよい。
【0068】これらの開口113内には、軸線41に関
し半径方向にスライド可能に各キー114が配置されて
いる。キー114は、ボディ106内で袋状部材110
上に支えられる。
【0069】当業者であれば、次の点は容易に理解され
よう。すなわち、部材49の膨張と等しい条件下で部材
110が膨張せしめられると、キー114は、図16の
(c)に示したように、ボディ106の外へ押出され
る。これによりボディ106は孔12内で駆動され、方
向34とは逆方向にテンションバー28を回動させる。
これによりトーションバー32内の応力が上昇し、この
上昇は、ボディ106が、孔12内で方向34と逆方向
で支えられるまで続く。袋状部材49のところで説明し
た条件と類似の条件下で、袋状部材110は、図16の
(b)に示されているように収縮する。トーションバー
32は、テンションバー28を孔11内で方向34に旋
回させることにより、孔12の内周面14に支えられて
いるキー114を、レバー35,36が調節可能なスト
ッパ37に突当るまで、ボディ106内へ引込ませる。
【0070】もちろん、他の種類のスラストシリンダ、
特に、それだけに限らないが、版胴1に保持される空気
式の単動スラストシリンダを用いて、一時的な圧縮流体
供給を、これまでの図面の説明で示した手段を介して行
なうこともできる。それによって、テンションバー28
を、交互に、版9の後端折込み部26を取付け又は取外
しの可能な方位と、版胴外表面8に巻付けられた版9を
緊張状態に維持する方位とに操作することができる。こ
の操作は、テンションバー28により保持された手段を
用いて行なわれる。この手段に関しては後述するが、よ
り具体的には、図1、図2、図3の(a)について説明
される。また、その部品の操作は、図3の(b)、図
4、図7、図10、図14について説明する。一変化形
については図17の(a)と(b)により説明する。
【0071】これらの手段は、一部は固定取付けされ、
一部は、テンションバー28の縦方向の扁平部30上を
移動できるように取付けられ、かつまた、特に、互いに
等しい縦方向の平らな板ばね115を有している。これ
ら板ばね115は、テンションバー28の縦方向寸法に
わたり分配され、テンションバー28の扁平部材30上
に取外し可能に保持されている。
【0072】この目的のため、扁平部30は軸線15の
後方へ配置され、通常の操作条件下でテンションバー2
8のあらゆる方位において、特にその限界方位におい
て、方向10に関し後方に向けられ、かつ等方位の2つ
の平らな部分を有している。これら部分の間にトーショ
ンバー32のハウジング31が開口している。前記部分
の一方116は、ハウジングの、エッジ38と同じ側に
配置され、エッジ38に関して部分116は、移動方向
で軸線15により近くにずらされている。また、この部
分116は、エッジ38に縦方向の平らな肩117を介
して結合されている。また、部分118はハウジング3
1と他の縦方向肩119との間に配置され、肩119
が、この部分118を縦方向エッジ120に結合させて
いる。エッジ120は、方向34と逆方向で、テンショ
ンバー28の外周面29の限界をなしている。
【0073】扁平部30の部分116と118とは、同
じ幾何平面(図示せず)と平行である。この幾何平面
は、軸線15と平行であり、エッジ38と120とを通
っている。軸線15に関し、部分116は、部分118
が前記幾何平面に関してより、軸線15の側へ戻されて
いる。部分116は、軸線15の側に符号34の方向で
局所的な縦方向突縁185を有している。突縁185
は、肩117と、テンションバーの外周面29とにより
形成され、その縦方向エッジ38が方向34での限界を
なしている。
【0074】部分118には、板ばね115の数と同数
のプレート121が固定されている。プレート121
は、扁平部材30の部分118上にプレートの縦方向の
拡がり全域にわたって平らに載置され、縦方向の2つの
端区域122で、トーションバー32のハウジング31
に、部分116と向い合うところまで、またがるように
される。これに対し、端区域122の間の縦方向中間区
域123では、プレート121は、部分116のところ
まで達することなしに、ハウジング31に部分にまたが
っている。
【0075】プレート121は、2個の縦方向の主要面
により限界づけられている。これらの主要面は、互いに
平行かつ軸線15とも平行である。説明は、これらの主
要面の1つだけについて行なう。すなわち主要面124
は軸線15とは反対方向を向いている。他方の主要面の
形状は、前記主要面124の形状との平行線上にたどる
ことができる。他方の主要面では、プレート121は、
前述のように扁平部30の部分118上に平らに配置さ
れている。
【0076】適宜に寸法づけすることにより、プレート
121の主要面124は、エッジ38,120と実質的
に同一平面上に在り、縦方向の直線的なエッジ125を
介してプレート121の縦方向寸法の全体にわたって、
このエッジ120につながっている。エッジ120から
エッジ38へ向う横の方向126へ、端区域122で
は、主要面124が各縦方向エッジ127につながって
いる。エッジ127は、主要面124の残りの部分に対
し約45°の向きで、長方形の平らな縦方向の各ファセ
ット129を介して、扁平部30の部分116と接触し
ている。これにより、主要面124は、符号126の方
向で扁平部30の部分116に次第に接近することに対
し、中間区域123では、主要面126は縦方向縁12
8につながっている。エッジ128は、ファセット12
9と等しい向きを有する長方形の平らな縦方向ファセッ
ト130を介して、トーションバー32のハウジング3
1に向いた扁平部30の部分と同一平面上に位置するよ
うに配置されている。これにより、エッジ128が、次
第にこのハウジング31に近づくようになる。
【0077】主要面124は、縦方向には、プレート1
21の横方向エッジ131により制限されている。エッ
ジ131はエッジ125と各エッジ127を相互結合し
ている。主要面124は、また、プレート121の横方
向エッジ132により制限されている。エッジ132は
各エッジ127を各U字形カットアウト部133に接続
している。カットアウト部133は、方向126と逆方
向175でのトーションバー32のハウジング31の限
界とほぼ合致しており、かつまた、この各エッジ132
をプレート121の各横方向エッジ134に接続してい
る。エッジ134はプレート121のエッジ128につ
ながり、ファセット130を縦方向に制限している。
【0078】操作上、プレート121はテンションバー
28の一体部分を形成すると考えてよい。テンションバ
ー28上で、プレート121は、扁平部30の部分11
6,118と等方位の面124を介して、かつまたエッ
ジ38,120を介して局所的な扁平部を形成してい
る。この扁平部は、局所的に中断している。つまり、端
区域122の横方向エッジ132の間が、エッジ38に
沿って中断している。こうしたことは、したがって、テ
ンションバー28自体の構成と考えてよい。
【0079】プレート121は扁平部30の部分118
に固定されている。扁平部30に対してプレート121
は、ねじ135により平らに取付けられている。この場
合、ねじは、中間区域123に3個、端区域122に各
1個、扁平部30の部分118に対し直角方向に各軸線
136に沿ってねじ付けられている。複数軸線136
は、図示されていない同一平面内に位置している。軸線
136は、軸線15と平行で、縦方向に均等に分配され
ている。これらの5個のねじは非限定的な実施態様とし
て示したもので、これ以外の数を選んでもよい。
【0080】これらのねじ135のそれぞれは、扁平部
130の部分118に向いており、各ヘッド137を有
している。ヘッド137は、プレート121の端区域1
22の面124に直接支えられている。これに対し、中
間区域123では、これらのヘッド137は、プレート
121に直接には支えられていず、後述する形状の板ば
ね139の平らな表面138を間そうして支えられてい
る。この平らな表面は、ねじ135のヘッド137と、
各スペーサワッシャ140を間そうの上で接触する。ワ
ッシャ140の厚さは、どのねじ135の場合も軸線1
36に沿って等しい厚さである。これにより、板ばね1
39の表面138と、プレート121の区域122での
面124との間でねじ135の軸線136と平行な、一
定の厚さの、言いかえると、表面138と、プレート1
21の中間区域123での面124とに対し直角方向の
縦方向通路141が形成される。この厚さは、板ばね1
15の、自体一定の所定厚さにほぼ等しいか、事実上僅
かに大きい値かである。
【0081】縦方向には、板ばね139は、横方向エッ
ジ142により制限されている。このエッジ142は縦
方向に間隔をおいて設けられている。この間隔は、プレ
ート121の横方向エッジ134を互いに分離している
間隔と、同じくプレート121の横方向エッジ132を
縦方向に分離している間隔との中間の間隔である。この
結果、これらの横方向エッジ142は、プレート121
のU字形カットアウト部133に向いて位置している。
【0082】方向126と逆方向175には、板ばね1
39は、その表面138の縦方向エッジ143により制
限されている。エッジ143の位置は重要ではない。な
ぜなら、その位置は、孔11の内周面13の直径に合致
する直径の、軸線15を中心とする回転円筒形の幾何エ
ンベロプ内に在るからである。このことは、ねじ135
のヘッド137の場合についても同様である。このエッ
ジ143は、図示の例ではプレート121のエッジ12
5に向い合って配置されている。
【0083】方向126でこのエッジ143と向い合
う、板ばね139の表面138は、縦方向の折れ目14
4を介して、この板ばねの別の平らな縦方向表面145
につながっている。表面145は、方向126で表面1
38の、言いかえると扁平部30の同一平面上の延長部
から次第に離間し、表面138から約45°の方位に位
置することになる。折れ目144は、プレート121の
面124のファセット130と、区域123内の前記面
124の残りの部分との結合部に、ほぼ向い合って位置
している。
【0084】方向126で折れ目144に沿った、表面
138との接続部とは反対側の表面145には、図示さ
れていない縦軸線を中心とするほぼ回転半円筒形の、1
80°の縦方向屈曲部146が続いている。屈曲部14
6は、また、孔11の内周面13により形成されるエン
ベロプ内に位置し、平らな表面147へ続いている。扁
平部30の側の表面147は、表面145と平行であ
り、板ばね139に変形応力が無い場合には、すなわ
ち、後述のように、特に板ばね115の無い場合には、
表面145から間隔を有している。
【0085】この平らな表面147は、ファセット13
0に対しほぼ直角の方位に配置され、屈曲部146を介
した表面145との接続部と反対側で、ファセット13
0に直接に向い合った縦エッジ148で終っている。縦
エッジ148は、板ばね139内に弾性的な変形応力が
無い場合には、板ばね115の厚さにほぼ合致する間隔
だけファセット30から離れており、その板ばねとの協
働によりテンションバー28の扁平部30上に、板ばね
を保持する。その場合、後述する条件下でプレート12
1を使用する。
【0086】有利には、図示されていない形式で、エッ
ジ148自体を、板ばね139を折曲げることにより形
成される屈曲部により形成し、表面147のところでは
平らにするようにする。
【0087】一方では、版9の後端折込み部26と、他
方では、特に、各板ばね139を使用することによりテ
ンションバー28と協働するために、各板ばね115は
次に説明するような形状を有している。
【0088】総じてこの形状は扁平かつ長方形であり、
2つの面149,150により形成される。これらの面
は実質的に平面的であり、相互に平行である。面と面と
の間の厚さは、板ばね115の既述の厚さである。板ば
ね115がテンションバー28上に固定されていると考
えれば、面149,150は、それぞれ方向10に関し
それぞれ前方と後方を向くようにされる。
【0089】2つの面149,150は、互いに縦方向
に間隔をおいた2つの横方向エッジ151により制限さ
れる。この間隔は、プレート121のエッジ131を分
離している間隔に等しい。板ばね115がテンションバ
ー28に取付けられている場合は、面149,150は
プレート121のエッジ131にそれぞれ合致する。面
149,150は、更に、2つの縦エッジ152,15
3によって制限される。エッジ152,153は、それ
ぞれ方向126とは逆方向175に向けられるが、板ば
ね115がテンションバー28に取付けられている場合
には、方向126を向けられる。その場合、エッジ15
2は、プレート121のエッジ125と合致し、板ばね
139の表面138のエッジ143と合致する。
【0090】このエッジ152に沿って、ねじ135の
数だけノッチ154が形成される。これらのノッチ15
4は、ねじ135の縦方向の分配に対応して分配され、
ねじ135のヘッド137及びスペーサワッシャ140
の寸法づけの関数として選定された寸法づけをなされて
いる。この結果、テンションバー28に取付けられた状
態では、板ばね115には、通路141内のエッジ15
2に沿って動く縁区域155が接触し、かつまた、ノッ
チ154が、プレート121の端区域122に面したね
じ135のヘッド137と、これらのヘッド137とこ
れらのスペーサワッシャ140とを、一方では縦方向で
両方向に、他方では方向126と逆方向175に、それ
ぞれ支える中間区域123に面するスペーサワッシャ1
40とに適合するようにされる。これによって、板ばね
115は縦の両方向にも、テンションバー28に関し方
向126と逆方向175にも不動となる。板ばね115
を軸線136の方向でテンションバーに関し不動にする
ことは、更に、板ばね115の両面149,150間の
厚さに関連して通路141を寸法づけすることによって
可能になる。
【0091】縁区域155に沿って延び、したがってプ
レート121の面124のファセット130と合致し、
また板ばね139の表面147のエッジ148と合致す
る縦区域156には、板ばね115が、その面149に
縦みぞ157を有している。このみぞ157には、板ば
ね115の両面149,150間の厚さを超えない範囲
で、面150のリブ158が対応する。このみぞ157
とリブ158は、板ばね139の横方向エッジ142を
分離する縦寸法に実質的に相応する縦寸法にわたって、
板ばね115の横エッジ151に形成された2つの縦ノ
ッチ160の各横方向端部159の間を延びている。こ
の結果、リブ158は、特に端区域122でのプレート
121の面124に対し、面150を介して板ばね11
5を平らに使用する障害とはならなくなる。更に、リブ
158は、板ばね115の面150上に、扁平部30の
区域116からプレート121の面124を分離する間
隔に等しい最大厚の突出部を形成する。
【0092】ファセット130の形状に関連して、プレ
ート121の面124の残りの部分に対し約45°の方
位に設けられたみぞ157とリブ158とは、板ばね1
15の縁区域155に沿って長方形で平らな各縦ファセ
ット161,162によって形成されている。これらの
ファセットは、板ばね115の縁区域155の各対応面
149,150の残りの部分に対し約45°の方位にさ
れた隙間を形成している。したがって、板ばね115
が、縁区域155を介して通路141にそう入され、ノ
ッチ162を介して特にワッシャ140に突当ると、リ
ブ158のファセット162がプレート121の面12
4のファセット130上に載せられるか、もしくはこの
ファセット130の直ぐ近くに位置せしめられ、板ばね
139の表面147が、そのエッジ148を介して、フ
ァセット161に対し約90°に方位づけられることに
よりファセット161に平らに押付けられ、板ばね11
5に対し、方向126でのストッパを形成する。このス
トッパにより板ばね115はテンションバー28に対し
ロックされる。
【0093】各ファセット161,162は面149,
150の残りの部分に、各ファセット163,164を
介してそれぞれ方向126につなげられている。ファセ
ット163,164の形状は、前記ロックに逆うことの
ないように選定されている。たとえば2つのファセット
163,164は、縦方向の長方形平面形状を有し、た
とえば、ファセット162,161に対し直角であり、
したがって、それぞれ面149,150の残りの部分に
対しては約45°の角度で付加されている。
【0094】有利には、ファセット164は、板ばね1
15のエッジ152に対して、肩117が板ばね139
の表面147のエッジ148に対して配置されている形
式と同形式で配置されている。これにより、スリット1
9を介してスリット開口20から始まる、テンションバ
ー28の各ばね板115の取付けが容易になる。
【0095】この目的のために、板ばね115はスリッ
トの外部の、スリット19の延長内で操作される。この
結果、板ばねのエッジ152は縦方向に方位づけられ、
方向126とは逆方向175に向けられ、かつまた、各
ノッチ154が、方向126,175に関してスペーサ
ワッシャ140又はねじのヘッド137と、図3の
(a)に見られるように整列せしめられる。有利には、
テンションバー28は、図1に示されたその限界方位を
占めるようにする。この方位は、袋状部材49の収縮状
態と、ストッパ37と逆方向34に支承するアーム3
5,36とに対応するものである。
【0096】板ばね115を、そのエッジ153の直ぐ
近くで保持することにより、また、板ばねを版胴1に対
し方向175に変位させることにより、板ばねの縁区域
155は、その場合、スリット19内に係合し、適宜に
扁平部30と向い合う。扁平部30は、次第に、板ばね
139の表面147と、プレート121の端区域の面1
24との間で、エッジ152と接触することになる。こ
の変位の間、エッジ152は板ばね139の表面147
に支えられ、板ばね115の面150のリブ158は、
既にエッジ138を乗り超えて、扁平部30の区域11
6に向い合う位置を占める。これにより、板ばね115
を、その面150を介してプレート121の区域122
の面124に平らに当付けることが可能になる。
【0097】次に、板ばね115のエッジ153に、図
3の(b)に示したように、方向126と逆方向175
のスラストを手で与えることにより、板ばね139の表
面147が弾性的に引込められ、板ばね139のエッジ
148が、板ばね115の面149に押付けられ、板ば
ね115の縁区域155が次第に通路141内へそう入
され、面150のリブ158が、プレート121の端区
域122の縦縁132の間に係合し、ノッチ154が、
それぞれワッシャ140又はねじのヘッド127に係合
し、特に符号175の方向でワッシャ又はねじヘッドに
当付けられることになる。
【0098】次いで、今やばね板115の面149は押
圧保持されるまでになっている表面147のエッジ14
8が、板ばね115のみぞ157に向い合うことにな
り、それによって解放され、約90°の角度で、板ばね
139の弾性的な弛緩によりファセット161に押付け
られる。これにより、板ばね115が所定位置にロック
される。
【0099】次いで、板ばね115の縁区域、すなわち
エッジ153に隣接し、かつ方向10に関し後方へ折曲
げられて、縦方向の鉤状リム165の形状で面115か
ら突出している縁区域が、図1に示されているように、
版胴1の外周面8の、軸線2を中心とする回転円筒形で
ある幾何的エンベロプと、ほぼ合致する位置を占める。
この位置は、方向10に関して上流の限界位置である。
【0100】ノッチ154と、スペーサワッシャ14又
はねじヘッド137との協働の補完手段又は代替手段と
して、通路141へのそう入の終点での板ばね115の
縁区域155を正確に位置決めするため、ノッチ160
の横端部159を用いて、プレート121の端区域12
2を互いに制限する横エッジ132に対するリブ158
用の縦方向ストッパを設けることができる。ノッチ16
0は、その場合、互いに縦方向に、エッジ132の縦方
向相互間隔とほぼ等しいか、僅かに狭い間隔で設けてお
く。また、リブ158用の横のストッパは、プレート1
21の区域123のファセット30上に方向175で、
ファセット162を用いて設けておく。テンションバー
28上への板ばね115のこの組付けは、もっぱらスリ
ット19の開口20から行なわれる。言いかえると、テ
ンションバー28に対する何らかの特別な手当は不要で
あり、かつまた、通常の使用条件下では軸線15を中心
としてテンションバー28をどの方位に設定することも
可能である。しかし、有利には、袋状部材49の収縮に
対応する方位に配置される。
【0101】同じことは、板ばね115の取外しについ
ても妥当する。この取外しは、図4に示した工具を用い
て行なわれ、その過程が図5〜図7に示されている。
【0102】板ばね115を取外すさいには、板ばね1
39のエッジ148を移動させ、符号126の方向へフ
ァセット161をみぞ157から外す必要がある。
【0103】この目的のため、何らかの平らな工具を板
ばね115の面149とスリット19の上流側面21と
の間に差込み、平らな縦面186を加圧する必要があ
る。これにより、板ばね139の表面147の、屈曲部
146とエッジ148との間の部分が、板ばね115の
面149に向って露出し、板ばね139を動作させるた
めの面が得られ、表面147が弾性的に表面145の方
向へたわませられる。表面161が外れると、エッジ1
53に方向126で引張り力を加えて、板ばね115を
引出し、他の板ばねを所定位置にもどす。
【0104】しかしながら、エッジ153を直接に掴む
のは難しいので、図4に示した工具166を用いるのが
有利である。図5〜図7にも示されているこの工具は、
表面161を外すこともできれば、エッジ153のリム
165に引掛けて引出しを容易にすることもできる。
【0105】この目的のため、2枚の小型プレートを平
らに溶接した組立体により形成されたこの工具166
は、平らな長方形プレートの全体形状を有し、板ばね1
15とスリット19の上流側面21との間にそう入しう
るように十分に細長く、かつ十分に薄い上に剛性であ
る。
【0106】工具166は、2つの面167,168に
より形成され、これらの面は実質的に平らで、相互に平
行である。使用時には方向10に関し、それぞれこれら
の面が上流と下流を向くようにされている。また、直線
的なそう入エッジ169が設けてあり、このエッジによ
り板ばね139の表面147の面186を押圧し、表面
147のエッジ148を、板ばね115の面149のフ
ァセット161から外すことができる。
【0107】工具166が、図5〜図7に示したどの使
用位置にある場合も、そう入エッジ169は、板ばね1
39のエッジ142を相互に分離する縦方向間隔に事実
上対応する縦寸法を有し、かつまた、2つの端部を介し
て各横エッジ170につながっており、また直線的であ
り、少なくともほぼ各エッジ142と合致するようにさ
れている。
【0108】エッジ169との接続部と反対の側では、
横エッジ170は湾曲し、面167,168も同様に湾
曲し、エッジ169と平行なエッジ171が取手172
を形成している。取手172は、使用中の工具166の
位置に関係なしに、版胴1の外周面8から十分な間隔を
おいて、スリット19の外部に突出したままとなり、工
具を容易に扱い得るようにされている。工具の寸法づけ
は、この目的のため、当業者の常識の範囲内にあり、当
業者は、また、取手172の代りに、工具を掴む別の手
段を選ぶこともできよう。
【0109】エッジ148を介してファセット161を
解離したのち、板ばねを容易に引出しうるようにするた
め、工具の面168からは、方向126に向いた縦の肩
174を形成する縦方向のリム173が突出している。
方向126に関し、肩174は、板ばね115がテンシ
ョンバー28上にロックされている時に占める位置を基
準にして言えば、板ばね115の鉤形成リム165と、
ファセット161・縁区域155間の接続部とが、符号
126の方向に離れている間隔だけ、エッジ169から
隔っている。これにより、図5〜図7について、これか
ら説明する操作が可能になる。
【0110】当初、テンションバー28に固定されてい
ると仮定して、板ばね115を外して、スリット19か
ら引出す場合、工具166を方向126と逆方向175
にスリット19にそう入する。そのさい、図5に示した
ように、エッジ169は方向175に関し前方へ向け、
リム173を有する面168は方向10に関し前方へ向
ける。テンションバー28は、通常の使用方位のいずれ
の方位に位置していてもよいが、有利には、袋状部材4
9の収縮状態に対応する方位に位置せしめる。そう入の
間、工具166のエッジ169は徐々に板ばね139の
表面147を、同じく板ばね139の表面145のほう
へたわませ、作動面186に圧力を加える。工具166
は、そのエッジ169を介して、板ばね139のエッジ
148と板ばね115の面のみぞ157との間にそう入
される。これにより、エッジ148は、板ばね115の
縁区域の面167に弾性的に載置される。肩174は、
板ばね117のエッジ153を乗り超えて、図6に示し
たように、鉤状リム165と係止される。
【0111】これで、図7に示されているように、工具
に符号126の方向で引張力を加え、板ばね115を引
出すことができる。肩174により引出力が鉤形成リム
165に伝えられる。
【0112】板ばね139の表面147は、工具166
から解放されると直ぐに、弾性的に表面145と平行な
方位を回復する。
【0113】新しい板ばね115のそう入は、図3の
(b)に示した形式で行なう。
【0114】図3の(a)と図4とに示されている一変
化形の場合、工具166と板ばね115との相互作用
は、板ばねの引出しを容易にするため、板ばね115に
形成された穴186と、工具166に設けられたスタッ
ド187とを介して行なわれる。この穴は、横エッジ1
51の中間に、それもみぞ157と縦エッジ153との
中間に、そしてまた例えば縦エッジ153からの中間に
も設けておくことができる。スタッド187は、縦リム
173の代りであり、横エッジ170からの中間個所に
面168から突出している。スタッド187の横方向の
高さ位置は、工具166が、既述の形式でそう入され、
エッジ148が、エッジ161に隣接する面167の縁
区域に載る位置に達したときに、スタッド187が、板
ばねの穴186に突入し得る高さ位置である。このスタ
ッド187は、工具166の面168上で、方向126
に向いた肩を形成し、取手172へ方向126で加えら
れる引出力を板ばね115に伝達する。これにより、縦
方向の鉤形成リム165が破損した場合にも、板ばね1
15を引出すことができる。
【0115】板ばね115それ自体は、方向126に次
のように寸法づけされている。すなわち、図13に示さ
れたテンションバー28の方位、すなわち、袋状部材4
9の部分膨張に対応し、かつ、エッジ38がスリット1
9の下流側面22の相互接続部と少なくともほぼ合致す
る状態に対応する方位にある場合に、鉤形成リム165
が、外周面8の軸線2を中心とする回転円筒形である幾
何的エンベロプ上に、それも開口79の多少の差はあれ
中央で、位置するようにする。この状態では、板ばね1
15は、応力なしにその面150を介してプレート12
1の面124と、エッジ38と、下流側面22/内周面
22間の接続部のそれぞれ上に載ることになり、その
上、下流側面22からは間隔を置いた位置を占めること
になる。
【0116】袋状部材49の最大膨張により得られるテ
ンションバー28の制限方位においては、言いかえると
成形バー39が孔12の内周面14に、図11に見られ
るように支えられる状態の場合には、エッジ38は、下
流側面22と内周面13との接続部に対し、方向34と
は逆方向にずらされた位置を占め、板ばね115は、下
流側面に平らに載置され、弾性的な曲げ応力を生じた状
態で斜面を形成する。軸15に関する板ばね115の取
外し作業に比較しうる作業により、鉤形成リム165は
次のように配置される。すなわち、版胴1の外周面8の
幾何的エンベロプから僅かに突出し、方向10に関して
は下流制限位置を占めるようにする。突出長さは、有利
には1〜1.5mm程度とする。前記図面に示した例
は、すべて非限定的な意味のものである。
【0117】軸線15を中心とするテンションバー28
の他の限界方位(図1の(a)及び図14)の場合、応
力が加えられていないときに板ばね115が占める方位
は、鉤形成リム165にとっては上流側面に隣接する、
開口20のレベルに位置する上流限界置に対応する方位
である。この方位は、図1には実線で、図14では破線
で示してある。テンションバー28のこの限界方位で
は、そのエッジ38は、図13又は図11に示した位置
から、符号34の方向へずらされており、スリットの開
口18に面して、多少の差はあれ、開口18の幅の中央
にまで突入している。
【0118】この目的のための、板ばね115の寸法づ
けは、当業者の常識の範囲に属している。
【0119】トーションバー32は、テンションバー2
8を方向34へ強制運動させる。言いかえると、既述の
限界方位の第1の方位から第2の方位へ強制する。第2
の方位では、図1に示されているように、レバー35,
36がストッパ37に支えられる。
【0120】これらの条件下で、版9は版胴1の外周面
8に半自動式に巻掛けられ固定される。これについて次
に述べる。
【0121】まず、袋状部材49が収縮せしめられ、そ
の結果、テンションバー28と板ばね115が図1につ
いて説明した位置を占める。
【0122】版胴1が停止すると共に、版9の後端折込
み部24が突縁23上に固定され、次いで版胴1が、軸
線2を中心として方向10で回転せしめられる。回転速
度は、印刷時の速度より低速である。版胴1の回転につ
れて、横スピンドル177を中心としてフレーム3上で
回転するように取付けられた縦ローラ176が版胴外表
面上を弾性的に押圧することにより版が次第に巻付けら
れる。ローラ176の弾性支承はローラの性質から結果
するものである。このローラは、たとえば弾性的に圧縮
可能な材料から成り、その場合、そのスピンドル177
は、フレーム3に対して固定され、当業者には周知の手
段を用いてフレーム3にスピンドル177が弾性的に取
付けられる。
【0123】更にまた、当業者には周知の形式で、この
ローラ176をフレーム3に組付ける手段により、ロー
ラを引込めることができる。特に、突縁23に版9の前
端折込み部24を係止するようにすることができる。こ
のローラは、この係止後すぐに、方向10に関しこの突
縁23の直ぐ後方で版9上にこのローラが支えられるよ
うにされ、次いで、版胴1が方向10に回転せしめられ
る。
【0124】この回転の大部分の間、袋状部材49は収
縮状態にとどまる。言いかえると、ローラ176が、ス
リット19に再び十分に接近し、それにより版9が版胴
外周面8上に巻付けられ、端リム27が、図11に示さ
れているように、スリット19内へ突入するまで、袋状
部材49は収縮したままである。
【0125】次いで部材49は、図8の(a)、
(b)、図9の(a)、(b)、(c)又は図15、図
16の(a)、(b)、(c)について説明した手段に
より膨張せしめられる。それにより、板ばね115の鉤
状リム165は、その前方限界位置へ移動し、図11に
示されているようにスリット19から突出する。
【0126】一方では、版胴1の外周面8の直径と関連
して版9の前後端の折込み部24,26間の寸法づけを
適宜に行なうことにより、また、他方では、スリット1
9の側面21,22の相互間隔を考慮に入れて鉤形成リ
ム165を十分に小さく寸法づけすることによって、版
9の後端リム27が、鉤形成リム165の直ぐ後方に、
それもスリット19の開口20と等しいレベルに来るよ
うにされる。
【0127】版胴1の回転運動は、スリット19の開口
がローラ176に向い合う位置に来、それによって版9
の後端リム27が弾性的にスリット19内へ突入せしめ
られるまで続く。この回転運動の後、袋状部材49が収
縮する。この結果、版9の後端リム27がスリット19
内へ突入しかかると同時に、その後方限界位置へ進んで
来た鉤形成リム165が、図12に示されているよう
に、スリット19内へ突入する。その場合、先ず板ばね
115が、下流側面22の上方を傾斜面を形成しながら
滑動し、次いでこの下流側面22から次第に離間せしめ
られる。
【0128】軸15を中心として符号34の方向に旋回
することにより、テンションバー28が、鉤形成リム1
65の後方制限位置に対応する制限方位に達する前に、
この鉤形成リムが版9の後端折込み部26に引掛けられ
る。この結果、方向34でのテンションバー28の旋回
の継続は、図1及び図14に示された制限方位に在る限
り、板ばね115の弾性的な曲げを生じさせ、板ばね1
15は、版9の後端折込み部26内側の鉤形成リム16
5を介して、方向34とは逆方向に引張られる。版9自
体は、また、前端折込み部24を介して突縁23上に保
持されている。他方、板ばね115は、加えて、図14
に示されているように、テンションバー28の突縁18
5のエッジ38により符号34の方向に強制的に押圧さ
れている。図14には、テンションバー28が当該の制
限方位を占めた場合の、板ばね115の曲げ状態が実線
で示されている。
【0129】袋状部材49が収縮すると、板ばね115
は、外周面8に巻付けられた版9にトーションバー32
の効果による周方向引張応力を伝える。この引張応力の
値は、ストッパ37のセッティングの関数である。テン
ションバー28と版9の後端折込み部26との間のこの
応力伝達は、弾性的に曲げられた板ばね115を用いて
行なわれるが、この応力伝達によって、版9には、印刷
中の周知の現象である僅かの伸びが生じた場合にも、ほ
ぼ一定の値の張力が維持される。
【0130】次いで、印刷目的のため、ローラ176は
引込められる。
【0131】袋状部材49の収縮と、図14に示された
制限方位へのテンションバー28の移動は、版胴1の低
速回転の間か、又は版胴1が停止している間に行なわれ
る。この結果、スリット19の開口20に向い合う位置
にあったローラ176が、版9の後端折込み部26を弾
性的に版胴1の方向へ押圧することにより、取付け固定
過程を補助する。
【0132】しかしながら、この目的のためには、他の
手段も利用できる。そうした手段の非限定的な実施例が
図17の(a)及び(b)に示されている。
【0133】この変化形の場合、ローラ176の代り
に、このローラ同様に版胴1の外周面8の縦寸法全体に
わたって延びる縦プッシャ178が用いられている。
【0134】このプッシャ178は、剛性だが、版胴の
外表面側には、ローラ176同様、弾性的に圧縮可能の
材料、たとえばゴムのコーティング179を不動に保持
している。
【0135】プッシャは、端部区域のそれぞれでは、各
レバー180に不動に結合され、同一の2個のレバー1
80が、印刷機フレーム3上で共通の縦軸線181を中
心として関節結合されている。縦軸線181は、軸線2
に中心を有する周方向に関してずらされてプッシャ17
8に対し配置されている。
【0136】レバー180のそれぞれには、軸線181
に対してずらされて配置された軸線182を中心とし
て、それぞれスラストシリンダ183のロッドが関節結
合されている。シリンダのボディ自体は、縦軸線184
を中心として印刷機のフレーム3上に関節結合されてい
る。縦軸線184は、軸線182,181に対してずら
されて配置されている。軸線182,184は双方のス
ラストシリンダ183に共通である。
【0137】スラストシリンダ183に圧縮流体、特に
圧縮空気を適宜に供給することにより、プッシャ178
は能動位置へもたらされる。この位置は、図17の
(a)及び(b)では実線で示してある。この位置で
は、プッシャは、そのコーティング179を介して弾性
的に版胴1の外周面8に版9を介して加圧する。これに
対し、圧縮流体の供給が中止されると、プッシャ179
は、版胴1から離間する。引込み位置は図17の(a)
には破線で示してある。この位置では、プッシャは能動
位置の場合より更に軸線2から離れている。
【0138】当業者であれば、次の点は容易に理解でき
よう。版9を版胴1の外周面8に巻掛ける間、スリット
の開口20と版9の後端折込み部26とはプッシャ17
8と向い合い、他方、引込み位置では、鉤形成リム16
5の後方制限位置に対応する制限方位へテンションバー
28を移動させると同時に、プッシャを能動位置へ移動
させることにより、鉤形成リム165と後端折込み部2
7との、ローラ176に関して説明した条件下での、ス
リットへの共同突入運動を補助することができるのであ
る。
【0139】固定が達成されれば、プッシャ178は、
引込み位置へ戻され、印刷中は、この位置に保持され
る。
【0140】以上、本発明の技術的背景及び連関、並び
に本発明の部品及び部材を、非限定的な複数実施例によ
り説明したが、当業者であれば、本発明の枠を逸脱する
ことなしに数多くの変化形が可能であることが分かるで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I平面に沿った横断面図により本発
明を実施する装置を示したもの。この装置は、版胴外周
面に緊張状態で巻付けられる版の後端折込み部を保持す
る装置で、版が取付けられていない場合は、鉤が後方制
限位置に引込められている。
【図2】図1と同じ装置を、テンションバー軸線を含
む、図1のII−II平面に沿って切断した部分縦断面
図。
【図3】図1の矢印IIIの方向から見た立面図と、図
1同様の断面図で、鉤を形成する弾性的な板ばねをテン
ションバーに取付ける2つの連続する作業段階を示した
図。
【図4】板ばねを取外す工具の斜視図。
【図5】板ばねを図4の工具を用いて取外す過程を示し
た図。
【図6】板ばねを図4の工具を用いて取外す過程を示し
た図。
【図7】板ばねを図4の工具を用いて取外す過程を示し
た図。
【図8】版胴の縦軸線に沿った部分断面図で、テンショ
ンバーを鉤の前方制限位置に相応する方位に一時的に駆
動する単動空気式手段へ圧縮流体、実際には圧縮空気を
一時的に供給する、回転シールに代る装置の2つの状態
を示した図。
【図9】版胴の自由縦断面図で、シリンダ内の前記目的
の圧縮流体の供給回路を示した図、並びに、空気式駆動
手段に圧縮流体を一時的に供給し、かつ単動装置である
これら空気式手段から流体を確実に排出する、前記回路
内の装置の2つの状態を示した詳細図。
【図10】図2の矢印Xで示した縦の方向から見た立面
図で、版胴外周面に版を巻付ける作業の開始されたとこ
ろを示した図。外周面には版の前端折込み部が既に固定
されている。
【図11】図1、図3、図5〜図7同様の図で、版の後
端折込み部が鉤により固定される直前の段階を示した
図。鉤は、その場合、前方制限位置を占め、この位置で
は鉤は版胴外表面から僅かに、たとえば数ミリメートル
以内、突出している。
【図12】図11の詳細図で、鉤が前方制限位置から後
方制限位置へ移動しながら、版の後端折込み部を掴む連
続的な段階を示した図。後方制限位置では、鉤は版胴外
周面から引込められる。
【図13】図1、図3、図5〜図7、図11同様の図
で、版の固定の最終段階を示した図。但し、版の緊締前
の段階で、鉤は前方と後方の制限位置の中間の位置に在
る。
【図14】図1、図3、図5〜図7、図11、図13同
様の図で、鉤を形成する板ばねを曲げることによる版の
緊締作業を示した図。鉤が後方制限位置に達して版の後
端折込み部内に固定されている。
【図15】空気式の単動駆動手段の斜視図。この駆動手
段は図1、図2、図9、図11、図13に示した装置に
代わるもので、テンションバーを鉤の前方制限位置に対
応する方位へ、一時的な圧縮流体供給により、一時的に
駆動させる装置である。
【図16】図15の装置の縦断面図で、左側は圧縮流体
が供給されていない場合を、また右側は圧縮流体が供給
されている場合を示したもの。加えて、同装置を図16
のXVIa−XVIa線とXVIb−XVIb線とに沿
って、それぞれ切断した横断面で、圧縮流体の供給され
ていない場合(b)と供給されている場合(c)を示し
た図。
【図17】図17の(b)のXVIIa−XVIIa線
に沿った横断面図で、版胴と、既に前端折込み部が版胴
に固定され、巻付けられた後、後端折込み部を固定中の
版との相互作用を示した図。この段階は図13に示した
段階に対応する段階で、プッシャがこの固定作業を容易
にしている。また、図17の(a)の矢印XVIIbの
方向から、版胴軸線に関し半径方向で見た同プッシャの
部分図が示されている。
【符号の説明】
1 版胴 2 版胴の軸線 3 印刷機のフレーム 4,5 横面 8 版胴の外周面 9 版 10 版胴の回転方向 11,12 縦方向の孔 13,14 孔の内周面 15,16 孔の軸線 17 中間平面 18 開口 19 スリット 20 開口 21 スリットの上流側面 22 スリットの下流側面 23 突縁 24 版の前端折込み部 25 版の前端リム 26 版の後端折込み部 27 版の後端リム 28 テンションバー 29 孔の外周面 30 扁平部材 32 トーションバー 35,36 レバー 39 成形バー 40,44,45,46 外周面 41 軸線 48 隙間 49 袋状部材 50 縦リブ 52 圧縮流体源 53 管 54 供給端取付具 59 内周面 60 端ぐり 61 タッピング 62 肩 63,66 内周面 64 管状ピストン 67,68 前面 69,70 外周面 72 肩 73 ばね 75 前面 76 開口 78 内周面 80 空洞部 81,82 端フランジ 83,84 ハウジング 85 縦軸線 89 横方向ピストン 90 外周面 99 環状シール 101 リム 106 剛性ボディ 107 内周面 108 外周面 110 袋状部材 115 薄板部材 117 肩 121 プレート 122 端区域 133 カットアウト部 135 ねじ 137 ねじのヘッド 139 板ばね 140 スペーサワッシャ 157 みぞ 158 リブ 161,162,163,164 ファセット 165 鉤形成リム 166 取外し工具 172 取手 173 リム 174 肩 176 ローラ 178 プッシャ 179 コーティング 180 レバー 182,184 縦軸線 183 スラストシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト HEIDELBERGER DRUCKM ASCHINEN AKTIENGESE LLSCHAFT ドイツ連邦共和国 ハイデルベルグ クア フユルステン−アンラーゲ 52−60 (72)発明者 ジャン−クロード マーメン フランス国 エストレー−サン−デニ ア レ デ イローデル 22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪転印刷機の版胴(1)上に版(9)を
    保持する装置であって、版胴(1)が、版胴(1)の縦
    の回転軸線(2)を中心として回転する外周面(8)を
    有し、かつ内部には、縦のスリット(19)を介して外
    周面(8)に開口する少なくとも1つの縦の孔(11)
    を有しており、更に、前記装置が、特に版の後端折込み
    部(26)を前記スリット内に保持する手段(28,1
    15)を有し、版(9)が、更に回転軸線(2)を中心
    として版胴(1)の所定回転方向(10)に関して前方
    の縁部(端リム24)により版胴(1)に対し保持さ
    れ、版胴(1)の外周面(8)に巻付けられた状態の版
    (9)が張力を加えられ、更に、後端折込み部(26)
    を保持する前記手段(28,115)が、鉤形成手段
    (115)と、鉤形成手段(115)を制御する手段
    (28,32,39,49,105)とを有しており、
    前記鉤形成手段(115)が、版胴(1)の回転軸線
    (2)に関して半径方向外方に、また、版胴回転方向
    (10)に関しては後方を向いた少なくとも1個の鉤
    (165)を有しており、また、前記制御手段(28,
    32,39,49,105)が、少なくとも部分的に版
    胴の孔(11)内に受容され、鉤を、版胴回転方向に関
    し前方の制限位置と後方の制限位置との間で版胴に対し
    制御された形式で移動させることが出来、それにより後
    端折込み部(26)が鉤(165)により固定又は解放
    され、あるいは又、鉤(165)に固定されている後端
    折込み部に対し、版胴回転方向(10)に関し後方へ張
    力が加えられ、更に、その場合、鉤(165)が版胴外
    周面(8)からスリット(19)内方へ引込められる形
    式のものにおいて、 鉤形成手段(115)がスリット(19)内にそう入さ
    れ、かつまた鉤(165)が、その前方制限位置では版
    胴(1)の外周面(8)から突出するように配置されて
    おり、更にまた、制御手段(28,39,49,10
    5)が、前方制限位置から後方制限位置への移動時に
    は、鉤(165)をスリット(19)内へ引込め、かつ
    また、後方制限位置から前方制限位置への移動時には、
    版胴外周面(8)から鉤を突出させることが可能である
    ことを特徴とする、輪転印刷機の版胴上に版を保持する
    装置。
  2. 【請求項2】 制御手段(28,32,39,49,1
    05)が縦方向のテンションバー(28)を有し、この
    テンションバーが、版胴(1)の孔(11)内に収容さ
    れ、版胴回転軸線(2)とスリット(19)との間に位
    置する縦旋回軸(13)を中心として版胴に対して旋回
    可能であり、更に前記制御手段が駆動手段(32,3
    9,49,105)を有し、この駆動手段が、鉤(16
    5)のそれぞれ前方、後方の制限位置に対応する2つの
    制御方位間で、版胴(1)に対しテンションバー(2
    8)を、旋回軸(13)を中心として制御された形式で
    移動させ、更に又、鉤形成手段(115)が少なくとも
    1個の縦方向の薄板部材(115)を有し、この部材
    (115)が、版胴回転軸線(2)に関し半径方向内方
    で版胴の孔(11)内のテンションバー(28)に固定
    された縦方向の第1縁区域(155)と、版胴回転軸線
    (2)に関し半径方向外方に位置して鉤(165)を形
    成する縦方向の第2縁区域(リム165)とを有してお
    り、更に前記薄板部材(115)が、その第1及び第2
    の縁区域(155,165)間で弾性的にたわみ可能で
    あることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段(32,39,49,10
    5)が、テンションバー(28)を、鉤(165)の後
    方制限位置に対応する制限方位の方向へ弾性的に強制移
    動させる手段(32)と、テンションバー(28)を、
    鉤(165)の前方制限位置に対応する制限方位方向
    へ、制御された形式で強制移動させる単動スラストシリ
    ンダを形成する手段(39,49,105)とを有する
    ことを特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 テンションバー(28)を弾性的に強制
    移動させる前記手段(32)が、テンションバー(2
    8)と同軸的なトーションバーを有することを特徴とす
    る、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記薄板部材(115)の第1縁区域
    (155)が、テンションバー(28)に取外し可能に
    固定されていることを特徴とする、請求項2から4まで
    のいずれか1項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記薄板部材(115)が、版胴(1)
    の回転方向(10)に関してテンションバー旋回軸線
    (15)の後方へ、しかも前記第1と第2の縁区域(1
    55,165)間で、テンションバー(28)に沿って
    移動することを特徴とする、請求項2から5のいずれか
    1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記テンションバー(28)には、旋回
    軸(15)及びスリット(19)内に配置され、版胴
    (1)の回転方向(10)に関し後方へ、第1及び第2
    の縁区域(155,165)の間の薄板部材(115)
    を自由支承する縦方向の突像(185)が設けられてい
    ることを特徴とする、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2縁区域(165)が、版胴
    (1)の回転方向(10)に関し第1縁区域(155)
    に対し前方へずらされていることを特徴とする、請求項
    2から7までのいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記スリット(19)が、版胴回転方向
    (10)に関し前方へは、版胴外周面(8)に向う前方
    縦側面(22)により制限されている結果、版胴回転方
    向に関し版胴の孔(11)への接続部前方で外周面につ
    ながっていることを特徴とする、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 スリット(19)が、版胴回転方向
    (10)に関し後方へは、版胴外周面(8)へ向う後方
    縦側面(21)により制限され、この結果、版胴回転方
    向(10)に関し版胴の孔(11)との接続部前方で外
    周面につながっていることを特徴とする、請求項1から
    9までのいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 スリット(19)の前後の側面(2
    1,22)が平行であることを特徴とする、請求項9又
    は10記載の装置。
  12. 【請求項12】 輪転印刷機において、フレームと、フ
    レーム(3)に対し、版胴の縦回転軸線(2)を中心と
    して回転する円筒形外周面(8)を有する版胴とを有
    し、更に、内部には、縦スリット(19)を介して外周
    面(8)に開いている少なくとも1つの縦の孔(11)
    を有する形式のものにおいて、請求項1から11までの
    いずれか1項に記載の装置と、版胴(1)の外周面
    (8)と並置された縦方向のプッシャ(178)と、フ
    レーム(3)に対しプッシャ(178)を支持する手段
    (180)とを有しており、これにより、プッシャは、
    前縁部(24)を介し版胴(1)に対して保持される版
    (9)上を、所定回転方向(110)で回転する軸線
    (2)を中心とする版胴の回転により版胴外周面(8)
    に巻付けられる間、回転軸線(2)へ向って弾性的に支
    承する位置と、引込められた位置、すなわち、回転軸線
    (2)から離れる方向で、弾性支承位置に対しずらされ
    た位置との間を移動でき、更には、制御手段(28,3
    9,49,105)が、版胴(1)の前記回転中に、プ
    ッシャを引込み位置から弾性支承位置へ移動させる手段
    を有し、これにより版胴回転方向(10)に関し前方の
    制限位置で鉤(165)の後部へ版(9)が巻付けられ
    る間に、版(9)の後端の折込み部(26)を提供し終
    えることができ、同時に、前記手段(183)により鉤
    (165)を前方制限位置から後方制限位置へ移動させ
    ることができ、それにより、後端折込み部(26)と鉤
    (165)との相互固定や、スリットがプッシャ(17
    8)と向い合うさいに版胴(1)の外周面上の版(9)
    に張力を加えることが可能であり、更にまた、前記手段
    (183)により、プッシャ(178)が弾性支承位置
    から引込み位置へ戻される一方、鉤(165)が後方制
    限位置に留まるようにすることが可能であることを特徴
    とする輪転印刷機。
JP6197036A 1993-08-20 1994-08-22 輪転印刷機の版胴上に版を保持する装置とこの装置を有する輪転印刷機 Pending JPH07195670A (ja)

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FR9310143 1993-08-20

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JP6197036A Pending JPH07195670A (ja) 1993-08-20 1994-08-22 輪転印刷機の版胴上に版を保持する装置とこの装置を有する輪転印刷機

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EP (1) EP0639454B1 (ja)
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FR2709090B1 (fr) 1995-11-10
ATE159460T1 (de) 1997-11-15
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