JPH07195521A - 管内面のライニング方法及びこれに用いる熱風放出機 - Google Patents

管内面のライニング方法及びこれに用いる熱風放出機

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JPH07195521A
JPH07195521A JP35165593A JP35165593A JPH07195521A JP H07195521 A JPH07195521 A JP H07195521A JP 35165593 A JP35165593 A JP 35165593A JP 35165593 A JP35165593 A JP 35165593A JP H07195521 A JPH07195521 A JP H07195521A
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JP
Japan
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hot air
tube
pipe
discharge machine
lining
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35165593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Otaki
重俊 大滝
Toshitaka Nakao
敏隆 中尾
Yusuke Oketani
勇介 桶谷
Yoshiaki Katayama
佳昭 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管に反転挿入したチューブ全体を熱風により
均一に硬化させることができる熱効率の良いライニング
方法と、この方法に用いる熱風放出機を提供することを
目的とする。 【構成】 周囲に吹出口9cを設けた放出筒9aを屈曲
自在な連結筒9bで気密的に連結すると共に、両端を閉
塞板で閉塞して熱風供給ホース17を接続した構造の熱
風放出機9を使用し、管3内に反転挿入した未硬化の熱
硬化型樹脂含浸チューブ3に熱風放出機9を導入して移
動させながら、熱風供給ホース17を通じて供給した熱
風を吹出口9cからチューブ3に吹付けてチューブ3を
均一に硬化させると共に、吹付けた熱風を循環パイプ1
3を通じてチューブ3の外部に導出し、ヒーター12で
再加熱した後、再び熱風供給ホース17を通じて熱風放
出機9に供給して循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水管等の管の内面を
熱硬化型樹脂含浸チューブでライニングする方法と、こ
の方法に用いられる熱風放出機に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管等の管の内面をランニングする方
法の一つに「HL工法」と呼ばれるものがある。この
「HL工法」は、未硬化の熱硬化型樹脂含浸チューブを
管内へ反転挿入すると同時に、サーモホースを該チュー
ブ内へ引き込み、サーモホースに高温の水蒸気を供給し
てチューブを熱硬化させる方法である。
【0003】しかしながら、この「HL工法」では水滴
がチューブ内面に付着し、付着した水滴が管の底部に溜
まるため、水が溜まった箇所のチューブの温度が低下し
て部分的に硬化不良を生じる恐れがあった。
【0004】そこで、水蒸気の代わりに熱風をチューブ
内に流して硬化させるライニング方法が実施されるよう
になったが、この方法では次のような問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、管内に反転挿入
したチューブに熱風を流すと、熱風供給側のチューブ端
部の温度よりも熱風排出側のチューブ端部の温度が低く
なって温度勾配を生じるため、チューブが熱風供給側で
充分硬化しても、熱風排出側では硬化不充分となり、チ
ューブの硬化状態が全体として不均一になるという問題
があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、熱風によりチューブ全体
を均一に硬化させることができる熱効率の良いライニン
グ方法と、この方法に用いる熱風放出機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の管内面のライニング方法は、一端を封止し
た未硬化の熱硬化型樹脂含浸チューブを管内に反転挿入
し、このチューブ内に熱風放出機を導入して移動させな
がら、熱風放出機に供給した熱風をその周囲の吹出口か
らチューブに吹付けてチューブを熱硬化させると共に、
吹付けた熱風をチューブの外に導出して再加熱したのち
熱風放出機に供給して循環させることを特徴とする。
【0008】そして、このライニング方法に用いる熱風
放出機は、周囲に吹出口を設けた放出筒を屈曲自在な連
結筒で気密的に連結し、両端を閉塞板で閉塞すると共
に、一端の閉塞板に熱風供給ホースを接続する接続口を
設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の管内面のライニング方法では、管内に
反転挿入した熱硬化型樹脂含浸チューブに熱風放出機を
導入して移動させながら、熱風放出機の周囲の吹出口か
ら熱風を該チューブに吹付けるので、熱風が吹付けられ
たチューブの各部は一定の温度に加熱され、均一な硬化
状態となる。そして、この熱風をチューブの外に導出
し、再加熱したのち熱風放出機に供給して循環させるの
で、熱効率が良く、エネルギーロスを最小限に抑えるこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1から図4は、本発明のライニング方法
の一実施例を施工手順に従って示した概略断面図であ
る。
【0012】この実施例によれば、まず図1に示すよう
に、チューブ反転挿入機1の筒状ガイド1aを一方のマ
ンホール2aの開口に差込み、コンプレッサ6aから供
給される圧縮空気の圧力で未硬化の熱硬化型樹脂含浸チ
ューブ3(以下、単にチューブという)を筒状ガイド1
aの先端から管4の内部に反転挿入し、チューブ3の封
止された先端3aを他方のマンホール2bの開口まで導
出する。このとき、チューブの先端3aに取付けたワイ
ヤー5を反転挿入機1から繰出して、反転挿入速度をコ
ントロールする。反転挿入に用いる空気圧は、0.15
〜0.3kg/cm2 程度に設定するのが望ましい。
【0013】上記のチューブ3は、合成繊維、ガラス繊
維、天然繊維又はこれらの混合繊維からなる不織布、織
布、編物、フェルト等の基材に、熱硬化型のエポキシ
系、不飽和ポリエステル系、ビニルエステル系などの未
硬化の樹脂を含浸させたものであり、その外面を樹脂フ
ィルムで被覆したものが好適に使用される。
【0014】チューブ3の反転挿入が終わると、図2に
示すようにエアバルブ7をチューブの一端3aに取付け
ると共に、ワイヤー5を地上の巻き取りリール8に巻き
付ける。そして、図3に示すように熱風供給ホース17
を取付けた熱風放出機9をワイヤー5に接続してチュー
ブ3内に導入し、チューブ3の後端を栓体11で閉塞す
る。
【0015】この栓体11は、ホース挿入口11aに蛇
腹型のパッキン11bを嵌着して、チューブ内の空気が
洩れないように熱風供給ホース17を挿入できるように
したもので、ホース挿入口11aの隣にはチューブ内の
空気を排出する排気口11cが突設されている。
【0016】また、上記の熱風放出機9は、図5及び図
6に示すように、複数(図では3個)の放出筒9aを屈
曲自在な蛇腹状の連結筒9bによって気密的に連結した
もので、各放出筒9aの周囲には複数(図では4個)の
吹出口9cが形成されている。そして、前後両端の放出
筒9a,9aの開口端は閉塞板9h,9hでそれぞれ閉
塞され、前端の放出筒9aの閉塞板9hにはワイヤー5
を接続するアイボルト9eが、また、後端の放出筒9a
の閉塞板9hには熱風供給ホース17を接続する接続口
9fと放射温度計9gがそれぞれ設けられている。この
熱風放出機9の周囲には多数の車輪10が配置され、各
車輪10は、互いに隣接する放出筒9aからクロスする
ように突き出した2本のリンク9dの先端に取付けられ
ている。このような構成の熱風放出機9は、管4に曲が
り部分があっても、連結筒9bのところで屈曲しながら
管内をスムーズに走行することができ、また、放射温度
計9gでチューブ3の内面温度を測定してチューブ3の
硬化状態を知ることもできる。
【0017】上記の熱風放出機9をチューブ3内へ導入
すると、巻取りリール8でワイヤー5を巻取って熱風放
出機9を移動させながら、ヒーター12で加熱した熱風
をブロアー14により熱風供給ホース17を通じて熱風
放出機9へ供給し、周囲の吹き出し口9cから熱風をチ
ューブ3の内面に吹付けて一定温度に加熱し、チューブ
3を硬化させる。このとき、チューブ3内面の温度を放
射温度計9gで測定し、チューブ内面温度が一定温度よ
り上昇する傾向があれば、ヒーター12のパワーを下げ
たり熱風放出機9の移動速度を上げたりして、一定温度
に戻るようにコントロールし、逆に、チューブ内面温度
が一定温度より下がる傾向があれば、ヒーター12のパ
ワーを上げたり熱風放出機9の移動速度を遅らせたりし
て、一定温度に戻るようにコントロールする。このよう
に移動する熱風放出機9から吹付けた熱風でチューブ3
の各部を一定温度に加熱すると、チューブ3が均一に熱
硬化する。
【0018】チューブ3に吹付けられた熱風は、チュー
ブ後端の栓体11の排気口11cから循環パイプ13を
経てヒーター12に戻され、再加熱されて再び熱風放出
機9へ供給される。このように熱風を循環させると、熱
効率が良くなってエネルギーロスを最小限に抑えること
ができる。
【0019】なお、図3において、15はチューブ3内
の圧力が過剰とならないように圧力調整するバルブ、1
6は消音マフラー、18は熱風供給ホース17の繰出し
リールである。
【0020】チューブ3の熱硬化が終わると、熱風放出
機9やその他の装置類を取り除き、図4に示すように管
4の両端のところでチューブ3を切断してライニング工
事を完了する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のライニング方法は、移動する熱風放出機の吹出口から
熱風をチューブに吹付けるため、チューブの各部を一定
温度に加熱することができ、チューブの一端から熱風を
流す従来法のように温度勾配を生じることがなくなるの
で、チューブ全体を均一に硬化させることができるとい
った効果を奏し、しかも、吹付けた熱風をチューブ外部
に導出し再加熱したのち熱風放出機に供給して循環させ
るため、熱効率が良く、エネルギーロスを最小限に抑え
ることができるといった効果を奏する。
【0022】そして、本発明のライニング方法に用いる
熱風放出機は、構造が簡単で製造しやすく、しかも屈曲
自在な構造であるから、管に曲がり部分があってもスム
ーズに移動させることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のライニング方法の一実施例において、
管内にチューブを反転挿入した状態を示す概略断面図で
ある。
【図2】同実施例において、反転挿入したチューブの先
端にバルブを取付け、ワイヤーを巻き取りリールに巻い
たところを示す概略断面図である。
【図3】同実施例において、チューブ内に熱風放出機を
挿入してチューブを熱硬化させているところを示す概略
断面図である。
【図4】同実施例において、ライニング工事が完了した
状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明の熱風放出機の一実施例を示す側面図で
ある。
【図6】図5のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
3 チューブ 4 管 9 熱風放出機 9a 放出筒 9b 連結筒 9c 吹出口 9f 接続口 9h 閉塞板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 佳昭 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を封止した未硬化の熱硬化型樹脂含浸
    チューブを管内に反転挿入し、このチューブ内に熱風放
    出機を導入して移動させながら、熱風放出機に供給した
    熱風をその周囲の吹出口からチューブに吹付けてチュー
    ブを熱硬化させると共に、吹付けた熱風をチューブの外
    に導出して再加熱したのち熱風放出機に供給して循環さ
    せることを特徴とする管内面のライニング方法。
  2. 【請求項2】周囲に吹出口を設けた放出筒を屈曲自在な
    連結筒で気密的に連結し、両端を閉塞板で閉塞すると共
    に、一端の閉塞板に熱風供給ホースを接続する接続口を
    設けたことを特徴とする熱風放出機。
JP35165593A 1993-12-31 1993-12-31 管内面のライニング方法及びこれに用いる熱風放出機 Withdrawn JPH07195521A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139934A (ja) * 2010-12-31 2012-07-26 Ashimori Industry Co Ltd 可撓性筒状体の裏返し装置
KR20160002465A (ko) * 2014-06-30 2016-01-08 마이크로파우더 주식회사 내부표면이 개질된 하수관의 제조방법 및 제조장치
KR102212992B1 (ko) * 2020-05-26 2021-02-08 김종봉 보수튜브 경화보조장치를 이용한 비굴착 관로 보수공법

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KR20160002465A (ko) * 2014-06-30 2016-01-08 마이크로파우더 주식회사 내부표면이 개질된 하수관의 제조방법 및 제조장치
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