JPH0719546Y2 - 集塵機用フィルターエレメントの取付け機構 - Google Patents
集塵機用フィルターエレメントの取付け機構Info
- Publication number
- JPH0719546Y2 JPH0719546Y2 JP9489290U JP9489290U JPH0719546Y2 JP H0719546 Y2 JPH0719546 Y2 JP H0719546Y2 JP 9489290 U JP9489290 U JP 9489290U JP 9489290 U JP9489290 U JP 9489290U JP H0719546 Y2 JPH0719546 Y2 JP H0719546Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft bolt
- dust collector
- shaft
- bolt
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフィルターに筒形紙式エレメントを使用する
集塵機に関し、更に詳細には同エレメントの着脱を簡易
化するための取付け機構の改良に関するものである。
集塵機に関し、更に詳細には同エレメントの着脱を簡易
化するための取付け機構の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来より集塵機における筒形紙式エレメント取付けの
多くの例では、互いに間隔を置いて設けた複数個の隔壁
連通筒それぞれの末端に嵌装して隔壁下面へ垂直に当接
し、連通筒に設けた支持片へ着脱可能に吊り下げる軸ボ
ルトによって各エレメントの閉塞端板側より締付けてい
る。
多くの例では、互いに間隔を置いて設けた複数個の隔壁
連通筒それぞれの末端に嵌装して隔壁下面へ垂直に当接
し、連通筒に設けた支持片へ着脱可能に吊り下げる軸ボ
ルトによって各エレメントの閉塞端板側より締付けてい
る。
この場合に軸ボルトを支持片によって固定保持すると構
造の簡易化にはなるが、エレメントの着脱の際は軸ボル
トの下端からエレメントの高さを加えた空間の高さが必
要となり、集塵機全体が高くなるため占有空間が大きく
なることや、コスト高となるなど不利な点が生じるの
で、これを避ける対策として着脱可能の軸ボルトとして
いる。
造の簡易化にはなるが、エレメントの着脱の際は軸ボル
トの下端からエレメントの高さを加えた空間の高さが必
要となり、集塵機全体が高くなるため占有空間が大きく
なることや、コスト高となるなど不利な点が生じるの
で、これを避ける対策として着脱可能の軸ボルトとして
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 軸ボルトを着脱可能とする目的は、軸ボルトを固定保持
した場合下方に突出する長さで生じる高さ空間の削減で
あるため、エレメントの着脱に際し軸ボルトも同時に着
脱できる手段が必要となる。
した場合下方に突出する長さで生じる高さ空間の削減で
あるため、エレメントの着脱に際し軸ボルトも同時に着
脱できる手段が必要となる。
その従来の代表例としては、第3図に示す通り隔壁3の
連通筒19に設けた支持片20′によって中央へ固定保持さ
れるナット30と、これに軸ボルト31をねじ込むに際し軸
心合わせを容易にするため、軸ボルト31の径より若干大
きい内径の導管32を、エレメント15′の開口端板17′に
接続して設けた支持片33と、閉塞端板16′とによって上
下端部を固定保持し、これを貫ぬきナット30へねじ込む
軸ボルト31の、閉塞端板16′より外側へ出た部分を、シ
ールワッシャ26抑えのつば34付きとしたクランク状ハン
ドル35としている。
連通筒19に設けた支持片20′によって中央へ固定保持さ
れるナット30と、これに軸ボルト31をねじ込むに際し軸
心合わせを容易にするため、軸ボルト31の径より若干大
きい内径の導管32を、エレメント15′の開口端板17′に
接続して設けた支持片33と、閉塞端板16′とによって上
下端部を固定保持し、これを貫ぬきナット30へねじ込む
軸ボルト31の、閉塞端板16′より外側へ出た部分を、シ
ールワッシャ26抑えのつば34付きとしたクランク状ハン
ドル35としている。
エレメント15′の取付けに際し軸ボルト31を差し込んだ
状態で開口端板17′を連通筒19の末端に嵌めることで軸
心がほぼ定まり、その後ねじ部が締まる方向にハンドル
35を回し緊締する。
状態で開口端板17′を連通筒19の末端に嵌めることで軸
心がほぼ定まり、その後ねじ部が締まる方向にハンドル
35を回し緊締する。
この例によると軸ボルト31はエレメント15′交換に際し
ても引き続き使用できるが、各エレメント15′にはそれ
ぞれ導管32の装備が必要となるためコスト高になること
の外、軸ボルト31締付後のゆるみ止めとしてナット30よ
り突出させたねじ部にロックナット36を併用することに
なっているため、エレメント15′着脱に際しては上下両
点検窓8,11を開けて操作することになり、メインテナン
スには相当の工数がかかるなどの問題点があった。
ても引き続き使用できるが、各エレメント15′にはそれ
ぞれ導管32の装備が必要となるためコスト高になること
の外、軸ボルト31締付後のゆるみ止めとしてナット30よ
り突出させたねじ部にロックナット36を併用することに
なっているため、エレメント15′着脱に際しては上下両
点検窓8,11を開けて操作することになり、メインテナン
スには相当の工数がかかるなどの問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 隔壁の連通筒に設けた支持片によって中央位置に固定保
持した軸ボルトが、固定部下端よりエレメント外径の1/
2程度下降した位置において、点検窓側へ屈折自在とな
るようピン軸を支点とした連結部を設けるとともに、エ
レメント内筒より若干小径とした案内板を軸ボルトの末
端近くにナット止めにより装着することによって、エレ
メントを垂直に上下させることなく軸ボルトとともに点
検窓側へ傾斜させた状態で操作できるようにしたもので
ある。
持した軸ボルトが、固定部下端よりエレメント外径の1/
2程度下降した位置において、点検窓側へ屈折自在とな
るようピン軸を支点とした連結部を設けるとともに、エ
レメント内筒より若干小径とした案内板を軸ボルトの末
端近くにナット止めにより装着することによって、エレ
メントを垂直に上下させることなく軸ボルトとともに点
検窓側へ傾斜させた状態で操作できるようにしたもので
ある。
[実施例] 以下に本考案の実施例に基づき、図面を参照しながら詳
細な説明をする。
細な説明をする。
第1図は本考案機構を採り入れた搭載用小型集塵機の部
分破断斜視図である。
分破断斜視図である。
下部にホッパ2を有する角形ケーシング1を水平状隔壁
3によって上下に区分し、その下部側は流入口5を持っ
た含塵空気室4で、正面には下端をヒンジ9止めにより
開閉できる点検窓8があり、背面の両側にはつば状に張
り出た取付け用のフランジ10があって、搭載車の機械室
外壁へ当接し取付ける。
3によって上下に区分し、その下部側は流入口5を持っ
た含塵空気室4で、正面には下端をヒンジ9止めにより
開閉できる点検窓8があり、背面の両側にはつば状に張
り出た取付け用のフランジ10があって、搭載車の機械室
外壁へ当接し取付ける。
隔壁3の上部側は流出口7を持った清浄空気室6で、正
面には周囲を複数個のボルト止めにより密閉した点検窓
11がある。
面には周囲を複数個のボルト止めにより密閉した点検窓
11がある。
隔壁3の下面には、正面より見て横列に間隔を置いて2
個の筒形紙式フィルターエレメント15が垂直に取り付
けられている。
個の筒形紙式フィルターエレメント15が垂直に取り付
けられている。
矢印で示すようにダストを含んだ空気はダクトに導かれ
て流入口5より入り、室内に設けたデフレクタ(図示せ
ず)によって流れ方向に下向きに変え、ほぼ均等にエレ
メント15を通るようにしてある。エレメント15によりダ
ストが捕そくされた空気は清浄空気室6に至り、流出口
7に取付けられるブロワ・モータ(図示せず)によって
清浄空気を吸引し大気へ放出する。
て流入口5より入り、室内に設けたデフレクタ(図示せ
ず)によって流れ方向に下向きに変え、ほぼ均等にエレ
メント15を通るようにしてある。エレメント15によりダ
ストが捕そくされた空気は清浄空気室6に至り、流出口
7に取付けられるブロワ・モータ(図示せず)によって
清浄空気を吸引し大気へ放出する。
ホッパ2の下部に取付けられたバキュエータバルブ12
は、弾性体で先端が細長く開口しており、ブロワ・モー
タの作動中は負圧によって閉塞しているが、作動が停止
すると開口し、堆積していたダストを自動的に排出す
る。
は、弾性体で先端が細長く開口しており、ブロワ・モー
タの作動中は負圧によって閉塞しているが、作動が停止
すると開口し、堆積していたダストを自動的に排出す
る。
第2図は本考案機構によってフィルターエレメント15を
取付けた状態の断面図である。
取付けた状態の断面図である。
隔壁3の連通筒19に設けた支持片20により中央へ固定保
持される軸ボルト21には、固定部下端よりエレメント15
外径の1/2程度下降した位置に、ピン軸22を支点として
点検窓8側へ屈折自在となる連結部23を設けるととも
に、エレメント15の内径より若干小径とした多孔板製の
案内板24が、末端のねじ部により締付後のエレメント閉
塞端板16の内側へ近接する位置にナット25止めにより装
着してある。
持される軸ボルト21には、固定部下端よりエレメント15
外径の1/2程度下降した位置に、ピン軸22を支点として
点検窓8側へ屈折自在となる連結部23を設けるととも
に、エレメント15の内径より若干小径とした多孔板製の
案内板24が、末端のねじ部により締付後のエレメント閉
塞端板16の内側へ近接する位置にナット25止めにより装
着してある。
エレメント15を取付ける際には、点検窓8を開け、開け
た側へ軸ボルト21を斜めに屈折させて窓外へ出し、これ
にエレメント15を連結部23近くまで挿嵌した後、屈折を
垂直方向に戻して窓内に入れエレメント15を押し上げ
る。
た側へ軸ボルト21を斜めに屈折させて窓外へ出し、これ
にエレメント15を連結部23近くまで挿嵌した後、屈折を
垂直方向に戻して窓内に入れエレメント15を押し上げ
る。
このとき案内板24は軸ボルト21のねじ部先端が閉塞端板
16の中央孔を容易に通れるよう軸心合わせの案内をす
る。
16の中央孔を容易に通れるよう軸心合わせの案内をす
る。
その後、開口端板17の開口部を隔壁3の下側へ突出した
連通筒19末端へ嵌合させ、ガスケットワッシャ26を介し
蝶ナット27により閉塞端板16側を締付けることで隔壁3
に圧着されるガスケット18により完全にシールし緊締さ
れる。
連通筒19末端へ嵌合させ、ガスケットワッシャ26を介し
蝶ナット27により閉塞端板16側を締付けることで隔壁3
に圧着されるガスケット18により完全にシールし緊締さ
れる。
エレメント15の取外しに際しては以上の手順を逆に行な
えばよい。
えばよい。
[考案の効果] 軸ボルトを連通筒中央へ支持片により固定保持するとと
もに、所定位置にピン軸を支点として点検窓側へ屈折自
在となる連結部を設けることによって、従来の代表例の
ようにエレメント着脱に際し軸ボルトもともに着脱する
必要がない上、点検窓を開けた窓外まで屈折させてでき
るため、メインテナンスが容易である。
もに、所定位置にピン軸を支点として点検窓側へ屈折自
在となる連結部を設けることによって、従来の代表例の
ようにエレメント着脱に際し軸ボルトもともに着脱する
必要がない上、点検窓を開けた窓外まで屈折させてでき
るため、メインテナンスが容易である。
また、エレメント取付けの際の軸ボルトとエレメントの
軸心合わせ手段として、従来の代表例ではエレメントの
上下端板間中央に軸ボルトを通すための導管をエレメン
トごとに装備しているのに対し、本考案では軸ボルト側
へ案内板を装着しているため、エレメントには部品装備
の必要がなく従来の代表例に比べ安価となる。
軸心合わせ手段として、従来の代表例ではエレメントの
上下端板間中央に軸ボルトを通すための導管をエレメン
トごとに装備しているのに対し、本考案では軸ボルト側
へ案内板を装着しているため、エレメントには部品装備
の必要がなく従来の代表例に比べ安価となる。
この外、従来の代表例ではエレメント装着に際し軸ボル
トの先端部をロックナットで緊締しており、このため点
検窓は下側とともに上側も開けることになるが、本考案
ではロックナット不要のため点検窓の開閉は下側のみで
よく、従ってメインテナンスの工数が大幅に低減され
る。
トの先端部をロックナットで緊締しており、このため点
検窓は下側とともに上側も開けることになるが、本考案
ではロックナット不要のため点検窓の開閉は下側のみで
よく、従ってメインテナンスの工数が大幅に低減され
る。
以上に本考案による一実施例について詳述したが、これ
に限定されるものではなく、請求範囲の構想に基づき種
々の変化変形が可能なことはいうまでもない。
に限定されるものではなく、請求範囲の構想に基づき種
々の変化変形が可能なことはいうまでもない。
第1図は本考案による機構を採り入れた集塵機の部分破
断斜視図、第2図は本考案によるフィルターエレメント
取付け状態の断面図、第3図は従来の代表例によるフィ
ルターエレメント取付け状態の断面図を示す。 1:ケーシング、2:ホッパ、3:隔壁、8:点検窓、9:ヒン
ジ、11:点検窓、15:エレメント、19:連通筒、21:軸ボル
ト、22:ピン軸、23:連結部、24:案内板、30:ナット、3
1:軸ボルト、32:導管、35:ハンドル、36:ロックナッ
ト、
断斜視図、第2図は本考案によるフィルターエレメント
取付け状態の断面図、第3図は従来の代表例によるフィ
ルターエレメント取付け状態の断面図を示す。 1:ケーシング、2:ホッパ、3:隔壁、8:点検窓、9:ヒン
ジ、11:点検窓、15:エレメント、19:連通筒、21:軸ボル
ト、22:ピン軸、23:連結部、24:案内板、30:ナット、3
1:軸ボルト、32:導管、35:ハンドル、36:ロックナッ
ト、
Claims (1)
- 【請求項1】下部にホッパーを有する角形ケーシング本
体を、隔壁によって下部側は流入口を持つ含塵空気室,
上部側は流出口を持つ清浄化空気室に区分し、筒形紙
式フィルターエレメントを、互いに間隔を置いて設けた
複数個の隔壁連通筒の末端に嵌装当接し、連通筒に設け
た支持片により吊り下げる軸ボルトによって各エレメン
トの閉塞端板側をナットを用い緊締する集塵機におい
て、連通筒に設けた支持片により中央に固定保持する軸
ボルトの、固定部下端よりエレメント外径の1/2程度下
降した位置に、ピン軸を支点として点検窓側へ屈折自在
となる連結部を設けるとともに、エレメント内筒より若
干小径とした案内板を、締付後のエレメント閉塞端板内
側へ近接する位置にナット止めにより軸ボルトへ装着し
て成ることを特徴とした集塵機用フィルターエレメント
の取付け機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9489290U JPH0719546Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 集塵機用フィルターエレメントの取付け機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9489290U JPH0719546Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 集塵機用フィルターエレメントの取付け機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453417U JPH0453417U (ja) | 1992-05-07 |
JPH0719546Y2 true JPH0719546Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31833174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9489290U Expired - Lifetime JPH0719546Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 集塵機用フィルターエレメントの取付け機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719546Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP9489290U patent/JPH0719546Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453417U (ja) | 1992-05-07 |
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