JPH07195353A - 生コン廃水の再利用システム - Google Patents

生コン廃水の再利用システム

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JPH07195353A
JPH07195353A JP34989293A JP34989293A JPH07195353A JP H07195353 A JPH07195353 A JP H07195353A JP 34989293 A JP34989293 A JP 34989293A JP 34989293 A JP34989293 A JP 34989293A JP H07195353 A JPH07195353 A JP H07195353A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生コン廃水から骨材を分離回収した後に脱水
機で処理するスラッジの量を低減するか全く無くすこと
により、脱水ケーキの廃棄量を低減するか全く無くすよ
うにし、もって環境汚染を低減するか全く無くし、また
廃棄コストを低減するか全く無くす。 【構成】 生コン廃水から骨材を分離回収した後のスラ
ッジを濃縮槽7に収容して沈殿により濃縮し、次いで濃
度調整槽11にて所定濃度に調整し、その調整水を調整
水移送ポンプ13によりバッチャプラント12に混練水
として供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生コン廃水から骨材を
分離回収した後のスラッジを濃度調整してバッチャプラ
ントに混練水として供給する生コン廃水の再利用システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミキサ車が一日の運搬業務を終了
して生コンプラントに帰還した後、タンク内の残コンを
洗浄した後のスラッジ、帰還したミキサ車から排出され
た残コン(戻りコン)、あるいは生コンプラントのタン
ク内の洗浄スラッジや残コンなどから分離機を用いて、
砂利や砂の骨材を分離回収することが行われている。そ
して、骨材を回収した後のスラッジは、一時濃縮槽に収
容し、次いで脱水機に送られて脱水ケーキを廃棄処分し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例によると、骨材を回収した後のスラッジを全量、脱
水処理して、脱水ケーキを廃棄処分しているので、廃棄
物量が多く、環境を大きく汚染する問題があり、また廃
棄コストがかかる問題があった。
【0004】本発明の目的は、脱水ケーキの廃棄量を低
減するか全く無くすことによって、環境汚染を低減する
か全く無くし、また廃棄コストを低減するか全くなくす
生コン廃水の再利用システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ところで、日本コンクリ
ート工学会の品質基準によると、コンクリート製造時の
セメントの質量に対するスラッジ固形分の添加量は3%
wt以下にすることと定められている。本発明者は、コ
ンクリートを製造する際のセメント・水・混和剤などの
配合表上のすべての場合について、混練水として使用す
るスラッジ水の濃度が3.5%wt以下なら品質基準を
十分満足することを確認した。
【0006】この観点から本発明がなされたものであ
る。すなわち、本発明は、生コン廃水から骨材を分離回
収した後のスラッジを収容する濃縮槽と、濃縮槽から移
送されたスラッジを収容しこのスラッジを所定濃度に調
整する濃度調整槽と、濃度調整槽からスラッジをバッチ
ャプラントに混練水として供給する調整水移送ポンプと
を備えてなる。
【0007】
【作用】したがって、生コン廃水から骨材を分離回収し
た後のスラッジを濃度調整槽にて所定濃度に調整し、濃
度調整槽のスラッジを調整水移送ポンプによりバッチャ
プラントに混練水として供給する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明
する。
【0009】図1に本発明の生コン廃水の再利用システ
ムの一実施例、図2にこの生コン廃水の再利用システム
の上流側に接続される骨材回収システムの一例を示して
いる。
【0010】まず、骨材回収システムは、例えば図2に
示すように、ミキサ車(図示省略)のタンク内を洗浄し
た後のスラッジあるいはタンク内の戻りコン(このスラ
ッジや戻りコンなどを生コン廃水というものとする)を
受けるシュート1と、このシュート1の下流側に接続さ
れた粗骨材(砂利)回収用のトロンメル分離装置2と、
このトロンメル分離装置2の直下に設けられた沈砂槽3
と、この沈砂槽3に設けられた砂移送ポンプ4と、この
砂移送ポンプ4の下流側に管路5により接続された細骨
材(砂)回収用のサイクロン分離装置6から構成されて
いる。
【0011】また、生コン廃水の再利用システムは、図
1に示すように、図2のサイクロン分離装置6の排水口
の下流側に管路6Aにより接続された濃縮槽7と、この
濃縮槽7の中の上澄水を汲み出す上澄水汲出ポンプ8
と、濃縮槽7の底部に堆積したスラッジを移送するスラ
ッジ移送ポンプ10と、上澄水汲出ポンプ8により供給
された上澄水を収容する上澄水槽9と、上澄水槽9の中
の上澄水を移送する上澄水移送ポンプ16と、スラッジ
移送ポンプ10により供給されたスラッジを収容し且つ
スラッジを上澄水移送ポンプ16により供給された上澄
水により所定濃度に調整する濃度調整槽11と、この濃
度調整槽11の中のスラッジ(調整水)をバッチャプラ
ント12に混練水として供給する調整水移送ポンプ13
とを備えてなる。
【0012】ここで、濃縮槽7はスラッジを収容してス
ラッジの固形分を沈殿させて濃縮させるために設けられ
ている。また、上澄槽9は、濃縮槽7の上澄水を収容し
て、濃度調整時に希釈水として用いるために設けられて
いる。また、濃度調整槽11は、濃縮槽7からのスラッ
ジに上澄槽9からの上澄水を加えて希釈し、所定濃度に
するために設けられている。所定濃度として、本実施例
では3.5%wtとしているが、生コンの品質基準を満
たすものなら他の割合でもよく、ある範囲の濃度として
もよい。
【0013】また、濃縮槽7および濃度調整槽11は、
撹拌羽根14,15が設けられている。
【0014】また、上澄水汲出ポンプ8は、図示してい
ないが、つり下げワイヤにつり下げられ、昇降可能に設
けられている。これは、非運転時に上澄水汲出ポンプ8
をスラッジの水面上に持ち上げ、スラッジ固化による故
障を防止するためである。また、上澄水汲出ポンプ8
は、1本の管路19から分岐された2本の分岐管路19
A,19Bにより、それぞれ上澄水槽9と脱水機20と
に接続されている。分岐管路19A,19Bは、それぞ
れ電磁バルブ21,22によりいずれか一方選択的に開
閉されるように設けられている。脱水機20は、バッチ
ャプラント12で必要とする水量を超える生コン廃水が
濃縮槽7に収容された場合、この超えた分のスラッジを
脱水処理するために設けられている。
【0015】また、スラッジ移送ポンプ10は、管路1
8により下流側の濃度調整槽11に接続されている。ま
た、スラッジ移送ポンプ10は、図示しないが、つり下
げワイヤにつり下げられ、昇降装置によってスラッジ内
外を昇降可能に設けられている。
【0016】また、濃縮槽7は、その水位を検出するフ
ロート式その他適宜の水位センサ23が設けられてい
る。そして、検出水位が下限値で、スラッジがわずかに
なったときは、システムの運転を停止する。
【0017】また、濃度調整槽11は、その水面の上方
に調整水の濃度を検出する濃度センサ24が設けられて
いる。この濃度センサ24は、本実施例では、超音波方
式のものが用いられているが、これに限らないことはも
ちろんである。そして、この濃度センサ24の高さまで
調整水を汲み上げる濃度検出用ポンプ25および汲上げ
管路26、戻り管路27が設けられている。そして、濃
度検出用ポンプ25を連続作動して、汲上げ管路26、
濃度センサ24、戻し管路27と、連続的に調整水を循
環させる。この濃度検出用ポンプ25は、スラッジ移送
ポンプ10などと同様に昇降装置(図示省略)により昇
降可能に設けられている。
【0018】また、濃度調整槽11は、その水位を検出
するフロート式その他適宜の水位センサ28が設けられ
ている。水位が上限値に達したときには、溢れるのを防
止するため、システムの運転を防止する。水位が下限値
まで減少したときには、これをバッチャプラント12の
一日の混練水の量が濃度調整槽11の容量を超えるもの
と判断し、上澄水移送ポンプ16により所定時間、濃度
調整槽11に上澄水を移送する。
【0019】また、上澄水移送ポンプ16は、1本の管
路29から分岐された2本の分岐管路29A,29Bに
より、それぞれ濃度調整槽11に直接、または濃度セン
サ24のいずれか一方に選択的に接続されている。分岐
管路29A,29Bは、電磁バルブ30,31により選
択的に開閉されるように設けられている。濃度調整槽1
1の中の調整水を希釈する場合には、分岐管路29Aを
経て濃度調整槽11に直接上澄水を移送する。一方、分
岐管路29Bを経て濃度センサ24に上澄水を送ると、
濃度センサ24に付いたスラッジ固形分を洗い流して、
濃度センサ24の正常な機能を保つようにする。ここ
で、管路29、分岐管路29Bにより、上澄槽9から濃
度センサ24に上澄水を導く上澄水管路が構成されてい
る。上澄水槽9は、上澄水とは別に清水が清水供給管3
2から供給可能に設けられ、十分な希釈水量を確保され
ている。
【0020】また、濃度センサ24とスラッジ移送ポン
プ10と上澄水移送ポンプ16とに電気的に接続された
マイコンなどからなる制御部33(制御手段)が設けら
れている。この制御部33は、濃度計34が設けられ、
検出濃度によってスラッジ移送ポンプ10と上澄水移送
ポンプ16との作動を制御するプログラムが記憶されて
いる。例えば、濃度計34の検出濃度が設定値(3.5
%wt)を超えていると判定するとスラッジ移送ポンプ
10を停止させ且つ上澄水移送ポンプ16を作動させ
て、濃度を下降させ、一方設定値未満であると判定する
と上澄水移送ポンプ16を停止させ且つスラッジ移送ポ
ンプ10を作動させ、濃度を上昇させる。これによっ
て、調整水を所定の濃度(3.5%wt)にする。ま
た、上澄水移送ポンプ16が作動を開始してから所定時
間経過後、設定値を超えていると判定すると、システム
の運転を停止させて、バッチャプラント12に所定濃度
を超えた濃度の調整水を移送することを防止するように
している。
【0021】また、本実施例の骨材回収システムによる
と、ミキサ車のタンクの洗浄スラッジや戻りコン(生コ
ン廃水)をシュート1に排出すると、トロンメル分離装
置2の中に投入され、トロンメル分離装置2の網目から
砂やスラッジが抜けて、沈砂槽3の中に落下する。した
がって、トロンメル分離装置2の排出口からは砂利が取
り出される。沈砂槽3の底に堆積した砂(スラッジを含
む)は、砂移送ポンプ4によってサイクロン分離装置6
に投入される。サイクロン分離装置6は、投入された砂
とスラッジとの遠心流によって砂とスラッジとに分離
し、砂を落下させる一方、スラッジを濃縮槽7に供給す
る。
【0022】なお、骨材回収システムの構成は、本実施
例のものに限定されるものでないことはもちろんであ
る。
【0023】上述のように構成された生コン廃水の再利
用システムによると、例えば次のように生コン廃水が濃
度調整されて混練水がつくられる。以下、図1,図2に
図3に併せ参照して述べる。
【0024】上澄水汲出ポンプ8およびスラッジ移送ポ
ンプ10を下降させ、濃縮槽7のスラッジの中に入れ
る。同様に、濃度検出用ポンプ25を濃度調整槽11の
底部まで下降させる。電磁バルブ21は開き、電磁バル
ブ22は閉じて、濃縮槽7の上澄水を濃度調整槽11に
流すことができるようにし、且つ脱水機20には流れな
いようにする。また、電磁バルブ31は閉じ、電磁バル
ブ30は開いて、上澄水槽9の上澄水を濃度調整槽11
に直接流れるようにし、濃度センサ24には流れないよ
うにする(図3のS1)。この状態で、骨材回収システ
ムのトロンメル分離装置2およびサイクロン分離装置6
でそれぞれ砂利・砂を分離回収された後のスラッジを濃
縮槽7に投入する。濃縮槽7では、スラッジの固形分が
底部に沈殿し、濃縮される。
【0025】スラッジ移送ポンプ10を作動させ、濃縮
槽7の底に堆積した濃縮スラッジを濃度調整槽11の中
に移送する。また、上澄水汲出ポンプ8を作動させ、濃
縮槽7の中の上澄水を上澄水槽9の中に移送し、更に上
澄水移送ポンプ16により濃度調整槽11に移送する。
【0026】この上澄水移送ポンプ16およびスラッジ
移送ポンプ10の作動を開始した後、所定時間経過し、
濃度調整槽11の水位が所定以上に達したら、濃度検出
用ポンプ25を作動し、濃度調整槽11の中の調整水
(スラッジ水)を濃度センサ24まで汲み上げる(S
2)。濃度検出用ポンプ25の作動開始後所定時間経過
したら、濃度計34により濃度を検出する(S3)。そ
して、検出濃度が設定値(3.5%wt)を超えている
と判定すると、スラッジ移送ポンプ10を停止させ且つ
上澄水移送ポンプ16を作動させ(S4)、設定値未満
であると判定すると、上澄水移送ポンプ16を停止させ
且つスラッジ移送ポンプ10を作動させ、濃度を上昇さ
せる(S5)。これによって、濃度調整槽11の調整水
が所定濃度(3.5%wt)に保たれる。そして、バッ
チャプラント12が必要とする時に必要な量を濃度調整
槽11から調整水移送ポンプ13によりバッチャプラン
ト12に送り込む。
【0027】スラッジ移送ポンプ10が作動を開始して
から所定時間経過したにもかかわらず、濃度が依然とし
て下限値であるときには、下限濃度ランプ(図示省略)
を点灯して異常を知らせる(S6)。このように濃度が
所定未満のときにはバッチャプラント12に送っても何
ら問題はないので、運転はそのまま続行する。
【0028】一方、上澄水移送ポンプ16が作動を開始
してから所定時間経過したのにかかわらず、濃度が依然
として上限値であるときには、上限濃度ランプ(図示省
略)および異常ランプ(図示省略)を点灯して異常を知
らせると同時に、システムの運転を停止して所定濃度以
上の調整水がバッチャプラント12に送られることを防
止する(S7)。
【0029】また、水位センサ23により検出した濃縮
槽7の水位が下限値でスラッジがわずかになったときに
は、システムの運転を停止する(S8,S7)。また、
水位センサ28により検出した濃度調整槽11の水位が
上限値で水位が高くなりすぎたときにも、システムの運
転を停止して、槽外に溢れることを防止する(S9,S
7)。
【0030】システム運転停止の場合には、一度全ての
作動を停止し、終了工程に移る。即ち、スラッジ移送ポ
ンプ10および濃度検出用25が上昇し、水面上に引き
上げられる。電磁バルブ30を閉じる一方、電磁バルブ
31を開き(S10)、上澄水移送ポンプ16により上
澄水を濃度センサ24にかけて洗浄を行った後(S1
1)、再び電磁バルブ30を開く(S12)。
【0031】バッチャプラント12の一日の混練水が多
く、濃度調整槽11の容量以上必要な場合には、濃度調
整槽11の下限濃度示ランプが点灯し、且つ上澄水移送
ポンプ16が所定時間作動して濃度調整槽11に上澄水
を投入する(S13)。
【0032】バッチャプラント12の一日の混練水を超
えるスラッジが濃縮槽7に収容された場合には、電磁バ
ルブ21を閉じ且つ電磁バルブ22を開き脱水機20に
流れるようにした状態で、上澄水汲出ポンプ8を打ち込
みポンプとして作動させ、脱水機20にスラッジを打ち
込む。本発明では、生コン廃水を混練水として用い、脱
水機20に打ち込まれるスラッジの量を低減するので、
脱水機20の負荷を軽減でき、寿命を延ばすことができ
る。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形例が実施可能である。例えば、
上述の実施例では上澄水移送ポンプ16が作動を開始し
てから所定時間経過後にもかかわらず濃度が設定値を超
えているときシステム全体の運転を停止しているが、調
整水移送ポンプ13のみを停止させるようにしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明した本発明の生コン廃水の再利
用システムは、生コン廃水から骨材を分離回収した後の
スラッジを濃縮槽で沈殿濃縮した後、濃度調整槽にて所
定濃度に調整し、その調整水を調整水移送ポンプにより
バッチャプラントに混練水として供給するので、脱水ケ
ーキの廃棄量を低減するか全く無くすことができ、環境
汚染を低減するか全く無くし、また廃棄コストを低減す
るか全く無くすことができる。
【0035】また、濃縮槽の中の上澄水が収容される上
澄水槽が設けられ、濃縮槽の底に堆積したスラッジと上
澄水槽内の上澄水とを濃度調整槽に注入して所定濃度の
調整水をつくるようにしたので、生コン廃水をできるだ
け無駄なく再利用できる。
【0036】また、濃度調整槽の中のスラッジの濃度を
検出する濃度検出センサが設けられ、検出濃度が設定値
を超えていると判定すると上澄水移送ポンプを作動さ
せ、設定値未満であると判定するとスラッジ移送ポンプ
を作動させるようにした場合には、調整水の濃度を自動
的に所定値に調整できる。
【0037】また、上澄水移送ポンプが作動を開始して
から所定時間経過後にもかかわらず濃度調整槽の濃度セ
ンサによる検出値が設定値を超えていると調整水移送ポ
ンプを停止させる場合には、バッチャプラントに設定値
を超えた調整水が供給されることを防止できる。
【0038】また、上澄水槽の上澄水を上澄水管路によ
り濃度センサに導くようにした場合には、濃度センサに
付いたスラッジ固形分の洗浄を行うことにより、検出精
度を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生コン廃水の再利用システムの一実施
例の概略系統図である。
【図2】図1の生コン廃水の再利用システムの上流側に
接続される骨材回収システムの概略系統図である。
【図3】図1の生コン廃水の再利用システムの動作を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
7 濃縮槽 8 上澄水汲出ポンプ 9 上澄水槽 10 スラッジ移送ポンプ 11 濃度調整槽 12 バッチャプラント 13 調整水移送ポンプ 16 上澄水移送ポンプ 20 脱水機 24 濃度センサ 25 濃度検出用ポンプ 29 管路(上澄水管路) 29B 分岐管路(上澄水管路) 33 制御部(制御手段) 34 濃度計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生コン廃水から骨材を分離回収した後の
    スラッジを収容する濃縮槽と、該濃縮槽から移送された
    スラッジを収容し該スラッジを所定濃度に調整する濃度
    調整槽と、該濃度調整槽からスラッジをバッチャプラン
    トに混練水として供給する調整水移送ポンプとを備えて
    なることを特徴とする生コン廃水の再利用システム。
  2. 【請求項2】 生コン廃水から骨材を分離回収した後の
    スラッジを収容する濃縮槽と、該濃縮槽の中の上澄水を
    汲み出す上澄水汲出ポンプと、前記濃縮槽の底に堆積し
    たスラッジを移送するスラッジ移送ポンプと、前記上澄
    水汲出ポンプにより汲み出された上澄水を収容する上澄
    水槽と、該上澄水槽の上澄水を移送する上澄水移送ポン
    プと、前記スラッジ移送ポンプの移送により供給された
    スラッジを収容し該スラッジを上澄水移送ポンプにより
    供給された上澄水を注入して所定濃度に調整する濃度調
    整槽と、該濃度調整槽の中のスラッジをバッチャプラン
    トに混練水として供給する調整水移送ポンプとを備えて
    なることを特徴とする生コン廃水の再利用システム。
  3. 【請求項3】 前記濃度調整槽の中のスラッジの濃度を
    検出する濃度センサが設けられ、該濃度センサにより検
    出された濃度が設定値を超えると判定すると前記スラッ
    ジ移送ポンプを停止させ且つ上澄水移送ポンプを作動さ
    せ、設定値未満であると判定すると前記上澄水移送ポン
    プを停止させ且つスラッジ移送ポンプを作動させる制御
    手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    生コン廃水の再利用システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に、前記上澄水移送ポンプ
    が作動を開始してから所定時間経過後前記濃度センサに
    より検出された濃度が設定値を超えていると判定すると
    前記調整水移送ポンプを停止させるプログラムが記憶さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の生来コン廃水
    の再利用システム。
  5. 【請求項5】 前記濃度調整槽の中のスラッジの濃度を
    検出する濃度センサが濃度調整槽の水面上に設けられ、
    該濃度センサに濃度調整槽の中のスラッジを供給する濃
    度検出用ポンプと、前記上澄水移送ポンプにより前記濃
    度検出センサに上澄水を導く上澄水管路とを備えてなる
    ことを特徴とする請求項2記載の生コン廃水の再利用シ
    ステム。
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