JPH07195182A - 加圧接合法および装置 - Google Patents

加圧接合法および装置

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JPH07195182A
JPH07195182A JP2194A JP2194A JPH07195182A JP H07195182 A JPH07195182 A JP H07195182A JP 2194 A JP2194 A JP 2194A JP 2194 A JP2194 A JP 2194A JP H07195182 A JPH07195182 A JP H07195182A
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JP
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roll
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bonding
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Pending
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JP2194A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Sasaki
康彦 佐々木
Akiomi Kono
顕臣 河野
Masaya Horino
正也 堀野
Riyuujirou Udou
竜二郎 有働
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】接合面上の汚染層を除去した後、被接合部材を
加圧手段により加圧して接合面同士を密着させて接合す
る方法において、被接合部材14a,14bおよびイン
サート材15を加圧する手段としてロール11による加
圧を用いて、被接合部材14a,14bおよびインサー
ト材15上をロール11が回転しながらステージ12を
用いて被接合部材14a,14bおよびインサート材1
5と相対移動することにより両接合面同士を密着させて
接合させる。 【効果】被接合部材を加圧する手段としてロール加圧を
用いているので接合表面のうねりの影響を受け難く、大
面積の接合が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属,半導体,セラミ
ックス、またはガラス等を接合物に大きな歪を与えずに
加圧接合する方法およびその装置に係り、特に、薄板状
の電子デバイス,光学部品,精密機械部品などで、接合
物の特性を損なうことなく接合しなければならない接合
物に対して好適な加圧接合法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−170282号公報および特開昭63
−212077号公報には、従来法の加圧手段は両接合面同士
を一度に加圧方法であることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法で大面積の接合
を行う場合、接合面に負荷される一定値の応力を確保す
るために被接合部材に大荷重を加える必要がある。さら
に、接合面が大面積になる程うねりの影響を受けやす
く、未接合部が生じやすいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、大面積の接合において低
い荷重でもうねりの影響を受け難い接合法およびそのた
めの装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの手段として、被接合部材の接合面に不活性ガスまた
は金属粒子のビームを照射し、前記接合面上の汚染層を
除去した後、前記被接合部材を加圧手段により加圧して
前記接合面同士を密着させて接合する方法において、前
記被接合部材を加圧する手段としてロール加圧を用い
て、被接合部材上をロールが回転しながら前記ロールと
前記被接合部材が相対移動することにより両接合面同士
を密着させて接合させる。
【0006】
【作用】本発明によれば、被接合部材を加圧する手段と
してロール加圧を用いている。そのため、ロールが被接
合部材を加圧している加圧範囲は線状で狭いために、小
さな荷重で高い接合圧力を得ることができる。また、加
圧範囲が線状で狭いために被接合部材の接合表面全域の
うねりの影響を受け難い。
【0007】また、被接合部材上をロールが回転しなが
らロールと前記被接合部材が相対移動することにより、
被接合部材上で加圧範囲を移動させることができるため
大面積の接合または複数の被接合部材の接合が可能とな
る。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例としてインサート
材を用いた薄板の接合について図1,図2および図3に
より説明する。なお、本実施例では3〜5μmまた、イ
ンサート材として厚さ80μmのIn−Su合金箔(S
u50重量%)を用いた。
【0009】図1は本発明の被接合部材加圧機構として
ロールを備えた接合装置の斜視図を示す。この接合装置
は真空容器1と、真空排気装置2と、真空容器1と真空
排気装置2を連結する排気ポート3と、ビーム源4a,
4bと、被接合部材保持治具5a,5bと、昇降装置6
と、被接合部材保持治具5aと昇降装置6を連結する昇
降軸7と、圧下装置8と、ロールカバー9と、圧下装置
8とロールカバー9を連結する加圧軸10と、ロール1
1と、ステージ12と、さらに、ヒータ13a,13b
で構成される。ここで、ロールカバー9とロール11は
図2に斜視図で示すように、ロールカバー9に設けられ
た軸受け16とロール11に設けられた支持軸17によ
り連結された構造となっている。
【0010】接合の手順について図1及び図3を用いて
説明する。図1に示すように被接合部材14aは被接合
部材保持治具5a上に置き、これと対向するように被接
合部材14bは被接合部材保持治具5bに固定する。さ
らに、インサート材15を被接合部材14bの上に置
く。そして、真空容器1の内部を真空排気装置2で1E
−6Torrまで排気する。次に、超高純度アルゴンガスを
ビーム源4a,4bに流入し、それぞれ被接合部材14
aの接合面、インサート材15の上面にアルゴン原子を
照射して表面を活性化する。その後、昇降装置6で被接
合部材保持治具5aに装着している被接合部材14aを
降下させてインサート材15と重ね合わせる。そして、
図3に示すように、圧下装置8でロール11を降下させ
て荷重を加える。これにより、ロール11と接触してい
る部分で被接合部材14a,インサート材15は加圧さ
れ、その部分の両接合面は密着する。さらに、ステージ
12で被接合部材14a,インサート材15を水平移動
させることにより被接合部材14aとインサート材の1
5接合面全域で密着させ固相接合する。そして、昇降装
置6で被接合部材保持治具5aに装着している被接合部
材14aを所定の位置に上昇させる。なお、このときイ
ンサート材15は被接合部材14aに接合されている。
ここで再度、超高純度アルゴンガスをビーム源4a,4
bに流入し、それぞれインサート材15の下面、被接合
部材14bの接合面にアルゴン原子を照射して表面を活
性化する。その後、昇降装置6で被接合部材保持治具5
aに装着している被接合部材14aを降下させて被接合
部材14aと接合しているインサート材15と被接合部
材14bと重ね合わせる。そして再度、圧下装置8でロ
ール11を降下させて荷重を加え、ステージ12で水平
移動させることによりインサート材15と被接合部材1
4bの接合面全域で密着させ固相接合する。結果的に
は、インサート材15を介して被接合部材14aと被接
合部材14bとは固相接合さたことになる。このような
手順により大面積の接合において強固な接合が得られ
る。
【0011】上記の実施例は室温で接合した場合である
が、ヒータ13a,13bの加熱によりIn−Su合金
の固相線以下の温度で固相接合すれば、さらに高い接合
強度が得られる。
【0012】また、実施例において、インサート材15
の下面、被接合部材14bの接合面を活性化し、昇降装
置6で被接合部材14aを降下させて被接合部材14a
と接合しているインサート材15と被接合部材14bと
重ね合わせた後、ヒータ13a,13bによりインサート材
15が溶融する温度で接合部を加熱して、インサート材
15が液相を有する状態で、実施例と同様にロール11
により接合面全域を加圧し密着させて液相接合すれば、
さらに高い接合強度が得られる。
【0013】なお、図3に示すように、本実施例のロー
ルケース9からロール11へ荷重を伝える方式(以下、
荷重伝達方式1と称す)は、ロールカバー9に設けられ
た軸受け16とロール11に設けられた支持軸17より
行われる方式である。また、ロールケース9から見た被
接合部材14a,14bおよびインサート材15とロー
ル11の動作は、被接合部材14a,14bが方向Aに
水平移動したときロール11は方向Aに回転する。その
ため、ロールケース9の幅Lに係わらず、任意の長さの
被接合部材を接合させることができる。また、複数の被
接合部材の接合も可能である。
【0014】(実施例2)本実施例では、ロールの円周
面から荷重を伝える方式(以下、荷重伝達方式2と称
す)について説明する。図4に荷重伝達方式2の加圧機
構の構造を示す。図示のようにロールケース9′には案
内溝16′が設けられ、ロール11′には案内軸17′
が設けられている。そして、図5に示すように、ロール
ケース9′からロール11′への荷重の伝わり方は、ロ
ール11′の円周面と円周面と接触する面の間において
行われる。そのとき、案内溝16′と案内軸17′の間
では荷重の伝達は行われない。そのため、荷重伝達方式
1よりも大きな荷重を加えることが可能となる。
【0015】また、ロールケース9′から見た被接合部
材14a,14bおよびインサート材とロール9′の動
作は、被接合部材14a,14bおよびインサート材が
方向Bに水平移動したときロール9′は方向Bに回転し
ながら方向bに水平移動する。その移動距離は被接合部
材14a,14bおよびインサート材の移動距離の1/
2である。
【0016】このような加圧機構,荷重伝達方式を用い
て実施例1と同様な条件で接合を行った結果、実施例1
と同様に大面積の接合において強固な接合が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、被接合部材を加圧する
手段としてロール加圧を用いているので、接合表面のう
ねりの影響を受け難く、接合表面のうねりを小さくする
ための精密研磨等の加工が不要となる。さらに、ロール
を用いて被接合部材を相対移動させて接合することによ
り大面積の接合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧手段を取り入れた接合装置および
接合方法を説明する斜視図。
【図2】本発明の加圧機構の一実施例を説明する斜視
図。
【図3】本発明の一実施例の加圧機構の荷重伝達方式お
よび動作を説明する正面図。
【図4】本発明の加圧機構の第二実施例を説明する斜視
図。
【図5】本発明の第二実施例の加圧機構の荷重伝達方式
および動作を説明する正面図。
【符号の説明】
1…真空容器、2…真空排気装置、3…排気ポート、4
a…ビーム源、6…昇降装置、7…昇降軸、8…圧下装
置、9…ロールカバー、10…加圧軸、11…ロール、
12…ステージ、13a,13b…ヒータ、14a,1
4b…被接合部材、15…インサート材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有働 竜二郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空中で複数の被接合部材の接合面に不活
    性ガスまたは金属粒子のビームを照射し、前記接合面上
    の汚染層を除去した後、前記被接合部材を加圧手段によ
    り加圧して前記接合面同士を密着させて接合する方法に
    おいて、前記加圧手段がロール加圧であることを特徴と
    する加圧接合法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記複数の被接合部材
    の少なくとも一つを薄板部材として用いる加圧接合法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記ロール加
    圧はロールが前記被接合部材上を回転しながら、前記被
    接合部材と相対移動する加圧接合法。
  4. 【請求項4】真空容器,真空排気装置,不活性ガスまた
    は金属粒子のビーム源,加熱源,被接合部材を保持する
    保持装置および加圧機構を備える接合装置において、前
    記加圧機構としてロールを備えたことを特徴とする加圧
    接合装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記ロールと前記被接
    合部材とが相対移動するための移動機構を備えた加圧接
    合装置。
JP2194A 1994-01-04 1994-01-04 加圧接合法および装置 Pending JPH07195182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004306458A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Toyo Kohan Co Ltd 硬軟積層材および硬軟積層材を用いた部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004306458A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Toyo Kohan Co Ltd 硬軟積層材および硬軟積層材を用いた部品

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