JPH07195006A - 自動糊付機 - Google Patents

自動糊付機

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JPH07195006A
JPH07195006A JP139394A JP139394A JPH07195006A JP H07195006 A JPH07195006 A JP H07195006A JP 139394 A JP139394 A JP 139394A JP 139394 A JP139394 A JP 139394A JP H07195006 A JPH07195006 A JP H07195006A
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roller
groove
gluing machine
automatic
automatic gluing
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Masato Ishii
正人 石井
Yasuaki Matsui
康明 松井
Arata Koroyasu
新 頃安
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Kyokuto Sanki Co Ltd
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Kyokuto Sanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 クロス送り込みローラー(11)は、その軸
受部(111)においてフレーム本体(1)の溝部(1
8)に着脱自在にはめ込まれており、この溝部(18)
は、その上部が、糊付ローラー(13)に対向するドク
ターローラ(12)から逃げる方向に傾斜されている。
また、ならしローラーおよび糊切りとを備え、ならしロ
ーラーは、その軸受部において糊切りブラケットと結合
されてフレーム本体の溝部に着脱自在にはめ込まれてい
る。クロス芯棒の係止部をフレーム本体に備えてもい
る。 【効果】 ローラーの清掃、洗浄が容易となるだけでな
く、送り込みローラーの清掃、洗浄時の作業者の安全性
が確保され、また、ならしローラーの損傷も防止され、
かつ糊切りの清掃、洗浄も容易となる。フレーム本体に
クロス芯棒の係止部を設ける場合には、クロス芯棒の紛
失、損傷が防止され、運搬もより容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動糊付機に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、ローラーの
清掃、洗浄が容易で、ローラーの清掃時の損傷や、作業
者の危険性のない構造を有する改良された自動糊付機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、壁紙クロス等に均
一に、効率よく糊付するための自動糊付機が知られてお
り、この自動糊付機は、原反クロスロールから引出され
たクロスを歯車等により駆動されている送り込みローラ
ーにより糊付ローラーに送り込み、自動糊付した後に、
ならしローラーおよび糊切り等を介して糊付されたクロ
スを送り出すようにした構成を有している。
【0003】このような自動糊付機は、クロスへの糊付
作業を省力化し、かつ、均一糊付が可能とされる点にお
いて極めて有用なものである。しかしながら、粘着性の
糊付を行う自動糊付機においては、作業の終了後、ある
いは糊の種類を変更するような場合には、各種ローラー
等に付着した糊を除去することが必要であって、そのた
めの清掃、洗浄が欠かせない。このような清掃、洗浄
は、各種ローラーが自動糊付機のフレーム本体に固定さ
れた構造では非常に作業がしずらく、また充分なものと
ならないという欠点があった。
【0004】また、この清掃、洗浄時ばかりでなく、糊
量を調整する場合やふとした不注意で、回転しているロ
ーラーに作業者の指をはさみ込むという危険があり、こ
の点での改善策も重要な課題になっていた。このような
事情から、ローラーの清掃、洗浄を容易とするために、
ローラーを、その軸受部においてフレーム本体に設けた
溝部に着脱自在とし、ローラー単体をフレーム本体から
取りはずして清掃、洗浄を容易とする工夫がすでに採用
されてきてもいる。
【0005】しかしながら、この従来のローラーが着脱
自在とされた自動糊付機の場合には、ローラーが着脱自
在とされた点において運転停止時の清掃、洗浄は容易と
されたものの、ローラーが回転状態にある場合の清掃時
や、糊量調整時に、さらには不注意で作業者の指をはさ
み込むという危険性を回避することには全く配慮されて
いないため、実用的には不充分なものであり、また、清
掃時等におけるローラーや糊切りの取扱いの不便さも残
されたままであった。
【0006】この発明は、以上の通りの従来の自動糊付
機の欠点を解消し、清掃、洗浄が容易であるだけでな
く、作業者の安全性の確保が充分で、ローラーとともに
糊切りの清掃等にも配慮がなされている新しい自動糊付
機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、原反クロスを送り込みローラー
により送り込み糊付ローラーにより糊付する自動糊付機
であって、クロス送り込みローラーは、その軸受部にお
いてフレーム本体の溝部に着脱自在にはめ込まれてお
り、この溝部は、その上部が、糊付ローラーに対向する
ドクターローラーから逃げる方向に傾斜されていること
を特徴とする自動糊付機を提供する。
【0008】また、この発明は、原反クロスの糊付ロー
ラーとともに、ならしローラーおよび糊切りとを備え、
ならしローラーは、その軸受部において糊切りブラケッ
トと結合されてフレーム本体の溝部に着脱自在にはめ込
まれていることを特徴とする自動糊付機を提供する。
【0009】
【作用】この発明の自動糊付機においては、ドクターロ
ーラーに対向する送り込みローラーを、その軸受部にお
いてフレーム本体に着脱自在とし、しかも、フレーム本
体の取付け用溝部は、その上部がドクターローラーから
逃げる方向に傾斜させて配置しているため、洗浄時に
は、送り込みローラーを取りはずして洗浄することがで
き、その作業は容易となる。また、送り込みローラーを
取りはずさないローラーの駆動回転状態においても、清
掃、洗浄、あるいは糊量調整を行う場合、送り込みロー
ラーとドクターローラーとの間に作業者が指をはさみ込
んでも、送り込みローラーが傾斜溝部に沿って上方へ浮
き上がるため、作業者の安全性が確保されることにな
る。
【0010】また、ならしローラーをその軸受部におい
て糊切りブラケットと結合一体化し、しかもフレーム本
体の溝部に着脱自在としているため、清掃、洗浄時には
ならしローラーだけでなく、糊切りも一体的に取りはず
して清掃、洗浄でき、清掃、洗浄の作業は容易となり、
かつ、取りはずしたローラーがころがって、傷がつく等
の不都合もない。
【0011】以下、以上の特徴を有するこの発明の自動
糊付機の実施例を示し、さらに詳しく説明する。
【0012】
【実施例】添付した図面の図1および図2は、この発明
の自動糊付機の外観を例示した側面図および正面図であ
る。この図1および図2に例示したように、自動糊付機
は、糊箱、糊付ローラー等を内蔵しているフレーム本体
(1)と、検尺ローラー、ハイテンションローラー等を
備えて開閉自在とされているカバー体(2)を有し、フ
レーム本体(1)の下部には、クロス芯棒(3)によっ
て回動支持アーム(4)に支持されたクロス原反ロール
(5)を配置するようにしている。また、フレーム本体
(1)には、自動糊付のための指示・制御を行う電気ボ
ックス(6)が着脱自在に取付けられ、カバー体(2)
は、取手(7)によって開閉動作が容易とされている。
【0013】図3は、この発明の自動糊付機のローラー
構成部を例示した要部断面図である。また、図4および
図5は、要部斜視図である。たとえば図3に示したよう
に、自動糊付機は、フレーム本体(1)側に送りこみロ
ーラー(11)、ドクターローラー(12)、糊付ロー
ラー(13)、糊上ローラー(14)、糊箱(15)、
ならしローラー(16)、および糊切り(17)を備
え、また、カバー体(2)側には、検尺ローラー(2
1)、ハイテンションローラー(22)、および押えロ
ーラー(23)を備えている。このローラー等の構成に
より、クロス原反ロール(5)から引出されたクロス
(8)は、送り込みローラー(11)により糊付ローラ
ー(13)部へと送り込まれる。この時、検尺ローラー
(21)は、たとえばその回転をスリット円板の回転と
してフォトセンサーによって検知可能とし、回転数、回
転速度より糊付に送り込まれたクロス(8)の検尺を行
うようにしている。もちろん、この検尺は様々な手段に
よって可能であり、フォトセンサーによる検尺も、カバ
ー体(2)にフォトセンサーを装着することや、あるい
は、前記の電気ボックスにフォトセンサーを一体化して
おくこと等の態様が様々に可能である。
【0014】送り込まれたクロス(8)には、ハイテン
ションローラー(22)により所要の張力を与えつつ、
糊箱(15)より糊上ローラー(14)により糊上され
た糊を、ドクターローラー(12)により均一にして、
糊付ローラー(13)によって糊付される。次いで糊付
されたクロス(8)は、押えローラー(23)、ならし
ローラー(16)および糊切り(17)を介して外部へ
と送り出される。
【0015】たとえばこのようなローラー構成を有する
自動糊付機において、この発明では、たとえば図4に例
示したように、送り込みローラー(11)は、その軸受
部(111)においてフレーム本体(1)の溝部(1
8)に着脱自在にはめ込まれるようになっており、しか
も、この溝部(18)は、その上部に向って、対向する
ドクターローラー(12)より逃げる方向に傾斜されて
いる。
【0016】つまり、送り込みローラー(11)は、ド
クターローラー(12)および糊付ローラー(13)と
同様に歯車(112)によって自動的に駆動回転する
が、たとえばこの歯車(112)も含めて、軸受部(1
11)が着脱自在とされ、そのための軸受部(111)
取付け用の溝部(18)がフレーム本体(1)に設けら
れ、かつ、この溝部(18)は、ドクターローラー(1
2)から逃げる方向に傾斜配置されているのである。
【0017】この傾斜配置は、この発明の極めて重要な
特徴であり、かつ、必須の要件である。自動糊付機の作
動時には、図4に例示したように、送り込みローラー
(11)、ドクターローラー(12)および糊付ローラ
ー(13)は、各々、図中のA,B,Cの方向に回転し
ている。この回転状態で、前記のカバー体(2)を開け
てクロスをセットする時や、これらローラーの清掃、洗
浄を行う場合、方向A,Bに回転している送り込みロー
ラー(11)およびドクターローラー(12)の間に作
業者の指がはさみ込まれる危険性がある。
【0018】しかしながら、図4に例示したこの発明の
自動糊付機では、たとえ指がはさみ込まれても、送り込
みローラー(11)は、図中のD方向に自然に浮上が
り、作業者の指を傷つける等の危険性は生じない。極め
て安全性に優れた構造となっている。もちろん、フレー
ム本体(1)の溝部(18)の大きさ、傾斜角度、送り
込みローラー(11)の軸受部(111)の大きさや、
形状等の細部については、様々な仕様が可能であること
は多言を要しない。軸受部(111)の素材を表面滑り
特性の良好なプラスチック製とすることも有効でもあ
る。
【0019】また、軸受部(111)によって、地面や
床面等へ安定して送り込みローラー(11)を置くよう
にすることも有効である。このような構造を採用するこ
とにより、ローラーの清掃、洗浄が容易となるばかりで
なく、作業者の安全性も大きく向上する。また、この発
明では、図5に例示したように、ならしローラー(1
6)は、その軸受部(161)において、糊切り(1
7)を固定支持しているブラケット(171)と結合一
体化されており、かつ、この一体化された状態におい
て、フレーム本体(1)の溝部(19)に着脱自在には
め込まれている。
【0020】この構造によって、ならしローラー(1
6)の清掃、洗浄が容易となるだけでなく、ブラケット
(171)の存在によって取りはずした時にならしロー
ラー(16)が倒れたり、ころがったりして傷つくこと
はない。しかもまた、複雑な形状と配置の糊切り(1
7)部を取りはずして清掃、洗浄できるため、その作業
は極めて容易となる。
【0021】この発明の自動糊付機は、以上の通りの構
造上の特徴を有し、かつ優れた効果を奏するものである
が、糊付機としての価値をさらに高める要件として、図
6にも例示したように、クロス原反ロール(5)が配設
されずに、自動糊付機を保存しておく場合、あるいは使
用場所を変更するために運搬、移動する場合、クロス芯
棒(3)の紛失や損傷を防止し、さらには運搬点数が増
大するのを抑えるため、このクロス芯棒(3)を収納す
る係止部(9)をフレーム本体(1)または脚部等に設
け、この係止部(9)にクロス芯棒(3)を取付けてお
く。
【0022】このことは細かな改良ではあるが、実用機
にとっては大変に重要な工夫である。係止部(9)は、
弾性体による挾持体、あるいはフック状体等の適宜な形
状で、その配設位置もフレーム本体(1)または脚部等
の適宜な位置とすることができる。
【0023】この係止部(9)によって、クロス芯棒
(3)が取付けられるため、保存時や運搬に紛失、損傷
することはなく、運搬にも好都合となる。
【0024】
【発明の効果】以上、詳しく説明した通り、この発明に
より、ローラーの清掃、洗浄が容易となるだけでなく、
送り込みローラーの清掃、洗浄時の作業者の安全性が確
保され、また、ならしローラーの損傷も防止され、かつ
糊切りの清掃、洗浄も容易となる。
【0025】フレーム本体にクロス芯棒の係止部を設け
る場合には、クロス芯棒の紛失、損傷が防止され、運搬
もより容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動糊付機の外観側を示した側面図
である。
【図2】図1に対応する正面図である。
【図3】ローラー構成を例示した断面図である。
【図4】この発明の自動糊付機の送り込みローラー部の
構造を例示した要部斜視図である。
【図5】この発明のならしローラー部の構造を例示した
要部斜視図である。
【図6】クロス芯棒の係止部を例示した要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム本体 2 カバー体 3 クロス芯棒 4 支持アーム 5 クロス原反ロール 6 電気ボックス 7 取手 8 クロス 9 係止部 11 送り込みローラー 12 ドクターローラー 13 糊付ローラー 14 糊上ローラー 15 糊箱 16 ならしローラー 17 糊切り 18,19 溝部 111 軸受部 112 歯車 161 軸受部 171 糊切りブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反クロスを送り込みローラーにより送
    り込み、糊付ローラーにより自動糊付する自動糊付機で
    あって、クロス送り込みローラーは、その軸受部におい
    てフレーム本体の溝部に着脱自在にはめ込まれており、
    この溝部は、その上部が、糊付ローラーに対向するドク
    ターローラから逃げる方向に傾斜されていることを特徴
    とする自動糊付機。
  2. 【請求項2】 原反クロスの糊付ローラーとともに、な
    らしローラーおよび糊切りとを備えた自動糊付機であっ
    て、ならしローラーは、その軸受部において糊切りブラ
    ケットと結合されてフレーム本体の溝部に着脱自在には
    め込まれていることを特徴とする自動糊付機。
  3. 【請求項3】 請求項1の自動糊付機において、ならし
    ローラーと糊切りとを備え、ならしローラーは、その軸
    受部において糊切りブラケットと結合されてフレーム本
    体の溝部に着脱自在にはめ込まれていることを特徴とす
    る自動糊付機。
  4. 【請求項4】 原反クロスに自動糊付する自動糊付機で
    あって、フレーム本体には、非使用時の原反クロス芯棒
    を収納する係止部が備えられていることを特徴とする自
    動糊付機。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3の自動糊付機にお
    いて、フレーム本体には、非使用時の原反クロス芯棒を
    収納する係止部が備えられていることを特徴とする自動
    糊付機。
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