JPH07194933A - 気体流または液体流からガス状物質を除去する装置と方法 - Google Patents

気体流または液体流からガス状物質を除去する装置と方法

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JPH07194933A
JPH07194933A JP6306168A JP30616894A JPH07194933A JP H07194933 A JPH07194933 A JP H07194933A JP 6306168 A JP6306168 A JP 6306168A JP 30616894 A JP30616894 A JP 30616894A JP H07194933 A JPH07194933 A JP H07194933A
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membrane
support
ribs
gas
pocket
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JP6306168A
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Valentin Kramer
クラマー ファレンティン
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WL Gore and Associates GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間にわたって効率の良い物質交換比を維
持する。 【構成】 プレート状支持体1の一方の表面8にメンブ
レンポケット11が配置され、このメンブレンポケット
の端縁側が表面8と結合されている。支持体1の反対側
の表面16にはガス流を通過させる一連の貫流通路12
が形成されており、その仕切り壁は支持体1の中央の領
域Bに形成された平行なリブ5によって形成されてお
り、領域Bに隣接する2つの側方領域A、Cにはメンブ
レンポケット11用の供給及び排出孔6がそれぞれ形成
されている。メンブレン9はリブ5の自由端縁上に支持
され、貫流通路12全体の開放側を覆い、各支持体1に
形成された供給及び排出開口部6が互いに整合して重な
り合って、完全に貫通する通路を形成するように、互い
に積み重ねられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前提部分に
定義されているような新たな特徴を有する、気体流また
は液体流からガス状物質を除去する装置に関するもので
ある。さらに本発明は気体流または液体流からガス状物
質を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公報第4027126C1に
は、微生物によりガス状媒体からガス状物質を除去する
装置がすでに知られており、そこに設けられているメン
ブレンモジュールは大体においてボックス状のハウジン
グからなり、その中にガスを透過するが液体は透過しな
い材料からなる多数の平坦なメンブレンポケットが配置
されており、これらメンブレンポケットの外側寸法はハ
ウジングの内側寸法に相当する。互いに重なり合って配
置されたメンブレンポケット間に側方の端縁に沿って棒
状のスペーサ部材が設けられており、それによってメン
ブレンポケット間に一定の距離が保たれる。メンブレン
材料にさらに隆起部または厚肉部を設けて、それによっ
て2つのメンブレンポケット間の所定の距離が全面にわ
たって保証される。個々のメンブレンポケットはそれぞ
れ供給管と排出管が設けられており、これらは共通の供
給ないし排出パイプに連通している。使用されるメンブ
レン材料はガス透過性で液体不透過性であって、好まし
くはポリウレタンフィルムが使用される。
【0003】この種の公知のメンブレンモジュールを例
えば排ガス浄化に使用する場合には、きわめて大きいメ
ンブレン面積が必要となる。この種の方法を経済的に使
用することができるようにするためには、製造コストを
減少させなければならない。各ポケットについて別々の
供給および排出管を共通の供給および排出パイプに接続
することは時間がかかり、複雑でかつ故障が発生しやす
い。他の欠点と見られるのはポケットであって、メンブ
レンポケットがポケット内にある液体の重量によって片
側に膨出し、それによってガス通過用の自由な流れ断面
を減少させることである。こうした状況のもとでは流れ
抵抗の正確な計算は困難である。というのは流れ抵抗は
時間に従って変化するからである。
【0004】メンブレンポケットの側面に隆起部が形成
される場合には、メンブレンの製造が高価になり、かつ
それによってメンブレンを貫く物質交換の効率が減少さ
れる。メンブレンポケットは側方でしか保持されていな
いので、フレキシブルな前端縁がガス流の動圧を受けて
上へ巻上がって、ガス通過用に設けられている隣接の間
隙を閉鎖してしまうことがあり得る。
【0005】さらに未公開のドイツ特許出願P4303
936.7(出願日1993年2月10日)に記載され
ているメンブレンモジュールは互いに平行でかつガス流
の流れ方向に対して平行に配置された平坦な多数のメン
ブレンポケットから形成され、その内のそれぞれに平坦
なそれを取囲むフレームが設けられ、このフレームの両
側にはメンブレン材料がぴったりと張られ、そのフレー
ム平面に対して垂直に少なくとも1つの供給孔と少なく
とも1つの排出孔が設けられ、それらはメンブレンを貫
通し、メンブレン間において他の孔または溝によってメ
ンブレンとフレーム間に形成される空間と接続されてお
り、さらに多数のメンブレンポケットが供給孔と排出孔
がそれぞれ互いに重なり合って貫通した通路を形成する
ように重ねられている。このように互いに重ねられたメ
ンブレンポケットによって形成されたスタック内にそれ
ぞれメンブレンポケット間の側方に配置されたスペース
ホルダがシールとして形成されており、そのシールには
大きさと配置がメンブレンポケットのフレーム内の供給
孔および排出孔と一致する孔が形成されており、さらに
重なり合ったメンブレンポケット間のそれぞれの間隙内
にそれぞれ支持構造が配置されており、その支持構造は
個々のメンブレンポケット間の距離をポケットの全面に
わたって規定し、かつ例えばジグザグ輪郭を有する硬い
箔によって、または曲げに強い繊維あるいはワイヤから
なる多孔構造によって形成されている。
【0006】上述のドイツ特許出願に記載されたこの種
のメンブレンモジュールは種々の個別部材、特にフレー
ム、支持構造およびスペースホルダなどの製造を必要と
し、これらを組み合わせ、かつ互いに調節してメンブレ
ンモジュールとして形成しなければならない。それによ
って特にかなり高い製造コストが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、経済
的に形成するとができ、かつ駆動時間が長期にわたって
も、改良された効率で物質交換比を維持できるように構
成された簡単な構造のメンブレンモジュールを有する、
冒頭で述べた種類の改良された装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は本発
明によれば、請求項1の特徴部分に記載された特徴によ
って解決される。本発明の核心となる概念は、メンブレ
ンモジュールの各メンブレンポケットについてほぼプレ
ート状に構成された予め形成済みの支持部材を設けるこ
とであって、その一方の側ないしは下方の表面に接して
それぞれ流体供給および排出開口部を有するメンブレン
ポケットが配置され、かつ端縁側でこれらの側ないしは
表面と密封結合されており、支持部材の少なくとも反対
側ないしは上方の表面上には並べて配置された一連の平
行な気体流または液体流用の貫流通路が形成され、その
画成壁は支持部材のこの側ないしは上方の表面に形成さ
れたスペースホルダとしての平行なリブによって形成さ
れている。その場合にさらに、支持部材のリブを有する
領域にそれぞれ接する支持部材の両側の領域に、それぞ
れすべてのメンブレンポケットに共通の供給及び排出孔
が形成されており、かつ支持体はそれぞれメンブレンポ
ケットの少なくとも1つのメンブレンが隣接の支持体の
リブの自由端縁上に支持され、その場合に貫流通路全体
の開放側を覆うようにして互いにスタックとして重ねら
れている。さらにまた、各支持体内に切欠かれた供給お
よび排出孔は互いに整合して重なり合っており、かつ支
持体のスタックを完全に貫通する対応する通路を形成す
る。
【0009】本発明の装置の好ましい別の実施例が従属
請求項に記載されている。すなわち、特に好ましくは例
えば各メンブレンポケットは一方はメンブレンによって
仕切られると共に他方はメンブレンの端縁側が固定され
ている支持体の下方の平坦な表面によって仕切られ得
る。好ましくはその場合にそれぞれ支持体の下方の表面
へのメンブレンの端縁側の固定部分は供給開口部の位置
の前に配置されると共に、流出開口部の位置の後方に配
置され得る。
【0010】本発明の変形された実施例によれば、各メ
ンブレンポケットが一方で第1のメンブレンによって、
他方で第2のメンブレンによって仕切られ、その場合に
これら第1と第2のメンブレンの端縁側がそれぞれ支持
体の下方の平坦な表面領域に固定されることも考慮の対
象になり得る。特にこの実施例においては、第1のメン
ブレンの端縁側の固定部分は支持体の壁の下方表面領域
においてそれぞれメンブレンポケットの供給開口部の前
方ないし排出開口部の後方に配置されており、第2のメ
ンブレンの端縁側の固定部分は支持体の壁の下方表面領
域においてそれぞれメンブレンポケットの供給開口部の
後方ないしは排出開口部の前方に配置することができ
る。
【0011】本発明によるメンブレンモジュールの他の
好ましい変形例によれば、支持体のリブを有する領域に
大体において互いに平行な二重リブ構造を設けることが
でき、その場合に第1と第2のリブは支持体のこの領域
にあるプレート状の中央部分から互いに反対の方向、す
なわち一方は上方と他方は下方へそれぞれ同様に突出し
て形成されている。
【0012】本発明の上述の実施例の場合には、メンブ
レンポケットのそれぞれ第1のメンブレンは上方へ突出
する一連の第1のリブによって支持され、その場合に対
応する第1の貫流通路のグループを覆い、メンブレンポ
ケットのそれぞれ第2のメンブレンは下方へ突出する一
連の第2のリブによって支持され、かつその際に対応す
る第2の貫流通路のグループを覆う。
【0013】すでに説明したように、メンブレンモジュ
ールを形成するためにそれぞれ所定数のプレート状に予
め形成された支持体が積み重ねられる。互いに積み重ね
られた支持体の互いのより確実な固定を保証するため
に、本発明による他の好ましい実施例によれば、各支持
体の上方の壁上に所定数の突起状の突出部が、そして下
方の壁上に所定数の相補形状の切欠きが次のように、す
なわち互いに重なり合った支持体によって形成されるス
タック内で突起状の突出部が対応する切欠き内に差込み
可能であるように、設けられ得る好ましい方法としてこ
の突起状の突出部と相補形状の切欠きは支持体のそれぞ
れ端縁側の厚肉にされた壁部分に設けることができる。
【0014】本発明の上述の実施例においては、ある種
のユニットシステムが得られ、それは本発明による予め
形成済みの支持体が装着され、支持体は互いに積み重ね
る際に上述の差込み結合手段(一方の突起状の突出部と
他方の相補形状の切欠き)によって実際には自動的に互
いに固定される。それによって形成されるメンブレンモ
ジュールのきわめて良好な機械的安定性が保証される。
【0015】さらに本発明の枠内で、リブの自由端縁に
リブの長手方向に互いに規則的な間隔で配置されたノッ
チを形成することができる。この種のノッチによって貫
流通路を通して導入される浄化すべき流体(ガス流ない
し液体流)がリブ表面の領域で一種の旋回を起し、それ
によって他方でこれらリブの自由端縁上に支持されるメ
ンブレンポケットのメンブレン表面領域における流体の
滞留時間が増大する。浄化すべき流体流のメンブレン表
面領域における滞留時間の増加によって、「ガス状/液
状」の物質交換の効率をさらに強化することができると
いう利点が生ずる。
【0016】しかしまた同様な旋回効果はメンブレンポ
ケットを形成するために使用されるメンブレンに、好ま
しくは粗いフリースからなるラミネートを設けて、それ
によってこのフリースの表面が直接リブの自由端縁上に
載置されるようにすることによっても得られ、またさら
に増大する。いずれの場合にも本発明によるメンブレン
モジュールのメンブレンポケット用の支持体は好ましく
は一体的なプラスチック射出成型部材から形成され、そ
れは比較的妥当なコストで公知の射出成型方法を用いて
形成される。
【0017】支持体の所定の領域に形成されたリブシス
テムはスペーサ部材としての機能と共に支持構造の機能
も満たし、従ってそのために別の部材が必要とされるこ
とはない。リブによってそれぞれ側方を仕切られるガス
流(ないし液体流)用の貫流通路は、少なくとも60か
ら70%の自由なガス通過(ないしは液体通過)が可能
であるように形成され、その場合に同時にメンブレンポ
ケットのメンブレン材料がこのリブによってきわめて良
好に支持される。さらにこの構造によって、メンブレン
ポケットのメンブレン材料がリブによりきわめて良好に
固定され、それによってもたらされる本発明によるメン
ブレンモジュールの安定性と寿命は公知の実施例に比較
して著しく改良され得る。
【0018】そのほかこの種のモジュールにおける物質
交換の効率は、まず第1に流れ特性に作用するモジュー
ルの構造の他に、使用されるメンブレンの適性にも関係
する。すでに述べたポリウレタンフィルムの他に微生物
学からは、通気性かつ液体不透過性のメンブレンポケッ
ト内に細胞を培養することが知られている。このメンブ
レンの材料としてはポリエチレンとポリプロピレン(米
国特許出願3184395号)、エチレン−プロピレン
−コポリマー(米国特許出願3941662号)または
シリコンゴム(WO90/10690)が提案されてい
る。これらすべてのメンブレンは、ガスを透過する、す
なわちいずれの場合にも酸素分子を通過させるという特
性を有する。すでにまた、ゴア−テックス(GORE−
TEX、W.L.Gore & Associates
の登録商標)の商品名で市販されているようなミクロ多
孔性の延伸されたポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)メンブレンを使用することが提案されている。水蒸
気と空気は透過するが水は引き留めるという特性によっ
て、この種のメンブレンはスポーツ用の衣類を製造する
際に大規模に加工される。この種のメンブレンの製造に
ついては米国特許明細書第3,953,556号および
4,187,390号に記載されている。
【0019】PTFEメンブレンを装備したメンブレン
モジュールが一般に「ガス状/液状」の物質交換システ
ム用の反応容器として適しているが、微生物を用いて排
ガスを処理する場合には、微生物にミクロ多孔性のメン
ブレン構造を通して余りに多くの酸素が供給されること
が明らかになっている。この酸素供給によって微生物の
成長ないし増殖が促進されて、短時間にメンブレンポケ
ットの詰まりが観察される。その場合にはメンブレンポ
ケットの流れ抵抗が非常に高くなるので、メンブレンポ
ケットが機械的に耐えられないような圧力差で作業を行
わなければならなくなる。従ってメンブレンについて、
まず第1に微生物を使用しての排ガス浄化に使用できる
ことが要請される。
【0020】未公開のドイツ特許出願第P432667
7.0号(出願日:1993年8月9日)では、面を覆
う連続的な親水性の材料からなる被覆層を有する多孔性
の延伸されたPTFEメンブレンが適していることが証
明されていることの記載がある。親水性の材料は平方メ
ートルおよび一日当り少なくとも1000gの水蒸気透
過性を持たなければならない。この種の特性を有するの
は例えばポリウレンタンであって、被覆層としてPTF
Eフィルム上に平方メートル当り1から15gの量を塗
布することができる。しかし親水性の層はまたポリエー
テル−ポリウレタンまたはパーフルオルスルホン酸から
なるメンブレンとすることができる。材料の組合せは、
衣服産業で使用されるものに相当する。すなわち米国特
許出願第4,194,041号にはミクロ多孔性のPT
FE層と親水性の層からなる2層のラミネートが記載さ
れており、これは本発明の範囲内においても使用するこ
とができる。この特許明細書の開示内容を参照している
ことを明示しておく。
【0021】物質交換の効率は直接メンブレンの厚みに
関係するので、しばしば非常に薄くて劣悪な機械的特性
を有し、例えば容易に裂けてしまうようなメンブレンが
使用される。これを防止するために、メンブレンが好ま
しくは空気を透過する支持材料と結合され、この支持材
料は好ましくはフリース、多孔フィルムまたは織物材料
などとすることができる。層材料をメンブレンポケット
に加工する場合に、支持材料がメンブレンポケットの内
側、すなわち液体側に来ないようにすることに注意しな
ければならない。というのは微生物が支持体材料の多孔
性の構造に侵入してその孔を詰まらせるからである。従
って支持材料でラミネートされたメンブレンの場合に
は、この支持材料をメンブレンポケットの外側、すなわ
ちガス流が供給される側に配置しなければならない。
【0022】非対称の通路における処理の困難さを除去
するために、対称に構成されたメンブレンを使用するこ
とも可能であって、その場合には支持材料はそれぞれ親
水性の材料、好ましくはポリウレタンで被覆された2つ
のミクロ多孔性のPTFEフィルム間に封入される。こ
の対称のメンブレン構造の利点は、効率が低くなること
によってある程度相殺される。
【0023】PTFEフィルムと親水性のコーティング
は、それぞれ0.005から1.5mmの領域の好まし
くは同一の厚みを有する。上述のように被覆されたPT
FEメンブレンは特に排ガスからNox 分子を除去する
のに効果的に使用できることが明らかになっている。そ
の場合には多分メンブレンが拡散メンブレンとして作用
すると思われる。というのは被覆によってPTFEメン
ブレンのミクロ多孔性の性質が失われてしまい、従って
メンブレンの貫流が行われないからである。好ましくは
液状の反応混合物の側に配置される親水性の被覆によっ
て、ある程度の水分吸収が保証される。この膨潤によっ
て意図した物質交換が促進されると思われる。
【0024】
【実施例】次に、添付の図面を参照して、本発明の実施
例について詳細に説明する。特に図1と図3から明らか
なように、メンブレンポケット用の支持体1は大体にお
いて、図には部分的に示されているプレート状の部材か
らなり、この部材は上方の壁2と下方の壁3を有し、下
方の壁3は支持体1の幅全体にわたって延びているが、
上方の壁2は支持体1のそれぞれ側方の領域に設けられ
ている。この側方の領域は図1では符号Aで示されてお
り、反対側の側方のプレート領域は、プレート領域Bに
連続して支持体1の図示していない反対側に設けられて
いる(図5に符号Cで示した支持体1’の部分領域も参
照)。
【0025】さらに図1と図3から明らかなように、上
方の壁領域2には厚肉にされた端縁側の壁部分4が設け
られており、この壁部分は実際には上方の壁2の水平面
を越えて突出しており、かつ上方の壁2の約2倍の壁厚
を有する。この肉厚にされた壁部分4の領域に、Oリン
グを収容するための切欠き4’が形成されている(図2
を参照)。
【0026】プレート部分Aにはさらに上方の壁2と下
方の壁3間に種々の切欠き、特に供給孔6、内側の流体
通路6’、他の開口部7および端縁側の切欠き19が形
成されている。さらに図2を用いて後述するように、供
給孔6、内側の流体通路6’および開口部7はメンブレ
ンポケット11の内部空間と接続されている。
【0027】支持体1の壁3の下方の表面は符号8で示
され、支持体1の壁2の上方の表面は符号16で示され
ている。支持体1のプレート領域Aに連続するプレート
領域Bには所定数の支持体に形成された平行なリブ5が
設けられており、これらリブはスペーサ部材として用い
られると共にこれに対応して互いに平行に並んで延びる
貫流通路12を画成する側方の仕切り壁を形成する。こ
の貫流通路は浄化すべきガス流(または液体流)を貫流
させる通路を形成する。
【0028】このガス流の流れ方向は図3では概略的に
矢印Pf1 で示されている。図1と図2においてはこの
流れ方向は紙面に対して垂直である。特に図2から明ら
かなように、メンブレンモジュール20を形成するため
に図1と図3に示す多数の支持体が、それぞれ支持体1
の下方壁3が上方壁2の端縁側の壁部分4上に直接接す
るようにして互いに積み重ねられる。
【0029】図2には3つの支持体1しか積み重ねられ
ていないが、実際にはメンブレン20を形成するために
きわめて多数のこの種の支持部材が設けられる。図2か
らさらに明らかなように、それぞれ支持体1の下方表面
8に接してメンブレンポケット11が配置されており、
メンブレンポケットの一方はメンブレン9によって、他
方は主として支持体1の下方表面8によって仕切られて
おり、このメンブレン9のそれぞれ端縁は支持体1の下
方表面8に、特に接着または溶接によって固定されてい
る。メンブレン9と支持体1の下方表面8間のそれぞれ
端縁側の固定部分は符号10で示されている。こゝで特
にメンブレン9が支持体1の下方表面8へ固定される端
縁側固定部分10は供給開口部7の位置の前に配置され
ており、支持体1の図示されていない反対側においては
それぞれ端縁側の固定部分は排出開口部の位置の後方に
配置されている。
【0030】このことについては後に図5を用いてさら
に説明する。この構造によって、供給孔6、内側の流体
通路6’および供給開口部7はメンブレンポケット11
の内部空間と接続され、同様にして支持体1の領域Bに
接する側ではメンブレンポケット11はそこに形成され
た排出孔とそれに連続する内側の流体通路を介してそこ
に形成された排出孔と接続されているが、その詳細につ
いては図面には図示されていない。このような構造にお
いては、各メンブレンポケット11には供給孔6、内側
の液体通路6’、供給開口部7(矢印Pf2 、Pf3
Pf4 に示す流れ方向を参照)を介して流体が供給さ
れ、メンブレンポケット11を通過した流体の排出は同
様にして右側で行われる。
【0031】図2から明らかなように支持体1は、それ
ぞれメンブレンポケット11のメンブレン9が隣接する
支持体1に設けられたリブ5の自由端縁17上に支持さ
れて、その際に貫流通路12全体の開放側を覆うように
して、互いに積み重ねられている。このような構造にす
ることによって、メンブレン材料、従ってメンブレンポ
ケット11のメンブレン9がリブ5の上方の自由端縁1
7によって堅固に固定され、例えばメンブレン9とそれ
の属する支持体1の下方表面8との間に約0.05mm
の間隙が残される。それによってそれぞれメンブレン9
を支持体1の下方表面9に比較的堅固に、ほぼ固着の形
式で固定することができる。
【0032】すでに説明したように、リブ5はメンブレ
ン9の支持構造として用いられるだけでなく、浄化すべ
きガス流(ないしは液体流)を通過させる貫流通路12
を形成するためにも用いられ、リブ5がこの貫流通路1
2の仕切り壁を形成する。図4と図5に示すような、メ
ンブレンモジュールの変形実施例によれば、各メンブレ
ンポケット11’を一方で第1メンブレン9で仕切り、
他方で第2メンブレン9’で仕切るようにすることもで
き、第1と第2のメンブレン9と9’の端縁側がその属
する支持体1’の下方の平坦な表面領域8’に固定され
ている。このような固定方法において特に第1のメンブ
レン9の端縁側の固定部分10はそれぞれ支持体1’の
壁3’の下方表面領域8’においてメンブレンポケット
11’の供給開口部7’の前方ないし排出開口部15の
後方(図5を参照)に配置されている。そして他方にお
いて第2のメンブレン9’のそれぞれ端縁側の固定部分
10’は支持体1’の壁3’の下方の表面8’において
メンブレンポケット11’の供給開口部7’の後方ない
しは排出開口部15の前方に配置されている。
【0033】さらに図4と図5に示す実施例において
は、支持体1’のリブ5を有する領域Bには大体におい
て互いに平行な二重リブ5’と5”からなるシステムが
設けられており、第1と第2のリブ5’と5”は支持体
1’の支持体領域Bに設けられたプレート状の中央部分
18から出て互いに反対の2つの方向、すなわち上方と
下方へ同様に突出して形成されている。
【0034】それによってそれぞれ支持体1’のプレー
ト状の中央部分18の上方と下方には、対をなして同様
に配置された上方と下方の貫流通路12’と12”が形
成される。第1のメンブレン9は上方へ突出する第1リ
ブ5’の列によって支持され、このメンブレン9は対応
するグループの第1貫流通路12’を覆っている。
【0035】また第2のメンブレン9’は下方へ突出す
る第2リブ5”の列によって支持され、第2貫流通路1
2”の該当する第2のグループを覆う。図5において部
分的にだけ図示されたメンブレンモジュール20’は互
いに積み重ねられた支持体1’とそれに固定されたメン
ブレンポケット11’から形成されている。図5には単
に、互いに積み重ねられた3つの支持体1’しか図示さ
れていないが、通常はメンブレンモジュール20’を形
成するためにはこの種の支持体1’がきわめて多数使用
され、これらの支持体1’は図4と図5に示すように互
いに積み重ねられる。
【0036】すでに説明したように、この支持体1’の
幅方向にはそれぞれ順次機能する3つの領域A、Bおよ
びCが設けられており、図5には右の領域Cの一部のみ
が示されている。図5に示す右側の領域Cは左の部分領
域Aに対応する。すなわち右の部分領域Cの図5には示
されていない端部には供給孔6の左側におけるのと同様
に、互いに重なり合った支持体1’の排出孔全体が互い
に整合して重なり合っているので、右の部分領域Cのこ
の端部においても支持体1’のスタックを完全に貫通す
る対応排出通路が形成される。この排出孔もメンブレン
ポケット11’全体に共通である。図5にはさらに矢印
Pf5 、Pf6 によってそれぞれメンブレンポケット1
1’の内部空間からメンブレンモジュール20’の図5
の右側に示す排出孔15の方向への流れが示されてい
る。
【0037】それぞれ支持体1’の下方表面上に、正確
に言うとそれぞれ下方壁3’の下側にメンブレン9と
9’を固定することは、好ましくは接着または溶接によ
って行われるので、すでに説明したように、それぞれ端
縁側の固定部分10と10’が支持体1’の下方壁3’
の対応する下方表面領域8’に形成される。メンブレン
ポケット11’のそれぞれ一方のメンブレン9はリブ
5’の上方自由端縁17’上に支持され、第2メンブレ
ン9’はそれぞれ反対側のリブ5”の下方自由端縁上に
密着する。
【0038】さらに図2、4および5から明らかなよう
に、互いに積み重ねられる支持体1ないし1’を互いに
流体を通さないようにシールするために、Oリング13
が設けられており、このOリングはそれぞれ供給孔6の
上方ないしは支持体1ないし1’の厚肉にされた端縁側
の壁部分4内部のそれぞれの切欠き4’の対応する排出
孔の上方に設けられている。
【0039】さらに支持体1ないし1’の外側の右と左
の2つの壁部分4のそれぞれ切欠き19(図1と図3を
参照)内にさらに他のシール部材14が設けられてい
る。図6と7には支持体の他の変形例が示されている。
この場合には図7から明らかなように各支持体1の上方
壁2に所定数の突起状の突出部21が設けられており、
反対側の下方壁3には所定数の相補形状の切欠き22が
形成されている。
【0040】好ましくはこれら突起状の突出部21と相
補形状の切欠き22は支持体プレート1の厚肉にされた
端縁側の壁部分4の領域に設けられる。支持体1を積み
重ねてメンブレンモジュールを形成する場合に突起状の
突出部21が対応する切欠き22内に、差込み結合シス
テムが形成されるように差し込まれ、それによって互い
に積み重ねられた支持体1がより確実な方法で互いに固
定される。
【0041】支持体1の厚肉にされた壁部分4上の突起
状に形成された突出部は好ましくは丸いディスク形状で
あって、突起状の突出部21を収容する対応する切欠き
22もそれに対応して形成される。その他この突出部2
1は一般に円錐形に形成することができ、例えば丸くす
る代わりに矩形などに形成することも可能である。それ
ぞれ突起状の突出部21の幾何学的な形状に従って、こ
の突出部を収容するための切欠き22が形成されること
はもちろんである。
【0042】図7には互いに重なり合って配置された2
つの端縁側の壁部分4がそれぞれ支持プレート1の図6
に示すA−B線に沿った部分断面で示されており、図か
ら明らかなように、それぞれ隣接し合う2つの支持体1
を積み重ねる際に一方の表面にある突起状の突出部21
が他方の表面にある切欠き22内へ矢印Pf7 方向に挿
入される。それによって互いに積み重ねられた支持体1
が互いに確実に固定される。
【0043】さらに図8から明らかなように、リブ5の
上方自由端縁17の領域にそれぞれノッチ23が形成さ
れており、これらのノッチ23はリブ5の長手方向に互
いに規則的な間隔で配置されている。以上述べたよう
に、例えば図2において、メンブレンポケット11のメ
ンブレン9がリブ5の自由端縁17上に支持され、貫流
通路12全体の開放側を覆うことを説明した。図8に示
すリブ5の上方自由端縁にノッチ23を有する実施例に
基づいて、メンブレン表面の領域でガス流の旋回が強化
され、それによってまたメンブレン領域におけるガス滞
留時間が増大し、その結果「ガス状/液状」の物質交換
システムの効率がさらに改良される。
【0044】従ってメンブレン表面はリブ5の自由端縁
17上にずっと続いて載っているのではなく、この載置
面は実際にはノッチ23によって中断されており、それ
によって所望の旋回効果が得られる。最後に、図には詳
細には示されていないが、カバープレートと底プレート
が設けられており、それらによってそれぞれ互いに積み
重ねられた支持体1ないし1’から形成されるメンブレ
ンモジュール20ないし20’が閉鎖されており、この
カバープレートと底プレートにはそれぞれ供給および排
出通路が形成されており、これらは一方で供給孔6と連
通すると共に他方で排出孔とも連通している。
【0045】さらにメンブレンモジュール20ないし2
0’の前部分と後部分において、図の平面に対して平行
に延びると仮想される平面に前方および後方のウエブな
いしレールが配置され、それにメンブレン9と9’の対
応する部分が固定され、ウエブまたはレールを同様に支
持体1ないし1’の構成部分とすることもでき、または
この支持体1上に接着または挟持することができる。
【0046】固定部分10ないし10’に対応するメン
ブレン9ないし9’の固定領域はメンブレンポケット1
1ないし11’の前方および後方部分をいわば仕切って
いる。すでに説明したようにメンブレンモジュール20
ないし20’の支持体1ないし1’は好ましくはプラス
チックからなる前もって製造された一体の射出成型部材
から形成されているので、メンブレンモジュールを形成
するためにはこの支持体の他にはメンブレン材料とOリ
ング13と場合によってはさらに付加的なシール部材1
4しか必要とされない。
【0047】上述の装置は一般にガスの浄化に使用され
るだけでなく、液体の浄化にも使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】メンブレンポケットの支持体の一部断面で示す
概略的な部分図である。
【図2】図1に示す支持体を多数重ねたものによって形
成されるメンブレンモジュールの部分断面図である。
【図3】図1に示す支持体プレートの概略的な部分斜視
図である。
【図4】変形実施例に従って、積み重ねられた支持体に
より形成されたメンブレンモジュールの他の実施例の概
略的な部分断面図である。
【図5】図4に示すメンブレンモジュールの他の概略的
な部分断面図である。
【図6】他の実施例による支持体プレートの概略的な部
分斜視図である。
【図7】図6に示す実施例における積み重ねられた支持
体のそれぞれ端縁側の厚肉にされた壁部分の、図6の矢
印A−Bに沿った概略的な部分断面図である。
【図8】本発明の他の実施例による支持体プレートの概
略的な部分斜視図である。
【符号の説明】
1,1’…支持体 2,2’,3,3’…壁 4…肉厚壁部分 4’…切欠き 5,5’,5”…リブ 6…供給孔 6’…流体通路 7,7’…開口部 8,8’…下方表面 9,9’…メンブレン 10,10’…固定部分 11,11’…メンブレンポケット 12,12’,12”…貫流通路 13…Oリング 14…シール部材 17,17’…自由端縁 19…切欠き 20,20’…メンブレンモジュール 21…突出部 22…切欠き 23…ノッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファレンティン クラマー ドイツ連邦共和国,デー−83620 フェル トキルヘン−ベスターハム,フルールシュ トラーセ 3

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のメンブレンポケットを有するメン
    ブレンモジュールからなり、メンブレンポケットの少な
    くとも1つのメンブレン壁がガスを透過するが液体を透
    過しない材料からなり、メンブレンポケットが大体互い
    に平行でかつ気体または液体の流れ方向に対して平行に
    配置され、液状の反応混合物または微生物の懸濁液を収
    容するように形成されており、かつ供給開口部を介して
    供給を受け、排出開口部を介して排出が可能であって、
    さらにそれぞれメンブレンモジュールの軸方向に互いに
    連続するメンブレンポケット間に所定数のスペーサ部材
    によって気体流または液体流を貫流させる貫流通路が形
    成されている、気体流または液体流からガス状の物質を
    除去する装置において、 各メンブレンポケット(11;11’)について予め大
    体プレート状に形成された支持体(1、1’)が設けら
    れ、その支持体の一方の側、つまり例えば下方表面
    (8、8’)に接してそれぞれ流体供給および排出開口
    部(7、15)を有するメンブレンポケット(11、1
    1’)が設けられ、かつその端縁側、つまり表面(8、
    8’)と密封結合されており、支持体(1、1’)の少
    なくとも反対側、つまり例えば上方表面(16、1
    6’)には互いに並べて配置された平行な一連の気体流
    または液体流貫流通路(12、12’)が形成されてお
    り、その仕切り壁は支持体(1、1’)のこの側、つま
    り表面(16、16’)の領域(B)に形成されたスペ
    ーサ部材としての平行なリブ(5、5’)によって形成
    されており、 支持体(1、1’)のリブ(5)の領域(B)に隣接す
    る2つの側方領域(A、C)にそれぞれすべてのメンブ
    レンポケット(11、11’)に共通の供給および排出
    孔(6)が形成されており、 支持体(1、1’)が、メンブレンポケット(11、1
    1’)のそれぞれ少なくとも1つのメンブレン(9)が
    隣接する支持体(1、1’)のリブ(5、5’)の自由
    端縁(17、17’)上に支持され、貫流通路(12、
    12’)全体の開放側を覆うように、互いに積み重ねら
    れており、かつ各支持体(1、1’)に形成された供給
    および排出孔(6)が互いに整合して重なり合い、かつ
    支持体(1、1’)の積み重ねを完全に貫通する対応通
    路を形成することを特徴とする気体流または液体流から
    ガス状物質を除去する装置。
  2. 【請求項2】 各メンブレンポケット(11)が一方で
    メンブレン(9)によって仕切られ、他方で支持体
    (1)の下方の平坦な表面(8)によって仕切られてお
    り、その表面にメンブレン(9)の端縁側が固定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 メンブレン(9、9’)の、支持体
    (1、1’)の下方表面(8、8’)に固定されるそれ
    ぞれ端縁側の固定部分(10、10’)が供給開口部
    (7、7’)の位置の前方ないしは排出開口部(7’)
    の位置の後方に配置されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 各メンブレンポケット(11’)が一方
    で第1のメンブレン(9)によって、他方では第2のメ
    ンブレン(9’)によって仕切られており、第1と第2
    のメンブレン(9、9’)のそれぞれ端縁側が支持体
    (1’)の下方の平坦な表面領域(8’)に固定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 第1のメンブレン(9)の端縁側の固定
    部分(10)が支持体(1’)の壁(3’)の下方表面
    領域(8’)においてそれぞれメンブレンポケット(1
    1’)の供給開口部(7’)の前方ないしは排出開口部
    (15)の後方に配置され、第2のメンブレン(9’)
    の端縁側の固定部分(10’)が支持体(1’)の壁
    (3’)の下方表面領域(8’)においてそれぞれメン
    ブレンポケット(11’)の供給開口部(7’)の後方
    ないしは排出開口部(15)の前方に配置されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 支持体(1’)のリブを有する領域
    (B)に平行なダブルリブ(5’、5”)構造が設けら
    れており、第1と第2のリブ(5’、5”)が支持体
    (1’)の領域(B)に設けられているプレート状の中
    間部(18)から互いに反対の方向、すなわち上方と下
    方へ同様に突出するように形成されていることを特徴と
    する請求項4または5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 第1のメンブレン(9)が上方に突出す
    る一連の第1のリブ(5’)によって支持され、対応す
    る第1の貫流通路(12’)のグループを覆っており、 第2のメンブレン(9’)が対応して下方に突出する一
    連の第2のリブ(5”)によって支持され、その場合に
    第2の貫流通路(12”)の対応する第2のグループを
    覆っていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 互いに重なり合った支持体(1、1’)
    を流体が漏れないようにシールするために支持体の積み
    重ね内にOリング(13)が設けられており、Oリング
    はそれえぞれ支持体(1、1’)の厚肉にされた端縁側
    の壁部分(4)内部の対応する切欠き(4’)内で供給
    孔(6)ないしは排出孔の上方に挿入されており、場合
    によってはさらにこの壁部分(4)に他のシール部材
    (14)が設けられることを特徴とする請求項1から7
    までのいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 互いに積み重ねられた支持体(1、
    1’)から形成されるメンブレンモジュール(20、2
    0’)がカバープレートおよび底プレートによって閉鎖
    されており、そのカバープレートおよび底プレートに供
    給および排出通路が形成され、それが一方では供給孔
    (6)と接続されると共に他方では排出孔とも接続され
    ていることを特徴とする請求項1から8までのいずれか
    1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 各支持体(1、1’)の上方壁(2)
    上に所定数の突起状の突出部(21)が設けられ、下方
    壁(3)には所定数の相補形状の切欠き(22)が、互
    いに重ね合わされた支持体(1、1’)により形成され
    るスタック内で突起状の突出部(21)と切欠き(2
    2)が噛み合うように差込み可能であるように、設けら
    れていることを特徴とする請求項1から9までのいずれ
    か1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 突起状の突出部(21)と相補形状の
    切欠き(22)がそれぞれ支持体(1、1’)の端縁側
    の厚肉にされた壁部分(4)の領域に設けられているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 突起状の突出部(21)がほぼ丸いデ
    ィスク状ないし円錐形の形状であって、相補形状の切欠
    き(22)がそれに応じた形状にされていることを特徴
    とする請求項10または11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 リブ(5、5’、5”)の自由端縁
    (17、17’)にノッチ(23)が形成されており、
    それがリブの長手方向に互いに規則的な間隔で配置され
    ていることを特徴とする請求項1から12までのいずれ
    か1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 支持体(1、1’)が一体的なプラス
    チック射出成型部材によって形成されていることを特徴
    とする請求項1から13までのいずれか1項に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 流体状の反応混合物、特に微生物水性
    懸濁液を含む空間の境をなす、液体を通さないメンブレ
    ンに接して気体流を通過させることにより、気体流また
    は液体流からガス状の物質を除去する方法において、 メンブレンがミクロ多孔性の延伸されたポリテトラフル
    オロエチレンフィルムである第1の疎水性の層と第2の
    親水性の層を有し、第2の親水性の層が第1の層に結合
    されており、かつ平方メートルおよび1日当り1000
    gを越える水蒸気透過性を有することを特徴とする、気
    体流または液体流からガス状の物質を除去する方法。
  16. 【請求項16】 疎水性の層と親水性の層がそれぞれ5
    −1500μ、好ましくは20−100μの厚みを有す
    ることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 親水性の層がポリウレタンからなる被
    覆層であることを特徴とする請求項15または16に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 平方メートル当り5−15gの量の被
    覆層が設けられることを特徴とする請求項17に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 親水性の層がポリエーテル−ポリウレ
    タンであることを特徴とする請求項15または16に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 親水性の層がパーフルオルスルホン酸
    からなるメンブレンであることを特徴とする請求項15
    または16に記載の方法。
  21. 【請求項21】 疎水性の層と親水性の層がラミネート
    を形成することを特徴とする請求項15から20までの
    いずれか1項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 メンブレンが、好ましくはフリース、
    多孔フィルムまたは織物からなる通気性の支持体材料と
    結合されていることを特徴とする請求項15から21ま
    でのいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 支持体材料が2つのメンブレン間に封
    入されていることを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 メンブレンの親水性の層が外側にある
    ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
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