JPH0719487B2 - 接地引下げ用電線の定尺切断装置 - Google Patents
接地引下げ用電線の定尺切断装置Info
- Publication number
- JPH0719487B2 JPH0719487B2 JP10963290A JP10963290A JPH0719487B2 JP H0719487 B2 JPH0719487 B2 JP H0719487B2 JP 10963290 A JP10963290 A JP 10963290A JP 10963290 A JP10963290 A JP 10963290A JP H0719487 B2 JPH0719487 B2 JP H0719487B2
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- cutting
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- box
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電柱上の各種電気機器から引き出される接地
引下げ用電線を定尺に切断する装置に関するものであ
る。
引下げ用電線を定尺に切断する装置に関するものであ
る。
第8図、第9図に示すように、電柱Hの各種電気機器等
からは接地引下げ用電線aが引き下げられ、その電線a
には、パイプ状又は断面凹形の硬質塩化ビニル(PVC)
製のアースモールMがかぶせられる。この作業は、パイ
プ状の場合、アースモールMに電線aを引き通して、こ
れを電柱Hに添設し、断面凹状の場合、電線aを電柱H
に添設してその上にアースモールMを被せ(第9図)、
両者共に、アースモールMをスチールバンド等で締結し
ており、その作業は繁雑で、改善が望まれていた。
からは接地引下げ用電線aが引き下げられ、その電線a
には、パイプ状又は断面凹形の硬質塩化ビニル(PVC)
製のアースモールMがかぶせられる。この作業は、パイ
プ状の場合、アースモールMに電線aを引き通して、こ
れを電柱Hに添設し、断面凹状の場合、電線aを電柱H
に添設してその上にアースモールMを被せ(第9図)、
両者共に、アースモールMをスチールバンド等で締結し
ており、その作業は繁雑で、改善が望まれていた。
このため、本願発明者等は、実願昭63−101445号におい
て、第5図に示す接地引下げ用電線Pを、特願平1−19
9779号において第6図に示す接地引下げ用電線Pを、特
願平1−251376号において第7図に示す接地引下げ用電
線Pを、それぞれ提案した。これらの電線Pはいずれも
絶縁電線1の周りに横断面三日月状又は偏平台形状の保
護被覆2を設け、その保護被覆2内を適宜に空洞3(第
6図、第7図)としたものであり、保護被覆2の横断面
底辺側2aを電柱Hに当てがって付設する。
て、第5図に示す接地引下げ用電線Pを、特願平1−19
9779号において第6図に示す接地引下げ用電線Pを、特
願平1−251376号において第7図に示す接地引下げ用電
線Pを、それぞれ提案した。これらの電線Pはいずれも
絶縁電線1の周りに横断面三日月状又は偏平台形状の保
護被覆2を設け、その保護被覆2内を適宜に空洞3(第
6図、第7図)としたものであり、保護被覆2の横断面
底辺側2aを電柱Hに当てがって付設する。
ところで、この電線Pの製造は、第4図を参照して説明
すると、サプライ4から絶縁電線1が押出成形機5に導
びかれて前記保護被覆2が施こされ、冷却水槽6にてそ
の被覆2を冷却保形したのち引取機7により引取られ
る。
すると、サプライ4から絶縁電線1が押出成形機5に導
びかれて前記保護被覆2が施こされ、冷却水槽6にてそ
の被覆2を冷却保形したのち引取機7により引取られ
る。
一方、電線Pは前述のようにその保護被覆2がPVC、HDP
E等の硬質樹脂からなるため、ドラムに一旦巻くと巻き
ぐせがつき、このくせとりが困難で非常に煩わしいもの
であった。また、この電線Pの使用目的から云って、通
行人が接地線に触れないようにすればよいことから3m前
後に切断される。
E等の硬質樹脂からなるため、ドラムに一旦巻くと巻き
ぐせがつき、このくせとりが困難で非常に煩わしいもの
であった。また、この電線Pの使用目的から云って、通
行人が接地線に触れないようにすればよいことから3m前
後に切断される。
これまでは、上記くせとりと一定長に切断する作業を別
途行っていたので、余分の人手が必要であり、くせ取り
が困難で切断長も正確でなかった。
途行っていたので、余分の人手が必要であり、くせ取り
が困難で切断長も正確でなかった。
本発明は、以上の点に留意し、人手を要せず自動的に且
つ正確に切断し、その切断された電線をストックすると
ともに順次払い出す装置を提供することを課題とする。
つ正確に切断し、その切断された電線をストックすると
ともに順次払い出す装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電線の定尺切
断装置にあっては、下記各手段A〜Dから成る構成とし
たのである。
断装置にあっては、下記各手段A〜Dから成る構成とし
たのである。
(A)絶縁導体の直上又は周りに硬質プラスチックを材
料とする横断面が三日月状又は偏平台形状の外被が押出
成形された接地引下げ用電線を送り込む手段、 (B)装置フレームに前記電線の進行方向に往復移動可
能に設けられた切断函と、この切断函に前記電線進行方
向直角に往復移動可能に設けられた刃支持桿と、この刃
支持桿に着脱自在に装着された刃と、前記切断函に前記
刃の刃先とのクリアランスを調整可能にして取付けら
れ、中心に前記電線の貫通孔を形成した刃受けと、前記
切断函に設けられ前記刃支持桿を刃受けから退去する方
向に付勢するばねとからなる電線切断手段、 (C)前記装置フレームに設けられ、前記刃支持桿が電
線進行方向先方に所要距離進んだ位置にきたときその頭
部を叩くハンマーと、このハンマーの駆動機とからなる
切断駆動手段、 (D)断面が下向き又は横向き開口のコ字状で、背奥面
が前記刃受けの電線貫通孔軸心の延長上に位置するよう
に前記切断函に連接され、前記刃受け寄り内面には背奥
面から電線の厚み分離れてリブが設けられた電線案内函
軌条と、この函軌条に設けられ、その開口を狭めて送り
込まれた切断電線を函軌条内に滞留させるスプリング
と、函軌条の下流側内部に移動・固定可能に装着された
切断条長設定片と、前記装置フレームに設けられ前記函
軌条および切断函を上流側に付勢するスプリングとから
なる電線受入れ切断長設定手段。
料とする横断面が三日月状又は偏平台形状の外被が押出
成形された接地引下げ用電線を送り込む手段、 (B)装置フレームに前記電線の進行方向に往復移動可
能に設けられた切断函と、この切断函に前記電線進行方
向直角に往復移動可能に設けられた刃支持桿と、この刃
支持桿に着脱自在に装着された刃と、前記切断函に前記
刃の刃先とのクリアランスを調整可能にして取付けら
れ、中心に前記電線の貫通孔を形成した刃受けと、前記
切断函に設けられ前記刃支持桿を刃受けから退去する方
向に付勢するばねとからなる電線切断手段、 (C)前記装置フレームに設けられ、前記刃支持桿が電
線進行方向先方に所要距離進んだ位置にきたときその頭
部を叩くハンマーと、このハンマーの駆動機とからなる
切断駆動手段、 (D)断面が下向き又は横向き開口のコ字状で、背奥面
が前記刃受けの電線貫通孔軸心の延長上に位置するよう
に前記切断函に連接され、前記刃受け寄り内面には背奥
面から電線の厚み分離れてリブが設けられた電線案内函
軌条と、この函軌条に設けられ、その開口を狭めて送り
込まれた切断電線を函軌条内に滞留させるスプリング
と、函軌条の下流側内部に移動・固定可能に装着された
切断条長設定片と、前記装置フレームに設けられ前記函
軌条および切断函を上流側に付勢するスプリングとから
なる電線受入れ切断長設定手段。
上記の如く構成する本発明に係る定尺切断装置は、送り
込み手段から電線が送り込まれると、その電線は、刃受
けの電線貫通孔を経て電線案内函軌条の背奥内面を滑り
ながら進行し、その先端が切断条長設定片に突きあた
り、さらに送り込まれると、スプリングの付勢力に抗し
て電線案内函軌条と、これに連設している切断函は下流
側に押される。その押しが所要距離となると、刃支持桿
の頭部がハンマーで叩かれ、その刃支持桿に装着された
刃により電線が切断され、そののちスプリングの付勢に
よって電線案内函軌条と切断函は元の位置に復帰する。
込み手段から電線が送り込まれると、その電線は、刃受
けの電線貫通孔を経て電線案内函軌条の背奥内面を滑り
ながら進行し、その先端が切断条長設定片に突きあた
り、さらに送り込まれると、スプリングの付勢力に抗し
て電線案内函軌条と、これに連設している切断函は下流
側に押される。その押しが所要距離となると、刃支持桿
の頭部がハンマーで叩かれ、その刃支持桿に装着された
刃により電線が切断され、そののちスプリングの付勢に
よって電線案内函軌条と切断函は元の位置に復帰する。
その切断時は、電線の刃受け寄り側は刃により下に押下
げられ、函軌条内面のリブにより逆もどりが阻止されて
空洞が形成され、次に送り込まれる電線の先端を受入れ
る状態となる(第2図(a)参照)。
げられ、函軌条内面のリブにより逆もどりが阻止されて
空洞が形成され、次に送り込まれる電線の先端を受入れ
る状態となる(第2図(a)参照)。
以下、同様の繰返しによって電線は順次切断され、函軌
条内に収納される。切断されて函軌条内に滞留する電線
は函軌条開口部のスプリングでもって自然落下を阻止さ
れ、送り込まれる電線の先端の進行に従って順次に下降
し、その下降により最外部の電線がスプリングから外れ
て落下する。
条内に収納される。切断されて函軌条内に滞留する電線
は函軌条開口部のスプリングでもって自然落下を阻止さ
れ、送り込まれる電線の先端の進行に従って順次に下降
し、その下降により最外部の電線がスプリングから外れ
て落下する。
ここで、そのスプリングが強すぎると、送り込み電線と
滞留電線との摩擦抵抗が大となって、電線先端が切断条
長設定片に到達する前に函軌条および切断函が動いて所
望より短尺のものが切断されるので、実験的に適度な強
さを選択する。
滞留電線との摩擦抵抗が大となって、電線先端が切断条
長設定片に到達する前に函軌条および切断函が動いて所
望より短尺のものが切断されるので、実験的に適度な強
さを選択する。
また、函軌条を付勢するスプリングが強すぎるときは、
送り込まれた電線が切断済の滞留電線を押し下げて屈曲
して、所望より長尺のものが切断されるので、その強さ
は実験的に選択する必要がある。
送り込まれた電線が切断済の滞留電線を押し下げて屈曲
して、所望より長尺のものが切断されるので、その強さ
は実験的に選択する必要がある。
この実施例に係る定尺切断装置10は、第4図に示すよう
に、前述の電線Pの製造工程において、引取機7の後段
に設けたものであり、その工程は、制御盤8によって制
御される。なお、サプライ4、引取機7は従来周知の構
造のものであり、押出成形機5、冷却水槽6にあって
は、特願平1−199780号、同199781号、同205386号、同
205387号、同251377号、同251378号等に記載の前記第5
図乃至第7図に示す電線Pを押出成形可能なものを適宜
に使用する。
に、前述の電線Pの製造工程において、引取機7の後段
に設けたものであり、その工程は、制御盤8によって制
御される。なお、サプライ4、引取機7は従来周知の構
造のものであり、押出成形機5、冷却水槽6にあって
は、特願平1−199780号、同199781号、同205386号、同
205387号、同251377号、同251378号等に記載の前記第5
図乃至第7図に示す電線Pを押出成形可能なものを適宜
に使用する。
定尺切断装置10は、第1図に示すように機台(装置フレ
ーム)11の一端に電線Pの出・入口を開放した角形箱柱
12が設けられ、この角形箱柱12の開放部12a内面のベー
ス12bに切断函13が電線Pの進路(矢印方向)に対し前
後に摺動可能に設けられている。
ーム)11の一端に電線Pの出・入口を開放した角形箱柱
12が設けられ、この角形箱柱12の開放部12a内面のベー
ス12bに切断函13が電線Pの進路(矢印方向)に対し前
後に摺動可能に設けられている。
切断函13の電線P進路上流側には刃受け15がクリアラン
ス調整ナット18により前後進調節可能に嵌入されてい
る。尚、18aはワッシャー、18bはロックナットで、後記
刃17と刃受け15とのクリアランスを調整後、ロックナッ
ト18bで刃受け15を固定する。
ス調整ナット18により前後進調節可能に嵌入されてい
る。尚、18aはワッシャー、18bはロックナットで、後記
刃17と刃受け15とのクリアランスを調整後、ロックナッ
ト18bで刃受け15を固定する。
切断函13中心垂直方向には刃支持桿14を摺動可能に受入
れる角孔13aがあけられている。刃支持桿14は、第3図
に示す形状で、角孔13aの下部から嵌挿され、下部の張
出し14aが切断函13下面に当って通り抜けないようにし
ている。
れる角孔13aがあけられている。刃支持桿14は、第3図
に示す形状で、角孔13aの下部から嵌挿され、下部の張
出し14aが切断函13下面に当って通り抜けないようにし
ている。
刃支持桿14を切断函13に嵌挿すると、ピン19aを刃支持
桿14のピン孔14bに嵌通し、そのピン19aの両突出端と切
断函13上面との間にトーションスプリング19が介装され
て、刃支持桿14が引き上げられる。刃支持桿14の刃受け
15に対する面には蟻溝14cが刻られて蟻の外形を持つ
刃17が嵌装されている。尚、16はアンビルである。
桿14のピン孔14bに嵌通し、そのピン19aの両突出端と切
断函13上面との間にトーションスプリング19が介装され
て、刃支持桿14が引き上げられる。刃支持桿14の刃受け
15に対する面には蟻溝14cが刻られて蟻の外形を持つ
刃17が嵌装されている。尚、16はアンビルである。
上記切断函13の下流側には断面コ字状の電線案内函軌条
22(以下、函軌条という)が連接されていて、その長さ
方向の適宜の間隔で電線Pを函軌条22内に滞留させるた
めのスプリング27が函軌条22の開口を狭めるように装着
されている。この函軌条22内面一端側(第1図右側の刃
受け15側)には、第2図(a)に示すように、背奥面か
ら、電線Pの厚みt分(第5図参照)離れてリブ26が設
けられており、このリブ26により、後述の刃17による電
線P下降時の上方への復帰が阻止される。また、函軌条
22の他端側には切断条長設定片25が長さ方向に移動固定
可能に設けられており、この設定片25には所要位置でビ
ス止めされ、電線Pが函軌条22に送り込まれてその先端
が設定片21にあたると、電線Pの進行につれて函軌条22
及び切断函13が移動する。なお、図中23は函軌条22の支
持ローラである。
22(以下、函軌条という)が連接されていて、その長さ
方向の適宜の間隔で電線Pを函軌条22内に滞留させるた
めのスプリング27が函軌条22の開口を狭めるように装着
されている。この函軌条22内面一端側(第1図右側の刃
受け15側)には、第2図(a)に示すように、背奥面か
ら、電線Pの厚みt分(第5図参照)離れてリブ26が設
けられており、このリブ26により、後述の刃17による電
線P下降時の上方への復帰が阻止される。また、函軌条
22の他端側には切断条長設定片25が長さ方向に移動固定
可能に設けられており、この設定片25には所要位置でビ
ス止めされ、電線Pが函軌条22に送り込まれてその先端
が設定片21にあたると、電線Pの進行につれて函軌条22
及び切断函13が移動する。なお、図中23は函軌条22の支
持ローラである。
角形箱柱12の上部にはクロスストローク機構21が設けら
れて、この機構21によってハンマー20が常時上下に往復
動する。クロスストリーク機構21は、常時回転のフライ
ホイールWの軸心軸21aに固着された偏心軸21cが前記ハ
ンマー20のブロック20a内摺動子21bの孔に嵌入されてお
り、その偏心軸21cの回転により、第1図鎖線のごとく
摺動子21bが横方向に移動するとともに上下方向に移動
してブロック20a、すなわちハンマー20を押し下げる。
このため、このハンマー20の下方に前記アンビル16上面
が対向した時(第1図鎖線状態)、その上面がハンマー
20により叩かれてアンビル16すなわち刃支持桿14が下降
し、電線Pが切断される。
れて、この機構21によってハンマー20が常時上下に往復
動する。クロスストリーク機構21は、常時回転のフライ
ホイールWの軸心軸21aに固着された偏心軸21cが前記ハ
ンマー20のブロック20a内摺動子21bの孔に嵌入されてお
り、その偏心軸21cの回転により、第1図鎖線のごとく
摺動子21bが横方向に移動するとともに上下方向に移動
してブロック20a、すなわちハンマー20を押し下げる。
このため、このハンマー20の下方に前記アンビル16上面
が対向した時(第1図鎖線状態)、その上面がハンマー
20により叩かれてアンビル16すなわち刃支持桿14が下降
し、電線Pが切断される。
この実施例は以上のように構成されており、つぎにその
作用につてい説明する。
作用につてい説明する。
まず、始業に際して、第2図(a)(b)に示すように
予め定尺切断されて電線Pを函軌条22内に充てん、滞留
させ、次に送り込れる電線Pの先端が切断条長設定片25
に突き当ったとき電線が屈曲しないようにしている。
予め定尺切断されて電線Pを函軌条22内に充てん、滞留
させ、次に送り込れる電線Pの先端が切断条長設定片25
に突き当ったとき電線が屈曲しないようにしている。
この状態から、いま、引取機7から刃受け15に電線Pが
送り込まれると、その電線Pは函軌条22内に入って切断
条長設定片25に当たり、その設定片25を介しスプルング
24に抗して函軌条22及び切断函13を第1図左方に移動さ
せる。この移動は、保護被覆2が硬質樹脂のため、電線
Pが屈曲することなく行われる。その移動量が一定量、
すなわち、刃17からの送り出し長さが3mとなると、同図
鎖線のごとくアンビル16がハナマー20の下方に位置して
叩かれ、刃支持桿14が下降して、刃17及び刃受け15によ
り電線Pが定尺に切断される。
送り込まれると、その電線Pは函軌条22内に入って切断
条長設定片25に当たり、その設定片25を介しスプルング
24に抗して函軌条22及び切断函13を第1図左方に移動さ
せる。この移動は、保護被覆2が硬質樹脂のため、電線
Pが屈曲することなく行われる。その移動量が一定量、
すなわち、刃17からの送り出し長さが3mとなると、同図
鎖線のごとくアンビル16がハナマー20の下方に位置して
叩かれ、刃支持桿14が下降して、刃17及び刃受け15によ
り電線Pが定尺に切断される。
この切断時、刃17が電線Pを下方に押すため、第2図
(a)のごとく、函軌条22内の電線Pの切断函13側は下
降して、その状態がリブ26により維持され、電線Pの送
り込みレベルに空間Sが生じる。このため、切断後、ス
プリング24により、函軌条22及び切断函13が復帰する
が、それにつれてつぎに送りこまれら電線Pはその空間
Sに入り込んで(第2図(a)鎖線の状態)、前にある
電線Pを押し下げながら進行する。この作用が繰り返さ
れると、函軌条22の下面開口に臨む電線Pはその開口か
らスプリング27の爪27aを押し開いて順次に機台11内に
払い出される(第2図鎖線状態)。
(a)のごとく、函軌条22内の電線Pの切断函13側は下
降して、その状態がリブ26により維持され、電線Pの送
り込みレベルに空間Sが生じる。このため、切断後、ス
プリング24により、函軌条22及び切断函13が復帰する
が、それにつれてつぎに送りこまれら電線Pはその空間
Sに入り込んで(第2図(a)鎖線の状態)、前にある
電線Pを押し下げながら進行する。この作用が繰り返さ
れると、函軌条22の下面開口に臨む電線Pはその開口か
らスプリング27の爪27aを押し開いて順次に機台11内に
払い出される(第2図鎖線状態)。
前記実施例において、クロスストローク機構21に代え
て、エアシリンダ、電磁プランジャ等の往復駆動機を採
用することができる。
て、エアシリンダ、電磁プランジャ等の往復駆動機を採
用することができる。
また、電線Pがその長辺を垂直(上下)にして押出成形
されるときは、この定尺切断装置10を横にいてクロスス
ロローク機構21を水平にし、函軌条22の開口を横向きと
する。
されるときは、この定尺切断装置10を横にいてクロスス
ロローク機構21を水平にし、函軌条22の開口を横向きと
する。
本発明は、以上のように構成し、函軌条内で切断された
電線を支持したのち払い出すようにしたので、人が常に
付く必要もなく、切断長が極めて正確になり、コストの
低減を図ることができる。
電線を支持したのち払い出すようにしたので、人が常に
付く必要もなく、切断長が極めて正確になり、コストの
低減を図ることができる。
第1図は本発明に係る定尺切断装置の一実施例の要部切
断正面図、第2図は第1図の切断右側面図であり、同図
(a)はA−A断面、同図(b)はB−B断面、第3図
は第1図の刃支持桿及び刃の斜視図、第4図は同実施例
を接地引下げ用電線の製造工程に設けた概略図、第5図
乃至第7図は接地引下げ用電線の各例の断面図、第8図
は電柱における接地引下げ電線の付設説明図、第9図は
第8図のX−X線断面図である。 P……接地引下げ用電線、M……アースモール、H……
電柱、W……フライホイール、1……絶縁電線、2……
保護被覆、3……空洞、4……サプライ、5……押出成
形機、6……冷却水槽、7……引取機、10……定尺切断
装置、11……機台(装置フレーム)、12……角形箱柱、
13……切断函、14……刃支持桿、15……刃受け、16……
アンビル、17……刃、19……ばね(トーションスプリン
グ)、20……ハンマー、21……クロスストローク機構、
21c……偏心軸、21b……摺動子、22……函軌条、23……
支えローラ、24……スプリング、25……切断条長設定
片、26……リブ、27……スプリング、27a……爪。
断正面図、第2図は第1図の切断右側面図であり、同図
(a)はA−A断面、同図(b)はB−B断面、第3図
は第1図の刃支持桿及び刃の斜視図、第4図は同実施例
を接地引下げ用電線の製造工程に設けた概略図、第5図
乃至第7図は接地引下げ用電線の各例の断面図、第8図
は電柱における接地引下げ電線の付設説明図、第9図は
第8図のX−X線断面図である。 P……接地引下げ用電線、M……アースモール、H……
電柱、W……フライホイール、1……絶縁電線、2……
保護被覆、3……空洞、4……サプライ、5……押出成
形機、6……冷却水槽、7……引取機、10……定尺切断
装置、11……機台(装置フレーム)、12……角形箱柱、
13……切断函、14……刃支持桿、15……刃受け、16……
アンビル、17……刃、19……ばね(トーションスプリン
グ)、20……ハンマー、21……クロスストローク機構、
21c……偏心軸、21b……摺動子、22……函軌条、23……
支えローラ、24……スプリング、25……切断条長設定
片、26……リブ、27……スプリング、27a……爪。
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁導体1の直上又は周りに硬質プラスチ
ックを材料とする横断面が三日月状又は偏平台形状の外
被2が押出成形された接地引下げ用電線Pを送り込む手
段A、 ・装置フレーム11に前記電線Pの進行方向に往復移動可
能に設けられた切断函13と、この切断函13に前記電線P
進行方向直角に往復移動可能に設けられた刃支持桿14
と、この刃支持桿14に着脱自在に装着された刃17と、前
記切断函13に前記刃17の刃先とのクリアランスを調整可
能にして取付けられ、中心に前記電線Pの貫通孔を形成
した刃受け15と、前記切断函13に設けられ前記刃支持桿
14を刃受け15から退去する方向に付勢するばね19とから
なる電線切断手段B、 ・前記装置フレーム11に設けられ、前記刃支持桿14が電
線P進行方向先方に所要距離進んだ位置にきたときその
頭部を叩くハンマー20と、このハンマー20の駆動機21と
からなる切断駆動手段C、 ・断面が下向き又は横向き開口のコ字状で、背奥面が前
記刃受け15の電線貫通孔軸心の延長上に位置するように
前記切断函13に連接され、前記刃受け15寄り内面には背
奥面から電線P厚み分離れてリブ26が設けられた電線案
内函軌条22と、この函軌条22に設けられ、その開口を狭
めて送り込まれた切断電線Pを函軌条22内に滞留させる
スプリング27と、函軌条22の下流側内部に移動・固定可
能に装着された切断条長設定片25と、前記装置フレーム
11に設けられ前記函軌条22および切断函13を上流側に付
勢するスプリング24とからなる電線受入れ切断長設定手
段D、 上記各手段A、B、C、Dとから成る接地引下げ用電線
の定尺切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10963290A JPH0719487B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 接地引下げ用電線の定尺切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10963290A JPH0719487B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 接地引下げ用電線の定尺切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046716A JPH046716A (ja) | 1992-01-10 |
JPH0719487B2 true JPH0719487B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14515202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10963290A Expired - Lifetime JPH0719487B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 接地引下げ用電線の定尺切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719487B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112024A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-05-22 | 金华职业技术学院 | 气动绳子裁剪机 |
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-
1990
- 1990-04-24 JP JP10963290A patent/JPH0719487B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103112024A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-05-22 | 金华职业技术学院 | 气动绳子裁剪机 |
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JPH046716A (ja) | 1992-01-10 |
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