JPH0719487A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0719487A
JPH0719487A JP16200693A JP16200693A JPH0719487A JP H0719487 A JPH0719487 A JP H0719487A JP 16200693 A JP16200693 A JP 16200693A JP 16200693 A JP16200693 A JP 16200693A JP H0719487 A JPH0719487 A JP H0719487A
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JP
Japan
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heating
microwave
cooking chamber
supply port
supplying
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Application number
JP16200693A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Noguchi
浩幸 野口
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理物が冷凍された汁物であるときでも、調
理物の上下部における加熱むらをなくす。 【構成】 マグネトロンから出力されるマイクロ波を調
理室に導く導波管を縦長に構成し、上部供給口及び下部
供給口を設ける。モータにより回動されることによりそ
れら上部供給口及び下部供給口を夫々開閉する開閉板を
設ける。「シチューの解凍,あたため」等の調理物が冷
凍された汁物であるときには、ガスセンサの検出に基づ
いて、解凍調理が完了するまでは、上部供給口と下部供
給口との両方からマイクロ波を供給するようにする(S
2〜S9)。解凍調理が完了し液状物のあたための調理
に移行すると(S9:Yes)、下部供給口のみからマ
イクロ波を供給するようにする(S11〜13)。これ
にて、調理物の状態に適した加熱態様での加熱調理を実
行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理室内へのマイクロ
波の供給制御に改良を施した電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子レンジでは、調理室
の天井壁もしくは側壁の上部にマイクロ波供給口を有
し、マグネトロンにより生成したマイクロ波をこのマイ
クロ波供給口から調理室内に供給して調理物を加熱調理
するようにしている。この場合、冷凍保存しておいたシ
チュー,スープ,味噌汁などの汁物を、解凍し引続きあ
たためる調理も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、マイクロ波の照射パターンが常に一定である
(調理物に上方から照射される)ため、調理物の加熱む
らが起りやすく、冷凍された汁物を解凍しあたためる調
理を行った場合に、調理物の上部は十分にあたたかく加
熱されているものの、下の方では未だに冷たいままであ
ったり、凍ったかたまりが残っていたりする不具合があ
った。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、調理物が冷凍された汁物であるときで
も、調理物の上下部における加熱むらをなくすことがで
きる電子レンジを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
マイクロ波を調理室内に供給するための供給口を調理室
側壁の上下部に夫々設けると共に、調理物が冷凍された
汁物であるときには、加熱調理の初期において前記上部
供給口及び下部供給口の両方からマイクロ波を供給する
第1の加熱態様を実行し、その後、下部供給口のみから
又は主として下部供給口からマイクロ波を供給する第2
の加熱態様に切換えるマイクロ波供給制御手段を設けた
ところに特徴を有する。
【0006】この場合、マイクロ波供給制御手段を、調
理室内の水蒸気を検出するガスセンサの検出に基づい
て、第1の加熱態様から第2の加熱態様への切換えを行
うように構成すれば効果的となり、このとき、ガスセン
サの出力値がピーク値から所定の割合変化したことに基
づいて、第1の加熱態様から第2の加熱態様への切換え
を行うようにすることもできる。
【0007】
【作用】本発明者等の研究によれば、冷凍物を解凍する
にあたっては、冷凍物に対して全体にわたってマイクロ
波を照射することにより、加熱むらなく全体の解凍を行
うことができ、一方、液状物を加熱してあたためるにあ
たっては、液状物を下部から加熱することにより、対流
によって液状物の上下部を均等に加熱することができる
ことが判明した。つまり、冷凍物の解凍の加熱調理に
は、冷凍物に対して上下両側からマイクロ波を照射する
ことが適しており、液状物のあたための加熱調理には、
液状物に対して下部側からマイクロ波を照射することが
適しているのである。
【0008】上記手段によれば、マイクロ波を調理室内
に供給するための供給口を調理室側壁の上下部に夫々設
けたので、調理室側壁の上部部分及び下部部分から夫々
マイクロ波を供給することができる。そして、調理物が
冷凍された汁物であるときには、マイクロ波供給制御手
段により、まず、上部供給口及び下部供給口の両方から
マイクロ波を供給する第1の加熱態様による加熱が実行
されるので、調理物の解凍が効果的に行われて調理物が
液状とされる。この後、下部供給口のみから又は主とし
て下部供給口からマイクロ波を供給する第2の加熱態様
に切換えられ、液状となった調理物が下部側から加熱さ
れてあたためられる。従って、調理物の状態に応じた最
適な加熱態様にて加熱調理を実行することができる。
【0009】また、この場合、調理室内の水蒸気を検出
するガスセンサにより、調理物の解凍が終了する時期を
知ることができるので、ガスセンサの検出に基づいて第
1の加熱態様から第2の加熱態様への切換えを行うよう
に構成すれば、より効率的な加熱調理を行うことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
して説明する。まず、本実施例に係る電子レンジの概略
構成について簡単に述べる。図2に示すように、電子レ
ンジの本体1内には調理室2が設けられ、その前面に扉
3が開閉可能に設けられている。前記調理室2内の底部
には、図示しない調理物が載置される回転皿4が設けら
れ、この回転皿4は、本体1内に設けられたターンテー
ブル駆動用モータ5(図3にのみ図示)により回転され
るようになっている。さらに、詳しく図示はしないが、
前記回転皿4を支持する駆動軸は重量センサ6(図3参
照)に接続され、この重量センサ6により、調理物の重
量が検出されるようになっている。
【0011】一方、本体1の前面には、前記扉3の右側
に位置して操作パネル7が設けられている。この操作パ
ネル7には、使用者が調理態様(メニュー)の選択や調
理開始の指示等を行うための各種の操作キー8が設けら
れていると共に、時刻や各種のメッセージ等を表示する
ための表示器9が設けられている。そして、この操作パ
ネル7の背面側には、図示しない機械室が設けられ、こ
の機械室内に、図3に示すように、マグネトロン10及
びその駆動回路、冷却ファン11、後述する制御装置1
2等が設けられている。
【0012】さて、前記マグネトロン10から出力され
るマイクロ波は、導波管13を通して前記調理室2内に
供給されるのであるが、図2,図4及び図5に示すよう
に、調理室2の右側壁2aの上下部には、夫々マイクロ
波を供給するための上部供給口14及び下部供給口15
が形成されている。そして、図4及び図5に示すよう
に、前記導波管13は右側壁2aの外側に、前記上部供
給口14及び下部供給口15を含むように上下に長く構
成され、前記マグネトロン10のアンテナ10aは、そ
の導波管13の中間部即ち上部供給口14と下部供給口
15との間に位置されている。
【0013】そして、前記上部供給口14及び下部供給
口15、夫々開閉板16及び17により開閉されるよう
になっている。いま、開閉板16についての開閉構造に
ついて述べる。図4に示すように、前記右壁部2aの裏
側には図示しない取付具を介して上開閉板駆動用モータ
18が取り付けられており、この上開閉板駆動用モータ
18の回転軸18aは開閉板16の回動軸に連結されて
いる。また、このモータ18の回転軸18aにはギア1
9が一体回転するように取付けられている。さらに、上
開閉板駆動用モータ18と並ぶようにしてポテンショメ
ータ20が設けられており、このポテンショメータ20
の入力軸20aには前記ギア19と噛み合うギア21が
取付けられている。
【0014】上記ポテンショメータ20は、図6および
図7に示すように摺動抵抗器からなるものであり、上開
閉板駆動用モータ18の回転角、従って開閉板16の回
動角に応じて摺動接点20bが摺動し、これにて出力電
圧Vpが変化するようになっている(図8参照)。この
結果、出力電圧Vpから開閉板16の回動角度が判るよ
うになっている。
【0015】尚、下部の開閉板17の開閉構造も開閉板
16と同様に構成されており、従って、図4に示すよう
に、下開閉板駆動用モータ22、ギア23、ポテンショ
メータ24、ギア24aが設けられている。
【0016】図3は上記各部の電気的構成を示してい
る。前記制御装置12は、マイクロコンピュータを主体
として構成されており、前記重量センサ6、各種の操作
キー8、ポテンショメータ20及び24からの信号が入
力されると共に、扉3の開閉を検出する扉スイッチ2
5、調理室2内の水蒸気量(濃度)を検出するガスセン
サ26からの信号が入力されるようになっている。この
ガスセンサ26は、調理室2内の空気を排出するための
排気通路(図示せず)に設けられており、図9に示すよ
うに、排気通路を通過する空気中の水蒸気量(濃度)に
応じた電圧Vsを出力するようになっている。この場
合、検出水蒸気量が多くなるほどガスセンサ26の出力
電圧は低くなる構成である。
【0017】そして、制御装置12は、それらの入力信
号に基づき予め記憶された調理プログラム等に従って、
前記ターンテーブル駆動用モータ5、表示器9、マグネ
トロン10、冷却ファン11、上開閉板駆動用モータ1
8、下開閉板駆動用モータ22を制御すると共に、ブザ
ー27の鳴動を制御し、もって調理運転を実行するよう
になっている。
【0018】このとき、詳しくは後の作用説明にて述べ
るように、制御装置12は、そのソフトウエア構成によ
り、調理物が冷凍保存しておいたシチュー,スープ,味
噌汁などの汁物であるときには、加熱調理の初期におい
て、前記上部供給口14及び下部供給口15の両方から
調理室2内にマイクロ波を供給する第1の加熱態様を実
行し、その後、下部供給口15のみからマイクロ波を供
給する第2の加熱態様に切換えるようになっている。従
って、この制御装置12等から、本発明にいうマイクロ
波供給制御手段が構成されている。また、本実施例で
は、第1の加熱態様から第2の加熱態様への切換えは、
前記ガスセンサ26の検出に基づいて行われるようにな
っている。
【0019】次に、上記構成の作用について図1及び図
9も参照して述べる。今、使用者が、例えば冷凍保存し
ておいたシチューを解凍しあたためる調理を行いたい場
合には、冷凍状態のシチューを収容した容器を回転皿4
上に置いて調理室2内に収容し、操作パネル7の操作キ
ー8を操作して「シチューの解凍,あたため」を指定
し、引続きスタートキーを操作する。すると、制御装置
12は、図1のフローチャートに示す手順で、調理動作
を実行する。また、図9は、この調理動作時の時間経過
に伴う、ガスセンサ26の出力変化の一例を示してい
る。
【0020】まず、ステップS1にて、T1時間(例え
ば数秒間)のクリーニング運転が実行される。このクリ
ーニング運転は、冷却ファン11を駆動して調理室2内
の残留ガスを排出するものであり、図9に示す期間a
(時間T1)がこのクリーニング運転の期間となる。ク
リーニング運転が終了すると(ステップS1にてYe
s)、次のステップS2にて、モータ18及び22によ
り夫々開閉板16及び17が駆動され、上部供給口14
及び下部供給口15が共に開放される。そして、ステッ
プS3にて、ガスセンサ26の出力のピーク値を記憶す
るための変数Vsmaxに0が代入される。引続き、ス
テップS4にてマグネトロン10が駆動されて加熱動作
が開始され、これと共に、ステップS5にてタイムカウ
ントが開始される。
【0021】これにて、上部供給口14と下部供給口1
5との両方から調理室2内にマイクロ波を供給する第1
の調理態様による加熱が実行されるようになる。ここ
で、本発明者等の研究によれば、冷凍物の解凍の加熱調
理には、冷凍物に対して上下両側からマイクロ波を照射
することが適していることが判明した。このときには、
調理物即ち冷凍状態のシチューに対して、全体にわたっ
てほぼ均等にマイクロ波が照射されるようになり、以
て、加熱むらなく全体の解凍が進行するようになるので
ある。
【0022】ところが、調理物の解凍が完了して液状物
となった状態では、この第1の調理態様による加熱で
は、液状物の下部の加熱度合が上部に比べて低くなるこ
とになる。本発明者等の研究によれば、液状物を下部か
ら加熱することにより、対流によって液状物の上下部を
均等に加熱することができ、液状物のあたための加熱調
理には、液状物に対して下部側からマイクロ波を照射す
ることが適していることが判明した。そこで、冷凍シチ
ューの解凍が完了して液状物となったところで、後述す
る第2の加熱態様に切換えられるのであるが、本実施例
では、ガスセンサ26の出力値Vsに基づいて、次のス
テップS6〜S9によってこの切換えタイミングを得る
ようにしている。
【0023】即ち、図9に示すように、解凍調理の開始
初期においては、しばらくはガスセンサ26の出力値V
sが上昇する傾向にあり(期間b1)、遂にピーク値P
に至る。そして、ピーク値Pを過ぎれば、解凍の進行に
伴なう水蒸気の発生により、ガスセンサ26の出力値V
sが次第に下降するようになる。ガスセンサ26の出力
値Vsがピーク値P(Vsmax)から所定の割合αだ
け変化したところ(期間b2)、即ち、出力値Vsがα
・Vsmaxとなった時点で、解凍が完了したと判断す
ることができるのである。
【0024】そこで、図1のフローチャートに戻って、
ステップS6にて、第1の加熱態様による加熱動作(解
凍調理)中には、ガスセンサ26の出力値Vsが常に監
視され、その出力値Vsが変数Vsmaxと比較される
(ステップS7)。そして、出力値Vsが変数Vsma
x以上であるときには(ステップS7にてNo)、ステ
ップS8にて、その出力値Vsが変数Vsmaxに代入
されて変数Vsmaxの値が更新されていく(図9に示
す期間b1)。このように変数Vsmaxの値が更新さ
れることにより、最終的には、変数Vsmaxにピーク
値Pが記憶されるようになる。
【0025】そして、期間b1を過ぎると、今度は、出
力値Vsが変数Vsmaxよりも小さくなる(ステップ
S7にてYes)。そこで、ステップS9にて、出力値
Vsと、α・Vsmaxの値とが比較される。上述のよ
うに、ガスセンサ26の出力値Vsがα・Vsmaxと
なった時点(期間b2が経過)で、解凍が完了したと判
断することができる(ステップS9にてYes)。
【0026】これにより、第1の加熱態様による期間b
の解凍の調理が終了し、ステップS10にて、上部供給
口14が閉塞されて下部供給口15が開放され、以て下
部供給口15のみから調理室2内にマイクロ波を供給す
る第2の加熱態様による加熱に切換えられる。また、こ
のとき、第1の加熱態様による加熱時間t0(期間b)
が記憶され(ステップS11)、新たなタイムカウント
が開始される(ステップS12)。
【0027】これにて、液状となったシチューに対し
て、液状物に最適な下部側からマイクロ波が照射される
第2の加熱態様によるあたための加熱調理が実行される
ようになり、シチューは下部から加熱されて対流によっ
て上下部が均等な温度にあたためられるようになるので
ある。
【0028】本実施例では、この第2の加熱態様による
あたための調理を、解凍の調理に要した時間t0に所定
の係数βを乗算した時間(図9に示す期間c)だけ行う
ようにしている(ステップS13)。加熱時間(β・t
0)が経過すると(ステップS13にてYes)、マグ
ネトロン10及び冷却ファン11の駆動が停止されて加
熱動作が終了され(ステップS14)、引続き調理終了
を知らせるためのブザー27が鳴らされ(ステップS1
5)、もって冷凍シチューの解凍及びあたための加熱調
理が終了するのである。
【0029】このように本実施例によれば、マイクロ波
を調理室2内に供給するための供給口14,15を調理
室2の側壁の上下部に夫々設け、調理物が冷凍されたシ
チューのような汁物であるときには、解凍調理時におい
て前記上部供給口14及び下部供給口15の両方からマ
イクロ波を供給する第1の加熱態様を実行し、液状物の
あたための調理時においては、下部供給口15のみから
マイクロ波を供給する第2の加熱態様の実行に切換える
ようにしたので、調理物の状態に適した加熱態様での加
熱調理を実行することができる。
【0030】この結果、冷凍された汁物を解凍しあたた
める調理を行った場合でも、従来のような、調理物の上
部は十分にあたたかく加熱されているものの、下の方で
は未だに冷たいままであったり凍ったかたまりが残って
いたりすることがなくなり、調理物の上下部における加
熱むらをなくすことができるものである。
【0031】尚、上記実施例では、第2の調理態様を、
下部供給口15のみからマイクロ波を供給する形態とし
たが、例えば上部供給口14の開口時間や開口度合(開
閉板の角度)を、下部供給口15の開口時間や開口度合
よりも小さくすることにより、主として下部供給口15
からマイクロ波を供給する形態としても、同様の作用,
効果を得ることができるものである。また、上記実施例
では、第1の加熱態様から第2の加熱態様への切換え
を、ガスセンサ26の検出に基づいて行うようにした
が、例えば重量センサの検出した調理物の重量に基づい
て、夫々の態様の加熱時間を決定するように構成しても
良い。
【0032】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
各実施例に限定されるものではなく、例えば開閉板をモ
ータにより回動させる構成に代えてシリンダ等によりス
ライド移動させることにより供給口の開閉を行う構成と
しても良く、また、光センサなどを設けて調理物を自動
判別する構成としても良いなど、要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施し得るものである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の電子レンジによれば、マイクロ波を調理室内に供給す
るための供給口を調理室側壁の上下部に夫々設けると共
に、調理物が冷凍された汁物であるときには、加熱調理
の初期において前記上部供給口及び下部供給口の両方か
らマイクロ波を供給する第1の加熱態様を実行し、その
後、下部供給口のみから又は主として下部供給口からマ
イクロ波を供給する第2の加熱態様に切換えるマイクロ
波供給制御手段を設けたので、調理物が冷凍された汁物
であるときでも、調理物の上下部における加熱むらをな
くすことができるという優れた実用的効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、「シチュ
ーの解凍,あたため」の場合の制御手順を示すフローチ
ャート
【図2】全体の斜視図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】導波管部分の構成を示す斜視図
【図5】導波管部分の構成を示す縦断正面図
【図6】ポテンショメータの内部構成を示す縦断正面図
【図7】ポテンショメータの回路構成を示す図
【図8】ポテンショメータの出力特性を示す図
【図9】時間経過とガスセンサの出力との関係を示す図
【符号の説明】
図面中、1は本体、2は調理室、4は回転皿、6は重量
センサ、7は操作パネル、8は操作キー、10はマグネ
トロン、12は制御装置、13は導波管、14は上部供
給口、15は下部供給口、16,17は開閉板、18,
22はモータ、26はガスセンサを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室内にマイクロ波を供給することに
    より、該調理室内に収容された調理物を加熱するものに
    おいて、 マイクロ波を調理室内に供給するための供給口を前記調
    理室側壁の上下部に夫々設けると共に、 前記調理物が冷凍された汁物であるときには、加熱調理
    の初期において前記上部供給口及び下部供給口の両方か
    らマイクロ波を供給する第1の加熱態様を実行し、その
    後、下部供給口のみから又は主として下部供給口からマ
    イクロ波を供給する第2の加熱態様に切換えるマイクロ
    波供給制御手段を設けたことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 マイクロ波供給制御手段は、調理室内の
    水蒸気を検出するガスセンサの検出に基づいて、第1の
    加熱態様から第2の加熱態様への切換えを行うように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レン
    ジ。
  3. 【請求項3】 マイクロ波供給制御手段は、ガスセンサ
    の出力値がピーク値から所定の割合変化したことに基づ
    いて、第1の加熱態様から第2の加熱態様への切換えを
    行うように構成されていることを特徴とする請求項2記
    載の電子レンジ。
JP16200693A 1993-06-30 1993-06-30 電子レンジ Pending JPH0719487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120126983A (ko) * 2011-05-13 2012-11-21 엘지전자 주식회사 전자레인지

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120126983A (ko) * 2011-05-13 2012-11-21 엘지전자 주식회사 전자레인지

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