JPH07194496A - 浴室ハーフユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方法 - Google Patents
浴室ハーフユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方法Info
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- JPH07194496A JPH07194496A JP5353786A JP35378693A JPH07194496A JP H07194496 A JPH07194496 A JP H07194496A JP 5353786 A JP5353786 A JP 5353786A JP 35378693 A JP35378693 A JP 35378693A JP H07194496 A JPH07194496 A JP H07194496A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 浴室ハーフユニットにあって、需要者の要求
する洗い場床面からの浴槽高さを満足させるため、多種
寸法の大形な成形型を用意することなしに、当該要求を
高精度に充足させ、かつ、簡易な作業により安価な製品
の提供を可能とする。 【構成】 要求される浴槽２の各高さＨ1 、Ｈ2 に対応
して、ハーフユニット本体１の底部１ａに長短各種の寸
法をもつ脚台３から、所定寸法のものを選定して固設
し、これを浴槽据置床面Ｒ1 に載設する。ハーフユニッ
ト本体１の洗い場部１ａに隣設した浴槽装入部１ｂには
装入用開口１ｃを開設し、これに浴槽２を落し込んで、
浴槽据置床面Ｒ1 に載置し、必要に応じ大小の遮蔽エプ
ロン板体４から選定したものを浴槽２の開口フランジ２
ｃとハーフユニット本体１の上端縁１ｅ間に嵌装して、
浴槽高さＨ1 、Ｈ2 を要求寸法に整合させる。
する洗い場床面からの浴槽高さを満足させるため、多種
寸法の大形な成形型を用意することなしに、当該要求を
高精度に充足させ、かつ、簡易な作業により安価な製品
の提供を可能とする。 【構成】 要求される浴槽２の各高さＨ1 、Ｈ2 に対応
して、ハーフユニット本体１の底部１ａに長短各種の寸
法をもつ脚台３から、所定寸法のものを選定して固設
し、これを浴槽据置床面Ｒ1 に載設する。ハーフユニッ
ト本体１の洗い場部１ａに隣設した浴槽装入部１ｂには
装入用開口１ｃを開設し、これに浴槽２を落し込んで、
浴槽据置床面Ｒ1 に載置し、必要に応じ大小の遮蔽エプ
ロン板体４から選定したものを浴槽２の開口フランジ２
ｃとハーフユニット本体１の上端縁１ｅ間に嵌装して、
浴槽高さＨ1 、Ｈ2 を要求寸法に整合させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は浴室ハーフユニットにあ
って、防水パンと呼ばれるハーフユニット本体における
洗い場の床面から浴槽の上端である開口フランジまでの
浴槽高さを、需要者の要求に応じて簡易に調整すること
により、当該要求を充足し得るようにした浴槽高さの調
整方法に関する。
って、防水パンと呼ばれるハーフユニット本体における
洗い場の床面から浴槽の上端である開口フランジまでの
浴槽高さを、需要者の要求に応じて簡易に調整すること
により、当該要求を充足し得るようにした浴槽高さの調
整方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記浴室ハーフユニットにあっては、図
３の（Ａ）に示す通り、ハーフユニット本体ＨＵ1 を、
浴槽部ａと洗い場部ｂとが、曲成された連結部ｃによっ
て一体に成形するか、同上図（Ｂ）に例示する如く、浴
槽載置部ｄと、これより高く形成した洗い場部ｅとを一
体に成形してハーフユニット本体ＨＵ2 とし、上記の低
位である浴槽載置部ｄ上に、別途用意した浴槽ＢＴを載
置するようにしている。
３の（Ａ）に示す通り、ハーフユニット本体ＨＵ1 を、
浴槽部ａと洗い場部ｂとが、曲成された連結部ｃによっ
て一体に成形するか、同上図（Ｂ）に例示する如く、浴
槽載置部ｄと、これより高く形成した洗い場部ｅとを一
体に成形してハーフユニット本体ＨＵ2 とし、上記の低
位である浴槽載置部ｄ上に、別途用意した浴槽ＢＴを載
置するようにしている。
【０００３】ところが、需要者からは、上記の図３にあ
って、洗い場部ｂ、ｅの床面から浴槽部ａ、浴槽ＢＴの
開口フランジａ′、ＢＴ′までの浴槽高さＨにつき高低
様々な要求を提示されることとなるが、従来これに対応
する手段としては、図３（Ａ）の場合、ハーフユニット
本体ＨＵ1 の成形型に各種寸法のものを用意しておき、
当該多種の中から選定してもらうこととなり、また図３
（Ｂ）の如きものにあっても、ハーフユニット本体ＨＵ
2 だけでなく浴槽ＢＴについても、多種寸法のものを用
意し、これらを需要に応じて組み合わせるなどの手段が
採られている。
って、洗い場部ｂ、ｅの床面から浴槽部ａ、浴槽ＢＴの
開口フランジａ′、ＢＴ′までの浴槽高さＨにつき高低
様々な要求を提示されることとなるが、従来これに対応
する手段としては、図３（Ａ）の場合、ハーフユニット
本体ＨＵ1 の成形型に各種寸法のものを用意しておき、
当該多種の中から選定してもらうこととなり、また図３
（Ｂ）の如きものにあっても、ハーフユニット本体ＨＵ
2 だけでなく浴槽ＢＴについても、多種寸法のものを用
意し、これらを需要に応じて組み合わせるなどの手段が
採られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によるとき
は、前期のように需要者の要求を満足させるため、各種
各様のハーフユニット本体や浴槽について、高価な成形
型を多数用意して対応しなければならず、このため極め
て作業性が悪く、高価なものを提供することになるだけ
でなく、需要者は予め規定された各種寸法のものから選
ぶので、自分の希望を１００％充足することは可能とな
っている。
は、前期のように需要者の要求を満足させるため、各種
各様のハーフユニット本体や浴槽について、高価な成形
型を多数用意して対応しなければならず、このため極め
て作業性が悪く、高価なものを提供することになるだけ
でなく、需要者は予め規定された各種寸法のものから選
ぶので、自分の希望を１００％充足することは可能とな
っている。
【０００５】本発明は上記従来の難点につき鑑み、請求
項１、２の浴室ハーフユニットにおける洗い場床面から
の浴槽高さ調整方法にあっては、ハーフユニット本体の
底部には、予め用意した長短各種寸法の脚台から選定し
たものか、伸縮自在に調整できる脚台を取着し、このハ
ーフユニット本体の洗い場部に隣設された浴槽装入部に
あって、その装入用開口から、別途用意された浴槽を浴
室据置床面まで落し込み載設できるようにし、このとき
上記脚台の長短によって決まるハーフユニット本体と浴
槽の開口フランジとの間に、別途用意した大小の遮蔽エ
プロン板体を選定して嵌装するか、伸縮自在な遮蔽エプ
ロン板体を嵌装することによって、浴室ハーフユニット
にあって、その洗い場床面からの浴槽高さを、需要者の
要求に応じて、容易な作業により安価に調整して、満足
度の高い浴室を提供しようとするのが、目的である。
項１、２の浴室ハーフユニットにおける洗い場床面から
の浴槽高さ調整方法にあっては、ハーフユニット本体の
底部には、予め用意した長短各種寸法の脚台から選定し
たものか、伸縮自在に調整できる脚台を取着し、このハ
ーフユニット本体の洗い場部に隣設された浴槽装入部に
あって、その装入用開口から、別途用意された浴槽を浴
室据置床面まで落し込み載設できるようにし、このとき
上記脚台の長短によって決まるハーフユニット本体と浴
槽の開口フランジとの間に、別途用意した大小の遮蔽エ
プロン板体を選定して嵌装するか、伸縮自在な遮蔽エプ
ロン板体を嵌装することによって、浴室ハーフユニット
にあって、その洗い場床面からの浴槽高さを、需要者の
要求に応じて、容易な作業により安価に調整して、満足
度の高い浴室を提供しようとするのが、目的である。
【０００６】さらに、請求項３にあっては、浴槽の底壁
側小径部から開口フランジ側大径部における上限まで、
浴槽装入部における装入用開口から、当該浴槽を落し込
めるようにしておき、請求項１、２のように遮蔽エプロ
ン板体を用いる調整だけでなく、浴槽の開口フランジを
ハーフユニット本体によって受承し、これにより遮蔽エ
プロン板体を用いることなしに、洗い場床面からの浴槽
高さを最低に設定し得るようにするのが、その付加的な
目的である。
側小径部から開口フランジ側大径部における上限まで、
浴槽装入部における装入用開口から、当該浴槽を落し込
めるようにしておき、請求項１、２のように遮蔽エプロ
ン板体を用いる調整だけでなく、浴槽の開口フランジを
ハーフユニット本体によって受承し、これにより遮蔽エ
プロン板体を用いることなしに、洗い場床面からの浴槽
高さを最低に設定し得るようにするのが、その付加的な
目的である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項１では洗い場部と浴槽装入部とから
なるハーフユニット本体と、この浴槽装入部に開設した
装入用開口に、底壁側小径部から開口フランジ側大径部
までを装入可能な寸法に形成された浴槽とを用意する
が、この際適時、上記ハーフユニット本体の底部におけ
る所要箇所に、長短所要寸法の高さを有する選定された
脚台を設け、この脚台を浴室据置床面に載置することに
より、ハーフユニット本体を所要浴室内に載装し、当該
ハーフユニット本体の上記装入用開口から前記浴槽を装
入して、これを浴室据置床面に載設した後、上記脚台の
長短寸法に対応して離間形成されたハーフユニット本体
と浴槽の開口フランジとの間に、別途用意した大小の遮
蔽エプロン板体から選定したものが嵌装固定されるよう
にしたことを特徴とする浴室ハーフユニットにおける洗
い場床面からの浴槽高さ調整方法を提供しようとしてい
る。
成するため、請求項１では洗い場部と浴槽装入部とから
なるハーフユニット本体と、この浴槽装入部に開設した
装入用開口に、底壁側小径部から開口フランジ側大径部
までを装入可能な寸法に形成された浴槽とを用意する
が、この際適時、上記ハーフユニット本体の底部におけ
る所要箇所に、長短所要寸法の高さを有する選定された
脚台を設け、この脚台を浴室据置床面に載置することに
より、ハーフユニット本体を所要浴室内に載装し、当該
ハーフユニット本体の上記装入用開口から前記浴槽を装
入して、これを浴室据置床面に載設した後、上記脚台の
長短寸法に対応して離間形成されたハーフユニット本体
と浴槽の開口フランジとの間に、別途用意した大小の遮
蔽エプロン板体から選定したものが嵌装固定されるよう
にしたことを特徴とする浴室ハーフユニットにおける洗
い場床面からの浴槽高さ調整方法を提供しようとしてい
る。
【０００８】また、請求項２にあっては、上記請求項１
にあって、ハーフユニット本体の底部に設けられる脚台
と、ハーフユニット本体と浴槽の開口フランジとの間に
嵌装固定される遮蔽エプロン板体が、伸縮自在なるよう
構成されていることを、その内容としている。
にあって、ハーフユニット本体の底部に設けられる脚台
と、ハーフユニット本体と浴槽の開口フランジとの間に
嵌装固定される遮蔽エプロン板体が、伸縮自在なるよう
構成されていることを、その内容としている。
【０００９】さらに請求項３にあっては、上記請求項１
のものに対して、浴槽装入部に開設した装入用開口の寸
法を、浴槽の底壁側小径部から開口フランジまで装入可
能とした構成を付加し、さらに、脚台の長短寸法に対応
して離間形成されたハーフユニット本体と浴槽の開口フ
ランジとの間に、別途用意した大小の遮蔽エプロン板体
から選定したものか、伸縮自在に構成の遮蔽エプロン板
体を嵌装すると共に、前期脚台を最長寸法にすること
で、ハーフユニット本体の上端縁に、浴槽の開口フラン
ジを臨設状態とすることにより、洗い場床面からの浴槽
高さが最低状態に設定されるようにした構成が付加され
ている。
のものに対して、浴槽装入部に開設した装入用開口の寸
法を、浴槽の底壁側小径部から開口フランジまで装入可
能とした構成を付加し、さらに、脚台の長短寸法に対応
して離間形成されたハーフユニット本体と浴槽の開口フ
ランジとの間に、別途用意した大小の遮蔽エプロン板体
から選定したものか、伸縮自在に構成の遮蔽エプロン板
体を嵌装すると共に、前期脚台を最長寸法にすること
で、ハーフユニット本体の上端縁に、浴槽の開口フラン
ジを臨設状態とすることにより、洗い場床面からの浴槽
高さが最低状態に設定されるようにした構成が付加され
ている。
【００１０】
【作用】需要者から要求する洗い場面からの浴槽高さが
確定したならば、当該高さが高ければ短い脚台、低けれ
ば高い脚台を、ハーフユニット本体の底部に付してこれ
を浴室据置床面に載装し、その後当該ハーフユニット本
体の装入用開口から、浴槽を落し込むが、この際、装入
用開口の寸法が、浴槽を落し込んで浴室据置床面に載置
可能な寸法に形成されているから、前期脚台の高さを適
切に選定することで、洗い場床面からの浴槽高さを所定
の寸法に設定できる。さらに、この浴槽は、別途用意さ
れた多数の遮蔽エプロン板体から、その寸法を選定する
ことで遮蔽でき、これにより要求された上記浴槽の高さ
を可成りの精度で満足させることができる。
確定したならば、当該高さが高ければ短い脚台、低けれ
ば高い脚台を、ハーフユニット本体の底部に付してこれ
を浴室据置床面に載装し、その後当該ハーフユニット本
体の装入用開口から、浴槽を落し込むが、この際、装入
用開口の寸法が、浴槽を落し込んで浴室据置床面に載置
可能な寸法に形成されているから、前期脚台の高さを適
切に選定することで、洗い場床面からの浴槽高さを所定
の寸法に設定できる。さらに、この浴槽は、別途用意さ
れた多数の遮蔽エプロン板体から、その寸法を選定する
ことで遮蔽でき、これにより要求された上記浴槽の高さ
を可成りの精度で満足させることができる。
【００１１】そして、請求項１における脚台とか遮蔽エ
プロン板体を、請求項２の如く適宜の構成をもたせるこ
とで伸縮自在にしておけば、さらに上記の浴槽高さを需
要者の要求に近似させることが容易となり、多種の脚台
や遮蔽エプロン板体を用意しておく必要もなくなる。
プロン板体を、請求項２の如く適宜の構成をもたせるこ
とで伸縮自在にしておけば、さらに上記の浴槽高さを需
要者の要求に近似させることが容易となり、多種の脚台
や遮蔽エプロン板体を用意しておく必要もなくなる。
【００１２】請求項３によるときは、請求項１のものに
比しハーフユニット本体の装入用開口を、さらに充分大
として浴槽を、その開口フランジとハーフユニット本体
の上端縁が臨装状態となるまで落し込むことができるよ
うにしたので、当該浴槽高さを極めて低い要求に対して
も満足させ得ると共に、このようにした際には遮蔽エプ
ロン板体をも不要とすることができる。
比しハーフユニット本体の装入用開口を、さらに充分大
として浴槽を、その開口フランジとハーフユニット本体
の上端縁が臨装状態となるまで落し込むことができるよ
うにしたので、当該浴槽高さを極めて低い要求に対して
も満足させ得ると共に、このようにした際には遮蔽エプ
ロン板体をも不要とすることができる。
【００１３】
【実施例】本発明につき図１乃至図３を参照して以下詳
記すると、請求項１、請求項２に係る本発明方法を実施
するには、先ず、洗い場部１ａとこれに隣設された浴槽
装入部１ｂとを一体に合成樹脂材等により形成したハー
フユニット本体１と、この浴槽装入部１ｂに開設した装
入用開口１ｃに装入できる寸法にて、形成された浴槽２
を用意する。この際、上記の装入用開口１ｃの大きさ
は、浴槽２の底壁側小径部２ａから開口フランジ側大径
部２ｂの所望位置までが装入可能なる寸法に設定してお
く。
記すると、請求項１、請求項２に係る本発明方法を実施
するには、先ず、洗い場部１ａとこれに隣設された浴槽
装入部１ｂとを一体に合成樹脂材等により形成したハー
フユニット本体１と、この浴槽装入部１ｂに開設した装
入用開口１ｃに装入できる寸法にて、形成された浴槽２
を用意する。この際、上記の装入用開口１ｃの大きさ
は、浴槽２の底壁側小径部２ａから開口フランジ側大径
部２ｂの所望位置までが装入可能なる寸法に設定してお
く。
【００１４】ここで、上記ハーフユニット本体１の底部
１ｄにあって、所要箇所に所要寸法の脚台３を設けるの
であるが、これはハーフユニット本体１を成形する際に
設けるか、成形後に設けるようにしてもよく、この際重
要なことは、需要者の要求する洗い場床面Ｆから浴槽２
の開口フランジ２ｃまでの高さ、すなわち当該浴槽高さ
Ｈ1 、Ｈ2 が確定することによって決定されることとな
る脚台３の長短寸法を算出し、これに基づいて、予め用
意されている各種寸法の脚台３から選定したものを用い
ることとなる。もちろん、この際脚台３を多種寸法のも
のから選ぶのではなく、図示しない螺回部品等を含む調
高装置によって、その高さを自由に調節できる構成の脚
台３を用意しておき、これを要求寸法に整合させて用い
るようにしてもよい。
１ｄにあって、所要箇所に所要寸法の脚台３を設けるの
であるが、これはハーフユニット本体１を成形する際に
設けるか、成形後に設けるようにしてもよく、この際重
要なことは、需要者の要求する洗い場床面Ｆから浴槽２
の開口フランジ２ｃまでの高さ、すなわち当該浴槽高さ
Ｈ1 、Ｈ2 が確定することによって決定されることとな
る脚台３の長短寸法を算出し、これに基づいて、予め用
意されている各種寸法の脚台３から選定したものを用い
ることとなる。もちろん、この際脚台３を多種寸法のも
のから選ぶのではなく、図示しない螺回部品等を含む調
高装置によって、その高さを自由に調節できる構成の脚
台３を用意しておき、これを要求寸法に整合させて用い
るようにしてもよい。
【００１５】上記のようにして脚台３を有するハーフユ
ニット本体１が形成されたならば、これを所定の浴室Ｒ
にあって、その浴室据置床面Ｒ1 に載装した後、当該ハ
ーフユニット本体１の前記装入用開口１ｃから浴槽２を
装入し、これを上記の浴室据置床面Ｒ1 に載設する。こ
のことによって、脚台３の長短寸法に応じて、これが短
いときにはハーフユニット本体１の上端縁１ｅと、前記
浴槽２の開口フランジ２ｃとの離間距離が大となり、従
って、もちろん前掲浴槽高さＨ1 も大となるのであり、
脚台３が短いときには、当該浴槽高さＨ2 が小となる。
ニット本体１が形成されたならば、これを所定の浴室Ｒ
にあって、その浴室据置床面Ｒ1 に載装した後、当該ハ
ーフユニット本体１の前記装入用開口１ｃから浴槽２を
装入し、これを上記の浴室据置床面Ｒ1 に載設する。こ
のことによって、脚台３の長短寸法に応じて、これが短
いときにはハーフユニット本体１の上端縁１ｅと、前記
浴槽２の開口フランジ２ｃとの離間距離が大となり、従
って、もちろん前掲浴槽高さＨ1 も大となるのであり、
脚台３が短いときには、当該浴槽高さＨ2 が小となる。
【００１６】さらに、上記浴槽高さの大小寸法に対応し
て、別途用意されている大小様々の寸法を有する遮蔽エ
プロン板体４から、上記の離間距離に見合ったものを嵌
装固定することで、浴槽２を洗い場部１ａから直視し得
ないように遮蔽するのであり、かくして、需要者の要求
に応じて、前記浴槽高さがＨ1 ＞Ｈ2 のように特定させ
ることが可能となる。
て、別途用意されている大小様々の寸法を有する遮蔽エ
プロン板体４から、上記の離間距離に見合ったものを嵌
装固定することで、浴槽２を洗い場部１ａから直視し得
ないように遮蔽するのであり、かくして、需要者の要求
に応じて、前記浴槽高さがＨ1 ＞Ｈ2 のように特定させ
ることが可能となる。
【００１７】次に、図２に示されている請求項３に係る
方法について詳記すると、この場合には、図１の（Ａ）
（Ｂ）に示す如く、遮蔽エプロン板体４を用いることと
なる前記の浴槽高さＨ1 、Ｈ2 等の範囲内において、こ
れを調高自在にするだけでなく、上記Ｈ2 を、さらに短
縮して、誰でもが容易に入浴し得るようにしている。こ
の場合にも、前記の請求項１に係る説示内容と同じ工程
が実施されるが、これと相違する第１点は、装入用開口
１ｃについて、その寸法を浴槽２における底壁側小径部
２ａから開口フランジ２ｃまで装入可能な寸法としたこ
とである。
方法について詳記すると、この場合には、図１の（Ａ）
（Ｂ）に示す如く、遮蔽エプロン板体４を用いることと
なる前記の浴槽高さＨ1 、Ｈ2 等の範囲内において、こ
れを調高自在にするだけでなく、上記Ｈ2 を、さらに短
縮して、誰でもが容易に入浴し得るようにしている。こ
の場合にも、前記の請求項１に係る説示内容と同じ工程
が実施されるが、これと相違する第１点は、装入用開口
１ｃについて、その寸法を浴槽２における底壁側小径部
２ａから開口フランジ２ｃまで装入可能な寸法としたこ
とである。
【００１８】さらに、第２の相違点は、脚台３を最長寸
法とすることで、ハーフユニット本体１の上端縁１ｅに
開口フランジ２ｃを当接、近接等の如く臨設状態とし、
これにより、洗い場床面Ｆからの浴槽高さを最低の状態
に設定できるようにしたことである。
法とすることで、ハーフユニット本体１の上端縁１ｅに
開口フランジ２ｃを当接、近接等の如く臨設状態とし、
これにより、洗い場床面Ｆからの浴槽高さを最低の状態
に設定できるようにしたことである。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のようにして実施すること
ができるものであるから、請求項１に係る前記浴槽高さ
の調整方法によるときは、ハーフユニット本体の脚台に
つき、これを長短各種のものから選定することで、当該
浴槽高さを需要者の要求に簡易な作業により合致させる
ことができる。また、浴槽も長短各種を用意しておいた
遮蔽エプロン板体によって閉覆できるので、外観も美麗
に仕上げることができ、脚台と遮蔽エプロン板体といっ
た小さな部材だけを多数種用意しておけば、同上浴槽高
さの調整ができることから、比較的安価に各種の浴室ハ
ーフユニットを需要者の要望に応じて提供することがで
きる。
ができるものであるから、請求項１に係る前記浴槽高さ
の調整方法によるときは、ハーフユニット本体の脚台に
つき、これを長短各種のものから選定することで、当該
浴槽高さを需要者の要求に簡易な作業により合致させる
ことができる。また、浴槽も長短各種を用意しておいた
遮蔽エプロン板体によって閉覆できるので、外観も美麗
に仕上げることができ、脚台と遮蔽エプロン板体といっ
た小さな部材だけを多数種用意しておけば、同上浴槽高
さの調整ができることから、比較的安価に各種の浴室ハ
ーフユニットを需要者の要望に応じて提供することがで
きる。
【００２０】次に請求項２にあっては、上記脚台や遮蔽
エプロン板体の長短各種を選定するに際し、各種寸法の
ものからこれを選ぶのではなく、一以上用意された脚台
や遮蔽エプロン板体を、任意の手段によって伸縮自在に
構成しておき、調整螺子の操作等により脚台を長くした
り短くし、また、遮蔽エプロン板体を二以上のピースに
よる重装スライド構成となるよう連装することで、その
全高調を調整可能とし、これにより、正確にハーフユニ
ット体の上端縁と浴槽の開口フランジ間を閉成でき、従
って、より一層、要求される浴槽高さに対して、高精度
のものを、より安価に提供し得ることとなる。
エプロン板体の長短各種を選定するに際し、各種寸法の
ものからこれを選ぶのではなく、一以上用意された脚台
や遮蔽エプロン板体を、任意の手段によって伸縮自在に
構成しておき、調整螺子の操作等により脚台を長くした
り短くし、また、遮蔽エプロン板体を二以上のピースに
よる重装スライド構成となるよう連装することで、その
全高調を調整可能とし、これにより、正確にハーフユニ
ット体の上端縁と浴槽の開口フランジ間を閉成でき、従
って、より一層、要求される浴槽高さに対して、高精度
のものを、より安価に提供し得ることとなる。
【００２１】そして、請求項３によるときは、請求項１
の場合よりも、さらに長い脚台の設定と、浴槽とハーフ
ユニット本体の装入用開口との相対的な寸法関係を是正
することで、浴槽高さを、より一層低くすることができ
ると共に、遮蔽エプロン板体の使用を削除することも可
能となる。
の場合よりも、さらに長い脚台の設定と、浴槽とハーフ
ユニット本体の装入用開口との相対的な寸法関係を是正
することで、浴槽高さを、より一層低くすることができ
ると共に、遮蔽エプロン板体の使用を削除することも可
能となる。
【図１】本願請求項に係る浴槽高さ調整方法の実施によ
って得られた浴室ハーフユニットを示し、（Ａ）は当該
浴槽高さを大とした場合の縦断部分正面図、（Ｂ）は同
上浴槽高さを低くした場合の縦断部分正面図である。
って得られた浴室ハーフユニットを示し、（Ａ）は当該
浴槽高さを大とした場合の縦断部分正面図、（Ｂ）は同
上浴槽高さを低くした場合の縦断部分正面図である。
【図２】本願請求項３に係る浴槽高さ調整方法の実施に
より得た浴室ハーフユニットの最低浴槽高さとした場合
を示した縦断部分正面図である。
より得た浴室ハーフユニットの最低浴槽高さとした場合
を示した縦断部分正面図である。
【図３】従来の浴室ハーフユニットを示し、（Ａ）
（Ｂ）は夫々異種例の縦断部分正面図である。
（Ｂ）は夫々異種例の縦断部分正面図である。
１ ハーフユニット本体 １ａ 洗い場部 １ｂ 浴槽装入部 １ｃ 装入用開口 １ｄ ハーフユニット本体の底部 １ｅ ハーフユニット本体の上端縁 ２ 浴槽 ２ａ 底壁側小径部 ２ｂ 開口フランジ側大径部 ２ｃ 開口フランジ ３ 脚台 ４ 遮蔽エプロン板体 Ｆ 洗い場床面 Ｒ 浴室 Ｒ1 浴室据置床面
Claims (3)
- 【請求項１】 洗い場部と浴槽装入部とからなるハーフ
ユニット本体と、この浴槽装入部に開設した装入用開口
に、底壁側小径部から開口フランジ側大径部までを装入
可能な寸法に形成された浴槽とを用意するが、この際適
時、上記ハーフユニット本体の底部における所要箇所
に、長短所要寸法の高さを有する選定された脚台を設
け、この脚台を浴室据置床面に載置することにより、ハ
ーフユニット本体を所要浴室内に載装し、当該ハーフユ
ニット本体の上記装入用開口から前記浴槽を装入して、
これを浴室据置床面に載設した後、上記脚台の長短寸法
に対応して離間形成されたハーフユニット本体と浴槽の
開口フランジとの間に、別途用意した大小の遮蔽エプロ
ン板体から選定したものが嵌装固定されるようにしたこ
とを特徴とする浴室ハーフユニットにおける洗い場床面
からの浴槽高さ調整方法。 - 【請求項２】 ハーフユニット本体の底部に設けられる
脚台と、ハーフユニット本体と浴槽の開口フランジとの
間に嵌装固定される遮蔽エプロン板体が、伸縮自在なる
よう構成されている請求項１記載の浴室ハーフユニット
における洗い場床面からの浴槽高さ調整方法。 - 【請求項３】 洗い場部と浴槽装入部とからなるハーフ
ユニット本体と、この浴槽装入部に開設した装入用開口
に、底壁側小径部から開口フランジまで装入可能な寸法
に形成された浴槽とを用意するが、この際適時、上記ハ
ーフユニット本体の底部における所要箇所に、長短所要
寸法の高さを有する選定された脚台を設け、この脚台を
浴室据置床面に載置することにより、ハーフユニット本
体を所要浴室内に載装し、当該ハーフユニット本体の上
記装入用開口から前記浴槽を装入して、これを浴室据置
床面に載設した後、上記脚台の長短寸法に対応して離間
形成されたハーフユニット本体と浴槽の開口フランジと
の間に、別途用意した大小の遮蔽エプロン板体から選定
したものか、伸縮自在に構成の遮蔽エプロン板体を嵌装
すると共に、前期脚台を最長寸法にすることで、ハーフ
ユニット本体の上端縁に、浴槽の開口フランジを臨設状
態とすることにより、洗い場床面からの浴槽高さが最低
状態に設定されるようにしたことを特徴とする浴室ハー
フユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353786A JPH07194496A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 浴室ハーフユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353786A JPH07194496A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 浴室ハーフユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07194496A true JPH07194496A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18433215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5353786A Pending JPH07194496A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 浴室ハーフユニットにおける洗い場床面からの浴槽高さ調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07194496A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5653996B2 (ja) * | 1974-03-20 | 1981-12-22 | ||
| JPS618794U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-20 | カルソニックカンセイ株式会社 | オイルク−ラ付き熱交換器に於けるオイル循環用パイプの取付構造 |
| JPS63112890U (ja) * | 1987-01-14 | 1988-07-20 | ||
| JPH0312847U (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-08 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5353786A patent/JPH07194496A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5653996B2 (ja) * | 1974-03-20 | 1981-12-22 | ||
| JPS618794U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-20 | カルソニックカンセイ株式会社 | オイルク−ラ付き熱交換器に於けるオイル循環用パイプの取付構造 |
| JPS63112890U (ja) * | 1987-01-14 | 1988-07-20 | ||
| JPH0312847U (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971111 |