JPH07193684A - 照明装置 - Google Patents
照明装置Info
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- JPH07193684A JPH07193684A JP5331857A JP33185793A JPH07193684A JP H07193684 A JPH07193684 A JP H07193684A JP 5331857 A JP5331857 A JP 5331857A JP 33185793 A JP33185793 A JP 33185793A JP H07193684 A JPH07193684 A JP H07193684A
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- light guide
- led
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原稿を照明する光の光量を増加し、かつ光源
に用いるLEDの数を減らすことによって部品点数を低
減することができる照明装置を提供する。 【構成】 照明装置1は、長尺状の基板2と、基板2上
に基板2の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複
数のLED7と、光伝達部材3とを備えて構成される。
光伝達部材3は、蒲鉾状の形状であり、たとえば照明す
べき原稿の幅と同程度の長さを有しており、底面には、
各LED7が挿入されるドーム状の空洞4が設けられ、
さらに前記空洞4と空洞4との間には、プリズム面5が
両側の空洞4に面してたとえば階段状に設けられる。L
ED7からたとえばLED7の配列方向に向かって発せ
られる光6は、光伝達部材3の空洞4の内面から光伝達
部材3に入射し、プリズム面5で反射されて光路を原稿
方向へ変えられ、光伝達部材3の上面から出射し、原稿
を照明する。
に用いるLEDの数を減らすことによって部品点数を低
減することができる照明装置を提供する。 【構成】 照明装置1は、長尺状の基板2と、基板2上
に基板2の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複
数のLED7と、光伝達部材3とを備えて構成される。
光伝達部材3は、蒲鉾状の形状であり、たとえば照明す
べき原稿の幅と同程度の長さを有しており、底面には、
各LED7が挿入されるドーム状の空洞4が設けられ、
さらに前記空洞4と空洞4との間には、プリズム面5が
両側の空洞4に面してたとえば階段状に設けられる。L
ED7からたとえばLED7の配列方向に向かって発せ
られる光6は、光伝達部材3の空洞4の内面から光伝達
部材3に入射し、プリズム面5で反射されて光路を原稿
方向へ変えられ、光伝達部材3の上面から出射し、原稿
を照明する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリなどに搭
載される読取装置において、原稿を照明するための照明
装置に関する。
載される読取装置において、原稿を照明するための照明
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリなどに用いられる読取装置
は、大略的には、LED(発光ダイオード)などの光源
を備える照明装置によって原稿を照明し、原稿からの反
射光をレンズなどの光学系によってセンサIC(集積回
路)およびCCD(チャージカップルドデバイス)など
の受光素子上に結像するように構成されており、光源に
は複数のLEDが主走査方向(原稿の幅方向)に沿って
配置されて用いられる(特開平5−227367、特開
平5−199368、特開平5−103157、特開平
5−252345)。
は、大略的には、LED(発光ダイオード)などの光源
を備える照明装置によって原稿を照明し、原稿からの反
射光をレンズなどの光学系によってセンサIC(集積回
路)およびCCD(チャージカップルドデバイス)など
の受光素子上に結像するように構成されており、光源に
は複数のLEDが主走査方向(原稿の幅方向)に沿って
配置されて用いられる(特開平5−227367、特開
平5−199368、特開平5−103157、特開平
5−252345)。
【0003】上述のように構成される読取装置では、原
稿からの反射光の光量が少ないと、受光素子上に結像さ
れる像が暗くなる。暗い像を検知しようとすると、受光
素子から出力される読取信号を処理するための複雑な処
理回路(特開平5−252445)が必要になり、コス
トが高くなるので、原稿を照明する光の光量は充分に明
るくする必要がある。
稿からの反射光の光量が少ないと、受光素子上に結像さ
れる像が暗くなる。暗い像を検知しようとすると、受光
素子から出力される読取信号を処理するための複雑な処
理回路(特開平5−252445)が必要になり、コス
トが高くなるので、原稿を照明する光の光量は充分に明
るくする必要がある。
【0004】原稿を照明する光の光量を多くする方法と
しては、照明装置に備えられるLEDの数を増やす方法
と、LEDへ供給される電流の供給量を増やす方法とな
どが挙げられるが、LEDの数を増やす方法では、LE
Dの数を増やすとコストが高くなるという困難があり、
またLEDへの供給電流を増す方法では、供給電流を増
やすと大容量の電源が必要となり、コストアップにな
る。さらにまた、他の方法としては、逐次LEDを点灯
するダイナミックドライ方式を採用する方法があるが、
照明装置の配線が複雑になり、さらに専用の駆動回路が
必要となるために、コストが高くなるという困難があ
る。また、受光素子上に結像される像を明るくするため
に、レンズのFナンバーを明るくしてもよいが、Fナン
バーを明るくするとレンズの口径が大きくなってしま
い、コストが高くなるという困難がある。
しては、照明装置に備えられるLEDの数を増やす方法
と、LEDへ供給される電流の供給量を増やす方法とな
どが挙げられるが、LEDの数を増やす方法では、LE
Dの数を増やすとコストが高くなるという困難があり、
またLEDへの供給電流を増す方法では、供給電流を増
やすと大容量の電源が必要となり、コストアップにな
る。さらにまた、他の方法としては、逐次LEDを点灯
するダイナミックドライ方式を採用する方法があるが、
照明装置の配線が複雑になり、さらに専用の駆動回路が
必要となるために、コストが高くなるという困難があ
る。また、受光素子上に結像される像を明るくするため
に、レンズのFナンバーを明るくしてもよいが、Fナン
バーを明るくするとレンズの口径が大きくなってしま
い、コストが高くなるという困難がある。
【0005】これに対し、特開平5−199368およ
び特開平5−103157では、LEDアレイを上面に
シリンドリカルレンズを備えたケースに挿入することに
よって、照明光量を増やす方法が提案されている。ま
た、特開平5−252345では、LEDの周囲にLE
Dから原稿に接触する透明カバーに達する光反射部材を
設けることによって、照明光量を増加する方法が提案さ
れている。
び特開平5−103157では、LEDアレイを上面に
シリンドリカルレンズを備えたケースに挿入することに
よって、照明光量を増やす方法が提案されている。ま
た、特開平5−252345では、LEDの周囲にLE
Dから原稿に接触する透明カバーに達する光反射部材を
設けることによって、照明光量を増加する方法が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のいずれの従来技
術においても、LEDから原稿の主走査方向に沿って、
原稿面と平行に発せられる光は、原稿に到達することな
く逃げてしまうために、使用するLEDの個数に対して
充分な照明光量が得られないという課題がある。
術においても、LEDから原稿の主走査方向に沿って、
原稿面と平行に発せられる光は、原稿に到達することな
く逃げてしまうために、使用するLEDの個数に対して
充分な照明光量が得られないという課題がある。
【0007】本発明の目的は、原稿を照明する光の光量
を増加し、かつ光源に用いるLEDの数を減らすことに
よって部品点数を低減することができる照明装置を提供
することである。
を増加し、かつ光源に用いるLEDの数を減らすことに
よって部品点数を低減することができる照明装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定間隔で直
線状に配置される複数の光源と、各光源の間に配置され
る光反射手段とを備えることを特徴とする照明装置であ
る。
線状に配置される複数の光源と、各光源の間に配置され
る光反射手段とを備えることを特徴とする照明装置であ
る。
【0009】また本発明は、光源からの距離が大きいほ
ど前記光反射手段の反射面の反射面積が大きくなるよう
にしたことを特徴とする。
ど前記光反射手段の反射面の反射面積が大きくなるよう
にしたことを特徴とする。
【0010】さらにまた本発明は、所定の間隔で直線状
に配置される複数の光源と、各光源から光を導入して伝
達するための反射導光体と、前記反射導光体からの光を
導いて外部へ出射するためのライトガイドとを備えるこ
とを特徴とする照明装置である。
に配置される複数の光源と、各光源から光を導入して伝
達するための反射導光体と、前記反射導光体からの光を
導いて外部へ出射するためのライトガイドとを備えるこ
とを特徴とする照明装置である。
【0011】さらにまた本発明は、前記ライトガイドが
長手方向に非球面状の曲率を有することを特徴とする。
長手方向に非球面状の曲率を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、照明装置は、所定間隔で直線
状に配置される複数の光源と、各光源の間に配置される
光反射手段とを備えて構成される。光源から光源の配列
方向に向かって発せられる従来原稿へ到達することなく
逃げていた光は、光反射手段によって反射されて、光路
を原稿方向へ変えられる。したがって、原稿の照明光量
を増加することができる。
状に配置される複数の光源と、各光源の間に配置される
光反射手段とを備えて構成される。光源から光源の配列
方向に向かって発せられる従来原稿へ到達することなく
逃げていた光は、光反射手段によって反射されて、光路
を原稿方向へ変えられる。したがって、原稿の照明光量
を増加することができる。
【0013】また本発明に従えば光反射手段は、光源か
らの距離が大きいほど反射面の反射面積が大きくなるよ
うにして構成される。したがって、一般的に光源からの
距離が大きくなると、単位面積当たりの光量が減少する
のであるが、光量の減少に合わせて反射面積を大きくす
ることによって、原稿を均一な光量で照明することがで
きる。
らの距離が大きいほど反射面の反射面積が大きくなるよ
うにして構成される。したがって、一般的に光源からの
距離が大きくなると、単位面積当たりの光量が減少する
のであるが、光量の減少に合わせて反射面積を大きくす
ることによって、原稿を均一な光量で照明することがで
きる。
【0014】さらにまた本発明に従えば、照明装置は、
所定の間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光源
から光を導入して伝達するための反射導光体と、反射導
光体からの光を導いて外部へ出射するためのライトガイ
ドとを備えて構成される。したがって、各光源から四方
八方へ発せられる光は、反射導光体とライトガイドとに
よって導かれて、原稿を照明するので、光量損失を小さ
くすることができ、原稿の照明光量を多くすることがで
きる。
所定の間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光源
から光を導入して伝達するための反射導光体と、反射導
光体からの光を導いて外部へ出射するためのライトガイ
ドとを備えて構成される。したがって、各光源から四方
八方へ発せられる光は、反射導光体とライトガイドとに
よって導かれて、原稿を照明するので、光量損失を小さ
くすることができ、原稿の照明光量を多くすることがで
きる。
【0015】さらにまた本発明に従えば、ライトガイド
が長手方向に非球面状の曲率を有する。したがって、た
とえば前記非球面の曲率を光源の配置間隔に対応させて
周期的に設けることによって、光源を照明する光の光量
を均一にすることができる。
が長手方向に非球面状の曲率を有する。したがって、た
とえば前記非球面の曲率を光源の配置間隔に対応させて
周期的に設けることによって、光源を照明する光の光量
を均一にすることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例の照明装置1の外観
図および断面図であり、図1(1)は上面図であり、図
1(2)は図1(1)における切断線A−Aから見た断
面図であり、図1(3)は図1(1)における切断線B
−Bから見た断面図である。照明装置1は、長尺状の基
板2と、基板2上に基板2の長手方向に沿って所定の間
隔で配置される複数のLED7と、光伝達部材3とを備
えて構成される。
図および断面図であり、図1(1)は上面図であり、図
1(2)は図1(1)における切断線A−Aから見た断
面図であり、図1(3)は図1(1)における切断線B
−Bから見た断面図である。照明装置1は、長尺状の基
板2と、基板2上に基板2の長手方向に沿って所定の間
隔で配置される複数のLED7と、光伝達部材3とを備
えて構成される。
【0017】光伝達部材3は、蒲鉾状の形状であり、た
とえば照明すべき原稿の幅と同程度の長さを有してお
り、底面には、各LED7が挿入されるドーム状の空洞
4が設けられ、さらに各空洞4の間には、プリズム面5
が両側の空洞に面してたとえば階段状に設けられる。光
伝達部材3は、ガラス、PMMA(ポリメタクリル酸メ
チル)、または液晶ポリマーなどによって構成される。
とえば照明すべき原稿の幅と同程度の長さを有してお
り、底面には、各LED7が挿入されるドーム状の空洞
4が設けられ、さらに各空洞4の間には、プリズム面5
が両側の空洞に面してたとえば階段状に設けられる。光
伝達部材3は、ガラス、PMMA(ポリメタクリル酸メ
チル)、または液晶ポリマーなどによって構成される。
【0018】LED7から光6が発せられると、たとえ
ばLED7の配列方向に向かって発せられる光6は、光
伝達部材3の空洞4の内面から光伝達部材3に入射し、
各空洞4の間に設けられるプリズム面5で反射されて光
路を原稿方向へ変えられ、光伝達部材3の蒲鉾状の上面
から出射し、原稿を照明する。光伝達部材3の蒲鉾状の
上面の形状は、上面から出射する光が原稿面の照明すべ
き位置に集光されるようにして選ばれる。
ばLED7の配列方向に向かって発せられる光6は、光
伝達部材3の空洞4の内面から光伝達部材3に入射し、
各空洞4の間に設けられるプリズム面5で反射されて光
路を原稿方向へ変えられ、光伝達部材3の蒲鉾状の上面
から出射し、原稿を照明する。光伝達部材3の蒲鉾状の
上面の形状は、上面から出射する光が原稿面の照明すべ
き位置に集光されるようにして選ばれる。
【0019】本実施例の照明装置1によれば、LED7
からLED7の配列方向に向かって発せられる従来原稿
へ到達することなく逃げていた光6は、プリズム面5で
反射され、光路を原稿方向へ変えられて原稿を照明す
る。したがって、光量損失を小さくでき、光源に使用す
るLED7の数を増やすことなく、むしろ減らして、か
つ原稿の照明光量を増加することができる。
からLED7の配列方向に向かって発せられる従来原稿
へ到達することなく逃げていた光6は、プリズム面5で
反射され、光路を原稿方向へ変えられて原稿を照明す
る。したがって、光量損失を小さくでき、光源に使用す
るLED7の数を増やすことなく、むしろ減らして、か
つ原稿の照明光量を増加することができる。
【0020】また照明装置1によれば、LED7から下
方(原稿方向と逆方向)に発せられる光6は、光伝達部
材3の底面およびプリズム面5で反射されて、光路が原
稿方向に変えられる。したがって、従来基板2には光量
の損失を小さくするために高価な白色のレジストが用い
られていたが、安価な緑色のレジストを用いることがで
き、コストを低減できる。
方(原稿方向と逆方向)に発せられる光6は、光伝達部
材3の底面およびプリズム面5で反射されて、光路が原
稿方向に変えられる。したがって、従来基板2には光量
の損失を小さくするために高価な白色のレジストが用い
られていたが、安価な緑色のレジストを用いることがで
き、コストを低減できる。
【0021】図2は、照明装置1の一適用例の読取装置
8の構成を示す断面図であり、図3は読取装置8におけ
るLED7およびプリズム面5とレンズ10との位置関
係を示す構成図である。図2および図3において、図1
と同一の部分には同一の参照符号を付す。読取装置8
は、照明装置1と、透明カバー9と、複数のレンズ10
と、前記レンズ10と同数個のセンサIC11と、照明
装置1および保護カバー9などを保持する筐体12とを
備えて構成される。
8の構成を示す断面図であり、図3は読取装置8におけ
るLED7およびプリズム面5とレンズ10との位置関
係を示す構成図である。図2および図3において、図1
と同一の部分には同一の参照符号を付す。読取装置8
は、照明装置1と、透明カバー9と、複数のレンズ10
と、前記レンズ10と同数個のセンサIC11と、照明
装置1および保護カバー9などを保持する筐体12とを
備えて構成される。
【0022】照明装置1は、筐体12内部に設けられる
傾斜面などに主走査方向に沿って斜めに取付けられてお
り、LED7から発せられる光6は、前述のようにして
光伝達部材3によって導かれ、筐体12の上面に取付け
られる透明カバー9を介して、原稿13の読取位置14
を斜めから照明する。
傾斜面などに主走査方向に沿って斜めに取付けられてお
り、LED7から発せられる光6は、前述のようにして
光伝達部材3によって導かれ、筐体12の上面に取付け
られる透明カバー9を介して、原稿13の読取位置14
を斜めから照明する。
【0023】原稿13の読取位置14からの反射光15
は、再び透明カバー9を介して筐体12内部へ入射し、
筐体12内部に主走査方向に沿って取付けられる各レン
ズ10に入射していくつかのブロックに分割され、筐体
12の底部に前記レンズと1対1に対応するようにして
設置される各センサIC11上にそれぞれ結像し、セン
サIC11によって光電変換されて読取られる。
は、再び透明カバー9を介して筐体12内部へ入射し、
筐体12内部に主走査方向に沿って取付けられる各レン
ズ10に入射していくつかのブロックに分割され、筐体
12の底部に前記レンズと1対1に対応するようにして
設置される各センサIC11上にそれぞれ結像し、セン
サIC11によって光電変換されて読取られる。
【0024】照明装置1におけるLED7の配置と、レ
ンズ10およびセンサIC11の配置との関係は、たと
えば図3に示されるように、レンズ11が2個に対して
LED71個が対応するようになっており、各LED7
と各プリズム面5の中心とが各レンズ11の中間に対応
するようになっている。このとき、プリズム面5の形状
を適当に設定することによって、原稿2における照明光
量の主走査方向の分布を調節し、反射光15がレンズ1
1の周辺部分を通るときに生ずる光量の減少を補って、
センサIC11上に結像される像の光量が、像のパター
に対応した均一な光量となるようにしてもよい。
ンズ10およびセンサIC11の配置との関係は、たと
えば図3に示されるように、レンズ11が2個に対して
LED71個が対応するようになっており、各LED7
と各プリズム面5の中心とが各レンズ11の中間に対応
するようになっている。このとき、プリズム面5の形状
を適当に設定することによって、原稿2における照明光
量の主走査方向の分布を調節し、反射光15がレンズ1
1の周辺部分を通るときに生ずる光量の減少を補って、
センサIC11上に結像される像の光量が、像のパター
に対応した均一な光量となるようにしてもよい。
【0025】したがって、読取装置8に照明装置1が備
えられると、原稿13を照明する光6の光量が多くなる
ので、センサIC11に到達する反射光15の光量が増
し、鮮明な画質を得ることができる。また、照明装置1
はLED7の使用個数を減らすことによって低コスト化
が可能であり、読取装置8の製造コストの低減ができ
る。
えられると、原稿13を照明する光6の光量が多くなる
ので、センサIC11に到達する反射光15の光量が増
し、鮮明な画質を得ることができる。また、照明装置1
はLED7の使用個数を減らすことによって低コスト化
が可能であり、読取装置8の製造コストの低減ができ
る。
【0026】図4は本発明の他の実施例の照明装置1a
の正面図および断面図であり、図4(1)は正面図であ
り、図4(2)は図4(1)における切断線C−Cから
見た断面図であり、図4(3)は図4(1)における切
断線D−Dから見た断面図である。図4において、図1
の照明装置1と対応する部分には同一の参照符号を付
す。
の正面図および断面図であり、図4(1)は正面図であ
り、図4(2)は図4(1)における切断線C−Cから
見た断面図であり、図4(3)は図4(1)における切
断線D−Dから見た断面図である。図4において、図1
の照明装置1と対応する部分には同一の参照符号を付
す。
【0027】照明装置1aにおいて特徴とする点は、各
LED7の間に、両側のLED7に面した階段状などの
形状の反射面18を有する光反射部材16が設けられ、
LED7の上方には、LED7の配列方向に沿って棒状
のレンズ17が備えられる点である。LED7から光6
が発せられると、たとえばLED7の配列方向に向かっ
て発せられる光6は、光反射部材16の反射面18で反
射されて光路を原稿方向に変えられ、さらに棒状のレン
ズ17を介すことによって原稿面の照明すべき位置に集
光される。
LED7の間に、両側のLED7に面した階段状などの
形状の反射面18を有する光反射部材16が設けられ、
LED7の上方には、LED7の配列方向に沿って棒状
のレンズ17が備えられる点である。LED7から光6
が発せられると、たとえばLED7の配列方向に向かっ
て発せられる光6は、光反射部材16の反射面18で反
射されて光路を原稿方向に変えられ、さらに棒状のレン
ズ17を介すことによって原稿面の照明すべき位置に集
光される。
【0028】光反射部材16およびレンズ17は、ガラ
ス、PMMA、または液晶ポリマーなどから成り、反射
面18は、光反射部材16の表面にアルミ、二酸化ケイ
素などが蒸着されて実現される。また、レンズ17の断
面の形状は、LED7から発せられる光6が効率よく原
稿面に集光されるような形状が選ばれ、たとえば円状ま
たは蒲鉾状などの形状が選ばれる。
ス、PMMA、または液晶ポリマーなどから成り、反射
面18は、光反射部材16の表面にアルミ、二酸化ケイ
素などが蒸着されて実現される。また、レンズ17の断
面の形状は、LED7から発せられる光6が効率よく原
稿面に集光されるような形状が選ばれ、たとえば円状ま
たは蒲鉾状などの形状が選ばれる。
【0029】図5は、本発明のさらに他の実施例の照明
装置1bの上面図および断面図であり、図5(1)は上
面図であり、図5(2)は図5(1)における切断線E
−Eから見た断面図であり、図5(3)は図5(1)に
おける切断線F−Fから見た断面図である。図5におい
て、図1の照明装置1と対応する部分には同一の参照符
号を付す。
装置1bの上面図および断面図であり、図5(1)は上
面図であり、図5(2)は図5(1)における切断線E
−Eから見た断面図であり、図5(3)は図5(1)に
おける切断線F−Fから見た断面図である。図5におい
て、図1の照明装置1と対応する部分には同一の参照符
号を付す。
【0030】照明装置1bにおいて特徴とする点は、光
伝達部材3に設けられるプリズム面5の反射面積が、L
ED7からの距離が大きくなるほど大きくなる点であ
る。したがって、一般にLED7からの距離が大きくな
ると、単位面積当たりの光量が減少するのであるが、光
量の減少に合わせて反射面積を大きくすることによっ
て、原稿を均一な光量で照明することができる。また、
照明装置1bが図2および図3に示されるように照明装
置1と同様に読取装置8に備えられる場合、前記プリズ
ム面5の大きさおよび形状を適当に設定することによっ
て、レンズ10の配置および形状に対応して予め原稿1
3の照明光量を変化させ、センサIC11上に結像され
る像の光量を像のパターンに対応した均一な光量とし、
画質を向上することができる。
伝達部材3に設けられるプリズム面5の反射面積が、L
ED7からの距離が大きくなるほど大きくなる点であ
る。したがって、一般にLED7からの距離が大きくな
ると、単位面積当たりの光量が減少するのであるが、光
量の減少に合わせて反射面積を大きくすることによっ
て、原稿を均一な光量で照明することができる。また、
照明装置1bが図2および図3に示されるように照明装
置1と同様に読取装置8に備えられる場合、前記プリズ
ム面5の大きさおよび形状を適当に設定することによっ
て、レンズ10の配置および形状に対応して予め原稿1
3の照明光量を変化させ、センサIC11上に結像され
る像の光量を像のパターンに対応した均一な光量とし、
画質を向上することができる。
【0031】図6は、本発明のさらに他の実施例の照明
装置1cの上面図および断面図であり、図6(1)は上
面図であり、図6(2)は図6(1)における切断線G
−Gから見た断面図であり、図6(3)は図6(1)に
おける切断線H−Hから見た断面図である。図6におい
て、図1の照明装置1と対応する部分には同一の参照符
号を付す。
装置1cの上面図および断面図であり、図6(1)は上
面図であり、図6(2)は図6(1)における切断線G
−Gから見た断面図であり、図6(3)は図6(1)に
おける切断線H−Hから見た断面図である。図6におい
て、図1の照明装置1と対応する部分には同一の参照符
号を付す。
【0032】照明装置1cは、基板2と複数のLED7
と、ガラス、PMMA、または液晶ポリマーなどの材質
で形成される反射導光体19およびライトガイド20か
ら成る光伝達部材3aとを備えて構成される。反射導光
体19は、長手方向に沿ってたとえば上面21と、両側
面22と、底面23とを有する長尺状の形状を有して、
両側面22は、蛇腹状の形状を有し、幅がLED7の配
置に対応して最小幅S1、最大幅S2の範囲で長手方向
に対して周期的かつ連続的に変化され、たとえば蛇腹形
状の各節が、各LED7の近傍と、各LEDの中間に位
置するようにして形成される。底面23は、各LED7
が挿入されるドーム状の空洞4aを有する。ライトガイ
ド20は、長手方向に沿って、たとえば上面24と両側
面25と底面とを有する長尺状の形状を有し、特に上面
は非球面状のレンズ形状となっている。ライトガイド2
0は、たとえば反射導光体19の上面に接合されてお
り、この場合、ライトガイド20と反射導光体19とは
一体成形されてもよい。
と、ガラス、PMMA、または液晶ポリマーなどの材質
で形成される反射導光体19およびライトガイド20か
ら成る光伝達部材3aとを備えて構成される。反射導光
体19は、長手方向に沿ってたとえば上面21と、両側
面22と、底面23とを有する長尺状の形状を有して、
両側面22は、蛇腹状の形状を有し、幅がLED7の配
置に対応して最小幅S1、最大幅S2の範囲で長手方向
に対して周期的かつ連続的に変化され、たとえば蛇腹形
状の各節が、各LED7の近傍と、各LEDの中間に位
置するようにして形成される。底面23は、各LED7
が挿入されるドーム状の空洞4aを有する。ライトガイ
ド20は、長手方向に沿って、たとえば上面24と両側
面25と底面とを有する長尺状の形状を有し、特に上面
は非球面状のレンズ形状となっている。ライトガイド2
0は、たとえば反射導光体19の上面に接合されてお
り、この場合、ライトガイド20と反射導光体19とは
一体成形されてもよい。
【0033】LED7から光6が発せられると、たとえ
ば照明すべき原稿面と平行な方向に向かって発せられる
光6は、空洞4aの内面から反射導光体19内へ入射
し、両側面22、底面23、および上面21でたとえば
複数回反射されて、光路が上方(原稿方向)に変化さ
れ、たとえば反射導光体19とライトガイド20とが一
体成型されている場合、さらにライトガイド20へ入射
し、側面25で反射するなどした後、レンズ形状の上面
24から出射し、原稿面の照明すべき位置に集光され
る。
ば照明すべき原稿面と平行な方向に向かって発せられる
光6は、空洞4aの内面から反射導光体19内へ入射
し、両側面22、底面23、および上面21でたとえば
複数回反射されて、光路が上方(原稿方向)に変化さ
れ、たとえば反射導光体19とライトガイド20とが一
体成型されている場合、さらにライトガイド20へ入射
し、側面25で反射するなどした後、レンズ形状の上面
24から出射し、原稿面の照明すべき位置に集光され
る。
【0034】たとえば反射導光体19とライトガイド2
0とが一体である場合、反射導光体19の上面21およ
び両側面22、およびライトガイド20の両側面25の
形状は、LED7からの光6を反射して上面24に導く
ように、すなわち光6の入射角が臨界角を超えてしま
い、光6が外に洩れることがないようにして設定され、
光6がライトガイド20の上面24からのみ出射される
ようになっている。
0とが一体である場合、反射導光体19の上面21およ
び両側面22、およびライトガイド20の両側面25の
形状は、LED7からの光6を反射して上面24に導く
ように、すなわち光6の入射角が臨界角を超えてしま
い、光6が外に洩れることがないようにして設定され、
光6がライトガイド20の上面24からのみ出射される
ようになっている。
【0035】本実施例の照明装置1cによれば、反射導
光体19とライトガイド20とから成る光伝達部材16
が備えられるために、LED7からたとえば原稿面と平
行な方向へ向かって発せられる従来原稿へ到達すること
なく逃げていた光6は、反射導光体19の両側面22な
どで反射されて光路が原稿方向へ変化され、さらにライ
トガイド20を介して原稿面へ集光される。したがっ
て、光量の損失を小さくでき、用いるLED7の数を増
やすことなく、むしろ減らして、かつ原稿の照明光量を
増やすことができる。
光体19とライトガイド20とから成る光伝達部材16
が備えられるために、LED7からたとえば原稿面と平
行な方向へ向かって発せられる従来原稿へ到達すること
なく逃げていた光6は、反射導光体19の両側面22な
どで反射されて光路が原稿方向へ変化され、さらにライ
トガイド20を介して原稿面へ集光される。したがっ
て、光量の損失を小さくでき、用いるLED7の数を増
やすことなく、むしろ減らして、かつ原稿の照明光量を
増やすことができる。
【0036】図7は、本発明のさらに他の実施例の照明
装置1dの上面図および断面図であり、図7(1)は上
面図であり、図7(2)は図7(1)における切断線I
−Iから見た断面図であり、図7(3)は図7(1)に
おける切断線J−Jから見た断面図である。図7におい
て、図6の照明装置1cと対応する部分には同一の参照
符号を付す。
装置1dの上面図および断面図であり、図7(1)は上
面図であり、図7(2)は図7(1)における切断線I
−Iから見た断面図であり、図7(3)は図7(1)に
おける切断線J−Jから見た断面図である。図7におい
て、図6の照明装置1cと対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0037】照明装置1dにおいて特徴とする点は、図
6の照明装置1cにおけるライトガイド20の上面24
が、LED7の配置に対応した波形の形状を有する点で
あり、ライトガイド20の底面から上面24までの高さ
は、最小値T1、最大値T2の範囲で長手方向に対して
周期的かつ連続的に変化され、たとえば波形の周期をL
ED7の配置間隔と同じにし、前記波形の各高さが最小
値T1の部分が、各LED7上に位置するように設定さ
れる。
6の照明装置1cにおけるライトガイド20の上面24
が、LED7の配置に対応した波形の形状を有する点で
あり、ライトガイド20の底面から上面24までの高さ
は、最小値T1、最大値T2の範囲で長手方向に対して
周期的かつ連続的に変化され、たとえば波形の周期をL
ED7の配置間隔と同じにし、前記波形の各高さが最小
値T1の部分が、各LED7上に位置するように設定さ
れる。
【0038】照明装置1dによれば、LED7から発せ
られる光6は、反射導光体19へ入射し、前述の照明装
置1cと同様にしてライトガイド20へ導かれて、波型
形状を有する上面24から出射する。したがって、一般
的にLED7とLED7との中間上は、LED7との距
離が遠くなり、LED7上に比べて光量が減少するので
あるが、上面24の波型形状をたとえば各LED7上で
は凹レンズ状に各LED7間では凸レンズ状になるよう
に設定することによって、各LED7上の光6を両側へ
振り分けて、原稿の照明光量の光量変動を小さくして、
均一に照明することができる。
られる光6は、反射導光体19へ入射し、前述の照明装
置1cと同様にしてライトガイド20へ導かれて、波型
形状を有する上面24から出射する。したがって、一般
的にLED7とLED7との中間上は、LED7との距
離が遠くなり、LED7上に比べて光量が減少するので
あるが、上面24の波型形状をたとえば各LED7上で
は凹レンズ状に各LED7間では凸レンズ状になるよう
に設定することによって、各LED7上の光6を両側へ
振り分けて、原稿の照明光量の光量変動を小さくして、
均一に照明することができる。
【0039】図8は本発明のさらに他の実施例の照明装
置1eの上面図および断面図であり、図8(1)は上面
図であり、図8(2)は図8(1)における切断線K−
Kから見た断面図であり、図8(3)は図8(1)にお
ける切断線L−Lから見た断面図である。図8におい
て、図7の照明装置1dと対応する部分には同一の参照
符号を付す。
置1eの上面図および断面図であり、図8(1)は上面
図であり、図8(2)は図8(1)における切断線K−
Kから見た断面図であり、図8(3)は図8(1)にお
ける切断線L−Lから見た断面図である。図8におい
て、図7の照明装置1dと対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0040】照明装置1eにおいて特徴とする点は、反
射導光体19の底面23に、各LED7の間に位置する
ようにして、プリズム面5aが両側のLED7に面し
て、たとえば階段状に設けられる点である。LED7か
ら、たとえばLED7の配列方向に沿って発せられる光
6は、反射導光体19内部へ入射してプリズム面5aで
反射されて光路が原稿方向へ変化され、さらにライトガ
イド20へ導かれて、波形形状の上面24から出射す
る。
射導光体19の底面23に、各LED7の間に位置する
ようにして、プリズム面5aが両側のLED7に面し
て、たとえば階段状に設けられる点である。LED7か
ら、たとえばLED7の配列方向に沿って発せられる光
6は、反射導光体19内部へ入射してプリズム面5aで
反射されて光路が原稿方向へ変化され、さらにライトガ
イド20へ導かれて、波形形状の上面24から出射す
る。
【0041】したがって、照明装置1eでは、ライトガ
イド20の上面24は波形形状を有し、反射導光体19
は底面23に各LED7の中間になるようしてプリズム
面5aを有するために、上面24の波形形状とプリズム
面5aの大きさおよび形状とを適当に設定することによ
って、原稿面の光量変動をさらに小さくできる。
イド20の上面24は波形形状を有し、反射導光体19
は底面23に各LED7の中間になるようしてプリズム
面5aを有するために、上面24の波形形状とプリズム
面5aの大きさおよび形状とを適当に設定することによ
って、原稿面の光量変動をさらに小さくできる。
【0042】図9は、照明装置1eによって原稿を照明
したときの原稿の幅方向に対する照度分布を示す図であ
る。照度のばらつきを示すLPRNU(LED Photo Resp
onseNon Uniformity)は、次のように定義される。
したときの原稿の幅方向に対する照度分布を示す図であ
る。照度のばらつきを示すLPRNU(LED Photo Resp
onseNon Uniformity)は、次のように定義される。
【0043】
【数1】
【0044】ここで、Lmaxは照度の最大値であり、
Lminは照度の最小値である。式(1)に図9に示さ
れるような照明装置1eによる照明分布のLmaxとL
minを代入すると、LPRNUは8%となる。従来の
典型的な照明装置ではLPRNUが15%なので、照明
装置1eでは照度のばらつきが大幅に改善されている。
Lminは照度の最小値である。式(1)に図9に示さ
れるような照明装置1eによる照明分布のLmaxとL
minを代入すると、LPRNUは8%となる。従来の
典型的な照明装置ではLPRNUが15%なので、照明
装置1eでは照度のばらつきが大幅に改善されている。
【0045】図10は、照明装置1eの一適用例である
読取装置8aの構成を示す構成図であり、図8と対応す
る部分には同一の参照符号を付す。読取装置8aは、照
明装置1eと、透明カバー27と、複数の結像レンズか
ら成る光学レンズ28と、たとえば3枚の反射板29
a,29bおよび29cと、単一のCCD30と、前記
照明装置1eおよび透明カバー27などを保持する図示
しない筐体などを備えて構成される。照明装置1eは、
筐体2にたとえば斜めに設置されており、光6を発し、
透明カバー27を介して原稿31を斜めから照明する。
原稿31からの反射光32は、再び透明カバー27を介
し、たとえば3枚の反射板29a,29bおよび29c
で反射された後、単一のレンズ系28を介して、基板3
3に設置されたCCD30上に結像され、CCD30に
よって光電変換されて読取られる。
読取装置8aの構成を示す構成図であり、図8と対応す
る部分には同一の参照符号を付す。読取装置8aは、照
明装置1eと、透明カバー27と、複数の結像レンズか
ら成る光学レンズ28と、たとえば3枚の反射板29
a,29bおよび29cと、単一のCCD30と、前記
照明装置1eおよび透明カバー27などを保持する図示
しない筐体などを備えて構成される。照明装置1eは、
筐体2にたとえば斜めに設置されており、光6を発し、
透明カバー27を介して原稿31を斜めから照明する。
原稿31からの反射光32は、再び透明カバー27を介
し、たとえば3枚の反射板29a,29bおよび29c
で反射された後、単一のレンズ系28を介して、基板3
3に設置されたCCD30上に結像され、CCD30に
よって光電変換されて読取られる。
【0046】読取装置1cでは、原稿31からの反射光
32がレンズ系28によって単一のCCD30上に結像
されるので、原稿31面からCCD30上までの反射光
32の光路が長く、結像される像が暗くなりがちである
が、照明装置1eを備えることによって、原稿31への
照明光量が増加され、鮮明な画質を得ることができる。
32がレンズ系28によって単一のCCD30上に結像
されるので、原稿31面からCCD30上までの反射光
32の光路が長く、結像される像が暗くなりがちである
が、照明装置1eを備えることによって、原稿31への
照明光量が増加され、鮮明な画質を得ることができる。
【0047】図11は、照明装置1eの他の適用例であ
る読取装置8bの構成を示す構成図であり、図8と対応
する部分には同一の参照符号を付す。読取装置8bは、
照明装置1eと、透明カバー34と、複数のレンズ35
と、反射板29dと、レンズ35と同数個のセンサIC
36と、照明装置1eおよび透明カバー34などを保持
する図示しない筐体などを備えて構成される。読取装置
8bにおいて、特徴とする点は、LED7が設置された
基板2が、筐体の上面に取付けられる透明カバー34
と、平行になるようにして、照明装置1eが筐体内部に
設置される点である。基板2は、筺体の側面に取付けら
れるセンサIC36のための基板37と、たとえば垂直
に接しており、これによってLED7とセンサIC36
との駆動回路38とを1つにすることができる。このと
き、駆動回路38は、たとえば基板2上に設置される。
る読取装置8bの構成を示す構成図であり、図8と対応
する部分には同一の参照符号を付す。読取装置8bは、
照明装置1eと、透明カバー34と、複数のレンズ35
と、反射板29dと、レンズ35と同数個のセンサIC
36と、照明装置1eおよび透明カバー34などを保持
する図示しない筐体などを備えて構成される。読取装置
8bにおいて、特徴とする点は、LED7が設置された
基板2が、筐体の上面に取付けられる透明カバー34
と、平行になるようにして、照明装置1eが筐体内部に
設置される点である。基板2は、筺体の側面に取付けら
れるセンサIC36のための基板37と、たとえば垂直
に接しており、これによってLED7とセンサIC36
との駆動回路38とを1つにすることができる。このと
き、駆動回路38は、たとえば基板2上に設置される。
【0048】さらに特徴とする点は、照明装置1におい
てライトガイド20の上面24が照明すべき原稿39上
の読取位置40方向に向けられるようにして光伝達部材
3aが構成される点である。LED4から光6が発せら
れると、光6は光伝達部材3aによって導かれ、上面2
4から出射し、透明カバー34を介し、原稿39の読取
位置40を照明する。読取装置40からの反射光41
は、再び透明カバー34を介して筐体内部へ入射し、た
とえば筐体の底面に斜めに取付けられた反射板29dで
反射されて光路をレンズ35方向へ変えられ、レンズ3
5を介してセンサIC36上に結像され、センサIC3
6によって光電変換されて読取られる。
てライトガイド20の上面24が照明すべき原稿39上
の読取位置40方向に向けられるようにして光伝達部材
3aが構成される点である。LED4から光6が発せら
れると、光6は光伝達部材3aによって導かれ、上面2
4から出射し、透明カバー34を介し、原稿39の読取
位置40を照明する。読取装置40からの反射光41
は、再び透明カバー34を介して筐体内部へ入射し、た
とえば筐体の底面に斜めに取付けられた反射板29dで
反射されて光路をレンズ35方向へ変えられ、レンズ3
5を介してセンサIC36上に結像され、センサIC3
6によって光電変換されて読取られる。
【0049】したがって、照明装置1eが備えられる読
取装置8bでは、照明装置1eのライトガイド20の設
置角度および形状を適当に設定することによって、基板
2と基板37とをたとえば直角に接触させて、LED7
とセンサIC36との駆動回路を1つにでき、部品点数
を減らし、製造コストを低減することができる。
取装置8bでは、照明装置1eのライトガイド20の設
置角度および形状を適当に設定することによって、基板
2と基板37とをたとえば直角に接触させて、LED7
とセンサIC36との駆動回路を1つにでき、部品点数
を減らし、製造コストを低減することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、照明装置
は、所定間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光
源の間に設置される光反射手段とを備えて構成される。
光源から光源の配列方向に向かって発せられる従来原稿
へ到達することなく逃げていた光は、光反射手段によっ
て反射されて、光路を原稿方向へ変えられる。したがっ
て、原稿の照明光量を増やすことができ、照明装置が読
取装置などに備えられる場合、読取装置の画質を向上す
ることができる。
は、所定間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光
源の間に設置される光反射手段とを備えて構成される。
光源から光源の配列方向に向かって発せられる従来原稿
へ到達することなく逃げていた光は、光反射手段によっ
て反射されて、光路を原稿方向へ変えられる。したがっ
て、原稿の照明光量を増やすことができ、照明装置が読
取装置などに備えられる場合、読取装置の画質を向上す
ることができる。
【0051】また本発明によれば、光反射手段は、光源
からの距離が大きいほど反射面の反射面積が大きくなる
ようにして構成される。したがって、一般的に光源から
の距離が大きくなると、単位面積当たりの光量が減少す
るのであるが、光量の減少に合わせて反射面積を大きく
することによって、原稿を均一な光量で照明することが
でき、照明装置が備えられる読取装置の画質を向上する
ことができる。なお、光反射手段が射出成形されるため
に、製造工程を短縮することができる。
からの距離が大きいほど反射面の反射面積が大きくなる
ようにして構成される。したがって、一般的に光源から
の距離が大きくなると、単位面積当たりの光量が減少す
るのであるが、光量の減少に合わせて反射面積を大きく
することによって、原稿を均一な光量で照明することが
でき、照明装置が備えられる読取装置の画質を向上する
ことができる。なお、光反射手段が射出成形されるため
に、製造工程を短縮することができる。
【0052】さらにまた本発明によれば、照明装置は、
所定の間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光源
から光を導入して伝達するための反射導光体と、反射導
光体からの光を導いて外部へ出射するためのライトガイ
ドとを備えて構成される。したがって、各光源から発せ
られる光は、反射導光体とライトガイドとによって導か
れて、原稿を照明するので、光量損失を小さくでき、光
源に使用するLEDなどの数を増やすことなく、むしろ
減らし、かつ照明光量を多くすることができる。
所定の間隔で直線状に配置される複数の光源と、各光源
から光を導入して伝達するための反射導光体と、反射導
光体からの光を導いて外部へ出射するためのライトガイ
ドとを備えて構成される。したがって、各光源から発せ
られる光は、反射導光体とライトガイドとによって導か
れて、原稿を照明するので、光量損失を小さくでき、光
源に使用するLEDなどの数を増やすことなく、むしろ
減らし、かつ照明光量を多くすることができる。
【0053】さらにまた本発明によれば、ライトガイド
が長手方向に非球面状の曲率を有する。したがって、た
とえば前記非球面の曲率を光源の配置間隔に対応させて
周期的に設けることによって、光源を照明する光の光量
を均一にすることができ、照明装置が備えられる読取装
置の画質を向上することができる。なお、反射導光体と
ライトガイドとが射出成形によって一体にして成形され
ることによって、部品点数を少なくすることができる。
さらに、各光源間に光反射手段を配置し、光反射手段と
反射導光体とライトガイドとが射出成形によって一体に
して形成されると、光源から発せられる光は、光反射手
段によって反射されるなどしながら、反射導光体および
ライトガイドによって導かれて原稿を照明するので、光
量損失を少なくでき、原稿の照明光量を多くすることが
でき、光反射手段と反射導光体とライトガイドとが一体
成形されるので、部品点数を減らすことができ、組立て
効率が向上し、品質が安定する。
が長手方向に非球面状の曲率を有する。したがって、た
とえば前記非球面の曲率を光源の配置間隔に対応させて
周期的に設けることによって、光源を照明する光の光量
を均一にすることができ、照明装置が備えられる読取装
置の画質を向上することができる。なお、反射導光体と
ライトガイドとが射出成形によって一体にして成形され
ることによって、部品点数を少なくすることができる。
さらに、各光源間に光反射手段を配置し、光反射手段と
反射導光体とライトガイドとが射出成形によって一体に
して形成されると、光源から発せられる光は、光反射手
段によって反射されるなどしながら、反射導光体および
ライトガイドによって導かれて原稿を照明するので、光
量損失を少なくでき、原稿の照明光量を多くすることが
でき、光反射手段と反射導光体とライトガイドとが一体
成形されるので、部品点数を減らすことができ、組立て
効率が向上し、品質が安定する。
【図1】本発明の一実施例の照明装置1の外観図および
断面図であり、図1(1)は上面図であり、図1(2)
は図1(1)における切断線A−Aから見た断面図であ
り、図1(3)は図1(1)における切断線B−Bから
見た断面図である。
断面図であり、図1(1)は上面図であり、図1(2)
は図1(1)における切断線A−Aから見た断面図であ
り、図1(3)は図1(1)における切断線B−Bから
見た断面図である。
【図2】照明装置1の一適用例の読取装置8の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】読取装置8におけるLED7およびプリズム面
5とレンズ10との位置関係を示す構成図である。
5とレンズ10との位置関係を示す構成図である。
【図4】本発明の他の実施例の照明装置1aの正面図お
よび断面図であり、図4(1)は正面図であり、図4
(2)は図4(1)における切断線C−Cから見た断面
図であり、図4(3)は図4(1)における切断線D−
Dから見た断面図である。
よび断面図であり、図4(1)は正面図であり、図4
(2)は図4(1)における切断線C−Cから見た断面
図であり、図4(3)は図4(1)における切断線D−
Dから見た断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の照明装置1bの上
面図および断面図であり、図5(1)は上面図であり、
図5(2)は図5(1)における切断線E−Eから見た
断面図であり、図5(3)は図5(1)における切断線
F−Fから見た断面図である。
面図および断面図であり、図5(1)は上面図であり、
図5(2)は図5(1)における切断線E−Eから見た
断面図であり、図5(3)は図5(1)における切断線
F−Fから見た断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の照明装置1cの上
面図および断面図であり、図6(1)は上面図であり、
図6(2)は、図6(1)における切断線G−Gから見
た断面図であり、図6(3)は図6(1)における切断
線H−Hから見た断面図である。
面図および断面図であり、図6(1)は上面図であり、
図6(2)は、図6(1)における切断線G−Gから見
た断面図であり、図6(3)は図6(1)における切断
線H−Hから見た断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の照明装置1dの上
面図および断面図であり、図7(1)は上面図であり、
図7(2)は図7(1)における切断線I−Iから見た
断面図であり、図7(3)は図7(1)における切断線
J−Jから見た断面図である。
面図および断面図であり、図7(1)は上面図であり、
図7(2)は図7(1)における切断線I−Iから見た
断面図であり、図7(3)は図7(1)における切断線
J−Jから見た断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の照明装置1eの上
面図および断面図であり、図8(1)は上面図であり、
図8(2)は図8(1)における切断線K−Kから見た
断面図であり、図8(3)は図8(1)における切断線
L−Lから見た断面図である。
面図および断面図であり、図8(1)は上面図であり、
図8(2)は図8(1)における切断線K−Kから見た
断面図であり、図8(3)は図8(1)における切断線
L−Lから見た断面図である。
【図9】照明装置1eによって原稿を照明したときの原
稿の幅方向に対する照度分布を示す図である。
稿の幅方向に対する照度分布を示す図である。
【図10】照明装置1eの一適用例である読取装置8a
の構成を示す構成図である。
の構成を示す構成図である。
【図11】照明装置1eの他の適用例である読取装置8
bの構成を示す構成図である。
bの構成を示す構成図である。
1,1a,1b,1c,1d,1e 照明装置 2 基板 3,3a 光伝達部材 5,5a ブリズム面 7 LED 8,8a,8b 読取装置 9 透明カバー 10 レンズ 11 センサIC 12 筐体 13 原稿 16 光反射部材 17 レンズ 18 反射面 19 反射導光体 20 ライトガイド 27 透明カバー 28 光学レンズ 29a,29b,29c,29d 反射板 30 CCD 31 原稿 33 基板 34 透明カバー 35 レンズ 36 センサIC 39 原稿
Claims (4)
- 【請求項1】 所定間隔で直線状に配置される複数の光
源と、 各光源の間に配置される光反射手段とを備えることを特
徴とする照明装置。 - 【請求項2】 光源からの距離が大きいほど前記光反射
手段の反射面の反射面積が大きくなるようにしたことを
特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 【請求項3】 所定の間隔で直線状に配置される複数の
光源と、 各光源から光を導入して伝達するための反射導光体と、 前記反射導光体からの光を導いて外部へ出射するための
ライトガイドとを備えることを特徴とする照明装置。 - 【請求項4】 前記ライトガイドが長手方向に非球面状
の曲率を有することを特徴とする請求項3記載の照明装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331857A JPH07193684A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 照明装置 |
US08/763,017 US5902993A (en) | 1992-12-28 | 1996-12-11 | Image scanner for image inputting in computers, facsimiles word processor, and the like |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331857A JPH07193684A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193684A true JPH07193684A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18248433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5331857A Pending JPH07193684A (ja) | 1992-12-28 | 1993-12-27 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193684A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128728A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Kyocera Mita Corp | 光源装置,画像読取装置,及び画像形成装置 |
JP2011139203A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置及び画像形成装置 |
US8749855B2 (en) | 2009-12-28 | 2014-06-10 | Kyocera Document Solutions Inc. | Copy machine with elliptical diffusion plates |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5331857A patent/JPH07193684A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128728A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Kyocera Mita Corp | 光源装置,画像読取装置,及び画像形成装置 |
JP2011139203A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置及び画像形成装置 |
US8749855B2 (en) | 2009-12-28 | 2014-06-10 | Kyocera Document Solutions Inc. | Copy machine with elliptical diffusion plates |
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