JPH0719258Y2 - 養魚用魚網 - Google Patents

養魚用魚網

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JPH0719258Y2
JPH0719258Y2 JP6100892U JP6100892U JPH0719258Y2 JP H0719258 Y2 JPH0719258 Y2 JP H0719258Y2 JP 6100892 U JP6100892 U JP 6100892U JP 6100892 U JP6100892 U JP 6100892U JP H0719258 Y2 JPH0719258 Y2 JP H0719258Y2
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JP
Japan
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fish
optical fiber
light
net
fishnet
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Application number
JP6100892U
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JPH0615464U (ja
Inventor
邦雄 大石
Original Assignee
株式会社システムハウス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は養魚用魚網に係り、詳し
くは、養魚場に設置された魚網を刃物などで切断して侵
入する盗漁者を検知できる養魚用魚網に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋、池、河川などの養魚場は魚網で囲
いを構築し、魚網の内側で食用魚や鑑賞魚などを養殖し
ている。ところが養魚場では魚の盗難が頻発しやすいも
のであり、このため防犯対策として人員による定期的な
巡回が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら巡回は昼
夜や天候にかかわらず行わねばならないため多大な労力
を要するだけでなく、現場は海、山林などの人里から離
れた特異な環境であって、しかも盗漁は通常深夜に行わ
れることから、盗漁者に遭遇した場合には、当事者が生
命の危険にさらされることもありうるものであった。
【0004】またビデオカメラや赤外線センサを利用し
た侵入者監視システムも知られている。しかしながらこ
のような監視システムは局所的な監視に有効であって、
上記のような特異なしかも広範な現場において養魚場全
体を厳重に監視することは困難であり、仮にこのような
監視システムで養魚場全体を監視するとすれば、ビデオ
カメラや赤外線センサなどを多数台設置せねばならず、
設置コストがきわめて高くなって経済的にひきあわず、
また保守管理にも多大な手間を要することとなる。
【0005】ところで魚網は刃物などで簡単に切断可能
であり、したがって盗漁者は通常魚網を切断して養魚場
に侵入する。そこで本考案は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、養魚場における盗漁者の侵入を簡単に
検知できる盗難防止用魚網を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、光
ファイバ4を網状に編成し、その一端部を光源12の光
が入光する入光部イとし、他端部を光検出手段へ出光す
る出光部ロとしたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、盗漁者が養魚場を囲う光フ
ァイバ4を切断すると直ちに検出手段で検知される。こ
の場合、盗漁者は深夜の現場において光ファイバ4を認
識することは困難であり、したがって盗漁者は光ファイ
バ4を通常の魚網と誤認して、あるいはその存在を気付
かずに切断するので盗漁者を確実に発見できる。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら本考案の実施例を
説明する。図1は海洋に構築された養魚場の平面図であ
る。1は魚網であり、養魚場を取り囲むように設置され
ている。2は陸地に設置された管理棟である
【0009】図2は魚網1の正面図、図3は部分正面図
である。図3に示すように、魚網1は網状に編成されて
いるが、その内部には光ファイバ4が編み込まれてい
る。このように光ファイバ4を魚網1の内部に編成して
外方から視認できないようにしておけば、盗漁者に気付
かれない利点や、光ファイバ4を丈夫な魚網1で保護で
きる利点がある。殊に波浪などの外力による負荷は魚網
1に負担されるので、光ファイバ4にはあまり負荷はか
からず、切断されにくい。図2は、魚網1と、これに編
み込まれた光ファイバ4(411〜413、421〜4
2n)を簡略に図示している。光ファイバ4は、横方向
の光ファイバ411〜413と、縦方向の光ファイバ4
21〜42nから成り、魚網1と一体的に編成されてい
る。各々の光ファイバ411〜413、421〜42n
の一端部は入光部イ、他端部は出光部ロとなっている。
【0010】図5は前記管理棟2に設置される検出手段
の電気回路の構成を示している。11A,11Bはケー
ブルであり、前記光ファイバ4が挿通されている。ケー
ブル11Aの端部111Aは受光部であって、光ファイ
バ4の端面が露呈しており、光源12から光が照射され
る。この光はケーブル11A内の光ファイバ4の内部を
通り、前記入光部イから魚網1内の光ファイバ4に入光
する。
【0011】他方のケーブル11Bの端部にはラッパ状
の発光部111Bが接続されており、この発光部13に
は光ファイバ4の端面がリング状に配列されて露呈して
いる。前記出光部ロから出光した光はこの端面から露光
する。またこの端面に対向して回転ディスク13が設置
されている。この回転ディスク13には、光ファイバ4
から露光した光を受光する受光センサ14が設けられて
いる。この回転ディスク13は、スリップリング15を
介してモータ16に駆動されて回転する。スリップリン
グ15から出力された信号はアンプ17で増幅され、制
御部18に入力される。この制御部18は、前記光源1
2、モータ16及びブザー、サイレン、警報灯などの警
報素子19を制御するものであり、マイクロコンピュー
タから成っている。
【0012】モータ16を駆動して回転ディスク13を
回転させながら、発光部111Bの光ファイバ4から露
光する光を光センサ14で受光する。図6はこの受光パ
ルスを示している。盗漁者が養魚場に侵入するために魚
網1を切断すると、これと一緒に光ファイバ4も切断さ
れる。するとこの光ファイバ4を透過する光は切断箇所
から露光するための発光部111Bからは露光せず、パ
ルスは途絶える(図6において破線で示すパルス参
照)。すると制御部18はこれを検知し、警報素子19
を駆動して管理人にその旨報知する。勿論、図5は検知
手段の一例を示すものであり、検知手段の構成は本実施
例以外にも種々考えられる。また光ファイバ4が切断さ
れたならば、無線信号によりその旨送信して警報素子を
駆動することもできる。
【0013】本実施例では図2に示すように、魚網1に
は多数本の光ファイバ411〜413、421〜42n
が互いに独立して格子状に編み込まれているので、パル
スの途絶えた箇所から切断箇所を特定することができ、
したがって切断された光ファイバ4の補修や交換も簡単
に行える。
【0014】図4は光ファイバ4の他の編成仕様を示し
ている。この光ファイバ4は魚網1の内部には編成され
ておらず、魚網1とは別体に編成されており、ワイヤ5
などで所々魚網1に一体的に係着されている。このよう
に光ファイバ4を魚網1と別体に編成して外部から視認
できるようにしておけば、盗漁者がこれに気付いて盗漁
を断念させることができる利点があるが、盗漁者を逃が
してしまう難点もある。勿論、図4に示す光ファイバ4
の網を魚網1とは別個に単独で設置してもよい。
【0015】図7及び図8は本考案の他の実施例を示し
ている。図7において、光ファイバ4は横方向の光ファ
イバ4Aと縦方向の光ファイバ4Bの2本から成ってい
る。図8は検出手段の構成を示している。受光部111
Aには入光部イに連通する光ファイバ4A,4Bの端面
が露呈しており、また発光部111Bには出光部ロに連
通する光ファイバ4A,4Bの端面が露呈している。
【0016】発光部111Bに露呈する光ファイバ4
A,4Bの端面に対向して2個の受光センサ20A,2
0Bが設けられている。したがってこのものも、光ファ
イバ4A,4Bが切断されると、これを受光センサ20
A,20Bで検知し、制御部18は警報素子19を駆動
してその旨報知する。本考案は上記実施例に限定されな
いのであって、例えば光ファイバ4は魚網1の全面に設
けずに、盗漁者が侵入しやすい水面付近にのみ部分的に
設けてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、光ファイ
バ4を網状に編成し、その一端部を光源12の光が入光
する入光部イとし、他端部を光検出手段へ出光する出光
部ロとしているので、盗漁者が光ファイバ4を切断して
養魚場に侵入するのを直ちに検知できる。しかも光ファ
イバ4は安価であるので、比較的低コストで養魚場全体
を取り囲むように設置でき、また光ファイバ4は十分な
耐水性を有しているので水中でも傷みにくい利点があ
る。また光ファイバ4を魚網1の内部に編み込んでおけ
ば、盗漁者に発見されにくいだけでなく、光ファイバ4
を魚網1で保護することができる。また光ファイバ4を
魚網1と一体的に設置することにより、波浪などにより
大きな負荷が作用しても、この負荷は十分な強度を有す
る魚網1に負担されるので光ファイバ4が切断されるこ
ともなく、長期間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る養魚場の平面図
【図2】本考案の一実施例に係る魚網の正面図
【図3】本考案の一実施例に係る魚網の部分拡大正面図
【図4】本考案の一実施例に係る魚網の部分拡大正面図
【図5】本考案の一実施例に係る検出手段の構成図
【図6】本考案の一実施例に係る検出手段のパルスの波
形図
【図7】本考案の他の実施例に係る魚網の正面図
【図8】本考案の他の実施例に係る検出手段の構成図
【符号の説明】
1 魚網 4 光ファイバ イ 入光部 ロ 出光部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ4を網状に編成し、その一端
    部を光源12の光が入光する入光部イとし、他端部を光
    検出手段へ出光する出光部ロとしたことを特徴とする養
    魚用魚網。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ4を魚網1の内部に編み
    込んだことを特徴とする請求項1記載の養魚用魚網。
JP6100892U 1992-08-06 1992-08-06 養魚用魚網 Expired - Lifetime JPH0719258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6100892U JPH0719258Y2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 養魚用魚網

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JP6100892U JPH0719258Y2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 養魚用魚網

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Publication Number Publication Date
JPH0615464U JPH0615464U (ja) 1994-03-01
JPH0719258Y2 true JPH0719258Y2 (ja) 1995-05-10

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