JPH0719220U - スタッカクレーンのブレーキ装置 - Google Patents

スタッカクレーンのブレーキ装置

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JPH0719220U
JPH0719220U JP5473093U JP5473093U JPH0719220U JP H0719220 U JPH0719220 U JP H0719220U JP 5473093 U JP5473093 U JP 5473093U JP 5473093 U JP5473093 U JP 5473093U JP H0719220 U JPH0719220 U JP H0719220U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stacker crane
brake device
upper frame
low speed
traveling
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Pending
Application number
JP5473093U
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English (en)
Inventor
幸博 今枝
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0719220U publication Critical patent/JPH0719220U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行台車のマストの減速時、停止時の揺れを
防止する。 【構成】 スタッカクレーンは高速vHから低速vLま
で減速し、低速vLから停止する。上部フレームに備え
られたブレーキ装置は減速状態から低速vLに移行する
時に瞬時動作する。これにより、減速によってつんのめ
るような姿勢で傾いていたマストの姿勢をほぼ垂直に矯
正することができ、停止時にはほとんど傾いていないま
ま停止するので、停止後に上部フレームのブレーキ装置
を開放した時にも揺れを生じることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スタッカクレーンの上部フレームに設けられたブレーキ装置に関し 、特にマストの振動を抑制することのできるスタッカクレーンのブレーキ装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、スタッカクレーンの一例を示す正面図である。スタッカクレーンは、 走行レール1上を走行する走行台車2と、走行台車2に立設されたマスト3、3 に沿って昇降する昇降台4と、マスト3、3の先端同士を連結する上部フレーム 5とからなる。上部フレーム5には上部レール6に接して転動する車輪7、7が 取り付けられている。昇降台4にはフォーク8が備えられており、物品Wの受渡 を行う。このようなスタッカクレーンにおいて、駆動及び制動を走行台車2の車 輪9、9で行なった場合、減速時には上部フレーム5が走行台車2よりも先に進 んでつんのめるような姿勢になり、停止精度に影響が出たり、フォーク時の荷ず れの原因となる。この対策として上部フレーム5にもブレーキを設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上下の各ブレーキを同時に動作させても、必ずしも有効ではな い。上部フレーム5に設けたブレーキは、走行停止時に閉じられ、2秒後に開放 するようにしているが、図2の右側に示すように、走行台車2と上部フレーム5 とが進行方向向きに前後にずれ、マスト3、3が傾いた状態で拘束されるので、 上部フレーム5のブレーキを開放した時に揺れ戻しが見られる。スタッカクレー ンは、通常の運転速度から減速、一定の速度(低速)に達して減速をやめて停止 位置まで低速で走行、そして停止という段階を踏んで停止するが、減速の段階に おいて上部フレーム5がつんのめっており、低速に移行する際に揺れを生じ、そ の揺れが収まらないまま停止するためである。
【0004】 よって本考案の目的は、スタッカクレーンの減速・走行停止時の振動や揺れを 防止し、揺れに起因する事故の発生を防止することのできるようなスタッカクレ ーンのブレーキ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、スタッカクレーンの上部フレームに設け られたブレーキ装置であって、減速状態から低速走行に移行する時に瞬時動作す るようにスタッカクレーンのブレーキ装置を構成した。
【0006】
【作用】
本考案は上記の構成としたので、次のような作用を奏する。
【0007】 本考案に係るスタッカクレーンのブレーキ装置によると、スタッカクレーンの 上部フレームに設けられたブレーキ装置は、減速状態から低速走行に移行する時 に瞬時動作するので、上部フレームのみが制動されることになり、走行台車より も上部フレームの方が進行方向向きに前方に進み、マストが傾いた姿勢を、ほぼ 垂直姿勢に矯正することができる。
【0008】
【実施例】
以下図示の実施例について説明する。
【0009】 図1は、本考案に係るスタッカクレーンのブレーキ装置の一実施例の動作タイ ミングを示す図である。
【0010】 本実施例のスタッカクレーンのブレーキ装置が備えられた図2に示すようなス タッカクレーンは、高速vHから低速vLまで減速し、低速vLで停止位置まで 走行し、そして停止する。減速は、走行台車2に備えられた走行モータを駆動す るインバータの周波数を変化させることにより行い、停止は走行台車2に備えら れた走行台車ブレーキを作動させることにより行われる。
【0011】 本実施例のスタッカクレーンのブレーキ装置は、上部フレーム5に備えられて おり、スタッカクレーンに搭載されたスタッカクレーン制御装置(図示していな い)により制御される。
【0012】 図1に示すように、上部フレーム5に備えたブレーキ装置は、走行台車2に備 えたブレーキ装置と同じタイミングで作動せず、減速状態から低速vLに移行す る時に瞬時動作する。この瞬時動作により、上部フレーム5のみが制動されるの で、走行台車2側で減速することにより生じていたマスト3、3の進行方向前方 への傾きが矯正され、ほぼ垂直な姿勢になる。瞬時動作させる時間の長さは、瞬 時動作によりマスト3、3が垂直に近づくように、適切に調整される。
【0013】 低速vLから停止する時には、上部フレーム5に備えたブレーキ装置は走行台 車2側のブレーキ装置と同時に作動し、2秒後に開放される。スタッカクレーン が停止する時には、上部フレーム5に備えたブレーキ装置の瞬時動作によりマス ト3、3の傾きがほぼ矯正されているので、ブレーキ装置の開放時にマスト3、 3の揺れをほとんど生じることはなく、よってマスト3、3の揺れによる事故を 防止することができる。
【0014】 なお、本実施例にあっては、図1に示すように、走行台車2が高速vH から減 速状態に移行する時にも、上部フレーム5に備えたブレーキ装置を瞬時動作させ ている。これは、走行台車2が高速vH から減速状態に移行する時にも、上部フ レーム5が走行台車2よりも先に進んでつんのめるような姿勢になり、マスト3 、3に揺れが生じるばかりか、走行モータが過負荷状態となって走行以上となる のを防止するためである。ブレーキ装置を作動させるタイミングは、加速度セン サ等を取り付けて、上部フレーム5が走行台車2よりも先に進んでつんのめり始 めるのを検出して求めたり、またマスト3、3の高さ・載荷重量・昇降台重量・ 昇降台位置等をパラメータとして演算により求めたりすればよい。
【0015】 以上本考案の実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定されるも のではなく、本考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは言う までもない。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るスタッカクレーンのブレーキ装置によると、スタ ッカクレーンの減速状態から低速への移行時にマストがほとんど揺れることはな く、また停止時にマストがほぼ垂直な姿勢なのでブレーキ装置開放時にマストが ほとんど揺れることはないので、揺れによる事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係るスタッカクレーンのブレ
ーキ装置の一実施例の動作タイミングを示す図である。
【図2】図2は、図1の実施例が適用可能なスタッカク
レーンの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
vH 高速 vL 低速

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンの上部フレームに設け
    られたブレーキ装置であって、減速状態から低速走行に
    移行する時に瞬時動作することを特徴とするスタッカク
    レーンのブレーキ装置。
JP5473093U 1993-09-14 1993-09-14 スタッカクレーンのブレーキ装置 Pending JPH0719220U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4862007A (ja) * 1971-11-11 1973-08-30
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JPS5022214U (ja) * 1973-06-23 1975-03-13
JPS59157186U (ja) * 1983-04-07 1984-10-22 旭エンジニアリング株式会社 複列管継手構造
JP2007246248A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Asyst Shinko Inc スタッカークレーンの駆動制御装置

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