JPH07192190A - 運搬車案内装置 - Google Patents

運搬車案内装置

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JPH07192190A
JPH07192190A JP33327593A JP33327593A JPH07192190A JP H07192190 A JPH07192190 A JP H07192190A JP 33327593 A JP33327593 A JP 33327593A JP 33327593 A JP33327593 A JP 33327593A JP H07192190 A JPH07192190 A JP H07192190A
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JP
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passage
cargo
guide block
transport vehicle
detecting
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JP33327593A
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English (en)
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Mamoru Higaki
守 檜垣
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば荷役フォークリフトのような運搬車を
確実にエレベータの出入り口のような所定の位置まで案
内することができる運搬車案内装置を得る。 【構成】 荷役フォークリフト10の通路5に配設さ
れ、この荷役フォークリフト10の通過を検出する荷役
検出装置11a、11bと、この荷役検出装置11a、
11bの出力に基づいて付勢され、荷役フォークリフト
10の通過を知らせるブザー14、表示灯15と、荷役
検出装置11a、11bと並設され、荷役フォークリフ
ト10を案内するための案内ブロック体13と、この案
内ブロック体13を通過した荷役フォークリフト10の
エレベータの出入り口への接近を検出する荷役検出装置
12a、12bとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、運搬車案内装置に関
し、特に例えば荷役フォークリストを用いた荷物用エレ
ベータ出入り案内装置等に用いて好適な運搬車案内装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的な荷役フォークリスト等を
用いてエレベータのかご内に荷物を運び入れる際の乗場
階床を示す平面図、同じく図7は一般的な荷役フォーク
リスト等を用いてエレベータのかご内から荷物を運び出
す際の乗場階床を示す平面図である。図において、1、
2は出入り口の角に設けられたコンクリートまたは木材
の保護ブロック、3、4は乗場である荷物用エレベータ
の三方枠、5は乗場階床における荷役フォークリストの
通路、6は乗場の戸、7はエレベータのかご、8はかご
の戸、10は荷役フォークリスト、10a、10bはそ
れぞれ荷役フォークリストの前輪、後輪である。
【0003】一般に、工場や倉庫等の荷物用エレベー
タ、特に大型の自動運転荷物用エレベータで例えば荷役
フォークリスト10等によってエレベータのかご7内に
荷物を運び入れたり、これより運び出す場合には、図6
および図7に示すように、その出し入れに直進の外に、
左右へのハンドル操作が必要である。このハンドル操作
は、従来より運転者のテクニックに任され、荷役フォー
クリスト10が走行する通路5が狭い場合、または操作
の過不足から三方枠3、4に接触したり、あるいは衝突
し、時として乗場の戸6またはかごの戸8に接触し、曲
損、破損に至る場合があり、そのために、三方枠3、4
の所にそれぞれ保護ブロック1、2が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
保護ブロックは接触した場合の損傷を防止したり、目印
を目的としており、荷役フォークリストの衝突や接触の
防止は運転者の運転注意に委ねられており、従って、従
来は、荷役フォークリストを確実に荷物用エレベータに
出入りさせることが困難であるという問題点があった。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、例えば荷役フォークリストのよう
な運搬車を確実にエレベータの出入り口のような所定の
位置まで案内することができる運搬車案内装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る運
搬車案内装置は、運搬車の通路に配設され、該運搬車の
通過を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段
の出力に基づいて付勢され、運搬車の通過を知らせる報
知手段と、第1の検出手段と並設され、運搬車を案内す
るための案内ブロック体と、この案内ブロック体を通過
した運搬車の所定の場所への接近を検出する第2の検出
手段とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係る運搬車案内装置は、
運搬車の通路に配設され、該運搬車の通過を検出する第
1の検出手段と、この第1の検出手段の出力に基づいて
付勢され、運搬車の通過を知らせる第1の報知手段と、
第1の検出手段と並設され、運搬車を案内するための案
内ブロック体と、この案内ブロック体を通過した運搬車
の所定の場所への接近を検出する第2の検出手段と、こ
の第2の検出手段の出力に基づいて付勢され、運搬車の
通過を知らせる第2の報知手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、運搬車の通路に配
設された第1の検出手段で運搬車の通過を検出し、その
検出出力に基づいて報知手段を付勢して運搬車の通過を
知らせる。また、第1の検出手段と並設して運搬車を案
内するための案内ブロック体を設け、この案内ブロック
体を運搬車が通過して所定の場所へ接近したら第2の検
出手段でその通過を検出する。これにより、運転者は運
搬車を周囲のものに接触させたり、衝突させたりするこ
となく、確実に案内できる。
【0009】又、請求項2の発明においては、運搬車の
通路に配設された第1の検出手段で運搬車の通過を検出
し、その検出出力に基づいて第1の報知手段を付勢して
運搬車の通過を知らせる。また、第1の検出手段と並設
して運搬車を案内するための案内ブロック体を設け、こ
の案内ブロック体を運搬車が通過して所定の場所へ接近
したら第2の検出手段でその通過を検出し、その検出出
力に基づいて第2の報知手段を付勢して運搬車の通過を
知らせる。これにより、運転者は運搬車を周囲のものに
接触させたり、衝突させたりすることなく、より確実に
案内できる。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を、一例として、
例えば荷役フォークリストを用いた荷物用エレベータ出
入り案内装置に適用した場合を例に取り、図について説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図、図2
は図1の線A−Aを切断して示す断面図であり、図6お
よび図7と対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。図において、11a、11bは荷役フ
ォークリスト10の走行通過の際の荷重を検出し、その
通過を表す出力を発生する第1の検出手段としての荷重
検出装置であって、この荷重検出装置11a、11bは
通路5の床面下部に、図2に示すように、その上を荷役
フォークリスト10の各前輪10aおよび各後輪10b
が通過できるような所定の間隔をもって配設される。
【0011】12a、12bは荷役フォークリスト10
が乗場の戸6、エレベータのかご8に接近してその上を
通過したときの荷重を検出し、その通過を表す出力を発
生する第2の検出手段としての荷重検出装置であって、
この荷重検出装置12a、12bは通路5の床面下部
に、その上を荷役フォークリスト10の各前輪10aお
よび各後輪10bが通過できるような所定の間隔をもっ
て配設される。13は荷重検出装置11a、11bと並
行に目印案内された通路の床面に突設された複数の案内
ブロック体であって、この案内ブロック体13は荷役フ
ォークリスト10が余裕をもって通過できるような間隔
をもって設けられる。この案内ブロック体13には、図
2に示すように、目印となるポール13aが取り付けら
れる。
【0012】14は荷重検出装置11a、11bが荷役
フォークリスト10の荷重を検出したときにその検出信
号により付勢されて作動し、荷役フォークリスト10が
通過したことを知らせる報知手段としてのブザーであっ
て、乗場階床の壁面9に設けられる。15は上述のブザ
ー14の鳴動と共に点灯し、荷役フォークリスト10の
運転者に進行してもよい旨の表示を行う報知手段として
の表示灯、16は荷役フォークリスト10がさらに進行
し、荷重検出装置12a、12bが荷役フォークリスト
10の荷重を検出したときにその検出信号により付勢さ
れて作動し、乗場の戸6、かごの戸8の開いた状態を一
定時間保持させる延長表示を行う報知手段としての表示
灯であって、いずれもブザー14と同様に乗場階床の壁
面9に設けられる。
【0013】図3は荷重検出装置11a、11b、12
a12b、ブザー14、表示灯15、16等の電気的接
続関係を示す接続図である。図において、荷重検出装置
11a、11bと12a、12bは代表的に常開接点で
表しており、電源の一側(+側)と他側(−側)の間に
荷重検出装置11a、11bとタイムリレー21が直列
接続され、同じく電源の一側(+側)と他側(−側)の
間にタイムリレー21の接点21aとブザー14が直列
接続され、このブザー14に表示灯15が並列接続され
る。
【0014】また、電源の一側(+側)と他側(−側)
の間に荷重検出装置12a、12bとタイムリレー22
が直列接続され、同じく電源の一側(+側)と他側(−
側)の間にタイムリレー22の接点22aとドア(戸)
管制部23が直列接続され、このドア管制部23に表示
灯16が並列接続される。ドア管制部23は図示せずも
エレベータの運転室の制御盤にケーブル等を介して接続
され、戸開延長を司るものである。なお、タイムリレー
21、22は作動してから一定時間後に初期状態に復帰
する時限リレーが用いられる。
【0015】次に、この発明の一実施例の動作につい
て、図4および図5を参照しながら説明する。なお、図
4は荷役フォークリスト10がエレベータのかご7のか
ご内部7aへ前進する状態を示しており、図5は荷役フ
ォークリスト10がエレベータのかご7のかご内部7a
から後進する状態を示している。図4において、いま、
イ、ロ、ハの状態をそれぞれ取りながら荷役フォークリ
スト10が前進するものとすると、まず、左右の案内ブ
ロック体13の内側を荷役フォークリスト10が通過す
ることによって、この荷役フォークリスト10は必然的
に荷重検出装置11a、11bの上を通り、その荷重が
検出され、つまりその常開接点が閉じる。
【0016】すると、タイムリレー21が付勢されてそ
の接点21aが閉じてブザー14が鳴動すると共に、表
示灯15が点灯する。このブザー14の鳴動と表示灯1
5の点灯により、運転者は荷役フォークリスト10を前
進させてよいことが判断できる。さらに前進すると、荷
役フォークリスト10は荷重検出装置12a、12bの
上を通り、その荷重が検出され、つまりその常開接点が
閉じる。
【0017】すると、タイムリレー22が付勢されてそ
の接点22aが閉じてドア管制部23が作動すると共
に、表示灯16が点灯する。この表示灯16の点灯によ
り、運転者は荷役フォークリスト10を前進させ、ドア
管制部23で開いた状態に保持されている乗場の戸6、
かごの戸8を通ってエレベータのかご7のかご内部7a
に荷役フォークリスト10を納めることができる。
【0018】一方、図5において、いま、イ、ロ、ハの
状態をそれぞれ取りながら荷役フォークリスト10が後
進するものとすると、まず、荷役フォークリスト10は
荷重検出装置12a、12bの上を通り、その荷重が検
出され、つまりその常開接点が閉じる。すると、タイム
リレー22が付勢されてその接点22aが閉じてドア管
制部23が作動すると共に、表示灯16が点灯する。こ
の表示灯16の点灯により、運転者は荷役フォークリス
ト10を後進させる。この間、ドア管制部23により乗
場の戸6、かごの戸8は戸開延長される。そして、さら
に後進して左右の案内ブロック体13の内側を荷役フォ
ークリスト10が通過することによって、その荷重が検
出され、つまりその常開接点が閉じる。
【0019】すると、タイムリレー21が付勢されてそ
の接点21aが閉じてブザー14が鳴動すると共に、表
示灯15が点灯する。このブザー14の鳴動と表示灯1
5の点灯により、運転者は荷役フォークリスト10を後
進させてよいことが判断できる。かくして、運転者は荷
役フォークリスト10を首尾よく後進させることができ
る。
【0020】このように、本実施例では、荷役フォーク
リスト10の通路5になる床面に設けられた左右の案内
ブロック体13の内側を通るように運転すれば、案内ブ
ロック体13と並行に配設された荷重検出装置11a、
11bの上を荷役フォークリスト10が通過したことが
検出され、このことが表示灯15等で案内表示されるの
で、運転者はこれを視認でき、その上でエレベータの前
に荷役フォークリスト10を安全に前進させることがで
き、乗場階床の三方枠3、4等に接触したり、衝突し、
時として乗場の戸6またはかごの戸8に接触し、これを
曲損、破損したりすること等が未然に防止される。
【0021】また、エレベータのかご7のかご内部7a
から荷役フォークリスト10を後進させる場合も、案内
ブロック体13のポール13aを目印にその内側を通る
ように運転すれば、後輪10bが先に荷重検出装置12
a、12bを通過し、次いで荷重検出装置11a、11
bを通過することにより、案内表示が運転者に与えら
れ、エレベータの前から荷役フォークリスト10を安全
に後進させることができ、乗場階床の三方枠3、4等に
接触したり、衝突し、時として乗場の戸6またはかごの
戸8に接触し、これを曲損、破損したりすること等が未
然に防止される。
【0022】なお、上記実施例では運搬車として荷役フ
ォークリストの場合を例にとり、エレベータのかごに出
し入れする場合について説明したが、これに限定される
ことなく、例えば工場や倉庫でその他の運搬車により荷
物を搬入、搬出する場合等にも同様に適用でき、同様の
効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
運搬車の通路に配設され、該運搬車の通過を検出する第
1の検出手段と、この第1の検出手段の出力に基づいて
付勢され、運搬車の通過を知らせる報知手段と、第1の
検出手段と並設され、運搬車を案内するための案内ブロ
ック体と、この案内ブロック体を通過した運搬車の所定
の場所への接近を検出する第2の検出手段とを備えたの
で、運転者は運搬車を周囲のものに接触させたり、衝突
させたりすることなく、確実に案内でき、安全で作業効
率のよい運搬が可能になるという効果がある。
【0024】請求項2の発明によれば、運搬車の通路に
配設され、該運搬車の通過を検出する第1の検出手段
と、この第1の検出手段の出力に基づいて付勢され、運
搬車の通過を知らせる第1の報知手段と、第1の検出手
段と並設され、運搬車を案内するための案内ブロック体
と、この案内ブロック体を通過した運搬車の所定の場所
への接近を検出する第2の検出手段と、この第2の検出
手段の出力に基づいて付勢され、運搬車の通過を知らせ
る第2の報知手段とを備えたので、運転者は運搬車を周
囲のものに接触させたり、衝突させたりすることなく、
より確実に案内でき、さらに、安全で作業効率のよい運
搬が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明の要部を示す断面図である。
【図3】この発明の要部を示す接続図である。
【図4】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例の動
作説明に供するための図である。
【図5】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例の動
作説明に供するための図である。
【図6】一般的な荷役フォークリスト等を用いてエレベ
ータのかご内に荷物を運び入れる際の乗場階床を示す平
面図である。
【図7】一般的な荷役フォークリスト等を用いてエレベ
ータのかご内から荷物を運び出す際の乗場階床を示す平
面図である。
【符号の説明】
3、4 三方枠 5 通路 10 荷役フォークリスト 11a、11b 荷重検出装置 12a、12b 荷重検出装置 13 案内ブロック体 14 ブザー 15、16 表示灯
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 運搬車案内装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、運搬車案内装置に関
し、特に例えば荷役フォークリフトを用いた荷物用エレ
ベータ出入り案内装置等に用いて好適な運搬車案内装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的な荷役フォークリフト等を
用いてエレベータのかご内に荷物を運び入れる際の乗場
階床を示す平面図、同じく図7は一般的な荷役フォーク
リフト等を用いてエレベータのかご内から荷物を運び出
す際の乗場階床を示す平面図である。図において、1、
2は出入り口の角に設けられたコンクリートまたは木材
の保護ブロック、3、4は乗場である荷物用エレベータ
の三方枠、5は乗場階床における荷役フォークリフトの
通路、6は乗場の戸、7はエレベータのかご、8はかご
の戸、10は荷役フォークリフト、10a、10bはそ
れぞれ荷役フォークリフトの前輪、後輪である。
【0003】一般に、工場や倉庫等の荷物用エレベー
タ、特に大型の自動運転荷物用エレベータで例えば荷役
フォークリフト10等によってエレベータのかご7内に
荷物を運び入れたり、これより運び出す場合には、図6
および図7に示すように、その出し入れに直進の外に、
左右へのハンドル操作が必要である。このハンドル操作
は、従来より運転者のテクニックに任され、荷役フォー
クリフト10が走行する通路5が狭い場合、または操作
の過不足から三方枠3、4に接触したり、あるいは衝突
し、時として乗場の戸6またはかごの戸8に接触し、曲
損、破損に至る場合があり、そのために、三方枠3、4
の所にそれぞれ保護ブロック1、2が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
保護ブロックは接触した場合の損傷を防止したり、目印
を目的としており、荷役フォークリフトの衝突や接触の
防止は運転者の運転注意に委ねられており、従って、従
来は、荷役フォークリフトを確実に荷物用エレベータに
出入りさせることが困難であるという問題点があった。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、例えば荷役フォークリフトのよう
な運搬車を確実にエレベータの出入り口のような所定の
位置まで案内することができる運搬車案内装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る運
搬車案内装置は、運搬車の通路に配設され、該運搬車の
通過を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段
の出力に基づいて付勢され、運搬車の通過を知らせる報
知手段と、第1の検出手段と並設され、運搬車を案内す
るための案内ブロック体と、この案内ブロック体を通過
した運搬車の所定の場所への接近を検出する第2の検出
手段とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係る運搬車案内装置は、
運搬車の通路に配設され、該運搬車の通過を検出する第
1の検出手段と、この第1の検出手段の出力に基づいて
付勢され、運搬車の通過を知らせる第1の報知手段と、
第1の検出手段と並設され、運搬車を案内するための案
内ブロック体と、この案内ブロック体を通過した運搬車
の所定の場所への接近を検出する第2の検出手段と、こ
の第2の検出手段の出力に基づいて付勢され、運搬車の
通過を知らせる第2の報知手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、運搬車の通路に配
設された第1の検出手段で運搬車の通過を検出し、その
検出出力に基づいて報知手段を付勢して運搬車の通過を
知らせる。また、第1の検出手段と並設して運搬車を案
内するための案内ブロック体を設け、この案内ブロック
体を運搬車が通過して所定の場所へ接近したら第2の検
出手段でその通過を検出する。これにより、運転者は運
搬車を周囲のものに接触させたり、衝突させたりするこ
となく、確実に案内できる。
【0009】又、請求項2の発明においては、運搬車の
通路に配設された第1の検出手段で運搬車の通過を検出
し、その検出出力に基づいて第1の報知手段を付勢して
運搬車の通過を知らせる。また、第1の検出手段と並設
して運搬車を案内するための案内ブロック体を設け、こ
の案内ブロック体を運搬車が通過して所定の場所へ接近
したら第2の検出手段でその通過を検出し、その検出出
力に基づいて第2の報知手段を付勢して運搬車の通過を
知らせる。これにより、運転者は運搬車を周囲のものに
接触させたり、衝突させたりすることなく、より確実に
案内できる。
【0010】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例を、一例として、
例えば荷役フォークリフトを用いた荷物用エレベータ出
入り案内装置に適用した場合を例に取り、図について説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図、図2
は図1の線A−Aを切断して示す断面図であり、図6お
よび図7と対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。図において、11a、11bは荷役フ
ォークリフト10の走行通過の際の荷重を検出し、その
通過を表す出力を発生する第1の検出手段としての荷重
検出装置であって、この荷重検出装置11a、11bは
通路5の床面下部に、図2に示すように、その上を荷役
フォークリフト10の各前輪10aおよび各後輪10b
が通過できるような所定の間隔をもって配設される。
【0011】12a、12bは荷役フォークリフト10
が乗場の戸6、エレベータのかご8に接近してその上を
通過したときの荷重を検出し、その通過を表す出力を発
生する第2の検出手段としての荷重検出装置であって、
この荷重検出装置12a、12bは通路5の床面下部
に、その上を荷役フォークリフト10の各前輪10aお
よび各後輪10bが通過できるような所定の間隔をもっ
て配設される。13は荷重検出装置11a、11bと並
行に目印案内された通路の床面に突設された複数の案内
ブロック体であって、この案内ブロック体13は荷役フ
ォークリフト10が余裕をもって通過できるような間隔
をもって設けられる。この案内ブロック体13には、図
2に示すように、目印となるポール13aが取り付けら
れる。
【0012】14は荷重検出装置11a、11bが荷役
フォークリフト10の荷重を検出したときにその検出信
号により付勢されて作動し、荷役フォークリフト10が
通過したことを知らせる報知手段としてのブザーであっ
て、乗場階床の壁面9に設けられる。15は上述のブザ
ー14の鳴動と共に点灯し、荷役フォークリフト10の
運転者に進行してもよい旨の表示を行う報知手段として
の表示灯、16は荷役フォークリフト10がさらに進行
し、荷重検出装置12a、12bが荷役フォークリフト
10の荷重を検出したときにその検出信号により付勢さ
れて作動し、乗場の戸6、かごの戸8の開いた状態を一
定時間保持させる延長表示を行う報知手段としての表示
灯であって、いずれもブザー14と同様に乗場階床の壁
面9に設けられる。
【0013】図3は荷重検出装置11a、11b、12
a12b、ブザー14、表示灯15、16等の電気的接
続関係を示す接続図である。図において、荷重検出装置
11a、11bと12a、12bは代表的に常開接点で
表しており、電源の一側(+側)と他側(−側)の間に
荷重検出装置11a、11bとタイムリレー21が直列
接続され、同じく電源の一側(+側)と他側(−側)の
間にタイムリレー21の接点21aとブザー14が直列
接続され、このブザー14に表示灯15が並列接続され
る。
【0014】また、電源の一側(+側)と他側(−側)
の間に荷重検出装置12a、12bとタイムリレー22
が直列接続され、同じく電源の一側(+側)と他側(−
側)の間にタイムリレー22の接点22aとドア(戸)
管制部23が直列接続され、このドア管制部23に表示
灯16が並列接続される。ドア管制部23は図示せずも
エレベータの運転室の制御盤にケーブル等を介して接続
され、戸開延長を司るものである。なお、タイムリレー
21、22は作動してから一定時間後に初期状態に復帰
する時限リレーが用いられる。
【0015】次に、この発明の一実施例の動作につい
て、図4および図5を参照しながら説明する。なお、図
4は荷役フォークリフト10がエレベータのかご7のか
ご内部7aへ前進する状態を示しており、図5は荷役フ
ォークリフト10がエレベータのかご7のかご内部7a
から後進する状態を示している。図4において、いま、
イ、ロ、ハの状態をそれぞれ取りながら荷役フォークリ
フト10が前進するものとすると、まず、左右の案内ブ
ロック体13の内側を荷役フォークリフト10が通過す
ることによって、この荷役フォークリフト10は必然的
に荷重検出装置11a、11bの上を通り、その荷重が
検出され、つまりその常開接点が閉じる。
【0016】すると、タイムリレー21が付勢されてそ
の接点21aが閉じてブザー14が鳴動すると共に、表
示灯15が点灯する。このブザー14の鳴動と表示灯1
5の点灯により、運転者は荷役フォークリフト10を前
進させてよいことが判断できる。さらに前進すると、荷
役フォークリフト10は荷重検出装置12a、12bの
上を通り、その荷重が検出され、つまりその常開接点が
閉じる。
【0017】すると、タイムリレー22が付勢されてそ
の接点22aが閉じてドア管制部23が作動すると共
に、表示灯16が点灯する。この表示灯16の点灯によ
り、運転者は荷役フォークリフト10を前進させ、ドア
管制部23で開いた状態に保持されている乗場の戸6、
かごの戸8を通ってエレベータのかご7のかご内部7a
に荷役フォークリフト10を納めることができる。
【0018】一方、図5において、いま、イ、ロ、ハの
状態をそれぞれ取りながら荷役フォークリフト10が後
進するものとすると、まず、荷役フォークリフト10は
荷重検出装置12a、12bの上を通り、その荷重が検
出され、つまりその常開接点が閉じる。すると、タイム
リレー22が付勢されてその接点22aが閉じてドア管
制部23が作動すると共に、表示灯16が点灯する。こ
の表示灯16の点灯により、運転者は荷役フォークリフ
ト10を後進させる。この間、ドア管制部23により乗
場の戸6、かごの戸8は戸開延長される。そして、さら
に後進して左右の案内ブロック体13の内側を荷役フォ
ークリフト10が通過することによって、その荷重が検
出され、つまりその常開接点が閉じる。
【0019】すると、タイムリレー21が付勢されてそ
の接点21aが閉じてブザー14が鳴動すると共に、表
示灯15が点灯する。このブザー14の鳴動と表示灯1
5の点灯により、運転者は荷役フォークリフト10を後
進させてよいことが判断できる。かくして、運転者は荷
役フォークリフト10を首尾よく後進させることができ
る。
【0020】このように、本実施例では、荷役フォーク
リフト10の通路5になる床面に設けられた左右の案内
ブロック体13の内側を通るように運転すれば、案内ブ
ロック体13と並行に配設された荷重検出装置11a、
11bの上を荷役フォークリフト10が通過したことが
検出され、このことが表示灯15等で案内表示されるの
で、運転者はこれを視認でき、その上でエレベータの前
に荷役フォークリフト10を安全に前進させることがで
き、乗場階床の三方枠3、4等に接触したり、衝突し、
時として乗場の戸6またはかごの戸8に接触し、これを
曲損、破損したりすること等が未然に防止される。
【0021】また、エレベータのかご7のかご内部7a
から荷役フォークリフト10を後進させる場合も、案内
ブロック体13のポール13aを目印にその内側を通る
ように運転すれば、後輪10bが先に荷重検出装置12
a、12bを通過し、次いで荷重検出装置11a、11
bを通過することにより、案内表示が運転者に与えら
れ、エレベータの前から荷役フォークリフト10を安全
に後進させることができ、乗場階床の三方枠3、4等に
接触したり、衝突し、時として乗場の戸6またはかごの
戸8に接触し、これを曲損、破損したりすること等が未
然に防止される。
【0022】なお、上記実施例では運搬車として荷役フ
ォークリフトの場合を例にとり、エレベータのかごに出
し入れする場合について説明したが、これに限定される
ことなく、例えば工場や倉庫でその他の運搬車により荷
物を搬入、搬出する場合等にも同様に適用でき、同様の
効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
運搬車の通路に配設され、該運搬車の通過を検出する第
1の検出手段と、この第1の検出手段の出力に基づいて
付勢され、運搬車の通過を知らせる報知手段と、第1の
検出手段と並設され、運搬車を案内するための案内ブロ
ック体と、この案内ブロック体を通過した運搬車の所定
の場所への接近を検出する第2の検出手段とを備えたの
で、運転者は運搬車を周囲のものに接触させたり、衝突
させたりすることなく、確実に案内でき、安全で作業効
率のよい運搬が可能になるという効果がある。
【0024】請求項2の発明によれば、運搬車の通路に
配設され、該運搬車の通過を検出する第1の検出手段
と、この第1の検出手段の出力に基づいて付勢され、運
搬車の通過を知らせる第1の報知手段と、第1の検出手
段と並設され、運搬車を案内するための案内ブロック体
と、この案内ブロック体を通過した運搬車の所定の場所
への接近を検出する第2の検出手段と、この第2の検出
手段の出力に基づいて付勢され、運搬車の通過を知らせ
る第2の報知手段とを備えたので、運転者は運搬車を周
囲のものに接触させたり、衝突させたりすることなく、
より確実に案内でき、さらに、安全で作業効率のよい運
搬が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明の要部を示す断面図である。
【図3】この発明の要部を示す接続図である。
【図4】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例の動
作説明に供するための図である。
【図5】この発明に係る運搬車案内装置の一実施例の動
作説明に供するための図である。
【図6】一般的な荷役フォークリフト等を用いてエレベ
ータのかご内に荷物を運び入れる際の乗場階床を示す平
面図である。
【図7】一般的な荷役フォークリフト等を用いてエレベ
ータのかご内から荷物を運び出す際の乗場階床を示す平
面図である。
【符号の説明】 3、4 三方枠 5 通路 10 荷役フォークリフト 11a、11b 荷重検出装置 12a、12b 荷重検出装置 13 案内ブロック体 14 ブザー 15、16 表示灯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬車の通路に配設され、該運搬車の通
    過を検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段の出力に基づいて付勢され、上記運
    搬車の通過を知らせる報知手段と、 上記第1の検出手段と並設され、上記運搬車を案内する
    ための案内ブロック体と、 この案内ブロック体を通過した上記運搬車の所定の場所
    への接近を検出する第2の検出手段とを備えたことを特
    徴とする運搬車案内装置。
  2. 【請求項2】 運搬車の通路に配設され、該運搬車の通
    過を検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段の出力に基づいて付勢され、上記運
    搬車の通過を知らせる第1の報知手段と、 上記第1の検出手段と並設され、上記運搬車を案内する
    ための案内ブロック体と、 この案内ブロック体を通過した上記運搬車の所定の場所
    への接近を検出する第2の検出手段と、 この第2の検出手段の出力に基づいて付勢され、上記運
    搬車の通過を知らせる第2の報知手段とを備えたことを
    特徴とする運搬車案内装置。
JP33327593A 1993-12-27 1993-12-27 運搬車案内装置 Pending JPH07192190A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102756996A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 永恒力集团 具有限位开关装置的地面运输车辆
JP2023002907A (ja) * 2021-06-23 2023-01-11 フジテック株式会社 エレベータの音案内装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102756996A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 永恒力集团 具有限位开关装置的地面运输车辆
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