JPH07192102A - 可搬情報記録媒体及びそれを用いたデータ伝送装置 - Google Patents

可搬情報記録媒体及びそれを用いたデータ伝送装置

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JPH07192102A
JPH07192102A JP6256310A JP25631094A JPH07192102A JP H07192102 A JPH07192102 A JP H07192102A JP 6256310 A JP6256310 A JP 6256310A JP 25631094 A JP25631094 A JP 25631094A JP H07192102 A JPH07192102 A JP H07192102A
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和成 中川
Masashi Yoshimura
雅志 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICメモリカードをR/Wなどの装置本体に
装着してデータ伝送を行う際に、ICメモリカードと装
置本体との位置ずれを防止し、信頼性に優れたデータ転
送を実現する。 【構成】 側面上にデータ送受信用コイルが複数並列に
設けられた可搬情報記録媒体を装着した際にそのデータ
送受信用コイルと対向する位置にデータ送受信用コイル
が複数並列に設けられ、双方のデータ送受信用コイルが
電磁結合して前記可搬情報記録媒体とパラレルにデータ
の送受信を行う記録再生装置において、前記可搬情報記
録媒体の装着完了位置で前記可搬情報記録媒体のデータ
送受信用コイルと前記記録再生装置のデータ送受信用コ
イルが適切に対向するように可搬情報記録媒体の位置を
規制する位置決め部材を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記憶媒体とそれを
用いて情報の読みだし或いは書き込みを行うリーダ/ラ
イタ(以下、R/Wと略記する。)などの装置本体とを
備えたデータ伝送装置に関するものであり、詳しくは装
置本体と情報記憶媒体との位置合わせが容易なるように
したデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型デ−タ送信機器であるIC
カ−ドの一種であるICメモリカ−ドは電子手帳のデ−
タベ−スをはじめパソコンの外部記憶媒体、増設メモリ
などに用いられ、その需要および利用分野は飛躍的に拡
大している。上記のようなメモリカ−ドの端末装置との
結合方式はピン挿入方式と非接触方式に分けられる。ピ
ン挿入方式は例えば68ピン程度のピンを用い信号をや
りとりをできるので8ビットや16ビットのパラレルデ
−タ転送ができ、高速な読みだし、書き込みが可能とな
るメリットがある反面、導体が露出しているため汚染に
よる接触不良やピンの小型化に起因する耐挿抜性の低下
などのトラブルが発生するといった問題があった。これ
に対して、非接触方式は導体が露出しないため上記のよ
うなトラブルの発生が無く、特に汚れた環境下での使用
で有利であることから各方面で実用化されている。
【0003】非接触で電力の供給や信号の送受信を行な
う手段としては光、電磁結合および電波などが提案され
ているが、現在実用化されているのはコストや消費電力
などを考慮して電磁結合方式によるものがほとんどであ
る。電磁結合を用いた非接触デ−タ転送には種々の方式
が提案されているが、最も一般的なものは送信用、受信
用各一つのコイルを用いてデ−タをシリアルに転送する
方式である。この方式ではシリアル転送ゆえにデ−タ転
送の高速化に限界がある。そこで提案された方式に複数
のコイルを用いてデ−タをパラレルに転送するマルチコ
イル方式がある。
【0004】図14はマルチコイル方式の一例である電
磁結合コネクタを用いたICメモリカ−ドの電子部品の
実装構成を示す平面図である。これはマルチチャンネル
電磁結合方式を用いた例えば非接触SRAMカ−ドで、
プリント基板307には,コイル1a〜1iがそれぞれ
所定のタ−ン数巻かれた磁性コア9個(2a〜2i)の
集合体である電磁結合コネクタ20、各コイルで受け取
った信号を所定の電圧まで増幅するアンプ316a〜3
16d、増幅した信号をデジタル波形に変換するコンパ
レ−タ314a〜314c、デ−タの読みだしおよび書
き込みの制御を行なう制御IC311、デ−タを記憶、
保持するメモリIC(ここではSRAM)308a,3
08b,、メモリに記憶されたデ−タを保持するための
電池312が実装されている。尚、図示しないが通常電
磁結合コネクタ20はコイルと磁性コア等を樹脂などで
封止し一体型としてある。
【0005】電磁結合コネクタ20は8ビットのパラレ
ルデ−タ転送を行なうことを目的に用いるもので、この
内、磁性コア2a〜2hに巻かれたコイル1a〜1hは
8ビットのデ−タ信号およびアドレス信号のやり取りを
するものであり、磁性コア2iに巻かれたコイル1iは
リ−ド、ライトおよびステイタスなどの命令信号を受け
取るものである。磁性コア2jに巻かれたコイル1jは
電力およびクロックを受け取るもので、安定した電力の
受け取りができるように巻線数を多くしてあるため磁性
コア2jは特別大きくしてある。
【0006】図15は図14に示した非接触S−RAM
カ−ドを用いたデ−タのやり取りを行なうシステムの回
路ブロック図である。
【0007】端末装置100とICメモリカ−ド200
間で行なわれる8ビットのパラレルデ−タのやり取りを
例にとって説明する。アドレス信号およびデ−タ信号の
区別、リ−ドおよびライトの区別を行なうべき信号を命
令信号用のコイル1iより送信し、アドレス信号または
デ−タ信号をデ−タ、アドレス信号用のコイル1a〜1
hより送信する。この時必要ならそれぞれの信号を幾つ
かに分割して(時間的にずらして)送信しても良い。ま
た、アドレス信号およびデ−タ信号を混ぜて送信しても
良い。信号送信のフォ−マットは自由に構成できる。こ
れら送信の信号処理はデ−タ処理回路101で行なわれ
る。なお、送信される全ての信号は受信可能な電圧、も
しくは電流値まで分圧抵抗などで小さくすることにより
送信時の消費電力を小さくできる。
【0008】送信された各信号は受信側の電磁結合コネ
クタに内蔵されたそれぞれ相対応するコイルで受信さ
れ、信号増幅回路201で所定スレッショルド電圧まで
増幅され、波形成形回路202にてハイ、ロウのデジタ
ル波形に変換され、メモリコントロ−ラ203で所定ア
ドレスに振り分けられメモリ204に記憶される。
【0009】電源回路102で直流より交流に変換され
た電力は発信回路103にて所定の周波数のクロック信
号を重畳され電力用コイル1jよりICメモリカ−ド2
00に送信される。ICカ−ド200で、対応するコイ
ルによって受信された電力は整流平滑回路205で直流
電源に変換され、定電圧回路206で所定電圧の定電圧
電源となり、各電子部品に供給される。
【0010】一方、ICメモリカードからデ−タを読み
出す場合は、端末100からの命令に従い、メモリコン
トロ−ラ203が指定デ−タをメモリ204から読み出
し、コイル1a〜1hに送出する。端末100において
は、デ−タ信号を対応するコイルにより受信し、信号増
幅回路104で増幅し、波形整形回路105でデジタル
波形に変換し、このデジタル信号が信号処理回路101
に送出される。
【0011】以上の構成の電磁結合型のICメモリカー
ドは従来のピン挿入タイプのものと同等かそれ以下のサ
イズで実現可能であるので、メモリなどの電子部品の実
装エリアを犠牲にすることなくICメモリカ−ドに装着
でき、しかも多チャンネルにできるため高速なデ−タ転
送ができるメリットがある。
【0012】しかし、コイルが密に配置されているた
め、ICメモリカードをR/W(リーダライタ)などの
装置本体に装着してデータ伝送を行う際に、ICメモリ
カードと装置本体との位置ずれが生じるとデータ伝送コ
イル間の位置ずれが起こり、データの転送が不可能とな
る。あるいは、受信側コイルに他のコイルの漏れ磁束が
飛込み、疑似信号が受信され、データ転送エラ−の原因
になる危険性が有る。(以下、この現象をクロスト−ク
という。)また、電力伝送用コイル間に位置ずれが生じ
ると、ICメモリカードに内部回路を起動するのに必要
な電力を与えることができず、データ伝送が不可能とな
るという欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、ICメモリカードをR/Wなどの
装置本体に装着してデータ伝送を行う際に、ICメモリ
カードと装置本体との位置ずれを防止し、信頼性に優れ
たデータ転送を実現することに有る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、側面上にデータ送受信用コイルが複数並
列に設けられた可搬情報記録媒体を装着した際にそのデ
ータ送受信用コイルと対向する位置にデータ送受信用コ
イルが複数並列に設けられ、双方のデータ送受信用コイ
ルが電磁結合して前記可搬情報記録媒体とパラレルにデ
ータの送受信を行う記録再生装置において、前記可搬情
報記録媒体の装着完了位置で前記可搬情報記録媒体のデ
ータ送受信用コイルと前記記録再生装置のデータ送受信
用コイルが適切に対向するように可搬情報記録媒体の位
置を規制する位置決め部材を設けたことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、側面上に電磁結合用コイ
ルが複数並列に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可
搬情報記録媒体を装着した際にその電磁結合用コイルと
対向する位置に電磁結合用コイルが複数並列に設けられ
た記録再生装置とからなり、双方の電磁結合用コイルが
電磁結合してパラレルにデータ等の送受信を行う情報伝
送装置において、前記記録再生装置には前記可搬情報記
録媒体の電磁結合用コイルが複数並列に設けられた側面
と直交し互いに隣合う面に当接する2つの基準面と、前
記2つの基準面のうち少なくとも1の基準面に前記可搬
情報記録媒体を押しつける押圧手段あるいは可搬情報記
録媒体の電磁結合用コイルが複数並列に設けられた側面
を前記記録再生装置の電磁結合用コイルに押しつける押
圧手段を設け、前記可搬情報記録媒体には前記記録再生
装置への装着完了位置で前記記録再生装置の押圧手段と
嵌合する係合部を設けたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、可搬情報記録媒体のデー
タ送受信用コイルが設けられた側面と同一表面上に凹部
又は凸部を設け、記録再生装置に可搬情報記録媒体が装
着された際に可搬情報記録媒体の凹部又は凸部と嵌合す
る凸部又は凹部を設けたことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、可搬情報記録媒体には磁
性体が固着され、記録再生装置には磁石が設置されて、
磁性体と磁石の磁気的吸引力により可搬情報記録媒体を
記録再生装置内の装着完了位置に保持することを特徴と
する。
【0018】また、本発明は、記録再生装置に少なくと
も2本のピンを設け、可搬情報記録媒体の電磁結合用コ
イルが複数並列に設けられた側面にはピンが挿入される
透孔を設けたことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、記録再生装置に可搬情報
記録媒体の電磁結合用コイルが複数並列に設けられた側
面を含む先端部が嵌合される凹部を形成し、その凹部内
に電磁結合用コイルを設置したことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、可搬情報記録媒体あるい
は前記記録再生装置の電磁結合用コイルを構成する磁性
コアの端部を表面に露呈したことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明によれば、可搬情報記録媒体を記録再生
装置に装着する際に可搬情報記録媒体が位置決め部材に
よってその側面部が正確に規制され、各々のコイルが適
切に対向される。
【0022】また、記録再生装置に可搬情報記録媒体を
基準面に押圧する押圧手段が設けられ、可搬情報記録媒
体には係合部が設けられ、押圧手段が係合部に嵌合する
ことにより、可搬情報記録媒体は適正な位置に保持さ
れ、良好な通信をすることができる。
【0023】また、可搬情報記録媒体のデータ送受信用
コイルが設けられた側面と同一表面上に凹部又は凸部を
設け、記録再生装置に可搬情報記録媒体が装着された際
に可搬情報記録媒体の凹部又は凸部と嵌合する凸部又は
凹部が設けられているため、凹部と凸部の嵌合により可
搬情報記録媒体の保持者は記録再生装置の適正な位置に
可搬情報記録媒体を装着することができ、各々のコイル
が適切に対向される。
【0024】また、可搬情報記録媒体に設置された磁性
体が記録再生装置に設けられた磁石に磁気的に吸引され
て、可搬情報記録媒体は記録再生装置に適正に装着さ
れ、良好な通信が保証される。
【0025】また、記録再生装置に設けられた少なくと
も2本のピンが可搬情報記録媒体に設けられた透孔に挿
入され案内されて、可搬情報記録媒体のコイルと記録再
生装置のコイルが適切に対向する。
【0026】また、記録再生装置に可搬情報記録媒体の
電磁結合用コイルが複数並列に設けられた側面を含む先
端部が嵌合される凹部を形成し、その凹部内に電磁結合
用コイルを設置したため、位置合わせが正確になされ
る。
【0027】また、可搬情報記録媒体あるいは前記記録
再生装置の電磁結合用コイルを構成する磁性コアの端部
を表面に露呈したことによりスペーシングロスがきわめ
て少なくなり、転送効率が向上する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図とともに説明す
る。図1は、第1実施例に係る記録再生装置の端部の周
縁の形状を表わす斜視図、図2及び図3は第1実施例に
係る記録再生装置の変形例を表わす斜視図である。本実
施例は記録再生装置にICメモリカードに対する位置規
制部を設けたものである。
【0029】図1において、100は記録再生装置であ
り、200はICメモリカードである。ICメモリカー
ド200は、その側端部に記録再生装置とデータなどの
やり取りを行うための電磁結合コネクタ20を有し、そ
の形状は所定の厚さを有するカード状である。また、記
録再生装置100は、ICメモリカード200の側面2
2と底面23に当接する基準面24、25が設けてお
り、ICメモリカードを基準面24、25に当接してセ
ットした場合ICメモリカードの電磁結合コネクタ20
と対向する位置に電磁結合コネクタ10が設けられてい
る。なお、ICメモリカードを基準面24、25に当接
してセットした場合、電磁結合コネクタ20と電磁結合
コネクタ10は、それぞれの中の各種コイルが互いに対
向するように構成されている。尚、電磁結合コネクタ1
0、20は図14に示されるように並設されたコイル、
磁性コア等を樹脂などで封止し一体型としてある。な
お、以下の各図のコネクタも同様の構成をとる。
【0030】この記録再生装置100のコネクタ10の
近傍に矢印で示すようにICメモリカード200を接近
させた際のメモリカード200の位置を正確に決めるた
めの構造を示し、コネクタ10の近傍には、ICメモリ
カード200の側面22と底面23に当接する基準面2
4、25が設けてある。
【0031】したがって、記録再生装置100のコネク
タ10の近傍に矢印で示すようにICメモリカード20
0を接近させ、ICメモリカード200をその側面22
を記録再生装置100の基準面24とを、またICメモ
リカード200の底面23を記録再生装置100の基準
面25をそれぞれ当接させてICメモリカード200の
コネクタ20と記録再生装置100のコネクタ10とを
対接させると、メモリカード200の位置が正確に規制
され、各コネクタ20、10のコイルが適切に対向さ
れ、良好な信号の授受を行うことができる。
【0032】図2は、前記第1実施例の変形例であり、
ICメモリカード200の側面22と底面23と当接す
る基準面24、25を有する例えばL字型の部材26を
記録再生装置100に設けたものである。部材26は、
ICメモリカード200を部材26に当接させて記録再
生装置100に装着した場合、記録再生装置100のコ
ネクタ10とICメモリカード200のコネクタ20が
正確に対抗するような位置に設けられている。
【0033】従って、カード所有者は容易に手に保持し
たまま記録再生装置100との正確なデータ通信を行う
ことができる。
【0034】図3は、前記第1実施例の別の変形例であ
り、上記図4のL字型の部材27を上下逆に配置した例
である。
【0035】図4は、本発明の第2実施例に係る記録再
生装置の端部の周縁の形状とICメモリカードの形状を
表わす斜視図であり、凹凸部の組合せにより位置合せを
実現したものである。
【0036】本実施例は、記録再生装置100に基準面
25を設け、電磁結合コネクタ10の近傍に2つの凸部
28を設けたものであり、そして、ICメモリカード2
00には電磁結合コネクタ20の近傍に凸部28と嵌合
する凹部29を設けたものである。なお、電磁結合コネ
クタ20,10は、凸部28と凹部29が嵌合した際に
コネクタ中の各コイルが互いに適切に対向するように配
置されている。
【0037】かかる構成において、ICメモリカード2
00の底面を記録再生装置100の基準面25に当接さ
せて、ICメモリカード200の凹部29と記録再生装
置100の凸部28とを合わせると、ICメモリカード
200のコネクタ20と記録再生装置100のコネクタ
10が適切に対向する。
【0038】本実施例においては、ICメモリカード2
00に凹部、記録再生装置100に凸部を設けている
が、ICメモリカード200に凸部、記録再生装置10
0に凹部を設ける構成にしても良い。また、本実施例で
は2組の凸部凹部により位置を規制しているが、少なく
とも1組の凸部凹部があれば足りる。尚、ICメモリカ
ードの長手方向の中心線に対して非対称となるように凸
部凹部を形成することにより、ICメモリカードを表裏
逆に装着することをも防止できる。
【0039】このように、第1及び第2実施例のような
構造にした結果、従来のようなメモリカードの保持機構
が不要となり、メモリカードを記録再生装置のコネクタ
に近接させるさいに前後左右斜めなど少なくとも2方向
以上の経路を選択できる。従って、ICメモリカードを
所有者が手に保持したまま記録再生装置とのデータの送
受信を行うことが可能となる。
【0040】また、コイル、コアなどの外形は本実施例
で示した例以外の形態、材料を適用できることはもちろ
んである。
【0041】図5は、本発明の第3実施例を表わすもの
であり、ICメモリカード200を記録再生装置100
に装着した状態を示す平面図である。本実施例は記録再
生装置にICメモリカードの押圧手段を設けたものであ
る。
【0042】記録再生装置100には、第1実施例と同
様にICメモリカード200の側面22と当接して位置
を規制する基準面24とICメモリカード200の底面
と当接して位置を規制する基準面(図示せず)が形成さ
れ、基準面24と対向する側にはほぼV字形をした板バ
ネ14が設けられている。一方、ICメモリカード20
0の側面には凹み状の係合部15が形成されている。
【0043】ICメモリカード200が記録再生装置1
00内の最終位置まで挿入されたとき、板バネ14の先
端部がICメモリカード200の係合部15内に嵌まり
込み、板バネ14の弾性力によりICメモリカード20
0は矢印V方向、すなわち基準面24側に押しつけられ
る。それによって、ICメモリカード200側の各種コ
イル210、220、230が記録再生装置100の各
種コイル110、120、130と適正に対向する。ま
た、板バネ14の弾性力によりICメモリカード200
は矢印W方向にも弾性付勢され、各種コイル210、2
20、230と各種コイル110、120、130とが
密着するとともに、両コイル群が不意に離れることな
く、ICメモリカード200がその位置にロック(保
持)される。
【0044】このような板バネ14と係合部15の機能
により、位置ずれが防止され、コイル相互間の間隔が所
定の値以下に保持されてICメモリカード200と記録
再生装置100の間の結合係数が高められ、給電ならび
にデータの伝送が適正に行われる。
【0045】この実施例では、ICメモリカードに凹形
状の係合部15を設け、ICメモリカードロックできる
ようにしているが、係合部15を設けなくてもICメモ
リカードの位置ずれの防止は可能である。
【0046】図6乃至図10は、第3実施例の変形例を
示すものである。これらの例はそれぞれ、ICメモリカ
ード200に凹部などを形成し、それを位置基準として
フックなどで固定する構成である。
【0047】図6に示す例は、ICメモリカード200
の隣合う2つの側面にそれぞれデータ転送用コイルの集
合体であるデータ用電磁結合コネクタ20aと、電力の
供給を受けるための電力用電磁結合コネクタ20bを設
置し、ICメモリカードの挿入方向と平行でかつコネク
タを設けていない側面に凹形状の係合部15を設けたも
のである。また、記録再生装置100には、ICメモリ
カード200の側面22と当接する基準面24が形成さ
れ、それと対向する側には、バネ57で基準面24の方
向へ弾性付勢された圧子55が形成されている。
【0048】かかる構成において、ICメモリカード2
00が基準面24に沿って、記録再生装置100内の最
終位置まで挿入されたとき、圧子55がICメモリカー
ド200の係合部15内に嵌まり込み、バネ57の弾性
力によりICメモリカード200は基準面24の方向に
押しつけられる。それによって、ICメモリカード20
0側の電磁結合コネクタ20a,20bが記録再生装置
100の電磁結合コネクタ10a,10bと適正に対向
し、その位置にロック(保持)される。
【0049】図7はICメモリカードの他の変形例を示
す平面図であり、図8は記録再生装置にICメモリカー
ドを装着した状態における図7B−B線上の拡大断面図
である。この例は、ICメモリカード200の裏面に形
成した位置決め凹部(溝部)51に、記録再生装置側に
設けられたフック52をばね53で押し当ててICメモ
リカード200を固定するものであり、その他の構成は
図6と同様である。特に電磁結合コネクタ20aの位置
ずれ防止に効果があり、その電磁結合コネクタ20aと
端末装置の電磁結合コネクタ(図示せず)との狭間隔が
適正に維持できる。
【0050】尚、図6乃至図8の例においてICメモリ
カードの挿入方向と直交する面に電力用電磁結合コネク
タ、平行な面にデータ用電磁結合コネクタを設けている
が、この配置は逆であってもよく、双方のコネクタで電
力とデータのやり取りをするものであってもよい。
【0051】また、図5乃至図8の例において、板バネ
14,圧子55,フック52の少なくともICメモリカ
ードに接触する部分を導電性物質で構成し、係合部15
内に導電性物質からなる外部接続端子を設ける構成とし
てもよい。これにより、記録再生装置からICメモリカ
ードへ安定した大電力を供給することができる。
【0052】図9はICメモリカードの他の変形例を示
す平面図であり、図10は記録再生装置にICメモリカ
ードを装着した状態における図9C−C線上の拡大断面
図である。この例は、カード裏面に形成した位置決め凹
部61に受電用端子62を露出させ、端末装置に設けら
れた電力用ピン63を内蔵した圧子64をばね65で押
し当ててICメモリカード200を固定すると同時に電
力の供給を行うものである。特に比較的大電力を必要と
する場合、またはデータ用コイルのチャンネル数が多
く、電力用コイルが設置できない場合の位置ずれ防止に
効果がある。
【0053】図11は、本発明の第4実施例を示すもの
であり、ICメモリカード200を記録再生装置100
に装着した状態を示す図である。図11において20は
ICメモリカード200の端部に取り付けられた電磁結
合コネクタ、10は端末装置内の装着完了位置に取り付
けられた電磁結合コネクタ、90a,90bは端末装置
の内部に取り付けられた電磁石で、例えば鉄からなる磁
心91a,91bと、それに巻回された例えば銅線から
なる励磁コイル92a,92bとから構成されている。
前記電磁石90a,90bとそれぞれ対向するようにI
Cメモリカード200の端部には、例えば鉄片からなる
磁性金属チップ93a,93bが取り付けられている。
【0054】ICメモリカード200を端末装置100
の内部に挿入した後、前記励磁コイル92a,92bに
電流を流し、電磁石90a,90bを励磁し、それによ
って前記磁性金属チップ93a,93bを磁気的に吸引
することにより、ICメモリカード200側の電磁結合
コネクタ20と端末装置100側の電磁結合コネクタ1
0のスペーシングSを小さく、しかも電磁結合コネクタ
20,10どうしの位置ずれを抑え、安定した電磁結合
を行うことができる。ICメモリカード200を抜き出
す際には励磁コイル92a,92bへの通電を停止すれ
ば、容易に抜き出すことができる。
【0055】前記磁性金属チップ93a,93bの代わ
りに、ICメモリカード200の方にも電磁石を設置す
れば、ICメモリカード200を抜き出す際に電流方向
を反転させることにより、反発力を発生させて端末装置
100からICメモリカード200を吐き出すことがで
きる。また、電磁石の代わりに永久磁石を使用すること
も可能である。
【0056】図12は、本発明の第5実施例を示すもの
であり、ICメモリカード200を記録再生装置100
に装着した状態を示す図である。
【0057】記録再生装置100には、ICメモリカー
ドの装着完了位置に電磁結合コネクタ10と図示しない
電源装置に接続された電源供給用ピン94a,94bが
設置されている。
【0058】一方、ICメモリカード200には、、前
記電源供給用ピンを内部に受け入れるための透孔97
a,97b、この透孔を介して受け入れた電源供給用ピ
ンを弾性的に挟持する略U字状の接続部材95a,95
bが設けられ、電源供給用ピンが接続部材により挟持さ
れている状態で前記電磁結合コネクタ10と対向する位
置に電磁結合コネクタ20が設けられている。この接続
部材は、カード内部の電子回路96に結線されている。
【0059】ICメモリカードを記録再生装置に装着す
ると、電源供給用ピンが透孔に挿入され案内されて、I
Cメモリカードの電磁結合コネクタと記録再生装置の電
磁結合コネクタが適切に対向し、位置ずれを効果的に防
止することができる。また、パラレルデータ、命令信号
などのやり取りは電磁結合コネクタ20,10を通して
行い、電力の供給は端末装置100に設けられたピン9
4a,94bを介して行うため、ピン94a,94bは
電力供給用のみでよいから、設置本数が少なくてすみ、
従来の接触方式で使用されていたピンよりも大型化でき
るので、ICメモリカード200の挿抜性が安定してい
る。
【0060】本方式は、16ビットパラレルデータ転送
などで多チャンネル化が要求されると、電磁結合コネク
タには並べられるコイルの数が増すために、多巻線が要
求される大型の電力用コイルはスペース的に設置が困難
となることから、この問題が発生した場合の電力の供給
方法として有効である。
【0061】図13は、本発明の第6実施例を示すもの
である。この図に示すようにICメモリカード200な
らびに電磁結合コネクタ20の上下端縁に傾斜状あるい
は丸みのある切欠部46が設けられており、しかも電磁
結合コネクタ20の前端面には多数の信号用磁性コアと
電力用磁性コアの端面が研摩や切削などの適宜な手段を
施して露呈している。
【0062】また、記録再生装置の端部に装着されるホ
ルダ47にはICメモリカード200の先端部が浅く挿
入される凹部48が形成されており、その凹部48の内
側に端末装置側の電磁結合コネクタ10が装着されるよ
うになっている。図示していないが、電磁結合コネクタ
10側にも電磁結合コネクタ20の磁性コア(信号用磁
性コア、電力用磁性コア)と対応する多数の磁性コア
(信号用磁性コア、電力用磁性コア)が内蔵され、その
端面が研摩や切削などの適宜な手段を施して露呈してい
る。
【0063】この凹部48ならびに電磁結合コネクタ1
0の形状は、ICメモリカード200ならびに電磁結合
コネクタ20の形状に合うように設計されており、IC
メモリカード200の先端部を凹部48に挿入して電磁
結合コネクタ20を電磁結合コネクタ10に押し当てる
ことにより、x,y,z方向の位置合わせがなされて、
安定した電磁結合が行われる。
【0064】即ち、ICメモリカード200の一方の側
面を基準面とし、それを利用して端末装置に対してIC
メモリカード200の位置合わせを行い一方向(y方
向)の精度を確保し、残りの二方向(x方向、z方向)
の位置精度は凹面と凸面あるいは凸面と凹面の組合せに
よる電磁結合コネクタ20、10どうしの外形合わせに
よって行う。
【0065】このとき端末装置側の電磁結合コネクタ1
0は、ICメモリカード200側の電磁結合コネクタ2
0の動き(向き)に追従できるように、例えばバネやゴ
ムなどの弾性部材の介在で可動性をもたせることによ
り、振動や衝撃などによるエラーの発生が防止できる。
【0066】電磁結合によりデータ転送を行う場合、多
少の汚れ、ゴミの付着は何ら問題とならないが、大きな
ゴミや異物などのように電磁結合コネクタどうしの距離
を大きく変化させるものに対してはエラーの発生が問題
となる。そこで本実施例では電磁結合コネクタ20を装
着した端面を凸面もしくは平面にすることにより、ゴミ
などを簡単に拭き取り易い形状としたものである。ま
た、電磁結合コネクタ20の端面に静電気防止剤を塗布
して、ゴミなどの付着を軽減することもできる。
【0067】さらにこの実施例にように、電磁結合コネ
クタ20、10の端面に信号用磁性コアや電力用磁性コ
アの端面が露呈しておれば、ICメモリカードを記録再
生装置に装着した際、スペーシングロスが極めて少なく
なり、両電磁結合コネクタの結合係数が上がり、信号や
電力の転送効率が向上する。
【0068】前記実施例では端末装置側の電磁結合コネ
クタ10に可動性をもたせたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えばICメモリカード200側の
電磁結合コネクタ20、あるいは両方の電磁結合コネク
タ20、10に可動性をもたせることも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ICメ
モリカードをR/Wなどの装置本体に装着してデータ伝
送を行う際に、ICメモリカードと装置本体との位置ず
れを防止し、信頼性に優れたデータ転送を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】上記実施例の変形例を示す斜視図である。
【図3】上記実施例の変形例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図6】上記実施例の変形例を示す平面図である。
【図7】上記実施例の変形例を示す平面図である。
【図8】図7に示す変形例の断面図である。
【図9】上記実施例の変形例を示す平面図である。
【図10】図9に示す変形例の断面図である。
【図11】本発明の第4実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図12】本発明の第5実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図13】本発明の第6実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図14】従来のICメモリカードの平面図である。
【図15】従来のICメモリカードシステムの回路ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 電磁結合コネクタ 14 板バネ 15 係合部 20 電磁結合コネクタ 24 基準面 25 基準面 26 L字型部材 27 L字型部材 28 凸部 29 凹部 51 位置決め凹部 52 フック 55 圧子 57 バネ 61 位置決め凹部 62 受電用端子 63 電力用ピン 90 電磁石 93 磁性金属チップ 94 電力用ピン 95 接続部材 97 透孔 100 記録再生装置 200 ICメモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 和成 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 吉村 雅志 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面上にデータ送受信用コイルが複数並
    列に設けられた可搬情報記録媒体を装着した際にそのデ
    ータ送受信用コイルと対向する位置にデータ送受信用コ
    イルが複数並列に設けられ、双方のデータ送受信用コイ
    ルが電磁結合して前記可搬情報記録媒体とパラレルにデ
    ータの送受信を行う記録再生装置において、 前記可搬情報記録媒体の装着完了位置で前記可搬情報記
    録媒体のデータ送受信用コイルと前記記録再生装置のデ
    ータ送受信用コイルが適切に対向するように可搬情報記
    録媒体の位置を規制する位置決め部材を設けたことを特
    徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記位置決め手段は前記可搬情報記録媒体のデータ送受
    信用コイルが複数並列に設けられた側面と直交し互いに
    隣合う面に当接する2つの基準面であることを特徴とす
    る記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録再生装置において、
    前記位置決め手段はL字型の部材であることを特徴とす
    る記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の記録再生装置において、
    1の基準面に前記可搬情報記録媒体を押しつける弾性部
    材を設けたことを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列に
    設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒体
    を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置に
    電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装置
    とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合してパ
    ラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記記録再生装置には前記可搬情報記録媒体の電磁結合
    用コイルが複数並列に設けられた側面と直交し互いに隣
    合う面に当接する2つの基準面と、前記2つの基準面の
    うち少なくとも1の基準面に前記可搬情報記録媒体を押
    しつける押圧手段を設け、 前記可搬情報記録媒体には前記記録再生装置への装着完
    了位置で前記記録再生装置の押圧手段と嵌合する係合部
    を設けたことを特徴とする情報伝送装置。
  6. 【請求項6】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列に
    設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒体
    を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置に
    電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装置
    とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合してパ
    ラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記記録再生装置には前記可搬情報記録媒体の電磁結合
    用コイルが複数並列に設けられた側面と直交し互いに隣
    合う面に当接する2つの基準面と、前記可搬情報記録媒
    体の電磁結合用コイルが複数並列に設けられた側面を前
    記記録再生装置の電磁結合用コイルに押しつける押圧手
    段を設け、 前記可搬情報記録媒体には前記記録再生装置への装着完
    了位置で前記記録再生装置の押圧手段と嵌合する係合部
    を設けたことを特徴とする情報伝送装置。
  7. 【請求項7】 請求項7又は請求項8記載の情報伝送装
    置において、前記記録再生装置の押圧手段の少なくとも
    可搬情報記録媒体に接触する部分を導電性物質で構成
    し、前記可搬情報記録媒体の係合部内に導電性物質から
    なる外部接続端子を設けたことを特徴とする情報伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 側面上にデータ送受信用コイルが複数並
    列に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録
    媒体を装着した際にそのデータ送受信用コイルと対向す
    る位置にデータ送受信用コイルが複数並列に設けられた
    記録再生装置とからなり、双方のデータ送受信用コイル
    が電磁結合してパラレルにデータの送受信を行う情報伝
    送装置において、 前記可搬情報記録媒体のデータ送受信用コイルが設けら
    れた側面と同一表面上に凹部又は凸部を設け、 前記記録再生装置に前記可搬情報記録媒体が装着された
    際前記可搬情報記録媒体の凹部又は凸部と嵌合する凸部
    又は凹部を設けたことを特徴とする情報伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の情報伝送装置において、
    前記記録再生装置に前記可搬情報記録媒体のデータ送受
    信用コイルが複数並列に設けられた側面と隣あう面に当
    接する基準面を前記凸部又は凹部の近傍に設けたことを
    特徴とする情報伝送装置。
  10. 【請求項10】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列
    に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒
    体を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置
    に電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装
    置とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合して
    パラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記可搬情報記録媒体には磁性体が固着され、前記記録
    再生装置には磁石が設置されて、磁性体と磁石の磁気的
    吸引力により可搬情報記録媒体を記録再生装置内の装着
    完了位置に保持することを特徴とする情報伝送装置。
  11. 【請求項11】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列
    に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒
    体を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置
    に電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装
    置とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合して
    パラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記記録再生装置には少なくとも2本のピンが設けら
    れ、前記可搬情報記録媒体の電磁結合用コイルが複数並
    列に設けられた側面には前記ピンが挿入される透孔が設
    けられていることを特徴とする情報伝送装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の情報伝送装置におい
    て、前記ピンは電力給電用ピンであり、前記可搬情報記
    録媒体は前記透孔を介して挿入される電力給電用ピンを
    弾性的に挟持する接続部材を備えていることを特徴とす
    る情報伝送装置。
  13. 【請求項13】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列
    に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒
    体を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置
    に電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装
    置とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合して
    パラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記記録再生装置に前記可搬情報記録媒体の電磁結合用
    コイルが複数並列に設けられた側面を含む先端部が嵌合
    される凹部を形成し、その凹部内に電磁結合用コイルを
    設置したことを特徴とする情報伝送装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の情報伝送装置におい
    て、 前記記録再生装置の電磁結合用コイルを前記可搬情報記
    録媒体の電磁結合用コイルに対して可動式とし、前記可
    搬情報記録媒体の向きに追従できるようにしたことを特
    徴とする情報伝送装置。
  15. 【請求項15】 側面上に電磁結合用コイルが複数並列
    に設けられた可搬情報記録媒体と、前記可搬情報記録媒
    体を装着した際にその電磁結合用コイルと対向する位置
    に電磁結合用コイルが複数並列に設けられた記録再生装
    置とからなり、双方の電磁結合用コイルが電磁結合して
    パラレルにデータ等の送受信を行う情報伝送装置におい
    て、 前記可搬情報記録媒体あるいは前記記録再生装置の電磁
    結合用コイルを構成する磁性コアの端部が表面に露呈し
    ていることを特徴とする情報伝送装置。
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