JPH0719097Y2 - 防水コネクタ用環状パッキン - Google Patents
防水コネクタ用環状パッキンInfo
- Publication number
- JPH0719097Y2 JPH0719097Y2 JP1986089396U JP8939686U JPH0719097Y2 JP H0719097 Y2 JPH0719097 Y2 JP H0719097Y2 JP 1986089396 U JP1986089396 U JP 1986089396U JP 8939686 U JP8939686 U JP 8939686U JP H0719097 Y2 JPH0719097 Y2 JP H0719097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- annular
- connector
- waterproof connector
- ring body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は防水コネクタにおける雌雄のコネクタハウジン
グの間隙を封止するための環状パッキンに関する。
グの間隙を封止するための環状パッキンに関する。
従来の技術 電気コネクタの雌雄のコネクタ結合部分の防水性を高め
るために、たとえばゴム製などのパッキンを設けて、雌
雄のコネクタハウジングの間隙を密封することが行われ
ている。かかるパッキンは、たとえば雌型ハウジングの
内側壁面等に容易に脱落しないように装着することが普
通である。そして、雄型ハウジングの挿入引抜を行なう
ときにパッキンには表面の摩擦のために捻りや引張りの
力が加わるが、それでもパッキンの脱落が起らないよう
にするため種々工夫がなされている。
るために、たとえばゴム製などのパッキンを設けて、雌
雄のコネクタハウジングの間隙を密封することが行われ
ている。かかるパッキンは、たとえば雌型ハウジングの
内側壁面等に容易に脱落しないように装着することが普
通である。そして、雄型ハウジングの挿入引抜を行なう
ときにパッキンには表面の摩擦のために捻りや引張りの
力が加わるが、それでもパッキンの脱落が起らないよう
にするため種々工夫がなされている。
このようなパッキンの脱落防止技術としては、たとえば
第５図に示すように、雌型ハウジングａの内側壁面に接
するように環状のゴムパッキンｂを挿入し、さらに筒状
などのパッキンホルダＣを装着する方法があるが、組立
て工数が多くなりコスト高となる不利がある。また、第
６図に示すように、ハウジングｄに係止穴ｅなどを設
け、一方ゴムパッキンｆには突起部ｇを設けて、これら
を嵌合して装着する方法があるが、コネクタの離脱時に
パッキンが変形して脱落し易いうえ、突起部ｇの構造を
改良して脱落し難いようにするとパッキンの装着が容易
でなくなるという問題があった。そしてまた、パッキン
の位置ずれなどが起ると封止部分が噛み合ったりして防
水不完全となる問題もあった。
第５図に示すように、雌型ハウジングａの内側壁面に接
するように環状のゴムパッキンｂを挿入し、さらに筒状
などのパッキンホルダＣを装着する方法があるが、組立
て工数が多くなりコスト高となる不利がある。また、第
６図に示すように、ハウジングｄに係止穴ｅなどを設
け、一方ゴムパッキンｆには突起部ｇを設けて、これら
を嵌合して装着する方法があるが、コネクタの離脱時に
パッキンが変形して脱落し易いうえ、突起部ｇの構造を
改良して脱落し難いようにするとパッキンの装着が容易
でなくなるという問題があった。そしてまた、パッキン
の位置ずれなどが起ると封止部分が噛み合ったりして防
水不完全となる問題もあった。
解決しようとする問題点 本考案は、上述のような従来技術における欠点を解消し
て、装着が容易確実であってずれや脱落の心配のない封
止用環状パッキンを提供しようとするものである。
て、装着が容易確実であってずれや脱落の心配のない封
止用環状パッキンを提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案の目的は、複数の係止突起を外側面上に備えて硬
質弾性樹脂材料から形成された環体と、該環体と一体に
結合されて少なくともその外側と内側との夫々にコネク
タハウジングとの密着面を備え軟質弾性ゴム材料から形
成された環状封止体とからなり、該係止突起の基部に可
撓部が形成されていることを特徴とする防水コネクタ用
環状パッキンによって達成することができる。
質弾性樹脂材料から形成された環体と、該環体と一体に
結合されて少なくともその外側と内側との夫々にコネク
タハウジングとの密着面を備え軟質弾性ゴム材料から形
成された環状封止体とからなり、該係止突起の基部に可
撓部が形成されていることを特徴とする防水コネクタ用
環状パッキンによって達成することができる。
実施例 本考案の防水コネクタ用環状パッキンＳの例を第１〜３
図によって説明する。
図によって説明する。
１は硬質の弾性樹脂で形成された環体であり、外側面上
には、コネクタハウジング３の係止穴3aに嵌入させうる
係止突起1aが設けられていて、その顎部1bが係止穴3aへ
の確実な係合を可能としている。係止突起1aの基部に設
けられた溝部1cは、係止突起1aが撓むことを可能とする
もので、係止穴3aへの装着を容易にする機能を有する。
環体１の内側壁からは、その軸に平行に環状壁部1dが一
方向に延び出しているが、幅広のスリット1eによって複
数部分に分割されている。このような分割された環状壁
部1dは末端部位で隣接したもの相互が撓み易い橋部1fに
よって連結されていて、橋部1fの下のスリット1e部分が
窓1gを形成している。このような環体１は、たとえば射
出成形等の方法で、第３図に示すような形状に形成され
る。
には、コネクタハウジング３の係止穴3aに嵌入させうる
係止突起1aが設けられていて、その顎部1bが係止穴3aへ
の確実な係合を可能としている。係止突起1aの基部に設
けられた溝部1cは、係止突起1aが撓むことを可能とする
もので、係止穴3aへの装着を容易にする機能を有する。
環体１の内側壁からは、その軸に平行に環状壁部1dが一
方向に延び出しているが、幅広のスリット1eによって複
数部分に分割されている。このような分割された環状壁
部1dは末端部位で隣接したもの相互が撓み易い橋部1fに
よって連結されていて、橋部1fの下のスリット1e部分が
窓1gを形成している。このような環体１は、たとえば射
出成形等の方法で、第３図に示すような形状に形成され
る。
２は軟質の弾性ゴムで形成された環状封止体であって、
前述の環体１の環状壁部1dを包埋する状態で一体に成形
されたものである。従って、スリット1eおよび窓1gは封
止体２によって埋められているので、環体１と封止体２
とは離れることができない。環状封止体２は環体１の外
側面及び係合突起1aを露出するようにして環状壁部1dの
内外面を覆い、その外側面は雌型ハウジングの内側壁面
に、またその内側面は雄型ハウジングの外側壁面に密着
できるように形成されている。
前述の環体１の環状壁部1dを包埋する状態で一体に成形
されたものである。従って、スリット1eおよび窓1gは封
止体２によって埋められているので、環体１と封止体２
とは離れることができない。環状封止体２は環体１の外
側面及び係合突起1aを露出するようにして環状壁部1dの
内外面を覆い、その外側面は雌型ハウジングの内側壁面
に、またその内側面は雄型ハウジングの外側壁面に密着
できるように形成されている。
このような環体１と環状封止体２とが一体に結合された
構造を持つパッキンＳは、第４図に示すように、雌型コ
ネクタハウジング３に装着されるが、環体１は内側方向
に撓むことができるばかりでなく係止突起1aも撓むこと
ができるので、そのいづれか一方または両方が撓むこと
によって雌型ハウジングの内側に容易に挿入できる。そ
して環体１や係止突起1aはそれ自身の弾性で外側方向に
復帰するから、容易かつ確実に係止穴3aに係合され装着
できる。
構造を持つパッキンＳは、第４図に示すように、雌型コ
ネクタハウジング３に装着されるが、環体１は内側方向
に撓むことができるばかりでなく係止突起1aも撓むこと
ができるので、そのいづれか一方または両方が撓むこと
によって雌型ハウジングの内側に容易に挿入できる。そ
して環体１や係止突起1aはそれ自身の弾性で外側方向に
復帰するから、容易かつ確実に係止穴3aに係合され装着
できる。
作用 以上のように、本考案の防水コネクタ用環状パッキンは
形状保持性が大きく、撓めても形状復帰力が強いから、
ハウジングに対して容易かつ確実に装着でき、またコネ
クタの挿入離脱の際にもずれや脱落などが生ずることが
ない。
形状保持性が大きく、撓めても形状復帰力が強いから、
ハウジングに対して容易かつ確実に装着でき、またコネ
クタの挿入離脱の際にもずれや脱落などが生ずることが
ない。
本考案の防水コネクタ用環状パッキンは、それ自体のシ
ール機能の信頼性が高いばかりでなくコネクタハウジン
グへの装着が容易であり、パッキンホルダなどを必要と
しないから装着作業工数が減少すると共に部品管理コス
トも低下する利点もある。
ール機能の信頼性が高いばかりでなくコネクタハウジン
グへの装着が容易であり、パッキンホルダなどを必要と
しないから装着作業工数が減少すると共に部品管理コス
トも低下する利点もある。
第１図は本考案の防水コネクタ用環状パッキンの例の斜
視図、第２図は同じく正面図（ａ）および断面図
（ｂ），（ｃ）、第３図はその部材である環体の正面図
（ａ）および断面図（ｂ），（ｃ）であり、第４図は本
考案の防水コネクタ用環状パッキンをハウジングに装着
した状態の断面図である。第５図および第６図は、それ
ぞれ従来技術によってコネクタハウジング間にパッキン
を装着した状態の断面図である。 Ｓ…環状パッキン、１…環体、1a…係止突起、1d…環状
壁部、２…環状封止体、３…コネクタハウジング、3a…
係止穴、a,d…コネクタハウジング、b,f…パッキン、ｃ
…パッキンホルダ、ｅ…係止穴、ｇ…突起部。
視図、第２図は同じく正面図（ａ）および断面図
（ｂ），（ｃ）、第３図はその部材である環体の正面図
（ａ）および断面図（ｂ），（ｃ）であり、第４図は本
考案の防水コネクタ用環状パッキンをハウジングに装着
した状態の断面図である。第５図および第６図は、それ
ぞれ従来技術によってコネクタハウジング間にパッキン
を装着した状態の断面図である。 Ｓ…環状パッキン、１…環体、1a…係止突起、1d…環状
壁部、２…環状封止体、３…コネクタハウジング、3a…
係止穴、a,d…コネクタハウジング、b,f…パッキン、ｃ
…パッキンホルダ、ｅ…係止穴、ｇ…突起部。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の係止突起を外側面上に備えて硬質弾
性樹脂材料から形成された環体と、該環体と一体に結合
されて少なくともその外側と内側との夫々にコネクタハ
ウジングとの密着面を備え軟質弾性ゴム材料から形成さ
れた環状封止体とからなり、該係止突起の基部に可撓部
が形成されていることを特徴とする防水コネクタ用環状
パッキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986089396U JPH0719097Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 防水コネクタ用環状パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986089396U JPH0719097Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 防水コネクタ用環状パッキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201479U JPS62201479U (ja) | 1987-12-22 |
| JPH0719097Y2 true JPH0719097Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=30948349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986089396U Expired - Lifetime JPH0719097Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 防水コネクタ用環状パッキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719097Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6060886U (ja) * | 1983-10-01 | 1985-04-27 | トヨタ自動車株式会社 | 防水コネクタ |
| JPS60133587U (ja) * | 1984-02-16 | 1985-09-05 | 矢崎総業株式会社 | コネクタの防水栓 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP1986089396U patent/JPH0719097Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201479U (ja) | 1987-12-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2725753B2 (ja) | 防水コネクタのシール部材 | |
| EP0306635B1 (en) | Electrical connector | |
| EP1160929B1 (en) | A watertight connector, a connector housing and a waterproof member therefor | |
| EP0677894B1 (en) | Sealing device and method for producing a waterproof connector | |
| JP2916572B2 (ja) | 防水コネクタのパッキン固定方法及びその構造 | |
| US20070059967A1 (en) | Connector, a mating connector and a connector device | |
| GB2130026A (en) | Electric connector | |
| JPH0151031B2 (ja) | ||
| JPH10223304A (ja) | 防水型電気コネクタ組立体 | |
| MXPA01007373A (es) | Clavija para conexion electrica. | |
| US4734055A (en) | Cord bushing | |
| US4486062A (en) | Waterproof connector | |
| US6638090B2 (en) | Waterproof connector used for a flexible flat cable | |
| JP2849896B2 (ja) | 防水コネクタ | |
| US6086411A (en) | Connector | |
| US6783381B2 (en) | Water-proof connector and connector housing therefor | |
| JPH0719097Y2 (ja) | 防水コネクタ用環状パッキン | |
| JPS625009Y2 (ja) | ||
| JPH0317422Y2 (ja) | ||
| JPS63257187A (ja) | 防水コネクタ | |
| JP2563037Y2 (ja) | 防水コネクタ | |
| JP3194698B2 (ja) | 防水コネクタ | |
| JP3335733B2 (ja) | 防水コネクタ | |
| JPH0241828Y2 (ja) | ||
| JPH0136305Y2 (ja) |