JPH07190908A - 線材の張力試験治具 - Google Patents

線材の張力試験治具

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JPH07190908A
JPH07190908A JP35015593A JP35015593A JPH07190908A JP H07190908 A JPH07190908 A JP H07190908A JP 35015593 A JP35015593 A JP 35015593A JP 35015593 A JP35015593 A JP 35015593A JP H07190908 A JPH07190908 A JP H07190908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rod
wire rod
clamp
tension test
Prior art date
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Pending
Application number
JP35015593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Araki
美弘 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP35015593A priority Critical patent/JPH07190908A/ja
Publication of JPH07190908A publication Critical patent/JPH07190908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間に圧着接続部を有する電線10の一端
を、テスター11にクランプして張力試験をするにおい
て、テスター11へのクランプとクランプ外しが簡便に
できる張力試験治具を提供する。 【構成】 基部2の前端に、テスター11への連結部3
を設けると共に、基部2の後端に、電線10を巻き付け
る線材ロッド4と、線材ロッド4の前方近傍にして、線
材ロッド4側へ傾斜自在に、基部2に支承したクランプ
ロッド5を立設し、その線材ロッド4とクランプロッド
5との間に、電線10をクランプするクランプクリヤラ
ンス7を設け、線材ロッド4に一回巻きした電線10の
引っ張り側を、クランプロッド5の前を通して後方へ引
き伸ばしてテスター11にクランプセットする張力試験
治具1が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線等の線材の張力試
験をする場合に、その線材の端部をクランプするのに用
いる線材の張力試験治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線相互を圧着接続して継ぎ合せ
た場合は、その接続張力を確認するための張力試験が行
われ、下記のような試験方法が採られている。即ち(図
2参照)、中央に接続部18を有する電線10の一端を
テスターのクランプ片19に巻き付け係止すると共に、
他端をペンチのあご片20に巻き付けて、電線10の両
端をクランプ保持し、その電線10に張力を与えること
によって、接続部18の離脱強度を確認したり、また、
離脱強度が小なる細電線の場合は、電線10の一端を同
じくテスターのクランプ片19に巻き付けて、電線10
の他端を手で握って引っ張ったり、或は、電線10の一
端を「だんご結び23」にして、テスターのチャック部
22にチャックして電線10に張力を付与する試験方法
が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の電線の張
力試験方法によると、テスターのクランプ片19へ巻き
付けた電線10が、電線10に加わる張力によって、ほ
ぐれたり外れるおそれがあるので、電線10を結び係止
にする必要があり、作業が面倒にして非能率になる。本
発明は、以上の従来技術の難点を解消する線材の張力試
験治具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の線材の張力試験治具は「張力テスターまたは
引っ張り機器への連結部を、基部の前方に設けると共
に、前記基部の後方に、被試験線材を巻き付ける線材ロ
ッドを立設固定し、さらに、前記線材ロッドの前方近傍
に、前記基部の支点に支承して、前記線材ロッドへ近接
回転可能に立設され、かつ、前記近接姿勢において、前
記線材ロッドとの間に、被試験線材のクランプクリヤラ
ンスを有するクランプロッドを設け、前記線材ロッドに
巻き付けた被試験線材の引っ張り側を前記クランプロッ
ドの前を通して後方へ引き出してセットする構造」にな
っている。なお、本発明における線材とは、電線・ワイ
ヤ・金属線材・紐体等を含めたものをいう。
【0005】
【作用】以上の構成の本発明の線材の張力試験治具は、
前記の線材ロッドに巻き付けて、引っ張り側をクランプ
ロッドの前を通した被試験線材に張力を加えると、その
張力によって、クランプロッドが後方へ強制傾斜する。
そして、線材ロッドに巻き付けられて、そのクランプロ
ッドとのクランプクリヤランスに存在する線材が、傾斜
姿勢となったクランプロッドによって、線材ロッドとの
間に挾着され、その挾着力は線材の引っ張り力によるク
ランプロッドの傾斜力に比例するので、試験荷重を受け
て張力を生じた線材は、線材ロッドから滑り出したり外
れるおそれはなく、そのまま張力試験ができる。
【0006】そして、その線材ロッドへの巻き付けは、
電線等の通常線材は、一回巻きで耐え得るので、被試験
線材のクランプセットは、前記の従来手段の結び係止に
比べて、特段に簡素化できる。
【0007】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。中
間を圧着接続した電線10の張力試験に応用した本発明
の一実施例を示す図1を参照して、本発明の張力試験治
具1は、ブロック状の基部2の前端に、テスター11の
出力部12と連結する連結部3が設けられると共に、基
部2の後端には被検査電線10を巻き付ける線材ロッド
4が立設固定され、さらに、線材ロッド4の前方近傍に
して線材ロッド4側へ回転近接可能のクランプロッド5
が、支点8を介して基部2に傾斜自在に支承されて立設
されている。そして、そのクランプロッド5は、自由姿
勢において、上端が連結部3側に若干傾く前傾姿勢を呈
すると共に、その前傾姿勢のクランプロッド5は、後方
倒しの外力を受けると、線材ロッド4側へ極めて容易に
傾くと共に、線材ロッド4との並行姿勢において、線材
ロッド4との間に、電線10を挾着するクランプクリヤ
ランス7が生ずる形状と配列要件を有している。
【0008】なお、この実施例の張力試験治具1は、張
力テスター11としてプッシュプルゲージを用いるの
で、そのプッシュプルゲージの出力ノブ12と連結部3
の雌ねじ部15を、連結ボルト13によって連結する構
造を有し、クランプロッド5の下端には、クランプ5を
前傾姿勢になし、クランプクリヤランス7をV字形に開
いて、電線10を線材ロッド4に巻き易くする付勢ばね
9が設けられている。
【0009】さらに、線材ロッド4とクランプロッド5
の中心を通るロッド中心線16は、連結部3の雌ねじ部
15を通る基部2の幅の中心線17に対してオフセット
量Lを有しており、クランプロッド5の前を通して後方
へ伸ばした電線10が、中心線17上に位置して、テス
ター11の出力ノブ12と電線10の中心が一致して、
安定した張力試験ができるようになっている。なお、図
中の14は線材ロッド4へ巻いた電線10の上方抜け防
止ピンである。
【0010】以上の図1実施例のものは(図1の(C)
参照)、テスター11に連結した張力試験治具1の線材
ロッド4に一回巻きして、引っ張り側の部分をクランプ
ロッド5の前を通して後方へ引き出して、テスター11
にクランプセットされ、その電線10に所要の張力を与
えて張力試験がされる。以上の実施例の試験治具1は、
線材ロッド4に電線10を一回巻きして、クランプロッ
ド5の前を通して後方へ引き伸ばすのみで、張力試験の
セットができるので、前記の従来手段に比べて、電線1
0の張力試験のための準備作業と、張力試験後のセット
外し作業が、特段に簡素化できる。
【0011】なお、本発明の線材の張力試験治具は、前
記の実施例に限定されず、例えば、連結部3はテスター
11の種類形状に対応させて、必要な他の形状に変更す
るものであり、この試験治具1は、テスター11と対と
なる他側の引っ張り機器にも用いることがある。
【0012】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の線材の張
力試験治具は、電線相互を圧着接続した接続電線の接続
強度を品質確認する等において、その張力試験の作業性
を向上して能率化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の線材の張力試験治具を示し、
図中の(A)はその斜視図、図中の(B)はその正面
図、図中の(C)はその使用状態の斜視図
【図2】従来の電線の張力試験方法の説明図
【符号の説明】
1 張力試験治具 2 基部 3 連結部 4 線材ロッド 5 クランプロッド 7 クランプクリヤランス 8 支点 9 付勢ばね 10 電線 11 テスター 12 出力ノブ 13 連結ボルト 15 雌ねじ部 16 ロッド中心線 17 中心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張力テスターまたは引っ張り機器への連
    結部を、基部の前方に設けると共に、前記基部の後方
    に、被試験線材を巻き付ける線材ロッドを立設固定し、
    さらに、前記線材ロッドの前方近傍に、前記基部の支点
    に支承して、前記線材ロッドへ近接回転可能に立設さ
    れ、かつ、前記近接姿勢において、前記線材ロッドとの
    間に、被試験線材のクランプクリヤランスを有するクラ
    ンプロッドを設け、前記線材ロッドに巻き付けた被試験
    線材の引っ張り側を前記クランプロッドの前を通して後
    方へ引き出してセットする構造を特徴とする線材の張力
    試験治具。
  2. 【請求項2】 クランプロッドを、前傾姿勢になしてク
    ランプクリヤランスをV字形に開く付勢ばねを設けた請
    求項1の線材の張力試験治具。
JP35015593A 1993-12-27 1993-12-27 線材の張力試験治具 Pending JPH07190908A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100767080B1 (ko) * 2006-01-31 2007-10-17 경신공업 주식회사 회전고리형 전선고착력 시험용 지그
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