JPH07190809A - 光電式エンコーダ - Google Patents

光電式エンコーダ

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JPH07190809A
JPH07190809A JP33250893A JP33250893A JPH07190809A JP H07190809 A JPH07190809 A JP H07190809A JP 33250893 A JP33250893 A JP 33250893A JP 33250893 A JP33250893 A JP 33250893A JP H07190809 A JPH07190809 A JP H07190809A
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semiconductor laser
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Norio Yoshida
Masahiro Kawamura
政宏 河村
Takahiko Nakano
貴彦 中野
Takenao Ishihara
武尚 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光電式エンコーダを小型化、薄型化するととも
に、作製を容易にして低価格化を図ることができるよう
にする。 【構成】透明ブロック(光透過体)16の表裏面上に、
ホログラムコリメートレンズ、反射膜13、ホログラム
偏向器14を直接形成するとともに、半導体レーザ11
や光検出器15もこの透明ブロック16の面上に配置し
て光学部を構成することで、光学部を小型・薄型化し、
しかも作製を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転等の移動に伴っ
て生じる変位情報を高精度に検出するエンコーダに関
し、特には、半導体レーザ等の発光素子を用いた光電式
エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】光電式エンコーダの例としてロータリエ
ンコーダの例を説明する。
【0003】高精度に回転の変位量を検出するロータリ
エンコーダは、OA機器、NC工作機、VTRのキャプ
スタンモータや、回転ドラムの回転速度、回転速度の乱
れを検出するような用途に幅広く用いられている。ま
ず、従来タイプのロータリエンコーダの光学部の構成例
を説明する。
【0004】図6は、従来タイプのロータリエンコーダ
の光学部の構成例を示す図である。光学部は、半導体レ
ーザ411、コリメートレンズ412、ビームスプリッ
タ413、光検出器414、透過型回折格子を放射状に
高密度に形成した回転板415、反射ミラー416,4
17を備えている。動作を説明すると、半導体レーザ4
11を出射したレーザ光束418は、コリメートレンズ
412で平行な光束419に変換され、ビームスプリッ
タ413をそのまま透過して回転板415の方向へ向か
う。そして、回転板415の透過型回折格子により回折
されて、一次回折光422およびマイナス一次回折光4
23を生じる。各回折光422,423は、それぞれ個
別に反射ミラー416,417で反射され、それぞれ元
通りの光路を戻る。そして、ビームスプリッタ413に
より光路を45°曲げられて光検出器414に入射す
る。ここで、干渉光は光電変換され、図8に示すような
正弦波信号として回転状態を検出する。
【0005】図7は従来タイプのロータリエンコーダの
光学部の他の構成例を示す図である。この光学部は、半
導体レーザ511、コリメートレンズ512、ビームス
プリッタ513、光検出器514、透過型回折格子を放
射状に高密度に形成した回転板515、反射ミラー51
6,524,525を備えている。この構成では、半導
体レーザ511を出射したレーザ光束518は、コリメ
ートレンズ512で平行な光束519に変換される。こ
の光束519は、ビームスプリッタ513をそのまま通
過して反射ミラー524で反射し、回転板515へ向か
う光束520と、ビームスプリッタ513により光路を
45°曲げられ、反射ミラー525で反射し回転板51
5へ向かう光束521に分岐される。この2つの光束5
20,521は回転板515の同一点に入射するよう
に、反射ミラー524,525の角度が合わせられてい
る。回転板515の透過型回折格子に入射する光束52
0,521の入射角については、回折格子に垂直に入射
する光線が持つ±一次回折の角度にそれぞれ合わせてあ
り、この結果、光束520,521ともに回転板515
の透過回折格子で回折された後、回転板515に垂直な
方向に出射する。この±一次回折光523は、反射ミラ
ー516で反射され、再度回転板515の透過型格子で
回折された後、±一次の回折光としてそれぞれ元の光路
を戻り、ビームスプリッタ513を介して重ね合わされ
干渉光として生じせしめる。その後、光検出器514に
入射して、ここで光電変換され、上記の構成例と同様に
図8に示すような正弦波信号として回転状態を検出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6,
図7に示すような従来タイプのロータリエンコーダは、
光学部の構成要素(半導体レーザ,コリメートレンズ,
ビームスプリッタ等)を各々個別に備えて、これらを精
度良く光軸調整して固定配置する必要があった。このた
め、製造に多大な工数を要し、低価格化を図る上で限界
があった。
【0007】また、光の分岐をビームスプリッタにて行
っていたために、光学部の小型化にも限界があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑み、小型化、
薄型化、低価格化を図ることができる光電式エンコーダ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光路を形成する光透過体の表裏面に、半導体レーザ
等の発光素子、該発光素子からの光を受光し平行光束化
するホログラムコリメートレンズ、該平行光束を偏向さ
せて外部に出射し、かつ外部からの入射光を偏向させる
ホログラム偏向器、および該ホログラム偏向器からの偏
向光が入射される光検出器を含む光電素子を一体的に形
成し、前記ホログラム偏向器から出射された光に移動体
の変位情報を担持させて、前記光学部のホログラム偏向
器に入射させる情報担持手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光電式エンコーダにおいて、前記情報担持手段とし
て、前記光学部の光の入出射部から出射された光を透過
型回折格子によって透過させる移動体、および、該透過
型回折格子を透過した光を反射し、再び前記透過型回折
格子を透過させて前記光の入出射部に入射させる外部反
射ミラーを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の光電式エンコーダにおいて、前記ホログラム偏向器
に、集光レンズの機能を付与してホログラム集光レンズ
を構成するとともに、前記情報担持手段として、前記光
学部の光の入出射部から出射された光を、反射型回折格
子を形成した移動体によって反射させ、該反射光を前記
光の入出射部に入射させる手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2のいずれかに記載の光電式エンコーダにおいて、半導
体レーザ、光検出器等の外部配線が必要な部品を基板上
に集積化し、該基板を前記光透過体に固定してこれらの
部品を光透過体に一体化したことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明においては、半導体レー
ザ、ホログラムコリメートレンズ等の光電素子はこの光
透過体の表裏面に備えられて、光路を含む一体化部品と
して小型化される。このとき、コリメート機能,ビーム
スプリッタの機能がホログラムにて構成されるため、こ
れらの部分が小型,薄型になる。このように発光素子,
コリメートレンズ等の含む部分(以下、光学部という)
が一体化されて小型化されるためエンコーダ全体として
も小型に構成することが可能になる。また、発光素子,
コリメートレンズ等を予め一体化部品として構成するた
めに、装置の組み立ても簡単になる。
【0014】請求項2に記載の発明においては、ホログ
ラム偏向器から出射された光は透過型回折格子を形成し
た移動体によって透過された後、反射ミラーによって反
射され、再び前記透過型回折格子を通過した後光学部の
ホログラム偏向器へ入射される。そして、その光が光検
出器へ入射される。
【0015】請求項3に記載の発明においては、ホログ
ラム偏向器から出射された光が反射型回折格子を形成し
た移動体によって直接反射されるため、光学部の外部に
反射用のミラーを設けることなく、移動体の変位情報を
担持させた光をホログラム偏向器に戻すことができる。
したがって、エンコーダ全体の構成として小型化され
る。変位情報の検出時には、光学部から出射された光が
集光されて反射型回折格子に届き、その反射光が光学部
へ入射される。
【0016】請求項4に記載の発明においては、半導体
レーザ、光検出器等の外部配線が必要な部品は基板上に
集積化された上で光透過体に固定される。したがって、
半導体レーザ,光検出器等の部品は、この基板を光透過
体に位置決めすることで同時に位置決めされ、光透過体
の表裏への一体化が容易になる。外部との配線が必要な
部品としては、他に光検出器の検出信号の処理回路等を
あげることができる。なお、ホログラムコリメートレン
ズ,ホログラム偏向器,ホログラム集光レンズ等は公知
のフォトレジスト等で形成することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。なお、以下の実施例ではロータリエンコーダを
例に示しているため、変位情報を得るために回転板を用
いているが、直線方向の位置検出を行うエンコーダの場
合には、移動平板に透過型回折格子が羅列されたものが
用いられる。
【0018】図1はこの発明の第1の実施例であるロー
タリエンコーダの構成例を示す図でる。
【0019】ロータリエンコーダは、透明ブロック(光
透過体)16の上面に、半導体レーザ11、反射膜1
3、光検出器15を備え、下面に光を反射するホログラ
ムコリメートレンズ12、光透過型のホログラム偏向器
14を備える光学部と、回転板21、および、外部反射
ミラー22,23を備えている。
【0020】光学部の構成例を図2に斜視図で示してい
る。
【0021】透明ブロック16は、ガラス等からなり、
数mm程度の厚みのブロック状に形成されている。透明ブ
ロック16には、ホログラムコリメートレンズ12およ
びホログラム偏向器14は、マスクを使用した半導体プ
ロセス技術で形成される。また、反射膜13はアルミニ
ウム蒸着等の方法によって形成することができる。半導
体レーザ11および光検出器15は、透明ブロック16
の面上に実装される。
【0022】回転板21、および外部反射ミラー22,
23の構成は、図6に示す従来のものと同様に構成され
ており、回転板21には、透過型回折格子が放射状に高
密度に形成されている。
【0023】このロータリエンコーダの動作を説明す
る。
【0024】まず、透明ブロック16の上面17に配設
された半導体レーザ11からのビームは、透明ブロック
16に入射して透明ブロック16の下面に配設されたホ
ログラムコリメートレンズ12をヒットする。ここで、
前記ビームは平行な光束に変換され、透明ブロック16
内で斜め上方に反射される。この平行な光束は透明ブロ
ック16の上面に配設された反射膜13で斜め下方に反
射され、次に、透明ブロック16の下面18に配設され
ているホログラム偏向器14をヒットする。平行光束
は、このホログラム偏向器14を透過しながら透明ブロ
ック16の下面18の法線方向に回折され、透過型回折
格子が形成されている回転板21の方向に伝搬する。そ
して、回転板21に形成されている透過型回折格子で光
束20は回折され、±一次回折光24,25が生成され
る。±一次回折光24,25は、外部反射ミラー22,
23にてそれぞれ元の光路の方向に反射され、再度透過
型回折格子が形成されている回転板21で回折され透過
ブロック16の下面18のホログラム偏向器14をヒッ
トする。そしてここで、反射膜13とは異なる方向へ回
折され、光検出器15に入射する(反射膜13への方向
をプラス一次回折の方向とすると、光検出器15の方向
はマイナス一次回折の方向に相当する)。入射光は光電
変換され、図8に示すような回転状態を検出する信号を
得る。
【0025】このように、透明ブロック16の面上に、
半導体レーザ11、ホログラムコリメートレンズ12、
反射膜13、ホログラム偏向器14、光検出器15等の
光学素子を配設する構成であるために、各光学素子は透
明ブロック16に対して位置決めを行えば良く、位置決
め作業が簡単になる。また、厚さ数mm程度の透明ブロッ
ク16の面上に上記したような各光学素子を配設してい
るため、全体として小型,薄型のロータリエンコーダと
なる。
【0026】なお、この実施例では反射膜13を備えて
いるが、この反射膜13の位置にホログラムコリメート
レンズ(12)を配置するとともに、ホログラムコリメ
ートレンズ12の位置の左方に半導体レーザ(11)を
配置することによって、反射膜13を省略することも可
能である。
【0027】図3はロータリエンコーダの第2の実施例
を示す構成例を示す図である。
【0028】このロータリエンコーダは、回転板122
に対して2方向から光を照射する構成のものである。光
学部は、透明ブロック119の上面に、半導体レーザ1
11、二つの反射膜113,116、二つの光検出器1
15,118を備え、下面には、コリメートレンズ11
2、2つの透過型のホログラム偏向器114,117を
備えている。また光学部の下方には、透過型回折格子を
形成した回転板122、および、外部反射ミラー123
が設けられている。
【0029】この構成の動作を説明する。
【0030】透明ブロック119の上面120に配設さ
れた半導体レーザ111からのビームは透明ブロック1
19に入射して、透明ブロック119の下面121に配
設されたホログラムコリメートレンズ112をヒット
し、ここで平行な光束に変換され、透明ブロック119
内で、斜め上方の2方向に反射される。このそれぞれ
は、プラス一次回折の方向、マイナス一次回折の方向に
相当する。この2つの平行光束は、それぞれ透明ブロッ
ク119の上面120に配設された2つの反射膜11
3,116で斜め下方に反射され、次に、透明ブロック
119の下面121に配設されている2つのホログラム
偏向器114,117をそれぞれヒットする。2つの平
行光束は、このホログラム偏向器114,117を透過
しながら、透明ブロックの下面121に対してある角度
を持って回折される。この回折光124,125は、透
過型回折格子が形成されている回転板122の方向に伝
搬する。回転板122上でちょうど2つの回折光12
4,125は同一点に入射する。回転板122の透過型
回折格子に入射する光束124,125の入射角につい
ては、回折格子に垂直に入射する光線が持つ±一次回折
の角度にそれぞれ合わせてあり、このため、回転板12
2上の透過型回折格子で2つの光束は回折され、どちら
も回転板122の法線方向に出射し、2つの光束は重な
り合う。この光束126は、外部反射ミラー123にて
元の光路の方向に反射して、再度、透過型回折格子が形
成されている回転板122で±一次の方向に回折され、
透明ブロック119の下面121のホログラム偏向器1
14,117をそれぞれヒットし、ここで、零次光とし
てホログラム偏向器114,117をそれぞれ透過し
て、光検出器115,118に入射する。ここで、それ
ぞれ光電変換され、両者の出力集積するための信号処理
回路で演算することによって回転状態を検出する信号を
得る。
【0031】この実施例でも、上記の実施例と同様に、
透明ブロック119の面上に光学素子を配置するため
に、位置決めが容易になり、また、小型・薄型化するこ
とができる。また、外部ミラーが一つ(123のみ)で
あるため、さらに、組み立ての際の位置決めを容易にす
ることができる。
【0032】図4はロータリエンコーダの第3の実施例
を示す構成例を示す図である。
【0033】このロータリエンコーダは、回転板231
を反射型に構成したものである。このロータリエンコー
ダの光学部は、透明ブロック226の上面に、半導体レ
ーザ221、反射膜223、光検出器225を備え、下
面に、ホログラムコリメートレンズ222、ホログラム
集光レンズ224を備えている。また、光学部の下方に
は、反射型回折格子を有する回転板231を設けてい
る。前記ホログラム集光レンズ224は、マスクを使用
した半導体プロセス技術にて形成することが可能であ
る。また、回転体231は、図中拡大図で示すように、
板状の回転体の上面に反射型回折格子232を、回転軸
から放射状に備えたものである。この反射型回折格子
は、光反射率の高い材料からなり、例えば、長細く突起
状に形成されている。
【0034】動作を説明する。
【0035】透明ブロック226の上面227に配設さ
れた半導体レーザ221からのビームが透明ブロック2
26に入射して、透明ブロック226の下面228に配
設されたホログラムコリメートレンズ222をヒット
し、ここで、平行な光束に変換され、透明ブロック22
6内で斜め上方向に反射される。この平行光束は、透明
ブロック226の上面227に配設された反射膜223
で斜め下方に反射され、次に、透明ブロック226の下
面228に配設されているホログラム集光レンズ224
に入射する。平行光束は、このホログラム集光レンズ2
24を透過したあと、反射型回折格子232の形成され
ている回転板231上でちょうど集光する。回折限界近
くまで集光することによって、零次反射光の中に反射型
回折格子232とその周辺部の段差が回折格子となって
働き、生じる±一次回折光成分が重なり合いながら回転
板231から反射して透明ブロック226の下面228
のホログラム集光レンズ224をヒットし、反射膜22
3と反対方向の斜め上方向に回折された後、光検出器2
25に入射する。ここで、反射膜223への方向をプラ
ス一次回折の方向とすると、光検出器225への方向は
マイナス一次回折の方向に相当する。そして、入射光
は、光電変換され、図8に示すような回転状態を検出す
る信号を得る。
【0036】この実施例においても光学部においては、
光学素子が透明ブロック226の面上に配設されるた
め、光学素子の相互間の位置合わせの必要がなく位置合
わせ等を含む作製工程が容易になるとともに、回転体2
31が反射型回折格子232を有するために外部ミラー
が不必要となり、ロータリエンコーダ全体の部品点数が
少なくなって作製工程を少なくでき、また、装置自体も
小型・薄型化できる。
【0037】図5は第4の実施例であるロータリエンコ
ーダの光学部の構成を示す図である。
【0038】この実施例は、光学部の半導体レーザおよ
び光検出器を集積回路化して一つの集積回路基板内に組
み込んだものであり、これによって、全体の作製工程を
簡略化できる。図5に示す実施例は、装置自体の構成は
図1に示す実施例と同様のものであり、原理の説明を省
略する。図において、半導体レーザ311および光検出
器315は、一つの集積回路基板(光集積回路基板)3
19上に集積化されている。なお、光集積回路基板31
9には、光検出信号処理回路等も含むようにしてもよ
い。半導体レーザ311、光検出器315は、光集積回
路基板319を透明ブロック16に接着することによっ
て光学部に一体化固定することができる。
【0039】なおこの実施例では、第1の実施例につい
て半導体レーザ,光検出器を光集積基板に実装し、その
後、透明ブロックに固定する例を示したが、第2の実施
例(図3)、第3の実施例(図4)も同様に、半導体レ
ーザ,光検出器を光集積回路基板に実装し、その後、透
明ブロックに固定するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載の発明に
よれば、半導体レーザ、ホログラムコリメートレンズ等
の光電素子が光透過体の表裏面に一体的に形成されるた
め、組み立て時の部品点数が少なくなって組み立て工程
が簡単になる。また、コリメートレンズやビームスプリ
ッタ(偏向器)をホログラムで構成したために、これら
の部分が薄型化され、全体として小型,薄型化が可能に
なる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、光学部の
外部の反射ミラーを無くすことができ、部品点数が少な
くなってエンコーダ作製時の工程数が少なくなり、作製
が簡略化されるとともに、部品点数が少なくなることに
よりエンコーダの全体のサイズを小型化できる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、半導体レ
ーザ、光検出器等の外部との配線が必要な部品が基板上
に実装された上で光透過体に固定される。これらの配線
が必要な部品を光集積回路基板として一帯に形成した
後、ホログラム等の光学素子を予め一体に形成しておい
た光透過体に固定することにより、組み立て工数の大幅
な軽減ができ、低価格化の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す図であり、ロー
タリエンコーダの構成例を示す図である。
【図2】同ロータリエンコーダの光学部の構成を示す斜
視図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示す図であり、ロー
タリエンコーダの構成例を示す図である。
【図4】この発明の第3の実施例を示す図であり、ロー
タリエンコーダの構成例を示す図である。
【図5】この発明の第4の実施例を示す図であり、光集
積化した光学部の構成を示す図である。
【図6】従来のロータリエンコーダの構成例を示す図で
ある。
【図7】従来のロータリエンコーダの他の構成例を示す
図である。
【図8】ロータリエンコーダの検出信号の状態を示す図
である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 12 ホログラムコリメートレンズ 13 反射膜 14 ホログラム偏向器 15 光検出器 16 透明ブロック(光透過体) 21 透過型回折格子を形成した回転板 22,23 反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 武尚 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光路を形成する光透過体の表裏面に、半導
    体レーザ等の発光素子、該発光素子からの光を受光し平
    行光束化するホログラムコリメートレンズ、該平行光束
    を偏向させて外部に出射し、かつ外部からの入射光を偏
    向させるホログラム偏向器、および該ホログラム偏向器
    からの偏向光が入射される光検出器を含む光電素子を一
    体的に形成し、 前記ホログラム偏向器から出射された光に移動体の変位
    情報を担持させて、前記光学部のホログラム偏向器に入
    射させる情報担持手段を備えたことを特徴とする光電式
    エンコーダ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光電式エンコーダにおい
    て、 前記情報担持手段として、前記光学部の光の入出射部か
    ら出射された光を透過型回折格子によって透過させる移
    動体、および、該透過型回折格子を透過した光を反射
    し、再び前記透過型回折格子を透過させて前記光の入出
    射部に入射させる外部反射ミラーを備えたことを特徴と
    する光電式エンコーダ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光電式エンコーダにおい
    て、 前記ホログラム偏向器に、集光レンズの機能を付与して
    ホログラム集光レンズを構成するとともに、 前記情報担持手段として、前記光学部の光の入出射部か
    ら出射された光を、反射型回折格子を形成した移動体に
    よって反射させ、該反射光を前記光の入出射部に入射さ
    せる手段を備えたことを特徴とする光電式エンコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1または2のいずれかに記載の光電
    式エンコーダにおいて、 半導体レーザ、光検出器等の外部配線が必要な部品を基
    板上に集積化し、該基板を前記光透過体に固定してこれ
    らの部品を光透過体に一体化したことを特徴とする光電
    式エンコーダ。
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