JPH07190808A - フォトダイオードアレイ及びこれを用いた光電式エンコーダ - Google Patents

フォトダイオードアレイ及びこれを用いた光電式エンコーダ

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JPH07190808A
JPH07190808A JP5348709A JP34870993A JPH07190808A JP H07190808 A JPH07190808 A JP H07190808A JP 5348709 A JP5348709 A JP 5348709A JP 34870993 A JP34870993 A JP 34870993A JP H07190808 A JPH07190808 A JP H07190808A
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photodiode array
type layer
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photodiode
scale
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Osamu Kawatoko
修 川床
Tatsuhiko Matsuura
辰彦 松浦
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い光電変換効率を有し、高速応答性に優れ
た光電式エンコーダ用フォトダイオードアレイを提供す
る。 【構成】 n-型シリコン基板に、この基板との間で受
光接合を形成するように細長いストライプパターンのp
型層12がその長手方向と直交する方向に微細分離領域
をもって複数個配列形成される。各p型層12に電気的
に接続されるAl配線15はそれぞれp型層12に沿っ
て配設され、且つこの長手方向に複数箇所でp型層12
に接続されるコンタクト部17が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細長い複数のフォトダ
イオードを配列形成したフォトダイオードアレイ、及び
これを受光部に用いる光電式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】光電式エンコーダは一般に、相対移動す
るメインスケールとインデックススケールに対してその
一方側に光源、他方側に受光素子を配置して構成され
る。光源からの光はコリメートされてメインスケールに
照射される。メインスケールとインデックススケールの
透過部と不透過部の重なり状態が両スケールの相対移動
により変化する結果として得られる明暗パターンの変化
を電気信号として検出することにより、スケールの変位
量を測定することができ、測長や測角ができる。
【0003】この種の光電式エンコーダにおいて、イン
デックススケールと受光素子を一体化して、小型化と低
コスト化を図る技術が提案されている(例えば、特開昭
64−57120号公報参照)。図5は、そのような光
電式エンコーダの基本構成を示す。発光ダイオード等か
らなる光源2の出力光はコリメートレンズ3により平行
光とされてスケール1に照射される。スケール1は、そ
の相対移動方向に光透過部と不透過部が交互に配列され
た光学格子により構成されている。スケール1の後方に
は受光素子としてフォトダイオードアレイ4が配置され
る。フォトダイオードアレイ4は、スケール1のピッチ
との関係で複数のフォトダイオードを所定ピッチで配列
形成したもので、これが通常のインデックススケールの
役目をも持つ。
【0004】図6は、フォトダイオードアレイ4のレイ
アウトを示す。フォトダイオードPDの配列ピッチはイ
ンデックススケールとして定められているから、受光面
積を大きくするには、図6に示すようにスケール1の移
動方向と直交する方向に細長いストライプパターンとす
ることが必要である。具体例を挙げれば、図6に示した
ように、各フォトダイオードPDは幅が10μm 、長さ
が1mm、配列ピッチが5μm となる。フォトダイオード
アレイ4からは、スケール1のピッチとフォトダイオー
ドアレイ4のピッチの関係で、4相の出力信号A,B,
/A,/Bが得られるようになっている。信号AとBと
は、互いに90°位相がずれた信号である。この検出信
号を処理することにより、スケールの移動方向と変位量
を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したようにフ
ォトダイオードアレイ4の各フォトダイオードPDが極
細長いパターンになると、その端部に電極を設けたと
き、高い光電変換効率を得ること、及び優れた高速応答
性を得ることが難しくなる。これは、フォトダイオード
PDの横方向抵抗(即ち図6の長手方向の抵抗)が大き
くなるためである。横方向抵抗が大きくなると、電極か
ら遠い端部からの信号電流を減衰させることなく速やか
に取り出すことができなくなる。フォトダイオードの応
答速度の低下は、スケールを移動したときに各フォトダ
イオードから得られる正弦波出力信号の歪みの原因とな
り、従って光電式エンコーダの高速性能の劣化につなが
る。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、高い光電変換効率を有し、高速応答性に優れ
たフォトダイオードアレイを提供することを目的とす
る。本発明はまた、高速応答性に優れたフォトダイオー
ドアレイを用いて優れた高速応答性を実現した光電式エ
ンコーダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるフォトダ
イオードアレイは、第1導電型の半導体基板と、この基
板との間でそれぞれ受光接合を形成するように、細長い
ストライプパターンをもちその長手方向と直交する方向
に微細分離領域をもって配列形成された複数の第2導電
型層と、前記複数の第2導電型層のそれぞれに沿って配
列形成されて、それぞれ第2導電型層にその長手方向の
複数箇所でコンタクトする複数の電極配線とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明にかかる光電式エンコーダは、所定
ピッチの光学格子が形成されたスケールと、このスケー
ルに平行光を照射する光照射手段と、前記スケールから
得られる明暗パターンを検出するフォトダイオードが所
定ピッチで配列形成されたフォトダイオードアレイとを
有し、前記フォトダイオードアレイは、第1導電型の半
導体基板と、この基板との間でそれぞれ受光接合を形成
するように、細長いストライプパターンをもちその長手
方向と直交する方向に微細分離領域をもって配列形成さ
れた複数の第2導電型層と、前記複数の第2導電型層の
それぞれに沿って配列形成されて、それぞれ第2導電型
層にその長手方向の複数箇所でコンタクトする複数の電
極配線とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によるフォトダイオードアレイでは、そ
れぞれフォトダイオード領域となるストライプパターン
の第2導電型層に対して、これに沿って配設される電極
配線を複数箇所でコンタクトさせているから、フォトダ
イオードの各部で得られる信号電流が減衰することなく
有効に且つ速やかに取り出され、高い光電変換効率と優
れた高速応答性が得られる。また本発明による光電式エ
ンコーダでは、高速応答性に優れたフォトダイオードア
レイを用いることにより、優れた高速応答性が得られ
る。また各フォトダイオードの光電変換効率が従来より
高いため、従来より小さい受光面積で従来と同等レベル
の出力信号を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるフォトダイ
オードアレイの平面図であり、図2(a),(b)はそ
れぞれ図1のA−A′,B−B′断面図である。n-
シリコン基板11を用いて、その表面に細長いストライ
プ状パターンをもって複数のp型層12が拡散形成され
て、フォトダイオードアレイが構成されている。各p型
層12がそれぞれ基板11との間で構成するpn接合が
フォトダイオードの受光接合である。各p型層12の間
には、素子分離のためn+ 型層13が拡散形成されてい
る。基板1の裏面には、n+ 型層18を介してAl電極
19が形成されている。
【0011】フォトダイオードが形成された基板上はS
iO2 膜14で覆われ、この上に各フォトダイオードの
p型層12に接続されるように複数のAl配線15が配
設されている。Al配線15は、それぞれp型層12に
沿ってこれに隣接して配設されており、p型層12に対
してその長手方向の複数箇所でコンタクトするコンタク
ト部17が形成されている。コンタクト部17の下には
予め良好なオーミックコンタクトをとるために、p+
層16が形成されている。
【0012】図3は、図1の平面図をより模式的に示し
て、具体的な数値例を入れたものである。各フォトダイ
オードを構成する細長いp型層12の幅は10μm 、各
p型層12の間の素子分離領域幅は5μm である。ま
た、p型層12の長さを1mmとして、Al配線15のコ
ンタクト部17は例えば100μm 間隔で設けられる。
【0013】このような構成とすれば、Al配線15が
複数のコンタクト部17でp型層12に接続されている
ため、Al配線15と基板側のn側Al電極11との間
に逆バイアス電圧を与えたとき、p型層12の全体にわ
たってpn接合に均一に逆バイアスがかかる。そしてA
l配線15によって、p型層12の横方向抵抗が実質的
に低減されたと等価になる。以上により、各部で発生し
た信号電流は複数のコンタクト部17を介して並列に取
り出される結果、有効に且つ速やかにAl配線15から
取り出される。従って、光電変換効率が高く、且つ高速
応答性に優れたフォトダイオードアレイとなる。光電変
換効率が高ければ、従来と同じ受光面積で従来より大き
な出力信号を得ることができ、また従来より小型として
従来と同じ大きさの出力信号を得ることができる。
【0014】上記実施例のフォトダイオードアレイを受
光素子として、図5に示すように光電式エンコーダを構
成することができる。なお図5は基本構成を示したもの
であるが、具体的な構成として例えば、光源2を上向き
に配置し、その上方にコリメートレンズ3として凹面鏡
レンズを配置するようにしてもよい。上述のようにこの
実施例のフォトダイオードアレイは光電変換効率が高く
且つ高速性能を有するから、これを用いた光電式エンコ
ーダも小型で大きな出力が得られ、且つ優れた高速応答
性を示す。
【0015】本発明は上記実施例に限られない。例えば
上記実施例では、一つのフォトダイオードのp型層12
はその長手方向に連続するものとしたが、図4に示すよ
うに、p型層12が長手方向に複数個に分離されてもよ
い。このようにフォトダイオードが横方向にも複数個に
分離されても、Al配線15が横方向の複数のp型層1
2を接続するようにコンタクト部17を配設すれば、上
記実施例と同様のフォトダイオードアレイが得られる。
また実施例ではpn-接合を利用したフォトダイオード
を説明したが、pin接合を利用したものや、アバラン
シェ・フォトダイオードを用いた場合にも本発明は有効
である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、細長
いフォトダイオードに対して複数箇所でコンタクトする
ように電極配線を形成することにより、高い光電変換効
率と優れた高速応答性を示すフォトダイオードアレイを
得ることができる。またこのようなフォトダイオードア
レイを用いて、高性能の光電式エンコーダを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のフォトダイオードアレイ
の平面図である。
【図2】 図1のA−A′及びB−B′断面図である。
【図3】 図1の平面図を模式的に示す図である。
【図4】 他の実施例のフォトダイオードアレイを図3
に対応させて示す図である。
【図5】 従来の光電式エンコーダの構成例を示す。
【図6】 図5のフォトダイオードアレイのレイアウト
を示す。
【符号の説明】
1…スケール、2…光源、3…コリメートレンズ、4…
フォトダイオードアレイ、11…n-型シリコン基板、
12…p型層、13…n+型層、14…SiO2 膜、1
5…Al配線、16…p+型層、17…コンタクト部、
18…n+ 型層、19…Al電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 この基板との間でそれぞれ受光接合を形成するように、
    細長いストライプパターンをもちその長手方向と直交す
    る方向に微細分離領域をもって配列形成された複数の第
    2導電型層と、 前記複数の第2導電型層のそれぞれに沿って配列形成さ
    れて、それぞれ第2導電型層にその長手方向の複数箇所
    でコンタクトする複数の電極配線とを有することを特徴
    とするフォトダイオードアレイ。
  2. 【請求項2】 所定ピッチの光学格子が形成されたスケ
    ールと、このスケールに平行光を照射する光照射手段
    と、前記スケールから得られる明暗パターンを検出する
    フォトダイオードが所定ピッチで配列形成されたフォト
    ダイオードアレイとを有する光電式エンコーダにおい
    て、前記フォトダイオードアレイは、 第1導電型の半導体基板と、 この基板との間でそれぞれ受光接合を形成するように、
    細長いストライプパターンをもちその長手方向と直交す
    る方向に微細分離領域をもって配列形成された複数の第
    2導電型層と、 前記複数の第2導電型層のそれぞれに沿って配列形成さ
    れて、それぞれ第2導電型層にその長手方向の複数箇所
    でコンタクトする複数の電極配線とを有することを特徴
    とする光電式エンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019097839A1 (ja) * 2017-11-15 2020-12-03 株式会社カネカ 光電変換素子および光電変換装置

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