JPH07190695A - 防空システム及び防空ミサイル - Google Patents

防空システム及び防空ミサイル

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JPH07190695A
JPH07190695A JP6288254A JP28825494A JPH07190695A JP H07190695 A JPH07190695 A JP H07190695A JP 6288254 A JP6288254 A JP 6288254A JP 28825494 A JP28825494 A JP 28825494A JP H07190695 A JPH07190695 A JP H07190695A
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defense missile
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低高度で要撃でき、防空ミサイルの発射準備
及び発射に充分な時間をとれ、しかも遠くに設置できる
防空システムを得る。 【構成】 監視統制所1は、飛んで来た敵のミサイル3
を探知すると、防空ミサイル2を発射して、ミサイル3
の進入弾道Tと防空ミサイル2の要撃弾道tとが交差す
る要撃点Fにてミサイル3を射ち落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速(例えばマッハ
3〜マッハ10)で飛んで来たミサイル例えば弾道ミサ
イルを要撃できる防空システム及びこのような防空シス
テムのための防空ミサイル即ち対ミサイル用ミサイル
(AMM)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防空システムは、既に周知であり(例え
ば特許FR−A−2,563,000参照)、固定式統制
所及び複数基の防空ミサイルを含む。固定式統制所は、
飛んで来たミサイルを探知するための手段と、この探知
手段によって探知されたそのような飛んで来たミサイル
の進入弾道及び速度を決定するための弾道計算手段と、
前記探知されたミサイルを要撃するために前記複数基の
うちのどれかの防空ミサイルが追従しなければならない
要撃弾道を決定するための計算手段と、前記防空ミサイ
ルを発射するための手段と、前記防空ミサイルを誘導す
るための手段と、前記防空ミサイルと連動するための手
段とを備え、前記防空ミサイルの各々は、推進装置と、
少なくとも1個の弾頭と、慣性ユニットと、ホーミング
・ヘッドと、操向デバイスと、前記固定式統制所と連動
するための手段と、前記固定式統制所中に設けられた前
記誘導手段によって送信された情報から及び前記ホーミ
ング・ヘッドによって供給された情報から操向指令を導
出する操向指令発生器とを備えている。
【0003】そのような防空システムでは、ホーミング
・ヘッドは防空ミサイルの前部にてその頭部を形成する
レードーム内に配置され、ホーミング・ヘッドの中心軸
は防空ミサイルの縦方向軸と一致しているが、防空ミサ
イルによって追従される要撃弾道は防空ミサイルが飛ん
で来た目標を前方又は後方から攻撃するようなものであ
る。しかしながら、もし飛んで来た目標が非常に速い
と、正面攻撃のみが現実的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな正面攻撃では要撃弾道が必然的に長くなり、要撃時
間(防空ミサイルの発射と要撃時機の間)も長く且つ要
撃が高高度で起るようになる。要撃時間が長いので、射
撃準備のために及び目標探知後に防空ミサイルを発射す
るために要する時間は極めて短く、そして防空ミサイル
は飛んで来たミサイルに対して防衛されるべき場所にで
きるだけ近く配置されなければならない。その上、その
ような要撃が高高度で行われるので、防空ミサイルの操
縦性が低下する高い電離層中で要撃することになる。
【0005】その上、防空ミサイルの正面衝突による飛
んで来た目標の破壊は極めて難しく、従って防空ミサイ
ルの縦方向軸と一致する軸を持つ回転面全体から防空ミ
サイルの周囲に拡がる破片のシャワーを放出できる慣用
の弾頭が周知の防空ミサイルに搭載されている。
【0006】超高速の目標の正面攻撃中、防空ミサイル
と目標の相対速度が実際には目標の軸と平行であるの
で、目標に向けられた破片のシャワーの一部だけしか目
標に当たらず、そのためこの場合には破片が目標に当た
る方向は目標の軸に対して少し傾けられる。例えばもし
飛んで来た目標が速度VB=2000m/sで飛行中で
ある反面、防空ミサイルの速度VEが1000m/sに
等しく且つ破片の速度VIが1500m/sに等しけれ
ば、目標に当たる破片の傾斜角は目標の軸に対して約2
6゜傾けられる。
【0007】飛んで来た目標の軸に対する破片のシャワ
ーのこの小さい傾斜から下記の結論が導かれる。即ち、
目標が最も重いものの場合にはその推進装置の負担のせ
いで、破片は長い目標の後部に当たる、この目標が短け
れば、破片は目標の後を通過して当たらない、いずれに
しても、破片は目標に到達してもはね返るか或は浅くし
か貫通せず、致命的な損害を与えることはできない。
【0008】飛んで来た目標の速度の関数として慣用の
破片装薬の有効さが低下することによるこれら欠点を修
正しようとするため、破片の速度を増大すること、防空
ミサイルに搭載する破片のクラウドを開発すること、防
空ミサイルの周囲に設ける頑丈な“アンブレラ”を開発
すること、などの種々の手段が直視された。しかしなが
ら、これら手段のどれも有効でないことが分かったの
で、既存の防空システムは一番速くてもマッハ4で飛ん
で来る目標だけに有効である。
【0009】この発明の目的は、上述した欠点を修正し
且つ要撃弾道及び要撃時間が短い上述した型式の防空シ
ステムに関するので、要撃を低高度で行え且つ防空シス
テムを保護されるべき場所から遠く離れて設置できる反
面、防空ミサイルの発射準備及び発射に充分な時間をと
れることである。その上、この発明に係る防空システム
は、破片の横方向放出を用いる時に、目標の軸を横切る
衝突方向を得ることを可能にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため、この発
明によれば、高速で飛んで来たミサイルを要撃できる防
空システムは下記の特徴を有する。即ち、飛んで来たミ
サイルの進入弾道と防空ミサイルの要撃弾道とに共通の
点にて、前記要撃弾道が前記進入弾道を横断し、ホーミ
ング・ヘッドの中心軸が前記防空ミサイルの軸に対して
横に傾けられ、そして前記ホーミング・ヘッドの中心軸
が前記飛んで来たミサイルの側に配置されるように、前
記防空ミサイルの横転が安定化される。
【0011】従って、この発明に係る防空システムで
は、防空ミサイルが横から見て(そして既知の防空ミサ
イルのように前方から見るのではなく)飛んで来た目標
を横から(そして既知の防空ミサイルのように前方又は
後方からではなく)攻撃するので、要撃弾道及び要撃時
間は大幅に短縮され、上述した利点を生じる。
【0012】好都合なことには、前記計算手段は、まず
前記要撃弾道と前記進入弾道とに共通の前記点を決定
し、次に、前記共通の点及び地上の前記防空ミサイルの
陣地を通る垂直平面において、下記の3つのパラメータ
即ち、前記共通の点をその水平投射から分離する垂直距
離、地上の前記防空ミサイルの陣地を前記共通の点の前
記水平投射から分離する水平距離、及び前記垂直平面と
前記ミサイルの前記進入弾道に垂直な平面との交差が前
記共通の点にて水平となす角度から前記防空ミサイルの
前記要撃弾道を決定するのである。
【0013】その上、前記計算手段は、前記3つのパラ
メータの助けを借りて、地上の前記防空ミサイルの前記
陣地と前記共通の点の間の前記要撃弾道を前記防空ミサ
イルがカバーするのに必要な要撃時間を決定し、前記ミ
サイルがその現在位置から前記進入弾道を追従して前記
共通の点に到達するのに必要な飛行時間を連続的に計算
し、そして前記飛行時間の値が前記要撃時間に等しくな
る、前記進入弾道上の点に前記ミサイルが到達する時
に、前記発射手段が前記防空ミサイルを発射するよう
に、前記発射手段を作動させるという利点を持ってい
る。
【0014】その上、前記防空ミサイルが前記要撃弾道
をたどりながらそのホーミング・ヘッドが前記飛んで来
たミサイルにロックオンできるようにするため、遅くと
もロックオンの評価された瞬間に、前記ホーミング・ヘ
ッドの中心軸がこの瞬間における前記防空ミサイルの位
置、前記共通の点及びこの瞬間における前記ミサイルの
位置に相当する前記点によって定められた平面に在り、
そしてこの平面)が前記防空ミサイルの横転安定化基準
平面として役立つようにされる。
【0015】従って、この発明に係る防空ミサイルの主
要な特色は、前記ホーミング・ヘッドの中心軸が前記防
空ミサイルの軸に対して横に傾けられていることにあ
る。
【0016】望ましくは、前記ホーミング・ヘッドの中
心軸の、前記防空ミサイルの軸に対する横傾斜角の値
は、その正接が要撃されるべきミサイルの速度と前記防
空ミサイルの速度との比に少なくともほゞ等しいような
仕方で選ばれることである。前記防空ミサイルが超音速
の弾道ミサイルを要撃しなければならない場合には、前
記横傾斜角は60゜近くで良い。
【0017】明らかに、ホーミング・ヘッドによる目標
へのロックオンを容易にするため、前記ホーミング・ヘ
ッドの中心軸が例えば円錐面内で上述した角に相当する
中間位置を中心にしてその方位を変えれることが好都合
であり、その頂点での半角が40゜にほゞ等しくて良
い。
【0018】この発明に係る防空ミサイルは、直接の衝
突により或は前記目標に極めて接近した時に前記防空ミ
サイルの搭載する弾頭の爆発による爆風効果により飛ん
で来た目標を破壊することを意味し得る。
【0019】しかしながら、通常且つ上述したように、
防空ミサイルは破片の横への放出を伴う弾頭を含み得
る。
【0020】この場合に、もし要撃されるべきミサイル
の速度が超高速ならば、ホーミング・ヘッドの中心軸と
反対側で破片の前記シャワーを横に放出するだけで充分
である。事実、この場合には、防空ミサイルと飛んで来
た目標との相対速度は、防空ミサイルの軸とは垂直でな
く、この軸を横切るので、ホーミング・ヘッドから反対
側に放出された破片のシャワーは前記目標の軸に対して
大きな角度で目標に到達する。VB=2000m/s、
VE=1000m/s及びVI=1500m/sの上例
をここでもとりあげると、前記破片のシャワーが(上述
した26゜の値と比較して)60゜よりも大きな角度で
飛んで来たミサイルに到達するのは容易である。
【0021】従って、既知の防空システムについて上述
した破壊の非有効さの欠点は避けられる。横方向シャワ
ーの破片は、従って前記目標にその中心部で到達し且つ
その内部に深く貫通して目標を破壊する。いずれにして
も、要撃されるべきミサイルの速度が高くなればなる
程、破片は増々破壊的になることがこの点で容易に理解
されよう。
【0022】その上、この発明により、防空ミサイルの
全周に前記シャワーを散らすことは無意味であり、逆に
ホーミング・ヘッドと反対方向に前記シャワーを集中で
きることが理解される。
【0023】既知の方法では、この発明に係る防空ミサ
イルは、進入弾道と要撃弾道に共通の点の近くで飛んで
来たミサイルを探知するための且つ前記弾頭を制御する
ための近接信管を含み得る。そのような近接信管は、普
通のように、防空ミサイルの軸に中心が置かれた円錐状
探知フロントを生じ得る。しかしながら、本例では、前
記近接信管は、平面層の形態をしており、前記防空ミサ
イルの軸に対して横に傾けられ、前記ホーミング・ヘッ
ドの中心軸と同一側に在る探知フロントを形成するだけ
で充分である。
【0024】前記探知フロントの横傾斜角は大体30゜
に等しくて良い。
【0025】望ましくは、前記ホーミング・ヘッドの前
記防空ミサイルの中間部に配置される。従って、前記防
空ミサイルがフロント・レードームを含まなくても良い
ので、その前端部は、前記防空ミサイルに良好な空気力
学的特性を与えるために、尖らされ、細長くされ且つ先
細にされ得る。
【0026】
【実施例】添付図面は、この発明をどのように構成でき
るかを理解するのを容易にし、また同一符号は同一物を
示す。この発明に係る防空システムは、図1の概略図に
示すように、地上Gに構築された監視統制所1及び複数
基の防空ミサイル2を含む。飛んで来た敵のミサイル
3、特に高速の弾道ミサイルが監視統制所1によって探
知且つ識別される(矢印E)と、監視統制所1は、これ
に設けられたレーダ及びコンピュータの助けを借りて、
ミサイル3を要撃する機会及び状況を決定する。
【0027】もし要撃すると決定されたときには、監視
統制所1は、射ち落とされるべき目標となる敵のミサイ
ル3の速度VB及びその進入弾道Tを決定し、且つ陣地
Aにて発射準備中の防空ミサイル2が点Fでミサイル3
を要撃するために追従しなければならない要撃弾道tを
計算する。要撃点Fにて、進入弾道Tと要撃弾道tが少
なくとも90゜に事実上等しい角度で交差する。防空ミ
サイル2の速度性能に関し、防空ミサイル2とミサイル
3が要撃点F又は少なくともその近くで同一瞬間に出会
うように、監視統制所1は或る瞬間に防空ミサイル2を
発射するための手続きをとる。
【0028】このことから理解されるように、各防空ミ
サイル2には、監視統制所1と協同できる電子的誘導手
段及び慣性ユニットと関連付けられたホーミング・ヘッ
ドが装備されている。
【0029】第1に、防空ミサイル2は、監視統制所1
と防空ミサイル2に搭載された電子的誘導手段との協同
動作によって完全に決定された発射弾道(要撃弾道tと
一致していなくても良い)を追従する。次に、矢印fで
記号化された無線周波伝送によるこの協同動作のせい
で、監視統制所1は防空ミサイル2に要撃点Fへの要撃
弾道tを追従させる。最後に、防空ミサイル2がミサイ
ル3に充分に接近してそのホーミング・ヘッドがミサイ
ル3をロック・オンする即ち絶えず追随すると、防空ミ
サイル2はホーミング・ヘッドの作用によってミサイル
3に誘導される。
【0030】防空ミサイル2によるミサイルの破壊は、
防空ミサイル2に搭載された弾頭21に指令を発するこ
とで行われる。
【0031】図2に示すように、監視統制所1は、通
常、下記のデバイスを備えている。アンテナ5が設けら
れ、保護されるべき空間を監視するための且つ飛んで来
たミサイル3を探知して識別するための監視探知デバイ
ス4。この監視探知デバイス4は監視用レーダ又はこれ
と等価な光/電子的モニタ装置を含んでいても良い。監
視探知デバイス4は要撃の効果的な可能性を条件付ける
こと、並びにこの要撃のために利用できる時間はミサイ
ル3の探知及び識別を行う距離が長くなればなる程大き
くなることは極めて明らかである。
【0032】監視探知デバイス4から受けた情報により
目標のミサイル3の特性(位置及び速度)を測定して進
入弾道Tを計算する弾道計算デバイス6。この弾道計算
デバイス6は普通の弾道計算用レーダを含んでいても良
い。
【0033】弾道計算デバイス6から受けた情報により
且つ特に防空ミサイル2の特性に依存して防空ミサイル
2のための最適の要撃弾道t及び発射射撃の瞬間を決定
する要撃弾道計算デバイス7。
【0034】アンテナ9が設けられ、飛行中の防空ミサ
イル2を要撃点Fに向けて誘導するための誘導デバイス
8。
【0035】防空ミサイル2を発射し、これをリンク1
1により制御し、監視探知デバイス4からリンク12を
介して送られて来た、防空ミサイル2の発射準備に関す
る情報を受け、そして要撃弾道計算デバイス7からリン
ク13を介して送られて来た、射撃命令及び発射状態を
受けるための発射デバイス10。
【0036】軸L−Lを有する防空ミサイル2の実施例
が図3の概略図に示されている。この防空ミサイル2
は、その後部に配置された推進装置20と、少なくとも
1個の破片弾頭21と、慣性ユニット、コンピュータ及
び無線周波送信機を有する機器ベイ22と、翼24の端
部にて可動であるように装架された空気力学的操向翼2
3と、この可動空気力学的操向翼23の制御用操向指令
発生器25と、方位が調節可能なホーミング・ヘッド2
6と、このホーミング・ヘッド26に関連付けられた電
子部品27と、ホーミング・ヘッド26からのビームを
通すための横窓28と、近接信管29と、細くなって尖
った前端30とを備えている。
【0037】防空ミサイル2には、操向翼23の代わり
に、制御可能なガス・ジェットが供給される横ノズルを
周知の仕方で有する力操向系を設けれることは明らかで
ある。
【0038】その上、図3では、方位が調節可能なホー
ミング・ヘッド26は図示の通り可動アンテナを有する
ホーミング・ヘッドの形態をしている。電子的に制御さ
れる静止型アンテナを使用することは明らかに可能であ
り、この静止型アンテナは、横窓28の位置にて防空ミ
サイル2の側壁に押し付けられる。横窓28にはこれ以
外の目的は無い。
【0039】少なくとも1個のアンテナを有するホーミ
ング・ヘッド26の実例がどうであれ、この発明の主要
な特徴によれば、下記のことに注目されたい。ホーミン
グ・ヘッド26は、防空ミサイル2の前部には配置され
ず、前端30と後部の推進装置20との間の縦方向の中
間位置に配置される。従って、周知の防空ミサイルの前
部に通常、設けられて丸味を帯びたレードームは先細の
前端即ち頭部で置き換えられることができ、こうするこ
とにより防空ミサイル2を細長くし且つ防空ミサイル2
の空気力学的性能を増大する。こうすることにより防空
ミサイル2はより高速になり且つ高性能にもなり得る。
【0040】ホーミング・ヘッド26の中心軸ADは、
周知の防空ミサイルの場合と違って、防空ミサイル2の
軸L−Lとは一致せず、防空ミサイル2の一側にて防空
ミサイル2の軸L−Lに対して角θ1だけ横に傾いてい
る。この角θ1は、防空ミサイル2の速度VE及び要撃
されるべきミサイル3の速度VBの関数である。もっと
正確に云えば、tgθ1=VB/VE(図7参照)であ
る。もしVB=2000m/sそしてVE=1000m
/sならば、θ1は63.5゜に等しい。その上、ホー
ミング・ヘッド26の可動アンテナの回転により或はホ
ーミング・ヘッド26の静止型アンテナの制御により、
中心軸ADは角θ1に対応する中間位置の両側に行程Δ
θを持ち得る。要撃されるべきミサイル3に対して広い
速度範囲をカバーできるようにするため、中心軸ADは
約60゜の角θ1沿いに構造上方位付けられ、行程Δθ
は上述した中間位置の周囲の全方向で40゜程度であ
る。
【0041】近接信管29は、防空ミサイル2の前部に
おいて前端30と機器ベイ22の間に配置される。近接
信管29は、ホーミング・ヘッド26の中心軸ADと同
じ側で防空ミサイル2の軸L−Lに対して角θ2だけ横
に傾けられた探知フロントFPを生じる。角θ2は30
゜程度で良く且つ積極的に変えられる。以下のことから
容易に理解されるように、近接信管29の探知フロント
FPは、軸L−L上に中心がある角θ2の普通の形態の
円錐の代わりに、平面層の形態を呈し得る。ホーミング
・ヘッド26について上述したように、近接信管29
は、角θ2を変えれるために且つ傾けることにより探知
フロントFPの方位を変えて飛んで来たミサイル3を探
知する状態を増大するために、回転アンテナ又は電子的
に制御される静止型アンテナを含み得る。
【0042】破片弾頭21は、ホーミング・ヘッド26
の中心軸ADの反対側及び近接信管29の探知フロント
FPの反対側で、防空ミサイル2の軸L−Lに少なくと
もほゞ垂直な平均方向I沿いに破片のシャワーを放出で
きる。
【0043】監視統制所1(図2)の監視探知デバイス
4、弾道計算デバイス6及び発射デバイス10は、既知
のデバイスと同様なデバイスで良く且つ既知のデバイス
と同じ仕方で作動する。
【0044】他方、要撃弾道計算デバイス7及び誘導デ
バイス8は図4及び図5に示した特色を呈する。上述し
たように、弾道計算デバイス6は、進入弾道T、この進
入弾道T上の飛んで来たミサイル3の次々の位置及びこ
のミサイル3の速度VBに関する情報を要撃弾道計算デ
バイス7に送る。この情報から並びに防空ミサイル2の
操縦性能から及び陣地Aから(そして要撃されたミサイ
ル3から落下する破片の衝突点のような他の要因か
ら)、要撃弾道計算デバイス7は進入弾道Tの、要撃に
都合の良い点Fを決定する。
【0045】点A及びFを通る垂直平面AHF(Hは地
上Gへの要撃点Fの水平投射である)を考えると、要撃
弾道tが平らであり且つこの平面に在る(図4参照)こ
とが好都合である。
【0046】その上、この発明の主要な特色によれば、
防空ミサイル2が飛んで来たミサイル3を真横で要撃し
なければならないので、要撃点Fにて要撃弾道tに対す
る正接tgは進入弾道Tと直交する。従って、要撃弾道
tは進入弾道Tに対し要撃点Fにて垂直な平面πに在
る。正接tgは従って垂直平面AHFと平面πの交差で
あることが分かる。
【0047】平面AHFにおける要撃弾道t(図5参
照)を調べると、この要撃弾道tは、例えば点Aで垂直
な初期正接tiにより、点AとHを分離する水平距離X
により、点FとHを分離する垂直距離Zにより、及び要
撃点Fにおいて正接tgが水平となす角度αにより、完
全に定められる。防空ミサイル2の固有の特性を考慮す
れば、要撃時間DI(発射射撃から要撃弾道tを追従す
る防空ミサイル2が要撃点Fに到達するまでの時間)は
従って3つのパラメータX,Z及びαによって定められ
る。これらパラメータは順位をつけて表にすることがで
きるので、射撃パラメータ(防空ミサイル2の発射瞬間
及び誘導デバイス8による誘導指令)は非常に短い時間
に確立される。
【0048】従って、要撃弾道計算デバイス7のアルゴ
リズムは下記のように行われる。都合の好い要撃点Fを
決定し、この都合の好い要撃点Fを通過すると共に防空
ミサイル2の陣地Aを通過する垂直平面AHFを決定
し、都合の好い要撃点Fの水平投射Hを決定し、陣地A
と点Hの水平距離Xを決定し、都合の良い要撃点Fと点
Hの垂直距離Zを決定し、飛んで来たミサイル3の進入
弾道Tに対して要撃点Fで垂直な平面πを決定し、垂直
平面AHFと平面πの交差である正接tgの水平に対す
る傾斜角αを決定し、垂直平面AHFにおいてパラメー
タX,Z及びαから防空ミサイル2の要撃弾道tを決定
し、そして要撃弾道tを追従する防空ミサイル2の要撃
時間DIを決定するのである。
【0049】その上、このアルゴリズムは、要撃弾道上
の点C(ここから防空ミサイル2のホーミング・ヘッド
26は飛んで来たミサイル3をロックオンするための位
置にあり、そして進入弾道T上の点Dはロックオンの瞬
間に飛んで来たミサイル3が推定された位置に相当す
る。)(図4参照)を決定する。
【0050】その上、弾道計算デバイス6によって供給
された情報から、要撃弾道計算デバイス即ちコンピュー
タ7は、飛んで来たミサイル3が進入弾道Tを追従して
要撃点Fに到達するのに必要な飛行時間DVをあらゆる
瞬間に計算する。要撃が可能となるためには、明らか
に、要撃時間DIの決定瞬間に、ミサイル3の飛行時間
DVが要撃時間DIよりも長くなることが必要である。
しかしながら、飛行時間DVは定期的に短くなってお
り、そしてその値がDIに等しくなるや否や、要撃弾道
計算デバイス7によって(リンク13を介し)制御され
た発射デバイス10は防空ミサイル2を発射する。
【0051】従って、要撃されるべきミサイル3が監視
探知デバイス4及びアンテナ5によって探知されて識別
されるや否や、監視探知デバイス4は発射デバイス10
へ(リンク12を介して)且つ弾道計算デバイス6へ知
らせる。その結果、防空ミサイル2は発射デバイス10
により(リンク11を介して)発射の用意がされる一
方、要撃弾道計算デバイス7は上述した仕方で進入弾道
T、要撃点F、要撃弾道t、要撃時間DI及び飛行時間
DVを決定する
【0052】飛んで来たミサイル3が点Bに到達した瞬
間に、発射デバイス10は防空ミサイル2を例えば垂直
に発射する。
【0053】誘導デバイス8及びアンテナ9と防空ミサ
イル2との間の無線周波リンク(矢印f)を通して防空
ミサイル2は、既知の技術と同様な仕方で要撃弾道tに
誘導される。誘導デバイス8及びアンテナ9は、防空ミ
サイル2の弾道計算を確かめ且つ飛んで来たミサイル3
の弾道の計算及び防空ミサイル2の弾道の計算に関する
最新のデータに依存して要撃弾道tについての防空ミサ
イル2の加速を積極的に変更するので、飛んで来たミサ
イル3は要撃弾道計算デバイス7によって再特定される
要撃点Fにて要撃され得る。少なくとも防空ミサイル2
が点Cに到達した瞬間からホーミング・ヘッド26の中
心軸ADが要撃点F並びに防空ミサイル2及び飛んで来
たミサイル3の位置を通過する平面に維持されるような
仕方で、誘導デバイス8及びアンテナ9は横転飛行中の
防空ミサイル2に従属する。
【0054】飛行中、ホーミング・ヘッド26は、頂角
Δθを有する円錐面中で中心軸ADを変位させることに
より、飛んで来たミサイル3に向けられた空間を走査す
る。
【0055】ホーミング・ヘッド26が飛んで来たミサ
イル3にロック・オンするや否や、防空ミサイル2の誘
導はホーミング・ヘッド26及びその関連電子部品によ
って引き継がれ、これは防空ミサイル2を要撃弾道t上
に維持する。
【0056】要撃の最終段階では、防空ミサイル2の近
接信管29の探知フロントFPは飛んで来たミサイル3
の前端の点Qを探知する。この点Qを探知した時に、近
接信管29は弾頭21に点火して方向I(防空ミサイル
2の軸L−Lと実質的に垂直であり且つ探知フロントF
Pとは反対側に向けられている)沿いに破片のシャワー
を放出する(図6参照)。
【0057】もし図7に示すように、破片のシャワーの
放出瞬間における速度がプロットされるならば、防空ミ
サイル2と飛んで来たミサイル3との相対速度VRは、
一方では防空ミサイル2の速度VE及び飛んで来たミサ
イル3の速度VBのそれぞれの値のために且つ他方では
要撃点Fの近くでのこれら速度VE及びVBのほゞ直交
性のために、飛んで来たミサイル3の速度VBに対して
且つ弾頭21によって放出された破片のシャワーの速度
VIに対して傾けられる。その理由は、この時に速度V
Iが速度VBとほゞ平行であるためである。
【0058】その結果、速度VI及びVBの組み合わせ
による破片の相対速度VIRは速度VBに対して有意角
θjだけ傾けられる。
【0059】この結果、破片は方向IRをたどって有意
角θj(ミサイル3を破壊するのに好都合である)を越
えてミサイル3内に貫通する(図8参照)。その上、破
片は有意角θj(上述した例では約60゜)の大きな値
のせいでミサイル3の頭部に衝突する。明らかに、ミサ
イル3の点Qの探知後弾頭21の点火が少し遅れるな
ら、IRにほゞ平行であるがミサイル3のもっと後部に
方向IR’沿いに破片はミサイル3に到達する(図8参
照)。
【0060】
【発明の効果】従って、この発明によれば、装薬を点火
させる時間窓が比較的大きいので、最終段階での有効さ
が大きくて制御が極めて簡単であるのに、既知の正面攻
撃式のものよりも速い目標を攻撃することが可能であ
る。その上、この発明の防空ミサイル2の速度VEが増
すので装薬の有効さには都合の良い(図7ではVEが増
せば増す程θjは大きくなることが分かる)反面、正面
攻撃は都合悪いことが注目される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る防空システムの実施を例示する
一般的な概略図である。
【図2】この発明の防空システムの固定式監視統制所を
示すブロック図である。
【図3】この発明に係る防空ミサイルを示す概略図であ
る。
【図4】防空ミサイルによって追従された要撃弾道の決
定を例示する斜視図である。
【図5】要撃弾道を定めるパラメータを示す図である。
【図6】防空ミサイルの近接信管による飛んで来たミサ
イルの探知瞬間での要撃の最終段階の開始を例示する概
略図である。
【図7】図6で例示された探知瞬間での速度図である。
【図8】破片のシャワーが飛んで来たミサイルに衝突す
るのを例示する概略図である。
【符号の説明】
1 監視統制所 2 防空ミサイル 3 飛んで来たミサイル 4 監視探知デバイス 5,9 アンテナ 6 弾道計算デバイス 7 要撃弾道計算デバイス 8 誘導デバイス 10 発射デバイス A 陣地 F 要撃点 G 地上 T 進入弾道 t 要撃弾道 11,12,13 リンク 20 推進装置 21 弾頭 22 慣性ユニット 23 操向翼 24 翼 25 操向指令発生器 26 ホーミング・ヘッド 27 電子部品 28 横窓 29 近接信管 30 前端 L−L 防空ミサイルの軸 AD ホーミング・ヘッドの中心軸 FP 探知フロント H 水平投射 AHF 垂直平面 Z 垂直距離 X 水平距離 α 傾斜角

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定式監視統制所(1)及び複数基の防空
    ミサイル(2)を含み、高速で飛んで来たミサイル(3)を要
    撃できる防空システムであって、 前記監視統制所(1)は、 前記ミサイル(3)を探知するための手段(4,5)と、 この探知手段(4,5)によって探知されたそのようなミサ
    イル(3)の進入弾道(T)及び速度を決定するための弾道計
    算手段(6)と、 前記探知されたミサイル(3)を要撃するために前記複数
    基のうちのどれかの防空ミサイル(2)が追従しなければ
    ならない要撃弾道(t)を決定するための計算手段(7)と、 前記防空ミサイル(2)を発射するための手段(10)と、 前記防空ミサイル(2)を誘導するための手段(8)と、 前記防空ミサイル(2)と連動するための手段(9,11)と、
    を備え、 前記防空ミサイル(2)の各々は、 推進装置(20)と、 少なくとも1個の弾頭(21)と、 慣性ユニット(22)と、 ホーミング・ヘッド(26)と、 操向デバイス(23)と、 前記慣性ユニット(22)を前記監視統制所(1)に連動させ
    るための手段と、 前記監視統制所(1)中に設けられた前記誘導手段(8)によ
    って送信された情報から及び前記ホーミング・ヘッド(2
    6)によって供給された情報から操向指令を導出する操向
    指令発生器(25)と、を備えた防空システムにおいて、 前記ミサイル(3)の進入弾道(T)と前記防空ミサイル(2)
    の要撃弾道(t)とに共通の点(F)にて、前記要撃弾道(t)
    が前記進入弾道(T)を横断し、 前記ホーミング・ヘッド(26)の中心軸(AD)が前記防空ミ
    サイル(2)の軸(L-L)に対して横に傾けられ、 前記ホーミング・ヘッド(26)の中心軸(AD)が前記ミサイ
    ル(3)の側に配置されるように、前記防空ミサイル(2)の
    横転が安定化される、 ことを特徴とする防空システム。
  2. 【請求項2】 前記計算手段(7)は、 まず前記要撃弾道(t)と前記進入弾道(T)とに共通の前記
    点(F)を決定し、 次に、前記共通の点(F)及び地上の前記防空ミサイル(2)
    の陣地(A)を通る垂直平面(AHF)において、下記の3つの
    パラメータ即ち、 前記共通の点(F)をその水平投射(H)から分離する垂直距
    離(Z)、 地上の前記防空ミサイル(2)の陣地(A)を前記共通の点
    (F)の前記水平投射(H)から分離する水平距離(X)、及び
    前記垂直平面(AHF)と前記ミサイル(3)の前記進入弾道
    (T)に垂直な平面(π)との交差(tg)が前記共通の点(F)に
    て水平となす角度(α)から前記防空ミサイル(2)の前記
    要撃弾道を決定する、 ことを特徴とする請求項1の防空システム。
  3. 【請求項3】 前記計算手段(7)は、 前記3つのパラメータ(Z,X,α)の助けを借りて、地上の
    前記防空ミサイル(2)の前記陣地(A)と前記共通の点(F)
    の間の前記要撃弾道(t)を前記防空ミサイル(2)がカバー
    するのに必要な要撃時間(DI)を決定し、 前記ミサイル(3)がその現在位置から前記進入弾道(T)を
    追従して前記共通の点(F)に到達するのに必要な飛行時
    間(DV)を連続的に計算し、そして前記飛行時間(DV)の値
    が前記要撃時間(DI)に等しくなる、前記進入弾道(T)上
    の点(B)に前記ミサイル(3)が到達する時に、前記発射手
    段(10)が前記防空ミサイル(2)を発射するように、前記
    発射手段(10)を作動させる、 ことを特徴とする請求項2の防空システム。
  4. 【請求項4】 遅くとも前記防空ミサイル(2)のホーミ
    ング・ヘッド(26)によって前記ミサイル(3)へのロック
    オンの評価された瞬間に、前記ホーミング・ヘッド(26)
    の中心軸(AD)がこの瞬間における前記防空ミサイル(2)
    の位置(C)、前記共通の点(F)及びこの瞬間における前記
    ミサイル(3)の位置に相当する前記点(D)によって定めら
    れた平面(CFD)に在り、そしてこの平面(CFD)が前記防空
    ミサイル(2)の横転安定化基準平面として役立つ、 ことを特徴とする請求項3の防空システム。
  5. 【請求項5】 高速で飛んで来たミサイルを真横に要撃
    でき、推進モータ(20)、少なくとも1個の弾頭(21)、慣
    性ユニット(22)、ホーミング・ヘッド(26)、操向デバイ
    ス(23)及び操向指令発生器(25)を含む防空ミサイルにお
    いて、 前記ホーミング・ヘッド(26)の中心軸(AD)が前記防空ミ
    サイル(2)の軸(L-L)に対して横に傾けられていることを
    特徴とする防空ミサイル。
  6. 【請求項6】 前記ホーミング・ヘッド(26)の中心軸(A
    D)の、前記防空ミサイル(2)の軸(L-L)に対する横傾斜角
    の値(θ1)は、その正接が要撃されるべきミサイルの速
    度と前記防空ミサイル(2)の速度との比に少なくともほ
    ゞ等しいような仕方で選ばれることを特徴とする請求項
    5の防空ミサイル。
  7. 【請求項7】 前記ホーミング・ヘッドの中心軸(AD)の
    横傾斜角の前記値(θ1)が60゜に少なくともほゞ等し
    いことを特徴とする請求項6の防空ミサイル。
  8. 【請求項8】 前記ホーミング・ヘッドの前記中心軸(A
    D)が前記値(θ1)に相当する中間位置を中心にしてその
    方位を決定し得ることを特徴とする請求項6の防空ミサ
    イル。
  9. 【請求項9】 前記ホーミング・ヘッド(26)の前記中心
    軸(AD)が円錐面内にてその方位を決定でき、前記円錐面
    の軸が前記中間位置によって形成されることを特徴とす
    る請求項8の防空ミサイル。
  10. 【請求項10】 前記弾頭(21)は、前記ホーミング・ヘ
    ッド(26)の中心軸(AD)とは反対側で破片のシャワーを横
    に放出することを特徴とする請求項5の防空ミサイル。
  11. 【請求項11】 前記破片のシャワーの中心方向(I)が
    前記防空ミサイルの軸に対して少なくともほゞ垂直であ
    る請求項10の防空システム。
  12. 【請求項12】 そのようなミサイルを探知し且つ前記
    弾頭を制御するための近接信管(29)を更に備えた請求項
    5の防空ミサイルにおいて、 前記近接信管(29)は、平面層の形態をしており、前記防
    空ミサイルの軸(L-L)に対して横に傾けられ、前記ホー
    ミング・ヘッド(26)の中心軸(AD)と同一側に在る探知フ
    ロント(FP)を形成することを特徴とする防空ミサイル。
  13. 【請求項13】 前記近接信管の探知フロント(FP)の、
    前記防空ミサイルの軸に対する前記横傾斜角(θ2)は3
    0゜に少なくともほゞ等しいことを特徴とする請求項1
    2の防空ミサイル。
  14. 【請求項14】 前記ホーミング・ヘッド(26)が前記防
    空ミサイル(2)の中間部に配置されることを特徴とする
    請求項5の防空ミサイル。
  15. 【請求項15】 フロント・レードームを含まず、その
    前端部が先細に尖っていることを特徴とする請求項14
    の防空ミサイル。
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