JPH07190640A - ガス吹き込み電気炉 - Google Patents
ガス吹き込み電気炉Info
- Publication number
- JPH07190640A JPH07190640A JP5338087A JP33808793A JPH07190640A JP H07190640 A JPH07190640 A JP H07190640A JP 5338087 A JP5338087 A JP 5338087A JP 33808793 A JP33808793 A JP 33808793A JP H07190640 A JPH07190640 A JP H07190640A
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- Japan
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- gas
- furnace
- hearth
- blowing nozzle
- blowing
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉体を解体することなく、溶損したガス吹き
込みノズルを交換したり、炉床部の耐火物レンガの補修
を行うことができ、また、ガス吹き込みノズルの設置位
置および数の変更が容易にできるガス吹き込み電気炉を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明のガス吹き込み電気炉は、炉殻１と、
前記炉殻１の内面全体に組付けられた耐火物レンガ４
と、前記炉殻１の側部を貫通して炉内の炉床部表面近傍
にまで引き込まれたガス吹き込み用のガス管３と、前記
ガス管３の先端に着脱可能に装着されたガス吹き込みノ
ズル２とから構成される。
込みノズルを交換したり、炉床部の耐火物レンガの補修
を行うことができ、また、ガス吹き込みノズルの設置位
置および数の変更が容易にできるガス吹き込み電気炉を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明のガス吹き込み電気炉は、炉殻１と、
前記炉殻１の内面全体に組付けられた耐火物レンガ４
と、前記炉殻１の側部を貫通して炉内の炉床部表面近傍
にまで引き込まれたガス吹き込み用のガス管３と、前記
ガス管３の先端に着脱可能に装着されたガス吹き込みノ
ズル２とから構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の溶解または／お
よび精錬に用いられるガス吹き込み電気炉に関し、更に
詳しくは、炉床部の耐火物レンガの耐用寿命が長くな
り、金属の溶解に際しては溶解効率が高い操業ができる
ガス吹き込み電気炉に関する。
よび精錬に用いられるガス吹き込み電気炉に関し、更に
詳しくは、炉床部の耐火物レンガの耐用寿命が長くな
り、金属の溶解に際しては溶解効率が高い操業ができる
ガス吹き込み電気炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のガス吹き込み電気炉は、図１に示
すように、鋼板製炉殻１の炉底部にガス吹き込みノズル
用の穴１ｈをあけ、この穴１ｈに耐火物より成るガス吹
き込みノズル２を挿入し、前記ノズル２にガス吹き込み
用のガス管３を接続し、その後、炉殻１の内面全体に定
形耐火物レンガ４を組付け、更に、その内面に定形耐火
物レンガ４を積み上げ、その全体を不定形耐火物レンガ
５で成形した構造になっている。そのため、ガス吹き込
みノズルは炉殻および炉床部の耐火物レンガを貫通する
形で設置されており、炉床の一部を構成している。
すように、鋼板製炉殻１の炉底部にガス吹き込みノズル
用の穴１ｈをあけ、この穴１ｈに耐火物より成るガス吹
き込みノズル２を挿入し、前記ノズル２にガス吹き込み
用のガス管３を接続し、その後、炉殻１の内面全体に定
形耐火物レンガ４を組付け、更に、その内面に定形耐火
物レンガ４を積み上げ、その全体を不定形耐火物レンガ
５で成形した構造になっている。そのため、ガス吹き込
みノズルは炉殻および炉床部の耐火物レンガを貫通する
形で設置されており、炉床の一部を構成している。
【０００３】上記したようなガス吹き込み電気炉は、金
属の溶解または／および精錬に用いられている。例え
ば、スクラップ鋼などの原料をアーク溶解する場合、溶
湯６中には偏熱が生じるので均一な溶解ができないこと
がある。そのため、炉床部のガス吹き込みノズルより溶
湯中にガスを吹き込むことで溶湯６を攪拌し、溶湯６内
における偏熱を解消して、均一溶解を行っている。
属の溶解または／および精錬に用いられている。例え
ば、スクラップ鋼などの原料をアーク溶解する場合、溶
湯６中には偏熱が生じるので均一な溶解ができないこと
がある。そのため、炉床部のガス吹き込みノズルより溶
湯中にガスを吹き込むことで溶湯６を攪拌し、溶湯６内
における偏熱を解消して、均一溶解を行っている。
【０００４】また、精錬の場合、例えば、炉内の溶鋼に
対し、前記ノズル２から酸素ガスを導入することにより
不純物や炭素を酸化させ、浮上酸化物を除去し、なおか
つ、溶鋼を攪拌することにより脱炭効率をあげるという
操業が行われている。
対し、前記ノズル２から酸素ガスを導入することにより
不純物や炭素を酸化させ、浮上酸化物を除去し、なおか
つ、溶鋼を攪拌することにより脱炭効率をあげるという
操業が行われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ガ
ス吹き込みノズル２からは高圧のガスが噴射しており、
その部分では溶湯が極めて激しく攪拌されているため、
図２に示すように、前記ガス吹き込みノズル２の溶損が
激しく進み、それに伴って、前記ガス吹き込みノズル付
近の炉床定形耐火物レンガ４’も溶損が進行して、溶損
個所Ｅが、ガス吹き込みノズル２およびその付近の炉床
定形耐火物レンガ４’にまで拡がる。そのため、ガス吹
き込みノズル２や、その付近の炉床定形耐火物レンガ
４’がある程度溶損した時点で、それらの交換や炉床部
の補修などを行って、炉殻１の破損を防ぐことが必要に
なる。
ス吹き込みノズル２からは高圧のガスが噴射しており、
その部分では溶湯が極めて激しく攪拌されているため、
図２に示すように、前記ガス吹き込みノズル２の溶損が
激しく進み、それに伴って、前記ガス吹き込みノズル付
近の炉床定形耐火物レンガ４’も溶損が進行して、溶損
個所Ｅが、ガス吹き込みノズル２およびその付近の炉床
定形耐火物レンガ４’にまで拡がる。そのため、ガス吹
き込みノズル２や、その付近の炉床定形耐火物レンガ
４’がある程度溶損した時点で、それらの交換や炉床部
の補修などを行って、炉殻１の破損を防ぐことが必要に
なる。
【０００６】しかしながら、このような従来構造の電気
炉においては、ガス吹き込みノズルと炉床が一体になっ
ているため、炉床部の耐火物レンガの交換や補修を行う
場合、炉体を一度解体することが必要である。しかしな
がら、その炉体解体作業は大変手間のかかる作業とな
る。本発明は、ガス吹き込みを行う電気炉における上記
した問題を解決し、炉体を解体することなく、溶損した
ガス吹き込みノズルを交換したり、炉床部の耐火物レン
ガの補修を行うことができ、また、ガス吹き込みノズル
の設置位置および数の変更が容易にできるガス吹き込み
電気炉を提供することを目的とする。
炉においては、ガス吹き込みノズルと炉床が一体になっ
ているため、炉床部の耐火物レンガの交換や補修を行う
場合、炉体を一度解体することが必要である。しかしな
がら、その炉体解体作業は大変手間のかかる作業とな
る。本発明は、ガス吹き込みを行う電気炉における上記
した問題を解決し、炉体を解体することなく、溶損した
ガス吹き込みノズルを交換したり、炉床部の耐火物レン
ガの補修を行うことができ、また、ガス吹き込みノズル
の設置位置および数の変更が容易にできるガス吹き込み
電気炉を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、炉殻と、前記炉殻の内面全体に組付け
られた耐火物レンガと、前記炉殻の側部を貫通して炉内
の炉床部表面近傍にまで引き込まれたガス吹き込み用の
ガス管と、前記ガス管の先端に着脱可能に装着されたガ
ス吹き込みノズルとを備えていることを特徴とするガス
吹き込み電気炉（以下、電気炉Ａという）が提供され
る。
に、本発明では、炉殻と、前記炉殻の内面全体に組付け
られた耐火物レンガと、前記炉殻の側部を貫通して炉内
の炉床部表面近傍にまで引き込まれたガス吹き込み用の
ガス管と、前記ガス管の先端に着脱可能に装着されたガ
ス吹き込みノズルとを備えていることを特徴とするガス
吹き込み電気炉（以下、電気炉Ａという）が提供され
る。
【０００８】
【作用】本発明による電気炉Ａでは、ガス吹き込みノズ
ルが溶損した場合であっても、炉体の解体作業を行うこ
となく、そのガス吹き込みノズルだけをガス管から取り
外して、新しいガス吹き込みノズルに交換することがで
きる。また、ガス吹き込みノズルが炉床部の耐火物レン
ガと一体化されていないことから、炉床部の耐火物レン
ガはガス吹き込みノズルの溶損の影響を受けることが少
ない。
ルが溶損した場合であっても、炉体の解体作業を行うこ
となく、そのガス吹き込みノズルだけをガス管から取り
外して、新しいガス吹き込みノズルに交換することがで
きる。また、ガス吹き込みノズルが炉床部の耐火物レン
ガと一体化されていないことから、炉床部の耐火物レン
ガはガス吹き込みノズルの溶損の影響を受けることが少
ない。
【０００９】また、この電気炉Ａでは、上記のようにガ
ス管を炉内で自由に配管し、その先端にガス吹き込みノ
ズルを接続するので、ガス吹き込みノズルを任意の場所
に任意の数だけ設置することが可能となっている。
ス管を炉内で自由に配管し、その先端にガス吹き込みノ
ズルを接続するので、ガス吹き込みノズルを任意の場所
に任意の数だけ設置することが可能となっている。
【００１０】
【実施例】本発明の電気炉Ａでは、まず、図３に示した
ように、例えば、鋼板から成る炉殻１の内面全体に定形
耐火物レンガ４が組付けられて炉壁部と炉床部が形成さ
れる。次に、炉殻１の側部を貫通してガス管３が炉内に
導入され、ガス管３は炉壁に沿って下方に延ばされ、そ
の先端部３ａは炉床部の表面近傍に配置される。そし
て、このガス管３の先端部３ａには、耐火物ブロックか
ら成るガス吹き込みノズル２が着脱可能に接続され、こ
れらガス管３とガス吹き込みノズル２とを覆うようにし
て定形耐火物レンガ４を積み上げ、更に不定形耐火物レ
ンガ５で成形されている。
ように、例えば、鋼板から成る炉殻１の内面全体に定形
耐火物レンガ４が組付けられて炉壁部と炉床部が形成さ
れる。次に、炉殻１の側部を貫通してガス管３が炉内に
導入され、ガス管３は炉壁に沿って下方に延ばされ、そ
の先端部３ａは炉床部の表面近傍に配置される。そし
て、このガス管３の先端部３ａには、耐火物ブロックか
ら成るガス吹き込みノズル２が着脱可能に接続され、こ
れらガス管３とガス吹き込みノズル２とを覆うようにし
て定形耐火物レンガ４を積み上げ、更に不定形耐火物レ
ンガ５で成形されている。
【００１１】なお、前記ガス吹き込みノズル２は炉床部
の耐火物レンガから独立していればよく、一体化せず
に、別々の状態であればガス吹き込みノズル２を炉床部
の耐火物レンガの上に直接置いても構わない。ガス吹き
込みノズル２は、その作動時に激しい溶損を受けるの
で、耐食性および耐熱性が要求される。実際に使用され
るガス吹き込みノズル２としては、従来から使われてい
るガス吹き込み用のノズルを使用しても構わないが、本
発明では、例えば、図４に示すような構造をしたノズル
を使うことができる。
の耐火物レンガから独立していればよく、一体化せず
に、別々の状態であればガス吹き込みノズル２を炉床部
の耐火物レンガの上に直接置いても構わない。ガス吹き
込みノズル２は、その作動時に激しい溶損を受けるの
で、耐食性および耐熱性が要求される。実際に使用され
るガス吹き込みノズル２としては、従来から使われてい
るガス吹き込み用のノズルを使用しても構わないが、本
発明では、例えば、図４に示すような構造をしたノズル
を使うことができる。
【００１２】すなわち、このガス吹き込みノズル２は、
ステンレス鋼製管７が内挿されているＭｇＯ−Ｃ系耐火
物ブロックから成っている。管７の一端にはネジ部７ａ
が形成され、ここに前記したガス管３が接続される。し
たがって、ガス管３から導入された吹き込み用のガス
は、管７を通り、ノズル孔７ｂから噴射していく。ガス
管３は高圧ガスを炉内に導入できる耐熱性の物であれば
格別限定されるものではなく、例えば、炭素鋼やステン
レス鋼の管を用いることが好ましい。
ステンレス鋼製管７が内挿されているＭｇＯ−Ｃ系耐火
物ブロックから成っている。管７の一端にはネジ部７ａ
が形成され、ここに前記したガス管３が接続される。し
たがって、ガス管３から導入された吹き込み用のガス
は、管７を通り、ノズル孔７ｂから噴射していく。ガス
管３は高圧ガスを炉内に導入できる耐熱性の物であれば
格別限定されるものではなく、例えば、炭素鋼やステン
レス鋼の管を用いることが好ましい。
【００１３】定形耐火物レンガ４および不定形耐火物レ
ンガ５は炉体を形成する基礎部材であり、具体的には、
珪石質レンガ、不焼成メタルケースマグネシアクロマイ
トレンガ、高温焼成マグネシアドロマイトレンガ、高温
焼成マグネシアレンガ、電鋳レンガ等を用いることが好
ましい。本発明による電気炉Ａは、例えば以下のように
して施工することができる。
ンガ５は炉体を形成する基礎部材であり、具体的には、
珪石質レンガ、不焼成メタルケースマグネシアクロマイ
トレンガ、高温焼成マグネシアドロマイトレンガ、高温
焼成マグネシアレンガ、電鋳レンガ等を用いることが好
ましい。本発明による電気炉Ａは、例えば以下のように
して施工することができる。
【００１４】まず、図３に示すように、側面部分にガス
管導入用の穴１ｈをあけた鋼板製の炉殻１の内側に、定
形耐火物レンガ４を組付ける。このとき、前記定形耐火
物レンガ４は炉体内面が平滑な面になるように組付ける
ことが好ましい。また、ガス管導入用の穴１ｈは、後述
するガス吹き込みノズルの設置位置および個数に合わせ
て、鋼板製炉殻１の側面部分の任意の位置に任意の個数
だけあけても良い。
管導入用の穴１ｈをあけた鋼板製の炉殻１の内側に、定
形耐火物レンガ４を組付ける。このとき、前記定形耐火
物レンガ４は炉体内面が平滑な面になるように組付ける
ことが好ましい。また、ガス管導入用の穴１ｈは、後述
するガス吹き込みノズルの設置位置および個数に合わせ
て、鋼板製炉殻１の側面部分の任意の位置に任意の個数
だけあけても良い。
【００１５】次に、組付けられた定形耐火物レンガ４の
内面に沿って、例えば、ステンレス鋼製ガス管３を、後
述するガス吹き込みノズル２を設置すべき位置まで配管
する。このとき、炉体を上から見た平面図である図５に
示すように、ステンレス鋼製ガス管３は後述するガス吹
き込みノズル２の設置位置および個数に合わせて自由に
配管して構わず、例えば、ガス管導入用の穴１ｈからス
テンレス鋼製ガス管３を何本導入しても良いし、また、
ガス管の先を分岐させても良い。
内面に沿って、例えば、ステンレス鋼製ガス管３を、後
述するガス吹き込みノズル２を設置すべき位置まで配管
する。このとき、炉体を上から見た平面図である図５に
示すように、ステンレス鋼製ガス管３は後述するガス吹
き込みノズル２の設置位置および個数に合わせて自由に
配管して構わず、例えば、ガス管導入用の穴１ｈからス
テンレス鋼製ガス管３を何本導入しても良いし、また、
ガス管の先を分岐させても良い。
【００１６】つづいて、炉内に配管したステンレス鋼製
ガス管３の先端部３ａに、ガス吹き込みノズル２を接続
する。このとき、前記ガス吹き込みノズル２は炉床部の
定形耐火物レンガに対して、溶損の影響を与えないよう
に、炉床部から離して設置することが好ましい。また、
電気炉Ａを金属の溶解に使用する際には、前記ガス吹き
込みノズル２の設置位置および個数は、溶解効率を考慮
して、溶け残りが生じるような場所へ重点的に配置する
ことが好ましい。特に、ステンレス鋼の溶解の際、酸素
ガスを使わないで操業する場合、ガス吹き込みノズルの
位置が均一溶解を行うための重要な要素となっている。
ガス管３の先端部３ａに、ガス吹き込みノズル２を接続
する。このとき、前記ガス吹き込みノズル２は炉床部の
定形耐火物レンガに対して、溶損の影響を与えないよう
に、炉床部から離して設置することが好ましい。また、
電気炉Ａを金属の溶解に使用する際には、前記ガス吹き
込みノズル２の設置位置および個数は、溶解効率を考慮
して、溶け残りが生じるような場所へ重点的に配置する
ことが好ましい。特に、ステンレス鋼の溶解の際、酸素
ガスを使わないで操業する場合、ガス吹き込みノズルの
位置が均一溶解を行うための重要な要素となっている。
【００１７】更に、配管したステンレス鋼製ガス管３と
ガス吹き込みノズル２の周囲に定形耐火物レンガ４を積
み上げた後、その上を不定形耐火物レンガ５で成形し、
炉体を形成する。ここで、ステンレス鋼製ガス管３とガ
ス吹き込みノズル２とを覆う耐火物レンガは、上述のよ
うに定形耐火物レンガと不定形耐火物レンガを組み合わ
せても良いが、定形耐火物レンガのみ、あるいは不定形
耐火物レンガのみでも構わない。そのとき、ステンレス
鋼製ガス管３は溶湯６に接することがないように耐火物
レンガで完全に覆うようにすることが好ましく、また、
炉の内面は、ガス吹き込みノズル２の先端面２ａと炉体
の内面５ａが一様な面になるように成形することが好ま
しい。
ガス吹き込みノズル２の周囲に定形耐火物レンガ４を積
み上げた後、その上を不定形耐火物レンガ５で成形し、
炉体を形成する。ここで、ステンレス鋼製ガス管３とガ
ス吹き込みノズル２とを覆う耐火物レンガは、上述のよ
うに定形耐火物レンガと不定形耐火物レンガを組み合わ
せても良いが、定形耐火物レンガのみ、あるいは不定形
耐火物レンガのみでも構わない。そのとき、ステンレス
鋼製ガス管３は溶湯６に接することがないように耐火物
レンガで完全に覆うようにすることが好ましく、また、
炉の内面は、ガス吹き込みノズル２の先端面２ａと炉体
の内面５ａが一様な面になるように成形することが好ま
しい。
【００１８】このようにして得られた電気炉Ａは、ガス
管３を通してガス吹き込みノズル２から所定のガスをあ
る圧力で溶湯６の中へ噴射し、それにより溶湯６を攪拌
しながら操業を行う。
管３を通してガス吹き込みノズル２から所定のガスをあ
る圧力で溶湯６の中へ噴射し、それにより溶湯６を攪拌
しながら操業を行う。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ガス吹き込み電気炉Ａは、ガス吹き込みノズルが炉床部
の耐火物レンガと一体化されていないことから、炉体を
解体することなく、溶損したガス吹き込みノズルを交換
したり、炉床部の耐火物レンガの補修を行うことがで
き、更に、炉床部の耐火物レンガに対するガス吹き込み
ノズルの溶損の影響も少なくなるので、ガス吹き込みノ
ズルの溶損に伴う炉床部の耐火物レンガの溶損が抑制さ
れ、炉床部の耐火物レンガの耐用寿命を延ばすことがで
きる。
ガス吹き込み電気炉Ａは、ガス吹き込みノズルが炉床部
の耐火物レンガと一体化されていないことから、炉体を
解体することなく、溶損したガス吹き込みノズルを交換
したり、炉床部の耐火物レンガの補修を行うことがで
き、更に、炉床部の耐火物レンガに対するガス吹き込み
ノズルの溶損の影響も少なくなるので、ガス吹き込みノ
ズルの溶損に伴う炉床部の耐火物レンガの溶損が抑制さ
れ、炉床部の耐火物レンガの耐用寿命を延ばすことがで
きる。
【００２０】また、ガス吹き込みノズルは炉内の配管ル
ートを変更することにより、容易に設置位置や個数を変
更できるので、任意の場所に任意の数だけ設置できるこ
とから、金属の溶解を行う際、溶け残りが起こる個所等
にガス吹き込みノズルを重点的に設置することができ、
その個所でガスによる溶湯の攪拌を積極的に行えば溶解
が促進され、溶解効率が向上する。
ートを変更することにより、容易に設置位置や個数を変
更できるので、任意の場所に任意の数だけ設置できるこ
とから、金属の溶解を行う際、溶け残りが起こる個所等
にガス吹き込みノズルを重点的に設置することができ、
その個所でガスによる溶湯の攪拌を積極的に行えば溶解
が促進され、溶解効率が向上する。
【図１】従来のガス吹き込み電気炉の断面構造を示す断
面図である。
面図である。
【図２】炉床部のガス吹き込みノズル近傍の断面構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図３】電気炉Ａの断面構造を示す断面図である。
【図４】ガス吹き込みノズルの構造を示した透視図であ
る。
る。
【図５】炉体を上部から見たときの平面図である。
１ 炉殻 １ｈ ガス管導入用の穴 ２ ガス吹き込みノズル ２ａ ガス吹き込みノズル先端面 ３ ガス管 ３ａ ガス管の先端部 ４ 定形耐火物レンガ ４’ ガス吹き込みノズル付近の炉床定形耐火物レンガ ５ 不定形耐火物レンガ ５ａ 炉体の内面 ６ 溶湯 ７ ステンレス鋼製管 ７ａ ネジ部 ７ｂ ノズル孔 Ｅ 溶損個所
Claims (1)
- 【請求項１】 炉殻と、前記炉殻の内面全体に組付けら
れた耐火物レンガと、前記炉殻の側部を貫通して炉内の
炉床部表面近傍にまで引き込まれたガス吹き込み用のガ
ス管と、前記ガス管の先端に着脱可能に装着されたガス
吹き込みノズルとを備えていることを特徴とするガス吹
き込み電気炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5338087A JPH07190640A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ガス吹き込み電気炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5338087A JPH07190640A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ガス吹き込み電気炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190640A true JPH07190640A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18314787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5338087A Pending JPH07190640A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ガス吹き込み電気炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07190640A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208223A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Jfe Steel Corp | 溶銑用保持炉 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5338087A patent/JPH07190640A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208223A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Jfe Steel Corp | 溶銑用保持炉 |
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