JP2940635B2 - 溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬方法 - Google Patents
溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬方法Info
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- JP2940635B2 JP2940635B2 JP2300713A JP30071390A JP2940635B2 JP 2940635 B2 JP2940635 B2 JP 2940635B2 JP 2300713 A JP2300713 A JP 2300713A JP 30071390 A JP30071390 A JP 30071390A JP 2940635 B2 JP2940635 B2 JP 2940635B2
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- injection nozzle
- gas
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気炉等の溶融金属容器のガス吹込みノズ
ルによる精錬方法に関する。
ルによる精錬方法に関する。
従来の技術 近年、製鋼プロセスにおける上底吹き転炉、電気炉な
どで炉底部に精錬ガス吹込み用ノズルを配置し、ガス吹
込みノズルから酸素、CO、CO2、炭化水素、不活性ガス
等を吹込むことによって溶融金属を強制的に撹拌し、精
錬効果をあげている。
どで炉底部に精錬ガス吹込み用ノズルを配置し、ガス吹
込みノズルから酸素、CO、CO2、炭化水素、不活性ガス
等を吹込むことによって溶融金属を強制的に撹拌し、精
錬効果をあげている。
しかし、上記のように精錬ガスの吹込みを行うと、使
用時間が経過するにしたがい、特にガス吹込みノズルお
よびその周辺の耐火物が溶鋼やスラグの強制撹拌によっ
て激しく損耗して、ガス吹込みノズルの寿命が溶融金属
容器全体の寿命を律速している。溶融金属容器の寿命を
延長するため、この段階で精錬炉の操業を中止し、ガス
吹込みノズルや周辺の羽口れんがの交換をする方法につ
いて、例えば実願昭62−186293号のように提案されてい
る。
用時間が経過するにしたがい、特にガス吹込みノズルお
よびその周辺の耐火物が溶鋼やスラグの強制撹拌によっ
て激しく損耗して、ガス吹込みノズルの寿命が溶融金属
容器全体の寿命を律速している。溶融金属容器の寿命を
延長するため、この段階で精錬炉の操業を中止し、ガス
吹込みノズルや周辺の羽口れんがの交換をする方法につ
いて、例えば実願昭62−186293号のように提案されてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、ガス吹込みノズルの交換作業は、炉内での熱
間作業のために８〜48時間も要し、かつ安全衛生上好ま
しい作業でなかった。
間作業のために８〜48時間も要し、かつ安全衛生上好ま
しい作業でなかった。
また、同じ位置でガス吹込みノズルのみを交換した場
合、周辺耐火物が損傷しているため、新規のガス吹込み
ノズルが突出した状態となり、熱的スポーリングによっ
て損傷しやすく、取替えたガス吹込みノズルの寿命は大
幅に低下して長時間のガス吹込みが不可能であった。
合、周辺耐火物が損傷しているため、新規のガス吹込み
ノズルが突出した状態となり、熱的スポーリングによっ
て損傷しやすく、取替えたガス吹込みノズルの寿命は大
幅に低下して長時間のガス吹込みが不可能であった。
課題を解決するための手段 本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課
題を解決するために、電気炉等の溶融金属容器の炉底部
にガス吹込みノズルを配置するとともに、ガス吹込みを
しない盲ノズルをガス吹込みノズルの整数倍以上の数量
炉底部に配置し、ガス吹込みノズルが寿命に達するとガ
ス吹込みノズルのガス吹込みを中止し、盲ノズルを抜き
取って新しいガス吹込みノズルを装着して精錬ガスを吹
込んでいくことを特徴とする溶融金属容器のガス吹込み
ノズルによる精錬方法を提供するにある。
題を解決するために、電気炉等の溶融金属容器の炉底部
にガス吹込みノズルを配置するとともに、ガス吹込みを
しない盲ノズルをガス吹込みノズルの整数倍以上の数量
炉底部に配置し、ガス吹込みノズルが寿命に達するとガ
ス吹込みノズルのガス吹込みを中止し、盲ノズルを抜き
取って新しいガス吹込みノズルを装着して精錬ガスを吹
込んでいくことを特徴とする溶融金属容器のガス吹込み
ノズルによる精錬方法を提供するにある。
作 用 本発明によれば、溶融金属容器の炉底部にガス吹込み
ノズルと、ガス吹込みを行わない盲ノズルをガス吹込み
ノズルの整数倍以上配置することにより、ガス吹込みノ
ズルが寿命に達したときに、ガス吹込みを行わない盲ノ
ズルを炉底部から抜き取って新規なガス吹込みノズルを
装着し、継続してガス吹込みを行うことができる。
ノズルと、ガス吹込みを行わない盲ノズルをガス吹込み
ノズルの整数倍以上配置することにより、ガス吹込みノ
ズルが寿命に達したときに、ガス吹込みを行わない盲ノ
ズルを炉底部から抜き取って新規なガス吹込みノズルを
装着し、継続してガス吹込みを行うことができる。
そのため、ガス吹込みを長時間実施できて溶融金属の
精錬効果を向上できるとともに、溶融金属容器の寿命を
著しく向上できる。
精錬効果を向上できるとともに、溶融金属容器の寿命を
著しく向上できる。
実施例 以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。
第１図以下は、本発明の一実施例である。電気炉の溶
融金属容器１の炉底部２には、第１図、第２図のように
耐火れんが３で同心円状に築炉しており、その中程部に
細長の円錐状のガス吹込みノズル４を羽口れんが５に装
着して120度間隔の軸対称に３個配設している。そし
て、ガス吹込みノズル４の下端側に突き出したガス導入
管６に所要のガス供給装置（図示せず）を接続して、
N2、Ar等の不活性ガスを吹込めるようにしている。
融金属容器１の炉底部２には、第１図、第２図のように
耐火れんが３で同心円状に築炉しており、その中程部に
細長の円錐状のガス吹込みノズル４を羽口れんが５に装
着して120度間隔の軸対称に３個配設している。そし
て、ガス吹込みノズル４の下端側に突き出したガス導入
管６に所要のガス供給装置（図示せず）を接続して、
N2、Ar等の不活性ガスを吹込めるようにしている。
上記した炉底部２のガス吹込みノズル４を装着したや
や外側部に、ガス吹込みノズル４の２倍である整数倍の
６個の盲ノズル７を羽口れんが８を介して軸対称に配設
している。盲ノズル７は、ガス吹込みノズル４と同じ形
状としているもので、ガス吹込みを行なわない耐久性の
ある盲プラグとしている。また、盲ノズル７の羽口れん
が８も、ガス吹込みノズル４の羽口れんが５と同じ形状
とし、これらは互換性を有するようにして、相互に共用
できるようにしている。なお、盲ノズル７には、ガス吹
込みはしないが、ガス導入管６と同じように取りはずし
用パイプ９を取り付けて、下方に引き抜けるようにして
いる。
や外側部に、ガス吹込みノズル４の２倍である整数倍の
６個の盲ノズル７を羽口れんが８を介して軸対称に配設
している。盲ノズル７は、ガス吹込みノズル４と同じ形
状としているもので、ガス吹込みを行なわない耐久性の
ある盲プラグとしている。また、盲ノズル７の羽口れん
が８も、ガス吹込みノズル４の羽口れんが５と同じ形状
とし、これらは互換性を有するようにして、相互に共用
できるようにしている。なお、盲ノズル７には、ガス吹
込みはしないが、ガス導入管６と同じように取りはずし
用パイプ９を取り付けて、下方に引き抜けるようにして
いる。
炉底部２の外周の外殻部10には、第３図のようにノズ
ル取り付け、取りはずし用の筒状体11を取り付けてお
り、この筒状体11の端部にフランジ12、13を重ね合せる
ようにして接合している。そして、このフランジ13を取
りはずすことによって、上記した盲ノズル７の取りはず
し用パイプ９を油圧ジャッキー等の引き抜き装置（図示
せず）で引っぱって盲ノズル７を引き抜き、挿入装置
（図示せず）で新規なガス吹込みノズルを挿着できるよ
うにしている。
ル取り付け、取りはずし用の筒状体11を取り付けてお
り、この筒状体11の端部にフランジ12、13を重ね合せる
ようにして接合している。そして、このフランジ13を取
りはずすことによって、上記した盲ノズル７の取りはず
し用パイプ９を油圧ジャッキー等の引き抜き装置（図示
せず）で引っぱって盲ノズル７を引き抜き、挿入装置
（図示せず）で新規なガス吹込みノズルを挿着できるよ
うにしている。
しかして、溶融金属容器１に装着したガス吹込みノズ
ルからガスを吹込んで、それぞれ第４図のようにして溶
損して寿命に達すると、これらのガス吹込みノズル４の
ガス吹込みを中止する。そして、これらのガス吹込みノ
ズル４に近い左右いずれか一方の盲ノズル７を上記した
ようにしてそれぞれ抜き取って、新規なガス吹込みをノ
ズルを挿着して、ガス吹込みを継続していくものであ
る。
ルからガスを吹込んで、それぞれ第４図のようにして溶
損して寿命に達すると、これらのガス吹込みノズル４の
ガス吹込みを中止する。そして、これらのガス吹込みノ
ズル４に近い左右いずれか一方の盲ノズル７を上記した
ようにしてそれぞれ抜き取って、新規なガス吹込みをノ
ズルを挿着して、ガス吹込みを継続していくものであ
る。
そしてまた、交換したガス吹込みノズルが、また第４
図のように溶損すれば、残りの盲ノズル７を抜き取って
新規なガス吹込みノズルを挿着して、ガス吹込みを行な
っていく。
図のように溶損すれば、残りの盲ノズル７を抜き取って
新規なガス吹込みノズルを挿着して、ガス吹込みを行な
っていく。
なお、盲ノズルとガス吹込みノズルの交換作業は、炉
外で行えるため、熱間作業を著しく軽減でき、短時間で
ガス吹込みノズルの交換をすることができる。
外で行えるため、熱間作業を著しく軽減でき、短時間で
ガス吹込みノズルの交換をすることができる。
第５図は、上記の場合について、炉回数と炉床れんが
残存量との関係を図示したものである。
残存量との関係を図示したものである。
図から分かるように、従来の方法のガス吹込みでは、
400回でガス吹込みを停止しなければならなかった。し
かし、本発明では、約330回ごとに２度にわたって新規
にガス吹込みノズルを装着することで、合計960回に延
長することができ、従来に比して約2.4倍の長時間にわ
たってガス吹込みができ、炉寿命を大幅に向上できた。
400回でガス吹込みを停止しなければならなかった。し
かし、本発明では、約330回ごとに２度にわたって新規
にガス吹込みノズルを装着することで、合計960回に延
長することができ、従来に比して約2.4倍の長時間にわ
たってガス吹込みができ、炉寿命を大幅に向上できた。
なお、第５図から分かるように、ガス吹込みノズルの
装着は、もう１回位行なえ、盲ノズルは当初のガス吹込
みノズルの２倍または３倍の数量が好ましいと判断でき
る。しかし、１回だけの交換の場合でも、相当の効果を
生じる。
装着は、もう１回位行なえ、盲ノズルは当初のガス吹込
みノズルの２倍または３倍の数量が好ましいと判断でき
る。しかし、１回だけの交換の場合でも、相当の効果を
生じる。
実施例では、ガス吹込みノズルを３個配置したが、溶
融金属容器の操業条件、炉修期間に応じて適宜数配置す
ることができ、盲ノズルは上記ガス吹込みノズルの整数
倍の数量としておくのが最適であるが、適宜の位置に盲
ノズルを余分に配置して利用可能としておいてもよい 以上では、電気炉について説明したが、上底吹き転
炉、その他の溶融金属容器についても同様に適用できる
ものである。
融金属容器の操業条件、炉修期間に応じて適宜数配置す
ることができ、盲ノズルは上記ガス吹込みノズルの整数
倍の数量としておくのが最適であるが、適宜の位置に盲
ノズルを余分に配置して利用可能としておいてもよい 以上では、電気炉について説明したが、上底吹き転
炉、その他の溶融金属容器についても同様に適用できる
ものである。
発明の効果 以上のように本発明にあっては、ガス吹込みノズルが
溶損して寿命に達すると、盲ノズルを抜き取って新規な
ガス吹込みノズルに交換することによって、ガス吹込み
を継続することができ、ガス吹込みを長時間にわたって
行なえて溶融金属の精錬効果を向上できる。
溶損して寿命に達すると、盲ノズルを抜き取って新規な
ガス吹込みノズルに交換することによって、ガス吹込み
を継続することができ、ガス吹込みを長時間にわたって
行なえて溶融金属の精錬効果を向上できる。
また、盲ノズルの位置で新規なガス吹込みノズルから
ガスを吹込んで精錬できるため、溶融金属容器の寿命を
著しく向上することができるとともに、耐火物費のコス
ト低減がはかれるものである。
ガスを吹込んで精錬できるため、溶融金属容器の寿命を
著しく向上することができるとともに、耐火物費のコス
ト低減がはかれるものである。
第１図、第２図は本発明の一実施例の一部省略した溶融
金属容器の平断面図および側断面図、第３図は同上の盲
ノズルの取付部の側断面図、第４図は同上のガス吹込み
ノズル部の溶損状態説明用断面図、第５図は同上の炉回
数と炉底れんが残存量との関係図である。 １……溶融金属容器、２……炉底部、４……ガス吹込み
ノズル、７……盲ノズル。
金属容器の平断面図および側断面図、第３図は同上の盲
ノズルの取付部の側断面図、第４図は同上のガス吹込み
ノズル部の溶損状態説明用断面図、第５図は同上の炉回
数と炉底れんが残存量との関係図である。 １……溶融金属容器、２……炉底部、４……ガス吹込み
ノズル、７……盲ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲尾 秀夫 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の２ 川崎炉材株式会社内 (72)発明者 山本 敦 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新 製鋼株式会社周南製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭63−149310（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−180913（ＪＰ，Ａ) 実公 昭61−2664（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C21C 5/52 C21C 5/48 C21C 7/072 F27D 3/16
Claims (1)
- 【請求項１】電気炉等の溶融金属容器の炉底部にガス吹
込みノズルを配置するとともに、ガス吹込みをしない盲
ノズルをガス吹込みノズルの整数倍以上の数量炉底部に
配置し、 ガス吹込みノズルが寿命に達するとガス吹込みノズルの
ガス吹込みを中止し、盲ノズルを抜き取って新しいガス
吹込みノズルを装着して精錬ガスを吹込んでいくことを
特徴とする溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300713A JP2940635B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300713A JP2940635B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04173915A JPH04173915A (ja) | 1992-06-22 |
| JP2940635B2 true JP2940635B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17888201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2300713A Expired - Lifetime JP2940635B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 溶融金属容器のガス吹込みノズルによる精錬方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2940635B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5527337B2 (ja) * | 2012-02-02 | 2014-06-18 | 新日鐵住金株式会社 | 転炉の炉底構造及び羽口交換方法 |
-
1990
- 1990-11-06 JP JP2300713A patent/JP2940635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04173915A (ja) | 1992-06-22 |
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