JPH0718922A - 空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法 - Google Patents
空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法Info
- Publication number
- JPH0718922A JPH0718922A JP15891093A JP15891093A JPH0718922A JP H0718922 A JPH0718922 A JP H0718922A JP 15891093 A JP15891093 A JP 15891093A JP 15891093 A JP15891093 A JP 15891093A JP H0718922 A JPH0718922 A JP H0718922A
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- JP
- Japan
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- dome
- air film
- cables
- cable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造上均一なケーブルレイアウトであり、外
力に対してドーム全体が安全で、施工性、経済性の優れ
た空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法を提供す
る。 【構成】 空気膜ドームの曲面膜体2と、同曲面体の中
心軸を通る切断面との交叉線上に、メインケーブル1を
配設した。
力に対してドーム全体が安全で、施工性、経済性の優れ
た空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法を提供す
る。 【構成】 空気膜ドームの曲面膜体2と、同曲面体の中
心軸を通る切断面との交叉線上に、メインケーブル1を
配設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気膜ドームにおけるケ
ーブルの配設方法に係るものである。
ーブルの配設方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】空気膜構造の形態はそのケーブルレイア
ウトによるところが大きい。またこのケーブルは構造的
に大きな要素の1つであり、そのレイアウトは構造上重
要な要素となる。図10及び図11は長円筒形の空気膜
ドームのケーブルレイアウトを示し、中央の半円筒曲面
a1 の個所は円周方向にケーブルbが張設され、両端の
1/4球面の個所は頂点から放射状にケーブルbが張設
されている。
ウトによるところが大きい。またこのケーブルは構造的
に大きな要素の1つであり、そのレイアウトは構造上重
要な要素となる。図10及び図11は長円筒形の空気膜
ドームのケーブルレイアウトを示し、中央の半円筒曲面
a1 の個所は円周方向にケーブルbが張設され、両端の
1/4球面の個所は頂点から放射状にケーブルbが張設
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の空気膜ドー
ムにおけるケーブルの配設方法によれば、1/4球面の
頂部においてケーブルがドーム頂点部に集中しており、
そのため荷重が頂点に集中している。これはインフレー
ト時に頂点部が上がり難いという支障を招来する惧れが
ある。
ムにおけるケーブルの配設方法によれば、1/4球面の
頂部においてケーブルがドーム頂点部に集中しており、
そのため荷重が頂点に集中している。これはインフレー
ト時に頂点部が上がり難いという支障を招来する惧れが
ある。
【0004】また1/4球面と半円筒球面の図10にお
いて点線で示す接続部において、ケーブルの張力によ
り、膜応力が不連続となり、構造上無理があり、不経済
なケーブル配置となる。本発明は前記従来技術の有する
問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処
は、構造上均一なケーブルレイアウトであり、外力に対
してドーム全体が安全で、施工性、経済性の優れた空気
膜ドームにおけるケーブルの配設方法を提供する点にあ
る。
いて点線で示す接続部において、ケーブルの張力によ
り、膜応力が不連続となり、構造上無理があり、不経済
なケーブル配置となる。本発明は前記従来技術の有する
問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処
は、構造上均一なケーブルレイアウトであり、外力に対
してドーム全体が安全で、施工性、経済性の優れた空気
膜ドームにおけるケーブルの配設方法を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る空気膜ドームにおけるケーブルの配設
方法は、空気膜ドームの母体を構成する回転曲面体と、
同曲面体の中心回転軸を通る切断平面との交叉線上に、
メインケーブルを配設するものである。
め、本発明に係る空気膜ドームにおけるケーブルの配設
方法は、空気膜ドームの母体を構成する回転曲面体と、
同曲面体の中心回転軸を通る切断平面との交叉線上に、
メインケーブルを配設するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、空気膜ドーム
の曲面体と、同曲面体の中心軸を通る切断平面との交叉
線上にメインケーブルを配設するようにしたので、ケー
ブルの張力による膜応力の不連続がなくなり、空気膜ド
ーム全体の自重のバランスがとれ、インフレート時に無
理なく膨らみ、デフレート時にもエア抜きが自然に行な
われ、空気膜にアンバランスな変形が生じない。また応
力的にも均一なケーブルレイアウトとなるので、風等の
外力に対して空気膜ドームに均一な応力が伝達される。
の曲面体と、同曲面体の中心軸を通る切断平面との交叉
線上にメインケーブルを配設するようにしたので、ケー
ブルの張力による膜応力の不連続がなくなり、空気膜ド
ーム全体の自重のバランスがとれ、インフレート時に無
理なく膨らみ、デフレート時にもエア抜きが自然に行な
われ、空気膜にアンバランスな変形が生じない。また応
力的にも均一なケーブルレイアウトとなるので、風等の
外力に対して空気膜ドームに均一な応力が伝達される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を空気膜ドーム母体が回転体で
ある曲面のケーブル配設方法について説明する。図1乃
至図5は本発明の原理を示す模式図で図1においてAは
回転体、Bは回転軸で、同回転軸Bを通る切断平面Cと
前記回転体Aとの交差曲線D上に沿ってメインケーブル
1を配置すると、同交差曲線Dは回転軸Bと交叉する2
点O、O′間を結ぶ最小長さの曲線(測地線)となりケ
ーブルレイアウトとして最適の曲線となる。
ある曲面のケーブル配設方法について説明する。図1乃
至図5は本発明の原理を示す模式図で図1においてAは
回転体、Bは回転軸で、同回転軸Bを通る切断平面Cと
前記回転体Aとの交差曲線D上に沿ってメインケーブル
1を配置すると、同交差曲線Dは回転軸Bと交叉する2
点O、O′間を結ぶ最小長さの曲線(測地線)となりケ
ーブルレイアウトとして最適の曲線となる。
【0008】同様な考えで前記2点O、O′上から放射
状に測地線を引くことができ、同複数の測地線に沿って
メインケーブル1を膜屋根2に配設することができる。
この際のメインケーブル1の配設本数はドームの規模に
よっても変わってくるが、任意のライズRn (Rn =R
1 ,R2 …但し最高高さは図3に示す円の半径rに等し
い)に対して同様なケーブル配置が可能となる。
状に測地線を引くことができ、同複数の測地線に沿って
メインケーブル1を膜屋根2に配設することができる。
この際のメインケーブル1の配設本数はドームの規模に
よっても変わってくるが、任意のライズRn (Rn =R
1 ,R2 …但し最高高さは図3に示す円の半径rに等し
い)に対して同様なケーブル配置が可能となる。
【0009】また前記各メインケーブル1だけでは構造
的に不安定であるので、同各ケーブル1と直交するサブ
ケーブル3が配設され、短手方向のケーブル1が蛇腹に
なるのを防止する。前記サブケーブル3の配置も測地線
OO′を基本として決定され、その本数やピッチは風圧
等の外圧に対して十分に抵抗でき、負担面積が均等にな
るように配設する。
的に不安定であるので、同各ケーブル1と直交するサブ
ケーブル3が配設され、短手方向のケーブル1が蛇腹に
なるのを防止する。前記サブケーブル3の配置も測地線
OO′を基本として決定され、その本数やピッチは風圧
等の外圧に対して十分に抵抗でき、負担面積が均等にな
るように配設する。
【0010】図6乃至図8は本発明の第1の実施例を示
し、メインケーブル1が前記点O、O′を中心として放
射状に配設され、同各メインケーブル1と直交してサブ
ケーブル3が配設されている。図中4は送風機室、5は
換気ダクト、6は換気チャンバである。図9は本発明の
第2の実施例を示し、中央の円筒曲面にメインケーブル
1が円周方向に亘って平行に配設され、サブケーブルが
省略されている。
し、メインケーブル1が前記点O、O′を中心として放
射状に配設され、同各メインケーブル1と直交してサブ
ケーブル3が配設されている。図中4は送風機室、5は
換気ダクト、6は換気チャンバである。図9は本発明の
第2の実施例を示し、中央の円筒曲面にメインケーブル
1が円周方向に亘って平行に配設され、サブケーブルが
省略されている。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、空気膜
ドームの曲面体と、同曲面体の中心軸を通る切断平面と
の交叉線上にメインケーブルを配設することによって、
空気膜ドーム屋根曲面の荷重バランスがよく、インフレ
ート時及びデフレート時に膜にアンバランスな変形が生
じないので、施工、メンテナンス管理が容易になる。
ドームの曲面体と、同曲面体の中心軸を通る切断平面と
の交叉線上にメインケーブルを配設することによって、
空気膜ドーム屋根曲面の荷重バランスがよく、インフレ
ート時及びデフレート時に膜にアンバランスな変形が生
じないので、施工、メンテナンス管理が容易になる。
【0012】また構造上、均一なケーブルレイアウトで
あり、風等の外力に対して空気膜ドーム全体が安全性を
保持するとともに、工費が節減される。
あり、風等の外力に対して空気膜ドーム全体が安全性を
保持するとともに、工費が節減される。
【図1】本発明に係る空気膜ドームにおけるケーブルの
配設方法の原理説明図である。
配設方法の原理説明図である。
【図2】図1の視点1からみた平面図である。
【図3】図1の視点2からみた立面図である。
【図4】メインケーブル配置の説明図である。
【図5】前記原理に基づく空気膜ドームの模式図であ
る。
る。
【図6】本発明の第1の実施例の方法によってケーブル
が配設された空気膜ドームの平面図である。
が配設された空気膜ドームの平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図6の側面図である。
【図9】本発明の第2の実施例の方法によってケーブル
が配設された空気膜ドームの側面図である。
が配設された空気膜ドームの側面図である。
【図10】従来の空気膜ドームの斜視図である。
【図11】図10の側面図である。
1 メインケーブル 2 膜屋根 3 サブケーブル 4 送風機 5 換気ダクト 6 換気チャンバ
Claims (1)
- 【請求項1】 空気膜ドームの母体を構成する回転曲面
体と、同曲面体の中心回転軸を通る切断平面との交叉線
上に、メインケーブルを配設することを特徴とする空気
膜ドームにおけるケーブルの配設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15891093A JPH0718922A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15891093A JPH0718922A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718922A true JPH0718922A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15682023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15891093A Pending JPH0718922A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 空気膜ドームにおけるケーブルの配設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718922A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150014843A (ko) * | 2013-07-30 | 2015-02-09 | 더 보잉 컴파니 | 구형 또는 유사 구형의 복합 압력 격벽을 위한 내추럴-패스 테어스트랩과 스티프너 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15891093A patent/JPH0718922A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150014843A (ko) * | 2013-07-30 | 2015-02-09 | 더 보잉 컴파니 | 구형 또는 유사 구형의 복합 압력 격벽을 위한 내추럴-패스 테어스트랩과 스티프너 |
JP2015027873A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | 球形複合材圧力隔壁用の自然経路ティアストラップ及び補剛材 |
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