JPH0424044Y2 - - Google Patents

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JPH0424044Y2
JPH0424044Y2 JP7588286U JP7588286U JPH0424044Y2 JP H0424044 Y2 JPH0424044 Y2 JP H0424044Y2 JP 7588286 U JP7588286 U JP 7588286U JP 7588286 U JP7588286 U JP 7588286U JP H0424044 Y2 JPH0424044 Y2 JP H0424044Y2
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JP
Japan
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air
tube
cables
circumferential
air tube
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JP7588286U
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JPS62187164U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆる大型のエアーチユーブハウ
ス等の建造物に用いられるエアーチユーブ外周
に、索体を目の粗いネツチ状に設けることによつ
てエアーチユーブ内への空気圧を高くしても索体
が張力や膨張力を負担して、エアーチユーブ形状
を確実に維持し得る、索体で補強されたチユーブ
式空気膜構造体に関するものである。
(従来の技術) 建造物のアーチは、通常、鉄骨構造のものが多
く施工されている。しかしながら、スパンが非常
に大きくなると鉄骨で構成することが難しくなる
ものである。そこで、可撓性で気密性のチユーブ
に、例えば空気を加圧状態で封入し、ある程度の
剛性とビーム形状の保形性を与えて変形に耐え得
るエアービーム状に形成した空気膜構造が、軽量
で、大スパン構造に適しているために用いられて
おり、かかるエアーチユーブを使用したエアーチ
ユーブハウス等について多くの提案がなされてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この様な建造物においては、建
造物の規模が大規模になればなるほどエアーチユ
ーブにかかる荷重が大きくなり、この荷重を受け
るためエアーチユーブに封入する空気等の気体の
圧力を高くする必要がある。しかし、エアーチユ
ーブ内の空気圧を高くすると、エアーチユーブを
構成する膜面のみでその気体圧に耐えねばなら
ず、膜の材料の強度の上からこれはきわめて困難
である。
従つて、エアーチユーブをアーチ状にし、か
つ、大荷重に耐え得るように空気圧を高くするに
は、チユーブを二重構造にすることが考えられた
が、これは制作上問題があり、また製作費が高く
なる上に、必ずしも満足し得る性能を得ることが
できないといつた問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案者は、これらの問題を解決し、大荷重に
も耐え得るようなチユーブ式空気膜構造体を得べ
く工夫を重ねた結果、エアーチユーブの外周に、
索体を目の粗いネツト状に設けることによつてエ
アーチユーブの耐張力を増し、大型の建造物にエ
アーチユーブを適用しても建造物の荷重に耐え得
ることを確認して本考案をなしたものである。
すなわち、本考案は長尺状エアーチユーブの外
周に、該長手方向に沿い一定間隔をおいて長手索
体を添わせると共に、該チユーブの内周方向に一
定ピツチで螺旋状索体又は円周索体を巻き付け、
前記長手索体と螺旋状索体又は円周索体との交点
を結接してなるチユーブ式空気膜構造体である。
(実施例) 次に、添付の図面に基づいて本考案の実施例を
説明する。
第1図は、本考案構造体の一実施例を示す正面
図、第2図は、同じく平面図である。
1は、長尺状エアーチユーブであつて、ビニロ
ン、ナイロン、合成ゴム等合成樹脂製帆布のよう
な可撓性かつ気密性の材料で作られたものであ
り、図示実施例においては直径2m、長さ約40m、
肉厚3mm程度のものであるが、この径、長さや肉
厚は構造体の大きささによつて適宜選択し決定す
る。
2は、索体であつて、図示実施例ではエアーチ
ユーブ1の長手方向に延びる長手索体3とエアー
チユーブ1の円周に沿つて前記長手索体3と直交
する交点が結接されている円周索体4とから形成
され、たとえば長手索体3に直径12mmのワイヤー
ロープが6本、また円周索体4に直径10mmのワイ
ヤーロープが45本使用されているが、その径並び
に長手索体3や円周索体4の本数等は構造体の大
きさによつて適宜選択し決定する。
又、これら索体2はエアーチユーブ1の外周に
あらかじめ張設しておき、長手索体3の両端は、
構造体の例えば基礎部5にエアーチユーブ1の両
端部とともに固定するようにされているが、この
円周索体4や長手索体3はエアーチユーブ1内に
空気を充填し、エアーチユーブ1自体に大きな張
力が加わらない程度の膨張状態において多数の円
周索体4を一定ピツチで設け、その外方に長手索
体3を添わせて、両索体の交点を適宜な手段で結
接して構成する。
なお、エアーチユーブ1の外周に巻き付け形態
として設ける円周索体4は螺旋状に設けてもよ
く、また円周索体4は予めリング状に多数形成し
ておき、これをエアーチユーブ1の一端から外嵌
しておいてもよい。
本考案に係るエアーチユーブはこのように構成
されているので、第2図に示すように所定間隔を
おいて所定数のエアーチユーブ1の両端及び索体
2のうち長手索体3両端を基礎部5に固定し、送
風機(図示せず)によつてエアーチユーブ内に空
気を送入するとエアーチユーブ1は、長手方向に
伸長すると共に、直径方向にも膨張する。この際
目の粗いネツト状に張りめぐらされた索体により
エアーチユーブの膨張及び伸長が規制され頑丈な
ものとなる。
従つて、弧状、直線状等はもとより適宜なガイ
ドを設ければゆるい曲線状のエアーチユーブによ
る骨子の建造物が形成できる。
また、第2図に示すように所定間隔で設置され
た各エアーチユーブ1の頂部をエアーチユーブ1
と同様に形成された頂部エアーチユーブ6で連結
し、頂部と基礎部との間の各エアーチユーブ間
は、適宜本数の補助エアーチユーブ7によつて連
結することによつて所定のアーチ状屋根の骨子が
形成され、それぞれのエアーチユーブとエアーチ
ユーブによつて形成された空間に、例えばキヤン
バスのような材料で壁面を適宜形成することによ
つて目的の建造物を得ることができるものであ
る。
本考案は、このようにして目的に応じた大きさ
と強度のエアーチユーブを使用することによつ
て、小さなテント状のものから倉庫あるいは屋根
付球場といつたものまでの構築を可能とすること
ができるものであり、さらに上部を開閉式にする
こともできる便利なものである。従つて、屋内空
間を加圧して屋根体を形成する従来のものに較べ
て装置上、設備上はもちろん廉価に製造できるも
のである。
(考案の効果) 本考案は、エアーチユーブの外周に、エアーチ
ユーブを膨張させた際該チユーブの内方に向つて
押圧するよう目の粗いネツト状に索体を設けたも
のであるから、この索体が張力を負担することに
よつて空気圧を高くしてもチユーブを破損するよ
うなこともなく、ビーム形状を維持形成し得るも
のである。
そして、従来の二重構造のエアーチユーブに比
し強度の高いエアーチユーブが、容易かつ安価に
得られ、アーチ型構造体であれば相当大型のもの
にも適用可能である等大きな効果が認められるも
ので産業利用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図、第
2図は、同じく平面図である。 1……エアーチユーブ、2……索体、3……長
手索体、4……円周索体、5……基礎部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺状エアーチユーブ1の外周に、該チユーブ
    の長手方向に沿い一定間隔をおいて長手索体3を
    添わせると共に、該チユーブの円周方向に一定ピ
    ツチで螺旋状索体又は円周索体4を巻き付げ、前
    記長手索体3と螺旋状索体又は円周索体4との交
    点を結接してなるチユーブ式空気膜構造体。
JP7588286U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0424044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7588286U JPH0424044Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7588286U JPH0424044Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62187164U JPS62187164U (ja) 1987-11-28
JPH0424044Y2 true JPH0424044Y2 (ja) 1992-06-05

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JP7588286U Expired JPH0424044Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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