JPH0718917A - 複合地震遮断器及び地震遮断方法 - Google Patents

複合地震遮断器及び地震遮断方法

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JPH0718917A
JPH0718917A JP6127521A JP12752194A JPH0718917A JP H0718917 A JPH0718917 A JP H0718917A JP 6127521 A JP6127521 A JP 6127521A JP 12752194 A JP12752194 A JP 12752194A JP H0718917 A JPH0718917 A JP H0718917A
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circuit breaker
seismic
seismic circuit
earthquake
breaker
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Alexander G Tarics
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
    • F16F7/104Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted
    • F16F7/108Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted on plastics springs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/02Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
    • E04H9/021Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
    • E04H9/022Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings and comprising laminated structures of alternating elastomeric and rigid layers

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 「小さな」地震、「中程度」の地震及び「大
きな」地震のいずれの地震からも建造物を保護できる複
合地震遮断器を提供する。 【構成】 垂直軸線をもつ第121及び第2地震遮断器
22からなる、基礎17上に支持される柱又は壁13を
備えた建造物12用の複合地震遮断器11。第1地震遮
断器は、第2地震遮断器に比べ、垂直軸線を横切る水平
方向に比較的柔軟に構成されている。第1地震遮断器の
横方向移動を所定限度間に制限する拘束手段が設けられ
ている。本発明の複合地震遮断器は、基礎と該基礎によ
り支持される壁又は柱との間に複合地震遮断器を取り付
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎上に支持すべき柱
又は壁を備えた建造物に使用する複合地震遮断器(comp
osite seismic isolator) 及び地震遮断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これ迄、ビルディングその他の建造物
に、地震が発生する力に耐え得る充分な強度を与えるに
は、建造物をこれらの基礎に堅固に連結することにより
建造物を耐震保護することが実際的手法である。地震か
らの経験は、このような設計が、ビルディングの構造シ
ステムの能力を超えることがある非常に大きな地震力を
ビルディングに発生させることを実証している。地震時
のビルディングの倒壊を防止するため、ビルディングに
使用される構造材料の靱性に頼っている。靱性材料は破
断する前に伸び、このため、地震時にビルディングに大
きく且つ永久的な非弾性変形を生じさせる。ビルディン
グは倒壊しないかも知れないが、居住安全性がなく、従
って取り壊さなくてはならない程甚大な破壊をよく受け
る。より重要なことは、このような手法で建造された病
院、通信及び救急活動センタ、警察及び消防署が、これ
らを最も必要とするとき(すなわち地震の直後)に使用
できなくなることである。また、このような地震工学の
実際的手法は、例えば家具、調度品、備蓄食料品及びビ
ルディング内の人等のビルディング内の非固定物に保護
を与えない。従って、このような手法で建造されたビル
ディングは、この中の非固定物をごちゃ混ぜにしてしま
う巨大混合ボックスとなってしまう。このような非固定
物の保護がなければ、ビルディングは、中程度の地震の
後であっても機能を維持できなくなる。最近では、ビル
ディング構造をより地震の影響を受け難いものとするた
め、地震が起き易い地域でのビルディングには地震遮断
構造(ベース遮断構造とも呼ばれている)が使用されて
いる。このような地震遮断形ビルディングでは、ビルデ
ィングは基礎から分離されている。一般に地震遮断器と
呼ばれている衝撃吸収機構がビルディングとその基礎と
の間に配置され、該衝撃吸収機構は、地震による地面の
破壊的な水平運動がビルディングに入ることを防止し、
これにより、ビルディング自体のみならず、人を含むそ
の非固定物をも保護する。このような目的にこれまで使
用されている地震遮断器は、ビルディングの重量を支持
するための非常に大きな垂直剛性と、地震時に地面の水
平加速度が殆どビルディングに伝達されないように防止
する小さな水平剛性とを有している。一般に、地震遮断
器は、種々のビルディングに適合するように並びに種々
の場所での種々の大きさの地震に適合するように個々に
設計される。このような地震遮断器は地震時に水平方向
に撓むので、該地震遮断器上に取り付けられたビルディ
ングは一方向にゆっくりと移動し、次に、数インチだけ
他方向に移動し且つ捩じれるように移動する。これによ
り、実際には、ビルディングは、あたかも「相手のパン
チの方向に合わせて移動」するように移動し、数回移動
した後に停止する。一般に、これは比較的静かな移動で
あり、地震運動のようにぐいっと移動する破壊的なもの
ではない。このような地震遮断器上に建造されたビルデ
ィングはゆっくりと移動するので、普通の建造物の上階
に生じるドンと突き上げるような作用により引き起こさ
れる損壊はなくなる。
【0003】地震断層に近接して建造されたビルディン
グは、地震遮断器に非常に大きな水平変位を生じさせる
非常に大きな地面加速度及び速度を受ける。これらの横
方向変位を実用限度内に保つためには、このような地震
遮断器の水平剛性を大きくしなければならない。この結
果、「小さな」地震及び「中程度」の地震に対しては、
このような剛性の大きな地震遮断器の横方向変位は非常
に小さく、ビルディングは固定ベースをもつ(すなわち
地震遮断器をもたない)ビルディングと非常に良く似た
挙動をする。かくして、現在の設計による地震遮断器
は、殆ど起きることがない「大きな」地震に対してのみ
地震遮断の利益が得られるに過ぎない。経験によれば、
普通の固定ベース形ビルディングは中程度の地震の場合
にも非常に大きな損壊を受けることが実証されている。
従って、「小さな」地震、「中程度」の地震及び「大き
な」地震のいずれの地震に対しても、ビルディング及び
その内容物及び居住者を保護できる新規で改良された地
震遮断器が必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、「小
さな」地震、「中程度」の地震及び「大きな」地震のい
ずれの地震からも建造物を保護できる複合地震遮断器を
提供することにある。本発明の他の目的は、各建造物に
ついてサイズ、物理的特性及び水平剛性が個々に設計さ
れた上方の遮断器と下方の遮断器との2つの異なる地震
遮断器からなる複合地震遮断器及び上記特徴をもつ地震
遮断方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
下方の地震遮断器に比べ上方の地震遮断器の方が比較的
柔軟な水平方向特性をつ複合地震遮断器及び上記特徴を
もつ地震遮断方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、上方の地震遮断器の水平方向移動を所定限度以
内に拘束する手段が下方の地震遮断器に設けられた複合
地震遮断器及び上記特徴をもつ地震遮断方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、上方の地震遮断器が
所定の横方向距離を超えて横方向に変位することを防止
する手段が下方の地震遮断器に設けられた複合地震遮断
器及び上記特徴をもつ地震遮断方法を提供することにあ
る。
【0005】本発明の他の目的及び特徴は、添付図面に
関連して詳細に説明する好ましい実施例についての以下
の記載により明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基礎上
に支持される柱又は壁を備えた建造物用の複合地震遮断
器において、垂直軸線をもつ第1及び第2地震遮断器を
有し、第1地震遮断器が、第2地震遮断器に比べ、垂直
軸線を横切る水平方向に比較的柔軟に構成されており、
第1地震遮断器の横方向移動を所定限度間に制限する拘
束手段と、基礎と該基礎により支持される壁又は柱との
間に複合地震遮断器を取り付ける手段とを更に有する複
合地震遮断器が提供される。また、本発明によれば、基
礎上に支持される柱又は壁を備えたビルディングのよう
な建造物を地震から保護する方法において、基礎上に柱
又は壁を支持すべく柱又は壁間に複合地震遮断器を設
け、各複合地震遮断器が第1及び第2地震遮断器からな
り、第1地震遮断器を第2地震遮断器に固定し、地震時
に第1地震遮断器が所定距離を超えて移動しないように
第1地震遮断器の移動を制限する方法が提供される。
【0007】
【実施例】概略的に云えば、本発明を導入した複合地震
遮断器は、基礎上に支持される柱又は壁を備えた建造物
に使用される。この複合地震遮断器は、垂直軸線をもつ
第1及び第2地震遮断器からなる。第1地震遮断器は、
第2地震遮断器に比べ、垂直軸線を横切る方向に比較的
柔軟に構成されている。基礎と、該基礎により支持すべ
き壁又は柱との間に複合地震遮断器が取り付けられるよ
うにする手段が設けられている。第1地震遮断器の横方
向移動を所定限度間に制限するための拘束手段が第2地
震遮断器により形成される。より詳しくは、本発明を導
入した複合地震遮断器11が図1及び図2に示されてお
り、該複合地震遮断器11は、ベース板14上に取り付
けられる複数の柱又は壁13を備え且つ一般的な形式の
基礎17(例えばコンクリートで形成されたもの)上に
取り付けられる基礎板16により支持されるビルディン
グ等の建造物12を支持するのに使用される。複合地震
遮断器11は第1地震遮断器すなわち上方の地震遮断器
21(図面において遮断器「A」としても表示する)を
有し、該上方の地震遮断器21は第2地震遮断器すなわ
ち下方の地震遮断器22(図面において遮断器「B」と
しても表示する)上に取り付けられる。
【0008】上方の地震遮断器21又は「A」は円筒状
本体26を有し、該本体26上には上下の円形鋼板2
7、28が固定されている。上方すなわち頂部の鋼板2
7は、慣用的な形式の適当な緊締手段(概略的に参照番
号29で示す)により柱又は壁13のベース板14に固
定できるようになっている。下方の鋼板28は、慣用的
な形式の緊締手段(概略的に参照番号32で示す)によ
り、より厚く且つ比較的大きい中間板31に固定されて
いる。下方の地震遮断器22又は「B」も本体36を有
し、該本体36上には上下の鋼板37、38が堅固に固
定されている。上方の鋼板37は適当な緊締手段(概略
的に参照番号39で示す)により中間板31に固定さ
れ、同様に、下方の鋼板38が適当な慣用緊締手段(参
照番号41で示す)により基礎板16に固定されてい
る。本体26、36は垂直軸線を有し且つ慣用的方法で
形成できる。例えば、一般的に使用されている一構造
は、ゴム、ネオプレン、又は鋼で形成された薄層(約1
/8インチ(約3mm))により分離されたゴム又はネオ
プレンの組合わせ等の特殊配合エラストマからなる、垂
直軸線に対して水平に配置された多くの薄層(約3/8
〜1/2インチ(約10〜13mm))からなり、これら
の薄層は次に一体に加硫され本体26、36を形成す
る。
【0009】本体26、36は、サイズ及び水平剛性を
含む物理的特性が各ビルディングに適合するように個々
に設計されている。しかしながら、一般に第1地震遮断
器21又は「A」は、これが水平方向(すなわち垂直軸
線を横切る方向)に柔軟に設計されているのに対し、第
2地震遮断器22又は「B」は、本発明に従って、水平
方向(すなわち垂直軸線を横切る方向)に大きい剛性を
もつように設計されている。一般に、本体26は円筒状
にすべきである、一方、本体36は円筒状にすることも
できるが、所望ならば、例えば矩形のような他の任意の
所望の形状にすることができる。図1及び図2に示す構
造では、建造物すなわちビルディング12用の地震遮断
器21又は「A」が、複合地震遮断器すなわち組立体1
1上に置かれた垂直荷重「W」を支持して該垂直荷重
「W」を下方の地震遮断器22又は「B」に伝達し、該
地震遮断器22又は「B」は垂直荷重「W」を基礎17
に伝達することが理解されよう。第2地震遮断器すなわ
ち下方の地震遮断器22又は「B」により拘束手段46
が支持されている。該拘束手段46は、第1地震遮断器
すなわち上方の地震遮断器21又は「A」と協働し、該
地震遮断器21又は「A」の移動を、任意の水平方向す
なわち横方向(換言すれば、図1に示す寸法「d」によ
り表される、中間板31の平面に対して平行な任意の方
向)で所定限度内に(又は所定距離を超えるように)拘
束する。この拘束手段46は円筒状の鋼リング47の形
態をなす円筒状部材からなる。鋼リング47は上方の地
震遮断器21又は「A」の円筒状本体26を包囲し且つ
少なくとも円筒状本体26の高さとほぼ同じ高さ(換言
すれば、円筒状本体26の全高と実質的に同じ高さ)ま
で延びている。しかしながら、鋼リング47の高さは、
建造物12の荷重による幾分かの圧縮に適合できるよう
に低くすべきである。円筒状リング47の下端部は、溶
接48等の適当な手段により中間板31に固定される。
円筒状リング47には、半径方向に延び且つ周方向に間
隔を隔てて配置された複数の隅板すなわち補強部材49
で形成された付加補強部材が設けられており、該補強部
材49は、円筒状リング47から外方に延び且つ溶接5
1によりリング47及び中間板31に溶接されている。
【0010】円筒状リング47の内面の上端部には、接
着剤(図示せず)のような適当な手段により、適当な弾
性材料からなるリング組立体56が固定されている。リ
ング組立体56のクッションは、円筒状本体26の頂部
が地震時に許容される最大移動量すなわち距離「d」に
近づくと、上方の地震遮断器「A」の本体26と接触す
る。本体26の頂部は円筒状リング47の高さより僅か
に高く、垂直荷重「W」及び横方向変位を受けると上方
の地震遮断器「A」が幾分垂直方向に撓み得るようにな
っていることが理解されよう。例えば、本願に開示する
形式の地震遮断器すなわち地震遮断組立体11は、一般
に、約20〜50インチ(約51〜127cm)の直径を
もち、100万ポンド(約454t)を支持するように
設計できる。上方の地震遮断器21又は「A」の本体2
6は、例えば30インチ(約76cm)の適当な直径及び
約12インチ(約30cm)の高さにすることができる。
一方、下方の地震遮断器「B」は、例えば40インチ
(約102cm)の適当な直径及び約12インチ(約30
cm)の高さにすることができる。ベース板31は、この
上に円筒状の拘束リング47を取り付けることができ且
つ前記所定距離「d」を約8インチ(約20cm)にする
ことができる例えば48インチ(約76cm)の適当な寸
法及び1・1/2〜2インチ(約3.8 〜5.1cm)の厚さに
することができる。下方の地震遮断器22又は「B」に
対する上方の地震遮断器21又は「A」の水平剛性は、
地震遮断器「B」の剛性が地震遮断器「A」の剛性の3
倍以上になるように定められる。従って、地震遮断器
「B」はリヒター尺度(Richter scale)で7.0 〜8.3 の
範囲の「大きな」地震に対する所望の水平剛性が得られ
るように設計でき、一方、地震遮断器「A」はリヒター
尺度で5.0 〜約6.9 までの「小さな」地震及び「中程
度」の地震に適合するように設計できる。本発明によれ
ば、上方の地震遮断器21又は「A」と下方の地震遮断
器22又は「B」との間の剛性比は、1.1 〜100(通
常は2〜6)の範囲にできることに留意すべきである。
【0011】しかしながら、両地震遮断器「A」、
「B」は一緒に作動することに留意すべきである。なぜ
ならば、地震遮断器「B」は、上方の地震遮断器「A」
よりも移動量が小さいとはいえ、「小さな」地震及び
「中程度」の地震であっても移動するからである。上方
の地震遮断器「A」が拘束手段46により許容される移
動限度に到達すると、上方の地震遮断器「A」は短時間
停止し、その後は下方の地震遮断器「B」が移動を続け
る。下方の地震遮断器「B」がその最大変位に到達する
と、該遮断器「B」が再び反対方向に移動し始めるま
で、下方の地震遮断器「B」は停止する。しかしなが
ら、複合地震遮断器11の寸法「d」を小さく設計すれ
ば、「中程度」の地震でも上方の地震遮断器「A」が拘
束手段46に到達できることに留意されたい。この場合
には、上方の地震遮断器「A」が「小さな」地震及び
「中程度」の地震に適合し、下方の地震遮断器「B」が
「大きな」地震に適合するということはできない。あら
ゆる地震に適合するのが複合地震遮断器であり、この理
由から、上方の地震遮断器「A」又は下方の地震遮断器
「B」により吸収される地震の間に恣意的なラインは存
在しない。重要なことは、両地震遮断器「A」、「B」
の組合せが、「小さな」地震から「大きな」地震に至る
あらゆる地震に適合できることである。
【0012】図3及び図4には、本発明による複合地震
遮断器61の別の実施例が示されている。図示のよう
に、この複合地震遮断器61は、第1すなわち上方の地
震遮断器62又は「A」及び第2すなわち下方の地震遮
断器63又は「B」からなる。上方の地震遮断器「A」
は本体66を有し、該本体66は本体26について説明
したように円筒状に構成でき且つ本体66には頂部すな
わち上方の鋼板67及び下方のすなわち中間板68が接
合されている。本体66には大きな円筒状の開口71が
貫通して形成されており、該開口71は、板67に設け
られた別の大きな円形開口72と整合している。板67
は、前述の形式の緊締手段73により柱又は壁13のベ
ース板14に固定される。拘束手段の円筒状部材上に作
用する鋼製の円筒状短柱76が、適当な方法(例えば、
板68に設けられたボア77内に短柱76を取り付ける
ことにより)で底板すなわちベース板68に固定されて
いる。理解されようが、支柱すなわち短柱76は開口7
2の高さより小さい高さを有し且つ図示のように複合地
震遮断器61の垂直荷重「W」を受けることができる。
かくして、支柱76は、上方の板67に設けられた開口
72と協働して、本体66の上部の所定距離「d」を超
える移動を拘束するための拘束手段として機能する。開
口72内には、前述のエラストマリング56と同じ形式
のエラストマリング81が設けられており、該エラスト
マリング81は板67に固定され且つ支柱76と鋼板6
7との接触を緩衝する機能を有する。
【0013】下方の地震遮断器63又は「B」には前述
の形式の本体86が設けられており、該本体86は前述
のように円筒状に形成するか、他の任意の所望の形状に
することができる。図3から分かるように、複合地震遮
断器61が一体組立体として提供されるように、本体8
6が板68に接合され且つ該本体86の下端部が下方の
板87に接合されている。緊締手段として、座ぐりねじ
のような他の緊締手段を使用できることも理解されよ
う。板87は、適当な緊締手段88により基礎板16に
固定される。本体86と本体66との水平剛性比は、前
述の実施例に関連して前述したものと同じ特性にするこ
とができる。図5には、全横方向要求変位(total late
ral displacement demand)が所定寸法「d」より小さい
場合(「小さな」地震及び「中程度」の地震時)の本発
明の複合地震遮断器の一般的横方向変位のグラフが示さ
れている。破線91は前述の垂直軸線に対応する静止中
心線を表し、線92は変位位置の中心線を表す。また、 e=地震遮断器「A」の変位 f=地震遮断器「B」の変位 D=e+f=全変位 F=基礎ベース板に伝達される水平地震力 である。
【0014】図6は図5と同様な概略グラフであり、全
横方向要求変位が「d」より大きい場合の変位を示すも
のである。この場合、地震遮断器「A」の端部がエラス
トマクッション組立体56又は81に当接した位置を占
めることが理解されよう。最初に地震遮断器「A」によ
る地震力の吸収、次に地震遮断器「B」による、より大
きな度合いの地震力の吸収には滑らかな遷移があると考
えられる。図7及び図8には、本発明の複合地震遮断器
101の更に別の実施例が示されている。図示のよう
に、この複合地震遮断器101は第1地震遮断器102
又は「A」及び第2地震遮断器103又は「B」からな
る。第1地震遮断器102又は「A」は本体106を有
する。該本体106は、本体26について前述したよう
に円筒状にでき、且つ慣用的な方法で本体106に堅固
に取り付け又は接合される頂部すなわち上方の鋼板10
7及び下方の鋼板108を有する。本体106は慣用的
な構造を有し且つ垂直軸線111を有している。図示の
ように、本体106の直径は、板107の直径より小さ
いけれども、所望ならば本体106の直径を板107の
直径と同じにできることが理解されよう。第2地震遮断
器103又は「B」には、第1地震遮断器102よりも
非常に大きい直径をもつ慣用的な構造の本体116が設
けられている。この本体116には、第1地震遮断器1
02又は「A」を充分に収容できる直径をもつ中央開口
117が設けられており、第1地震遮断器102又は
「A」は図7に示すように開口117内に取り付けられ
る。第2地震遮断器103又は「B」は板107より下
に終端しており、これにより第2地震遮断器103又は
「B」内で第1地震遮断器102又は「A」の全移動範
囲を可能にしている。第2地震遮断器103又は「B」
は第1地震遮断器102又は「A」の軸線111と一致
する垂直軸線を有し、これにより、両地震遮断器
「A」、「B」が同心状に配置されるという特徴を有し
ている。本体116の下端部には、慣用的な方法により
板122が堅固に取り付けられている。
【0015】第1及び第2地震遮断器102、103か
らなる複合地震遮断器101を、図示のように基礎17
と壁13との間に取り付けることができる手段が設けら
れており、第1地震遮断器102又は「A」の上方の鋼
板107は参照番号126で示す慣用的な緊締手段によ
り支柱13の板14に固定される。地震遮断器102又
は「A」の下方の板108は、孔132を通って基礎板
16内に螺着される慣用的な緊締手段(参照番号131
で示す)により、基礎17に固定されたベース板16に
連結される。同様に、周方向に間隔を隔てて配置された
内外2組の孔に通される慣用的な緊締手段(参照番号1
36で示す)を用いて、下方の板122が、基礎板16
及びこの下のコンクリート17に固定される(図8参
照)。本体116に対する本体106の水平剛性比は、
前述の実施例に関連して説明したものと同じ値にするこ
とができる。本発明による地震遮断器101の作動は、
地震遮断器102又は「A」が「小さな」地震に適合
し、一方地震遮断器103又は「B」が「大きな」地震
に適合するように設計されている点で、前述の地震遮断
器の作動と非常に良く似ている。しかしながら、「小さ
な」地震時には、地震遮断器「A」が全ての荷重を吸収
する。なぜならば、支柱13が地震遮断器「A」自体に
より支持され、地震遮断器103又は「B」はいかなる
作用もしないからである。第2地震遮断器103又は
「B」は、第1地震遮断器102又は「A」が移動して
その上端部と第2地震遮断器103又は「B」の上端部
とが係合し、第2地震遮断器103又は「B」により拘
束されて更に移動するときの、「大きな」地震の場合に
のみ保護を与える。
【0016】かくして、両地震遮断器「A」、「B」が
「小さな」地震から「大きな」地震まで適合できること
が理解されよう。これが、図9及び図10のグラフに概
略的に示されている。基礎のベース板に伝達される水平
地震力は符号「F」で示されており、この水平地震力F
は全地震力に等しい。図9は、複合地震遮断器101に
及ぼす「小さな」地震の効果を示し、「小さな」地震時
には第1地震遮断器102又は「A」の垂直軸線(中心
線に一致)111が線141へと変位する(「小さな」
地震は、第1地震遮断器102又は「A」の上端部と第
2地震遮断器103又は「B」の上端部とを係合させる
には不充分な大きさである)。かくして、図9は、全横
方向要求変位が所定距離「d」より小さく且つ全横方向
荷重「F」が第1地震遮断器102又は「A」による抵
抗を受けるときの「小さな」地震及び「中程度」の地震
時の複合地震遮断器101の一般的な横方向変位位置を
示す。変位「D」は全変位を表し、寸法「d」は第1地
震遮断器102又は「A」が第2地震遮断器103又は
「B」と係合する前の第1地震遮断器102又は「A」
の全可能変位を表わしている。図10は「大きな」地震
時に生じることを概略的に示し、中心線111が別の変
位位置142に変位(この変位を符号「D」で示す)し
ている。
【0017】「大きな」地震時には、基礎のベース板に
伝達される地震力「F」は「F」にに等しい。ここで、
部分「F1 」は下方の板108を介してベース板16に
伝達された力であり、一方、第2地震遮断器103又は
「B」の下方の板122により伝達される力の大きさ
は、第1地震遮断器102又は「A」の下方の板108
によりベース板16に伝達される力「F1 」より小さい
全地震力「F」に等しい。全変位「D」は(「d」+
「f」)に等しい。ここで、「d」は第1地震遮断器
「A」の外面から第2地震遮断器「B」の内面までの距
離、「f」は第2地震遮断器103又は「B」の変位で
ある。換言すれば、横方向要求変位が所定距離「d」よ
り大きいときの「大きな」地震時には、第1地震遮断器
102又は「A」が、該地震遮断器「A」を全変位
「D」に変位させるのに要する横方向力「F 1 」の部分
に抵抗し、第2地震遮断器103又は「B」が、全横方
向力の残余の部分(「F」−「F1 」)に抵抗する。全
変位「D」は(d+f)に等しい。第2地震遮断器10
3又は「B」の孔(開口)117の直径は、(第1地震
遮断器102又は「A」の直径+2・「d」)に等し
い。ここで、「d」は、本体106の外面と本体116
の内径との間の直径方向の間隔である。垂直荷重「W」
は、第1地震遮断器102又は「A」によってのみ支持
される。第1地震遮断器102又は「A」の横方向変位
を最大許容限度に制限するのに必要な拘束は、第2地震
遮断器103又は「B」によって与えられる。
【0018】本発明の更に別の実施例が図11に示され
ており、該実施例では、複合地震遮断器151が、第1
すなわち内側地震遮断器152又は「A」と、第2すな
わち外側地震遮断器153又は「B」とからなる。地震
遮断器152又は「A」の構造は、図7及び図8に示し
た地震遮断器102又は「A」の構造と実質的に同じで
ある。第2すなわち外側地震遮断器153又は「B」
は、図7及び図8に示したような地震遮断器103又は
「B」のような円形ではなく、矩形である。地震遮断器
153又は「B」には矩形板156が設けられており、
該矩形板156の外縁部には孔157が、内縁部には孔
158が形成されている。同様に、地震遮断器152又
は「A」には底板161が設けられており、該底板16
1には孔162が形成されている。地震遮断器153又
は「B」は単一部品として形成してもよいし、或いは図
示のように、90°間隔の線166に沿って分離できる
4つの四等分部分153a、153b、153c、15
3dに分割することもできる。地震遮断器を多部分に分
割することにより、個々の部品を製造し、該部品を一体
組立体に組み立て、次に別々の部分150a〜150d
に固定された頂板(図示せず)により部品を一体に保持
して、一体構造体に結合することが容易になる。このよ
うに構成することにより、前述の他の地震遮断器と同じ
特徴をもつ比較的大きな複合地震遮断器を製造できるこ
とが理解されよう。所望ならば、図11に示す地震遮断
器の構造の直角の角部(コーナ)を、所望の地震遮断効
果を呈するように形成できる。
【0019】以上より、本発明によれば、最大水平地震
力が複合地震遮断器に伝達される複合地震遮断器が提供
されること、及びこの複合地震遮断器により支持される
ビルディングすなわち建造物を、「小さな」地震、「中
程度」の地震並びに「大きな」地震から保護すると同時
に、ビルディング内の物品及びビルディングの居住者の
ためにビルディングを安全にできることが理解されよ
う。このような複合地震遮断器は、コストを大幅に増大
させることなく、ビルディングの安全性を大幅に向上さ
せるべく、ビルディング及び建造物に設けることができ
る。このような複合地震遮断器を、例えば病院、救急活
動センタ、警察及び消防署等の大地震後でも機能状態を
維持しなければならない重要なビルディングに使用する
ことは特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を導入した複合地震遮断器を図2の1−
1線に沿って切断した側断面図である。
【図2】図1の2−2線方向から見た平面図である。
【図3】図4の3−3線に沿って切断した図1と同様な
断面図であり、本発明を導入した複合地震遮断器の別の
実施例を示すものである。
【図4】図3の4−4線方向から見た平面図である。
【図5】全横方向要求変位が所定寸法より小さい場合
の、本発明を導入した複合地震遮断器の「小さな」地震
及び「中程度」の地震時の一般的な横方向変位位置を示
すグラフである。
【図6】全横方向要求変位が所定寸法より大きい場合
の、本発明を導入した複合地震遮断器の「大きな」地震
時の一般的な横方向変位位置を示す図5と同様なグラフ
である。
【図7】図8の7−7線に沿って切断した側断面図であ
り、本発明を導入した複合地震遮断器の別の実施例を示
すものである。
【図8】図7の8−8線方向から見た平面図である。
【図9】図7及び図8に示す複合地震遮断器についての
図5と同様なグラフである。
【図10】図7及び図8に示す複合地震遮断器について
の図6と同様なグラフである。
【図11】本発明を導入した複合地震遮断器の別の実施
例を示す平面図である。
【符号の説明】
11 複合地震遮断器 12 建造物 13 柱又は壁 14 ベース板 16 基礎板 17 基礎 21 第1地震遮断器(上方の地震遮断器) 22 第2地震遮断器(下方の地震遮断器) 26 本体 27 鋼板(上方の鋼板) 28 鋼板(下方の鋼板) 29 緊締手段 31 中間板 36 本体 37 鋼板(上方の鋼板) 38 鋼板(下方の鋼板) 39 緊締手段 46 拘束手段 47 鋼リング 48 溶接 49 隅板(補強部材) 51 溶接 56 リング組立体 61 複合地震遮断器 62 第1地震遮断器(上方の地震遮断器) 63 第2地震遮断器(下方の地震遮断器) 76 短柱 81 エラストマリング 101 複合地震遮断器 102 第1地震遮断器 103 第2地震遮断器 151 複合地震遮断器 152 第1地震遮断器(内側地震遮断器) 153 第2地震遮断器(外側地震遮断器) 156 矩形板

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に支持される柱又は壁を備えた建
    造物用の複合地震遮断器において、垂直軸線をもつ第1
    及び第2地震遮断器を有し、第1地震遮断器が、第2地
    震遮断器に比べ、垂直軸線を横切る水平方向に比較的柔
    軟に構成されており、第1地震遮断器の横方向移動を所
    定限度間に制限する拘束手段と、基礎と該基礎により支
    持される壁又は柱との間に複合地震遮断器を取り付ける
    手段とを更に有することを特徴とする複合地震遮断器。
  2. 【請求項2】 前記第1地震遮断器の移動を制限する拘
    束手段が、第1地震遮断器を包囲する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合地震遮断器。
  3. 【請求項3】 前記第1地震遮断器の移動を制限する拘
    束手段が、第1地震遮断器の閉領域内に配置された手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の複合地
    震遮断器。
  4. 【請求項4】 前記第1地震遮断器が第2地震遮断器内
    で該第2地震遮断器から水平方向に間隔を隔てて同心状
    に配置されており、前記第1及び第2地震遮断器が基礎
    に固定できるようになっており、前記第1地震遮断器
    は、第1地震遮断器と第2地震遮断器との間に、第1地
    震遮断器が小さな地震に適合でき且つ第1及び第2地震
    遮断器の組合せがより大きな地震に適合できる充分な大
    きさの水平方向間隔を隔てて柱又は壁に固定できるよう
    になっていることを特徴とする請求項1に記載の複合地
    震遮断器。
  5. 【請求項5】 前記第1地震遮断器が第2地震遮断器上
    に重ねられており、第1地震遮断器の横方向移動を所定
    限度間に制限する前記拘束手段が、第1地震遮断器の上
    端部の所定限度を超える水平方向移動を拘束して、第1
    地震遮断器を小さな地震に適合させ且つ第1地震遮断器
    と第2地震遮断器との組合せをより大きな地震に適合さ
    せるための、第2地震遮断器により支持された手段から
    なることを特徴とする請求項1に記載の複合地震遮断
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1地震遮断器と第2地震遮断器と
    の間に配置された中間板と、該中間板により支持された
    手段であって、第1地震遮断器の上端部が、中間板の平
    面に対して平行なあらゆる方向に所定距離を超えて移動
    することを防止するための手段とを更に有することを特
    徴とする請求項5に記載の複合地震遮断器。
  7. 【請求項7】 前記第1地震遮断器には円筒状本体が設
    けられており、前記拘束手段が、中間板と、該中間板に
    固定され且つ前記円筒状本体の高さより低い高さの円筒
    状部材とを備えていることを特徴とする請求項5に記載
    の複合地震遮断器。
  8. 【請求項8】 前記拘束リングが、円筒状リングの上端
    部で該円筒状リングの内部に配置され且つ第1地震遮断
    器の本体と係合できるエラストマリングを備えているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の複合地震遮断器。
  9. 【請求項9】 前記円筒状部材が、円筒状本体を包囲す
    る円筒状リングの形態をなしていることを特徴とする請
    求項7に記載の複合地震遮断器。
  10. 【請求項10】 前記円筒状部材が、円筒状本体の内部
    に配置された円筒状部材の高さより低い高さをもつ支柱
    の形態をなしていることを特徴とする請求項7に記載の
    複合地震遮断器。
  11. 【請求項11】 前記円筒状本体には中央に配置され且
    つ軸線方向に延びた開口が設けられ且つ上方の板が固定
    されており、該上方の板には、前記本体の中央に配置さ
    れた開口とほぼ整合して中央に配置された開口が設けら
    れており、前記支柱が、前記本体の円筒状開口を通って
    前記上方の板の開口内へと上方に延びており、前記支柱
    と上方の板の開口との間の間隔が所定限度を形成するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の複合地震遮断器。
  12. 【請求項12】 前記上方の板に固定され且つ該上方の
    板の開口内に配置された、前記本体の上端部と支柱との
    間の衝撃を緩和するクッション手段を更に有しているこ
    とを特徴とする請求項11に記載の複合地震遮断器。
  13. 【請求項13】 前記第2地震遮断器が、上方から見て
    全体として矩形の形状をもち且つ円筒状開口を有し、前
    記第1地震遮断器が前記円筒状開口内に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合地震遮断器。
  14. 【請求項14】 前記第2地震遮断器が分割されてお
    り、該分割された第2地震遮断器を保持するための手段
    が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の
    複合地震遮断器。
  15. 【請求項15】 基礎上に支持される柱又は壁を備えた
    ビルディングのような建造物を地震から保護する方法に
    おいて、基礎上に柱又は壁を支持すべく柱又は壁間に複
    合地震遮断器を設け、各複合地震遮断器が第1及び第2
    地震遮断器からなり、第1地震遮断器を第2地震遮断器
    に固定し、地震時に第1地震遮断器が所定距離を超えて
    移動しないように第1地震遮断器の移動を制限すること
    を特徴とする建造物を地震から保護する方法。
  16. 【請求項16】 前記第1地震遮断器の水平剛性が第2
    地震遮断器の水平剛性より小さいことを特徴とする請求
    項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 基礎上に支持される柱又は壁を備えた
    ビルディングのような建造物を、基礎と柱又は壁との間
    に第1及び第2地震遮断器を配置して地震から保護する
    方法において、第1地震遮断器を使用して或る大きさ以
    下の地震力を吸収し、第2地震遮断器を使用して或る大
    きさ以上の地震力を吸収することを特徴とする建造物を
    地震から保護する方法。
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