JPH0718867Y2 - シール材 - Google Patents

シール材

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JPH0718867Y2
JPH0718867Y2 JP7818590U JP7818590U JPH0718867Y2 JP H0718867 Y2 JPH0718867 Y2 JP H0718867Y2 JP 7818590 U JP7818590 U JP 7818590U JP 7818590 U JP7818590 U JP 7818590U JP H0718867 Y2 JPH0718867 Y2 JP H0718867Y2
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JP
Japan
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resin
sealing material
water
sash frame
concrete wall
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JP7818590U
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JPH0436094U (ja
Inventor
博行 小寺
Original Assignee
昭和鋼機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、部材間に介装されてこの部材間をシールす
るシール材に関するものである。
[従来の技術] 第2図はコンクリート構造における窓用サッシフレーム
の取り付け構造を示す縦断面図である。窓ガラス1を支
持する窓用サッシフレーム2はブラケット3を介してコ
ンクリート壁4に固定されており、サッシフレーム2と
コンクリート壁4との間には若干の隙間が形成されてい
る。この隙間には、ここから室内側(図中右側)へ風雨
が入り込まないように、シール構造が施されている。従
来のシール構造では、この隙間における室外側に、ポリ
サルファイド系あるいはシリコーン系のシール材5を取
り付けていた。ところが、このシール材5は、長期に使
用している間に紫外線を受けたり温度変化を受けたりし
て劣化し、あるいは地震等の振動を受けて、サッシフレ
ーム2やコンクリート壁4から剥離する場合がある。そ
うすると、この剥離した部分から風雨が入り込むように
なって具合が悪い。そこで、更に上記隙間における室内
側にチューブ状をなすシール材6を挟装して、シールの
完全を期していた。このシール材6はクロロプレンゴム
あるいはシリコーンゴム等の弾性材から構成されてお
り、装着状態において若干押圧されてサッシフレーム2
とコンクリート壁4に接触するようになっている。尚、
場合によっては上記シール材6の替わりに、ここにもポ
リサルファイド系あるいはシリコーン系のシール材を配
置することもあった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記シール材6を用いた場合には、シー
ル材6とサッシフレーム2の表面あるいはコンクリート
壁4の表面との密着が不完全で、そのため風雨の侵入を
完全に防止することができないという問題があった。一
方、シール材6の替わりにポリサルファイド系やシリコ
ーン系のシール材を取り付けるとなると、その作業は非
常に面倒であり、又、この種のシール材では前記シール
材5で説明したように、サッシフレーム2やコンクリー
ト壁4から剥離する虞れがあって、これもシール性に問
題があった。
この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、シール性能に優れ
たシール材を提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、部材間に介装されてこの部材間をシールす
るシール材において、弾性材からなる基体と、この基体
の表面に付着され、吸水性に優れ非吸水状態で粉状をな
し吸水状態でゲル状をなす樹脂、とを具備することを特
徴とするシール材にある。
[作用] 基体の表面に付着させておいた樹脂は水を吸収してゲル
状となって膨潤する。そしてこのゲル化膨潤した樹脂は
基体の弾発力によってシールすべき部材の表面に押し付
けられる。その結果、基体と部材との間が上記樹脂によ
って隙間なく埋められ、部材間からの風雨の侵入を完全
に防止することができる。
尚、上記樹脂をゲル化するタイミングは、シール材を
部材間に装着した当初においては樹脂を粉状にしてお
き、水が侵入してきた時にその水によって樹脂をゲル化
させるようにしてもよいし、シール材を部材間に装着
した当初に樹脂に人為的に水を与えて予めゲル化させて
おくようにしてもよい。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第2図を使用し、第1図の
図面に基づいて説明する。
第2図に示すように、窓ガラス1を支持する窓用サッシ
フレーム(部材)2がブラケット3を介してコンクリー
ト壁(部材)4に固定されている点、及び、窓用サッシ
フレーム2とコンクリート壁4との間の隙間における室
外側に、ポリサルファイド系あるいはシリコーン系のシ
ール材5が取り付けられている点については従来の構造
と変わるところはない。
しかしながら、サッシフレーム2とコンクリート壁4と
の間の隙間における室内側に取り付けられたシール材7
の構造が従来のものと異なっており、このシール材7が
この考案の要旨をなしている。
第1図はこのシール材7の縦断面図である。シール材7
はクロロプレンゴムあるいはシリコーンゴム等の弾性材
からなる円筒状の基体8と、この基体8の全表面に接着
された粉状の樹脂9とから構成されている。樹脂9の接
着は、例えば、基体8の全表面に均一に、アクリルゴム
系の接着剤をスプレーで吹き付けたり、あるいは刷毛塗
りして、その上から粉状の樹脂9を全表面に均一に付着
する。尚、シール材7の取り付け作業中等において、樹
脂9が基体8から容易に離脱しないように、基体8の表
面に付着させた樹脂9の上から更に上記接着剤を吹き付
けたり塗布してもよい。
上記樹脂9は極めて吸水性に優れており、非吸水状態で
は粉状をなしているが、水を吸収するとゲル化して膨潤
するという性質を有し、一旦吸収した水は多少の圧力を
かけても離さないという性質を有している。この樹脂9
の具体例としては、株式会社クラレの商品名KIゲル201
K、KIゲル201K−F2等がある。尚、この種の樹脂は現
在、紙おむつ等に利用されており、紙おむつの場合には
尿を吸収してゼリー状に固めている。
そして、上記シール材7は、若干圧し潰された状態にさ
れて、サッシフレーム2とコンクリート壁4との間に装
着される。そのため、樹脂9は基体8の弾発力によって
サッシフレーム2の表面、及びコンクリート壁4の表面
に押し付けられて密接する。又、シール材7を上記のよ
うに装着した当初においては、樹脂9は非吸水状態の粉
状をなしている。
而して、上記シール構造において、シール材5がサッシ
フレーム2あるいはコンクリート壁4の表面から剥離
し、その隙間から水がシール材7のところまで侵入して
くると、シール材7の樹脂9がこの水を吸収してゲル化
し膨潤する。すると、ゲル化膨潤した樹脂9がサッシフ
レーム2及びコンクリート壁4の表面に更に強く圧接さ
れる。しかし、前述したように樹脂9は一旦吸収した水
を容易に離すことはない。したがって、シール材7の基
体8とサッシフレーム2の表面との間、及び、基体8と
コンクリート壁4との間が、ゲル化膨潤した樹脂9によ
って隙間なく埋められ、水の通過が阻止される。その結
果、サッシフレーム2とコンクリート壁4との間が確実
にシールされる。
上記シール材7をサッシフレーム2とコンクリート壁4
との間に装着する前に、あるいは装着直後に、人為的積
極的に樹脂9に水を供給して予め樹脂9をゲル化膨潤さ
せておいてもよい。更には、シール材7を製造する段階
において、樹脂9を基体8に付着させる前に予め樹脂9
に水を供給してゲル化膨潤させておき、このゲル化膨潤
した樹脂9を基体8に付着させるようにしてもよい。
又、樹脂9を基体8に付着させる際には水溶性の糊を用
いてもよい。その場合には、樹脂9は基体8に付着させ
た当初から吸水状態になってゲル化膨潤することにな
る。
又、基体8を独立気泡の発泡体で構成してもよい。その
場合には、樹脂9が発泡体の表面のポーラスに入り込む
ようになり、付着性がよい。
尚、シール材7の使用態様は、この実施例のサッシフレ
ーム2とコンクリート壁4との間に挟装される態様に限
るものではない。ただし、シール材7の使用態様が水封
を目的としておらず気密を目的とする場合には、シール
材7を装着した当初において樹脂9をゲル化膨潤させて
おく必要がある。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、吸水してゲル
化膨潤した樹脂が基体の弾発力によってシールすべき部
材の表面に押し付けられ、この樹脂によってシールすべ
き部材とシール材の基体との間が隙間なく埋められるの
で、部材間が確実にシールされるという優れた効果が奏
される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例を示すも
のであり、第1図はシール材の縦断面図、第2図はシー
ル材の一使用態様を示す縦断面図である。 2……サッシフレーム(部材)、4……コンクリート壁
(部材)、7……シール材、8……基体、9……樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材間に介装されてこの部材間をシールす
    るシール材において、弾性材からなる基体と、この基体
    の表面に付着され、吸水性に優れ非吸水状態で粉状をな
    し吸水状態でゲル状をなす樹脂、とを具備することを特
    徴とするシール材。
JP7818590U 1990-07-25 1990-07-25 シール材 Expired - Lifetime JPH0718867Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7818590U JPH0718867Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 シール材

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JP7818590U JPH0718867Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 シール材

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JPH0436094U JPH0436094U (ja) 1992-03-26
JPH0718867Y2 true JPH0718867Y2 (ja) 1995-05-01

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ID=31621235

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JP7818590U Expired - Lifetime JPH0718867Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 シール材

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JP2008069596A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Kyoryo Maintenance:Kk 橋梁の伸縮装置における漏水補修方法

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JPH0436094U (ja) 1992-03-26

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